JP2541258Y2 - ケーブル折止め具 - Google Patents

ケーブル折止め具

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JP2541258Y2
JP2541258Y2 JP1718391U JP1718391U JP2541258Y2 JP 2541258 Y2 JP2541258 Y2 JP 2541258Y2 JP 1718391 U JP1718391 U JP 1718391U JP 1718391 U JP1718391 U JP 1718391U JP 2541258 Y2 JP2541258 Y2 JP 2541258Y2
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cable
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昭男 山田
徹 三浦
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタフードのケー
ブル引込み口に設けるケーブル折止め具(以下、折止め
具という)に関し、特に二つ割り型の折止め具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5に折止め具の使用状態の一例を示
す。10はコネクタ、12はコンタクト、14はケーブ
ル、16はコネクタフード、30が折止め具である。コ
ネクタフード16は、一般に図6のように、上下二つ割
りに製作し、適当な落し込み係止構造18により連結し
て一体にする。そのとき、ケーブル引込み口20の周縁
22を、折止め具30の最先端の溝32に嵌め込んで、
折止め具30の引き抜け(軸方向の移動)を防ぐ。
【0003】折止め具30としては、図6のような通し
型を用いることもあるが、これは、コネクタ装置の組立
て時に、ケーブル心線をコネクタに結線する前に予めケ
ーブルに通しておかなければならない煩わしさがあるた
め、図7のような二つ割り型を用いる場合がある。すな
わち、折止め具30を中心軸を通る平面によって、半円
筒体30Aと半円筒体30Bとに分割する。そして、割
り面34のほぼ全長にわたって、鳩尾形断面の細長い凸
部36と、同じく鳩尾形断面の細長い溝38とからなる
スライド構造を設け、これによって円筒の状態を保つ。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の構造のものは、
ケーブル装着時に、半円筒体のどちらかをケーブル表面
に沿ってスライドさせる必要がある。そのため、ケーブ
ル外被に傷を付けやすいという欠点がある。図5に示す
コネクタは、電子機器の外側に取り付けて用い、外から
見えるという意味から外観部品と呼ばれる。このような
外観部品の表面に擦傷などがあると、商品価値が低下す
るため、組立に際して細心の注意が必要になる。
【0005】
【問題点を解決するための手段】図1のように、 (1)二つ割りしてある一方の半円筒体30Aの後端
に、鍵形の突起40を設け、かつ他方の半円筒体Bの後
端に、前記突起の引っかかる係止穴46を設け、 (2)前記半円筒体30A,Bの前端の外周に、コネク
タフード16のケーブル引込み口20の周縁22の嵌り
込む満32を設ける。
【0006】
【作用】一方の半円筒体30Aの後端に設けた鍵形の突
起40と、他方の半円筒体30Bの後端に設けた係止穴
46との作用で、折止め具30の後部の結合は保持され
る。また半円筒体30A,Bの前端の外周に設けた溝3
2を、コネクタフード16のケーブル引込み口20の周
縁22に嵌り込ませることにより、折止め具30の前部
の結合が保持されると同時に、折止め具30の軸方向の
移動が防止される。
【0007】
【実施例】図1〜3に一例を示した。図1は二つ割りに
した状態で、図2は図1のものを左側から見た状態(左
側)と正面から見た状態(右側)とを同時に示したも
の、図3は組み立てた状態を示す。
【0008】 [構成] たとえば一方の半円筒体30Aの両側の割り面34(ケ
ーブルが通る部分の両側)の後端に、それぞれ突起40
を設ける。突起40は、鍵形で(図2)、たとえば割り
面34の表面から直角に突出する部分42と、それから
直角に軸方向の前方に曲がる部分44とからなる。また
他方の半円筒体30Bの両側の割り面34の後端の、上
記突起40と相対する位置に、係止穴46を設ける。係
止穴46は、たとえば割り面34の表面から直角に落ち
込む部分48と(図2)、その先からさらに直角に軸方
向の前方に曲がる洞穴状の部分50とからなる。
【0009】また、たとえば半円筒体30Bの割り面3
4の前部にほぞ52を設け、半円筒体30Aの方にそれ
の嵌り込むほぞ穴54を設ける。このようにすると、使
用するケーブルの直径が折止め具の内径よりかなり細い
場合でも、折止め具の割り面34のズレが生じにくくな
る。ただしこれらは省略してもよい。
【0010】半円筒体30A,Bの前端の外周に、コネ
クタフード16のケーブル引込み口20の周縁22の嵌
り込む溝32を設けることは、本考案にとって重要であ
る。なぜなら、半円筒体30A,Bが互いに軸方向にず
れことを防がないと、後端の突起40と係止穴46との
引っかかりが外れてしまうからである。したがって、こ
の引っかかりが外れない範囲であれば、上記軸方向のず
れは許容される。
【0011】[組立方法] 1)たとえば半円筒体30Bを、折止め具を取り付けよ
うとするケーブルの部分に密着させる。 2)半円筒体30Aをケーブルに対して傾斜させた状態
で、突起40を半円筒体30Bの係止穴46に引っか
け、外れないように注意しながら、ケーブルおよび半円
筒体30Bに密着させる。ほぞ52,ほぞ穴54がある
場合は、それらは自然に嵌合し合う(図3)。なおこの
間、半円筒体30A,30Bを、ケーブル表面に沿って
摺動させることが全く無い。したがって、擦傷などを付
ける恐れがない。 3)それから、コネクタフード16の上下をかぶせる。
そのとき、ケーブル引込み口20の周縁22を折止め具
の溝32に嵌め込む(図3)。これで、折止め具30は
二つに割れる心配はないし、軸方向に動いてコネクタフ
ード16から抜け出る心配もなくなる。
【0012】[その他の実施態様] (1)突起40と係止穴46について: 図4のように、突起40の44の部分と、それの嵌り
込む係止穴46の50の部分を直角でなくて、鋭角に曲
げてもよい。このようにすると、より外れにくくなる。 その他適当な鍵形形状とすることができる。要する
に、突起40と係止穴46の形状は、半円筒体30A,
Bの割り面34がほぼ密着した状態で、互いに引っかか
っているものであれば、どんなものでもよい。
【0013】(2)溝32について: 溝32の形状および深さは、折止め具30がコネクタ
フード16から外れず、かつ軸方向にずれなければ、ど
のようなものであってもよい。 溝32の谷径とコネクタフード16のケーブル引込み
口20の周縁22の最小径とをほぼ同じにすること、あ
るいはこれに加えて溝32の幅とケーブル引込み口20
の周縁22の厚さとをほぼ同じとして、やや固く嵌め込
むことで、折止め具30のコネクタフード16に対する
横振れが少なくなる。 溝32の数は、1本あれば十分なことが多いが、コネ
クタフード16のケーブル引込み口20の周縁22をケ
ーブル引込みほうこうに2重あるいは3重とするととも
に溝32の数を2本あるいは3本とすると、上記横振れ
はより小さくなる。 図1の例では、溝32は円筒の全周に設けているが、
必ずしも全周である必要はない。ただし、全周に設ける
ことで、折止め具がケーブルの回りに回転できる。
【0014】
【考案の効果】二つ割りしてある一方の半円筒体の後端
に、鍵形の突起を設ける、かつ他方の半円筒体の後端
に、前記突起の引っかかる係止穴を設けるとともに、前
記両半円筒体の前端の外周に、前記コネクタフードのケ
ーブル引込み口の周縁の嵌り込む溝を設けたので、 (1)上記のように、ケーブルおよびコネ タフードへ
の装着に際して、ケーブの表面を摺動させる必要がな
い。そのためケーブル表面に擦傷を付ける恐れがなくな
る。したがって、コネクタ装置の組立に当り、払うべき
注意が大幅に削減され、作業能率が向上する。 (2)従来の鳩尾形などの長い溝を成形する必要がな
く、ごく短い係止穴のみでよい。したがって、射出成形
において、溝や穴を形成するための金型のスライド型が
短いものでよく、金形のコストが下がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の分割説明図。
【図2】図1のものを左側から見た状態(左側)と正面
から見た状態(右側)とを同時に示した説明図。
【図3】図1のものを組み立てた状態の説明図。
【図4】本考案における、突起40と係止穴46の別の
実施態様の説明図。
【図5】折止め具の使用状態の説明図。
【図6】従来の折止め具の説明図。
【図7】従来の折止め具の別の例の説明図。
【符号の説明】
10 コネクタ 12 コンタクト 14 ケーブル 16 コネクタフード 18 落し込み係止構造 20 ケーブル引込み口 22 周縁 30 折止め具 30A,B 半円筒体 32 溝 34 割り面 36 凸部 38 溝 40 突起 46 係止穴 52 ほぞ 54 ほぞ穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタフードのケーブル引込み口に設
    ける、二つ割り型のケーブル折止め具において、 二つ割りしてある一方の半円筒体の後端に、鍵形の突起
    を設け、かつ他方の半円筒体の後端に、前記突起の引っ
    かかる係止穴を設けるとともに、前記両半円筒体の前端
    の外周に、前記コネクタフードのケーブル引込み口の周
    縁の嵌り込む溝を設けた、ケーブル折止め具。
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