JPH07327346A - 円筒形電気機械変換器 - Google Patents

円筒形電気機械変換器

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JPH07327346A
JPH07327346A JP6328304A JP32830494A JPH07327346A JP H07327346 A JPH07327346 A JP H07327346A JP 6328304 A JP6328304 A JP 6328304A JP 32830494 A JP32830494 A JP 32830494A JP H07327346 A JPH07327346 A JP H07327346A
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JP
Japan
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pole
magnetic
magnetic pole
stator
rotor
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Application number
JP6328304A
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English (en)
Inventor
Daho Taghezout
ターヘザウト ダホ
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Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/12Transversal flux machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、円筒形タイプの形状を有し且つ特
にステッピングモータとして機能するのに適合した電気
機械変換器を提供する。 【構成】 本発明による変換器は、固定子2と、回転軸
6の周りを回転することが可能な回転子4とを備える。
この固定子2は3つの磁極部品8、10、12 を有し、これら
の磁極部品の各々が、回転子の回転軸の方向に配列され
且つ励磁巻線32、34、36を保持する磁極アーム14、16、18を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形タイプの形状を
有し且つ特にステッピングモータとして差動するのに適
合した電気機械変換器に係わる。特に、本発明は、数セ
ンチメートル台の直径を有する電気機械変換器に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】こうした小さな寸法と円筒形形状とを有
する電気機械変換器は、様々な用途で使用されており、
特に、遠隔通信システム、オーディオビジュアル分野、
医療分野、ロボット工学分野、更には防犯等のセキュリ
ティシステム等で使用される。
【0003】米国特許第 3 952 219号により、回転子の
回転軸を中心とする円の円弧を画定する3つの長手方向
の固定子部品を含む、円筒形状のモータが公知である。
これらの3つの固定子部品は2つのフランジの間に保持
され、これらのフランジの各々は、永久磁石がその上に
固定された回転子軸のための穴を有する。3つの巻線
が、3つの固定子部品の第1の部分上に個々に取り付け
られる。これらの固定子部品の他の部分は、回転子の永
久磁石に対向するように配置されている。固定子部品
は、固定子部品の端部に備えられたドッグポイント(do
g point)によって半径方向に位置決めされ、その目的の
為に、こうしたドッグポイントは、モータの2つのフラ
ンジ内に備えられたノッチの中に差し込まれる。
【0004】このようなモータは、組立が比較的容易で
あるが、幾つかの問題点を有する。第1に、その回転子
軸がモータを長手方向に往復動させ、このことは回転子
の回転安定性にとって有害である。これに加えて、外部
配置装置との機械的結合を行うために、そのモータの回
転子の回転軸に続くアセンブリ上に、歯車を取り付ける
ことが必要である。第2に、磁極部品の形状のために比
較的大きい漏れ磁束が発生し、又、回転子の永久磁石
は、こうした回転子の回転軸の方向に従って磁気的に位
置決めされいるわけではない。従って、回転子の軸方向
の磁気的位置決めが行われていない。更に、固定子部品
を保持する働きをする上記2つのフランジは、互いに結
合されていない。このために、このモータの構造は安定
しておらず、このことは、こうしたモータの歩留りを低
下させる。
【0005】更に、ドイツ特許DE 1 613 302から、永久
磁石を有する回転子を含むモータが公知となっており、
該回転子は中央本体から形成されたマウントと、上記中
央本体の一方の端部に配置されたフランジと、上記フラ
ンジの縁部から隆起する外部円筒形部分とを構成されて
いる。このモータは、3つの固定子部品を含み、これら
の固定子の各々が、その第1の部分上に励磁巻線を有
し、回転子の永久磁石に対向する位置にある第2の部分
を有する。
【0006】このモータは更に、固定ねじによって上記
中央本体に固定された磁束戻し円板と、永久磁石が中に
配置されたハウジングのための閉じカバーとを備える。
こうした永久磁石は回転軸上に取り付けられ、この回転
軸の第1のピボットが、上記フランジ内に備えられた軸
受の中に配置される。この回転軸は、力モーメントの伝
達を可能にするために上記カバーを往復動させる。上記
フランジは、回転子永久磁石を基準として中央本体側に
配置される。3つの穴が上記フランジ各々内に備えら
れ、こうした穴は上記3つの固定子部品によって個々に
往復動される。
【0007】上記固定子部品各々の磁極エキスパンショ
ン(polar expansion) を形成する部分は、巻線がその上
に装着された部分に比べて回転子の中心軸線からより遠
く離れている。この形状は、永久磁石の磁束と巻線の磁
束との結合を不十分なものにする。更に、こうしたモー
タでは、回転子の軸方向センタリングが不十分であり、
回転子がフランジの方向に片寄らされる。予め決められ
た位置に回転子を維持するために、フランジ内に備えら
れた軸受に嵌合したピボットの端部に、当接部(abutmen
t)が必要であり、このことは、回転子の回転軸上の摩擦
を増大させ、その結果としてモータの歩留りを低下させ
る。
【0008】巻線がフランジの一方の側に備えられ、一
方、回転子の磁極エキスパンションと永久磁石とがフラ
ンジの他方の側に配置されるということに留意された
い。フランジ内に備えられた穴を使用して固定子部品が
半径方向に配置される。しかし、こうしたモータは、固
定子部品の軸方向位置決め手段を持たない。特に不利な
点は、巻線が磁束戻し円板とフランジとの間に挟まれる
ことである。磁束戻し円板の固定が、巻線が押しつぶさ
れることと、固定子部品の長手方向のずれとを引き起こ
す。更に、固定子部品がフランジ内に備えられた穴の中
に配置された後に、巻線が組み込まれる。従って、この
モータの構造は信頼性が低く、そのアセンブリが複雑で
ある。最後に、偶力を伝えるために、カバーが固定子部
品上に組み合わされた後に、回転子の回転軸上に歯車を
装着することが必要であるということに留意されたい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
モータに適合した円筒形の形状を有し且つ低い製造コス
トで大量生産されることが可能な高信頼性の電気機械変
換器を提供するために、上記の欠点を克服することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、固定
子と、回転軸を中心として回転可能であり且つ永久磁石
を含む回転子とを備える、電気機械変換器を提供するこ
とを目的とし、前記固定子が、少なくとも第1の巻線を
上記永久磁石に対して磁気的に結合させる働きをする磁
気結合手段を備え、上記磁気結合手段が、上記回転子に
よって往復動される固定子穴を各々が部分的に画定し、
且つ、高リラクタンス区域によって互いに隔てられた、
第1の磁極エキスパンションと第2の磁極エキスパンシ
ョンと、各々に第1の端部と第2の端部とを有する、第
1の磁極アーム(polar arm) と第2の磁極アームとを備
え、上記第1と第2の磁極アームは、そのそれぞれの第
1の端部が個別に、上記第1の磁極エキスパンションと
上記第2の磁極エキスパンションとに磁気的に結合され
ており、又、そのそれぞれの第2の端部が互いに磁気的
に結合されており、上記第1と第2の磁極アームが、上
記回転軸に対して概ね平行な方向に配列され、上記第1
の巻線が上記第1の磁極アームによって保持される。上
記固定子は更にマウントを備え、このマウントは、上記
回転子の回転軸に殆ど一致した長手方向中心軸線を有す
る細長い中央本体と、上記中央本体と一体であり且つ上
記長手方向中心軸線に対して概ね垂直である端部フラン
ジとを含む。本発明による変換器は、上記磁極アームと
上記磁極エキスパンションとが上記中央本体を基準とし
て上記フランジの上部表面の下側に配置され、上記磁極
エキスパンションが上記フランジの表面に対して軸方向
に保持されることを特徴とする。
【0011】上記の本発明の特徴によって、上記電気機
械変換器の組立は容易であり、個々の磁極部分が、軸方
向と半径方向とに位置決めされるようにマウントに堅固
に固定されることが可能である。
【0012】本発明の特定の特徴によって、上記磁極ア
ームの第2の端部が、回転子の回転軸に対して垂直な平
面内に基本的に位置した磁気結合手段に属する個々の磁
気接触ラグに磁気的に結合される。
【0013】特定の実施例では、上記磁気接触ラグが、
そうした磁気結合ラグに対して保持されるように配置さ
れた磁気結合手段に属する低リラクタンスのリングによ
って互いに機械的に結合される。これに加えて、磁極ア
ームの各々が、上記磁極エキスパンジョンの各々と上記
磁気接触ラグ各々と共に、同じ1つの磁極部品を形成す
る。
【0014】本発明の3つの主要な実施例に従って、三
相変換器と二相変換器と単相変換器とが各々に提供され
る。
【0015】以下では、本発明の他の特徴と利点とを、
本発明が其に特定される事のない非限定的な実施例を示
す添付図面を参照して行う本発明の説明によって、更に
詳細に説明する。
【0016】
【実施例】図1から図5までを参照して、本発明による
三相電気機械変換器を説明する。
【0017】こうした変換器は、固定子2と、固定子2
を基準として決定された回転軸6の周りを回転すること
が可能な回転子4とを有する。
【0018】固定子2は、3つの磁極部品8、10、12 を有
する。磁極部品8、10、12 の各々は、磁極アーム14、16、18
と、磁極エキスパンション20、22、24と、磁気接触ラグ2
6、28、30とを備える。磁極エキスパンション20、22、24
は、高リラクタンス区域を形成するギャップ31によっ
て互いに隔てられ、互いに120 度ずつ角度的にずらされ
ている。
【0019】磁極アーム14、16、18は個々に励磁巻線32、3
4、36を保持する。こうした磁極アーム14、16、18は、回転
子4の回転軸6の方向に方向付けられる。
【0020】回転子4は、半径方向の磁界を有する双極
性永久磁石38と、力モーメントの伝達の働きをする(図
示されていない)機械式ホイールに回転子4を機械的に
結合する働きをする歯車40とを含む。
【0021】3つの磁極エキスパンション20、22、24は、
回転軸6に対して垂直である共通平面42内に延在する。
【0022】固定子2は更に、回転子4の回転軸6と一
致した長手方向軸48を有する細長い中央本体46を備える
非磁性マウント44を含む。マウント44は更に、フランジ
52と横壁54とカバー56とによって形成されたケージ(cag
e)50を備える。フランジ52と壁54とが、細長い中央本体
46と共に単一の部品として形成される。
【0023】回転子4は、細長い中央本体46内に配置さ
れた第1の軸受58と、カバー56内に備えられた第2の軸
受60とによって回転軸6の方向の所定位置に保持され
る。この実施例では、永久磁石38は、磁極エキスパンシ
ョン20、22、24によって画定された固定子穴62内に配置さ
れる。
【0024】磁気接触ラグ26、28、30が、回転軸6に対し
て垂直の平面61内に配置され、低リラクタンスのリング
64によって互いに磁気的に結合される。この場合に、3
つの磁気接触ラグが、磁極部品8、10、12 の相互間の磁気
結合を確保するためにはリング64を必要としないような
仕方で、配置されるということに留意されたい。しか
し、このリング64の存在が磁気結合の強化を可能にし、
磁気部品8、10、12 の機械的公差を増大させることを可能
にする。
【0025】リング64と磁極部品8、10、12 は、環状突起
68を有するベース66によって固定子のマウント44に固定
的に組み合わされる。これに加えて、磁気接触ラグ26、2
8、30に対してリング64が押し当たる状態を維持する働き
をする弾性リング70が備えられる。
【0026】ベース66は、固定ねじ72によってマウント
44の細長い中央本体46に固定される。これに加えて、磁
極部品8、10、12 は、マウント44に対して固定された状態
に維持され、フランジ52から突き出すピン74、76、78によ
って互いに相対的に位置決めされる。こうしたピン74、7
6、78は、磁極エキスパンション20、22、24内に備えられた
ノッチの中に収容される。磁極エキスパンション20、22、
24の固定位置の維持が、ピン74、76、78と、固定子穴62内
に備えられた環状部分80との連係によって確保され、こ
うした環状部分80はマウント44に属し、上記細長い中央
本体46とフランジ52との間の中間部分を形成する。
【0027】本発明の有利な特徴によって、3つの磁極
エキスパンション20、22、24がその中に位置する平面42
は、中央本体46を基準としてフランジ52の上部表面83の
下側に位置するということに留意されたい。フランジ52
は、磁極部品8、10、12 のための当接要素として働き、磁
極エキスパンション20、22、24がフランジ52の表面81に押
し当たる。磁極エキスパンションが少なくとも部分的に
その中に収容される「めくら空洞(blind cavity)」をフ
ランジが有する他の変形例を提供することも可能であ
る。ピン74、76、78が省略可能であるような形で磁極エキ
スパンションを配置するために、上記めくら空洞を配置
することが可能である。
【0028】上記環状部分80は、フランジ52に中央本体
46を物理的に結合する働きをすると同時に、磁極エキス
パンション20、22、24をセンタリングする働きをする。こ
うした環状部分80は、磁極エキスパンションの間のギャ
ップを僅かに増大させるが、本発明による変換器の構造
において重要な役割を果たす。
【0029】アセンブリ中に磁極部品を横方向に取り付
け、その後で、フランジ52に対して当接させることが可
能である。この後で、ベース66を磁極部品に取り付け、
マウント44の中にねじ込むねじ72によって磁極部品に対
して軸方向の力を及ぼすことが可能である。従って、磁
極部品8、10、12 は、軸方向の圧力によって、マウント44
に属するフランジ52と、適切な固定手段によってマウン
トに堅固に固定されたベース66との間に保持される。
【0030】上記の電気機械変換器は、例えば約7mm の
直径と、回転軸6に沿った約20mmの長さとを有する。こ
うした変換器はコンパクトに構成され、工業的に容易に
入手可能な安価な部品だけによって形成される。更に、
磁極部品8、10、12 と回転子4とマウント44とのアセンブ
リは、技術的に難しいものではない。特に、磁極部品8、
10、12 の位置決めは容易に行われることが可能である。
更に、巻線32、34、36のアセンブリも容易に行われ、こう
した巻線は、磁極部品8、10、12 と固定子2のマウント44
とのアセンブリの前に磁極アーム14、16、18上に個々に取
り付けられるということを理解されたい。
【0031】図には示していない本発明の別の実施例で
は、回転子の永久磁石は、固定子穴の中に配置されるの
に適合した、又は、磁極エキスパンション20、22、24がそ
の中に延在する平面42の付近の平面内に配置されるのに
適合した、多極磁石である。特に、この多極磁石は、細
長い中央本体の側から見て平面42の下側に配置されるこ
とが可能である。軸方向の磁化の場合には、必要に応じ
て、磁束の戻りのための磁気プレートが、多極磁石と組
み合わされるか、又は、回転子4のためのマウント44内
に配置されたハウジングの底部に置かれることが可能で
ある。更に、固定子穴を画定する磁極エキスパンション
の輪郭は任意の形状であってよく、例えば円形クラウン
(circular crown)の形状であってもよいということを理
解されたい。
【0032】図5には、図1から図4を参照して上記で
説明した電気機械変換器の磁気図を示している。この図
5には、回転子4の永久磁石38と、3つの磁極エキスパ
ンション20、22、24と、3つの磁極アーム14、16、18と、3
つの巻線32、34、36とを、概略的に示している。
【0033】磁極アーム14、16、18の各々は、第1の端部
84a 、84b、84cによって磁極エキスパンション20、22、24の
各々に磁気的に結合されている。この図5に概略的に示
されているように、3つの磁極アーム14、16、18の各々
は、他の2つの磁極アームの第2の端部に結合された各
アームの第2の端部86a 、86b、86cを有する。
【0034】上記の実施例では、第2の端部86a 、86b、8
6cの間の磁気結合が、低リラクタンスのリング64に組み
合わされた3つの磁気接触ラグ26、28、30によって有利に
実現されている。
【0035】3つの巻線32、34、36の励磁が、当業者に公
知であるような本タイプの変換器に適切な制御装置によ
って公知の方法で行われる。図5に示される磁気等価図
と同等の磁気図を示す電気機械変換器の励磁は、小型
(特に時計用タイプ)電気機械変換器の分野の専門家に
とって公知である。従って、上記の本発明による電気機
械変換器の励磁は、本明細書中で詳細に説明することは
ない。
【0036】しかし、上記の変換器が、選択された励磁
のタイプに応じて同期動作モード又はステッピング動作
モードで使用されることが可能であることに留意された
い。ステッピング動作モードでの動作の場合には、磁極
エキスパンション20、22、24内に位置決めノッチを備える
ことが可能である。
【0037】図6には、本発明による二相電気機械変換
器が示されている。
【0038】こうした二相電気機械変換器は、2つの励
磁巻線32、36 しか含まない点と、従って1つの磁極アー
ム16には巻線が装着されない点とにおいてだけ、上記の
三相電気機械変換器と異なっている。本発明による電気
機械変換器のこの実施例の構造は、図1から図4を参照
して説明した三相電気機械変換器の構造と同一であるの
で、図6に関する説明は、ここで再び行うことはしな
い。
【0039】図7には、図6に示した二相電気機械変換
器の磁気図が示されている。上記で説明したように、図
5を参照して上記で説明した三相電気機械変換器の磁気
図との唯一の相違は、こうした電気機械変換器には2つ
の巻線32、36 だけしか備えられないという点にある。図
7に示される磁気図に一致する磁気図を有する二相変換
器の様々なタイプの励磁は、当業者(特に時計用タイプ
の変換器の分野の専門家)に公知である。図7に関して
言及した既述の説明内容を、ここで再び説明することは
しない。
【0040】図6に示される二相電気機械変換器は、同
期動作モード又はステッピング動作モードの形で励磁さ
れることが可能である。この後者の場合には、位置決め
ノッチが磁極エキスパンション20、22 及び/又は24内に
備えられることが有利であり、こうした位置決めノッチ
の配置は当業者に公知である。
【0041】次に、図8から図10を参照して、本発明に
よる単相電気機械変換器を説明する。
【0042】こうした単相電気機械変換器は、回転軸6
の周りを回転可能な回転子4と、第1の磁極部品94と第
2の磁極部品96とを備える固定子92とを有する。こうし
た磁極部品94、96 の各々は、磁極アーム98、100と、回転
子4の回転軸6に垂直な平面105 内に延在する磁極エキ
スパンション102、104 と、磁気接触ラグ106、108 とによ
って形成される。
【0043】磁極エキスパンション102、104 は、2つの
高リラクタンス区域を形成する2つのギャップ109 によ
って互いから隔てられる。
【0044】2つの磁気接触ラグ106、108 が、低リラク
タンスのリング64によって互いに磁気的に結合される。
【0045】更に、固定子92は、上記の二相と三相の実
施例の場合のケージ50と同等のケージ112 を備えるマウ
ント110 を含む。更に、マウント110 は、細長い中央本
体46と、ベース66と、上記の二相と三相の実施例の場合
の中央本体と同等の中央本体46に上記ベース66を固定す
る働きをする固定ねじ72とを含む。
【0046】この場合にも、低リラクタンスのリング64
が、ばねを形成する弾性リング70によって磁気接触ラグ
106、108 に当接される。磁極部品94、96 、特に磁極エキ
スパンション102、104 が、磁極エキスパンション102、10
4 内に備えられたノッチの中に収容された2つのピン11
4、116 によって所定位置に位置決めされて保持され、こ
うしたピン114、116 は、上記の諸実施例の場合と同じ形
で、かご112 のフランジ118 から突き出している。フラ
ンジ118 は、回転子4の磁石38と磁極エキスパンション
102、104 との間に備えられたリング80によって中央本体
46に物理的に結合されている。
【0047】2つの磁極アーム98、100は別々の巻線120、
122 を有する。こうした磁極アーム98、100は、上記細長
い中央本体46の中心軸線48と一致した回転子4の回転軸
6に対して平行な方向を有する。
【0048】巻線120、122 の励磁は、当業で公知の仕方
で直列又は並列に行うことが可能である。
【0049】2つの磁極アーム98、100のどちらか一方に
よって保持された単一の巻線を有する本実施例の変形例
(図示されていない)を示すことも可能であるというこ
とに留意されたい。しかし、2つの巻線120、122 を有す
る、図8に示される変形例は、所与の励磁によって磁極
部品94、96 内で発生させられる磁束が同一である場合に
は、2つの巻線120、122 の各々が、磁極アーム98、100の
どちらか一方によって保持された単一の巻線の場合にも
たらされる結果的な寸法に比べて小さい寸法を有するの
で、変換器によって占められる空間に関する限り、単一
の巻線を有する上記変形例よりも有利である。一方、単
一の巻線しか含まない上記変形例は、図8に示される変
形例よりも負担が少ない。
【0050】上記の単相電気機械変換器は、ステッピン
グ動作モードに特に適合している。公知のように、2つ
の位置決めノッチ122、124 が磁極エキスパンション102、
104内に備えられ、回転子4の双極永久磁石38を2つの
休止位置に置く働きをし、このことは、こうした単相変
換器の動作にとって有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による三相電気機械変換器の側
面図である。
【図2】図2は、図1に示された電気機械変換器の縦断
面図である。
【図3】図3は、図1と図2とに示された電気機械変換
器の線III-III に沿った横断面図である。
【図4】図4は、図1と図2とに示された電気機械変換
器の線IV-IV に沿った横断面図である。
【図5】図5は、図1から図4に示された電気機械変換
器の磁気図である。
【図6】図6は、本発明による二相電気機械変換器の側
面図である。
【図7】図7は、図6に示された電気機械変換器の磁気
図である。
【図8】図8、本発明による単相電気機械変換器の縦断
面図である。
【図9】図9は、図8に示された電気機械変換器の線IX
-IX に沿った横断面図である。
【図10】図10は、図8に示された電気機械変換器の
線X- Xに沿った横断面図である。
【符号の説明】
2 …固定子 4 …回転子 6 …回転軸 8、10、12 …磁極部品 14、16、18…磁極アーム 20、22、24…磁極エキスパンション 26、28、30…磁気接触ラグ 32、34、36…巻線 38…永久磁石 44…マウント 46…中央本体 52…フランジ 62…固定子穴 66…ベース 64…リング 70…弾性リング 72…固定ねじ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と、回転軸の周りを回転可能であ
    り且つ永久磁石を含む回転子とを備える、電気機械変換
    器であって、前記固定子が、少なくとも第1の巻線を前
    記永久磁石に磁気的に結合させる働きをする磁気結合手
    段を備え、前記磁気結合手段が、 前記回転子によって横断される固定子穴を各々が部分的
    に画定し、且つ、高リラクタンス区域によって互いに隔
    てられた、第1の磁極エキスパンションと第2の磁極エ
    キスパンションと、 各々に第1の端部と第2の端部とを有する、第1の磁極
    アームと第2の磁極アームとを備え、 前記第1と第2の磁極アームが、前記第1の磁極エキス
    パンションと前記第2の磁極エキスパンションとに各々
    に磁気的に結合された第1の端部と、互いに磁気的に結
    合された第2の端部とを有し、前記第1と第2の磁極ア
    ームが、前記回転軸に対して概ね平行な方向に方向配置
    され、前記第1の巻線が前記第1の磁極アームによって
    保持され、前記固定子が更にマウントを備え、前記マウ
    ントが、前記回転子の回転軸に殆ど一致した縦方向中心
    軸線を有する細長い中央本体と、前記中央本体と一体で
    あり且つ前記縦方向中心軸線に対して概ね垂直である端
    部フランジとを含み、更に、前記変換器が、前記磁極ア
    ームと前記磁極エキスパンションとが前記中央本体を基
    準として前記フランジの上部表面の下側に配置されるこ
    とと、前記磁極エキスパンションが前記フランジの表面
    に対して軸方向に押し当たることとを特徴とする前記変
    換器。
  2. 【請求項2】 前記固定子が更に、前記第2の磁極アー
    ム上に保持された第2の巻線を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の変換器。
  3. 【請求項3】 前記磁気結合手段が更に、前記固定子穴
    を部分的に画定する第3の磁極エキスパンションと、第
    3の磁極アームとを含み、前記第3の磁極アームが、前
    記第3の磁極エキスパンションに磁気的に結合された第
    1の端部と、前記第1と第2の磁極アームの前記第2の
    端部に磁気的に結合された第2の端部とを有し、前記第
    3の磁極アームが前記回転子の前記回転軸に対して概ね
    平行な方向に方向配置されることを特徴とする請求項2
    に記載の変換器。
  4. 【請求項4】 前記固定子が、前記第3の磁極アームに
    よって保持され且つ前記磁気結合手段によって前記永久
    磁石に磁気的に結合された、第3の巻線を含むことを特
    徴とする請求項3に記載の変換器。
  5. 【請求項5】 前記第1と第2の磁極エキスパンション
    が、前記回転軸に対して垂直な第1の共通平面内に基本
    的に延在することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    変換器。
  6. 【請求項6】 前記第3の磁極エキスパンションが前記
    第1の共通平面内に基本的に延在することを特徴とする
    請求項3、4又は5に記載の変換器。
  7. 【請求項7】 前記永久磁石が半径方向の磁界を有し、
    前記永久磁石が前記固定子穴の内部に少なくとも部分的
    に位置し、前記中央本体が、空洞を画定する環状部分を
    第1の端部に有し、前記永久磁石が、前記空洞の内部に
    少なくとも部分的に収容され、前記環状部分が前記中央
    本体と前記フランジとの間に中間物理的結合部分を形成
    し、前記磁極エキスパンションが、前記環状部分の外側
    表面に対して押し当たるように少なくとも部分的に配置
    されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載の変換器。
  8. 【請求項8】 前記変換器が更に、第1の固定手段によ
    って前記中央本体の第2の端部に固定されたベースを有
    し、前記ベースが、前記磁極アームと前記磁極エキスパ
    ンションとを軸方向に保持するために前記磁極アームの
    前記第2の端部上に圧力を及ぼすことを特徴とする請求
    項7に記載の変換器。
  9. 【請求項9】 前記磁極アームと前記磁極エキスパンシ
    ョンとが、前記フランジに組み合わされた第2の固定手
    段によって所定位置に半径方向に保持されることを特徴
    とする請求項8に記載の変換器。
  10. 【請求項10】 前記磁極アームの前記第2の端部が、
    前記磁気結合手段に属し且つ前記回転子の前記回転軸に
    対して垂直な第2の平面内に基本的に配置された個々の
    磁気接触ラグに磁気的に結合され、前記磁気接触ラグ
    が、前記磁気結合手段に属し且つ前記磁気接触ラグに押
    し当たるように配置された低リラクタンスのリングによ
    って、互いに磁気的に結合されることを特徴とする請求
    項1から9のいずれかに記載の変換器。
  11. 【請求項11】 前記磁極アームの各々が、前記磁極エ
    キスパンションの各々と前記磁気接触ラグの各々と共
    に、単一の共通の磁極部品を形成することを特徴とする
    請求項10に記載の変換器。
JP6328304A 1993-12-28 1994-12-28 円筒形電気機械変換器 Pending JPH07327346A (ja)

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EP0661794A1 (fr) 1995-07-05
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CA2138617A1 (en) 1995-06-29
US5736806A (en) 1998-04-07
EP0661794B1 (fr) 1996-08-28
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