JPS6329949Y2 - - Google Patents

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JPS6329949Y2
JPS6329949Y2 JP1984177724U JP17772484U JPS6329949Y2 JP S6329949 Y2 JPS6329949 Y2 JP S6329949Y2 JP 1984177724 U JP1984177724 U JP 1984177724U JP 17772484 U JP17772484 U JP 17772484U JP S6329949 Y2 JPS6329949 Y2 JP S6329949Y2
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JP
Japan
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shaft
rotating shaft
yoke
coupling device
electromagnetic coupling
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JP1984177724U
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JPS6193638U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば複写機の給紙用等に使用され
る電磁連結装置に関するものであり、特に伝達ト
ルク約5Kg・cm,入力回転数200rpm前後の軽負
荷使用の電磁連結装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の電磁連結装置の一例として、電
磁クラツチとしては第4図に示すものが採用され
ており、これを同図に基いて概略説明すると、図
において1はコイル2を内蔵した継鉄であるステ
ータで、固定部材(図示せず)に回転不能に係止
される。3はライニング4が固定された一方の連
結主体であるロータで磁性体(鉄)からなる中空
の回転軸5に圧入固着されている。6は歯車7を
有するハブで普通プラスチツク成形又は焼結合金
で筒状に形成され前記回転軸5に直接回転摺動可
能に設けられている。8はこのハブ6に固着され
た復帰用板ばね、この板バネ8の前記ライニング
4に対向する部位には他方の連結主体であるアマ
チユア9がリベツト10によつて固定されてい
る。このアマチユア9と前記ロータ3との間は一
定のギヤツプgが保たれている。11は前記ステ
ータ1と回転軸5間に挿入された鉄系メタル、1
2はスペーサ、13,14は前記回転軸5に填め
られた止め輪で、前記ステータ1、ロータ3、ハ
ブ6の軸方向の位置決め用である。15は回転部
材である被動軸16に電磁クラツチを固定する止
めネジである。
従来の電磁クラツチは上記の様に構成され、図
示しない電動機から歯車7が駆動されている状態
で励磁コイル2に電流を流すと同図に破線で示す
ように磁束Φが生じて磁気回路が形成され、アマ
チユア9は板バネ8の弾撥力に抗してロータ3に
吸引される。そして駆動側の回転はハブ6、板バ
ネ8、アマチユア9、ライニング4、ロータ3、
回転軸5に伝達され、この回転軸5に挿入された
被動軸16を回転させる。一方、電流を切ると磁
束Φが消失してアマチユア9は板バネ8の弾撥力
によりロータ3から離間し回転が停止される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の電磁クラツチにおいては、回
転軸5が磁気回路を形成しているため磁化特性の
優れた軟鉄を用いる必要があるので、同じく軟鉄
より成り、摩擦抵抗が大となるステータ1とは直
接摺動させる事が出来ず、メタル11が必要とな
り、かつ、メタル11を挿入しても摺動部分の摩
擦力が大きく、また、更には磁気回路の磁気吸引
力により、ステータ1とメタル11との間には回
転に対する抵抗が生じ、つれ廻りが発生したり、
摩耗が大きく長時間にわたつての機能が維持出来
なくなる欠点を有していた。
又、メタル11も磁気回路を形成しているので
鉄系メタル(摺動剤がコーテイングされているも
のを含む)に限定される。又、上記軟鉄製回転軸
5は錆が発生しやすく、この錆に起因する摺動不
良も発生していた。このため、防錆用表面処理と
して亜鉛メツキが採用される事も多いが、この亜
鉛も軟いので信頼性に欠けるものであり、また、
ニツケルメツキ、クロームメツキ等が採用される
こともあるが、高価であるという欠点を有する。
又、更に、回転軸5は軟鉄製であるので、成形加
工が困難で、上述のようにステータ1、ロータ
3、ハブ6の軸方向固定には止め輪13,14と
してこの止め輪を要しかつ、上記回転軸5に止め
輪用溝を2ケ所機械加工する必要があり、生産性
が悪いという問題点があつた。
この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、摺動性に信頼がおけ、しかも生産性
の優れた安価な電磁連結装置を提供する事を目的
とする。
〔問題点を解決する手段〕
この考案にかかる電磁連結装置は非磁性体で低
摩擦抵抗を呈する素材にて軸体と共に、継鉄ある
いは連結主体を位置決めするための係止部と、回
転部材が嵌合される嵌合部とを一体成形したもの
である。
〔実施例〕
以下、その構成等を図に示す実施例によつて詳
細に示す。第1図は本考案の一実施を示す半断面
図、第2図は回転軸を示す図、第3図は回転軸を
示す断面図で、第4図と同様の構成については同
一の符号を符し、詳細な説明を省く。同図におい
て、17はロータで従来例のロータ3とはヨーク
1からエヤーギヤツプg1を介して直接Φが流れ
るように磁極部18が形成されているのが異な
る、19は非磁性体である含油プラスチツクで成
形加工された軸体である回転軸で上記ステータ1
及びハブ6が摺動可能に設けられている。又、上
記回転軸19の外周部にはステータ1、ロータ1
8、およびハブ6を各々軸方向に位置決めするた
めの係止部である段差部20および溝21と、上
記ロータ18を周方向に位置決めするための係止
部である凸部22とが一体成形されている。
又、上記回転軸19の内周部にはDカツトされ
た被動軸16の外周面に対応した嵌合部23が一
体成形されており、上記被動軸16と相対回転不
能に嵌合されている。24は上記溝21に嵌合さ
れ、ハブ6を軸方向に位置決めする止め輪であ
る。
上記実施例の動作は従来例と同様に歯車7が駆
動されている状態で励磁コイル2に電流を流すと
同図に示すように磁束Φが生じて磁気回路が形成
され、アマチユア9がロータ17側に吸引され、
駆動側の回転力は、ハブ6、アマチユア9、ロー
タ17、回転軸19から被動軸16に伝達され
る、一方電流を切ると、アマチユア9がロータ1
7から離間し停止される。
ここで、回転軸19は含油プラスチツクにて形
成されているので、回転軸19とステータ1とは
メタルを介在させずに摺動させることが可能とな
り、また回転軸19には錆が生じないため、長期
の使用においても摺動性は低下せず、もちろん高
価な防錆処理も不要である。また、更には磁極部
18を経てロータ17とステータ1とを磁気的に
結合することにより、回転軸19とステータ1と
の間における磁気吸引力の発生も防止される。更
に、回転軸19には段差部20、溝21、凸部2
2並びに嵌合部23が一体成形されているので、
回転軸19に対するステータ1、ロータ17、及
びハブ6の組み付け、並びに被動軸16に対する
回転軸19の組み付けが容易になると共に、回転
軸19に対する機械加工がほとんど不要となる。
なお、回転軸19の材料は含油プラスチツクと
説明したが、モリコート等の潤滑剤の封入された
ものも同様の摺動性を有する。又極低速回転等の
弛い用途では通常のポリアセタール樹脂でも満足
する事が多い。逆に比較的高速、高荷重の用途で
はカーボンフアイバー等の高級材料を使用すると
よく、この回転軸の材料としては低摩擦抵抗を呈
する非磁性体で成形加工が可能な材料であれば本
考案内である。
〔考案の効果〕
以上の様にこの考案によれば、軸体を非磁性体
で低摩擦抵抗を呈する素材にて形成すると共に、
係止部並びに嵌合部を一体成形することにより、
摺動性に信頼がおけ、しかも生産性の優れた安価
な電磁クラツチを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す半断面図、
第2図および第3図はその回転軸を示す図、第4
図は従来例を示す半断面図である。 図において1はステータ、2は励磁コイル、6
はハブ、9はアマチユア、17はロータ、18は
磁極部、19は回転軸、20は段差部、21は
溝、22は凸部、23は嵌合部である。なお、各
図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 非磁性体で低摩擦抵抗を呈する素材より成る
    軸体、この軸体に相対回転不能に設けられた一
    方の連結主体、上記軸体に摺動回転可能に設け
    られ、上記一方の連結主体と連結可能な他方の
    連結主体、上記軸体に摺動回転可能に設けられ
    た継鉄、この継鉄に内装され、上記一方の連結
    主体と上記他方の連結主体とを相互に連結制御
    する励磁コイル、上記軸体に上記継鉄、上記一
    方の連結主体、あるいは上記他方の連結主体を
    位置決めするため形成された係止部、及び上記
    軸体に形成され、回転部材が相対回転不能に嵌
    合される嵌合部を備えた電磁連結装置。 (2) 上記軸体はプラスチツクで形成されたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電磁連結装置。 (3) 上記軸体は含油プラスチツクで形成されたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の電磁連結装置。 (4) 上記軸体はカーボンフアイバーを主材料とし
    て形成されたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電磁連結装置。
JP1984177724U 1984-11-08 1984-11-22 Expired JPS6329949Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984177724U JPS6329949Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22
US06/790,085 US4664238A (en) 1984-11-08 1985-10-22 Electromagnetic coupling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984177724U JPS6329949Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6193638U JPS6193638U (ja) 1986-06-17
JPS6329949Y2 true JPS6329949Y2 (ja) 1988-08-11

Family

ID=30735296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984177724U Expired JPS6329949Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-22

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0823375B2 (ja) * 1988-05-16 1996-03-06 小倉クラツチ株式会社 電磁クラツチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522583A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Yokogawa Hokushin Electric Corp Penetration rate measuring device

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JPS522583A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Yokogawa Hokushin Electric Corp Penetration rate measuring device

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Publication number Publication date
JPS6193638U (ja) 1986-06-17

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