JP2577340Y2 - 電磁クラッチにおけるヨークとコイルの固定装置 - Google Patents

電磁クラッチにおけるヨークとコイルの固定装置

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JP2577340Y2
JP2577340Y2 JP1992059100U JP5910092U JP2577340Y2 JP 2577340 Y2 JP2577340 Y2 JP 2577340Y2 JP 1992059100 U JP1992059100 U JP 1992059100U JP 5910092 U JP5910092 U JP 5910092U JP 2577340 Y2 JP2577340 Y2 JP 2577340Y2
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coil
yoke
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electromagnetic clutch
fixing
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博明 中村
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば複写機の給紙等
に使用される電磁クラッチにおけるヨークとコイルの固
定装置、詳しくは、コイルボビンに内蔵されたコイルと
前記コイルボビン及び前記コイルが軸心方向に挿入可能
な円筒状のヨークとを含み、前記コイルがロータとアー
マチュアとの連結を制御可能になっている電磁クラッチ
におけるヨークとコイルの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁クラッチとしては例えば実公
昭63−29949号公報に開示された電磁連結装置が
あり、その電磁連結装置は、図3(実公昭63−299
49号公報の第4図と同一)に示される構成のものを改
良したものである。図3に示されるものは次のように構
成されている。図3において、1はコイル2を内蔵した
継鉄であるステータで、固定部材(図示せず)に回転不
能に係止される。3はライニング4が固定された一方の
連結主体であるロータで、磁性体(鉄)からなる中空の
回転軸5に圧入固着されている。6は歯車7を有するハ
ブで、普通プラスチック成形又は焼結合金で筒状に形成
され回転軸5に直接回転摺動可能に設けられている。8
はハブ6に固着された復帰用板ばねで、板ばね8のライ
ニング4に対向する部位には他方の連結主体であるアー
マチュア9がリベット10によって固定されている。ア
ーマチュア9とロータ3との間は一定のギャップgが保
たれている。11はステータ1と回転軸5の間に挿入さ
れた鉄系メタル、12はスペーサ、13、14は回転軸
5に填められた止め輪で、ステータ1、ロータ3、ハブ
6の軸方向の位置決め用である。15は回転部材である
被動軸16に電磁クラツチを固定する止めねじである。
上記実施例の動作は、歯車7が駆動されている状態でコ
イル2に電流を流すと、図3に示すように磁束Φが生じ
て磁気回路が形成され、アーマチュア9がロータ3側に
吸引され、駆動側の回転力はハブ6、アーマチュア9、
ロータ3、回転軸5から被動軸16に伝達され、一方電
流を切ると、アーマチュア9がロータ25から離間し停
止される。
【0003】ところで、図3に示される電磁連結装置に
含まれるステータ1及びコイル2は、図1を参照して後
述するように、コイルボビンに内蔵されたるコイルと前
記コイルボビン及び前記コイルが軸心方向に挿入可能な
円筒状のヨークとを含むように構成されるとともに、前
記コイルの外周面をカバーするために円筒状のカバーが
設けられたものがあった。そして、前記コイルを前記ヨ
ークに固定するために、下記のような固定手段が用いら
れていた。 前記カバーが円筒状に形成されるとともに、前記コ
イルの挿入方向後端部に延長部が設けられ、前記コイル
及び前記コイルボビンを前記ヨークの内部に挿入後、そ
の延長部を前記コイルボビンにコーキングして固定す
る。 又は、前記コイルボビンの外周面にローレットを切
っておき、前記コイルボビン及び前記コイルを前記ヨー
クの内周面に固定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記の固
定手段はコーキングする手間を要し、前記の固定手段
はローレットを切る手間を要するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題を
解決するために、コイルボビンに内蔵されたコイルと、
前記コイルボビン及び前記コイルが軸心方向に挿入可能
な円筒状のヨークとを含み、前記コイルがロータとアー
マチュアとの連結を制御可能になっている電磁クラッチ
において、前記コイルの外周面をカバーするためカバー
は弾性のある合成樹脂から円筒状に形成されるとともに
前記コイルの挿入方向後端部に直径方向外方に突出可能
な少なくとも一つの突出部が設けられ、前記コイルが所
定位置まで挿入されたとき前記カバーの突出部が前記ヨ
ークの所定位置に設けられた切欠部にスナップインして
前記コイルを前記ヨークに固定するようにしているヨー
クとコイルの固定装置を提供しようとするものである。
【0006】
【作用】本考案による固定装置は、カバーの挿入後カバ
ーの挿入方向後端部に設けられた突出部がヨークの所定
位置に設けられた切欠部にスナップインして押し込まれ
るので、カバーがヨークに確実に固定される。
【0007】
【実施例】以下、本考案による電磁クラツチにおけるヨ
ークとコイルの固定装置の実施例について、図1及び図
2を参照して説明する。図1は本考案による電磁クラツ
チにおけるヨークとコイルの固定装置を示す図であっ
て、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線断面側
面図、(C)は(A)の底面図であり、図2は本考案に
よる固定装置のコイル挿入途中におけるカバーとヨーク
の関係位置を示す部分断面側面図である。本考案は、コ
イルボビンに内蔵されるコイルと、前記コイルボビン及
び前記コイルが軸心方向に挿入可能な円筒状のヨークと
を含み、前記コイルがロータとアーマチュアとの連結を
制御可能になっている電磁クラツチにおけるものであ
り、次のように構成されている。ロータとアーマチュア
との連結については、図3に示す構成のものが基本にな
っている。図1及び図2において、21はコイルボビ
ン、22はコイル、23はヨーク、24はカバーであ
る。コイル22の外周面をカバーするためのカバー24
は、弾性のある合成樹脂から円筒状に形成され、コイル
22の挿入方向後端部に直径方向外方に突出可能な少な
くとも1個の突出部24a(本実施例においては2個)
が設けられ、コイル22が所定位置まで挿入されたとき
カバー24の突出部24aがヨーク23の所定位置に設
けられた切欠部23aにスナップインしてコイル22を
ヨーク23に突出部の弾性を利用して固定可能になって
いる
【0008】
【考案の効果】本考案による電磁クラツチにおけるヨー
クとコイルの固定装置は、上述のように後端部に突出部
を有するカバーを介して行うように構成されているの
で、従来のようにカバーに延長部を設けコイルボビンに
コーキングして固定したり、カバーにローレットを付け
て固定したりする必要がなくなり、上記カバーの突出部
の弾性を利用したスナップイン結合によって簡単かつ確
実に固定することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案による電磁クラツチにおけるヨ
ークとコイルの固定装置の実施例を示す正面図、(B)
は(A)のB−B線断面側面図、(C)は(A)の底面
図である
【図2】本考案による固定装置のコイル挿入途中におけ
るカバーとヨークの関係位置を示す部分断面側面図であ
る。
【図3】従来の電磁連結装置を示す断面側面図である。
【符号の説明】 21 コイルボビン 22 コイル 23 ヨーク 23a 切欠部 24 カバー 24a 突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンに内蔵されたコイルと、前
    記コイルボビン及び前記コイルが軸心方向に挿入可能な
    円筒状のヨークとを含み、前記コイルがロータとアーマ
    チュアとの連結を制御可能になっている電磁クラッチに
    おいて、前記コイルの外周面をカバーするためカバーは
    弾性のある合成樹脂から円筒状に形成されるとともに前
    記コイルの挿入方向後端部に直径方向外方に突出可能な
    少なくとも一つの突出部が設けられ、前記コイルが所定
    位置まで挿入されたとき前記カバーの突出部が前記ヨー
    クの所定位置に設けられた切欠部にスナップインして前
    記コイルを前記ヨークに固定するようにしていることを
    特徴とする電磁クラッチにおけるヨークとコイルの固定
    装置。
JP1992059100U 1992-07-31 1992-07-31 電磁クラッチにおけるヨークとコイルの固定装置 Expired - Fee Related JP2577340Y2 (ja)

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