JP2939878B2 - 作業用固定バケット装置 - Google Patents
作業用固定バケット装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱等に架渉され
た電力線や通信線等のケーブルの張替、新設、或は接続
等の諸作業を電柱上で行うための作業用固定バケット装
置に関するものである。
た電力線や通信線等のケーブルの張替、新設、或は接続
等の諸作業を電柱上で行うための作業用固定バケット装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、道路側に立設された電柱等に架設
された電力線や通信線等のケーブルの各種柱上作業を行
う場合には、作業者の転落事故等を防止するために、作
業バケットを昇降自在に備えた高所作業車を電柱に近接
して道路上に駐車させ、作業者が搭乗した作業バケット
を所定高さ位置へ上昇させて作業バケット内で電柱に対
するケーブルの張替、新設、或はケーブル接続等の諸作
業を安全に行い、また、通常のケーブルの接続具は高価
であり、柱上作業中に落下等で損傷するのを防止するた
めの作業形態がとられつつある。更に、光ケーブルの敷
設が末端回線へ普及するにつれて、高価で重量のある光
ケーブルの接続具を用いて光ケーブルの接続等を安全に
行うために作業バケットを使用した作業形態が増加する
傾向にある。
された電力線や通信線等のケーブルの各種柱上作業を行
う場合には、作業者の転落事故等を防止するために、作
業バケットを昇降自在に備えた高所作業車を電柱に近接
して道路上に駐車させ、作業者が搭乗した作業バケット
を所定高さ位置へ上昇させて作業バケット内で電柱に対
するケーブルの張替、新設、或はケーブル接続等の諸作
業を安全に行い、また、通常のケーブルの接続具は高価
であり、柱上作業中に落下等で損傷するのを防止するた
めの作業形態がとられつつある。更に、光ケーブルの敷
設が末端回線へ普及するにつれて、高価で重量のある光
ケーブルの接続具を用いて光ケーブルの接続等を安全に
行うために作業バケットを使用した作業形態が増加する
傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高所作
業車の作業バケットを利用して柱上作業を行う場合に、
道路の交通を妨げないように道路外に高所作業車を駐車
させて作業を行える割合は略20%程度であり、大半の
作業においては道路上に高所作業車を駐車させ、道路を
完全閉鎖または片側閉鎖の状態で行わねばならず、作業
箇所の道路交通の流れを妨げ、交通渋滞を発生させる欠
点がある。また、作業区間内で各電柱ごとに高所作業車
を作業が終了するまで独占的に配置しなければならず、
複数の高所作業車が必要となって作業経費が割高になり
やすい等の問題があった。
業車の作業バケットを利用して柱上作業を行う場合に、
道路の交通を妨げないように道路外に高所作業車を駐車
させて作業を行える割合は略20%程度であり、大半の
作業においては道路上に高所作業車を駐車させ、道路を
完全閉鎖または片側閉鎖の状態で行わねばならず、作業
箇所の道路交通の流れを妨げ、交通渋滞を発生させる欠
点がある。また、作業区間内で各電柱ごとに高所作業車
を作業が終了するまで独占的に配置しなければならず、
複数の高所作業車が必要となって作業経費が割高になり
やすい等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、(1)電柱等の柱上作業
において、高所作業車を利用して作業者が搭乗した固定
バケットを所定高さ位置に簡単に取付けて安全に作業を
遂行でき、(2)固定バケットの電柱等への取付、取外
しのときに道路上に高所作業車を一時停車させるだけ
で、交通の流れを妨げることがなく、(3)各電柱ごと
に作業が終了するまで高所作業車を独占的に配置させる
必要がなく、1台の高所作業車を各電柱への固定バケッ
トの取付、取外しに兼用させて作業経費を節約でき、
(4)電柱に取付けた固定バケットを、作業箇所や作業
状態に合わせて最適位置に保持して柱上作業を迅速、確
実に行える作業用固定バケット装置を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的は、(1)電柱等の柱上作業
において、高所作業車を利用して作業者が搭乗した固定
バケットを所定高さ位置に簡単に取付けて安全に作業を
遂行でき、(2)固定バケットの電柱等への取付、取外
しのときに道路上に高所作業車を一時停車させるだけ
で、交通の流れを妨げることがなく、(3)各電柱ごと
に作業が終了するまで高所作業車を独占的に配置させる
必要がなく、1台の高所作業車を各電柱への固定バケッ
トの取付、取外しに兼用させて作業経費を節約でき、
(4)電柱に取付けた固定バケットを、作業箇所や作業
状態に合わせて最適位置に保持して柱上作業を迅速、確
実に行える作業用固定バケット装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所要高さへ昇降可能な昇降装置12に設
けられたバケット支持部14と、このバケット支持部1
4に着脱自在に支持され、電柱等の所要高さ位置に上昇
取付けて高所作業を行う固定バケット16とを備え、前
記バケット支持部14により前記固定バケット16を上
昇させて、取付け位置で支持させた状態で前記固定バケ
ット16を前記電柱等に取付けるための取付手段18が
設けられてなる作業用固定バケット装置10から構成さ
れる。
に、本発明は、所要高さへ昇降可能な昇降装置12に設
けられたバケット支持部14と、このバケット支持部1
4に着脱自在に支持され、電柱等の所要高さ位置に上昇
取付けて高所作業を行う固定バケット16とを備え、前
記バケット支持部14により前記固定バケット16を上
昇させて、取付け位置で支持させた状態で前記固定バケ
ット16を前記電柱等に取付けるための取付手段18が
設けられてなる作業用固定バケット装置10から構成さ
れる。
【0006】また、前記固定バケット16を電柱等に取
付けた状態で該固定バケット16を電柱等に対して上下
動させる上下動手段46が設けられてなることとしても
よい。
付けた状態で該固定バケット16を電柱等に対して上下
動させる上下動手段46が設けられてなることとしても
よい。
【0007】また、前記固定バケット16を電柱等に取
付けた状態で該固定バケット16を電柱等の周方向に移
動させる周移動手段71が設けられてなることとしても
よい。
付けた状態で該固定バケット16を電柱等の周方向に移
動させる周移動手段71が設けられてなることとしても
よい。
【0008】また、前記取付手段18は、電柱等の外周
面を抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体32を
備えてなることとしてもよい。
面を抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体32を
備えてなることとしてもよい。
【0009】また、前記周移動手段71は、前記固定バ
ケット16と前記取付手段18とのいずれか又は双方か
ら突設させたブラケット72、74を含む枢着ブラケッ
ト装置76であることとしてもよい。
ケット16と前記取付手段18とのいずれか又は双方か
ら突設させたブラケット72、74を含む枢着ブラケッ
ト装置76であることとしてもよい。
【0010】また、前記枢着ブラケット装置76は、ブ
ラケット72、74の枢着部88を中心とした相互の旋
回角度をロックするロック機構90を備えてなることと
してもよい。
ラケット72、74の枢着部88を中心とした相互の旋
回角度をロックするロック機構90を備えてなることと
してもよい。
【0011】また、前記固定バケット16は、内部に作
業者が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体28
であり、前記バケット支持部14は、作業車20等に搭
載された昇降装置12の上端側に設置され、前記第1箱
体28を着脱自在に収容し得るように設けられた第2箱
体30であることとしてもよい。
業者が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体28
であり、前記バケット支持部14は、作業車20等に搭
載された昇降装置12の上端側に設置され、前記第1箱
体28を着脱自在に収容し得るように設けられた第2箱
体30であることとしてもよい。
【0012】また、本発明は所要高さへ昇降可能な昇降
装置12に設けられたバケット支持部14と、このバケ
ット支持部14に着脱自在に支持され、電柱等の所要高
さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット16
と、を備え、前記バケット支持部14により前記固定バ
ケット16を上昇させて、取付け位置で支持させた状態
で前記固定バケット16を前記電柱等に取付けるための
取付手段18が設けられ、前記固定バケット16を電柱
等に取付けた状態で該固定バケットを電柱等に対して上
下動させる上下動手段46が設けられ、前記取付手段1
8は、電柱等の外周面を抱込むように開閉自在に締着す
る開閉締着体32を備え、前記上下動手段46は、前記
固定バケット14又は開閉締着体32のいずれかに縦方
向に軸支されたねじ軸機構48を備えてなる作業用固定
バケット装置から構成される。
装置12に設けられたバケット支持部14と、このバケ
ット支持部14に着脱自在に支持され、電柱等の所要高
さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット16
と、を備え、前記バケット支持部14により前記固定バ
ケット16を上昇させて、取付け位置で支持させた状態
で前記固定バケット16を前記電柱等に取付けるための
取付手段18が設けられ、前記固定バケット16を電柱
等に取付けた状態で該固定バケットを電柱等に対して上
下動させる上下動手段46が設けられ、前記取付手段1
8は、電柱等の外周面を抱込むように開閉自在に締着す
る開閉締着体32を備え、前記上下動手段46は、前記
固定バケット14又は開閉締着体32のいずれかに縦方
向に軸支されたねじ軸機構48を備えてなる作業用固定
バケット装置から構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る作業用固定バケット
装置は、所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けられたバ
ケット支持部と、このバケット支持部に着脱自在に支持
され、電柱等の所要高さ位置に上昇取付けて高所作業を
行う固定バケットとを備え、前記バケット支持部により
前記固定バケットを上昇させて、取付け位置で支持させ
た状態で前記固定バケットを前記電柱等に取付けるため
の取付手段が設けられている。
装置は、所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けられたバ
ケット支持部と、このバケット支持部に着脱自在に支持
され、電柱等の所要高さ位置に上昇取付けて高所作業を
行う固定バケットとを備え、前記バケット支持部により
前記固定バケットを上昇させて、取付け位置で支持させ
た状態で前記固定バケットを前記電柱等に取付けるため
の取付手段が設けられている。
【0014】昇降装置は、トラック等の作業車に設置さ
れた旋回架台と、この旋回架台に上下回動自在に枢着さ
れた伸縮ブームとを備えた機構が好適である。しかし、
これに限らず、例えば、パンタグラフ式昇降機であって
もよい。固定バケットは作業箱が好適であるが、これに
限らず、例えば、手摺を設けた作業台であってもよい。
また、バケット支持部は、固定バケットを支持する箱体
が好適であるが、これに限らず、例えば、固定バケット
を吊支する吊支機構であってもよい。また、取付手段
は、電柱等を締着する締着板が好適である。しかし、こ
れに限らず、例えば、電柱に巻着する締着バンドであっ
てもよい。
れた旋回架台と、この旋回架台に上下回動自在に枢着さ
れた伸縮ブームとを備えた機構が好適である。しかし、
これに限らず、例えば、パンタグラフ式昇降機であって
もよい。固定バケットは作業箱が好適であるが、これに
限らず、例えば、手摺を設けた作業台であってもよい。
また、バケット支持部は、固定バケットを支持する箱体
が好適であるが、これに限らず、例えば、固定バケット
を吊支する吊支機構であってもよい。また、取付手段
は、電柱等を締着する締着板が好適である。しかし、こ
れに限らず、例えば、電柱に巻着する締着バンドであっ
てもよい。
【0015】また、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられてなることとしてもよい。上下動
手段としては、ねじ軸機構が好適である。しかし、これ
に限らず、ウオーム歯車機構、ラックピニオン機構を用
いてもよい。
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられてなることとしてもよい。上下動
手段としては、ねじ軸機構が好適である。しかし、これ
に限らず、ウオーム歯車機構、ラックピニオン機構を用
いてもよい。
【0016】また、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等の周方向に移動させる
周移動手段が設けられてなることとしてもよい。周移動
手段としては、枢着ブラケット機構が好適である。しか
し、これに限らず、例えば、固定バケットまたは取付手
段側に軸支させた歯車と、取付手段または固定バケット
側に設けた歯形とを噛合させる歯車周回機構を用いても
よい。
た状態で該固定バケットを電柱等の周方向に移動させる
周移動手段が設けられてなることとしてもよい。周移動
手段としては、枢着ブラケット機構が好適である。しか
し、これに限らず、例えば、固定バケットまたは取付手
段側に軸支させた歯車と、取付手段または固定バケット
側に設けた歯形とを噛合させる歯車周回機構を用いても
よい。
【0017】また、前記取付手段は、電柱等の外周面を
抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備えてな
ることとしてもよい。開閉締着体としては、相互に枢着
された平面視半円状の締着板が好適である。しかし、こ
れに限らず、例えば、電柱等に巻着する締着バンドであ
ってもよい。
抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備えてな
ることとしてもよい。開閉締着体としては、相互に枢着
された平面視半円状の締着板が好適である。しかし、こ
れに限らず、例えば、電柱等に巻着する締着バンドであ
ってもよい。
【0018】また、前記周移動手段は、前記固定バケッ
トと前記取付手段とのいずれか又は双方から突設させた
ブラケットを含む枢着ブラケット装置であることとして
もよい。固定バケットと取付手段とに固定され、相互に
枢着された平板状のブラケットが好適である。しかし、
これに限らず、例えば、固定バケットと取付手段とに固
定され、相互に枢着された複数の棒体、筒体等であって
もよい。
トと前記取付手段とのいずれか又は双方から突設させた
ブラケットを含む枢着ブラケット装置であることとして
もよい。固定バケットと取付手段とに固定され、相互に
枢着された平板状のブラケットが好適である。しかし、
これに限らず、例えば、固定バケットと取付手段とに固
定され、相互に枢着された複数の棒体、筒体等であって
もよい。
【0019】また、前記枢着ブラケット装置は、ブラケ
ットの枢着部を中心とした相互の旋回角度をロックする
ロック機構を備えてなることとしてもよい。ロック機構
としては、枢軸部の周縁で一方のブラケットに設けた溝
車と、これに係着するロックピンを他方のブラケットの
ピン孔から係着させる機構が好適である。しかし、これ
に限らず、例えば、開閉締着体側に枢着させたロックレ
バーを固定バケット側に伸縮自在に係止ロックさせても
よい。
ットの枢着部を中心とした相互の旋回角度をロックする
ロック機構を備えてなることとしてもよい。ロック機構
としては、枢軸部の周縁で一方のブラケットに設けた溝
車と、これに係着するロックピンを他方のブラケットの
ピン孔から係着させる機構が好適である。しかし、これ
に限らず、例えば、開閉締着体側に枢着させたロックレ
バーを固定バケット側に伸縮自在に係止ロックさせても
よい。
【0020】また、前記上下動手段は、前記固定バケッ
ト又は開閉締着体のいずれかに縦方向に軸支されたねじ
軸機構を備えてなることとしてもよい。しかし、ねじ軸
機構に限らず、例えば、ウオーム歯車機構、ラックピニ
オン機構等を用いてもよい。
ト又は開閉締着体のいずれかに縦方向に軸支されたねじ
軸機構を備えてなることとしてもよい。しかし、ねじ軸
機構に限らず、例えば、ウオーム歯車機構、ラックピニ
オン機構等を用いてもよい。
【0021】また、前記固定バケットは、内部に作業者
が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体であり、
前記バケット支持部は、作業車等に搭載された昇降装置
の上端側に設置され、前記第1箱体を着脱自在に収容し
得るように設けられた第2箱体であることとしてもよ
い。バケット支持部および固定バケットは、上面が開口
された矩形状の箱体が好適である。しかし、これにかぎ
らず、金網、多孔板、格子枠等を素材とし、有底の円筒
状、六角筒状、その他の多角筒状等に形成してもよい。
が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体であり、
前記バケット支持部は、作業車等に搭載された昇降装置
の上端側に設置され、前記第1箱体を着脱自在に収容し
得るように設けられた第2箱体であることとしてもよ
い。バケット支持部および固定バケットは、上面が開口
された矩形状の箱体が好適である。しかし、これにかぎ
らず、金網、多孔板、格子枠等を素材とし、有底の円筒
状、六角筒状、その他の多角筒状等に形成してもよい。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る作業
用固定バケット装置を備えた高所作業車の側面説明図が
示され、図2ないし図4には、作業用固定バケット装置
の一部拡大詳細説明図が示されている。本発明に係る作
業用固定バケット装置10は、所要高さへ昇降可能な昇
降装置12に設けられたバケット支持部14と、このバ
ケット支持部14に着脱自在に支持され、電柱等の所要
高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット1
6とを備え、前記バケット支持部14により前記固定バ
ケット16を上昇させて、取付け位置で支持させた状態
で前記固定バケット16を前記電柱等に取付けるための
取付手段18が設けられている。
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る作業
用固定バケット装置を備えた高所作業車の側面説明図が
示され、図2ないし図4には、作業用固定バケット装置
の一部拡大詳細説明図が示されている。本発明に係る作
業用固定バケット装置10は、所要高さへ昇降可能な昇
降装置12に設けられたバケット支持部14と、このバ
ケット支持部14に着脱自在に支持され、電柱等の所要
高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット1
6とを備え、前記バケット支持部14により前記固定バ
ケット16を上昇させて、取付け位置で支持させた状態
で前記固定バケット16を前記電柱等に取付けるための
取付手段18が設けられている。
【0023】図1に示すように、昇降装置12は、トラ
ック等の高所作業車20の運転席寄り位置に設置された
旋回架台22と、この旋回架台22に上下回動自在に枢
着された伸縮ブーム24とを備えている。この伸縮ブー
ム24の先端部に前記バケット支持部14が設けられて
いる。このバケット支持部14は、伸縮ブーム24が上
下回動しても常に水平状態を保持し得るように、図示し
ない枢着機構により伸縮ブーム24に枢支されている。
昇降装置12としては、旋回架台22に枢着された伸縮
ブーム24が好適である。しかし、これに限ることな
く、例えば、パンタグラフ状の昇降機を用いてもよい。
図中26は、下降した伸縮ブーム24の受枠、27は、
作業中の作業車を安定支持するアウトリガーを示す。
ック等の高所作業車20の運転席寄り位置に設置された
旋回架台22と、この旋回架台22に上下回動自在に枢
着された伸縮ブーム24とを備えている。この伸縮ブー
ム24の先端部に前記バケット支持部14が設けられて
いる。このバケット支持部14は、伸縮ブーム24が上
下回動しても常に水平状態を保持し得るように、図示し
ない枢着機構により伸縮ブーム24に枢支されている。
昇降装置12としては、旋回架台22に枢着された伸縮
ブーム24が好適である。しかし、これに限ることな
く、例えば、パンタグラフ状の昇降機を用いてもよい。
図中26は、下降した伸縮ブーム24の受枠、27は、
作業中の作業車を安定支持するアウトリガーを示す。
【0024】固定バケット16は、軽金属、硬質合成樹
脂、木質材等を素材として、作業者が搭乗し得るよう
に、上面が開口された略矩形状の第1箱体28に形成さ
れている。また、バケット支持部14は、同じく軽金
属、硬質合成樹脂、木質材等を素材とし、固定バケット
16を内部に収容し得るように、上面が開口された略矩
形状の第2箱体30に形成されている。固定バケット1
6である第1箱体28は、実施例において、上面が開口
された矩形箱体に形成されているが、これに限ることな
く、有底の円筒状、六角筒状、その他の多角筒状でもよ
く、内部に作業者が搭乗して柱上作業を行うスペースを
備えた任意形状であればよい。また、箱体形状に限るこ
となく、金網、多孔板、格子枠等で形成した多孔性箱体
であってもよい。これにより、固定バケット16の構造
を簡略化でき、かつ軽量に構成できるから製造コストを
安価に維持しつつバケット中の作業における安全性確保
と、バケット支持のための機構を簡略化でき、固定バケ
ット16を電柱に支持した作業が可能となって作業中に
高所作業車20を独占的に使用する必要がない。
脂、木質材等を素材として、作業者が搭乗し得るよう
に、上面が開口された略矩形状の第1箱体28に形成さ
れている。また、バケット支持部14は、同じく軽金
属、硬質合成樹脂、木質材等を素材とし、固定バケット
16を内部に収容し得るように、上面が開口された略矩
形状の第2箱体30に形成されている。固定バケット1
6である第1箱体28は、実施例において、上面が開口
された矩形箱体に形成されているが、これに限ることな
く、有底の円筒状、六角筒状、その他の多角筒状でもよ
く、内部に作業者が搭乗して柱上作業を行うスペースを
備えた任意形状であればよい。また、箱体形状に限るこ
となく、金網、多孔板、格子枠等で形成した多孔性箱体
であってもよい。これにより、固定バケット16の構造
を簡略化でき、かつ軽量に構成できるから製造コストを
安価に維持しつつバケット中の作業における安全性確保
と、バケット支持のための機構を簡略化でき、固定バケ
ット16を電柱に支持した作業が可能となって作業中に
高所作業車20を独占的に使用する必要がない。
【0025】また、第1箱体28には、電柱等と対向す
る一方壁面に後述する取付手段18が設けられている。
バケット支持部14の第2箱体30は、内部に第1箱体
28を収容するため、電柱等に取付けるための取付手段
18が第2箱体30の上端に接触しない高さで、第1箱
体28と同じく、軽金属、硬質合成樹脂、木質材等を素
材として、第1箱体28と略類似した矩形状箱体に形成
されている。しかし、矩形状箱体に限ることなく、有底
の円筒状、六角筒状、その他の多角筒状でもよく、内部
に固定バケット16を支持し得るように、金網、多孔
板、格子枠等で受枠状に形成してもよい。
る一方壁面に後述する取付手段18が設けられている。
バケット支持部14の第2箱体30は、内部に第1箱体
28を収容するため、電柱等に取付けるための取付手段
18が第2箱体30の上端に接触しない高さで、第1箱
体28と同じく、軽金属、硬質合成樹脂、木質材等を素
材として、第1箱体28と略類似した矩形状箱体に形成
されている。しかし、矩形状箱体に限ることなく、有底
の円筒状、六角筒状、その他の多角筒状でもよく、内部
に固定バケット16を支持し得るように、金網、多孔
板、格子枠等で受枠状に形成してもよい。
【0026】これにより、電柱等の周辺の柱上作業を行
う場合に、作業者が搭乗した固定バケット16を高所作
業車20の昇降装置12のバケト支持部14に支持して
電柱に架設したケーブル等の作業位置まで上昇させるこ
とができ、固定バケット16から突出状に設けた取付手
段18を作業者が操作して電柱の所定高さ位置に固定バ
ケットを短時間で取付けできる。その後でバケト支持部
14を下降させて高所作業車20を他の箇所へ移動させ
て道路の交通の流れを妨げることがない。また、電柱に
取付けた固定バケット16に搭乗している作業者は、ケ
ーブルの取替、新設、或は接続等の作業を電柱からの転
落の心配もなく安全に遂行できる。また、各電柱ごとに
高所作業車を配置させて柱上作業が終了するまで長時間
に渡り作業車を独占的に駐車する必要がなく、1台の高
所作業車を各電柱へ移動させて順次固定バケット16の
取付、或は取外しを兼用させて施工経費を節約できる。
う場合に、作業者が搭乗した固定バケット16を高所作
業車20の昇降装置12のバケト支持部14に支持して
電柱に架設したケーブル等の作業位置まで上昇させるこ
とができ、固定バケット16から突出状に設けた取付手
段18を作業者が操作して電柱の所定高さ位置に固定バ
ケットを短時間で取付けできる。その後でバケト支持部
14を下降させて高所作業車20を他の箇所へ移動させ
て道路の交通の流れを妨げることがない。また、電柱に
取付けた固定バケット16に搭乗している作業者は、ケ
ーブルの取替、新設、或は接続等の作業を電柱からの転
落の心配もなく安全に遂行できる。また、各電柱ごとに
高所作業車を配置させて柱上作業が終了するまで長時間
に渡り作業車を独占的に駐車する必要がなく、1台の高
所作業車を各電柱へ移動させて順次固定バケット16の
取付、或は取外しを兼用させて施工経費を節約できる。
【0027】図2、図3、図4に示すように、取付手段
18は、電柱P等の外周面を抱込むように開閉自在に締
着する開閉締着体32を備えている。この開閉締着体3
2は、薄い軽金属、硬質合成樹脂等を素材とし、平面視
半円状の二つに分割された半円形締着板34、34に形
成されている。この半円形締着板34、34は、その一
方の縦方向の接合端が複数の蝶番36で開閉自在に枢着
され、他方の縦方向の接合端の一方縁に複数の蝶ナット
付ボルト38が枢着され、他方縁に蝶ナット付ボルト3
8が係着する係着溝40を有した係止板42が設けられ
ている。更に、半円形締着板34、34の上下端寄りで
平面視放射対称となる位置には、直径の異なる電柱P等
の外周面に当接する複数の調整ボルト44が貫通状に螺
合されている。
18は、電柱P等の外周面を抱込むように開閉自在に締
着する開閉締着体32を備えている。この開閉締着体3
2は、薄い軽金属、硬質合成樹脂等を素材とし、平面視
半円状の二つに分割された半円形締着板34、34に形
成されている。この半円形締着板34、34は、その一
方の縦方向の接合端が複数の蝶番36で開閉自在に枢着
され、他方の縦方向の接合端の一方縁に複数の蝶ナット
付ボルト38が枢着され、他方縁に蝶ナット付ボルト3
8が係着する係着溝40を有した係止板42が設けられ
ている。更に、半円形締着板34、34の上下端寄りで
平面視放射対称となる位置には、直径の異なる電柱P等
の外周面に当接する複数の調整ボルト44が貫通状に螺
合されている。
【0028】これにより、電柱等の柱上作業位置へ固定
バケット16を上昇させるときに、半円形締着板34、
34を蝶番36を中心として開口させた状態に保持し、
開口から締着板34、34内に電柱Pの所定高さの外周
面を取込む。そこで、固定ボックス16内の作業者が半
円形締着板34、34を閉着させて一方縁の蝶ナット付
ボルト38を他方縁の係止板42に係着して各蝶ナット
付ボルト38の蝶ナットを強圧に締込んで半円形締着板
34、34に螺合させた複数の調整ボルト44を電柱P
の外周面に強固に圧接させて固定ボックス16を電柱等
に支持できる。電柱の足場ボルトの上下間隔は略50c
m程度であるため、半円形締着板34、34の高さは略
30cm程度に形成して電柱Pの所定高さの外周面に容
易に締着できる。また、半円形締着板34、34に螺合
させた複数の調整ボルト44が電柱Pの外周面に圧接し
て電柱の外周面と半円形締着板34、34との内面とに
間隙が形成されるため、電柱の外周面に配線された接地
線や外灯電力線等の切断を発生することがなく、また、
調整ボルト44で電柱の外周面と半円形締着板34、3
4との内面との間隙を調整しながら固定バケット16を
水平に支持できる。また、蝶ナット付ボルト38の蝶ナ
ットを緩めて係止板42から脱係すれば、半円形締着板
34、34を電柱P等から簡単に取外しでき、固定バケ
ット16の電柱P等への着脱を簡単で、迅速に行える。
同時に半円形締着板34、34は半円板であるため、軽
量で操作性に優れ作業者が簡単に開閉操作でき、構造も
簡単で製造コストも安価である。また、開閉締着体32
は、相互に枢着された半円締着板34、34で形成され
ているが、これに限ることなく、例えば、相互に開閉自
在に枢着された平面視コ字形締着板、く字形締着板、多
角形締着板等であってもよく、貫通螺合させた複数の調
整ボルト44を電柱外周面に圧接させて固定バケットの
支持状態を保持できる。
バケット16を上昇させるときに、半円形締着板34、
34を蝶番36を中心として開口させた状態に保持し、
開口から締着板34、34内に電柱Pの所定高さの外周
面を取込む。そこで、固定ボックス16内の作業者が半
円形締着板34、34を閉着させて一方縁の蝶ナット付
ボルト38を他方縁の係止板42に係着して各蝶ナット
付ボルト38の蝶ナットを強圧に締込んで半円形締着板
34、34に螺合させた複数の調整ボルト44を電柱P
の外周面に強固に圧接させて固定ボックス16を電柱等
に支持できる。電柱の足場ボルトの上下間隔は略50c
m程度であるため、半円形締着板34、34の高さは略
30cm程度に形成して電柱Pの所定高さの外周面に容
易に締着できる。また、半円形締着板34、34に螺合
させた複数の調整ボルト44が電柱Pの外周面に圧接し
て電柱の外周面と半円形締着板34、34との内面とに
間隙が形成されるため、電柱の外周面に配線された接地
線や外灯電力線等の切断を発生することがなく、また、
調整ボルト44で電柱の外周面と半円形締着板34、3
4との内面との間隙を調整しながら固定バケット16を
水平に支持できる。また、蝶ナット付ボルト38の蝶ナ
ットを緩めて係止板42から脱係すれば、半円形締着板
34、34を電柱P等から簡単に取外しでき、固定バケ
ット16の電柱P等への着脱を簡単で、迅速に行える。
同時に半円形締着板34、34は半円板であるため、軽
量で操作性に優れ作業者が簡単に開閉操作でき、構造も
簡単で製造コストも安価である。また、開閉締着体32
は、相互に枢着された半円締着板34、34で形成され
ているが、これに限ることなく、例えば、相互に開閉自
在に枢着された平面視コ字形締着板、く字形締着板、多
角形締着板等であってもよく、貫通螺合させた複数の調
整ボルト44を電柱外周面に圧接させて固定バケットの
支持状態を保持できる。
【0029】更に、作業用固定バケット装置10には、
固定バケット16を電柱P等に水平方向へ向け取付けた
状態で固定バケット16を電柱等に対して上下動させる
上下動手段46が設けられている。上下動手段46は、
固定バケット16に縦方向に軸支されたねじ軸機構48
を備えている。実施例において、第1箱体28の電柱P
に取付ける側の壁面50の上端寄り位置に略矩形状の基
板52が接合され、この基板52は、同基板52から壁
面50の内面側に設けた裏板54へ螺合された複数のボ
ルト56で壁面50に締着されている。この基板52の
外面側の上下端寄りの略中央位置に軸受58、58が上
下に対向して固定され、この軸受58、58に上下方向
へ向けたねじ軸60の両端部が回転自在に軸支されてい
る。また、上方側の軸受58から上方へ突出されたねじ
軸60の端部にハンドル62が略逆L字状に固定されて
いる。このねじ軸60の中間高さ位置にはナット状間座
64が螺合され、このナット状間座64の前面に、横幅
が基板52と略同一で高幅が基板52より小さい摺動板
66の背面側の略中央位置が一体に固定されている。ま
た、基板52の前面の両側端り位置にはガイドレール6
8、68が上下方向に固定され、このガイドレール6
8、68に摺動板66の背面側の両側端寄りの上下位置
等に設けた複数のガイド70、70が摺動自在に係合さ
れている。
固定バケット16を電柱P等に水平方向へ向け取付けた
状態で固定バケット16を電柱等に対して上下動させる
上下動手段46が設けられている。上下動手段46は、
固定バケット16に縦方向に軸支されたねじ軸機構48
を備えている。実施例において、第1箱体28の電柱P
に取付ける側の壁面50の上端寄り位置に略矩形状の基
板52が接合され、この基板52は、同基板52から壁
面50の内面側に設けた裏板54へ螺合された複数のボ
ルト56で壁面50に締着されている。この基板52の
外面側の上下端寄りの略中央位置に軸受58、58が上
下に対向して固定され、この軸受58、58に上下方向
へ向けたねじ軸60の両端部が回転自在に軸支されてい
る。また、上方側の軸受58から上方へ突出されたねじ
軸60の端部にハンドル62が略逆L字状に固定されて
いる。このねじ軸60の中間高さ位置にはナット状間座
64が螺合され、このナット状間座64の前面に、横幅
が基板52と略同一で高幅が基板52より小さい摺動板
66の背面側の略中央位置が一体に固定されている。ま
た、基板52の前面の両側端り位置にはガイドレール6
8、68が上下方向に固定され、このガイドレール6
8、68に摺動板66の背面側の両側端寄りの上下位置
等に設けた複数のガイド70、70が摺動自在に係合さ
れている。
【0030】この摺動板66側には後述する周移動手段
を介して取付手段18が連結されている。この取付手段
18を電柱P等に取付た状態で、上下動手段46のねじ
軸60の上端のハンドル62を第1箱体28に搭乗して
いる作業者が手動で平面視時計方向へ向けて正回転、ま
たは反時計方向へ向けて逆回転させると、ナット状間座
64に係合したねじ軸60が第1箱体28と共に下方ま
たは上方へ移動し、作業者は作業をしながら第1箱体2
8内の作業者の作業位置を、作業箇所や作業状態に対応
させて作業がし易い最適の作業位置に調整できる。ま
た、電柱P側に締着させた開閉締着体32に対してねじ
軸機構48は上下動の構造が簡単でハンドル62を回転
させるだけで上下移動範囲を調整でき、製造コストも安
価であり保守点検も容易で強度も高い。また、実施例で
は、上下動手段46は固定バケット16側に設けている
が、これに限らず、例えば、取付手段18側に設けて固
定バケット16の上下動を調整してもよい。また、上下
動手段46は、ねじ軸機構48にかぎらず、例えば、ウ
オーム歯車機構、ラックピニオン機構等を用いてもよ
い。
を介して取付手段18が連結されている。この取付手段
18を電柱P等に取付た状態で、上下動手段46のねじ
軸60の上端のハンドル62を第1箱体28に搭乗して
いる作業者が手動で平面視時計方向へ向けて正回転、ま
たは反時計方向へ向けて逆回転させると、ナット状間座
64に係合したねじ軸60が第1箱体28と共に下方ま
たは上方へ移動し、作業者は作業をしながら第1箱体2
8内の作業者の作業位置を、作業箇所や作業状態に対応
させて作業がし易い最適の作業位置に調整できる。ま
た、電柱P側に締着させた開閉締着体32に対してねじ
軸機構48は上下動の構造が簡単でハンドル62を回転
させるだけで上下移動範囲を調整でき、製造コストも安
価であり保守点検も容易で強度も高い。また、実施例で
は、上下動手段46は固定バケット16側に設けている
が、これに限らず、例えば、取付手段18側に設けて固
定バケット16の上下動を調整してもよい。また、上下
動手段46は、ねじ軸機構48にかぎらず、例えば、ウ
オーム歯車機構、ラックピニオン機構等を用いてもよ
い。
【0031】図3、図4、図5に示すように、固定バケ
ット16を電柱P等に取付けた状態で該固定バケット1
6を電柱P等の周方向に移動させる周移動手段71が設
けられている。この周移動手段71は、前記固定バケッ
ト16と取付手段18とのいずれか又は双方から突設さ
せた第1、第2ブラケット72、74を含む枢着ブラケ
ット装置76として形成されている。
ット16を電柱P等に取付けた状態で該固定バケット1
6を電柱P等の周方向に移動させる周移動手段71が設
けられている。この周移動手段71は、前記固定バケッ
ト16と取付手段18とのいずれか又は双方から突設さ
せた第1、第2ブラケット72、74を含む枢着ブラケ
ット装置76として形成されている。
【0032】実施例において、固定バケット16と取付
手段18との双方から第1、第2ブラケット72、74
が突出されている。第1ブラケット72は、固定バケッ
ト16に設けた上下動手段46の摺動板66の上下端寄
り位置から取付手段18側へ向け先端鋭角部を略水平に
突設させた上下2枚の三角平板72a、72bで形成さ
れている。第2ブラケット74は、取付手段18の一方
の半円形締着板34の外壁面の上下端寄りり置から固定
バケット16側へ向け、三角平板72a、72bの内面
側と重合するように先端鋭角部を略水平に突設させた上
下2枚の三角平板74a、74bで形成されている。更
に、上下の三角平板74a、74bには半円形締着板3
4の外壁面の上下端寄り側から縦形で側面視テーパ状の
上下補強板78、78が連結されて三角平板74a、7
4bの強度が補強されている。
手段18との双方から第1、第2ブラケット72、74
が突出されている。第1ブラケット72は、固定バケッ
ト16に設けた上下動手段46の摺動板66の上下端寄
り位置から取付手段18側へ向け先端鋭角部を略水平に
突設させた上下2枚の三角平板72a、72bで形成さ
れている。第2ブラケット74は、取付手段18の一方
の半円形締着板34の外壁面の上下端寄りり置から固定
バケット16側へ向け、三角平板72a、72bの内面
側と重合するように先端鋭角部を略水平に突設させた上
下2枚の三角平板74a、74bで形成されている。更
に、上下の三角平板74a、74bには半円形締着板3
4の外壁面の上下端寄り側から縦形で側面視テーパ状の
上下補強板78、78が連結されて三角平板74a、7
4bの強度が補強されている。
【0033】第1、第2ブラケット72、74の三角平
板72a、72b及び三角平板74a、74bの先端鋭
角部には、相互に重合状態で上下方向へ連通する孔80
が開孔されている。更に、第2ブラケット74の三角平
板74a、74bの先端鋭角部内には連設管82が連設
されて上下の三角平板の孔80に連通されている。そし
て、第1ブラケット72の三角平板72a、72bの先
端鋭角部は、第2ブラケット74の三角平板74a、7
4bの先端鋭角部の外面側にスラストシート84を介し
て接合され、これらの重合された三角平板72a、72
b、三角平板74a、74bの各先端鋭角部の孔80及
び連通管82に枢軸86が上下方向へ向け嵌装されて枢
着部88を有した枢着ブラケット装置76を構成してい
る。
板72a、72b及び三角平板74a、74bの先端鋭
角部には、相互に重合状態で上下方向へ連通する孔80
が開孔されている。更に、第2ブラケット74の三角平
板74a、74bの先端鋭角部内には連設管82が連設
されて上下の三角平板の孔80に連通されている。そし
て、第1ブラケット72の三角平板72a、72bの先
端鋭角部は、第2ブラケット74の三角平板74a、7
4bの先端鋭角部の外面側にスラストシート84を介し
て接合され、これらの重合された三角平板72a、72
b、三角平板74a、74bの各先端鋭角部の孔80及
び連通管82に枢軸86が上下方向へ向け嵌装されて枢
着部88を有した枢着ブラケット装置76を構成してい
る。
【0034】これにより、固定バケット16と取付手段
18とは枢着ブラケット装置76で連設され、枢軸86
で相互に枢着された第1ブラケット72と第2ブラケッ
ト74は上下方向に配置された枢軸86を中心として軸
回りに相互に水平方向へ向けて旋回する。取付手段18
を電柱に取付けることにより、取付手段18に連結され
た枢着ブラケット装置76の他端側に支持された固定バ
ケット16は、第1ブラケット72と共に枢軸86を中
心として電柱の両側面へ向け近接状に旋回できる。この
枢軸86を中心とした固定バケット16の旋回角度は固
定バケット16や枢着ブラケット装置76の大きさにも
よるが、略180〜240度程度の旋回が可能であり、
柱上作業に十分対応できることとなる。
18とは枢着ブラケット装置76で連設され、枢軸86
で相互に枢着された第1ブラケット72と第2ブラケッ
ト74は上下方向に配置された枢軸86を中心として軸
回りに相互に水平方向へ向けて旋回する。取付手段18
を電柱に取付けることにより、取付手段18に連結され
た枢着ブラケット装置76の他端側に支持された固定バ
ケット16は、第1ブラケット72と共に枢軸86を中
心として電柱の両側面へ向け近接状に旋回できる。この
枢軸86を中心とした固定バケット16の旋回角度は固
定バケット16や枢着ブラケット装置76の大きさにも
よるが、略180〜240度程度の旋回が可能であり、
柱上作業に十分対応できることとなる。
【0035】また、ケーブル等の作業部位が電柱Pの両
側に配置されている場合でも、固定バケット16を両方
の作業部位へ順次移動させ、固定バケット16に搭乗し
た作業者が作業部位に近接した最も作業し易い姿勢を保
持でき、それによって作業も迅速、かつ安全に行える。
また、周移動手段71は、極めて簡単な構造で固定バケ
ットを電柱に対して周回移動でき、作業部位に対して近
接した最適作業位置に保持でき、迅速、確実に作業を行
え、低コストで製造できる。また、枢着ブラケット装置
76は、固定バケット16または取付手段18の一方か
らブラケットを突出させ、その突出端を他方の取付手段
18または固定バケット16に直接設けた枢軸に枢着さ
せてもよい。また、枢着ブラケット装置76の第1、第
2ブラケット72、74は、三角平板で形成している
が、これに限ることなく、例えば、相互に枢着された棒
体、筒体等で形成してもよい。
側に配置されている場合でも、固定バケット16を両方
の作業部位へ順次移動させ、固定バケット16に搭乗し
た作業者が作業部位に近接した最も作業し易い姿勢を保
持でき、それによって作業も迅速、かつ安全に行える。
また、周移動手段71は、極めて簡単な構造で固定バケ
ットを電柱に対して周回移動でき、作業部位に対して近
接した最適作業位置に保持でき、迅速、確実に作業を行
え、低コストで製造できる。また、枢着ブラケット装置
76は、固定バケット16または取付手段18の一方か
らブラケットを突出させ、その突出端を他方の取付手段
18または固定バケット16に直接設けた枢軸に枢着さ
せてもよい。また、枢着ブラケット装置76の第1、第
2ブラケット72、74は、三角平板で形成している
が、これに限ることなく、例えば、相互に枢着された棒
体、筒体等で形成してもよい。
【0036】図3、図6に示すように、枢着ブラケット
装置76は、第1、第2ブラケット72、74の枢着部
88を中心とした相互の旋回角度をロックするロック機
構90を備えている。このロック機構90は、第2ブラ
ケット74の上部の三角平板74aの先端鋭角部の上面
に、枢軸86に対する先端鋭角部の半径より大きな半径
で外周縁に半円状のロック溝92が刻設されたロック板
94と、このロック板94のロック溝92と連通し得る
ように第1ブラケット72の上部側の三角平板72aに
開孔されたピン孔96と、このピン孔96から任意のロ
ック溝92に係着するように挿入するロックピン98と
を備えている。
装置76は、第1、第2ブラケット72、74の枢着部
88を中心とした相互の旋回角度をロックするロック機
構90を備えている。このロック機構90は、第2ブラ
ケット74の上部の三角平板74aの先端鋭角部の上面
に、枢軸86に対する先端鋭角部の半径より大きな半径
で外周縁に半円状のロック溝92が刻設されたロック板
94と、このロック板94のロック溝92と連通し得る
ように第1ブラケット72の上部側の三角平板72aに
開孔されたピン孔96と、このピン孔96から任意のロ
ック溝92に係着するように挿入するロックピン98と
を備えている。
【0037】これにより、電柱P等の所定高さ位置に取
付けた取付手段18に対して、枢着ブラケット装置76
の枢着部88を中心として固定バケット16を旋回さ
せ、所定位置に停止させるときに第1ブラケット72の
ピン孔86にロックピン98を落込み状に挿入してロッ
ク溝92に係着させることにより、第1ブラケット72
は第2ブラケット74に対して旋回不能となってロック
保持される。このときに固定バケット16に揺動等が発
生することなく、電柱P等に架設したケーブル等の各種
作業を安定して遂行できる。
付けた取付手段18に対して、枢着ブラケット装置76
の枢着部88を中心として固定バケット16を旋回さ
せ、所定位置に停止させるときに第1ブラケット72の
ピン孔86にロックピン98を落込み状に挿入してロッ
ク溝92に係着させることにより、第1ブラケット72
は第2ブラケット74に対して旋回不能となってロック
保持される。このときに固定バケット16に揺動等が発
生することなく、電柱P等に架設したケーブル等の各種
作業を安定して遂行できる。
【0038】次に、本発明に作業用固定バケット装置1
0のの作用を説明する。電柱P等に架設したケーブルC
の張替、新設、或は接続等の作業を行なう場合には、図
1に示す高所移動車20を所定の電柱Pの位置へ移動さ
せ、アウトリガー27で車体を安定させた後で昇降装置
12に設けたバケット支持部14に固定バケット16を
支持させる。この固定バケット16内に作業者が搭乗
し、電柱Pに架設したケーブルC等の作業位置まで昇降
装置12を上昇させる。このときに、取付手段18の半
円形締着板34、34は電柱を取り込むために開口して
おく。昇降装置12は高所移動車20の運転者が地上で
操作してもよいが、バケット支持部14に操作部を設け
て作業者が操作するようにしてもよい。
0のの作用を説明する。電柱P等に架設したケーブルC
の張替、新設、或は接続等の作業を行なう場合には、図
1に示す高所移動車20を所定の電柱Pの位置へ移動さ
せ、アウトリガー27で車体を安定させた後で昇降装置
12に設けたバケット支持部14に固定バケット16を
支持させる。この固定バケット16内に作業者が搭乗
し、電柱Pに架設したケーブルC等の作業位置まで昇降
装置12を上昇させる。このときに、取付手段18の半
円形締着板34、34は電柱を取り込むために開口して
おく。昇降装置12は高所移動車20の運転者が地上で
操作してもよいが、バケット支持部14に操作部を設け
て作業者が操作するようにしてもよい。
【0039】そこで、図7に示す様に、半円形締着板3
4、34内に電柱Pの所定位置を取り込んだ後で作業者
が手作業で半円形締着板34、34を閉口させ、蝶ナッ
ト付きボルト38を係止板42に係着させて締込み、複
数の調整ボルト44を電柱の外周面に圧接させる。この
状態で昇降装置12を下降させてバケット支持部14を
固定バケット16から離脱させ、高所作業車20は次の
電柱の作業箇所へ移動する。作業車を長時間に渡り駐車
させないため道路の交通を妨げることがない。
4、34内に電柱Pの所定位置を取り込んだ後で作業者
が手作業で半円形締着板34、34を閉口させ、蝶ナッ
ト付きボルト38を係止板42に係着させて締込み、複
数の調整ボルト44を電柱の外周面に圧接させる。この
状態で昇降装置12を下降させてバケット支持部14を
固定バケット16から離脱させ、高所作業車20は次の
電柱の作業箇所へ移動する。作業車を長時間に渡り駐車
させないため道路の交通を妨げることがない。
【0040】電柱Pに取付け固定された固定バケット1
4に搭乗している作業者は、上下動手段46のハンドル
62を回転させて第1箱体28の高さ位置を調整し、ま
た、周移動手段71の枢着ブラケット装置76の枢軸8
6を中心として固定バケット14を電柱Pの周方向に回
動させて最適の作業位置を確保し、ロック機構90のロ
ックピン98を第1ブラケット72のピン孔96に挿入
してロックさせる。そして、図8に示すように、固定バ
ケット14内の作業者は転落の危険もなく、安全に作業
を遂行できることとなる。また、ケーブル等の作業部位
が電柱Pの両側に配置されている場合には、固定バケッ
ト16をケーブルCと交差する位置に取付手段18で取
付け、固定バケット16を枢軸86を中心として平面視
左右方向へ略90度程度に電柱P等の周方向に移動させ
てロックすることにより、作業者が作業部位に近接して
最も作業し易い姿勢を保持でき、それによって作業も迅
速、かつ安全に行える。
4に搭乗している作業者は、上下動手段46のハンドル
62を回転させて第1箱体28の高さ位置を調整し、ま
た、周移動手段71の枢着ブラケット装置76の枢軸8
6を中心として固定バケット14を電柱Pの周方向に回
動させて最適の作業位置を確保し、ロック機構90のロ
ックピン98を第1ブラケット72のピン孔96に挿入
してロックさせる。そして、図8に示すように、固定バ
ケット14内の作業者は転落の危険もなく、安全に作業
を遂行できることとなる。また、ケーブル等の作業部位
が電柱Pの両側に配置されている場合には、固定バケッ
ト16をケーブルCと交差する位置に取付手段18で取
付け、固定バケット16を枢軸86を中心として平面視
左右方向へ略90度程度に電柱P等の周方向に移動させ
てロックすることにより、作業者が作業部位に近接して
最も作業し易い姿勢を保持でき、それによって作業も迅
速、かつ安全に行える。
【0041】電柱上の作業が終了したら、再び電柱の下
方近傍位置へ高所作業車20を移動させ、昇降装置12
を上昇させてバケット支持部14内に固定バケット16
を保持させ、その状態で固定バケット16内の作業者が
電柱Pに締着させている半円形締着板34、34の蝶ナ
ット付ボルト38を係止板42から脱係して半円形締着
板34、34を開口させ、昇降装置12を下降させ、次
の作業位置へ高所作業車20を移動させる。
方近傍位置へ高所作業車20を移動させ、昇降装置12
を上昇させてバケット支持部14内に固定バケット16
を保持させ、その状態で固定バケット16内の作業者が
電柱Pに締着させている半円形締着板34、34の蝶ナ
ット付ボルト38を係止板42から脱係して半円形締着
板34、34を開口させ、昇降装置12を下降させ、次
の作業位置へ高所作業車20を移動させる。
【0042】従って、本発明に係る作業用固定バケット
装置10を高所作業車の昇降装置に利用することによ
り、電柱等の周辺の柱上作業を安全に作業を遂行でき
る。また、高所作業車を電柱に近接した道路上に一時停
車させて固定バケットを電柱等に短時間で取り付けるこ
とができるから交通の流れを妨げることなく、交通渋滞
を防止できる。また、作業者の柱上作業が終了するまで
作業車を独占的に使用する必要がないから、1台の高所
作業車の移動で順次固定バケットの取付、或は取外しを
兼用させて施工経費を節約させることができる。
装置10を高所作業車の昇降装置に利用することによ
り、電柱等の周辺の柱上作業を安全に作業を遂行でき
る。また、高所作業車を電柱に近接した道路上に一時停
車させて固定バケットを電柱等に短時間で取り付けるこ
とができるから交通の流れを妨げることなく、交通渋滞
を防止できる。また、作業者の柱上作業が終了するまで
作業車を独占的に使用する必要がないから、1台の高所
作業車の移動で順次固定バケットの取付、或は取外しを
兼用させて施工経費を節約させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る作業
用固定バケット装置によれば、所要高さへ昇降可能な昇
降装置に設けられたバケット支持部と、このバケット支
持部に着脱自在に支持され、電柱等の所要高さ位置に上
昇取付けて高所作業を行う固定バケットとを備え、前記
バケット支持部を上昇させて前記固定バケットを取付け
位置で支持させた状態で該固定バケットを前記電柱等に
取付けるための取付手段が設けられてなることにより、
電柱等の周辺の柱上作業を行う場合に、作業者が搭乗し
た固定バケットを高所作業車の昇降装置を利用して電柱
の所定高さ位置に容易に取付けて安全に作業を遂行でき
る。また、固定バケットの電柱への取付、取外のときに
高所作業車を電柱に近接した道路上に一時停車させて固
定バケットを電柱等に短時間で取り付けることができる
から交通の流れを妨げることなく、交通渋滞を防止でき
る。また、作業区間において各電柱ごとに高所作業車を
配置させて複数の高所作業車を必要とすることがない。
また、作業者の柱上作業が終了するまで作業車を独占的
に使用する必要がないから、1台の高所作業車の移動で
順次固定バケットの取付、或は取外しを兼用させて施工
経費を節約させることができる。
用固定バケット装置によれば、所要高さへ昇降可能な昇
降装置に設けられたバケット支持部と、このバケット支
持部に着脱自在に支持され、電柱等の所要高さ位置に上
昇取付けて高所作業を行う固定バケットとを備え、前記
バケット支持部を上昇させて前記固定バケットを取付け
位置で支持させた状態で該固定バケットを前記電柱等に
取付けるための取付手段が設けられてなることにより、
電柱等の周辺の柱上作業を行う場合に、作業者が搭乗し
た固定バケットを高所作業車の昇降装置を利用して電柱
の所定高さ位置に容易に取付けて安全に作業を遂行でき
る。また、固定バケットの電柱への取付、取外のときに
高所作業車を電柱に近接した道路上に一時停車させて固
定バケットを電柱等に短時間で取り付けることができる
から交通の流れを妨げることなく、交通渋滞を防止でき
る。また、作業区間において各電柱ごとに高所作業車を
配置させて複数の高所作業車を必要とすることがない。
また、作業者の柱上作業が終了するまで作業車を独占的
に使用する必要がないから、1台の高所作業車の移動で
順次固定バケットの取付、或は取外しを兼用させて施工
経費を節約させることができる。
【0044】また、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられてなることにより、柱上における
作業者の作業位置を、作業箇所や作業状態に対応させて
作業がし易いように上下動調整して作業能率を向上させ
得る。
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられてなることにより、柱上における
作業者の作業位置を、作業箇所や作業状態に対応させて
作業がし易いように上下動調整して作業能率を向上させ
得る。
【0045】また、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等の周方向に移動させる
周移動手段が設けられてなることにより、ケーブル等の
作業部位が電柱の両側に配置されている場合でも、固定
バケットを作業部位へ順次移動させ、固定バケットに搭
乗した作業者が作業部位に近接して最も作業し易い姿勢
を保持でき、それによって作業も迅速、かつ安全に行え
る。
た状態で該固定バケットを電柱等の周方向に移動させる
周移動手段が設けられてなることにより、ケーブル等の
作業部位が電柱の両側に配置されている場合でも、固定
バケットを作業部位へ順次移動させ、固定バケットに搭
乗した作業者が作業部位に近接して最も作業し易い姿勢
を保持でき、それによって作業も迅速、かつ安全に行え
る。
【0046】また、前記取付手段は、電柱等の外周面を
抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備えてな
ることにより、固定バケットの電柱等への着脱が簡単
で、迅速に行える。同時に装置の構造も簡単で、製造コ
ストも安価である。
抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備えてな
ることにより、固定バケットの電柱等への着脱が簡単
で、迅速に行える。同時に装置の構造も簡単で、製造コ
ストも安価である。
【0047】また、前記周移動手段は、前記固定バケッ
トと前記取付手段とのいずれか又は双方から突設させた
ブラケットを含む枢着ブラケット装置であることによ
り、極めて簡単な構造で固定バケットを電柱に対して周
回移動でき、作業部位に対して近接した最適作業位置に
保持でき、迅速、確実に作業を行える。
トと前記取付手段とのいずれか又は双方から突設させた
ブラケットを含む枢着ブラケット装置であることによ
り、極めて簡単な構造で固定バケットを電柱に対して周
回移動でき、作業部位に対して近接した最適作業位置に
保持でき、迅速、確実に作業を行える。
【0048】また、前記枢着ブラケット装置は、ブラケ
ットの枢着部を中心とした相互の旋回角度をロックする
ロック機構を備えてなることにより、電柱等の所定高さ
位置に取付けた取付手段に対して、ブラケットの枢着部
を中心として旋回させた固定バケットを所定位置にロッ
ク保持でき、固定バケットに揺動等が発生することな
く、電柱に架設したケーブルの各種作業を安定して遂行
できる。
ットの枢着部を中心とした相互の旋回角度をロックする
ロック機構を備えてなることにより、電柱等の所定高さ
位置に取付けた取付手段に対して、ブラケットの枢着部
を中心として旋回させた固定バケットを所定位置にロッ
ク保持でき、固定バケットに揺動等が発生することな
く、電柱に架設したケーブルの各種作業を安定して遂行
できる。
【0049】また、前記固定バケットは、内部に作業者
が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体であり、
前記バケット支持部は、作業車等に搭載された昇降装置
の上端側に設置され、前記第1箱体を着脱自在に収容し
得るように設けられたことにより、固定バケットの構造
を簡略化でき、かつ軽量に構成できるから製造コストを
安価に維持しつつバケット中の作業における安全性確保
と、バケット支持のための機構を簡略化して、高所作業
車の独占を不要とさせ得る。また、交通等を渋滞させる
こともない。
が搭乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体であり、
前記バケット支持部は、作業車等に搭載された昇降装置
の上端側に設置され、前記第1箱体を着脱自在に収容し
得るように設けられたことにより、固定バケットの構造
を簡略化でき、かつ軽量に構成できるから製造コストを
安価に維持しつつバケット中の作業における安全性確保
と、バケット支持のための機構を簡略化して、高所作業
車の独占を不要とさせ得る。また、交通等を渋滞させる
こともない。
【0050】また、本発明の作業用固定バケット装置で
は所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けられたバケット
支持部と、このバケット支持部に着脱自在に支持され、
電柱等の所要高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固
定バケットと、を備え、前記バケット支持部により前記
固定バケットを上昇させて、取付け位置で支持させた状
態で前記固定バケットを前記電柱等に取付けるための取
付手段が設けられ、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられ、前記取付手段は、電柱等の外周
面を抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備
え、前記上下動手段は、前記固定バケット又は開閉締着
体のいずれかに縦方向に軸支されたねじ軸機構を備えて
なることにより、電柱側に締着させた開閉締着体に対し
て、ねじ軸機構は上下動の構造が簡単で製造コストも安
価であり、更に、保守点検も容易で強度も高い。
は所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けられたバケット
支持部と、このバケット支持部に着脱自在に支持され、
電柱等の所要高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固
定バケットと、を備え、前記バケット支持部により前記
固定バケットを上昇させて、取付け位置で支持させた状
態で前記固定バケットを前記電柱等に取付けるための取
付手段が設けられ、前記固定バケットを電柱等に取付け
た状態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる
上下動手段が設けられ、前記取付手段は、電柱等の外周
面を抱込むように開閉自在に締着する開閉締着体を備
え、前記上下動手段は、前記固定バケット又は開閉締着
体のいずれかに縦方向に軸支されたねじ軸機構を備えて
なることにより、電柱側に締着させた開閉締着体に対し
て、ねじ軸機構は上下動の構造が簡単で製造コストも安
価であり、更に、保守点検も容易で強度も高い。
【図1】本発明の実施例に係る作業用固定バケット装置
を作業車の昇降装置に設置した側面説明図である。
を作業車の昇降装置に設置した側面説明図である。
【図2】作業用固定バケット装置の取付手段側を示した
一部拡大斜視説明図である。
一部拡大斜視説明図である。
【図3】作業用固定バケット装置の取付手段側を示した
一部拡大平面図である。
一部拡大平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】枢着ブラケット装置のロック機構の一部拡大斜
視説明図である。
視説明図である。
【図7】作業車の昇降装置を上昇させて固定バケットを
電柱に取付ける説明図である。
電柱に取付ける説明図である。
【図8】電柱に取付けた固定バケット上で作業者が作業
する状態を示した説明図である。
する状態を示した説明図である。
10 作業用固定バケット装置 12 昇降装置 14 バケット支持部 16 固定バケット 18 取付手段 28 第1箱体 30 第2箱体 32 開閉締着体 46 上下動手段 48 ねじ軸手段 71 周移動手段 72 第1ブラケット 74 第2ブラケット 88 枢着部 90 ロック機構
Claims (8)
- 【請求項1】 所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けら
れたバケット支持部と、 このバケット支持部に着脱自在に支持され、電柱等の所
要高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット
と、を備え、 前記バケット支持部により前記固定バケットを上昇させ
て、取付け位置で支持させた状態で前記固定バケットを
前記電柱等に取付けるための取付手段が設けられてなる
作業用固定バケット装置。 - 【請求項2】 前記固定バケットを電柱等に取付けた状
態で該固定バケットを電柱等に対して上下動させる上下
動手段が設けられてなる請求項1記載の作業用固定バケ
ット装置。 - 【請求項3】 前記固定バケットを電柱等に取付けた状
態で該固定バケットを電柱等の周方向に移動させる周移
動手段が設けられてなる請求項1又は2記載の作業用固
定バケット装置。 - 【請求項4】 前記取付手段は、電柱等の外周面を抱込
むように開閉自在に締着する開閉締着体を備えてなる請
求項1ないし3のいずれかに記載の作業用固定バケット
装置。 - 【請求項5】 前記周移動手段は、前記固定バケットと
前記取付手段とのいずれか又は双方から突設させたブラ
ケットを含む枢着ブラケット装置である請求項3記載の
作業用固定バケット装置。 - 【請求項6】 前記枢着ブラケット装置は、ブラケット
の枢着部を中心とした相互の旋回角度をロックするロッ
ク機構を備えてなる請求項5記載の作業用固定バケット
装置。 - 【請求項7】 前記固定バケットは、内部に作業者が搭
乗して高所作業を行う任意形状の第1箱体であり、 前記バケット支持部は、作業車等に搭載された昇降装置
の上端側に設置され、前記第1箱体を着脱自在に収容し
得るように設けられた第2箱体である請求項1 ないし6
のいずれかに記載の作業用固定バケット装置。 - 【請求項8】 所要高さへ昇降可能な昇降装置に設けら
れたバケット支持部と、 このバケット支持部に着脱自在に支持され、電柱等の所
要高さ位置に上昇取付けて高所作業を行う固定バケット
と、を備え、 前記バケット支持部により前記固定バケットを上昇させ
て、取付け位置で支持させた状態で前記固定バケットを
前記電柱等に取付けるための取付手段が設けられ、 前記固定バケットを電柱等に取付けた状態で該固定バケ
ットを電柱等に対して上下動させる上下動手段が設けら
れ、 前記取付手段は、電柱等の外周面を抱込むように開閉自
在に締着する開閉締着体を備え、 前記上下動手段は、前記固定バケット又は開閉締着体の
いずれかに縦方向に軸支されたねじ軸機構を備えてなる
作業用固定バケット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13620797A JP2939878B2 (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 作業用固定バケット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13620797A JP2939878B2 (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 作業用固定バケット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309681A JPH10309681A (ja) | 1998-11-24 |
JP2939878B2 true JP2939878B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=15169833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13620797A Expired - Lifetime JP2939878B2 (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 作業用固定バケット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939878B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-10 JP JP13620797A patent/JP2939878B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10309681A (ja) | 1998-11-24 |
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