JP2007143317A - モータ軸つり合い形成方法およびロータ - Google Patents

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Shigeru Nishida
茂 西田
Tadatomo Kimura
忠朋 木村
Jun Kindaichi
純 金田一
Taiji Shimura
泰司 志村
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】 モータ組み立て後のモータ軸のつり合い補正を不要とすることのできる、モータ軸つり合い形成方法およびロータを提供すること。
【解決手段】 ロータ5のマグネット1接着部2に環状の離間部材3を装着し、ついで接着部2に接着剤4を用いてマグネット1を接着し、もってロータ5が構成されることを特徴とする。環状の離間部材3としては特に、その厚さが均一である弾性体を用いる。弾性体の種類としては、合成ゴム、合成樹脂を始めとして適宜のものを用いることができ、特に限定されない。なお離間部材としてはOリングを好適に用いることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はモータ軸つり合い形成方法およびロータに係り、特に、モータ組み立て後のモータ軸のつり合い補正を不要とすることのできる、モータ軸つり合い形成方法およびロータに関する。
小形サーボモータやDCブラシレスモータ等のモータの製造においては、従来、モータ軸にマグネットを貼り付けるが、マグネットと軸との接着の際クリアランスがあり、接着後、回転軸中心に対してギャップ分の芯ずれが発生し、ロータバランスにアンバランスが生じる。これを補正するため、従来は、補正装置(バランスマシン)を用いて、アンバランスつり合い量を測定し、増量法もしくは減量法によってバランスを補正していた。
図3は、ロータの横断面図を用いて従来のバランス補正方法を示す説明図である。図において、マグネット31を接着したロータ35のバランス補正には、バランス修正領域38に増量法として比重の大きいバランス修正用接着剤を用いたり、接着資材を貼り付ける方法がとられていた。あるいは減量法として、予め加工しやすくするためにバランス修正板たる部品を装着したり、または軸自体にドリルで適宜サイズ、個数の穴を開ける方法がとられていた。
なお、モータのバランス補正という観点では、たとえば、ブラシレスモータの回転軸にセラミック材のバランスリングを取り付け、これをレーザ光線にて切削してロータの回転バランスをとる技術(特許文献1)等が開示されている。これは上述の減量法の一例である。
特開平8−163814「ブラシレスモータ及びそのロータのバランス調整方法」
しかし、いずれにしてもモータ組み立て後の調整作業として行う必要があり、手間がかかり、作業効率を低下させるものであった。また前記ドリルを用いた作業等の場合は工程内に機械加工が入ることになり、管理労力負担が増すものであった。
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を除き、モータ組み立て後のモータ軸のつり合い補正を不要とすることのできる、モータ軸つり合い形成方法およびロータを提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、ロータのマグネット接着部に、弾性体を用いた環状の離間部材を装着する方法によって上記課題の解決が可能であることを見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下のとおりである。
(1) ロータのマグネット接着部に環状の離間部材を装着し、ついで該接着部に接着剤を用いてマグネットを接着することを特徴とする、モータ軸つり合い形成方法。
(2) 前記環状の離間部材は弾性体であることを特徴とする、(1)に記載のモータ軸つり合い形成方法。
(3) 前記環状の離間部材は、前記ロータ外周面に形成されたモータ軸と同心の溝に装着されることを特徴とする、(1)または(2)に記載のモータ軸つり合い形成方法。
(4) 前記環状の離間部材はOリングであることを特徴とする、(3)に記載のモータ軸つり合い形成方法。
(5) マグネットの接着が可能な部分に、環状の離間部材を装着することのできる溝が周設されていることを特徴とする、モータのロータ。
(6) 前記溝は、モータ軸と同心であることを特徴とする、(5)に記載のモータのロータ。
(7) 前記離間部材はOリングその他の弾性体であることを特徴とする、(6)に記載のモータのロータ。
本発明のモータ軸つり合い形成方法およびロータは上述のように構成されるため、これによれば、工程内の機械加工も含めてモータ組み立て後の調整作業が不要となり、手間を省き、作業効率向上を効果的に図ることができる。また、工程の簡素化のみならず、コストダウンを図ることもできる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明のモータ軸つり合い形成方法を用いて構成したロータの要部断面の模式図である。また、
図2は、本発明のモータ軸つり合い形成方法を用いて構成したロータの横断面図である。
これらに図示するように本法では、ロータ5のマグネット1接着部2に環状の離間部材3を装着し、ついで該接着部2に接着剤4を用いてマグネット1を接着し、もってロータ5が構成されることを特徴とする。該環状の離間部材3としては特に、その厚さが均一である弾性体を用いる。弾性体の種類としては、合成ゴム、合成樹脂を始めとして適宜のものを用いることができ、特に限定されない。なお該離間部材としては、Oリングを好適に用いることができる。
かかる本法により、該離間部材3上に接着されるマグネット4は、該離間部材3からの押圧力、もしくは緊縛力によって、全周に亘り等しく外方に向かって力を受けて、モータ軸の回転中心からの偏りがない状態で接着され、その結果、該マグネット4の回転中心はモータ軸6の回転中心と一致し、組み立て段階においてモータ軸6のつり合いが形成され、事後の補正作業を不要とすることができる。
図示するように本法においては、該環状の離間部材3は、前記ロータ5外周面に形成されたモータ軸6と同心の溝7に装着されるものとすることができる。つまり、該環状の離間部材を装着することのできる溝が周設されたロータを用いることによって、かかる方法を容易にとることができる。
この場合、該溝7はその深さが全周に亘って等しくなるように形成される。これにより該離間部材3をロータ5に装着する位置を適性にすることができ、また、その回転中心をモータ軸6の回転中心と正しく一致させることができる。
本発明のモータ軸つり合い形成方法およびロータによれば、モータ組み立て後の調整作業が不要となり、省力化、作業効率向上が可能であり、小形サーボモータやDCブラシレスモータを始めとして、モータ製造上利用価値が高い発明である。
本発明のモータ軸つり合い形成方法を用いて構成したロータの要部断面の模式図である。 本発明のモータ軸つり合い形成方法を用いて構成したロータの横断面図である。 ロータの横断面図を用いて従来のバランス補正方法を示す説明図である。
符号の説明
1…マグネット
2…マグネット接着部
3…環状の離間部材
4…接着剤
5…ロータ
6…モータ軸
7…溝
31…マグネット
35…ロータ
36…モータ軸
38…バランス修正領域

Claims (7)

  1. ロータのマグネット接着部に環状の離間部材を装着し、ついで該接着部に接着剤を用いてマグネットを接着することを特徴とする、モータ軸つり合い形成方法。
  2. 前記環状の離間部材は弾性体であることを特徴とする、請求項1に記載のモータ軸つり合い形成方法。
  3. 前記環状の離間部材は、前記ロータ外周面に形成されたモータ軸と同心の溝に装着されることを特徴とする、請求項1または2に記載のモータ軸つり合い形成方法。
  4. 前記環状の離間部材はOリングであることを特徴とする、請求項3に記載のモータ軸つり合い形成方法。
  5. マグネットの接着が可能な部分に、環状の離間部材を装着することのできる溝が周設されていることを特徴とする、モータのロータ。
  6. 前記溝は、モータ軸と同心であることを特徴とする、請求項5に記載のモータのロータ。
  7. 前記離間部材はOリングその他の弾性体であることを特徴とする、請求項6に記載のモータのロータ。
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JP2017052648A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 ▲環▼宇平HUAN Yuping 多機能トラック調整ディスク

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