JPH0616605Y2 - トップフィードミシン用押さえ装置 - Google Patents

トップフィードミシン用押さえ装置

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JPH0616605Y2
JPH0616605Y2 JP9103089U JP9103089U JPH0616605Y2 JP H0616605 Y2 JPH0616605 Y2 JP H0616605Y2 JP 9103089 U JP9103089 U JP 9103089U JP 9103089 U JP9103089 U JP 9103089U JP H0616605 Y2 JPH0616605 Y2 JP H0616605Y2
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presser
sewing
sewn
sewing machine
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JP9103089U
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JPH0232779U (ja
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ウイルヘルム・シュタペル
ハンス―ロルフ・ゲベルス
ミヒャエル・ローゼマン
Original Assignee
デユルコツプ・アドレル・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/02Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
    • D05B27/04Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements arranged above the workpieces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は実用新案登録請求の範囲の請求項1の上位概念
に記載のトップフイードミシンのための押さえ装置に関
する。
実用新案登録請求の範囲の請求項1の上位概念に記載の
押さえ装置を備えたトップフイードミシンは既に知られ
ているが(ドイツ連邦共和国実用新案公報第84 33
111号参照)、このミシンにあっては送り押さえ金
と保持押さえ金とが交互に縫製物に作用し、この場合送
り押さえ金の両底部はそれ自身の間に保持押さえ金の底
部を収容しており、従ってこの保持押さえ金をそれらの
両縦側縁において密接して囲繞している。更に公知のこ
の様式のトップフイードミシンは専ら上下運動を行う少
なくとも一本の縫針を備えている。公知のミシンの押さ
え装置は、送り押さえ金と保持押さえ金とが針板と布送
り−その作用側は公知様式で歯が形成されている−との
協働下に、無張力下に、特に薄地の縫製物の縫製を可能
にし、また例えば二枚の縫製物層がたごんだりした場合
縫製物に膨らみを与えることをも可能であるように構成
されている。公知のミシンの押さえ装置は、重い縫製
物、特に皮革製品にあって選択的に、二つの縫製物層を
結合するために革条を用いることなくいわゆるジョイン
トシームを形成するのに、或いは分厚い膨らみとそれに
連なっている薄い条片とから成る革条を公知のように二
枚の縫製物層間に縫込んで行う靴底縁部補強作業(Kede
rarbeit)を行うには適していない。
実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載の本考案の根
底をなす課題は、上記の様式の押さえ装置を、これが厚
手縫製物、特に皮革にあって選択的に二つの縫製物層を
その間に革条を用いることなく結合するための異論の余
地のないジョイントシームが形成されるように、或いは
二枚の縫製物層間に革条を縫込み得るように改善するこ
とである。
この課題は本考案による押さえ装置を備えたトップフイ
ードミシンにあって、実用新案登録請求の範囲の請求項
1の特徴部に記載の構成によって解決される。
この押さえ装置により、二枚の、特に皮革から成る縫製
物層をその間に革条を挿入すること無く結合するための
異論の余地のないジョイントシームを形成すること、お
よび皮革からなる二枚の縫製物層をその間に革条を挿入
して互いに縫合わせることが極めて簡単な方法で可能に
なる。両方の異なる縫製作業はトップフイードミシンに
おいて相前後して行うことが可能であり、この場合−裁
断片を通常のように縫製機構の下方に入れること、およ
び縫製工程の間裁断片を案内することは別として−それ
以上の操作を必要としない。従って公知のトップフイー
ドミシンは汎用することが可能となる。本考案による押
さえ装置の他の利点は、保持押さえ金内でその縦側縁に
形成されている溝が縫針を比較的狭い範囲で囲繞し、従
ってこの縫針が著しく抵抗を与える縫製物内に刺通され
た際曲がることがないこと、即ち縫針が縫製物にあたた
った際所定のステッチ点からずれることがないと言うこ
とである。
以下に添付した図面に記載した実施例につき本考案を詳
しく説明する。
第1図には、アーム2およびベッド3から成る公知構造
様式のトップフイードミシン1が示されている。アーム
2に内には公知様式でカム形状の軌跡で運動するてんび
ん4、縫針5を案内する、専ら上下運動する針棒6、上
下運動のみを行う保持押さえ金7および公知様式でこの
保持押さえ金と交互に協働する送り押さえ金8が設けら
れている。両押さえ金7、8は公知のように交番する上
下動を行い、この場合送り押さえ金8は付加的に縫製物
−送り方向での送り運動をも行い、その際公知の下送り
部の上下動する布送り9と協働する。
布送り9−その歯は公知様式で時折針板10の相応して
形成されたスリットから出て来る−は針板10と同様に
ベッド3内に支承されている。ベッドはまた少なくとも
一つの回転するかま11を備えている。このかまの特徴
は垂直方向に指向しているかま軸12を備えていること
である(第1図参照)。
送り押さえ金8は二つの底部13を備えており、これら
の底部間に保持押さえ金7の一方の底部14が存在して
いる。保持押さえ金はその底部−下縁側15に縫製物−
送り方向に延在している案内溝16を備えており、この
案内溝は革条18の隆起部17を公知様式で収容する。
更に底部14の縦側縁20には第2図および第3図に示
すようにもう一つの溝19が設けられており、この溝は
縫針5の運動方向に指向しており、縫針5が下方向に運
動する際にその刺通しを許容する。靴底縁部補強作業の
際、縫針5が隆起部17のすぐ近傍において縫製物に刺
通されることは公知のように極めて重要なことである。
従って案内溝16は保持押さえ金7内に、この溝が可能
な限りもうひとつの溝19の近傍に存在するように設け
られている。この溝19は特に半環状の断面を有してい
る。しかし特別な場合長円形或いは多角形に形成されて
いてもよい。第2図および第3図から明白であるよう
に、少なくとも一つの溝19は底部14の縦側縁20の
近傍に存在しており、この場合二本針ミシンの際第二の
溝19′が他の縦側縁20′の近傍に設けられる。底部
13の内側縁21が縦側縁20のすぐ傍らに存在してい
るので、内側縁は溝19の開口22を閉じる。従って縫
針5を囲繞している領域は溝19と内側縁21の部分に
よって時折狭い範囲で囲繞され、これにより縫針5が第
5図および第6図において上縫製物層23と下縫製物層
24から成る縫製物に突当たた際にこの縫針が曲がって
しまうのが避けられる。
以下に本考案による押さえ装置の作動態様を説明する。
トップフイードミシン1におけるステッチ形成は良く知
られているので、ここではステッチ形成に関与する縫製
機構の異なった運動経過のみを手短に説明するにとどめ
る。この場合基本位置から出発して、縫針5は殆どその
上死点−この死点は針棒6の運動の上転換点と等しい−
に存在している。この位置において天びん4は同様に上
死点の直前に存在しており、送り押さえ金8は第2図に
図示したようにその下方位置にある。即ち、この送り押
さえ金はその底部13により針板10上に存在している
縫製物を押付けている。更に、上記の基本位置において
布送り9がその上位置に存在している。保持押さえ金7
が同様にその上位置を占めている。
引続いて下方向に運動する縫針5が縫製物内に刺通され
ると、保持押さえ金7は縫製物上に載り、一方同時に送
り押さえ金8がその上方向への運動を開始し、布送り9
はこれが行う楕円形の運動軌跡の下降領域内に存在して
いる。
持上がり運動する送り押さえ金8はその作業員の方向に
向いた手前の位置に運動し、この時間の間中がまにより
ループ取込みが行われ、この中がまは公知のように下縫
製物層24の下側で縫針5が上方に運動することにより
形成される針糸ループ内に入込む。引続き縫針5は上方
向へ更に運動してその途上で縫製物層23を去り、一方
送り押さえ金8の歯を備えた底部下縁部が同時に始まる
保持押さえ金7の下降運動の際上縫製物層23の上側に
載り、更に同時に布送り9の歯が下縫製物層24の下側
を捕捉する。これに伴い送り8と布送り9が協働して縫
製物をステッチの長さ分だけ縫製物送り方向で送る。
この送り運動の間、拡がった上糸は公知の様式でかま1
1のボビンケース−上部分11′の周囲を運動する。縫
製物の送り運動が終了した後、いわゆるステッチ締込み
が天びん4によって行われ、この天びんはその上方向へ
の運動の間その上死点の直前に存在しており、一方縫針
は既にその下方向への途上に存在している。この場合保
持押さえ金7はその上方位置に存在しており、これによ
り保持押さえ金は上記のステッチ締込みの間縫製物に圧
力を及ぼさない。
ステッチ形成もしくはステッチ締込みに関与する縫製機
構の上記の運動経過は、もちろん両縫製工程−ジョイン
トシームの形成並びに冒頭に記載した課題によりこのト
ップフイードミシンで行わなければならない靴底縁部補
強作業に当てはまる。このようなミシンが従来の構造様
式の第4図による押さえ装置を備えている場合、この押
さえ装置は靴底縁部補強作業には使用することはできる
が、異論の余地の内ジョイントシームの形成には使用で
きない。即ち、−上記のように−保持押さえ金7はステ
ッチ締込みの間その上方の位置に存在しているので、こ
の保持押さえ金は縫製物を針板10の押付けられた位置
に固持することができない。その結果、縫製物は保持押
さえ金7の底部の領域内で第4図に示すように天びん4
により上方へと引上げられて上糸25により同様に上方
へと引上げられる。このことは特に皮革から成る縫製物
層23、24の著しい摩擦抵抗が生じることで明らかで
あり、この摩擦抵抗は一方では縫針5と縫製物層23、
24間で、他方では上糸25と縫製物層23、24間で
生じる。両縫製物層23、24のこの上方への持上がり
(第4図参照)により、上糸25と下糸26の絡みによ
って形成される結び目は下縫製物層24の下側に留ま
り、これによりこのようにして形成された縫い目が両縫
製物層23、24に引張り応力が加えられた際互いに離
間する。即ち、両縫製物層23、24は充分に互いに結
合されない。上記の様式により正しく両縫製物層23、
24のほぼ真ん中に形成されない結び目の他の欠点とし
て挙げられるのはこのような結び目の保持能が僅かであ
るこであり、この保持能では応力が加わった際結び目が
極めて容易に擦り切れ、これにより縫い目が破れる。
上記の特にジョイントシームの際に生じる両欠点を回避
しようとする場合、ステッチ締込みの際の両縫製物層2
3、24が上記のように持上がらないようにしなければ
ならない。
本考案による押さえ装置にあっては、両縫製物層23、
24の上記の持上がりは、縫針5の縫製物内への刺通し
点が第2図および第3図に示すように送り押さえ金8の
両底部13の一つの内側縁21のすぐ近傍に存在するこ
とによって回避される。これにより、当該底部13が両
縫製物層23、24をステッチ締込みの間押さえ込み、
従って先ず両縫製物層23、24の上記の持上がりは生
じることがなく、第二に上糸25と下糸26との結び目
が縫製物内に引込まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトップフイードミシンおよびその押さえ装置の
側面図、 第2図は保持押さえ金が革条のための案内溝を備えてい
る、ステッチ締込み時点での本考案による押さえ装置の
簡略正面図、 第3図は本考案による保持押さえ金および送り押さえ金
の透視図、 第4図は保持押さえ金が革条のための案内溝を備えてい
る、ステッチ締込み時点での従来の構造様式により形成
された押さえ装置の簡略正面図、 第5図は二枚の縫製物層からなる縫製物のジョイントシ
ームの図、 第6図は二枚の縫製物層と革条から成る縫製物の縫い目
の図。 図中符号は、 1……ミシン、2……アーム、3……ベッド、4……天
びん、5……縫針、6……針棒、7……保持押さえ金、
8……送り押さえ金、9……縫製物送り、10……針
板、11……かま、11′……ボビンケース上部、12
……かま軸、13、14……底部、15……縫針、16
……案内溝、17……隆起部、18……革条、19……
溝、20、20′……縦側縁、21……内側縁、22…
…開口、23、24……縫製物層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り押さえ金とこれと交互に協働する保持
    押さえ金とから成る送り押さ装置を備え、この場合保持
    押さえ金の底部が送り押さえ金の二つの底部間に設けら
    れておりかつ更にトップフイードミシンの一本の或いは
    多数本の縫針が専ら上下運動を行う様式の、上記トップ
    フイードミシン用押さえ装置において、保持押さえ金
    (7)の底部(14)の少なくとも一つの縦側縁(2
    0)が縫針(5)の刺通しのための、縫針(5)の運動
    方向に指向している溝(19)を備えていること、およ
    び送り押さえ金(8)の底部(13)の内側縁(21)
    が溝(19)の開口(22)で閉じられていることを特
    徴とする、上記トップフイードミシン用押さえ装置。
  2. 【請求項2】溝(19)が半環形の、長円形の或いは多
    角形の断面を有している、請求項1記載のトップフイー
    ドミシン用押さえ装置。
JP9103089U 1988-08-25 1989-08-03 トップフィードミシン用押さえ装置 Expired - Lifetime JPH0616605Y2 (ja)

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