JP2540114Y2 - 車輪走行式草刈機のエンジン調速装置 - Google Patents

車輪走行式草刈機のエンジン調速装置

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JP2540114Y2
JP2540114Y2 JP6171493U JP6171493U JP2540114Y2 JP 2540114 Y2 JP2540114 Y2 JP 2540114Y2 JP 6171493 U JP6171493 U JP 6171493U JP 6171493 U JP6171493 U JP 6171493U JP 2540114 Y2 JP2540114 Y2 JP 2540114Y2
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JP
Japan
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engine
case
shaft pulley
transmission case
output shaft
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JP6171493U
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JPH0724009U (ja
Inventor
隆夫 長島
章 笹井
光則 渡辺
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、走行輪を備えて地上を
歩行操縦しながら刈払い作業を行なう車輪走行式草刈機
のエンジン調速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、本出願人が既に出願した特願平
5−209433号に見られるように、前後方向に延び
る伝動ケースをベースフレームとして、該伝動ケースに
対し、後部下側に左右一対の走行輪と、後部上側にエン
ジンと、ケース後部より後方斜め上方へ延びる操向ハン
ドルと、ケース前部下側には刈取部とを配設するととも
に、伝動ケース内には前記エンジンの出力軸プーリと刈
取部の回転軸プーリとを内装して両プーリ間に伝動ベル
トを巻回してあり、前記エンジンは、上下方向に沿う出
力軸の軸線より偏位した取付軸を回動支点として出力軸
プーリが前後方向へ移動可能に搭載され、ハンドルに備
えた操作レバーによりエンジンを水平回動させると出力
軸プーリが後方位置へ移動して前記伝動ベルトにテンシ
ョン作用が発生してエンジンの回転動力が刈取部へ伝達
され、前方位置に復帰させると動力伝達がオフとなるよ
うにして構成した車輪走行式草刈機において、前記エン
ジンの調速は、操向ハンドルに設けられたスロットルレ
バーを操作して行なうようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなエンジンの調速操作は刈取部をオンオフに操作する
タイミングに合わせなければならないものであって、従
来形では、2つの操作レバーを操作しなければならない
ので、操縦が難しく、とくに実施例のような構造ではエ
ンジンのスロットル操作を刈取部のクラッチオンの操作
前に行なうと無理が生じて伝動部が破損したり、操縦ミ
スも多くなり、しかも、ハンドル側が複雑な構造になっ
てしまう、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、簡単な構造にして操作も簡単容易となる
ように工夫したものであり、そのため、前後方向に延び
る伝動ケースをベースフレームとして、該伝動ケースに
対し、後部下側に左右一対の走行輪と、後部上側にエン
ジンと、ケース後部より後方斜め上方へ延びる操向ハン
ドルと、ケース前部下側には刈取部とを配設するととも
に、伝動ケース内には前記エンジンの出力軸プーリと刈
取部の回転軸プーリとを内装して両プーリ間に伝動ベル
トを巻回してあり、前記エンジンは、上下方向に沿う出
力軸の軸線より偏位した取付軸を回動支点として出力軸
プーリが前後方向へ移動可能に搭載され、ハンドルに備
えた操作レバーによりエンジンを水平回動させると出力
軸プーリが後方位置へ移動して前記伝動ベルトにテンシ
ョン作用が発生してエンジンの回転動力が刈取部へ伝達
され、前方位置に復帰させると動力伝達がオフとなるよ
うにして構成した車輪走行式草刈機において、前記エン
ジンの水平回動にともなってスロットルワイヤーが作動
するよう、固定の伝動ケース上面側にスロットル用ワイ
ヤーエンド固定金具を配設して構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、操向ハンドルの操作レバーを握っ
て、エンジンを水平回動させながら出力軸プーリを後方
位へ移動させて刈取部のクラッチがオンとなるように操
作すると、そのエンジンの移動により、固定の伝動ケー
ス上面側のスロットル用ワイヤーエンド固定金具とエン
ジン側のスロットルワイヤー前部との間のスロットルワ
イヤーが作動してエンジン回転数がアップするよう自動
的に調速されることになり、また、操作レバーから手を
離してエンジンを復動させると、前記操作の逆となるク
ラッチオフとともにエンジン回転数がダウンするよう自
動的に調速されることになる。
【0006】
【実施例】図1は車輪走行式草刈機の一部を省略した平
面図を示し、前後方向に延びる伝動ケース1をベースフ
レームとして、該伝動ケース1に対し、後部下側に左右
一対の走行輪2、2と、後部上側にエンジン3と、ケー
ス中間部より後方斜め上方へ延びる両支杆42、42に
連結する両操向ハンドル4、4と、ケース前部下側には
刈取部5とを配設するが、伝動ケース1の後部は両走行
輪2、2間の車軸21に対しレバー26と位置規制板1
4との係合変更により支軸24中心に回動できるととも
に、車軸21の中心部より前方に突設した支軸23を中
心にして回動できるように設け、伝動ケース1内には前
記エンジン3の出力軸プーリ31と刈取部5の回転軸プ
ーリ51とを内装して両プーリ間に伝動ベルト11を巻
回し、前記回転軸プーリ51から垂設した回転軸52に
は安全カバー55を被着した糸刃54を有する回転体5
3を固設して構成する。
【0007】また、前記伝動ケース1の後部上面には搭
載板15を固設し、該搭載板15上に載置した取付板3
4の横側部は搭載板15上の取付軸33に枢支し、前記
取付板34上に取り付けたエンジン3より垂設する出力
軸32に前記出力軸プーリ31を嵌着し、前記エンジン
3側には係止部材35を介して操作ワイヤー36の一端
(インナワイヤーの端部)を係止するとともに、操作ワ
イヤー36の他端は、搭載板15に固定している支持部
材16を挿通してそのアウタワイヤー先端が、操向ハン
ドル4のグリップ部近傍に設けた操作レバー41に連繋
するように取り付けて、操作レバー41によりエンジン
3を水平回動させると出力軸プーリ31が後方位置へ移
動して前記伝動ベルト11にテンション作用が発生して
エンジン3の回転動力が刈取部5へ伝達され、前方位置
に圧縮ばね37の張力により復帰させると動力伝達がオ
フとなるようにして構成する。
【0008】前記エンジン3の取付軸33中心とする水
平回動にともなってスロットルワイヤー6が作動するよ
う、前記伝動ケース1の上面かもしくは前記搭載板15
の端部上面にスロットル用ワイヤーエンド固定金具7を
配設するが、該固定金具7は、前記エンジン3のスロッ
トルアーム8から延出するインナワイヤー61とアウタ
ワイヤー62からなるボーデンワイヤー構造のスロット
ルワイヤー6のインナワイヤー61端部に係止したピン
63を嵌合できる孔部71aと開通溝71bとを有した
係止金具71を伝動ケース1の上面に固設し、前記アウ
タワイヤー62のエンド62aを係止させることができ
て前記係止金具71のねじ孔71cに螺合できるアジャ
スタ72の側部には開通溝72aを形設し、前記アジャ
スタ72には前記係止金具71の端面に衝合できるロッ
クナット73を螺合して構成する。
【0009】したがって、エンジン3側より延出するス
ロットルワイヤー6のインナワイヤー61の先端部をア
ジャスタ72の内部に開通溝72aから挿入するととも
にアウタワイヤー62の先端エンド62aを嵌合し、ピ
ン63に嵌挿したロックナット73を前記アジャスタ7
2に螺合して、インナワイヤー61の先端部を係止金具
71の内部に開通溝71bを通して挿入するとともにピ
ン63を孔部71aに挿入し、次いで、アジャスタ72
の先端部をねじ孔71cに螺挿するとともにロックナッ
ト73を締付けると組立てることができることになり、
また、アジャスタ72を回転させて係上金具71の方向
へ矢印イで示すように進退させると、アジャスタ72に
よりアウタワイヤー62の先端エンド62aを進退させ
てエンジン3の調速調整ができる。
【0010】運転中に、操作レバー41を握って、図6
に示すように、エンジン3を水平回動させながら出力軸
プーリ31を後方位へ移動させて刈取部5のクラッチが
オンとなるように操作すると、そのエンジン3の後方へ
の移動により、ボーデンワイヤーのスロットルワイヤー
6が作動してエンジン回転数がアップするよう自動的に
調速されることになり、また、操作レバー41から手を
離してエンジン3を図1及び図3に示すように前方へ復
動させると、前記操作の逆となるクラッチオフとともに
エンジン回転数がダウンするよう自動的に調速されるこ
とになる。
【0011】
【考案の効果】このように本考案は、操作レバー(4
1)を握ってエンジン(3)を水平回転させながら出力
軸プーリ(31)を後方位へ移動させて刈取部(5)の
クラッチがオンとなるように操作すると、そのエンジン
(3)の移動により固定の伝動ケース(1)上面側のス
ロットル用ワイヤーエンド固定金具(7)とエンジン
(3)側のスロットルワイヤー前部との間のスロットル
ワイヤー(6)が作動してエンジン回転数がアップする
よう自動的に調速されることになり、また、操作レバー
(41)から手を離してエンジン(3)を復動させる
と、前記操作の逆となるクラッチオフとともにエンジン
回転数がダウンするよう自動的に調速されることにな
り、刈取部(5)のクラッチのオンオフ操作とエンジン
(3)の調速操作を操作ミスが生しないよう1つの操作
レバー(41)により有効に行なうことができることに
なり、しかも操向ハンドル(4)の部位をコンパクト構
造にして好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】草刈機の一部を省略して示した平面図である。
【図2】草刈機を概略示した側断面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示した平面図である。
【図4】図3の一部を拡大して示した側断面図である。
【図5】図4の一部を示した平面図である。
【図6】図3の作動状態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 伝動ケース 11 伝動ベルト 2 走行輪 3 エンジン 31 出力軸プーリ 32 出力軸 33 取付軸 4 操向ハンドル 41 操作レバー 5 刈取部 51 回転軸プーリ 6 スロットルワイヤー 7 ワイヤーエンド固定金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる伝動ケース(1)をベ
    ースフレームとして、該伝動ケース(1)に対し、後部
    下側に左右一対の走行輪(2)と、後部上側にエンジン
    (3)と、ケース後部より後方斜め上方へ延びる操向ハ
    ンドル(4)と、ケース前部下側には刈取部(5)とを
    配設するとともに、伝動ケース(1)内には前記エンジ
    ン(3)の出力軸プーリ(31)と刈取部(5)の回転
    軸プーリ(51)とを内装して両プーリ間に伝動ベルト
    (11)を巻回してあり、前記エンジン(3)は、上下
    方向に沿う出力軸(32)の軸線より偏位した取付軸
    (33)を回動支点として出力軸プーリ(31)が前後
    方向へ移動可能に搭載され、ハンドル(4)に備えた操
    作レバー(41)によりエンジン(3)を水平回動させ
    ると出力軸プーリ(31)が後方位置へ移動して前記伝
    動ベルト(11)にテンション作用が発生してエンジン
    (3)の回転動力が刈取部(5)へ伝達され、前方位置
    に復帰させると動力伝達がオフとなるようにして構成し
    た車輪走行式草刈機において、前記エンジン(3)の水
    平回動にともなってスロットルワイヤー(6)が作動す
    るよう、固定の伝動ケース(1)上面側にスロットル用
    ワイヤーエンド固定金具(7)を配設して構成したこと
    を特徴とするエンジン調速装置。
JP6171493U 1993-10-13 1993-10-13 車輪走行式草刈機のエンジン調速装置 Expired - Lifetime JP2540114Y2 (ja)

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JPH0724009U JPH0724009U (ja) 1995-05-09
JP2540114Y2 true JP2540114Y2 (ja) 1997-07-02

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JP6171493U Expired - Lifetime JP2540114Y2 (ja) 1993-10-13 1993-10-13 車輪走行式草刈機のエンジン調速装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3569459B2 (ja) * 1999-04-12 2004-09-22 松山株式会社 農作業機の作業機器駆動装置

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JPH0724009U (ja) 1995-05-09

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