JPS622945Y2 - - Google Patents

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JPS622945Y2
JPS622945Y2 JP12362983U JP12362983U JPS622945Y2 JP S622945 Y2 JPS622945 Y2 JP S622945Y2 JP 12362983 U JP12362983 U JP 12362983U JP 12362983 U JP12362983 U JP 12362983U JP S622945 Y2 JPS622945 Y2 JP S622945Y2
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JP
Japan
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rotor
diameter portion
magnet
metal member
inner diameter
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JP12362983U
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JPS5947273U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は異方性を有する稀土類磁石を使用した
時計用ステツプモーターのローターの構造に関す
る。
一般に電子時計等に使われるステツプモーター
に於いては、小型であること、消費電流が少ない
こと、及び低コストであることが要求されてい
た。そこで、当初、等方性の白金−コバルト
(Ptco)磁石がローター磁石として使用されてか
らその後異方性を有する稀土類磁石、例えばサマ
リウム−コバルト(SmCo5)磁石に置きかえられ
ることにより前記要求条件の改善がはかられたき
たが、この稀土類磁石は、硬く、脆い性質をもつ
ため、きびしい寸法管理のもとでのローター真締
結用穴を設けるための切削加工(穴明け加工)が
要求されたコストアツプの要因となつていたと共
に、更に、このようにして加工されたリング状の
稀土類磁石の穴を直接ローター真に圧入締結した
り、或いは稀土類磁石の穴を間接的に非磁性金属
部材に圧入締結し、且つこの非磁性金属部材とロ
ーター真とを圧入締結する際には、リング状の稀
土類磁石の穴が広がろうとする方向へ力が加わる
ので、磁石の円周方向には引張応力が作用し、稀
土類磁石が割れてしまうという欠点があつた。
本考案の目的は、前記欠点を解消した時計用ス
テツプモーターのローターを提供することにあ
る。
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の実施例を示すローター断面図
であり、1はローター全体を示し、径小部と径大
部とカナ部を有するローター真2と非磁性金属部
材3の内周部内径部分3aは圧入により締結され
る。このとき、内周部内径部3aの後述する連結
部分3c側とは反対側の端面をローター真2の外
径が径小部から径大部に変わる部分で構成される
当り面に対して当接させている。又、SmCo5
らなる異方性の稀土類磁石4と非磁性金属部材3
とは、磁石4の外径部分4aと非磁性金属部材3
の外周部内径部分3bとで圧入により締結されて
いる。しかも非磁性金属部材3には内周部内径部
分3aと外周部内径部分3bとを一体に連結する
連結部分3cとを有している。更に、非磁性部材
3と磁石4とは図示する如くローター1として組
立られた状態で磁石4から内底面3dまでの間隙
s及び磁石4の内径部分4bから非磁性部材3の
内周部外径部分3eまでの間隙rよつて稀土類磁
石4の内径精度及び偏心精度は粗穴明加工の精度
でよく、焼結してなる稀土類磁石4とは異なり容
易に加工精度が得られる非磁性金属部材3によつ
てローター真2に対する内径精度及び偏心精度が
確保される。すなわち、リング状の稀土類磁石4
はその外径部分のみが非磁性金属部材3の外周部
内径部分3bと締結するので、稀土類磁石4の円
周方向へは圧縮応力が作用することになり、引張
応力が作用することはない。よつて、ローター真
2を締結させる際の磁石の割れを防止できる。
更に、間隙sは非磁性金属部材3の外周部内径
部分3bへ磁石4の外径部分4aを圧入するとき
の圧入方向に設けられた間隙であつて、磁石4の
厚みt方向ぎ粗加工精度とし、この寸法誤差を吸
収し、且つ磁石4の圧入時の非磁性金属部材3の
内周コーナ及び連結部分3cの内底面3dとの接
触による磁石4の割れを防止するとともに、圧入
により磁石4と締結される非磁性金属部材3の外
周部の拡がりを防止している。又、非磁性金属部
材3の連結部分3c側と反対側の端面と、磁石4
の厚み方向の両端面のうち連結部分3c側と反対
側の端面とは同一面となるように組込まれること
により、ローター真2の軸方向に対する前記磁石
の位置が一定になり、このローター1が設置され
る変換機の他の構成部品(図示していないが、た
とえばステーターなど。)に対し磁石4はバラツ
キなく常に同じ位置に設定でき、安定した性能を
発揮する変換機を構成することが可能となる。
すなわち更に詳述するならば、非磁性金属部材
3は、磁石4の一方の面と同一面になる。連結部
分3c側とは反対側の端面を、ローター真2の外
径が径小部から径大部に変わる部分で構成される
当たり面に対して当接させているので、非磁性金
属部材3の寸法精度に多少のバラツキが生じて
も、非磁性金属部材3のローター真2上での軸方
向位置を容易に一定した位置に規正することがで
き、延いては磁石4のローター真2上での位置を
常に一定に保てることになる。
従つて上述の如く、このローター1を変換機と
して組込んだときに、変換機の他のの構成部品で
あるステーターに対する磁石4の配置位置は常に
一定となるので、このローターを用いて大量の変
換機を生産したとしても、個々の変換機の性能も
バラツクことがなく安定することになり、コスト
が低く、且つ品質の良い変換機を提供できるもの
である。しかも、稀土類磁石4の外表面の殆どが
非磁性金属部材3によつて保護されているので、
取扱いも非常に便利である。
以上の如く本考案によれば、磁石は、該磁石の
外径部のみを精度よく外周加工すればよく、加工
及び寸法上従来の穴明け加工の寸法管理の難しい
ものに比べより簡単で且つ低コストですむ粗穴明
け加工でよく、更に、ローターを組立てる圧入時
に磁石が割れることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す時計用ステツプ
モーターのローターの断面図、 1……ローター、2……ローター真、3……非
磁性金属部材、3a……内周部内径部分、3b…
…外周部内径部分、3c……連結部分、3d……
内底面、3e……内周部外径部分、4……稀土類
磁石、4a……外径部分、s,r……間隙、4b
……内径部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異方性の稀土類磁石と、カナ部と径小部と径大
    部とを有するローター真とが非磁性金属部材を介
    して固定してなるローターに於いて、前記非磁性
    金属部材は、前記ローター真と圧入締結するため
    の内周部内径部分と、前記磁石の外径部分と圧入
    締結するための外周部内径部分と、前記内周部内
    径部分と前記外周部内径部分とを一体に連結され
    てなる連結部分とを有し、前記磁石は前記連結部
    分の内底面と間隙Sを保つて前記外周部内径部分
    に締結され且つ、前記非磁性金属部材の前記連結
    部分側とは反対側の端面と、前記磁石の前記連結
    部分側とは反対側の端面とが略同一面となるよう
    に構成され、さらに前記非磁性金属部材の前記連
    結部分側とは反対側の端面を、前記ローター真の
    外径が前記径小部から前記径大部に変わる部分で
    構成される当たり面に対して当接させたことを特
    徴とする時計用ステツプモーターのローター。
JP12362983U 1983-08-09 1983-08-09 時計用ステツプモ−タ−のロ−タ− Granted JPS5947273U (ja)

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JP12362983U JPS5947273U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 時計用ステツプモ−タ−のロ−タ−

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Publication Number Publication Date
JPS5947273U JPS5947273U (ja) 1984-03-29
JPS622945Y2 true JPS622945Y2 (ja) 1987-01-23

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ID=30282137

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JP12362983U Granted JPS5947273U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 時計用ステツプモ−タ−のロ−タ−

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JPS5947273U (ja) 1984-03-29

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