JP2541469Y2 - 表装材の縫製部接着固定構造 - Google Patents
表装材の縫製部接着固定構造Info
- Publication number
- JP2541469Y2 JP2541469Y2 JP40701090U JP40701090U JP2541469Y2 JP 2541469 Y2 JP2541469 Y2 JP 2541469Y2 JP 40701090 U JP40701090 U JP 40701090U JP 40701090 U JP40701090 U JP 40701090U JP 2541469 Y2 JP2541469 Y2 JP 2541469Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewn
- adhered
- facing
- fixing structure
- sewing
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、立体形状に縫製される
車内装用の表装材を接着剤で被着基材に接着固定するの
に適用される表装材の縫製部接着固定構造に関するもの
である。
車内装用の表装材を接着剤で被着基材に接着固定するの
に適用される表装材の縫製部接着固定構造に関するもの
である。
【０００２】その表装材の縫製部接着固定構造を適用す
る一般例として、図２は自動車用のドアライニングＤを
示す。このドアライニングＤにおいては、アームレスト
Ａから延長位置し、スピーカー等が内装されるボックス
部Ｂの隅角辺を被包する表装材で適用されている。
る一般例として、図２は自動車用のドアライニングＤを
示す。このドアライニングＤにおいては、アームレスト
Ａから延長位置し、スピーカー等が内装されるボックス
部Ｂの隅角辺を被包する表装材で適用されている。
【０００３】図３は従来例に係る表装材の縫製部接着構
造を示し、その表装材１，２としてはポリ塩化ビニル等
の合成皮革が用いられている。これら表装材１，２は豪
華さを醸し出すべく端末近く皮革面で合せ縫いすると共
に、各端末１ａ，２ａを内側に折り返し縫着することに
よりダブルテッチ構造で立体形状に縫製されている。図
中、３ａ，３ｂ，３ｃは表装材１，２の縫製部分を示
し、相互の合せ縫い部分３ａには各端末１ａ，２ａが折
り返されていることによりほぼＶ字状の溝条が生ずる。
その合せ縫い部分３ａは縫製ラインのうねりを防止し且
つ表装材の位置決め接着を行うため、被着基材となる硬
質発泡ウレタン等のフォーム層４に突条歯５を設けて溝
内にくい込ませることにより接着剤で張合せ固定されて
いる。
造を示し、その表装材１，２としてはポリ塩化ビニル等
の合成皮革が用いられている。これら表装材１，２は豪
華さを醸し出すべく端末近く皮革面で合せ縫いすると共
に、各端末１ａ，２ａを内側に折り返し縫着することに
よりダブルテッチ構造で立体形状に縫製されている。図
中、３ａ，３ｂ，３ｃは表装材１，２の縫製部分を示
し、相互の合せ縫い部分３ａには各端末１ａ，２ａが折
り返されていることによりほぼＶ字状の溝条が生ずる。
その合せ縫い部分３ａは縫製ラインのうねりを防止し且
つ表装材の位置決め接着を行うため、被着基材となる硬
質発泡ウレタン等のフォーム層４に突条歯５を設けて溝
内にくい込ませることにより接着剤で張合せ固定されて
いる。
【０００４】然し、突条歯５をフォーム層４と一体に型
成形するときには鋭角な形状出し，保形することが難し
く、合せ縫い部分３ａに生ずるうねりを正確に防ぐこと
ができずしかも合せ縫い部分３ａの隙き間から接着剤が
しみ出すのも防ぐことかできない。
成形するときには鋭角な形状出し，保形することが難し
く、合せ縫い部分３ａに生ずるうねりを正確に防ぐこと
ができずしかも合せ縫い部分３ａの隙き間から接着剤が
しみ出すのも防ぐことかできない。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、表装材の貼
込みときにうねりが合せ縫い部分に生ずるのを確実に防
ぎ、また、接着剤がしみ出すのも簡単な構造で防止でき
るよう表装材の縫製部接着固定構造を改良することを課
題とする。
込みときにうねりが合せ縫い部分に生ずるのを確実に防
ぎ、また、接着剤がしみ出すのも簡単な構造で防止でき
るよう表装材の縫製部接着固定構造を改良することを課
題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案に係る表装材の縫
着部接着固定構造においては、片面側の突条歯を表装材
の縫製部に合わせて樹脂製の帯状プレートを表装材の縫
製部に沿う裏面側にあてがい縫着し、且つ、他面側の突
条歯を被着基材のフォーム層にくい込ませて表装材を被
着基材に帯状プレートで位置決め接着することにより構
成されている。
着部接着固定構造においては、片面側の突条歯を表装材
の縫製部に合わせて樹脂製の帯状プレートを表装材の縫
製部に沿う裏面側にあてがい縫着し、且つ、他面側の突
条歯を被着基材のフォーム層にくい込ませて表装材を被
着基材に帯状プレートで位置決め接着することにより構
成されている。
【０００７】
【作用】この表装材の縫着部接着固定構造では樹脂製の
帯状プレートを用い、その片面側の突条歯を表装材の縫
製部に合せて裏面側にあてがい縫着するから、縫製部に
を突条歯で正確に形状出しできてうねりが生ずるのを確
実に防止でき、また、この突条歯側と表装材を接着剤に
よらないで縫着であてがうことにより帯状プレートを表
装材の裏面側に取付けるので接着剤が合せ縫い部分から
しみ出すことがない。また、被着基材側にあっては他面
側の突条歯をフォーム層にくい込ませて帯状プレー卜を
フォーム層に接着するため、表装材を位置決めさせて簡
単に接着固定できる。
帯状プレートを用い、その片面側の突条歯を表装材の縫
製部に合せて裏面側にあてがい縫着するから、縫製部に
を突条歯で正確に形状出しできてうねりが生ずるのを確
実に防止でき、また、この突条歯側と表装材を接着剤に
よらないで縫着であてがうことにより帯状プレートを表
装材の裏面側に取付けるので接着剤が合せ縫い部分から
しみ出すことがない。また、被着基材側にあっては他面
側の突条歯をフォーム層にくい込ませて帯状プレー卜を
フォーム層に接着するため、表装材を位置決めさせて簡
単に接着固定できる。
【０００８】
【実施例】図１は本考案に係る表装材の縫着部接着固定
構造を示すものであり、図中、従来例と同じ構成部分は
同一の符号を用いて示されている。１，２は表装材、３
ａ，３ｂ，３ｃは表装材の縫製部分、４は被着基材とな
るフォーム層を示し、表装材１，２並びにフォーム層４
は従来例と同じ材質のものを用いることができる。
構造を示すものであり、図中、従来例と同じ構成部分は
同一の符号を用いて示されている。１，２は表装材、３
ａ，３ｂ，３ｃは表装材の縫製部分、４は被着基材とな
るフォーム層を示し、表装材１，２並びにフォーム層４
は従来例と同じ材質のものを用いることができる。
【０００９】その表装材１，２の合せ縫い部分３ａに対
応位置させて、帯状プレート１０が取付けれれている。
この帯状プレート１０は表装材１，２と同材質のポリ塩
化ビニル樹脂等で形成でき、その両面には鋭角な先端形
状を有する突条歯１１，１２が一体に形成されている。
この帯状プレート１０は片面側の突条歯１１を合せ縫い
部分３ａの溝内に合わせて表装材１，２の裏面側にあて
がい、表装材１，２の端末１ａ，２ａを縫着する際に縫
製部３ｂ，３ｃで共縫いすることにより取付けられてい
る。また、他面側の突条歯１２は表装材１，２の貼込み
時被着基材のフォーム層４にくい込ませて帯状プレート
１０を位置決め接着するものとしてフォーム層４にあて
がわれている。その突条歯１２をくい込ますフォーム層
４の表面にはほぼ同形の溝条１３を設けるとよく、突条
歯１２を溝条１３と位置合せすることで表装材１，２の
貼込み位置をより正確に決めるようにできる。
応位置させて、帯状プレート１０が取付けれれている。
この帯状プレート１０は表装材１，２と同材質のポリ塩
化ビニル樹脂等で形成でき、その両面には鋭角な先端形
状を有する突条歯１１，１２が一体に形成されている。
この帯状プレート１０は片面側の突条歯１１を合せ縫い
部分３ａの溝内に合わせて表装材１，２の裏面側にあて
がい、表装材１，２の端末１ａ，２ａを縫着する際に縫
製部３ｂ，３ｃで共縫いすることにより取付けられてい
る。また、他面側の突条歯１２は表装材１，２の貼込み
時被着基材のフォーム層４にくい込ませて帯状プレート
１０を位置決め接着するものとしてフォーム層４にあて
がわれている。その突条歯１２をくい込ますフォーム層
４の表面にはほぼ同形の溝条１３を設けるとよく、突条
歯１２を溝条１３と位置合せすることで表装材１，２の
貼込み位置をより正確に決めるようにできる。
【００１０】このように構成する表装材の縫着部接着固
定構造では樹脂製の帯状プレート１０に突条歯１１，１
２を一体成形するから、その形状を高精度に形成できて
うねり等が縫着ラインに発生しないよう表装材１１の合
せ縫い部分３ａを裏面側から保形でき、また、この対接
面間には接着剤を付着しないので合せ縫い部分３ａの隙
き間から接着剤がしみ出すのを確実に防げる。突条歯１
２では上述した如く表装材１，２を位置決めさせて被着
基材のフォーム層２に貼込むことができるから、表装材
１，２は被着基材側の立体形状に合せて正確に接着固定
できる。
定構造では樹脂製の帯状プレート１０に突条歯１１，１
２を一体成形するから、その形状を高精度に形成できて
うねり等が縫着ラインに発生しないよう表装材１１の合
せ縫い部分３ａを裏面側から保形でき、また、この対接
面間には接着剤を付着しないので合せ縫い部分３ａの隙
き間から接着剤がしみ出すのを確実に防げる。突条歯１
２では上述した如く表装材１，２を位置決めさせて被着
基材のフォーム層２に貼込むことができるから、表装材
１，２は被着基材側の立体形状に合せて正確に接着固定
できる。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る表装
材の縫製部接着固定構造に依れば、突条歯を両面に一体
成形した樹脂製の帯状プレートを用いるだけで、縫着ラ
インの正確な形状出しと共に表装材の被着基材に対する
確実な位置決め貼込みを行えるようになる。
材の縫製部接着固定構造に依れば、突条歯を両面に一体
成形した樹脂製の帯状プレートを用いるだけで、縫着ラ
インの正確な形状出しと共に表装材の被着基材に対する
確実な位置決め貼込みを行えるようになる。
【図１】本考案に係る表装材の縫製部接着固定構造を拡
大させて示す説明図である。
大させて示す説明図である。
【図２】同構造の一般的な適用例を示す説明図である。
【図３】従来例に係る表装材の縫製部接着固定構造を拡
大させて示す説明図である。
大させて示す説明図である。
１，２ 表装材 ３ａ 表装材の縫製部 ４ 被着基材となるフォーム層 １０ 帯状プレー卜 １１，１２ 突条歯
Claims (1)
- 【請求項１】 片面側の突条歯を表装材の縫製部に合わ
せて樹脂製の帯状プレートを表装材の縫製部に沿う裏面
側にあてがい縫着し、且つ、他面側の突条歯を被着基材
のフォーム層にくい込ませて表装材を被着基材に帯状プ
レートで位置決め接着したことを特徴とする表装材の縫
製部接着固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40701090U JP2541469Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | 表装材の縫製部接着固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40701090U JP2541469Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | 表装材の縫製部接着固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04123199U JPH04123199U (ja) | 1992-11-06 |
| JP2541469Y2 true JP2541469Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31931186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40701090U Expired - Lifetime JP2541469Y2 (ja) | 1990-12-31 | 1990-12-31 | 表装材の縫製部接着固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541469Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006028206A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-16 | Ts Tech Co., Ltd. | 表装材にダブルステッチを施してなる車両用内装材及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-12-31 JP JP40701090U patent/JP2541469Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006028206A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-16 | Ts Tech Co., Ltd. | 表装材にダブルステッチを施してなる車両用内装材及びその製造方法 |
| JPWO2006028206A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2008-05-08 | テイ・エス テック株式会社 | 表装材にダブルステッチを施してなる車両用内装材及びその製造方法 |
| CN101010210B (zh) * | 2004-09-09 | 2010-06-02 | 东京座椅技术股份有限公司 | 在表面装饰材料上进行了双十字形状针迹加工所制的车辆用内部装饰材料及其制造方法 |
| JP4933260B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2012-05-16 | テイ・エス テック株式会社 | 表装材にダブルステッチを施してなる車両用内装材及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04123199U (ja) | 1992-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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