JPH1184879A - マグネットロール及びその製造方法 - Google Patents

マグネットロール及びその製造方法

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JPH1184879A
JPH1184879A JP32380097A JP32380097A JPH1184879A JP H1184879 A JPH1184879 A JP H1184879A JP 32380097 A JP32380097 A JP 32380097A JP 32380097 A JP32380097 A JP 32380097A JP H1184879 A JPH1184879 A JP H1184879A
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Kenji Narita
研二 成田
Yasuhiro Fujimori
康弘 藤森
Takeshi Imamura
剛 今村
Makoto Nakamura
誠 中村
Kyota Hizuka
恭太 肥塚
Kenichi Ishiguro
顕一 石黒
Tateo Araki
健郎 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブの内部にマグネットを配置し、スリ
ーブの各端部に端部材を固定すると共に、その各端部材
をマグネットに対して回転自在に組付けたマグネットロ
ールにおいて、各端部材とスリーブを強固に固定する。 【解決手段】 各端部材4,5にテーパ面23,24を
形成し、そのテーパ面23,24に沿ってスリーブ2の
各端部を曲げ変形して両者を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネットロール
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非磁性体より成る円筒状のスリーブと、
該スリーブの内部に配置され、周方向に配列された複数
の磁極を有するマグネットと、前記スリーブの軸線方向
各端部の内側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネ
ットに対して回転自在に組付けられた一対の端部材とを
有するマグネットロールは従来より周知であり、かかる
マグネットロールは各種の技術分野において利用されて
いる。例えば、電子複写機、ファクシミリ、レーザプリ
ンタ、或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複
合機などとして構成される画像形成装置においては、感
光体より成る像担持体の表面を所定の極性に一様に帯電
し、その表面を像露光して静電潜像を形成し、その静電
潜像を現像装置によりトナー像として可視像化し、当該
トナー像を転写材に転写した後、像担持体表面に付着す
る転写残トナーをクリーニング装置によって除去し、像
担持体表面を清掃しているが、かかる画像形成装置の現
像装置やクリーニング装置に上記形式のマグネットロー
ルが用いられている。
【0003】すなわち、このマグネットロールを現像装
置の現像剤ケースに支持し、当該マグネットロールのス
リーブとマグネットの少なくとも一方を回転駆動し、ス
リーブの表面にマグネットの磁力によって担持した粉体
状の磁性現像剤を搬送し、この現像剤によって静電潜像
をトナー像化している。この場合のマグネットロール
は、一般に現像ローラと称せられている。
【0004】また像担持体表面を清掃するクリーニング
装置のケーシングにマグネットロールを支持し、そのス
リーブとマグネットの少なくとも一方を回転駆動して、
像担持体表面に付着する転写残トナーを磁力によってス
リーブ表面に引き付け、これを搬送することもできる。
この場合のマグネットロールは、クリーニングローラな
どと称せられる。
【0005】さらに感光体表面に形成されたトナー像を
中間転写体より成る像担持体の表面に一次転写し、その
トナー像を最終転写材に転写する形式の画像形成装置に
おいては、その中間転写体表面の転写残トナーを清掃す
るクリーニング装置にマグネットロールを用いることも
できる。
【0006】上述のように各種の技術分野に用いられる
マグネットロールは、その作動中にスリーブと各端部材
とが離脱しないように、これらを強固に固定する必要が
ある。すなわち、マグネットロールの使用中に、そのマ
グネットロールに大きなトルクが加えられたとき、その
スリーブと端部材の結合が破壊され、両者が相対的に回
転してスリーブが空回りしたり、端部材とスリーブがそ
の軸線方向に抜け出るような不具合を阻止しなければな
らない。
【0007】マグネットロールに大きな外力が作用し
て、スリーブと端部材の結合が破壊され、両者が相対回
転を始めてしまうときのトルクを耐トルクと称し、端部
材がスリーブからその軸線方向に抜け出てしまうときの
力を引き抜き強度と称することにすると、高い耐トルク
と高い引き抜き強度が得られるように、スリーブと端部
材を強固に固定しなければならないのである。
【0008】このため、従来は、スリーブと各端部材を
接着剤によって固定していたが、この方法によると、そ
の固定作業時に接着剤がスリーブの表面に付着すること
があり、この場合には薬品などでその付着した接着剤を
拭き取らなければならず、その作業が煩雑化する。また
接着剤の接着力は、経時ないしは環境の変化によって低
下するおそれもある。
【0009】このような欠点を除去するため、スリーブ
の軸線方向端部を塑性変形させ、スリーブと端部材を固
定する方法が提案されている。ところが、この方法によ
っても、スリーブと端部材の結合強度を高めるのに限度
があった。また、スリーブの軸線方向各端部に、その外
方に突出する爪を形成し、その爪を塑性変形させ、各端
部材に形成した係止溝に係止させてスリーブと各端部材
を固定する方法も公知であるが、スリーブに爪を形成
し、かつ各端部材に係止溝を形成すると、その全体的な
形状が複雑化し、結局マグネットロールの製造コストが
上昇する欠点を免れない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去し、簡単かつ低コストで、高い耐トル
クと高い引き抜き強度の得られるマグネットロールとそ
の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、非磁性体より成る円筒状のスリーブと、該
スリーブの内部に配置され、周方向に配列された複数の
磁極を有するマグネットと、前記スリーブの軸線方向各
端部の内側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネッ
トに対して回転自在に組付けられた一対の端部材とを有
するマグネットロールにおいて、前記各端部材の外周面
に、マグネットロール軸線方向における各端部材の外端
面に向けて漸次先細となったテーパ面が、その全周面に
わたってそれぞれ形成され、前記スリーブの軸線方向各
端部が、その全周にわたって前記各テーパ面に沿うよう
に塑性変形されて各端部材にそれぞれ固定されているこ
とを特徴とするマグネットロールを提案する(請求項
1)。
【0012】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、非磁性体より成る円筒状のスリーブと、該スリーブ
の内部に配置され、周方向に配列された複数の磁極を有
するマグネットと、前記スリーブの軸線方向各端部の内
側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネットに対し
て回転自在に組付けられた一対の端部材とを有するマグ
ネットロールにおいて、前記各端部材の外周面のうち、
マグネットロール軸線方向中心に近い部分が、スリーブ
内周面に当接して当該スリーブとの組付精度を維持する
スリーブ支持面を構成し、該スリーブ支持面よりもマグ
ネットロール軸線方向中心に対して離れた部分が、マグ
ネットロール軸線方向中心から最も離れた各端部材の外
端面に向けて先細となったテーパ面として形成され、該
テーパ面に嵌合するスリーブ部分が、その全周にわたっ
て当該テーパ面に沿うように塑性変形されて各端部材に
それぞれ固定され、スリーブの軸線方向各外端面が各端
部材の各外端面よりも、マグネットロール軸線方向中心
側に位置していることを特徴とするマグネットロールを
提案する(請求項2)。
【0013】その際、上記請求項1又は2に記載のマグ
ネットロールにおいて、各テーパ面がマグネットロール
軸線方向に対して成す角度を25°乃至35°の範囲の
値に設定すると有利である(請求項3)。
【0014】また、上記請求項1乃至3のいずれかに記
載のマグネットロールにおいて、前記各端部材が、その
各テーパ面よりもマグネットロール軸線方向中心に対し
て離れた部分に外側外周面を有し、その各外側外周面に
沿ってスリーブが塑性変形されていると有利である(請
求項4)。
【0015】さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに
記載のマグネットロールにおいて、各端部材が嵌着固定
されるスリーブの軸線方向端部の厚さが、その両端部の
間のスリーブ部分の厚さの1/2以下に設定されている
と有利である(請求項5)。
【0016】また、上記請求項1乃至5のいずれかに記
載のマグネットロールにおいて、塑性変形されて各端部
材にそれぞれ当接するスリーブ部分のスリーブ軸線方向
における長さが1mm以上に設定されていると有利である
(請求項6)。
【0017】さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに
記載のマグネットロールにおいて、塑性変形されたスリ
ーブ部分が嵌合する少なくとも一方の端部材の外周面部
分に、周方向に凹凸が繰返されたきざみ目が形成されて
いると有利である(請求項7)。
【0018】また、上記請求項7に記載のマグネットロ
ールにおいて、前記きざみ目の凸部頂面の端部材周方向
における幅が0.2mm以下に設定されていると有利であ
る(請求項8)。
【0019】さらに、上記請求項7又は8に記載のマグ
ネットロールにおいて、前記きざみ目がローレットによ
り形成されていると有利である(請求項9)。
【0020】また、上記請求項1乃至9のいずれかに記
載のマグネットロールにおいて、塑性変形されたスリー
ブ部分が嵌合する少なくとも一方の端部材の外周面部分
にその周方向に延びる少なくとも1つの溝が形成されて
いると有利である(請求項10)。
【0021】さらに、上記請求項10に記載のマグネッ
トロールにおいて、前記溝を区画する互いに対向した一
対の側面のうち、端部材の外端面からより大きく離間し
た側の側面と、前記テーパ面とのなす角度が90°以下
であると有利である(請求項11)。
【0022】また、本発明は、前述の目的を達成するた
め、非磁性体より成る円筒状のスリーブと、該スリーブ
の内部に配置され、周方向に配列された複数の磁極を有
するマグネットと、前記スリーブの軸線方向各端部の内
側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネットに対し
て回転自在に組付けられた一対の端部材とを有するマグ
ネットロールであって、その少なくとも一方の端部材の
外周面に、マグネットロール軸線方向中心から最も離れ
た当該端部材の外端面に向けて先細となったテーパ面が
形成され、該テーパ面に凹凸が繰返されたきざみ目が形
成されているマグネットロールの製造方法において、前
記テーパ面の形成された端部材を前記スリーブの軸線方
向端部の内側に嵌着し、テーパ面に対応した形態を有
し、かつその表面に凸部を形成した成形面に対し、テー
パ面の形成された端部材の嵌合したスリーブの軸線方向
端部を押し付けて当該スリーブをテーパ面に沿って塑性
変形させることを特徴とするマグネットロールの製造方
法を提案する(請求項12)。
【0023】その際、スリーブの端部を塑性変形すると
き、前記成形面の表面に形成された凸部が、端部材に形
成されたきざみ目の凹部と平行に延びた複数の突条より
成ると有利である(請求項13)。
【0024】また、上記請求項12に記載のマグネット
ロールにおいて、スリーブの端部を塑性変形するとき、
前記成形面の表面に形成された凸部が、端部材に形成さ
れたきざみ目の凹部に対して0°より大きな角度をなし
て交差する複数の突条より成ると有利である(請求項1
4)。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明する。
【0026】図1は本発明に係るマグネットロールの一
例を示す縦断面図であり、図2は図1のII−II線断面図
である。ここに示したマグネットロール1は、非磁性
体、例えばアルミニウムより成る円筒状のスリーブ2
と、このスリーブ2の内部に配置されたマグネット3
と、スリーブ2の軸線方向(長手方向)各端部の内側に
それぞれ嵌着固定された一対の端部材4,5を有してい
る。これらの端部材4,5は、一般にフランジ又はフラ
ンジ部材とも称せられている。
【0027】図示した例では、マグネット3が円筒状に
形成され、その中心孔7に丸棒状の芯軸8が挿入されて
固定されている。マグネット3は、その周方向に配列さ
れた複数の磁極を有しており、図2にその着磁状態の一
例を、その極性を表わすS,Nを付して示してある。マ
グネット3は、例えばプラスチックマグネットないしは
ゴムマグネットとして構成され、芯軸8は金属などの高
強度材料により構成されている。マグネット3と芯軸8
とを一体に成形し、これらを共にマグネット材料によっ
て構成することもできる。
【0028】マグネット3は、その全体がスリーブ2の
内部に配置され、そのマグネット3の軸線方向外部に突
出した芯軸8の一端部に、軸受9を介して、当該芯軸8
に対して相対回転自在に一方の端部材4が嵌合してい
る。この端部材4もほぼ円筒状に形成され、その中心孔
に芯軸8が貫通し、当該端部材4の外周面に後述するよ
うにスリーブ2の一方の軸線方向端部が嵌着固定されて
いる。
【0029】また、同じくマグネット3の軸線方向外部
に突出した芯軸8の他端部は、軸受10を介して、他方
の端部材5の中心部に相対回転自在に嵌合している。こ
の端部材5もほぼ円筒状に形成され、その外周面に後述
するようにスリーブ2の他方の軸線方向端部が嵌着固定
されている。各端部材4,5は、スリーブ2の軸線方向
各端部の内部側に位置し、その各端部に強固に固定され
ている。
【0030】上述のようにして、一対の端部材4,5
は、マグネット3に対して、その中心軸線のまわりに相
対的に回転自在に組付けられている。互いに一体に固定
されたスリーブ2及び一対の端部材4,5が、軸受9,
10と芯軸8を介して、マグネット3に対して相対的に
回転自在に組付けられているのである。芯軸8、マグネ
ット3、一対の端部材4,5及びスリーブ2は同心状に
配置され、これらがその軸線方向に長く延び、マグネッ
トロール1を構成している。
【0031】他方の端部材5は、芯軸8と同心状にその
軸線方向外方に突出する丸棒状の軸部11を有し、また
一方の端部材4の外端面には、スリーブ2の内部に異物
又は後述するトナーなどが侵入することを阻止するため
の軟質材より成るシール材12が取付けられている。
【0032】上述のように構成されたマグネットロール
1は、例えば画像形成装置の現像装置やクリーニング装
置に組み付けられ、先に説明した態様で使用されるが、
本例のマグネットロール1は、現像装置において現像ロ
ーラとして使用されるように構成されている。
【0033】すなわち、図1に鎖線で例示するように、
マグネット3が不動に固定された芯軸8の軸線方向の一
端部が、現像装置の現像剤ケース13の一方の側壁14
に不動に固持され、軸部11がその他方の側壁15に軸
受16を介して回転自在に支持され、その軸部11にギ
ア17が固定される。このギア17は画像形成装置本体
側の図示していないギアに噛み合い、同じく図示してい
ないモータによって、これらのギアを介してスリーブ2
と両端部材4,5が芯軸8に対してその芯軸8の中心軸
線のまわりに回転駆動される。このとき、少なくとも一
部が磁性体より成る粉体状の二成分系現像剤がマグネッ
ト3の磁力によってスリーブ2の表面に担持され、その
スリーブ2の回転によってその周方向に搬送される。か
かる現像剤により、先に説明したように、像担持体表面
に形成された静電潜像がトナー像として可視像化され
る。同様にして一成分系現像剤を担持して搬送し、これ
によって静電潜像を可視像化することもできる。二成分
系現像剤は、少なくともトナーとキャリアを混合して成
る現像剤であり、このうちのキャリアを含まない現像剤
が一成分系現像剤である。一般にキャリアは磁性体によ
り構成され、トナーは絶縁性トナーとして構成される。
【0034】スリーブ2と両端部材4,5を現像剤ケー
ス13に不動に固定すると共に、芯軸8を現像剤ケース
13に対して回転自在に支持し、その芯軸8とマグネッ
ト3を図示していないギアを介してモータにより回転駆
動し、或いはスリーブ2とマグネット3の両者を互いに
逆方向に回転駆動してスリーブ2の表面に担持した現像
剤を搬送することもできる。
【0035】スリーブ2を、図1に示したように右側の
他方の端部材5の側から回転駆動する場合、この端部材
5は、スリーブ2に回転を伝達する働きをなすので、一
般に駆動側フランジとも称せられ、かかる端部材5は、
耐摩耗性に優れた非磁性体、例えばアルミニウムによっ
て構成されることが多い。また一方の端部材4は、マグ
ネット3をスリーブ2内に保持する働きもなし、一般に
従動側フランジとも称せられている。かかる端部材4
は、軽量化と低コスト化のために樹脂成形品によって構
成されることが多い。マグネットロールを図1に示した
ように現像ローラとして使用する場合、スリーブ2に
は、一般に、端部材5を介してバイアス電圧が印加され
るので、スリーブ2と端部材5は、導電性材料で構成さ
れる。
【0036】以上説明したマグネットロールの構成自体
は、従来のマグネットロールと変りはない。このような
マグネットロールは、その作動時に加えられる外力等に
よって、スリーブ2と各端部材4,5とが、互いに離脱
しないように強固に固定されている必要がある。すなわ
ち、スリーブ2と各端部材4,5が相対的にその軸線の
まわりに回転してしまうことを阻止し、また各端部材
4,5がスリーブ2に対してその軸線方向外方に抜け出
ることを阻止する必要がある。
【0037】マグネットロール1に大きな外力が作用し
て、スリーブ2と端部材4,5の結合が破壊され、両者
が相対回転を始めてしまうときのトルク、すなわち耐ト
ルクと、端部材4,5がスリーブ2からその軸線方向に
抜け出てしまうときの力、すなわち引き抜き強度が共に
高められるように、スリーブ2と端部材4,5を強固に
固定する必要がある。
【0038】前述のように、駆動側フランジとも称せら
れている端部材5は、回転をスリーブ2に伝える働きを
なすため、大きなトルクが加えられ、従ってこの端部材
5とスリーブ2には特に大きな耐トルクと高い引き抜き
強度が要求される。また従動側の端部材4も、スリーブ
2からその軸線方向に抜け出ないように、スリーブ2に
強固に固定される必要がある。
【0039】このような要求を満たすため、本例のマグ
ネットロール1においては、図1及び図3乃至図6に示
すように、各端部材4,5の外周面に、マグネットロー
ル1の軸線方向における各端部材4,5の外端面21,
22に向けて漸次先細となったテーパ面(面取り部)2
3,24が、その全周面にわたってそれぞれ形成され、
しかもスリーブ2の軸線方向各端部が、その全周にわた
って、各端部材4,5のテーパ面23,24に沿うよう
に塑性変形され、これによってスリーブ2の各端部が、
各端部材4,5にそれぞれ固定されている。各テーパ面
23,24にスリーブ2の各端部が押し潰された状態に
曲げ変形されて固定されているのである。
【0040】また、図1に示した実施形態例において
は、マグネットロール1の軸線方向Xにおける中心、す
なわちマグネットロール1の長さを二分する部位を、図
1に示すようにマグネットロール軸線方向中心Cとした
とき、各端部材4,5の外周面のうち、マグネットロー
ル軸線方向中心Cに近い部分D1が、スリーブ2の内周
面に当接して当該スリーブ2との組付精度を維持するス
リーブ支持面を構成し、該スリーブ支持面D1よりもマ
グネットロール軸線方向中心Cに対して離れた部分D2
が、マグネットロール軸線方向中心Cから最も離れた各
端部材4,5の外端面21,22に向けて先細となった
テーパ面23,24として形成されている。しかも各テ
ーパ面23,24に嵌合するスリーブ部分が、その全周
にわたって当該テーパ面23,24に沿うように塑性変
形されて各端部材4,5にそれぞれ固定されている。さ
らに、スリーブ2の軸線方向各外端面30,31が各端
部材4,5の各外端面21,22よりも、マグネットロ
ール軸線方向中心Cの側に位置している。
【0041】上記構成によれば、高い耐トルクと、高い
引き抜き強度をもって、スリーブ2と両端部材4,5と
を固定できる。しかも各端部材4,5の全周にわたって
テーパ面23,24が形成され、スリーブ2の各端部の
全周がそのテーパ面23,24に沿うように塑性変形し
ているので、その形態を簡素化でき、例えば簡単なプレ
ス装置によって、スリーブ2の各端部を曲げ変形させ、
これを各端部材4,5に固定することができる。
【0042】図7にそのプレス装置の一例を示す。この
プレス装置は、ダイ25と、その中心孔に摺動可能に配
置されたノックアウト26とを有し、ダイ25の端面に
はガイドリング27が固定されている。ダイ25は、端
部材のテーパ面23,24の傾斜角θ(図3、図5)と
同じ角度に傾斜した成形面28を有している。
【0043】スリーブ2は、その軸線方向各端部の厚さ
1がその中央部分の厚さt2よりも多少、薄くなってい
て、その肉厚の薄くなった端部の内側に、既にマグネッ
ト3と芯軸8が組付けられた端部材4が軽圧入されてい
る。このとき、スリーブ2の薄肉の端部とその厚肉の中
央部分との境界部の段差によって端部材4がスリーブ2
に対して位置決めされる。
【0044】この状態でスリーブ2を固定し、ダイ25
をスリーブ2に近づけ、その成形面28によって、スリ
ーブ2の端部をテーパ面23に沿って塑性変形させる。
このとき、ノックアウト26は、端部材4の外端面21
によって加圧され、図示していないばねの付勢力に抗し
て図7の左方に逃げる。
【0045】スリーブ2の他方の端部も全く同様にして
塑性変形され、他方の端部材5がスリーブ2に固定され
るが、通常は、両端部材4,5をスリーブ2に同時に固
定できるプレス装置が用いられる。
【0046】上述のように、各端部材4,5にテーパ面
23,24を形成し、これに沿うようにスリーブ2を塑
性変形させるので、各端部材4,5に対して、スリーブ
2の軸線方向に抜け出す向きの外力が加えられても、端
部材4,5のテーパ面23,24と、塑性変形したスリ
ーブ部分とが強固に係合し、その抜け出しは阻止され
る。大きな引き抜き強度が保証されるのである。
【0047】同様に、マグネットロール1に大きなトル
クが作用しても、テーパ面23,24と塑性変形したス
リーブ部分との高い結合強度によって、両者が相対的に
回転することはない。高い耐トルクが保証されるのであ
る。
【0048】また、図1に示したマグネットロール1に
おいては、スリーブ2の軸線方向各外端面30,31が
各端部材4,5の各外端面21,22よりも、マグネッ
トロール軸線方向中心Cの側に位置しているので、図7
に示した如きプレス装置によってスリーブ2を塑性変形
させるとき、そのスリーブ部分と各テーパ面23,24
との単位面積当りの圧力が大きくなり、両者が強固に固
定され、上述した引き抜き強度と耐トルクを効果的に高
めることできる。
【0049】スリーブ2の外端面30,31と端部材
4,5の外端面21,22とをそれぞれ一致させ、又は
図8から判るようにスリーブ2の外端面30,31を、
端部材4,5の外端面21,22よりも外方に突出させ
てもよいが、このように構成すると、そのスリーブ2を
プレス装置によって、塑性変形させるとき、図8に示し
たテーパ面24のエッジ部24Aとスリーブ2との圧接
部に力が集中し、テーパ面24の全面とスリーブ2との
単位面積当りの圧力が小さくなり、その結合強度が多少
小さくなるおそれがある。テーパ面23の側においても
同様である。
【0050】また、図1に示したマグネットロール1に
おいては、その各端部材4,5のマグネットロール軸線
方向中心Cに近いスリーブ支持面D1よりも、その中心
Cに対して離れたテーパ面23,24に沿って、スリー
ブ2が塑性変形し、スリーブ支持面D1は曲げ加工され
ることはない。このスリーブ支持面D1には、スリーブ
2をプレス加工する前から、そのスリーブ支持面D1に
密着した状態でスリーブ2の内周面が嵌合し、これによ
って端部材4,5とスリーブ2の同心性が保たれてい
る。かかるスリーブ支持面D1に密着するスリーブ部分
はプレス加工されることはないため、スリーブ2を塑性
変形させた後も、スリーブ支持面D1と、塑性変形する
ことのないスリーブ部分との密着状態が維持される。よ
って、スリーブ2の塑性変形後も、スリーブ2と各端部
材4,5の同心性が維持され、その両者の組付精度が高
められる。
【0051】このように、スリーブ支持面D1は、スリ
ーブ2の内周面に当接してスリーブ2との組付精度を維
持する部分であり、この部分に嵌合したスリーブ部分を
プレス加工しないことにより、そのプレス加工後のスリ
ーブ2と各端部材4,5の組付精度を高めることができ
る。かかるマグネットロール1を現像装置において使用
すれば、スリーブ2が大きく偏心した状態で回転した
り、大きく振れ動くような不具合を阻止でき、感光体上
に高品質なトナー像を形成することができる。図示した
例では、各端部材4,5のスリーブ支持面D1が、マグ
ネットロール軸線方向Xに平行な円筒状の面に形成され
ているが、この面D1を傾斜させ、これに対応して傾斜
したスリーブの内周面を当接させ、両者を嵌合すること
もできる。
【0052】このように、端部材4,5とスリーブ2の
結合強度を高め、しかも高い精度をもったマグネットロ
ールを得られるのである。
【0053】次に、本発明者の行った実験例を説明しな
がら、上述した構成の利点と、さらに有利な構成を明ら
かにする。
【0054】この実験では、スリーブ2としてA606
3の引き抜き材を用いた。その外径は16mm、肉厚t2
は0.75mmであり、端部材の圧入される端部は追加工
してその肉厚t1を0.35mmとした。t1/t2は0.
35/0.75=0.47であって、0.5以下であ
る。一方の端部材4としては、ガラス繊維入りのABS
樹脂を成形したものを用い、他方の端部材5としては、
耐摩耗アルミニウムの昭和アルミ製AHSを使用した。
このマグネットロールの形態は図1に示すものである。
【0055】また図1に示すように、塑性変形されたス
リーブ部分のスリーブ軸線方向における長さLを1mmと
し、またテーパ面23,24がマグネットロールの軸線
方向に対してなす角度(テーパ角)θが15°、30
°、45°、60°及び75°である5種類の端部材を
用意した。かかる端部材4,5とスリーブ2を用い、図
7に示したプレス装置の加圧力Fを3MPaとして、前
述のようにスリーブ2を各端部材4,5に固定した。
【0056】このようにして得られた各マグネットロー
ルの端部材5とスリーブ2の耐トルクとそのテーパ面2
4のテーパ角θとの関係を図9に示す。
【0057】一方、上述のようにして多数のマグネット
ロールを製作し、その詳細を検討したところ、スリーブ
2の各端部を端部材4,5のテーパ面23,24に沿う
ようにプレス装置によって塑性変形すると、その変形の
影響によって、曲げられたスリーブ端部の近傍のスリー
ブ面部分が、図23に誇張して示すように、わずかにス
リーブ半径方向外方に膨らむように変形することが判っ
た。そして、このスリーブ外径の膨らみの大小は、テー
パ面のテーパ角θによって変化することも明らかとなっ
た。
【0058】スリーブ2にこのような膨らみができ、こ
れが著しくなると、次のような不具合が発生する。すな
わち、図1に鎖線で簡略化して示すように、感光体上の
非画像領域に相当するスリーブ2の各端部の領域には、
ここに現像剤のキャリアが付着することを防ぎ、またト
ナーがスリーブ2の内部に侵入することをより確実に防
止するために、薄い樹脂製のシール29をそれぞれ当接
させている。その際、図24に誇張して示すように、ス
リーブ2の各端部に前述の膨らみができると、シール2
9がスリーブ2の表面に密着できなくなり、そのシール
機能が低下する。またスリーブ2の膨らみの凸部にシー
ル29が強く当って、シール29が早期に摩耗して劣化
する。従って、このようなスリーブの膨らみをできるだ
け少なくする必要がある。
【0059】この実験例で得られたスリーブ外径の膨ら
みとテーパ面のテーパ角θの関係は図10に示す通りで
あった。このグラフの縦軸の外径変化量mmは、スリーブ
の膨らんだ部分の外径と、そのスリーブの所定の外径と
の差を示している。
【0060】図10のグラフから判るように、テーパ面
23,24のテーパ角θが小さくなるとスリーブの外径
変化量も小さくなり、テーパ角θが30°のとき最小と
なっている。各マグネットロールを実際に現像装置に装
填して行った多数の実験により、テーパ角θが25°乃
至35°の範囲にあれば、スリーブ2の外径変化量を小
さく抑えることができるため、シール29の機能を支障
なく発揮できることが確認された。
【0061】一方、図9に示したグラフから、テーパ角
θが60°以下であれば、耐トルクを高く維持できるこ
とが判る。またテーパ角θが75°のときは、図7に示
したダイ25の成形面28の角度θが直角に近い大きさ
となっているため、スリーブ2の端部を所定の角度に曲
げ変形させることができず、その耐トルクは、図9から
も判るように非常に小さなものとなっている。さらにテ
ーパ角θが15°の場合には、スリーブの端部の曲げ角
も小さくなるため、テーパ角θが20°乃至60°の範
囲にあるときよりも、引き抜き強度が低下することも明
らかとなった。このように、高い耐トルクと高い引き抜
き強度を得るには、テーパ角θが20°乃至60°の範
囲にあることが望ましい。
【0062】上述した各結果から、各テーパ面23,2
4がマグネットロールの軸線方向に対して成す角度θ
を、25°乃至35°の範囲の値に設定すれば、耐トル
ク、引き抜き強度を共に高め、しかもスリーブの膨らみ
を抑えた理想的なマグネットロールを構成することがで
きる。
【0063】図1に示した例では、各端部材4,5のテ
ーパ面23,24が、その縦断面形状で見たとき、直線
状をなしているが、図11に示すようにこれが曲線とな
るように、各テーパ面23,24を曲面で形成し、これ
に沿ってスリーブ2を塑性変形させてもよい。
【0064】また、各テーパ面23,24を一定のテー
パ角θとなるように形成するほか、図12に示すよう
に、互いにテーパ角の異なった面24a,24bを持つ
テーパ面24としてもよい。さらに、図13に示すよう
に、テーパ面24を2つの曲線状部分24c,24dか
ら構成したり、図14に示すように、曲線部分24eと
が直線部分24fを含むテーパ面としてもよい。
【0065】また、上述した各構成において、図15及
び図16に示すように、各端部材4,5が、その各テー
パ面23,24よりもマグネットロール軸線方向中心C
(図1)に対して離れた部分に、さらに外側外周面32
を有し、その外側外周面32に沿ってスリーブ2を塑性
変形させることもできる。図15の例では、外側外周面
32が端部材4,5の外端面21,22に向けて拡径す
る向きに傾斜しており、図16に示す例では、外側外周
面32がマグネットロール軸線方向に平行な円筒状の面
に形成されている。
【0066】また、上述した各構成において、図1及び
図7に示すように、各端部材4,5が嵌着固定されるス
リーブ2の軸線方向端部の厚さt1は、その両端部の間
のスリーブ部分の厚さt2よりも小さく設定されている
が、その厚さt1をt2の1/2以下に設定し、スリーブ
各端の肉厚を充分に小さくすると、スリーブ2をプレス
装置によって塑性変形するとき、その端部を小さな力で
完全に折り曲げ、これをテーパ面23,24に強固に固
定することができる。
【0067】これに対し、上述した各厚さt1,t2の比
1/t2を0.5よりも大きくすると、プレス装置によ
ってスリーブを完全に塑性変形させ難くなることがあ
り、このようになると、テーパ面23,24と変形した
スリーブ部分との結合強度が弱まる傾向となる。塑性変
形時の加圧力を高めれば、スリーブ2を塑性変形させる
ことができるが、このように大きな圧力でスリーブ2を
加工すると、このときの影響によって、図23に示した
膨らみが発生しやすくなり、これにより図24を参照し
て先に説明した不具合が発生するおそれがある。各端部
材4,5が嵌着固定されるスリーブ2の軸線方向端部の
厚さt1をその両端部の間のスリーブ部分の厚さt2の1
/2以下に設定することによって、上述した膨らみの発
生を効果的に抑えることができるのである。
【0068】また、上述した各構成において、図1に例
示するように、塑性変形されて端部材4,5にそれぞれ
当接するスリーブ部分のスリーブ軸線方向における長さ
Lを1mm以上、例えば2mmに設定すると、塑性変形して
折り曲げられたスリーブ部分と端部材4,5との接触面
積が大きくなり、その両者の結合強度を特に高めること
ができる。長さLが1mmよりも小さいと、これが1mm以
上の場合に比べて、引き抜き強度と耐トルクが共に低下
する。これは、多くの実験によって確認されている。
【0069】さらに、上記各構成において、塑性変形さ
れたスリーブ部分が嵌合する少なくとも一方の端部材
4,5の外周面部分に、周方向に凹凸が繰返されたきざ
み目を形成すると有利である。例えば、図17に示すよ
うに、テーパ面24に、その周方向に凹凸が繰返された
きざみ目(ぎざぎざ)33を形成し、かかるテーパ面に
スリーブ2の端部を折り曲げて係合させると、両者はよ
り強固に結合し、耐トルクをより一層高めることができ
る。この構成は、両端部材4,5のいずれか一方、又は
その両者に適用できるが、回転を直接スリーブ2に伝達
する駆動側の端部材5には、より大きな耐トルクが要求
されるので、この端部材5に特に有利に適用できる。
【0070】図17に示したきざみ目33の1つの凸部
を拡大して示す図18から判るように、きざみ目の凸部
頂面の端部材周方向における幅をdとしたとき、このd
が小さい程、テーパ面とスリーブ2との係合力を高める
ことができる。実験によると、この幅dを0.2mm以下
に設定すると、耐トルクを特に高めることができた。
【0071】また、図17に示したきざみ目33をロー
レット、例えば平目ローレットにより形成すると、簡単
に所定形状のきざみ目を得ることができる。
【0072】駆動側のアルミニウム製の端部材5にテー
パ角θが30°のテーパ面24を形成し、そのテーパ面
に、突部の平らな頂面の幅dが0.2mmとなるきざみ目
30をローレットにより形成し、図7に示したプレス装
置を用い、3MPaの加圧力Fでスリーブ2の端部を塑
性変形させ、そのスリーブ端部を端部材5に固定したと
ころ、きざみ目を設けない場合に比べて、約3倍(2.
4〜2.6N・m)の耐トルクが得られた。
【0073】一方、凸部の平らな頂面の幅dを0.8mm
にして上述したところと同じ条件でスリーブ2の端部と
端部材5を固定したところ、その耐トルクは、幅dが
0.2mmのときの約3/4(1.8N・m)程度に低下
した。このように、幅dが0.2mm以下であると、耐ト
ルクを特に高めることができるのである。
【0074】また、以上説明した各構成において、塑性
変形されたスリーブ部分が嵌合する少なくとも一方の端
部材の外周面部分にその周方向に延びる少なくとも1つ
の溝を形成すると、塑性変形されたスリーブ部分と端部
材との結合強度をより一層高めることができる。例え
ば、図19及び図20に示すように、端部材5のテーパ
面24に周方向に延びる溝34を形成する。この例で
は、テーパ面24に前述のきざみ目33と溝34が共に
形成されている。
【0075】前述のように図7に示したプレス装置によ
ってスリーブ2を塑性変形させた後、ダイ25がスリー
ブ2から後退して離れると、スリーブ2への力が解放さ
れ、このとき、スプリングバックによってスリーブ2が
端部材に対して緩むおそれがある。このような緩みがで
きれば、耐トルクが落ちる程でなくとも、端部材とスリ
ーブ2との微小なガタができやすくなる。このようにガ
タができたマグネットロールを現像装置において用いる
と、感光体上に形成されるトナー像に濃度むらができる
おそれがある。
【0076】これに対し、図19及び図20に示したよ
うに溝34を形成すると、スリーブ2を塑性変形させた
とき、そのスリーブが溝34の縁に食い込むように係合
し、両者の結合強度が高められ、上述したスプリングバ
ックの発生を阻止できる。また、溝34は端部材5の周
方向に形成されているので、端部材5がスリーブ2に対
して、その軸線方向に抜ける向きの外力を受けたとき、
溝34の縁がスリーブ2に強く係合し、その抜け出しが
阻止される。
【0077】特に、図20に示すように、溝34を区画
する互いに対向した一対の側面35,36のうち、端部
材5の外端面22からより大きく離間した側の側面35
と、テーパ面34とのなす角度θ1が90°以下である
その側面35の上縁とスリーブ2が強く係合するので、
引き抜き強度と耐トルクを効果的に高めることができ
る。
【0078】上述の溝34の構成も、両端部材4,5の
少なくとも一方に適用できるものであるが、高い耐トル
クが要求される端部材5に対して特に有利に適用するこ
とができる。
【0079】ところで、先に例示したように、非磁性体
より成る円筒状のスリーブ2と、該スリーブ2の内部に
配置され、周方向に配列された複数の磁極を有するマグ
ネット3と、スリーブ2の軸線方向各端部の内側にそれ
ぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネットに対して回転自
在に組付けられた一対の端部材4,5とを有するマグネ
ットロールであって、その少なくとも一方の端部材4,
5の外周面に、マグネットロール軸線方向中心Cから最
も離れた当該端部材の外端面21,22に向けて先細と
なったテーパ面23,24が形成され、該テーパ面2
3,24に凹凸が繰返されたきざみ目33が形成されて
いるマグネットロールは、先に説明したように、例えば
図7に示したプレス装置によって製造できる。
【0080】かかるマグネットロールの製造方法におい
て、端部材にきざみ目33を形成しても、ダイ25の成
形面28が平坦な面に形成されていると、特に端部材が
スリーブよりも硬度の大なる材料、例えば耐摩耗アルミ
ニウムであると、スリーブ2の塑性変形時に、そのスリ
ーブがきざみ目33の凹部に充分に食い込まず、大きな
耐トルクが得られないことがある。大きな耐トルクを得
るには、ダイ25をスリーブに対して押す力を大きくす
ればよいが、このようにすると、スリーブ2が曲げ変形
するおそれがある。
【0081】そこで、図21に示すように、ダイ25の
成形面28に凸部37を形成し、前述のように、テーパ
面の形成された端部材をスリーブ2の軸線方向端部に嵌
着し、そのスリーブ2を成形面28で加圧して塑性変形
させると、その凸部37がスリーブ2に対して大きな単
位面積当りの力で圧接することになり、スリーブ2を端
部材5のきざみ目凹部に充分に食い込ませることがで
き、その両者の結合強度を高め、上述の如き不具合の発
生を阻止することができる。
【0082】この製造方法は、少なくとも一方の端部材
の外周面にテーパ面が形成された上述のマグネットロー
ルの製造方法において、テーパ面の形成された端部材を
スリーブの軸線方向端部の内側に嵌着し、テーパ面に対
応した形態を有し、かつその表面に凸部を形成した成形
面に対し、テーパ面の形成された端部材の嵌合したスリ
ーブの軸線方向端部を押し付けて当該スリーブをテーパ
面に沿って塑性変形させるものである。
【0083】その際、図21に示すように、スリーブの
端部を塑性変形するとき、成形面28の表面に形成され
た凸部37が、端部材5に形成されたきざみ目33の凹
部と平行に延びた複数の突条より成ると、スリーブの成
形時に、きざみ目33の各凹部と、成形面28の各凸部
37を合致させることができ、これによってスリーブ2
をきざみ目33の各凹部により効果的に食い込ませるこ
とができ、スリーブ2と端部材5の結合強度をより高め
ることができる。
【0084】但し、きざみ目33の各凹部と成形面28
の各凸部37を合致させることは容易でなく、完全に合
致しない事態も発生する。そこで、図22に示すよう
に、スリーブ2の端部を塑性変形するとき、成形面28
の表面に形成された凸部37が、端部材5に形成された
きざみ目33の凹部に対して0°より大きな角度をなし
て交差する複数の突条より成ると、きざみ目33の凹部
と成形面28の凸部37を合致させずとも、小さな力で
スリーブを端部材のきざみ目33に強固に係合させるこ
とができる。
【0085】図21及び図22に示した例は、少なくと
も一方の端部材4,5をスリーブ2に固定するときも適
用できるものであるが、特に高い耐トルクを要求される
駆動側の端部材5とスリーブ2を固定するときに特に有
利に適用できるものである。
【0086】本発明に係るマグネットロールは、画像形
成装置の現像装置に限らず、前述したクリーニング装置
や、その他の機械装置にも広く利用することができる。
また、本発明に係る思想は、端部材を中空パイプに固定
して成る要素一般に利用することが可能である。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載のマグネットロールによ
れば、端部材にその全周にわたるテーパ面を形成し、ス
リーブの端部をそのテーパ面に沿って全周に亘って塑性
変形させて両者を固定したので、その固定強度を高める
ことができ、しかもその固定部の形態を簡素化でき、簡
単な装置によって容易に、かつ低コストでスリーブと端
部材を固定することができる。
【0088】請求項2に記載のマグネットロールによれ
ば、端部材にその全周にわたるテーパ面を形成し、スリ
ーブの端部をそのテーパ面に沿って全周に亘って塑性変
形させて両者を固定し、しかもスリーブの軸線方向各外
端面を各端部材の外端面よりもマグネットロール軸線方
向中心側に配置したので、その固定強度を高めることが
でき、しかもその固定部の形態を簡素化でき、簡単な装
置によって容易に、かつ低コストでスリーブと端部材を
固定することができる。しかも、そのマグネットロール
の精度を高く保つことができる。
【0089】請求項3に記載のマグネットロールによれ
ば、スリーブと端部材をより強固に固定でき、しかも、
スリーブの曲げ変形された端部の近傍に膨らみができる
ことを抑制できる。
【0090】請求項4に記載のマグネットロールによれ
ば、塑性変形されたスリーブ部分とテーパ面とをより強
固に固定することができる。
【0091】請求項5に記載のマグネットロールによれ
ば、スリーブに膨らみができることを効果的に抑制でき
る。
【0092】請求項6に記載のマグネットロールによれ
ば、その耐トルクと耐引き抜き強度を特に高めることが
できる。
【0093】請求項7に記載のマグネットロールによれ
ば、端部材にきざみ目を形成することによって、スリー
ブの端部材への食い込みを大きくでき、耐トルクをより
一層高めることができる。
【0094】請求項8に記載のマグネットロールによれ
ば、請求項7のマグネットロールにより奏せられる作用
効果をより一層確実なものとすることができる。
【0095】請求項9に記載のマグネットロールによれ
ば、簡単に所定のきざみ目を形成することができる。
【0096】請求項10に記載のマグネットロールによ
れば、端部材に溝を形成したので、その端部材とスリー
ブとの結合強度をより一層高めることができる。
【0097】請求項11に記載のマグネットロールによ
れば、請求項10に記載のマグネットロールにより奏せ
られる作用効果をより一層確実なものとすることができ
る。
【0098】請求項12に記載のマグネットロールの製
造方法によれば、スリーブの塑性変形時に、小さな力
で、そのスリーブを端部材のきざみ目凹部に強く食い込
ませることができる。
【0099】請求項13及び14に記載のマグネットロ
ールの製造方法によれば、請求項12に記載の製造方法
により奏せられる作用効果をより一層確実なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネットロールの縦断面図であって、その一
部を破断して示した図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】一方の端部材単体を示す図である。
【図4】図3の左側から見た図である。
【図5】他方の端部材単体を示す図である。
【図6】図5の右側から見た図である。
【図7】プレス装置によってスリーブの端部を曲げ変形
させ、スリーブと端部材を固定するときの様子を示す断
面図である。
【図8】スリーブの外端面が端部材の外端面よりも外方
に突出しているマグネットロールの断面図である。
【図9】テーパ角と耐トルクの関係を示すグラフであ
る。
【図10】テーパ角と外径変化量の関係を示すグラフで
ある。
【図11】端部材の他の例を示す断面図である。
【図12】端部材のさらに他の例を示す断面図である。
【図13】端部材のさらに他の例を示す断面図である。
【図14】端部材のさらに他の例を示す断面図である。
【図15】端部材のさらに他の例を示す断面図である。
【図16】端部材のさらに他の例を示す断面図である。
【図17】きざみ目を形成した端部材の斜視図である。
【図18】1つのきざみ目の凸部を示す拡大図である。
【図19】端部材に溝を形成した例を示す斜視図であ
る。
【図20】図19の部分断面図である。
【図21】凸部を形成した成形面を示す斜視図である。
【図22】凸部を形成した成形面を示す斜視図である。
【図23】スリーブにできた膨らみを示す断面図であ
る。
【図24】スリーブに膨らみができたときの不具合を説
明する図である。
【符号の説明】
1 マグネットロール 2 スリーブ 3 マグネット 4 端部材 5 端部材 21 外端面 22 外端面 23 テーパ面 24 テーパ面 32 外側外周面 33 きざみ目 34 溝 35 側面 36 側面 37 凸部 C 中心 d 幅 D1 スリーブ支持面 D2 部分 L 長さ t1 厚さ t2 厚さ X 軸線方向 θ 角度 θ1 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 誠 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 肥塚 恭太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石黒 顕一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 荒木 健郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体より成る円筒状のスリーブと、
    該スリーブの内部に配置され、周方向に配列された複数
    の磁極を有するマグネットと、前記スリーブの軸線方向
    各端部の内側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネ
    ットに対して回転自在に組付けられた一対の端部材とを
    有するマグネットロールにおいて、 前記各端部材の外周面に、マグネットロール軸線方向に
    おける各端部材の外端面に向けて漸次先細となったテー
    パ面が、その全周面にわたってそれぞれ形成され、前記
    スリーブの軸線方向各端部が、その全周にわたって前記
    各テーパ面に沿うように塑性変形されて各端部材にそれ
    ぞれ固定されていることを特徴とするマグネットロー
    ル。
  2. 【請求項2】 非磁性体より成る円筒状のスリーブと、
    該スリーブの内部に配置され、周方向に配列された複数
    の磁極を有するマグネットと、前記スリーブの軸線方向
    各端部の内側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マグネ
    ットに対して回転自在に組付けられた一対の端部材とを
    有するマグネットロールにおいて、 前記各端部材の外周面のうち、マグネットロール軸線方
    向中心に近い部分が、スリーブ内周面に当接して当該ス
    リーブとの組付精度を維持するスリーブ支持面を構成
    し、該スリーブ支持面よりもマグネットロール軸線方向
    中心に対して離れた部分が、マグネットロール軸線方向
    中心から最も離れた各端部材の外端面に向けて先細とな
    ったテーパ面として形成され、該テーパ面に嵌合するス
    リーブ部分が、その全周にわたって当該テーパ面に沿う
    ように塑性変形されて各端部材にそれぞれ固定され、ス
    リーブの軸線方向各外端面が各端部材の各外端面より
    も、マグネットロール軸線方向中心側に位置しているこ
    とを特徴とするマグネットロール。
  3. 【請求項3】 各テーパ面がマグネットロール軸線方向
    に対して成す角度を25°乃至35°の範囲の値に設定
    した請求項1又は2に記載のマグネットロール。
  4. 【請求項4】 前記各端部材が、その各テーパ面よりも
    マグネットロール軸線方向中心に対して離れた部分に外
    側外周面を有し、その各外側外周面に沿ってスリーブが
    塑性変形されている請求項1乃至3のいずれかに記載の
    マグネットロール。
  5. 【請求項5】 各端部材が嵌着固定されるスリーブの軸
    線方向端部の厚さが、その両端部の間のスリーブ部分の
    厚さの1/2以下に設定されている請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のマグネットロール。
  6. 【請求項6】 塑性変形されて各端部材にそれぞれ当接
    するスリーブ部分のスリーブ軸線方向における長さが1
    mm以上に設定されている請求項1乃至5のいずれかに記
    載のマグネットロール。
  7. 【請求項7】 塑性変形されたスリーブ部分が嵌合する
    少なくとも一方の端部材の外周面部分に、周方向に凹凸
    が繰返されたきざみ目が形成されている請求項1乃至6
    のいずれかに記載のマグネットロール。
  8. 【請求項8】 前記きざみ目の凸部頂面の端部材周方向
    における幅が0.2mm以下に設定されている請求項7に
    記載のマグネットロール。
  9. 【請求項9】 前記きざみ目がローレットにより形成さ
    れている請求項7又は8に記載のマグネットロール。
  10. 【請求項10】 塑性変形されたスリーブ部分が嵌合す
    る少なくとも一方の端部材の外周面部分にその周方向に
    延びる少なくとも1つの溝が形成されている請求項1乃
    至9のいずれかに記載のマグネットロール。
  11. 【請求項11】 前記溝を区画する互いに対向した一対
    の側面のうち、端部材の外端面からより大きく離間した
    側の側面と、前記テーパ面とのなす角度が90°以下で
    ある請求項10に記載のマグネットロール。
  12. 【請求項12】 非磁性体より成る円筒状のスリーブ
    と、該スリーブの内部に配置され、周方向に配列された
    複数の磁極を有するマグネットと、前記スリーブの軸線
    方向各端部の内側にそれぞれ嵌着固定され、かつ前記マ
    グネットに対して回転自在に組付けられた一対の端部材
    とを有するマグネットロールであって、その少なくとも
    一方の端部材の外周面に、マグネットロール軸線方向中
    心から最も離れた当該端部材の外端面に向けて先細とな
    ったテーパ面が形成され、該テーパ面に凹凸が繰返され
    たきざみ目が形成されているマグネットロールの製造方
    法において、 前記テーパ面の形成された端部材を前記スリーブの軸線
    方向端部の内側に嵌着し、テーパ面に対応した形態を有
    し、かつその表面に凸部を形成した成形面に対し、テー
    パ面の形成された端部材の嵌合したスリーブの軸線方向
    端部を押し付けて当該スリーブをテーパ面に沿って塑性
    変形させることを特徴とするマグネットロールの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 スリーブの端部を塑性変形するとき、
    前記成形面の表面に形成された凸部が、端部材に形成さ
    れたきざみ目の凹部と平行に延びた複数の突条より成る
    請求項12に記載のマグネットロールの製造方法。
  14. 【請求項14】 スリーブの端部を塑性変形するとき、
    前記成形面の表面に形成された凸部が、端部材に形成さ
    れたきざみ目の凹部に対して0°より大きな角度をなし
    て交差する複数の突条より成る請求項12に記載のマグ
    ネットロールの製造方法。
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