JPH10182060A - フック - Google Patents

フック

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JPH10182060A
JPH10182060A JP34954096A JP34954096A JPH10182060A JP H10182060 A JPH10182060 A JP H10182060A JP 34954096 A JP34954096 A JP 34954096A JP 34954096 A JP34954096 A JP 34954096A JP H10182060 A JPH10182060 A JP H10182060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
base
exposed
stopper member
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP34954096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Soeda
政信 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
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Publication of JPH10182060A publication Critical patent/JPH10182060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に外れ止め部材を開放させることが可能
なフックを提供する。 【解決手段】 グリッパにより基部20の側面を把持す
ることにより、基部20外方に露出した右側部分27b
が基部20内方に押し込まれ、回転部材27がピン26
を中心に回転する。これにより、回転部材27の左側部
分27aが平板25を押し上げ、連結棒24が上動す
る。これにより、ピン24aが外れ止め部材31の後端
を押し上げ、外れ止め部材31が時計方向に回転し、鉤
部21の開放部21aを開放させることができる。な
お、この回転部材27を2個設け、基部20において隣
り合う2側面のそれぞれから露出させるようにすること
により、どの方向から把持しても外れ止め部材31を回
転させて開放部21aを開放させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車に設け
られるクレーン装置のロープ先端に取り付けられるフッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン装置を備えた高所作業車とし
て、操作室およびマニピュレータからなる作業台がブー
ム先端に取り付けられ、電柱の活線工事に用いられる高
所作業車がある。この種の高所作業車により取付対象物
(例えば開閉器)の電柱への取付作業を行う場合、ま
ず、ブームおよび作業台を操作して作業台を所望の位置
まで移動させる。そして、クレーン装置から繰り出され
たロープ先端のフックを開閉器に設けられたリングに掛
け、ウィンチによりロープを巻き上げて開閉器を所望の
高所まで吊り上げ、マニピュレータを操作して開閉器を
電柱に付ける。
【0003】この取付作業が終了すると、フックは開閉
器のリングから取り外されることになる。電線には高圧
電流が流れているため、このフックの取り外し作業もマ
ニピュレータを用いて行われる。このため、フックは、
マニピュレータにより取り外しが行いやすいような構成
となっている。
【0004】図4には、このフック40の構成が示され
ている。図示されるように、フック40は、鉤状に形成
されており、この鉤部の開放部41には、外れ止め部材
43が開閉自在に取り付けられている。この外れ止め部
材43は付勢手段(図示せず)による付勢力を受けてそ
の先端部がフック先端内側に当接するようになってお
り、これにより、通常は開放部41が塞がれて外れ止め
がなされる。この外れ止め部材43には側方に延びて第
1把持部43aが形成されるとともに、フック側面には
第2把持部材44が取り付けられている。
【0005】このような構成によれば、この第1把持部
43aおよび第2把持部材44のフック側方に突出した
第2把持部44aをマニピュレータ先端のグリッパに把
持させることにより、外れ止め部材43を回転させて開
放部41を開放させることができる。そして、第1把持
部43aおよび第2把持部44aを把持させながらグリ
ッパを回転させることにより、フック40をリングから
取り外すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1、
第2把持部43a,44aは小さいため、これらをマニ
ピュレータのグリッパ先端により把持することは容易で
はないという問題がある。さらに、フックの向きによっ
ては把持を行うために、作業台をフック側方に回り込ま
せてグリッパの方向を第1、第2把持部43a,44a
の方向に合わせる必要があり、面倒であった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、容易に外れ止め部材を開放させることが
可能なフックを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフックは、多角柱状に形成された基部お
よびこの基部から下方に向けて鉤状に延びて一体に形成
された鉤部からなるフック本体と、鉤部の開放部を開閉
自在に覆ってフック本体に取り付けられた外れ止め部材
と、外れ止め部材を閉止位置に付勢保持する付勢部材
と、少なくとも一部を基部の側面外方に露出してフック
本体に設けられるとともに露出した部分を基部の側面内
方に押し込む外力を外れ止め部材に伝達して外れ止め部
材を開放させる開放手段とを有している。このような構
成によれば、フック本体において、開放手段の一部が露
出している側面とこの側面に対向する側面を把持するこ
とにより、外れ止め部材を開放させることができる。
【0009】なお、基部を四角形状に形成するとともに
開放手段において基部の側面外方に露出する部分を2個
設け、これらを基部において隣り合う2側面のそれぞれ
から露出させるようにして、基部においては、何れの平
行な2側面においても一方の側面からは開放手段が露出
しているようにすることが好ましい。このような構成に
よれば、どの対向する2側面を把持しても、外れ止め部
材を開放させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態に
ついて図を参照して説明する。まず、本発明のフックが
用いられるクレーン装置を備えた高所作業車の構成につ
いて図3を用いて説明する。高所作業車1の車体2上に
は、車体2に対して旋回自在な旋回台3が取り付けられ
ており、この旋回台3の上部にはブーム4が起伏自在に
枢支されている。このブーム4は、基端ブーム4aおよ
び先端ブーム4bからなり、これら2段のブームは入れ
子式に伸縮自在に構成されており、これらは伸縮シリン
ダ5により起伏作動可能となっている。
【0011】先端ブーム4cの先端部には、支持台6b
と操作室6aとからなる作業台6が取り付けられてい
る。この作業台6は、レベリング機構(図示せず)によ
り常時水平に保持されており、また首振り(水平旋回)
可能となっている。操作室6a後部には、クレーン装置
7が取り付けられている。
【0012】このクレーン装置7は、作業台6に旋回自
在に取り付けられた基端アーム7aと、この基端アーム
7aに起伏自在に取り付けられた第1揺動アーム7b
と、この第1揺動アーム7bに屈伸自在に取り付けられ
た第2揺動アーム7cとを有している。第1揺動アーム
7bと第2揺動アーム7cとの間には、ウィンチ7dが
設けられており、このウィンチ7dにはロープ7eが掛
け回されている。ロープ7eは第2揺動アーム7cの先
端のシーブ(図示せず)を介して下方へ垂れ下がってい
る。ロープ7e先端にはフック8(図3においては模式
的に拡大して示している)が取り付けられており、この
フック8を被吊り上げ物(当該例においては開閉器1
2)のリング12aに掛け、ウィンチ7dを作動させる
ことにより、開閉器12の上げ下げを行うことができ
る。なお、このフック8には外れ止め部材31が設けら
れており、これにより、フック8はリング12aから外
れないようになっている。
【0013】操作室6aの前方には、マニピュレータ9
が2個取り付けられている。このマニピュレータ9は、
作業台6に対して起伏、屈伸が自在に構成されており、
その先端にはグリッパ9aが取り付けられている。この
グリッパ9aは、その先端部を開閉して作業対象物の把
持およびその開放を行うことができる。
【0014】このように構成された高所作業車を用いて
電柱14へ開閉器12の取り付ける場合、まず、ブーム
4および作業台6を操作して作業台6を所望の位置に移
動させる。そして、地上に置かれた開閉器12のリング
12aにフック8を掛けてウィンチ7dによりロープ7
eを巻き上げ、開閉器12を上方へ吊り上げる。さら
に、クレーン7を操作して開閉器12を取付位置近傍ま
で移動させ、マニピュレータ9を操作して固定部材13
により開閉器12を電柱14へ取り付ける。この取付が
完了すると、マニピュレータ9を操作して、フック8を
リング12aから取り外す。本発明のフック8は、この
取り外し作業を容易に行うことが可能な構成となってい
る。
【0015】図1および図には、フック8の詳細構成が
示されている。図示されるように、フック8は、中空の
四角柱状の基部20およびこの基部20から下方に向け
て鉤状に延びて一体に形成された鉤部21とからなるフ
ック本体をベースに構成されており、基部20上端部に
ロープ7eが取り付けられる。基部20において、隣り
合う2側面20a,20a(図2における右側および前
側の側面)のそれぞれの中間部には、第1スリット20
bが形成されており、右側の側面20aの下端には、第
2スリット20cが形成されている。
【0016】基部20の内側には、支持部材22,23
が上下に設けられており、この支持部材22,23に、
連結棒24が上下方向にスライド移動可能に支持されて
いる。この連結棒24における中間部よりやや上方には
四角形状の平板25が結合されており、この連結棒24
の下端部にはピン24が結合している。
【0017】基部20内において、後側および左側の側
面20a,20aには、それぞれピン26が取り付けら
れており、それぞれのピン26に回転部材27が回転自
在に支持されている。この回転部材27は平板からな
り、図1からもわかるように、左側部分27aに対して
右側部分27bが上方に延びた形状となっており、その
上端部がピン26に支持されている。この右側部分27
bは三角形状に形成されており、その側部は上端から右
端にかけて右下がりのテーパ形状となっており、右端か
ら下端にかけて左下がりのテーパ形状となっている。そ
れぞれの回転部材27において、左側部分27aの上面
は平板25の下面に当接しており、右側部分27bの右
端部は第1スリット20bを介して基部20外方に露出
している。
【0018】基部20内において支持部材23の下方に
はピン30が取り付けられており、このピン30に外れ
止め部材31が回転自在に支持されている。この外れ止
め部材31はL字状に形成されており、フランジ部31
aを有している。この外れ止め部材31の先端部は第2
スリット20cを介して基部20外部に露出しており、
後端部は連結棒24下端のピン24aに当接している。
ピン30にはバネ33が取り付けられており、このバネ
33の一方の端部はフランジ部31aに当接し、他方の
端部はピン30の上方に取り付けられたピン34に当接
している。このバネ33の付勢力により、外れ止め部材
31の先端は鉤部21に当接するようになっており、鉤
部21の開放部21aは通常は塞がれて外れ止めがなさ
れている。
【0019】以上のように構成されたフック8を、マニ
ピュレータ9によりリング12aから取り外す場合、外
れ止め部材31による外れ止めを解除しなければならな
いが、この解除は、グリッパ9aにより基部20の側面
を把持するだけで行うことができる。すなわち、この把
持により、右側部分27bが基部20内方に押し込まれ
て回転部材27が回転する。これにより、この回転部材
27の左側部分27aが平板25を押し上げ、連結棒2
4が上動する。これにより、ピン24aが外れ止め部材
31の後端を押し上げ、外れ止め部材31が時計方向に
回転し、鉤部21の開放部21aを開放させることがで
きる。
【0020】以上のように、鉤部21の開放部21aが
開放されると、グリッパ9aにより基部20を把持させ
たまま、マニピュレータ9が操作されてフック8がリン
グ12aから取り外される。
【0021】なお、2個の回転部材27,27は、基部
20において隣り合う側面からそれぞれ露出するように
なっており、基部20においては何れの平行な2側面に
おいても一方の側面からは回転部材27が露出すること
になるので、A方向またはB方向のどちらから把持して
も、回転部材27を押し込んで開放部21aを開放させ
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のフックは、少な
くとも一部を基部の側面外方に露出してフック本体に設
けられるとともに露出した部分を基部の側面内方に押し
込む外力を外れ止め部材に伝達して外れ止め部材を開放
させる開放手段を有するので、基部側面を把持すること
により、外れ止め部材を開放させることができ、フック
の取り外し作業が容易になる。
【0023】さらに、開放手段において基部の側面外方
に露出する部分を2個設け、これらを基部において隣り
合う2側面のそれぞれから露出させるようにして、基部
においては、何れの平行な2側面においても一方の側面
からは開放手段が露出しているようにすることにより、
どの方向から把持しても外れ止め部材を開放させること
ができる。従って、フックの取付方向に合わせて把持手
段の把持方向を変える必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線による、本発明のフックの断面
図である。
【図2】図1のII−II線による、本発明のフックの
断面図である。
【図3】本発明のフックが用いられるクレーン装置を備
えた高所作業車の構成を示す図である。
【図4】従来のフックの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
24 連結棒 24a ピン 25 平板 27 回転板 31 外れ止め部材 33 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角柱状に形成された基部およびこの基
    部から下方に向けて鉤状に延びて一体に形成された鉤部
    からなるフック本体と、 前記鉤部の開放部を開閉自在に覆って前記フック本体に
    取り付けられた外れ止め部材と、 前記外れ止め部材を閉止位置に付勢保持する付勢部材
    と、 少なくとも一部を前記基部の側面外方に露出して前記フ
    ック本体に設けられるとともに前記露出した部分を前記
    基部の前記側面内方に押し込む外力を前記外れ止め部材
    に伝達して前記外れ止め部材を開放させる開放手段とを
    有することを特徴とするフック。
  2. 【請求項2】 前記基部を四角柱状に形成するとともに
    前記開放手段において前記基部の側面外方に露出する部
    分を2個設け、これらを前記基部において隣り合う2側
    面のそれぞれから露出させるようにして、前記基部にお
    いては、何れの平行な2側面においても一方の側面から
    は前記開放手段が露出しているようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のフック。
JP34954096A 1996-12-27 1996-12-27 フック Pending JPH10182060A (ja)

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JP34954096A JPH10182060A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 フック

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JP34954096A JPH10182060A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 フック

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004269153A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Itoham Foods Inc トロリー落下防止構造
CN103241645A (zh) * 2013-05-31 2013-08-14 国家电网公司 自锁式复导线起重吊钩
TWI641766B (zh) * 2017-05-05 2018-11-21 李錦旺 One-sided safety hook

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