JP2541696Y2 - 装柱補助装置 - Google Patents
装柱補助装置Info
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- JP2541696Y2 JP2541696Y2 JP360192U JP360192U JP2541696Y2 JP 2541696 Y2 JP2541696 Y2 JP 2541696Y2 JP 360192 U JP360192 U JP 360192U JP 360192 U JP360192 U JP 360192U JP 2541696 Y2 JP2541696 Y2 JP 2541696Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車等に取り付
けられて、電柱への配電設備の取付け補助を行うための
装柱補助装置に関する。
けられて、電柱への配電設備の取付け補助を行うための
装柱補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱に腕金(装柱用器材)を介し
て配電設備を取り付ける作業(装柱作業)を行う場合に
は、予め地上で腕金に配電設備を装着しておき、その
後、その配電設備付腕金(以下、単に腕金という)を高
所作業車の作業台(起伏・旋回等自在なメインブームの
先端に取り付けられ、そのメインブームの起伏にかかわ
らず水平に保持される)の側方に吊上げて、その作業台
に搭乗した作業者が電柱に取り付けるという手順による
ことが多い。なお、上記腕金の吊上げを行うためのクレ
ーン装置は、作業台に直接又はこれに連結された状態で
取り付けられており、起伏自在なサブブーム(請求項に
いう「ブーム」に相当する)およびこのサブブームの先
端から吊下げられたロープの巻き上げ下げを行うウイン
チとから構成されている。
て配電設備を取り付ける作業(装柱作業)を行う場合に
は、予め地上で腕金に配電設備を装着しておき、その
後、その配電設備付腕金(以下、単に腕金という)を高
所作業車の作業台(起伏・旋回等自在なメインブームの
先端に取り付けられ、そのメインブームの起伏にかかわ
らず水平に保持される)の側方に吊上げて、その作業台
に搭乗した作業者が電柱に取り付けるという手順による
ことが多い。なお、上記腕金の吊上げを行うためのクレ
ーン装置は、作業台に直接又はこれに連結された状態で
取り付けられており、起伏自在なサブブーム(請求項に
いう「ブーム」に相当する)およびこのサブブームの先
端から吊下げられたロープの巻き上げ下げを行うウイン
チとから構成されている。
【0003】ここで、上記のように装柱作業を行う際に
は、クレーン装置によって腕金を吊上げた時点でその腕
金を把持して、不安定なぶら下がり状態にある腕金を安
定に保持できるようにした装柱補助装置が用いられる。
この装柱補助装置は、上記サブブームに支持ボディを上
下に揺動自在に取り付け、この支持ボディの下側に、腕
金をその上方から直接把持可能な把持手段を取り付けて
なる。このような装柱補助装置により、クレーン装置に
より吊上げられた腕金をその装柱補助装置の下側に抱え
るようにして電柱の所定取付位置に接近させることがで
きる。また、その一方、この装柱補助装置を用いて、す
でに電柱に取り付けられた腕金をその上方から把持し
て、作業者がその腕金を電柱から取り外す間、支持して
おくこと(取外し補助)を行うこともできる。
は、クレーン装置によって腕金を吊上げた時点でその腕
金を把持して、不安定なぶら下がり状態にある腕金を安
定に保持できるようにした装柱補助装置が用いられる。
この装柱補助装置は、上記サブブームに支持ボディを上
下に揺動自在に取り付け、この支持ボディの下側に、腕
金をその上方から直接把持可能な把持手段を取り付けて
なる。このような装柱補助装置により、クレーン装置に
より吊上げられた腕金をその装柱補助装置の下側に抱え
るようにして電柱の所定取付位置に接近させることがで
きる。また、その一方、この装柱補助装置を用いて、す
でに電柱に取り付けられた腕金をその上方から把持し
て、作業者がその腕金を電柱から取り外す間、支持して
おくこと(取外し補助)を行うこともできる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに腕金をその上方からのみ把持できる装柱補助装置で
は、取り外すべき腕金のすぐ上方に他の腕金に装着され
た配電設備等が存在する場合には、その配電設備等と装
柱補助装置とが互いに干渉してしまうおそれがあるため
にその腕金に接近できず、取外し補助を行えないという
問題がある。
うに腕金をその上方からのみ把持できる装柱補助装置で
は、取り外すべき腕金のすぐ上方に他の腕金に装着され
た配電設備等が存在する場合には、その配電設備等と装
柱補助装置とが互いに干渉してしまうおそれがあるため
にその腕金に接近できず、取外し補助を行えないという
問題がある。
【0005】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、電柱に取り付けられた装柱用器材の周辺
のスペースに応じて、複数方向からその装柱用器材を把
持できるようにした装柱補助装置を提供することを目的
としている。
たものであり、電柱に取り付けられた装柱用器材の周辺
のスペースに応じて、複数方向からその装柱用器材を把
持できるようにした装柱補助装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の装柱補助装置は、支持ボディに回動自在
にベース部材を取り付け、そのベース部材に、腕金等の
装柱用器材を把持可能な把持手段を取り付けて構成して
いる。そしてさらに、ベース部材を支持ボディに対して
少なくとも複数の回動位置に選択的に保持させる回動保
持手段を設けてなる。
めに、本考案の装柱補助装置は、支持ボディに回動自在
にベース部材を取り付け、そのベース部材に、腕金等の
装柱用器材を把持可能な把持手段を取り付けて構成して
いる。そしてさらに、ベース部材を支持ボディに対して
少なくとも複数の回動位置に選択的に保持させる回動保
持手段を設けてなる。
【0007】
【作用】このような装柱補助装置では、例えば、電柱に
取り付けられた装柱用器材の下方にスペースがある場合
には、ベース部材を支持ボディに対して上向きになるよ
うに回動させるとともに、回動保持手段によってその回
動位置に保持させる。これにより、把持手段を上に向け
ることができ、その把持手段に上記装柱用器材をその下
方から把持させることができる。
取り付けられた装柱用器材の下方にスペースがある場合
には、ベース部材を支持ボディに対して上向きになるよ
うに回動させるとともに、回動保持手段によってその回
動位置に保持させる。これにより、把持手段を上に向け
ることができ、その把持手段に上記装柱用器材をその下
方から把持させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、本考案に係る装柱補助
装置を備えた高所作業車について図2を用いて説明す
る。この高所作業車20の車体21の後部には、その車
体21に対して旋回作動が自在な旋回台22が取り付け
られている。この旋回台22の上部には、伸縮作動が自
在なテレスコピック構造のメインブーム23がその基端
部において起伏作動自在に枢着されている。
を参照しながら説明する。まず、本考案に係る装柱補助
装置を備えた高所作業車について図2を用いて説明す
る。この高所作業車20の車体21の後部には、その車
体21に対して旋回作動が自在な旋回台22が取り付け
られている。この旋回台22の上部には、伸縮作動が自
在なテレスコピック構造のメインブーム23がその基端
部において起伏作動自在に枢着されている。
【0009】また、ブーム23の先端部には、ポスト2
7が取り付けられている。このポスト27は、ブーム2
3の基端部と旋回台22間に取り付けられた下部レベリ
ングシリンダ25に連動して駆動されるようブーム23
の先端部との間に取り付けられた上部レベリングシリン
ダ26の作動によって、ブーム23の起伏にかかわらず
垂直に保持される。このポスト27の中間部には、水平
方向に延びてそのポスト27に対して旋回作動が自在な
作業台支持アーム24が取り付けられている。この作業
台支持アーム24の先端には、それに対して水平揺動作
動が自在に作業台25が取り付けられている。
7が取り付けられている。このポスト27は、ブーム2
3の基端部と旋回台22間に取り付けられた下部レベリ
ングシリンダ25に連動して駆動されるようブーム23
の先端部との間に取り付けられた上部レベリングシリン
ダ26の作動によって、ブーム23の起伏にかかわらず
垂直に保持される。このポスト27の中間部には、水平
方向に延びてそのポスト27に対して旋回作動が自在な
作業台支持アーム24が取り付けられている。この作業
台支持アーム24の先端には、それに対して水平揺動作
動が自在に作業台25が取り付けられている。
【0010】作業台25に搭乗した作業者Mは、旋回台
22およびブーム23の作動(以下、まとめてブーム2
3の作動という)、作業台支持アーム24の旋回作動、
作業台25の揺動作動のほか、後述するクレーン装置4
0や装柱補助装置10の作動を操作制御することができ
る。
22およびブーム23の作動(以下、まとめてブーム2
3の作動という)、作業台支持アーム24の旋回作動、
作業台25の揺動作動のほか、後述するクレーン装置4
0や装柱補助装置10の作動を操作制御することができ
る。
【0011】一方、ポスト27の上端部には、そのポス
ト27に対して旋回自在にクレーン装置40が取り付け
られている。このクレーン装置40は、起伏自在なサブ
ブーム(請求項にいう「ブーム」に相当する)41と、
このサブブーム41の基端部に取り付けられ、サブブー
ム41の先端からさらに先方に延びた位置に回転自在に
取り付けられた先端シーブ43に巻掛けられそこから吊
下げられたロープ44を巻き上げ下げするウインチ42
とからなる。なお、サブブーム41の先端部側面には、
図1に示すように、揺動ロックピン差込み用親穴41a
が穿設されている。また、ロープ44の先端には、フッ
ク46が取り付けられている。さらに、上記先端シーブ
43は、サブブーム41の後方に格納することができる
(図3参照)。
ト27に対して旋回自在にクレーン装置40が取り付け
られている。このクレーン装置40は、起伏自在なサブ
ブーム(請求項にいう「ブーム」に相当する)41と、
このサブブーム41の基端部に取り付けられ、サブブー
ム41の先端からさらに先方に延びた位置に回転自在に
取り付けられた先端シーブ43に巻掛けられそこから吊
下げられたロープ44を巻き上げ下げするウインチ42
とからなる。なお、サブブーム41の先端部側面には、
図1に示すように、揺動ロックピン差込み用親穴41a
が穿設されている。また、ロープ44の先端には、フッ
ク46が取り付けられている。さらに、上記先端シーブ
43は、サブブーム41の後方に格納することができる
(図3参照)。
【0012】このように構成されたクレーン装置40で
は、図2中のAに示すように、地上において予め配電設
備55が装着された腕金50にフック46を引っかけて
ウインチ42を巻き上げ作動させることにより、その配
電設備付腕金(以下単に腕金という)50をサブブーム
41の先端付近まで引き上げることができる。
は、図2中のAに示すように、地上において予め配電設
備55が装着された腕金50にフック46を引っかけて
ウインチ42を巻き上げ作動させることにより、その配
電設備付腕金(以下単に腕金という)50をサブブーム
41の先端付近まで引き上げることができる。
【0013】ここで、このようにクレーン装置40によ
って引き上げられた腕金50は、図中のBに示すよう
に、クレーン装置40に取り付けられた装柱補助装置1
0により保持される。以下、その装柱補助装置10につ
いて図1を併せ用いて詳述する。この装柱補助装置10
は、支持ボディ1と、ベース部材2と、2つの把持機構
3,3とから構成されている。
って引き上げられた腕金50は、図中のBに示すよう
に、クレーン装置40に取り付けられた装柱補助装置1
0により保持される。以下、その装柱補助装置10につ
いて図1を併せ用いて詳述する。この装柱補助装置10
は、支持ボディ1と、ベース部材2と、2つの把持機構
3,3とから構成されている。
【0014】支持ボディ1は、サブブーム41の起伏方
向前後方(図の左右)に延びる部材であり、その前後方
向中央部においてサブブーム41の先端部に上下に揺動
自在に枢着されている。なお、この支持ボディ1の中央
部下方には、サブブーム41に設けられた揺動ロックピ
ン差込み用親穴41aと重なることができるように揺動
ロックピン差込み用子穴1aが穿設されている。また、
支持ボディ1の前端側中間部には、回動ロックピン差込
み用親穴1bが穿設されている。さらに、支持ボディ1
の後端部には、クレーン装置40のフック46を引っか
けることができる係止部11が形成され、また、後端側
中間部には、上記先端シーブ43に巻掛けられるロープ
44を案内するための中継シーブ12が回転自在に取り
付けられている。
向前後方(図の左右)に延びる部材であり、その前後方
向中央部においてサブブーム41の先端部に上下に揺動
自在に枢着されている。なお、この支持ボディ1の中央
部下方には、サブブーム41に設けられた揺動ロックピ
ン差込み用親穴41aと重なることができるように揺動
ロックピン差込み用子穴1aが穿設されている。また、
支持ボディ1の前端側中間部には、回動ロックピン差込
み用親穴1bが穿設されている。さらに、支持ボディ1
の後端部には、クレーン装置40のフック46を引っか
けることができる係止部11が形成され、また、後端側
中間部には、上記先端シーブ43に巻掛けられるロープ
44を案内するための中継シーブ12が回転自在に取り
付けられている。
【0015】ベース部材2も、サブブーム41の起伏方
向前後方に延びる部材であり、その前後方向中央部にお
いて、支持ボディ1の前端部に、サブブーム41の起伏
面を含む面内において回動自在(ただし、真下を向いた
状態から真上を向いた状態となるまでの間の回動に限
る)に枢着されている。なお、このベース部材2の後端
部付近および前端部には、ベース部材2が図のように真
下を向いた状態となったときおよび真上を向く状態に回
動したときに、上記回動ロックピン差込み用親穴1bに
重なるように回動ロックピン差込み用子穴2a,2aが
穿設されている。また、真下を向いた状態のベース部材
2の下側には、そのベース部材2の前端部から後端部に
かけて延びるレール部材2bが取り付けられている。
向前後方に延びる部材であり、その前後方向中央部にお
いて、支持ボディ1の前端部に、サブブーム41の起伏
面を含む面内において回動自在(ただし、真下を向いた
状態から真上を向いた状態となるまでの間の回動に限
る)に枢着されている。なお、このベース部材2の後端
部付近および前端部には、ベース部材2が図のように真
下を向いた状態となったときおよび真上を向く状態に回
動したときに、上記回動ロックピン差込み用親穴1bに
重なるように回動ロックピン差込み用子穴2a,2aが
穿設されている。また、真下を向いた状態のベース部材
2の下側には、そのベース部材2の前端部から後端部に
かけて延びるレール部材2bが取り付けられている。
【0016】把持機構3は、図示しない油圧把持シリン
ダの伸縮作動によって、把持ツメ3aを図1の紙面に対
して垂直方向に閉・開させて、上記腕金50を把持・解
放することができる。なお、把持機構3は、レール部材
2bに沿ってスライドさせることができ、任意の位置に
固定することができる。
ダの伸縮作動によって、把持ツメ3aを図1の紙面に対
して垂直方向に閉・開させて、上記腕金50を把持・解
放することができる。なお、把持機構3は、レール部材
2bに沿ってスライドさせることができ、任意の位置に
固定することができる。
【0017】このように構成された装柱補助装置10を
用いて電柱60の所定取付位置61への腕金50の取付
けを行うときは、まず、支持ボディ1に設けられた揺動
ロックピン差込み用子穴1aとサブブーム41に設けら
れた揺動ロックピン差込み用親穴41aとに揺動ロック
ピン71を差し込んで、支持ボディ1をサブブーム41
に対してロック保持させる。なお、ロック保持された支
持ボディ1がほぼ水平となるように予めサブブーム41
の起伏角度を適当に設定しておく。
用いて電柱60の所定取付位置61への腕金50の取付
けを行うときは、まず、支持ボディ1に設けられた揺動
ロックピン差込み用子穴1aとサブブーム41に設けら
れた揺動ロックピン差込み用親穴41aとに揺動ロック
ピン71を差し込んで、支持ボディ1をサブブーム41
に対してロック保持させる。なお、ロック保持された支
持ボディ1がほぼ水平となるように予めサブブーム41
の起伏角度を適当に設定しておく。
【0018】さらに、ベース部材2を真下に向けた状態
(第1の回動位置に位置した状態)として、その後端側
に設けられた回動ロックピン差込み用子穴2aと支持ボ
ディ1に設けられた回動ロックピン差込み用親穴1bと
に回動ロックピン72を差し込んで、ベース部材2を支
持ボディ1に対してその状態にロック保持させる。これ
により、2つの把持機構3,3は支持ボディ1の下側に
ほぼ水平に配列される。なお、2つの回動ロックピン差
込み用子穴2a,2a、同親穴1bおよび回動ロックピ
ン72は、請求項にいう「回動保持手段」を構成する。
そして、クレーン装置40により吊上げられた腕金50
を両把持機構3,3に把持させる。これにより、不安定
なぶら下がり状態にあった腕金50を安定させることが
できる。
(第1の回動位置に位置した状態)として、その後端側
に設けられた回動ロックピン差込み用子穴2aと支持ボ
ディ1に設けられた回動ロックピン差込み用親穴1bと
に回動ロックピン72を差し込んで、ベース部材2を支
持ボディ1に対してその状態にロック保持させる。これ
により、2つの把持機構3,3は支持ボディ1の下側に
ほぼ水平に配列される。なお、2つの回動ロックピン差
込み用子穴2a,2a、同親穴1bおよび回動ロックピ
ン72は、請求項にいう「回動保持手段」を構成する。
そして、クレーン装置40により吊上げられた腕金50
を両把持機構3,3に把持させる。これにより、不安定
なぶら下がり状態にあった腕金50を安定させることが
できる。
【0019】次に、メインブーム23を作動させて大ま
かに上記所定取付位置61に腕金50を接近させる。さ
らに、サブブーム41を作動させて小刻みに所定取付位
置61に腕金50を接近させる。ただし、サブブーム4
1を起伏作動させると、それに伴って支持ボディ1が水
平からずれ、したがって腕金50が水平からずれること
になる。
かに上記所定取付位置61に腕金50を接近させる。さ
らに、サブブーム41を作動させて小刻みに所定取付位
置61に腕金50を接近させる。ただし、サブブーム4
1を起伏作動させると、それに伴って支持ボディ1が水
平からずれ、したがって腕金50が水平からずれること
になる。
【0020】そこで、まず、腕金50に引っ掛けられて
いたフック46を、支持ボディ1に設けられた係止部1
1に掛け代える。そして、ウインチ42を作動させてロ
ープ44に適当な張力を与える。次に、揺動ロックピン
差込み用子穴1aおよび同親穴41aから揺動ロックピ
ン71を抜き取る。これにより、ウインチ42を巻取り
(巻上げ)・繰出し(巻下げ)作動させれば、支持ボデ
ィ1の前端側ひいては腕金50を上・下に揺動させ、そ
の姿勢を調節することができる。こうして、腕金50の
姿勢を水平に維持しながら、その腕金50を所定取付位
置61に容易に接近させることができる。
いたフック46を、支持ボディ1に設けられた係止部1
1に掛け代える。そして、ウインチ42を作動させてロ
ープ44に適当な張力を与える。次に、揺動ロックピン
差込み用子穴1aおよび同親穴41aから揺動ロックピ
ン71を抜き取る。これにより、ウインチ42を巻取り
(巻上げ)・繰出し(巻下げ)作動させれば、支持ボデ
ィ1の前端側ひいては腕金50を上・下に揺動させ、そ
の姿勢を調節することができる。こうして、腕金50の
姿勢を水平に維持しながら、その腕金50を所定取付位
置61に容易に接近させることができる。
【0021】ところで、この装柱補助装置10は、図3
に示すように、すでに電柱60に取り付けられている腕
金80(ただし、配電設備は装着されていない)をその
電柱60から取り外す場合において、その腕金50のす
ぐ上方に他の腕金(図示せず)に装着された配電設備9
5が存在するときは、以下のようにしてその取り外し作
業を補助することができる。
に示すように、すでに電柱60に取り付けられている腕
金80(ただし、配電設備は装着されていない)をその
電柱60から取り外す場合において、その腕金50のす
ぐ上方に他の腕金(図示せず)に装着された配電設備9
5が存在するときは、以下のようにしてその取り外し作
業を補助することができる。
【0022】まず、図1に示した状態の装柱補助装置1
0において、回動ロックピン差込み用子穴2aと同親穴
1bから回動ロックピン72を抜き取るとともに、図3
に示すように、ベース部材2を真上を向いた状態(第2
の回動位置に位置した状態)となるように支持ボディ1
0に対して回動させる。そして、回動ロックピン差込み
用親穴1bとこれに新たに重なった回動ロックピン差込
み用子穴2aとに再び回動ロックピン72を差し込ん
で、ベース部材2を上向き状態にロック保持させ、把持
機構3,3を支持ボディ10の上側に配置させる。
0において、回動ロックピン差込み用子穴2aと同親穴
1bから回動ロックピン72を抜き取るとともに、図3
に示すように、ベース部材2を真上を向いた状態(第2
の回動位置に位置した状態)となるように支持ボディ1
0に対して回動させる。そして、回動ロックピン差込み
用親穴1bとこれに新たに重なった回動ロックピン差込
み用子穴2aとに再び回動ロックピン72を差し込ん
で、ベース部材2を上向き状態にロック保持させ、把持
機構3,3を支持ボディ10の上側に配置させる。
【0023】こうして、本装柱補助装置10を、前述の
ように支持ボディ1の水平調節を行いながら腕金80に
接近させて、把持機構3,3にその腕金80をその下方
から把持させ、作業者Mがその腕金50を電柱60から
取り外す間、その腕金80を支持させておくことができ
る。
ように支持ボディ1の水平調節を行いながら腕金80に
接近させて、把持機構3,3にその腕金80をその下方
から把持させ、作業者Mがその腕金50を電柱60から
取り外す間、その腕金80を支持させておくことができ
る。
【0024】なお、本実施例では、ベース部材2が真下
および真上の2つの回動位置に選択的に保持されるよう
構成された装柱補助装置について説明したが、本考案に
係る装柱補助装置はこれに限られるものではない。即
ち、上記2つの回動位置に加えて、例えば、真横を向く
回動位置にベース部材を保持できるようにして、電柱に
取り付けられた腕金その他の装柱用器材を3方向から把
持できるようにしても良い。また、本実施例では、ベー
ス部材2をサブブーム41の起伏面を含む面内において
回動自在とした装柱補助装置について説明したが、本考
案に係る装柱補助装置におけるベース部材の回動方向は
これに限られるものではない。
および真上の2つの回動位置に選択的に保持されるよう
構成された装柱補助装置について説明したが、本考案に
係る装柱補助装置はこれに限られるものではない。即
ち、上記2つの回動位置に加えて、例えば、真横を向く
回動位置にベース部材を保持できるようにして、電柱に
取り付けられた腕金その他の装柱用器材を3方向から把
持できるようにしても良い。また、本実施例では、ベー
ス部材2をサブブーム41の起伏面を含む面内において
回動自在とした装柱補助装置について説明したが、本考
案に係る装柱補助装置におけるベース部材の回動方向は
これに限られるものではない。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案の装柱補助装置で
は、ベース部材を支持ボディに対して回動させ、複数の
回動位置のいずれかにベース部材を保持できる。このた
め、例えば、電柱に取り付けられている装柱用器材の周
辺のスペースに応じて、最適な(他の配電設備等に干渉
しない)方向からその装柱用器材に接近してこれを把持
することができる。したがって、本装柱補助装置は、装
柱用器材の装柱作業のみならず、装柱用器材の電柱から
の取外し作業についてもきわめて有用な装置となること
ができる。
は、ベース部材を支持ボディに対して回動させ、複数の
回動位置のいずれかにベース部材を保持できる。このた
め、例えば、電柱に取り付けられている装柱用器材の周
辺のスペースに応じて、最適な(他の配電設備等に干渉
しない)方向からその装柱用器材に接近してこれを把持
することができる。したがって、本装柱補助装置は、装
柱用器材の装柱作業のみならず、装柱用器材の電柱から
の取外し作業についてもきわめて有用な装置となること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装柱補助装置の側面図である。
【図2】上記装柱補助装置を備えた高所作業車の側面図
である。
である。
【図3】上記装柱補助装置の側面図である。
1 支持ボディ 2 ベース部材 3 把持機構 20 高所作業車 41 サブブーム 42 ウインチ 44 ロープ 50,80 腕金 55,95 配電設備 72 回動ロックピン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 1/02 317 H02G 1/02 317Z
Claims (1)
- 【請求項1】 起伏自在なブームの先端に上下に揺動自
在に取り付けられた支持ボディと、この支持ボディに回
動自在に取り付けられたベース部材と、このベース部材
に取り付けられ、腕金等の装柱用器材を把持可能な把持
手段とからなり、 前記ベース部材を前記支持ボディに対して少なくとも複
数の回動位置に選択的に保持させる回動保持手段を備え
てなることを特徴とする装柱補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP360192U JP2541696Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 装柱補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP360192U JP2541696Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 装柱補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0554487U JPH0554487U (ja) | 1993-07-20 |
JP2541696Y2 true JP2541696Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=11562011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP360192U Expired - Lifetime JP2541696Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 装柱補助装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2541696Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114033242B (zh) * | 2021-12-15 | 2023-06-02 | 广东电网有限责任公司 | 一种电线杆辅助安装装置 |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP360192U patent/JP2541696Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0554487U (ja) | 1993-07-20 |
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