JP2000188808A - ホットスティック支持装置 - Google Patents

ホットスティック支持装置

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JP2000188808A
JP2000188808A JP36273898A JP36273898A JP2000188808A JP 2000188808 A JP2000188808 A JP 2000188808A JP 36273898 A JP36273898 A JP 36273898A JP 36273898 A JP36273898 A JP 36273898A JP 2000188808 A JP2000188808 A JP 2000188808A
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hot stick
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JP36273898A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Sonoyama
充彰 園山
Takashi Hirozumi
俊 広住
Shinobu Tsunoda
忍 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Chudenko Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Chudenko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所作業車の作業台からホットスティック作
業を行う場合において、作業者の労力を軽減して作業効
率を向上させることが可能なホットスティック支持装置
を提供する。 【解決手段】 高所作業車80のメインブーム85の先
端部に取り付けられたサブブーム104と、基端部がサ
ブブーム104に取り付けられ、バランス装置を介して
延びた先端部を所望の位置に並進移動及び所望の角度に
回転移動させて保持することが可能なアーム部材1と、
このアーム部材1の先端部に取り付けられてホットステ
ィック70を保持するホットスティックホルダ50とを
備えてホットスティック支持装置を構成する。また、サ
ブブーム104の先端部は電気絶縁カバー120で覆わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車を用い
た活線工事において通電中の電線を把持するホットステ
ィックを支持するホットスティック支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱の上部において配電工事を行
う場合、車体上に起伏・伸縮作動等が自在なブームを設
けるとともに、このブームの先端部に作業者搭乗用の作
業台が設けられた高所作業車が用いられている。更に、
配電設備に通電された状態における工事(いわゆる活線
工事)を行う場合には、先端に工具や電線の把持具等を
装着したホットスティックと呼ばれる電気絶縁棒が用い
られる。
【0003】このホットスティックは、作業台上の作業
者が手動により操作するマジックハンドと同様の構成で
あり、先端に設けられた工具や把持具等を遠隔操作して
通電中の電線に作業者が直接触れることなく作業ができ
るようになっている。活線工事を行う作業者は、このよ
うなホットスティックを用いて電線の被覆を剥がしたり
電線を切断或いは接続したり等の作業を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなホットスティックを用いた作業(ホットスティック
作業)では、ホットスティックを支持しながら作業を行
う作業者の労力は大きく、作業効率が悪かった。また、
作業を行う作業者のほかにホットスティックを支持する
作業者を同乗させた場合には、作業台のスペース及び重
量的な制限を受けていた。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、高所作業車の作業台からホットスティッ
ク作業を行う場合において、作業者の労力を軽減して作
業効率を向上させることが可能なホットスティック支持
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、車体と、この車体に起伏等が
自在に設けられたメインブームと、このメインブームの
先端部(例えば、実施形態における垂直ポスト86)に
取り付けられた作業者搭乗用の作業台とを備えた高所作
業車に配設され、電柱上部に張り渡された通電中の電線
の工事に使用するホットスティックを支持するホットス
ティック支持装置であって、メインブームの先端部に取
り付けられたサブブームと、基端部(例えば、実施形態
における水平旋回アーム20の基端部21)がサブブー
ムに取り付けられ、バランス装置を介して延びた先端部
(例えば、実施形態における起伏アーム40の支柱4
3)を所望の位置に並進移動及び所望の角度に回転移動
させて保持することが可能なアーム部材と、アーム部材
の先端部に取り付けられてホットスティックを保持する
ホルダ(例えば、実施形態におけるホットスティックホ
ルダ50)とを有する。
【0007】このような構成のホットスティック支持装
置を用いれば、高所作業車の作業台からホットスティッ
ク作業を行う場合において、ホットスティックが作業者
に代わって支持されるので、作業者の労力は軽減されて
作業効率が向上する。また、ホットスティックを支持す
る作業者自体が不要であるので、作業台上の作業スペー
スを広く取ることができ、作業台に搭載可能な重量範囲
も増大する。また、アーム部材にはバランス装置が備え
られているので、ホットスティックの姿勢調整を容易に
行うことができる。
【0008】また、サブブームの中間部にブラケットが
設けられ、このブラケットにアーム部材の基端部が着脱
自在に取り付けられることが好ましい。このような構成
であれば、サブブームの先端部にシーブ等の作業装置が
取り付けられていても、アーム部材を取り付ける際にサ
ブブームから作業装置をはずす必要がなく、アーム部材
のサブブームへの取り付けが容易となる。また、作業装
置は引き続き使用することができるので、作業性を損な
うことがない。更に、サブブームの先端部が電気絶縁カ
バーで覆われれば、活線工事中に、誤ってサブブームの
先端部(上記作業装置)を電線に接触させてしまっても
感電の虞がなく、作業の安全が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施形態について説明する。図2は、本発明に係
るホットスティック支持装置が取り付けられた高所作業
車80を示している。高所作業車80はトラックをベー
スとして構成されており、車体81の前方には運転席8
2が設けられており、車体81の前後左右4箇所には走
行用車輪83、83、・・・が配設されている。車体8
1上に設けられた水平旋回自在な旋回台84にはメイン
ブーム85が起伏作動及び伸縮作動自在に取り付けられ
ている。
【0010】メインブーム85の先端には垂直ポスト8
6が設けられており、この垂直ポスト86には旋回アー
ム87の基部が水平旋回自在に取り付けられている。旋
回アーム87の先端部には作業者Mが搭乗する作業台8
8が旋回自在に取り付けられている。なお、垂直ポスト
86は図示しないレベリング装置を介してメインブーム
85の先端に取り付けられており、常に垂直状態が保た
れるようになっている。このため作業台88は常に水平
面内で旋回作動することが可能である。
【0011】車体81及び作業台88のそれぞれにブー
ム操作装置89、90が設けられており、これら操作装
置89、90を操作することで旋回台84を旋回及びメ
インブーム85を起伏・伸縮作動させて作業台88を所
望の位置に移動させることができる。
【0012】車体81の前後左右4箇所にはジャッキ9
1、91、・・・が設けられており、下方へ張り出して
走行用車輪83、83、・・・を地面から浮かせること
で車体81を安定させることができる。また、これらの
ジャッキ91、91、・・・は車体81の側方に張り出
し可能なアウトリガ92、92に取り付けられており、
これらのアウトリガ92、92、・・・を車体81の側
方へ張り出した上でジャッキ91、91、・・・を張り
出すことにより、車体81の安定度を高めることができ
るようになっている。
【0013】垂直ポスト86の上部にはサブブーム装置
100が配設されており、例えば図3に示すようなクレ
ーン装置として用いることが可能である。図3に示すよ
うに、サブブーム装置100の基部101が旋回軸10
2を介して垂直ポスト86の上部に取り付けられてお
り、油圧により水平旋回することができるようになって
いる。基部101にはウインチ103が取り付けられて
おり、基部101に貫通取付けされたサブブーム104
(両部材101、104は図示しない留め具で締結され
る)の先端に設けられたシーブ105を介し、先端にフ
ック106が取り付けられたロープ107を巻取り繰出
しできるようになっている。なお、シーブ105はその
取付部105aをサブブーム104の先端の開口に嵌入
した上、結合ボルト108によりサブブーム104に取
り付けられる。また、基部101は枢結軸109まわり
に上下揺動自在であり、基部101の側面に円弧状に並
んで設けられた複数のピン孔110、110、、・・・
のいずれかと旋回軸102の上部に設けられた一つのピ
ン孔(図示せず)とに固定ピン111を挿入することに
より、サブブーム104を所望の起伏角度に固定するこ
とが可能である。
【0014】サブブーム装置100は、また、フック1
06をサブブーム104の下部に取り付けられたフック
用金具112に引っかけるとともにサブブーム104と
基部101とを締結する上記留め具を外してスライド自
在とし、ウインチ103によりロープ107を巻取り繰
出ししてサブブーム104をスライド作動させることが
できるようになっている。このためシーブ105を他の
作業装置に付け替えて別の用途で用いることも可能であ
る(例えば仮腕木装置に付け替えて仮腕木作業を行う
等)。
【0015】本発明では、このようなサブブーム装置1
00に、図1に示すようなアーム部材1が取り付けられ
る。以下、図1を参照してアーム部材1の構成について
説明する。アーム部材1はサブブーム104に取り付け
られるが、サブブーム104には先ずブラケット10が
取り付けられ、このブラケット10にアーム部材1が取
り付けられる。アーム部材1は、ブラケット10に対し
て水平旋回自在に支持されて水平方向に延びた水平旋回
アーム20と、この水平旋回アーム20に対して水平旋
回自在、且つ、起伏自在に配設された起伏バランサ30
と、この起伏バランサ30の先端部に取り付けられた起
伏アーム40とを備えて構成されている。また、起伏ア
ーム40にの先端部にはホットスティックホルダ50が
取り付けられている。
【0016】ブラケット10は、サブブーム104の中
間部、すなわちサブブーム104の基端側(ウインチ1
03の有る側)と先端側(シーブ105の有る側)との
間に着脱自在に設けられる。これは、例えば図3に示す
状態のサブブーム104にブラケット10を取り付ける
場合には、先ずシーブ105をサブブーム104の先端
より抜き取り、ブラケット10をサブブーム104に貫
通取り付けしてボルト113によりサブブーム104に
固定した後、再度シーブ105をサブブーム104の先
端に取り付けて固定すればよい。ブラケット10には下
方に延びたアーム部材取付部11が形成されており、こ
のアーム部材取付部11は下方に開口した円筒状になっ
ている。ここに水平旋回アーム20の基端部21から上
方に延びた突起部(図示せず)を下方から嵌入取付けし
た後、アームセットピン12を側方から挿入取り付けす
ることにより、両部材10、20が結合される。これに
より水平旋回アーム20の基端部21はブラケット10
のアーム部材取付部11に水平旋回自在に枢支される。
また、水平旋回アーム20の先端部22の上方には起伏
バランサ30の基端部材31が水平旋回自在に取り付け
られる。水平旋回アーム20には、アーム部材取付部1
1に対する水平旋回アーム20の旋回を固定する水平旋
回アーム旋回ブレーキノブ23と、水平旋回アーム20
に対する起伏バランサ30(の基端部31)の旋回を固
定する起伏バランサ旋回ブレーキノブ24とが設けられ
ている。
【0017】起伏バランサ30の内部にはガススプリン
グを含んだリンク機構(図示せず)が内蔵されており、
基端部材31に対して少ない力で起伏作動させることが
できる構成となっている。このため起伏バランサ30の
先端部に設けられた先端部材32を容易に所望の高さに
昇降移動させることができる。なお、先端部材32は起
伏バランサ30の起伏角度の如何に拘わらず常に垂直状
態に保持される。起伏バランサ30の基端部材31の上
部には起伏バランサ力調整ノブ33が設けられており、
この起伏バランサ力調整ノブ33を手動操作(回転操
作)することにより、上記ガススプリングのスプリング
力を変更して、起伏バランサ30を起伏作動させるのに
必要な力を調整することができるようになっている。ま
た、起伏バランサ30の上部には、起伏バランサ30を
所望の起仰状態に固定する起伏バランサブレーキノブ3
4が設けられている。
【0018】起伏バランサ30の先端部に設けられた先
端部材32には、起伏アーム40が設けられており、手
動により起伏及び水平旋回させることができるようにな
っている。この起伏アーム40の起伏は起伏アームロッ
クハンドル41により固定され、また起伏アーム40の
水平旋回は起伏アーム旋回ブレーキノブ42により固定
される。起伏アーム40の先端部には支柱43を介して
ホットスティックホルダ50が取り付けられている。
【0019】ホットスティックホルダ50は、図4及び
図5に示すように、支柱43の上端に固着された下側支
持部材51と、この下側支持部材51の上方に配設され
る上側支持部材52とを有して構成されており、下側支
持部材51と上側支持部材52とはそれぞれに設けられ
たヒンジ部51a、52aにおいて結合されており、上
側支持部材52は下側支持部材51に対して上下に開閉
自在となっている。なお図4では、開状態を実線で示
し、また閉状態を一点鎖線で示している。
【0020】下側支持部材51におけるヒンジ部51a
と反対側の端部にはつば部51bが形成されており、更
にこのつば部51bの下面には互いに平行で下方に伸び
た二つの耳部53、53が形成されている。これら耳部
53、53のそれぞれには中央に貫通孔54、54が穿
設されている。これら貫通孔54、54には揺動ピン5
5が取り付けられており、この揺動ピン55にはねじ5
6の基部56aが貫通取り付けされている。これにより
ねじ56は揺動ピン55を軸に上下に揺動することが可
能である。また、つば部51bにおける二つの耳部5
3、53の間の部分には、内方(図4では左方)へ向け
て切り込まれた切り込み溝57が形成されている。この
切り込み溝57はねじ56の外径よりも大きい幅を有し
ており、且つ、ねじ56を図4(実線)のように垂直に
位置させたときにねじ56と干渉しない奥行きを持って
形成されている。
【0021】ねじ56には押し板部材58及びホルダロ
ックノブ59が取り付けられている。押し板部材58に
はねじ56の外径よりも大きい内径を有する孔(図示せ
ず)が設けられており、この孔をねじ56に貫通させる
ようにしてねじ56に取り付けられている。このため、
押し板部材58はねじ56の軸方向に自由に移動させる
ことができる。また、ホルダロックノブ59にはねじ溝
が切られており、このねじ溝をねじ56のねじ溝に螺合
させて取り付けられている。このためホルダロックノブ
59はねじ56の軸線まわりに回転させることにより、
ねじ56の軸方向に移動させることが可能である。
【0022】上側支持部材52におけるヒンジ部52a
と反対側の端部にはつば部52bが形成されている。こ
のつば部52bには、下側支持部材51のつば部51b
の切り込み溝57と同型の切り込み溝60が設けられて
おり、上側支持部材52を閉じた状態(図4において実
線で示す)にして両つば部51b、52bを合わせたと
きに、両切り込み溝57、60の形状が上下で合致する
ようになっている。このため、上側支持部材52を閉じ
た状態で、ねじ56を垂直に位置させることができる。
【0023】下側支持部材51及び上側支持部材52の
内面にはホットスティック70を保持したときにホット
スティック70を傷つけないための保護材61が固着さ
れている。これらの保護材61はそれぞれ半円筒形状を
なしており、多少弾力性のある電気絶縁材料により形成
される。
【0024】ホットスティックホルダ50にホットステ
ィック70を取り付けるには、先ず上側支持部材52を
上方に開いた状態(図4において一点鎖線で示す)でホ
ットスティック70を下側支持部材51に載せ、次いで
上側支持部材52を揺動させて下側支持部材51との間
でホットスティック70の柄部71を挟むようにする。
ここで、下側及び上側支持部材51、52をホットステ
ィック70なしで閉じたときに両部材51、52の内面
により形成される円筒空間の内径は、ホットスティック
70の柄部71の外径よりも小さくなるように形成され
ているので、下側及び上側支持部材51、52で上記の
ようにホットスティック70の柄部71を挟んだときに
は、両つば部51b、52bは互いに離れた状態となる
(図4参照)。次に、ねじ56を揺動ピン55まわりに
揺動させて先端部が上方になるように垂直に位置させ
る。このときホルダロックノブ59及び押し板部材58
はややねじ56の先端付近に位置させておき、ねじ56
が垂直になったときに上側支持部材52のつば部52b
の上方に位置するようにする。ねじ56が両切り込み溝
57、60の間に入り込み垂直に位置したら、先ず押し
板部材58を上側支持部材52のつば部52bの上面に
当接させ、ホルダロックノブ59を回転させて下方に位
置させていって押し板部材58を押し下げ、両つば部5
1b、52bを締め付けるようにする。これによりホッ
トスティック70がホットスティックホルダ50に固定
される。
【0025】次に、本発明に係るホットスティック支持
装置を用いて電柱上部に張り渡された電線を通電中のま
ま把持及び支持する場合の手順を図2を参照して説明す
る。先ず、高所作業車80を作業現場へ移動させる前に
アーム部材1をサブブーム104に取り付ける。すなわ
ち、前述した要領でブラケット10をサブブーム104
に取り付けた後、サブブーム104の起伏角度を最適の
角度に設定し(例えば45度)、ブラケット10にアー
ム部材1を取り付ける。このアーム部材1の取り付けに
はサブブーム装置100をクレーンとして用い、これに
より懸吊しながら行う。なお、取り付けたアーム部材1
は、作業中使用しないときには、水平旋回アーム旋回ブ
レーキノブ23及び起伏バランサ旋回ブレーキノブ24
を操作してサブブーム104の側方に位置させ、コンパ
クトに収納することが可能である。
【0026】次に、高所作業車80を運転して作業現場
へ移動し、アウトリガ92、92、・・・及びジャッキ
91、91、・・・を張り出して走行用車輪83、8
3、・・・を浮かせ、車体81を地面に固定する。次に
旋回台84を旋回及びメインブーム85を起伏・伸長作
動させて作業台88を所望の作業位置へ移動させる。そ
してホットスティック70をアーム部材1に取り付け、
アーム部材1の各ブレーキノブ23、24、34、4
1、42を緩めた状態でアーム部材1の各部を動かし、
ホットスティック70の位置を整えながら操作部72を
操作して把持部73で電線Lを把持する。電線Lを把持
し、ホットスティック70の位置が整えられたら、各ブ
レーキ23、24、34、41、42を締めてアーム部
材の各部を固定する。これにより電線Lが支持される。
【0027】このように、本発明に係るホットスティッ
ク支持装置では、電線Lを把持したホットスティック7
0が作業者に代わって支持されるので、作業者の労力は
軽減されて作業効率が向上する。また、ホットスティッ
ク70を支持する作業者自体が不要となるので、作業台
88上の作業スペースを広く取ることができ、作業台8
8に搭載可能な重量範囲も増大する。また、アーム部材
1にはバランス装置が備えられているので、ホットステ
ィック70の姿勢調整を容易に行うことができる。
【0028】また、ホットスティック作業を行っている
ときに、サブブーム104の先端部が通電中の電線Lに
接触してしまった場合でも作業者Mが感電することがな
いように、サブブーム104の先端部をFRP等の絶縁
材料で形成した電気絶縁カバーで覆っておくことが好ま
しい。このような電気絶縁カバーの構成の一例を図6に
示す。この電気絶縁カバー120は、サブブーム104
の先端に取り付けたシーブ105に図に示す矢印S’の
方向に差し込むことにより、シーブ105全体を覆うこ
とができる形状をしており、ホットスティック70の支
持作業に伴ってシーブ105をわざわざサブブーム10
4から取り外す必要がない(図1も参照)。この電気絶
縁カバー120は、図に示すように、下部に切り込み1
21が設けられており、ロープ107をシーブ105に
巻き掛けた状態でも取り付け可能になっている。これに
より、活線工事中に、誤ってサブブーム104の先端部
(シーブ105等)を電線Lに接触させてしまっても感
電の虞がなく、作業の安全が図られる。
【0029】また、上述したように、サブブーム104
の中間部にブラケット10が設けられ、このブラケット
10にアーム部材1が着脱自在に取り付けられるので、
サブブーム104の先端部にシーブ105等の作業装置
が取り付けられていても、アーム部材1を取り付ける際
にサブブーム104から作業装置をはずす必要がなく、
アーム部材1のサブブーム104への取り付けが容易で
ある。また、シーブ105等の作業装置は引き続き使用
することができるので、作業性を損なうことがない。な
お、上記実施例においては、アーム部材1は着脱式のブ
ラケット10を介してサブブーム104に取り付けられ
ているが、ブラケット10は必ずしも着脱式である必要
はなく、サブブーム104固定されていてもよい。又は
ブラケット10のアーム取付部11に相当する部材がサ
ブブーム104に溶接等で取り付けられていても構わな
い。これらいずれの場合でも、上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホッ
トスティック支持装置は、高所作業車に配設され、メイ
ンブームの先端部に取り付けられたサブブームと、基端
部がサブブームに取り付けられ、バランス装置を介して
延びた先端部を所望の位置に並進移動及び所望の角度に
回転移動させて保持することが可能なアーム部材と、ア
ーム部材の先端部に取り付けられてホットスティックを
保持するホルダとを有して構成されるのであるが、この
ような構成により、高所作業車の作業台からホットステ
ィック作業を行う場合において、ホットスティックが作
業者に代わって支持されるので、作業者の労力は軽減さ
れて作業効率が向上する。また、ホットスティックを支
持する作業者自体が不要となるので、作業台上の作業ス
ペースを広く取ることができ、作業台に搭載可能な重量
範囲も増大する。また、アーム部材にはバランス装置が
備えられているので、ホットスティックの姿勢調整を容
易に行うことができる。
【0031】また、サブブームの中間部にブラケットが
設けられ、このブラケットにアーム部材の基端部が着脱
自在に取り付けられることが好ましい。このような構成
であれば、サブブームの先端部にシーブ等の作業装置が
取り付けられていても、アーム部材を取り付ける際にサ
ブブームから作業装置をはずす必要がなく、アーム部材
のサブブームへの取り付けが容易となる。また、作業装
置は引き続き使用することができるので、作業性を損な
うことがない。更に、サブブームの先端部が電気絶縁カ
バーで覆われれば、活線工事中に、誤ってサブブームの
先端部(上記作業装置)を電線に接触させてしまっても
感電の虞がなく、作業の安全が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホットスティック支持装置の構成
を示す側面図である。
【図2】上記ホットスティック支持装置を備えた高所作
業車を示す斜視図である。
【図3】サブブーム装置の構成を示す側面図である。
【図4】図1における矢視I−Iから見たホットスティッ
クホルダの断面図である。
【図5】図4における矢視II−IIから見たホットスティ
ックホルダの部分側面図である。
【図6】電気絶縁カバーの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アーム部材 10 ブラケット 20 水平旋回アーム 30 起伏バランサ 40 起伏アーム 50 ホットスティックホルダ(ホルダ) 70 ホットスティック 71 柄部 73 把持部 80 高所作業車 81 車体 85 メインブーム 88 作業台 100 サブブーム装置 104 サブブーム 120 電気絶縁カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広住 俊 広島県広島市中区小網町6番12号 株式会 社中電工内 (72)発明者 角田 忍 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA09 AB04 AC12 AC14 AE22 BB15 DA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、この車体に起伏等が自在に設け
    られたメインブームと、このメインブームの先端部に取
    り付けられた作業者搭乗用の作業台とを備えた高所作業
    車に配設され、電柱上部に張り渡された通電中の電線の
    工事に使用するホットスティックを支持するホットステ
    ィック支持装置であって、 前記メインブームの前記先端部に取り付けられたサブブ
    ームと、 基端部が前記サブブームに取り付けられ、バランス装置
    を介して延びた先端部を所望の位置に並進移動及び所望
    の角度に回転移動させて保持することが可能なアーム部
    材と、 前記アーム部材の前記先端部に取り付けられて前記ホッ
    トスティックを保持するホルダとを有することを特徴と
    するホットスティック支持装置。
  2. 【請求項2】 前記サブブームの中間部にブラケットが
    設けられ、このブラケットに前記アーム部材の前記基端
    部が着脱自在に取り付けられたことを特徴とする請求項
    1記載のホットスティック支持装置。
  3. 【請求項3】 前記サブブームの先端部が電気絶縁カバ
    ーで覆われたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のホットスティック支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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