JPH0737285Y2 - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

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Publication number
JPH0737285Y2
JPH0737285Y2 JP1986015631U JP1563186U JPH0737285Y2 JP H0737285 Y2 JPH0737285 Y2 JP H0737285Y2 JP 1986015631 U JP1986015631 U JP 1986015631U JP 1563186 U JP1563186 U JP 1563186U JP H0737285 Y2 JPH0737285 Y2 JP H0737285Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
bearing
shaft
magnet roll
rough surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986015631U
Other languages
English (en)
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JPS62131409U (ja
Inventor
嘉男 坂田
雅治 岩井
雅治 阿部
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Kaneka Corp
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Kaneka Corp
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は新規なマグネットロールに関し、更に詳しくは
乾式コピーの現像用ロール等に用いられる、寸法精度が
改善さたマグネットロールに関するものである。
「従来技術とその問題点」 マグネットロールは、基本的には第1図、第2図に図示
する如く、マグネット部と、該マグネットの外周に配置
されたスリーブとから成り、それぞれが軸を中心として
自由に回転可能な構造を有している。これらの図面にお
いて、マグネット(2)は軸(1)に固定されて、ベア
リング(5a)、(5b)とフランジ(4a)、(4b)を介し
て、又はベアリング(6a)及び(6b)とフランジ相当部
(8)を介して、設置されたスリーブ(3)の内側に収
納され、かつ該ベアリングにより回転可能に構成されて
いる。
従来、マグネット(2)とスリーブ(3)の相対位置の
精度は、軸に対して直角の方向は軸、ベアリング、フラ
ンジ及びスリーブの寸法精度によって決定される。一
方、軸方向の位置決めは、例えば第2図に示すように、
軸(1)の太さを部分的に変更して形成される段差
(7)を利用して為されている。しかし、かかる方法に
よる場合は、第2図にも示されているように、組立てや
すさや加工精度の問題から、例えばスラストワッシャ等
でスペース調整をしても必ず一定の遊び(9)が存在
し、またベアリングと軸とは単に物理的に接触している
に過ぎないから該遊び(9)の幅だけ動く(ズレる)こ
とが可能で、所謂スラストガタが生じ、振動、騒音の原
因となるばかりでなく、現像領域がズレるという欠点が
あった。
また、実開昭60−147971号には、軸に設けたストッパ用
リングにより軸方向の位置決めが為されているが、この
場合においてもストッパ用リングとベアリングとの間に
一定の遊びが発生するのは避けられず、上記と同様に、
スラストガタに起因する問題を含んでいる。
「問題点を解決するための手段」 本考案者らは、かかる実情に鑑み鋭意研究の結果、上記
欠点のない本考案に到達したものである。
即ち、本考案は軸上に設けられたマグネットと、その外
側にベアリングを介して回転自在に取り付けられたスリ
ーブとからなるマグネットロールにおいて、前記軸のベ
アリング装着部にストッパ用リング及び段差を設けるこ
となく粗面部を設け、且つベアリングを該粗面部とフラ
ンジとの間の空間部に強制的に嵌め込むことにより、ベ
アリングと軸との接合面が軸方向にズレない構造とした
ことを特徴とするマグネットロールを内容とするもので
ある。
「実施例」 本考案を実施態様の1つを示す第3図により説明する
と、軸(1)のベアリング装着部分に凹凸等の粗面加工
を施して粗面部(10a)、(10b)を形成させ、ベアリン
グ(5a)を該粗面部(10a)とフランジ(4a)との間の
空間部に、またベアリング(5b)を粗面部(10b)とフ
ランジ(4b)との間の空間部に強制的に嵌め込み、該粗
面部(10a)とベアリング(5a)との接合面及び同じく
粗面部(10b)とベアリング(5b)との接合面が軸方向
にズレない様に嵌合されている。尚、上記において、2
箇所のベアリング装着部分について嵌合した例を示した
が、軸方向のズレが防止されるならば1箇所のベアリン
グ装着部分についてのみ嵌合しても良いことは勿論であ
る。また、第2図に示した如き構造のマグネットロール
においても、本考案はそのまま適用できることは言うま
でもない。
本考案において、軸は鉄などの軟磁性金属、アルミなど
の非磁性金属、あるいはポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、その他の樹脂であってもよい。本考案において、粗
面部は公知の粗面加工により形成すれば良い。
本考案のマグネットロールは上記の如き構成からなるの
で、軸に固定されたマグネットとスリーブとの軸方向の
遊び(スラストガタ)を実用上無視し得る程度に減少さ
せることが可能である。そして、かかる構造上の寸法精
度が大巾に向上するため、寸法精度の良好なマグネット
を用いることにより、優れた性能を備えたマグネットロ
ールを提供することができる。寸法精度の良好なマグネ
ットとしては、磁性粉体と合成樹脂とを主成分とする樹
脂マグネットが好適で、特に押出法により成形された樹
脂マグネットが切削加工を必要とすることなく目的とす
る寸法精度が得られる点で好適である。これに対し、焼
結法により成形されたマグネットは収縮や反りにより寸
法精度が悪く、実用上切削加工を要するのが普通であ
る。
「作用・効果」 叙上の通り、本考案によれば実用上スラストガタの無
い、寸法精度の極めて良好なマグネットロールを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ従来のマグネットロール
の概略断面図、第3図は、本考案のマグネットロールの
実施態様を示す概略断面図である。 1……軸、2……マグネット 3……スリーブ 4a、4b……フランジ 5a、5b……ベアリング 6a、6b……ベアリング 7……段差、8……フランジ相当部 9……軸方向の遊び 10a、10b……粗面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−147216(JP,U) 実開 昭55−176518(JP,U) 実開 昭60−147971(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸上に設けられたマグネットと、その外側
    にベアリングを介して回転自在に取り付けられたスリー
    ブとからなるマグネットロールにおいて、前記軸のベア
    リング装着部にストッパ用リング及び段差を設けること
    なく粗面部を設け、且つベアリングを該粗面部とフラン
    ジとの間の空間部に強制的に嵌め込むことにより、ベア
    リングと軸との接合面が軸方向にズレない構造としたこ
    とを特徴とするマグネットロール。
  2. 【請求項2】マグネットが磁性粉体と合成樹脂とを主成
    分とする樹脂マグネットである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のマグネットロール。
JP1986015631U 1986-02-05 1986-02-05 マグネットロール Expired - Lifetime JPH0737285Y2 (ja)

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JP1986015631U JPH0737285Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 マグネットロール

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JP1986015631U JPH0737285Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 マグネットロール

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JPS62131409U JPS62131409U (ja) 1987-08-19
JPH0737285Y2 true JPH0737285Y2 (ja) 1995-08-23

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ID=30806741

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5753825B2 (ja) * 2012-08-31 2015-07-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55176518U (ja) * 1979-06-06 1980-12-18
JPS58147216U (ja) * 1982-03-27 1983-10-03 住友特殊金属株式会社 永久磁石ロ−ル

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JPS62131409U (ja) 1987-08-19

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