JP2946849B2 - ミシンの玉縁部材押さえ装置 - Google Patents

ミシンの玉縁部材押さえ装置

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JP2946849B2 JP18656891A JP18656891A JP2946849B2 JP 2946849 B2 JP2946849 B2 JP 2946849B2 JP 18656891 A JP18656891 A JP 18656891A JP 18656891 A JP18656891 A JP 18656891A JP 2946849 B2 JP2946849 B2 JP 2946849B2
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藤 幸 広 安
沢 正 幸 山
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松 茂 吉
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Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用ミシン、家庭用
ミシン等に利用されるミシンの玉縁部材押さえ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の玉縁部材を縫合するための押え金
として、例えば図7及び図8に示されるような押え金5
0が知られている。この押え金50の裏面には、針落ち
位置aの右側に玉縁部材の玉縁部が入るような直線状の
溝51が形成されているもので、玉縁部が右側に形成さ
れている玉縁部材専用の押えであり、押え金50を玉縁
部材の上面に下ろし、玉縁部の左側のみを縫製すること
ができるようになつている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した押え
金は右玉縁縫い専用の押え金であるため、左玉縁縫いに
は用いることができない。従つて、これまでは左玉縁縫
い、即ち玉縁部の右側を縫製する場合には、押え金をミ
シン本体から取り外し、左玉縁縫い専用の押え金を取り
付けて行わなければならず、取付け作業が煩わしく、ま
た自動機等のシステムミシンには使用することができな
かつた。
【0004】そこで本発明は、押え金を取り替えなくて
も、玉縁部の左右両方を縫製することができるような押
え金を有するミシンの玉縁部材押さえ装置を提供するこ
とを、技術的課題とするものである。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において講じた技術的手段は、被縫製部材の上
面に載置される玉縁部材の玉縁部の一側に該玉縁部に沿
って配設され前記玉縁部材がその一側方向へ移動するの
制止するストッパーと、前記玉縁部材の他側より前記
玉縁部を押圧する玉縁縫い用押え金とを備え、該玉縁縫
い用押え金は、底面より下方に向けて細くなるよう突出
する略円錐形の押え部と、該押え部の中心部を上下に貫
通する針穴を備えていることを特徴とするミシンの玉縁
部材押え装置であり、より好ましくは、前記押え部は、
その側面が内側に反る曲線を描くよう細くなる略円錐形
であることである。
【0007】
【作用】上記手段は次のように作用する。玉縁部材は、
被縫製物の上面に配設されたストツパーに一方の側面が
当接するよう被縫製部材の上面に載置され、側方には移
動しないようになつている。そして、玉縁部の他方の側
面には、玉縁縫い用押え金の底面部より突出した押さえ
部の側面が当接するよう下ろされて、玉縁部材を上方よ
り押圧し、またストツパーとともに玉縁部材を挟持して
固定する。玉縁縫い用押え金は、円錐形の押さえ部を有
しているため、玉縁部材の玉縁部の右側を縫合する場合
には、押さえ部の左側の側面で玉縁部を押圧し、左側を
縫合する場合には、押さえ部の右側の側面で玉縁部を押
圧することができ、押さえ部の中心部には上下に貫通す
る針穴が穿設されているため、押さえた玉縁部に沿つて
縫製が行われる。このように、押さえ部の左右で玉縁部
を押圧することができるため、一個の押え金で玉縁部の
左右両方を縫製することが可能となり、押え金の取付け
作業をする必要がない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図6に基づいて説
明する。図1は本実施例の工業用ミシンを示す。本実施
例の工業用ミシン1は自動車のシートを縫製するもの
で、被縫製物5と玉縁部材(トリムエンド)4とを縫合
するミシンである。玉縁部材4は、図5に示されるよう
に円柱状の玉縁部4aを端部に有するもので、玉縁部4
aと平板部4bよりなるものである。
【0009】この工業用ミシン1は、主に内部にミシン
を駆動させる電気制御部品等を備える架台6と、架台6
の上方に配設されたミシン本体9より構成されている。
架台6の上面には、被縫製物5の載置される縫製作業面
8がX方向に移動可能に配設されるテーブル7が配設さ
れ、またテーブル7の隣にはミシン本体9がY方向に移
動可能に配置されるアームベツド12が配設されてい
る。ミシン本体9の頭部9aからは、ミシン針10及び
玉縁縫い用押え金(以下、押え金と称する)20が配設
されており、被縫製物5は、縫製作業面8がテーブル7
上をX方向に移動し、またミシン本体9がテーブル7の
下面を通つてY方向に移動することによつて、平面的に
縫製されるようになつている。
【0010】縫製作業面8には、布押えとなるクランプ
装置11が配設され、被縫製物5を縫製作業面8に固定
できるようになつている。クランプ装置11は、主に縫
製作業面8上に固定され被縫製物5をX、Y方向に移動
しないよう固定する複数個の位置決めプレート11a
と、被縫製物5の上面に配置される押え板11bより構
成されている。押え板11bは一端を中心に回動して、
被縫製物5の上面に倒れて被縫製物5を固定したり、垂
直に起立して押圧を解除したりするようになつており、
これらの駆動は同じく縫製作業面8上に載置されるエア
ーシリンダー25により行われるようになつている。押
え板11bには切欠き部11cが穿設されており、この
切欠き部11cに、被縫製物5と縫合される玉縁部材4
が挿入されるようになつている。また、押え板11bの
裏面には、切欠き部11cに沿つてストツパー11d
(図5)が配設されており、玉縁部材4はこのストツパ
ー11dに当接するように載置されるようになつてい
る。
【0011】次に、本発明の特徴部分である押え金20
について説明する。図2は本実施例の押え金20の斜視
図を示す。押え金20は、ミシン本体9の頭部9aより
延在する押さえ棒24(図4)に脱着可能に取付けられ
るようになつており、その上端部に押さえ棒の下端と嵌
合する凹部21が形成されている。押え金20は、上端
よりミシン針10側に向かつて斜めに延在しており、先
端の底面部からは下方に向けて細くなるよう突出した押
さえ部22が形成されている。押さえ部22は略円錐形
であり、その側面は内側に向かつて反る曲線を描いてい
る。また、押さえ部22の先端部は平らになつている。
図3に図2のA−A線に沿う断面図を示す。このよう
に、押さえ部22の中心部には上下に貫通する針穴が穿
設されている。
【0012】次に、玉縁部4aを左側に倒して玉縁部4
aの右側を縫合する場合について、図4、図5に基づい
て説明する。まず、被縫製部材5を縫製作業面8上の所
定の場所に載置して押え板11bを倒し、被縫製部材5
の上面を押さえる。そして、押え板11bに設けられた
切欠き部11cに玉縁部4aが左側になるように押し込
んでセツトする。玉縁部4aは、切欠き部11cに沿つ
て配設されたストツパー11dに当接するようセツトさ
れる。玉縁部材4が載置されると押え金20が下げら
れ、押え金20は切欠き部11cを通つて玉縁部材4を
押圧する。玉縁部材4は、玉縁部4aが円錐形の押さえ
部22の左側とストツパー11dとの間で挟まれ、平板
部4bが押さえ部22の下端で押圧されることにより固
定される。
【0013】こうして、押え金20の中心部に穿設され
た針穴23を通つて、ミシン針10が上下に駆動し、縫
製作業が行われる。
【0014】また、玉縁部4aの左側を縫合する場合
は、図6に示されるように、被縫製物8の上面に載置す
る押さえ板11の切欠き部11cの右側に、ストツパー
11dを配設しておく。そして、玉縁部材4の玉縁部4
aが右側になるよう、切欠き部11cから玉縁部4aを
挿入する。こうして、切欠き部11cへ押え金20を下
げれば、玉縁部4aの左側に押え金20の針穴23が位
置し、玉縁部4aの左側を縫合することができる。玉縁
部4aの右側を縫合する場合と同様に、玉縁部4aは円
錐形の押さえ部22とストツパー11dにより挟まれ
て、左右の移動を規制されると同時に、平板部4bが押
さえ部22の下端で押圧されることにより固定される。
【0015】このように本発明の押え金20は円錐形を
しているため、左右どちらに玉縁部4aがあつても玉縁
部材4を押圧することができる。従つて、左右に合わせ
て使い分ける必要がなく、押え金を付け替える手間を省
くことができる。この装置は、特にシステム化した工業
用ミシンでその効果を発揮する。即ち、縫製作業面の上
面に被縫製物と玉縁部材とを一度セツトしておけば、押
え金を取り替える必要がないために一度に縫製作業を処
理することができる。従来は縫製される玉縁部の左右が
変わるたびに押え金を付け替えなければならなかつたた
め、実際には玉縁部の左右両側を縫製するような自動機
には使用することができなかつた。しかし、本発明の装
置を用いればそれが可能となる。
【0016】また、従来の押え金は図8に示されるよう
に、玉縁部の挿入される溝51が直線状になつていたた
め、曲線縫いには対応することができなかつた。しか
し、本発明の押え金20は円錐形であるため、玉縁部4
aが曲がつている場合や被縫製物に対して玉縁部4aを
湾曲させて縫合する場合にも、玉縁部4aを押圧するこ
とができる。
【0017】更に、本実施例の押さえ部22は、玉縁部
4aの形状に合わせて円錐形の側面が曲線状になってい
るため、より確実に玉縁部材を固定することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のミシンの玉縁部材押さえ装置に
よれば、1つの玉縁縫い用押え金で玉縁部の左右両側を
押圧しながら縫合することができるため、押え金を使い
分けて使用するという取付け作業の煩わしさがない。ま
た、玉縁縫い用押え金の先端部が円錐形状で細くなつて
いるため、直線縫いだけでなく曲線縫いにも不具合なく
玉縁部材を押圧することができ、狭い溝部分の縫製でも
行うことができる。
【0019】また、押さえ部をその側面が内側に反る曲
線を描くよう細くなる略円錐形とした場合には、より玉
縁形状にフィットすることができ、確実に玉縁部材を固
定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシンの玉縁部材押さえ装置を備え
た、工業用ミシンの斜視図を示す。
【図2】玉縁縫い用押え金の斜視図を示す。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図を示す。
【図4】ミシンの玉縁部材押さえ装置の部分斜視図を示
す。
【図5】玉縁部の右側を縫合する玉縁部材押さえ装置の
断面図を示す。
【図6】玉縁部の左側を縫合する玉縁部材押さえ装置の
断面図を示す。
【図7】従来の押さえ金の斜視図を示す。
【図8】従来の押さえ金の裏面を示す。
【符号の説明】
4 玉縁部材 4a 玉縁部 5 被縫製部材 11d ストツパー 20 玉縁縫い用押え金 22 押さえ部 23 針穴
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−47561(JP,U) 実開 昭56−9382(JP,U) 実開 昭61−75275(JP,U) 実開 昭52−122857(JP,U) 実公 昭63−45253(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 29/00 - 35/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被縫製部材の上面に載置される玉縁部材
    の玉縁部の一側に該玉縁部に沿って配設され前記玉縁部
    材がその一側方向へ移動するのを制止するストッパー
    と、前記玉縁部材の他側より前記玉縁部を押圧する玉縁
    縫い用押え金とを備え、該玉縁縫い用押え金は、底面よ
    り下方に向けて細くなるよう突出する略円錐形の押え部
    と、該押え部の中心部を上下に貫通する針穴を備えてい
    ることを特徴とするミシンの玉縁部材押え装置。
  2. 【請求項2】 前記押さえ部は、その側面が内側に反る
    曲線を描くよう細くなる略円錐形であることを特徴とす
    る請求項1記載のミシンの玉縁部材押さえ装置。
JP18656891A 1991-07-25 1991-07-25 ミシンの玉縁部材押さえ装置 Expired - Lifetime JP2946849B2 (ja)

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CN105926181B (zh) * 2016-06-29 2018-12-25 宁波舒普机电股份有限公司 一种织带缝纫机的压脚结构
CN110067091B (zh) * 2018-01-22 2021-06-29 拓卡奔马机电科技有限公司 一种模板机及其压脚组件

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