JPH0731089A - 永久磁石付回転子 - Google Patents
永久磁石付回転子Info
- Publication number
- JPH0731089A JPH0731089A JP5174581A JP17458193A JPH0731089A JP H0731089 A JPH0731089 A JP H0731089A JP 5174581 A JP5174581 A JP 5174581A JP 17458193 A JP17458193 A JP 17458193A JP H0731089 A JPH0731089 A JP H0731089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- shaft
- cylindrical permanent
- rotor
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電動機
の回転子のバランス取り作業と磁石の位置決め作業を不
要にする。 【構成】軸１の円筒形永久磁石２の接着部分に螺旋状の
溝３を設け、コイルばね状の金属線４を軸１の螺旋状の
溝３に挿入することにより、コイルばね状の金属線４の
作用で、円筒形永久磁石２の内径と、軸１の円筒形永久
磁石２の接着部分との間のすき間５を均一にすること
と，軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の片側に、円筒
形永久磁石２の軸方向の位置決めのための段付部６を設
ける。
の回転子のバランス取り作業と磁石の位置決め作業を不
要にする。 【構成】軸１の円筒形永久磁石２の接着部分に螺旋状の
溝３を設け、コイルばね状の金属線４を軸１の螺旋状の
溝３に挿入することにより、コイルばね状の金属線４の
作用で、円筒形永久磁石２の内径と、軸１の円筒形永久
磁石２の接着部分との間のすき間５を均一にすること
と，軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の片側に、円筒
形永久磁石２の軸方向の位置決めのための段付部６を設
ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒形永久磁石を使
用した電動機の回転子に関する。
用した電動機の回転子に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の円筒形永久磁石を使用した電動機
の回転子を図５に示す。この図は、回転子の軸１に円筒
形永久磁石２を接着剤で接着した構成で、軸１の円筒形
永久磁石２の接着部分に接着剤を塗布し、その後、円筒
形永久磁石２を挿入し、接着して電動機の回転子として
いる。
の回転子を図５に示す。この図は、回転子の軸１に円筒
形永久磁石２を接着剤で接着した構成で、軸１の円筒形
永久磁石２の接着部分に接着剤を塗布し、その後、円筒
形永久磁石２を挿入し、接着して電動機の回転子として
いる。
【０００３】この場合、軸１の円筒形永久磁石２の接着
部分に接着剤を塗布し、円筒形永久磁石２を軸１に挿入
し、接着するために、円筒形永久磁石２の内径と、軸１
の円筒形永久磁石２の接着部分の外径との間にすき間を
必要とする。
部分に接着剤を塗布し、円筒形永久磁石２を軸１に挿入
し、接着するために、円筒形永久磁石２の内径と、軸１
の円筒形永久磁石２の接着部分の外径との間にすき間を
必要とする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の円筒形永久磁石
を使用した電動機の回転子では、前記円筒形永久磁石の
内径と、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の外径との
間のすき間が均一にならず、前記円筒形永久磁石が一方
に偏り接着され、その結果、前記回転子はバランス取り
作業を必要とし、また前記円筒形永久磁石の軸方向の位
置決めのための作業を必要とする。
を使用した電動機の回転子では、前記円筒形永久磁石の
内径と、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の外径との
間のすき間が均一にならず、前記円筒形永久磁石が一方
に偏り接着され、その結果、前記回転子はバランス取り
作業を必要とし、また前記円筒形永久磁石の軸方向の位
置決めのための作業を必要とする。
【０００５】この発明の課題は、上記作業を不要とする
円筒形永久磁石付回転子を提供することにある。
円筒形永久磁石付回転子を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電動機の回
転子において、第１の発明では、前記軸の円筒形永久磁
石の接着部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね状の金属
線を前記軸の螺旋状の溝に挿入することを手段とし、第
２の発明では、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片
側に段付部を設けることを手段とし、第３の発明では、
前記軸の円筒形永久磁石の接着部分に螺旋状の溝を設
け、コイルばね状の金属線を前記軸の螺旋状の溝に挿入
することと、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片側
に段付部を設けることとを手段としている。
に、円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電動機の回
転子において、第１の発明では、前記軸の円筒形永久磁
石の接着部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね状の金属
線を前記軸の螺旋状の溝に挿入することを手段とし、第
２の発明では、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片
側に段付部を設けることを手段とし、第３の発明では、
前記軸の円筒形永久磁石の接着部分に螺旋状の溝を設
け、コイルばね状の金属線を前記軸の螺旋状の溝に挿入
することと、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片側
に段付部を設けることとを手段としている。
【０００７】
【作用】第１の発明によれば、円筒形永久磁石を軸に接
着して構成する電動機の回転子において、前記軸の円筒
形永久磁石の接着部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね
状の金属線を前記軸の螺旋状の溝に挿入し、前記円筒形
永久磁石の内径と、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分
の外径との間が、前記コイルばね状の金属線が作用し
て、均一なすき間になり、接着作業の際に前記円筒形永
久磁石が一方に偏ることが防止でき、回転子のバランス
取り作業が不要となる。
着して構成する電動機の回転子において、前記軸の円筒
形永久磁石の接着部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね
状の金属線を前記軸の螺旋状の溝に挿入し、前記円筒形
永久磁石の内径と、前記軸の円筒形永久磁石の接着部分
の外径との間が、前記コイルばね状の金属線が作用し
て、均一なすき間になり、接着作業の際に前記円筒形永
久磁石が一方に偏ることが防止でき、回転子のバランス
取り作業が不要となる。
【０００８】また、第２の発明によれば、円筒形永久磁
石を軸に接着して構成する電動機の回転子において、前
記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片側に段付部を設け
ることにより、接着作業の際に前記円筒形永久磁石の軸
方向の位置決めができる。さらに、第３の発明によれ
ば、上記の第１の発明と同じく、回転子のバランス取り
作業が不要となり、また第２の発明と同じく、接着作業
の際に前記円筒形永久磁石の軸方向の位置決めができ
る。
石を軸に接着して構成する電動機の回転子において、前
記軸の円筒形永久磁石の接着部分の片側に段付部を設け
ることにより、接着作業の際に前記円筒形永久磁石の軸
方向の位置決めができる。さらに、第３の発明によれ
ば、上記の第１の発明と同じく、回転子のバランス取り
作業が不要となり、また第２の発明と同じく、接着作業
の際に前記円筒形永久磁石の軸方向の位置決めができ
る。
【０００９】
【実施例】図１に、この発明の第１の実施例を示す。以
下の図において、図５と同一機能を有するものには同一
符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明を
する。すなわち、この第１の実施例では、図４に示す図
１および図３のＰ部詳細図のように、軸１の円筒形永久
磁石２の接着部分に螺旋状の溝３を設け、コイルばね状
の金属線４を軸１の螺旋状の溝３に挿入することによ
り、コイルばね状の金属線４の作用で、円筒形永久磁石
２の内径と、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の外径
との間のすき間５が均一になり、接着作業の際に円筒形
永久磁石２が一方に偏ることが防止でき、前記回転子の
バランス取り作業が不要となる。
下の図において、図５と同一機能を有するものには同一
符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明を
する。すなわち、この第１の実施例では、図４に示す図
１および図３のＰ部詳細図のように、軸１の円筒形永久
磁石２の接着部分に螺旋状の溝３を設け、コイルばね状
の金属線４を軸１の螺旋状の溝３に挿入することによ
り、コイルばね状の金属線４の作用で、円筒形永久磁石
２の内径と、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の外径
との間のすき間５が均一になり、接着作業の際に円筒形
永久磁石２が一方に偏ることが防止でき、前記回転子の
バランス取り作業が不要となる。
【００１０】また、図２に示すこの発明の第２の実施例
では、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の片側に、図
示のように、段付部６を設けることにより、接着作業の
際に円筒形永久磁石２の軸方向の位置決めができる。さ
らに、図３に示すこの発明の第３の実施例では、図４に
示す図１および図３のＰ部詳細図のように、軸１の円筒
形永久磁石２の接着部分に螺旋状の溝３を設け、コイル
ばね状の金属線４を軸１の螺旋状の溝３に挿入し、コイ
ルばね状の金属線４の作用で、円筒形永久磁石２の内径
と、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の外径との間の
すき間５が均一になり、接着作業の際に円筒形永久磁石
２が一方に偏ることが防止でき、また、軸１の円筒形永
久磁石２の接着部分の片側に、図３のように、段付部６
を設けることにより、接着作業の際に円筒形永久磁石２
の軸方向の位置決めができる。
では、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の片側に、図
示のように、段付部６を設けることにより、接着作業の
際に円筒形永久磁石２の軸方向の位置決めができる。さ
らに、図３に示すこの発明の第３の実施例では、図４に
示す図１および図３のＰ部詳細図のように、軸１の円筒
形永久磁石２の接着部分に螺旋状の溝３を設け、コイル
ばね状の金属線４を軸１の螺旋状の溝３に挿入し、コイ
ルばね状の金属線４の作用で、円筒形永久磁石２の内径
と、軸１の円筒形永久磁石２の接着部分の外径との間の
すき間５が均一になり、接着作業の際に円筒形永久磁石
２が一方に偏ることが防止でき、また、軸１の円筒形永
久磁石２の接着部分の片側に、図３のように、段付部６
を設けることにより、接着作業の際に円筒形永久磁石２
の軸方向の位置決めができる。
【００１１】
【発明の効果】第１の発明では、軸の螺旋状の溝に挿入
したコイルばね状の金属線の作用で、円筒形永久磁石の
内径と、軸の円筒形永久磁石の接着部分の外径との間の
すき間が均一になり、その結果、回転子のバランス取り
作業が不要となり、第２の発明では、円筒形永久磁石の
軸方向の位置決め作業が不要となり、第３の発明では、
回転子のバランス取り作業も円筒形永久磁石の軸方向の
位置決め作業も不要となり、著しく作業が改善される。
したコイルばね状の金属線の作用で、円筒形永久磁石の
内径と、軸の円筒形永久磁石の接着部分の外径との間の
すき間が均一になり、その結果、回転子のバランス取り
作業が不要となり、第２の発明では、円筒形永久磁石の
軸方向の位置決め作業が不要となり、第３の発明では、
回転子のバランス取り作業も円筒形永久磁石の軸方向の
位置決め作業も不要となり、著しく作業が改善される。
【図１】この発明の第１の実施例を示す構成図。
【図２】この発明の第２の実施例を示す構成図。
【図３】この発明の第３の実施例を示す構成図。
【図４】図１および図３のＰ部詳細図。
【図５】従来例を示す構成図。
１ …… 軸 ２ …… 円筒形永久磁石 ３ …… 螺旋状の溝 ４ …… コイルばね状の金属線 ５ …… すき間 ６ …… 段付部
Claims (3)
- 【請求項１】円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電
動機の回転子において、前記軸の円筒形永久磁石の接着
部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね状の金属線を前記
軸の螺旋状の溝に挿入することを特徴とする永久磁石付
回転子。 - 【請求項２】円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電
動機の回転子において、前記軸の円筒形永久磁石の接着
部分の片側に段付部を設けることを特徴とする永久磁石
付回転子。 - 【請求項３】円筒形永久磁石を軸に接着して構成する電
動機の回転子において、前記軸の円筒形永久磁石の接着
部分に螺旋状の溝を設け、コイルばね状の金属線を前記
軸の螺旋状の溝に挿入することと、前記軸の円筒形永久
磁石の接着部分の片側に段付部を設けることとを特徴と
する永久磁石付回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5174581A JPH0731089A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 永久磁石付回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5174581A JPH0731089A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 永久磁石付回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731089A true JPH0731089A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15981063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5174581A Pending JPH0731089A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 永久磁石付回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731089A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007143317A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Tamagawa Seiki Co Ltd | モータ軸つり合い形成方法およびロータ |
| JP2007267574A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ |
| KR20150140199A (ko) * | 2014-06-05 | 2015-12-15 | 삼성전자주식회사 | 모터어셈블리 및 그 제조방법 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP5174581A patent/JPH0731089A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007143317A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Tamagawa Seiki Co Ltd | モータ軸つり合い形成方法およびロータ |
| JP2007267574A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ |
| JP4678321B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-04-27 | 株式会社ジェイテクト | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ |
| KR20150140199A (ko) * | 2014-06-05 | 2015-12-15 | 삼성전자주식회사 | 모터어셈블리 및 그 제조방법 |
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