JP2801878B2 - 中空磁性ローラ - Google Patents

中空磁性ローラ

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JP2801878B2
JP2801878B2 JP34091195A JP34091195A JP2801878B2 JP 2801878 B2 JP2801878 B2 JP 2801878B2 JP 34091195 A JP34091195 A JP 34091195A JP 34091195 A JP34091195 A JP 34091195A JP 2801878 B2 JP2801878 B2 JP 2801878B2
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JP
Japan
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magnetic roller
shaft
fitting
shaft support
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JP34091195A
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JPH09179408A (ja
Inventor
一穂 久保田
Original Assignee
株式会社キャム
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばトナーカー
トリッジからトナーを取り出して目的の要素に供給し、
またこれを回収したりするのに用いる中空磁性ローラに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばプリンタやコピー機などでは、ト
ナーカートリッジからトナーを取り出して転写ドラムな
どに供給したり、過剰分を回収したりするのに磁性ロー
ラを用いている。この磁性ローラは、磁性体混入のプラ
スチックを射出成形して形成されるのが通常で、一般
に、供給用が細く、回収用が太くされている。そして、
細い供給用は中実に形成される場合が多いが、太い回収
用は、成形時の歪みの問題や磁性体混入のプラスチック
材料を節約する必要ためなどの理由から中空に形成され
る。
【0003】この中空磁性ローラは、一般に、図4及び
図5に示すように、半円筒状の半割り部材21と22を
一体的に組み合わせて形成される。つまり対になる一方
の半割り部材21と他方の半割り部材22をそれぞれ別
々に磁性体混入のプラスチックで成形し、この両半割り
部材を一体的に結合させるように組み合わせて形成され
る。両半割り部材21、22は、それぞれの磁性による
吸着で結合させることができるが、この磁気吸着結合だ
けでは相対的なずれを生じ易い。そこで、図に見られる
ように、両半割り部材21、22を両端が開放である構
造で形成し、この開放の左右各端に通常のプラスチック
で成形される結合部材23、24を嵌合させ、これらの
結合部材23、24による機械的な結合力で磁気吸着結
合の固定、特に縦方向でのずれについての固定をなすよ
うにし、また同時にこれら両結合部材23、24に、別
部材として組み込む軸部材25の支持機能も負わせるよ
うにしている。一方、横方向のずれについては、補強用
のリブに位置対応させて交互に設けた係止突起26と係
止受け部27との係止構造により固定をなすようにして
いる。
【0004】ところで、このような中空磁性ローラが多
く用いられる、例えばオフィス用のコピー機やパーソナ
ルコンピュータの端末機用プリンタなどでは、これらに
おける技術進歩の速度が早いことなども関係して、年々
その部品の低コスト化が求められている。しかるに、従
来の中空磁性ローラは、上述のように、それぞれ別部材
として整えた対の半割り部材と結合部材、及び軸部材、
つまり5つの部材の組合せで形成されており、このこと
が加工工程の複雑化をもたらし、またそれ故に製造コス
トの増大要因を抱えることになり、上記のような低コス
ト化の要求に応えるのに限界に来ているのが実情であ
る。
【0005】そこで、図6に示すように、上記の結合部
材23、24に機能対応する結合部材28に上記の軸部
材25と機能対応する軸部29を一体成形で設けること
で部材点数を減らす構造が考えられた。しかし、この構
造では、軸部29の軸芯の正確性を確保するために、結
合部材28の足部28fを相当に長くする必要があり、
このためにプラスチック材料の使用量が増えること、さ
らに足部28fを長くしてもなお、軸部29の軸芯が必
ずしも安定しないということなどから、その実用性に問
題を残している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情を背景になされたもので、より一層の低コスト化が
可能な構造の中空磁性ローラの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、磁性体混入のプラスチックを成形して得ら
れる一対の半円筒状の半割り部材を一体的に組み合わせ
て形成される中空磁性ローラについて、一方の半割り部
材には、その左右各端部に内側凹面から径方向に突出す
る軸支持壁を一体成形で設け、且つこの軸支持壁の外側
面に軸部を突出状態にして一体成形で設けると共に、内
側面に嵌合受け凹部を一体成形で設け、他方の半割り部
材には、その左右各端部に、両半割り部材を組み合わせ
た状態で上記一方の半割り部材の軸支持壁の内側に位置
する結合壁を内側凹面から径方向に突出させて一体成形
で設け、且つこの結合壁の外側面に上記嵌合受け凹部に
嵌合可能な嵌合突起を突出状態にして一体成形で設け、
そして一方の半割り部材の嵌合受け凹部に他方の半割り
部材の嵌合突起を嵌合させることで両半割り部材の組み
合わせのための一体的結合状態を与えるようにしてい
る。
【0008】一方の半割り部材の嵌合受け凹部に他方の
半割り部材の嵌合突起を嵌合させるには、先ず他方の半
割り部材を全体的に弓なり状に撓ませることで、他方の
半割り部材の長さを一方の半割り部材との関係で見掛け
上短くする。こうすることで、他方の半割り部材の結合
壁にある嵌合突起が一方の半割り部材の軸支持壁と干渉
するのを避けることが可能となるので、この状態で他方
の半割り部材の結合壁を一方の半割り部材の軸支持壁の
内側に入り込ませ、次いで他方の半割り部材の上記撓み
状態を解除し、この解除に伴う他方の半割り部材の弾性
力で嵌合突起を嵌合受け凹部に嵌合させるようにする。
【0009】ここで、一般に磁性プラスチックは、例え
ば80%程度の磁性金属粉が混入されており、通常のプ
ラスチックに比べ弾性変形性に乏しく、通常のプラスチ
ックによる成形体であれば利用可能な弾性変形性を両半
割り部材の軸支持壁や結合壁自体には利用することがで
きない。つまり軸支持壁や結合壁自体で可能な弾性変形
性の範囲では、他方の半割り部材の結合壁にある嵌合突
起が一方の半割り部材の軸支持壁と干渉するのを避け難
いという事情があるが、上記のようにして、軸支持壁や
結合壁に比べ十分に長い半割り部材の縦方向での長さを
利用することで、弾性変形性に乏しい条件にあっても嵌
合突起の嵌合受け凹部への嵌合を可能とすることができ
る。
【0010】このような中空磁性ローラでは、一方の半
割り部材の軸支持壁から突出している軸部が両半割り部
材を一体的に組み合わせた状態で回転用の軸となるし、
また両半割り部材の磁気吸着結合を補完する機械的結合
を両半割り部材のそれぞれに一体成形で設けた軸支持壁
と結合壁とでなすことができるので、部材としては実質
的に両半割り部材だけで済ませることができる。したが
って加工工程の大幅な単純化を図れ、低コスト化が可能
となる。
【0011】
【実施の形態】本発明の一実施形態による中空磁性ロー
ラは、図1〜図3に示すように、それぞれ磁性体混入の
プラスチックで射出成形した一方の有軸の半割り部材1
と他方の無軸の半割り部材2を一体結合的に組み合わせ
た構造となる。
【0012】有軸の半割り部材1には、左右各端と面一
にして軸支持壁3、4を一体成形で設ける。両軸支持壁
3、4には、無軸の半割り部材2の内部空隙の内法に対
応する外周サイズを持つ小径部3s、4sを設け、図2
に見られるように両半割り部材1、2を組み合わせた際
に、この小径部3s、4sが半割り部材2の内側凹面に
密接する状態で内部空隙に嵌まり合うようにする。また
軸支持壁3、4には、それぞれの外側面に相対的に長い
軸部5と相対的に短い軸部6を外側に向く突出状態にし
て一体成形で設け、それぞれの内側面に嵌合受け凹部7
を一体成形で設ける。
【0013】一方、無軸の半割り部材2には、有軸の半
割り部材1にける軸支持壁3、4の厚みに対応する距離
だけ左右各端から引っ込んだ位置で結合壁8、8を一体
成形で設け、この結合壁8、8にそれぞれ嵌合突起9を
外側に向く突出状態にして一体成形で設ける。またこの
半割り部材2には、その内側凹面に、適当な間隔を空け
て2〜3か所程度で、係止突起11を向かい合わせの対
になるようにして設ける。この係止突起11は、図4及
び図5に関して上述した係止突起26に機能対応するも
ので、図3に見られるように、両半割り部材1、2を組
み合わせた際に、有軸の半割り部材1の内側凹面に内側
から係止することで、両半割り部材1、2の横ずれを防
止するのに機能する。
【0014】このような両半割り部材1、2を一体結合
的に組み合わせるには、図2に二点鎖線で示すように、
結合壁8の嵌合突起9が軸支持壁3、4と干渉しない状
態になるまで半割り部材2を全体的に弓なり状に撓ま
せ、この状態で結合壁8、8を軸支持壁3、4の内側に
入り込ませ、それから上記撓み状態を解除する。すると
この解除に伴う半割り部材2の弾性力で嵌合突起9、9
が嵌合受け凹部7、7に嵌合し、両半割り部材1、2の
一体的結合がなされる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、中
空磁性ローラを実質的に一対の半割り部材だけで形成す
ることができ、部材点数の削減とこれに伴う加工工程の
大幅な単純化により、低コスト化を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による中空磁性ローラの分解斜視
図。
【図2】図1の中空磁性ローラの断面図。
【図3】図2中のSA−SA線に沿う断面図。
【図4】従来の中空磁性ローラの分解斜視図。
【図5】図4の中空磁性ローラの断面図。
【図6】図4の中空磁性ローラに改良を加えた中空磁性
ローラの一部破断を含む要部側面図。
【符号の説明】
1 半割り部材 2 半割り部材 3 軸支持壁 4 軸支持壁 5 軸部 6 軸部 7 嵌合受け凹部 8 結合壁 9 嵌合突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体混入のプラスチックを成形して得
    られる一対の半円筒状の半割り部材を一体的に組み合わ
    せて形成される中空磁性ローラにおいて、一方の半割り
    部材には、その左右各端部に内側凹面から径方向に突出
    する軸支持壁を一体成形で設け、且つこの軸支持壁の外
    側面に軸部を突出状態にして一体成形で設けると共に、
    内側面に嵌合受け凹部を一体成形で設け、他方の半割り
    部材には、その左右各端部に、両半割り部材を組み合わ
    せた状態で上記一方の半割り部材の軸支持壁の内側に位
    置する結合壁を内側凹面から径方向に突出させて一体成
    形で設け、且つこの結合壁の外側面に上記嵌合受け凹部
    に嵌合可能な嵌合突起を突出状態にして一体成形で設
    け、そして一方の半割り部材の嵌合受け凹部に他方の半
    割り部材の嵌合突起を嵌合させることで両半割り部材の
    組み合わせのための一体的結合状態を与えるようにした
    ことを特徴とする中空磁性ローラ。
JP34091195A 1995-12-27 1995-12-27 中空磁性ローラ Expired - Lifetime JP2801878B2 (ja)

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JPH09179408A JPH09179408A (ja) 1997-07-11
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