JP2541133Y2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2541133Y2
JP2541133Y2 JP1990097396U JP9739690U JP2541133Y2 JP 2541133 Y2 JP2541133 Y2 JP 2541133Y2 JP 1990097396 U JP1990097396 U JP 1990097396U JP 9739690 U JP9739690 U JP 9739690U JP 2541133 Y2 JP2541133 Y2 JP 2541133Y2
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克彦 鈴木
勝治 山本
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,鍋温度コントロール及び鍋の過熱保護の
ための温度検知構造を改善した誘導過熱調理器に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第7図は例えば実開昭62−150891号公報に示された従
来の誘導加熱調理器を示す側断面図であり,図におい
て,(1)は誘導加熱調理器のケース,(2)はこのケ
ース(1)の天板を形成するトツププレート(2)で,
裏面(2a)側に温度検知体(6)をはめこむ凹部(12)
を形成している。(8)は集熱板で,トツププレート
(2)の表面に載置した調理容器(5)の容器底(5a)
部分の周縁部(5b)より集熱可能にトツププレート
(2)の裏面(2a)に密着され,かつこの裏面(2a)の
凹部(12)に,保持溝(16)に装着した温度検知体
(6)を圧接させている。
(3)は加熱コイルで,平板状のコイルベース(13)
の表面上に調理容器(5)の外周部に及ぶように,平ら
に巻いて配接している。(4)は高周波電流供給手段で
ある制御装置,(7)は絶縁材で,集熱板(8)の下に
重ねて配設され,熱の伝達を防止すると共に集熱板
(8)を裏面(2a)に押し付けている。(9)はリード
線,(11)は容器底(5a)とトツププレート(2)との
空間である。
次に動作について説明する。従来の温度検知方法とし
ては,トツププレート(2)の裏面(2a)側に設けた凹
部(12)と集熱板(8)を介して温度検知体(6)によ
り検知される。温度検知体(6)は凹部(12)に集熱板
(8)で圧着して取りつけられるため,トツププレート
(2)の中央部分付近ではトツププレート(2)を縦断
する熱伝導距離が短くなり,従つて調理容器(5)が平
底容器の場合は迅速かつ正確な温度制御ができ,また,
上反り底容器の場合も容器温度は周縁部(5b)から熱良
導体である集熱板(8)により伝達され迅速に温度検知
体(6)で検知していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の誘導加熱調理器は以上のように構成されている
ので,集熱板(8)は加熱コイル(3)上に配設された
調理容器(5)からの熱が,トツププレート(2)や集
熱板(8)から下方の加熱コイル(3)に伝達されるの
を防止する絶縁材(7)の弾力だけにより固定されてい
るので,仮にトツププレート(2)とケース(1)の噛
合せが確実にとられなければ,内部でがたつきを生じ,
トツププレート(2)の裏面(2a)側に設けた凹部(1
2)内から温度検知体(6)の保持溝(16)部分がはず
れてしまつたり,集熱板(8)をトツププレート(2)
の裏面(2a)側に圧接できなくなる可能性があつた。
また,絶縁材(7)の弾力を用いるためには適当な厚
さが必要となるが,そのために加熱コイル(3)とトツ
ププレート(2)の距離が長くなつてしまい,高周波電
流供給手段(4)によつて発生させた交番磁界によりト
ツププレート(2)表面に載置した調理容器(5)等に
誘起させ得るうず電流が弱くなるという問題があり,さ
らにトツププレート(2)は熱良導体とはいえない結晶
化ガラス等で構成されているため,その板厚tも極力薄
いものを使用することが望まれるが,板厚tを薄くした
ものから更に凹部(12)を設けることにより,機械的強
度の低下は避けられないなどの課題があつた。
この考案は上記のような課題を解消するためになされ
たもので,加熱コイル(3)上に固定できると共に,絶
縁材(7)の弾力に頼ることなく半強制的に集熱板
(8)及び温度検知体(6)をトツププレート(2)の
裏面(2a)側に圧接し,正確かつ迅速に調理容器の温度
を検知して追随性良く温度を制御できる誘導加熱調理器
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る誘導加熱調理器は、トッププレートの
裏面側に配設した加熱コイルと、この加熱コイルに交番
磁界を発生させる高周波電流供給手段とを有し、上記加
熱コイルに発生した交番磁界により上記トッププレート
表面に載置した調理容器を誘導加熱すると共に、温度検
知体で検出した温度に応じて上記高周波電流供給手段の
出力を制御する誘導加熱調理器において、上記トッププ
レートの裏面に取り付けられ中央部に上記温度検知体を
保持する集熱板と、この集熱板の上記温度検知体から離
れた位置に立設した突起と、上記集熱板より小さい弾性
部材から成り、上記突起に装着され、上記集熱板と上記
加熱コイルを支持するコイルベースとの間に圧縮状態に
装着されて上記集熱板を上記トッププレートに付勢する
支持体とを備えたものである。
〔作用〕
この考案における調理容器の温度は,トツププレート
と集熱板を介して温度検知体により検知される。すなわ
ち,温度検知体は常に集熱板に装着した支持体の弾力に
よりトツププレートに圧接されるので,迅速かつ正確な
温度制御ができる。
また、支持体を集熱板より小さい弾性部材で形成し、
集熱板の温度検知体から離れた位置に立設した突起に装
着するので、調理容器から伝わった熱が温度検知体の周
縁部にこもることなく、不必要な熱により温度検知に影
響を与えることが少なくなる。
〔実施例〕
以下,この考案の一実施例を図について説明する。
第1図ないし第5図において,(2)は従来と同じく
ケース(1)の天板を形成する例えばセラミツクス等の
耐熱絶縁材からなるトツププレートである。(8)はア
ルミニウム板等の熱良導体で構成された長方形状の集熱
板であり,第2図に示されるように,その中央部を絞り
加工して温度検知体(6)の保持溝(16)が形成され,
さらに左右対称の位置に切り起こしの突起(15)を立設
している。
(10)は弾性部材より成るゴム状の支持体であり,上
面に設けた切り込み(図示せず)を突起(15)に挿入
し,かつ加熱コイル(3)を支持するコイルベース(1
3)の中央部へ一体に設けた保持溝(14)にはめ込んで
いる。そして,このゴム状の支持体(10)は,集熱板
(8)を装着してトツププレート(2)とケース(1)
を噛合せた時,圧縮状態に装着されて集熱板(8)をト
ツププレート(2)の裏面(2a)に付勢する十分な弾力
を得られる硬度を備えたものである。なお,集熱板
(8)に設けた切り起こしの突起(15)の長さはこのゴ
ム状の支持体(10)の半分程の長さとし,圧接された場
合に保持溝(14)の底部につかない長さにしている。
(7)は集熱板(8)の下に重ねて配設された絶縁材
であり,調理容器(5)からの熱がトツププレート
(2)や集熱板(8)から下方の加熱コイル(3)に伝
達されるのを防止し,集熱板(8)をトツププレート
(2)の裏面(2a)に押しつける補助的な機能も有して
いる。加熱コイル(3)は,ほぼ平板状のコイルベース
(13)の表面上に調理容器(5)の外周部に及ぶように
平らに巻いて配設され,従来同様に高周波電流供給手段
である制御装置(4)に接続されている。またサーミス
タ等からなる温度検知体(6)は集熱板(8)の保持溝
(16)内に装着され,トツププレート(2)の裏面(2
a)側に密着するように支持されており,リード線
(9)を介して制御装置(4)に接続されている。
次に動作について説明する。
以上のように構成された誘導加熱調理器において,制
御装置(4)に設けられた図外のインバータ装置から高
周波電流を加熱コイル(3)に供給すると,加熱コイル
(3)には高周波交番磁界が発生し,この磁界内に置か
れた調理容器(5)にうず電流が誘起され,ジュール熱
を生じて調理容器(5)が誘導加熱される。これにより
容器(5)の内容物が加熱調理される訳であるが,その
際,温度検知体(6)はトツププレート(2)の裏面
(2a)に常に圧接されて密着しているので,迅速かつ正
確に温度検知が可能であり,その結果,例えば油量の少
ない調理であつても安全な制御ができる。さらに,上反
り底の調理容器(5)の場合は容器底(5a)の周縁部か
らの熱がトツププレート(2)を介して熱伝導率の高い
アルミニウム等からなる集熱板(8)の端部(8a)から
極めて迅速に温度検知体(6)に伝達される。
また,集熱板(8)はコイルベース(13)中央部の保
持溝(14)で支持されたゴム状の支持体(10)により固
定されるが,通常,加熱コイル(3)とコイルベース
(13)は円形であるので,その中央部に設けた保持溝
(14)は円周形であり,ゴム状の支持体(10)が保持溝
(14)上にあるから,常に温度検知体(6)は加熱コイ
ル(3)上及びトツププレート(2)に対して中央に固
定されることになるため,正確に検知でき,さらに,仮
にゴム状の支持体(10)が保持溝(14)よりはずれて通
常の位置になくても,その弾性力により常に集熱板
(8)はトツププレート(2)に圧接されるので,安全
に温度検知ができる。
さらにまた,ゴム状の支持体(10)を集熱板(8)の
切りおこしの突起(15)に装着するには,わずかにその
中央へ切りこみを入れるだけでよく,簡単に装着できる
ものであり,そして,ゴム状の支持体(10)を集熱板
(8)に対して必要最低限の大きさに設定することによ
り,調理容器(5)から伝わつた熱が温度検知体(6)
の周縁部にこもることがなく,不必要な熱による温度検
知への影響を少なくしている。
なお,上記実施例では集熱板(8)の切りおこしの突
起(15)にゴム状の支持体(10)を装着するために切り
込みを入れたものを示したが,第6図に示すように切り
おこしの突起(15)の先端の形状を鋭角に形成しても良
く,上記実施例と同様の効果を奏し,さらに,ゴム状の
支持体(10)に切りこみを入れなくても,そのままさし
こんで装着することが可能となり,組立性を向上できる
効果がある。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、トッププレートの
裏面に取り付けられ中央部に温度検知体を保持する集熱
板と、この集熱板の温度検知体から離れた位置に立設し
た突起と、集熱板より小さい弾性部材から成り、上記突
起に装着され、集熱板と加熱コイルを支持するコイルベ
ースとの間に圧縮状態に装着されて集熱板をトッププレ
ートに付勢する支持体とを備えたので、簡単な構成で、
正確かつ迅速に温度を検知して制御でき、不必要な熱に
よる温度検知への影響の少ない誘導加熱調理器が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による誘導加熱調理器を示
す側断面図,第2図は第1図の集熱板及び支持体を分解
して示す斜視図,第3図は第2図の集熱板及び支持体を
組立てた状態を示す斜視図,第4図は第1図の要部の組
立手順を説明する拡大断面図,第5図は第1図の要部を
示す拡大断面図,第6図はこの考案の他の実施例を示す
要部斜視図,第7図は従来の誘導加熱調理器を示す側断
面図である。 (2)はトツププレート,(8)は集熱板,(10)は支
持体,(13)はコイルベース,(14)は保持溝,(15)
は突起である。 なお,図中,同一符号は同一,または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トッププレートの裏面側に配設した加熱コ
    イルと、この加熱コイルに交番磁界を発生させる高周波
    電流供給手段とを有し、上記加熱コイルに発生した交番
    磁界により上記トッププレート表面に載置した調理容器
    を誘導加熱すると共に、温度検知体で検出した温度に応
    じて上記高周波電流供給手段の出力を制御する誘導加熱
    調理器において、上記トッププレートの裏面に取り付け
    られ中央部に上記温度検知体を保持する集熱板と、この
    集熱板の上記温度検知体から離れた位置に立設した突起
    と、上記集熱板より小さい弾性部材より成り、上記突起
    に装着され、上記集熱板と上記加熱コイルを支持するコ
    イルベースとの間に圧縮状態に装着されて上記集熱板を
    上記トッププレートに付勢する支持体とを備えたことを
    特徴とする誘導加熱調理器。
JP1990097396U 1990-09-17 1990-09-17 誘導加熱調理器 Expired - Lifetime JP2541133Y2 (ja)

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JPH0454196U JPH0454196U (ja) 1992-05-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6316158Y2 (ja) * 1980-12-15 1988-05-09
JPS6177591U (ja) * 1984-10-29 1986-05-24

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Effective date: 20050930

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A02 Decision of refusal

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