JP3055046B2 - マグネットロール - Google Patents
マグネットロールInfo
- Publication number
- JP3055046B2 JP3055046B2 JP04057262A JP5726292A JP3055046B2 JP 3055046 B2 JP3055046 B2 JP 3055046B2 JP 04057262 A JP04057262 A JP 04057262A JP 5726292 A JP5726292 A JP 5726292A JP 3055046 B2 JP3055046 B2 JP 3055046B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- shaft
- magnet roll
- roll
- conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やレーザビー
ムプリンタ、普通紙ファクシミリ等の現像部に使用され
るマグネットロールに関するものである。
ムプリンタ、普通紙ファクシミリ等の現像部に使用され
るマグネットロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なマグネットロールは、図
3に示すように、磁性体である金属製のマグネット本体
100の両端から金属製の軸101を突出させてある。
軸101はアルミニュームやステンレス等の非磁性円筒
形状のスリーブ本体10のフランジ11に設けられた軸
受12に支持されている。スリーブ本体10の電位をコ
ントロールするためにフランジ11と軸101とは導電
性の金属材料から形成してある。マグネットロール全体
を金属材料から形成すると、重量の増大、軸の切削加工
によるコストアップの問題があった。
3に示すように、磁性体である金属製のマグネット本体
100の両端から金属製の軸101を突出させてある。
軸101はアルミニュームやステンレス等の非磁性円筒
形状のスリーブ本体10のフランジ11に設けられた軸
受12に支持されている。スリーブ本体10の電位をコ
ントロールするためにフランジ11と軸101とは導電
性の金属材料から形成してある。マグネットロール全体
を金属材料から形成すると、重量の増大、軸の切削加工
によるコストアップの問題があった。
【0003】そこで、最近は樹脂で一体成形したものが
開発され、図4に示すようにマグネット本体102を樹
脂磁石で成形し、軸103も樹脂で成形することによ
り、軽量化及びコストダウンを図り得るが、軸103に
導電性がないため、モータ等に使用されるブラシと同様
な部材104をフランジ11に接触させて、部材104
→フランジ11→スリーブ本体10の経路で導通させ、
スリーブ本体10の電位をコントロールしていた。
開発され、図4に示すようにマグネット本体102を樹
脂磁石で成形し、軸103も樹脂で成形することによ
り、軽量化及びコストダウンを図り得るが、軸103に
導電性がないため、モータ等に使用されるブラシと同様
な部材104をフランジ11に接触させて、部材104
→フランジ11→スリーブ本体10の経路で導通させ、
スリーブ本体10の電位をコントロールしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来例で
は、別の部材104を設ける必要があり、その分コスト
アップにつながり、さらに部材104の磨耗によってフ
ランジ11への接触不良が生ずるおそれや回転するフラ
ンジ11への磨耗した部材104の接触に伴うノイズの
発生、また部材104とフランジ11との引っかかりに
よるフランジ11の回転不良等の問題があった。そこ
で、この発明は、軽量化及び軸の切削加工廃止を図った
上で、別の部材を使用せず、上述の問題点を解消したマ
グネットローラを提供することを目的とする。
は、別の部材104を設ける必要があり、その分コスト
アップにつながり、さらに部材104の磨耗によってフ
ランジ11への接触不良が生ずるおそれや回転するフラ
ンジ11への磨耗した部材104の接触に伴うノイズの
発生、また部材104とフランジ11との引っかかりに
よるフランジ11の回転不良等の問題があった。そこ
で、この発明は、軽量化及び軸の切削加工廃止を図った
上で、別の部材を使用せず、上述の問題点を解消したマ
グネットローラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、樹脂で一体成形したマグネットロール
の軸に導電性を付与したものであり、導電性部材を軸に
インサート成形したものである。
め、この発明は、樹脂で一体成形したマグネットロール
の軸に導電性を付与したものであり、導電性部材を軸に
インサート成形したものである。
【0006】
【作用】この発明のマグネットロールは、樹脂による一
体成形であるため、軽量化及びコストダウンが図れると
ともに、別の部材を設けなくとも軸に導電性が付与され
ているので、部品点数を増大させずに確実に導電可能と
なり、スリーブ本体の電位をコントロールできる。ま
た、軸成形時に通電性部材をインサート、もしくは軸外
周に導電性材料を取付けるだけで良いために、製造も容
易となる。
体成形であるため、軽量化及びコストダウンが図れると
ともに、別の部材を設けなくとも軸に導電性が付与され
ているので、部品点数を増大させずに確実に導電可能と
なり、スリーブ本体の電位をコントロールできる。ま
た、軸成形時に通電性部材をインサート、もしくは軸外
周に導電性材料を取付けるだけで良いために、製造も容
易となる。
【0007】以下にこの発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例では、マグネット本体1
と軸2とを樹脂材料から一体成形し、この成形時に軸2
の形成個所のモールド内に導電性部材3をセットしてお
き、成形後に樹脂中にインサートされるようにしたもの
である。導電性部材3としては、アルミニュウムや銅等
の使用が好適である。導電性部材3は立上り部の先端3
Aがフランジ11を介さずに直接スリーブ本体10の内
周面へ接触して導通を図っている。図1に示す導電性部
材3は軸2の成形後に後加工で接着する等の手段によっ
て設け、軸2に導電性を付与しても良い。
と軸2とを樹脂材料から一体成形し、この成形時に軸2
の形成個所のモールド内に導電性部材3をセットしてお
き、成形後に樹脂中にインサートされるようにしたもの
である。導電性部材3としては、アルミニュウムや銅等
の使用が好適である。導電性部材3は立上り部の先端3
Aがフランジ11を介さずに直接スリーブ本体10の内
周面へ接触して導通を図っている。図1に示す導電性部
材3は軸2の成形後に後加工で接着する等の手段によっ
て設け、軸2に導電性を付与しても良い。
【0009】 図2 に示す実施例は、導電性材料、例えば
金属材料で切欠き円筒6を形成し、この切欠き円筒6を
軸2に取付けたものである。また切欠き円筒6の切欠き
個所に対応する軸2に凸部7を形成し、切欠き円筒6の
回転を防止したものを示す。
金属材料で切欠き円筒6を形成し、この切欠き円筒6を
軸2に取付けたものである。また切欠き円筒6の切欠き
個所に対応する軸2に凸部7を形成し、切欠き円筒6の
回転を防止したものを示す。
【0010】 なお マグネット本体1は、合成樹脂,ゴム
等の結合材中に磁性粉を混合し、これを磁場中成形し、
マグネット本体1の軸心から外方に向かって半径方向に
磁性粉を配向させマグネットロールを製造することがで
きる。
等の結合材中に磁性粉を混合し、これを磁場中成形し、
マグネット本体1の軸心から外方に向かって半径方向に
磁性粉を配向させマグネットロールを製造することがで
きる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マグネット本体も軸も樹脂材料から一体成形され、
製造が容易となり軽量化も図れるとともに、軸に導電性
を付与することで、別の部材を使用して部品点数を増大
させたり、このような別部材の使用に伴う不都合も生じ
ない。また、軸の成形時に導電性部材をインサート成形
することで、製造上のデメリットを生ずることなく容易
に軸に導電性を付与することができる。さらに、非導電
性の軸に導電性材料を取付けることで、軸の耐久性アッ
プも図ることができる。
ば、マグネット本体も軸も樹脂材料から一体成形され、
製造が容易となり軽量化も図れるとともに、軸に導電性
を付与することで、別の部材を使用して部品点数を増大
させたり、このような別部材の使用に伴う不都合も生じ
ない。また、軸の成形時に導電性部材をインサート成形
することで、製造上のデメリットを生ずることなく容易
に軸に導電性を付与することができる。さらに、非導電
性の軸に導電性材料を取付けることで、軸の耐久性アッ
プも図ることができる。
【図1】この発明の好適な実施例を示す斜視図。
【図2】 軸に凸部を形成し導電性材料から成る切欠き円
筒を取付けた斜視図。
筒を取付けた斜視図。
【図3】 従来例を示す断面図。
【図4】 従来例を示す断面図。
1 マグネット本体 2 軸 3 導電性部材 6 導電性材料から成る切欠き円筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/09 H01F 7/02
Claims (2)
- 【請求項1】 成形樹脂磁石で形成されたマグネット本
体とこのマグネット本体に一体成形された軸とを有する
マグネットロールにおいて、 軸に導電性部材をマグネットロール成形時にインサート
成形して導電性を付与するとともに、前記導電性部材の
一部を直接スリーブ本体の内周面へ接触させたことを特
徴とするマグネットロール。 - 【請求項2】 成形樹脂磁石で形成されたマグネット本
体とこのマグネット本体に一体成形された軸とを有する
マグネットロールにおいて、 軸に導電性材料から成る切欠き円筒を取付けて導電性を
付与するとともに、前記切欠き円筒の切欠き個所に対応
する軸部に凸部を形成したことを特徴とするマグネット
ロール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6397391 | 1991-03-05 | ||
JP3-63973 | 1991-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05232816A JPH05232816A (ja) | 1993-09-10 |
JP3055046B2 true JP3055046B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=13244739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04057262A Expired - Fee Related JP3055046B2 (ja) | 1991-03-05 | 1992-02-12 | マグネットロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055046B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP04057262A patent/JP3055046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05232816A (ja) | 1993-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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