JP2556283B2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JP2556283B2
JP2556283B2 JP6016027A JP1602794A JP2556283B2 JP 2556283 B2 JP2556283 B2 JP 2556283B2 JP 6016027 A JP6016027 A JP 6016027A JP 1602794 A JP1602794 A JP 1602794A JP 2556283 B2 JP2556283 B2 JP 2556283B2
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JP
Japan
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transmission case
transmission
shaft
mowing
case
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JP6016027A
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雄之 石丸
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行移動しながら草
を刈る草刈機に関し、圃場の畦草を刈る畦草刈機等に利
用できるものである。
【0002】
【従来の技術】この種、畦草刈機の従来技術として特開
昭59−132811号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】凹凸の多い草地、ある
いは畦地等の草を刈る場合、草刈機の走行車体は平地に
あって、刈取装置をその左右の傾斜面に沿わせて刈りた
いことが多いので、走行車体に対して刈取装置を左右に
移動調節したり傾斜調節をする必要がある。ところが、
前記の従来技術では、刈刃24は前後方向の軸19芯周
りと上下垂直方向の軸8芯周りとに回動するものである
が、前者では刈刃の角度調節ができるものの、後者では
角度調節不能のため、水平面内のみしか刈取作業ができ
ないものである。
【0004】また、かかる従来技術では、エンジン5か
ら下方に突設する駆動軸8を介しての伝動であるため全
体として刈刃への伝動構成が複雑である。本発明は、こ
のような従来技術の欠陥を解消することを目的とし、次
のような技術的手段を講じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、走行
車輪5、操縦ハンドル7を備えた車体3上に原動機35
を設け、この車体3の前方下部に、原動機35によって
駆動される刈取装置1を配置した草刈機において、車体
3の前方近傍に、原動機35から前方に突出する第1伝
動ケース37と該第1伝動ケース37の前端から下方に
突出する第2伝動ケース2を設け、該第2伝動ケース2
の下端から前方に突出する第3伝動ケース11,12を
設けて該第3伝動ケ−ス12に前記刈取装置1を取付
け、前記第2伝動ケース2を前記第1伝動ケース37内
で且つ前記原動機35に直結する前後方向の伝動軸36
の軸芯周りに角度調整自在に設けると共に、前記第3伝
動ケース12を該第3伝動ケ−ス12内で且つ前記伝動
軸36から伝動される前後方向の伝動軸10の軸芯周り
に角度調整自在に設け、更に前記刈取装置1を前記第3
伝動ケ−ス12内の伝動軸10から伝動される上下方向
の軸15の軸芯周りに角度調整自在に設けてあることを
特徴とする草刈機の構成としたものである。
【0006】
【発明の作用効果】走行車体3に対して、その左右に位
置する登りあるいは下り勾配の傾斜面の草を刈る場合、
走行車体3に対して第2伝動ケース2及び第3伝動ケ−
ス12を前後方向の伝動軸36,10の軸芯周りに回動
させて角度調整を行なえば、第3伝動ケ−ス12に取付
けた刈取装置1を傾斜面に沿わせて容易に調整すること
ができ、もって、走行位置の側方の傾斜面等の刈取作業
を容易に行なえるものである。また、走行位置から左右
方向に偏位した面の草を刈る場合、刈取装置1を上下方
向の軸15の軸芯周りに回動させて角度調整を行なえ
ば、刈取装置1を走行車体3に対して左右方向にオフセ
ットでき、もって走行位置から左右方向に偏位した面等
の刈取作業を容易に行なえるものである。尚、この上下
方向の軸15の軸芯を中心とした刈取装置1の回動を、
駆動力により往復回動するよう構成すれば、走行車体3
前方を広範囲にわたって刈取作業でき、該刈取作業の能
率を向上させることができる。
【0007】しかも、かかる刈取装置1の回動角調整は
該刈取装置1への伝動軸36,10,15を利用して行
なえるものであるから、特別な回動軸受機構を設けるこ
となく、簡単に構成することができるものであり、特
に、原動機35に直結する前後方向の伝動軸36を利用
するものであるため、従来装置のようにエンジンから下
方に突設する駆動軸や軸受機構などが不要であり、全体
として刈刃への伝動構成を簡潔にする特徴がある。
【0008】
【実施例】尚、図例において草刈機の走行車体3は、前
進方向(イ)に対し左右の車輪5に支承されるフレーム
6の後端部にハンドル7を斜設し、上側には縦状に、か
つ左右に脚を位置せしめる門型の案内枠4を設けると共
に、フレーム6前端部に、第2伝動ケース2下側を左右
に回動案内すべく回動可能に設けられるアーム8を枢支
するボス9を設けている。
【0009】第2伝動ケース2は、ベルト連動機構を内
装し、該ケース2下端部に、前後方向の伝動軸10を支
承すべく前向きに突出せしめる第3伝動ケ−ス11を設
けている。このケ−ス11回りに外側から嵌合せしめ、
該軸10を中心として刈取装置1を第2伝動ケース2に
対して左右に傾斜変更自在にする第3回動伝動ケ−ス1
2を設けている。13は、この回動伝動ケ−ス12を適
宜の回動位置に固定すべく該第3伝動ケ−ス11部に係
合離脱可能に設ける固定ピンである。14は、スプリン
グである。第3回動伝動ケ−ス12には、この伝動ケ−
ス12を前記第3伝動ケ−ス11回りに回動自在にし、
かつ刈取装置1に連動可能にすべく、該軸10との間に
ベベル伝動機構を有する縦設の軸15を設けている。
【0010】第3回動伝動ケ−ス12の該軸15ハウジ
ング部16上側には、外側から回動自在にアームボス部
17を嵌合してベルト連動機構を内装する刈取アーム1
8を設け、刈取アーム18先端部には刈刃19の刈刃軸
20を内装するケース21を吊下して設けている。刈取
装置1の刈刃19は円板の外周に数個の刃19を設ける
形態の回転刈刃とし、その下側に位置する接地カバー4
3と共に刈刃軸20下部に設けられ、該縦設の軸15か
ら刈刃軸20へ連動されて回転する。
【0011】刈取装置1を左右往復揺動せしめる連動機
構は、第3回動伝動ケ−ス12の一側に一体的に設けら
れて軸10との間にウオーム伝動機構を内装するウオー
ム連動ケース22に、縦設の軸23を内装し、この軸3
3端部にクランク機構を設け、そのクランクロッド24
の一端を、軸15のハウジング部16に対して回動自在
に設けられるアームボス部17下側に位置して設けられ
る揺動メタル25のアーム26部に連結してリンク構成
し、この揺動メタル25に設ける円弧状のメタル27の
側面に設ける孔28に対し、刈取アーム18ボス部17
に設けられるピンガイド29の内部に嵌合して該孔28
と係合離脱可能にスライドすべく設けられるロックピン
30の一端を挿入せしめ、クランク機構に連動されて左
右往復回動する揺動メタル25の作動を、ロックピン3
0を介して刈取アーム18、およびその先端に設けられ
る刈取装置1に連動して、左右に揺動せしめるべく構成
される。
【0012】ロックピン30にはレバー部31を設け、
このレバー部31は、ピンガイド29に設ける門型のガ
イド孔32に沿ってロックピン30を摺動操作すべく組
立構成される。ロックピン30を、揺動メタル25のメ
タル27孔28から離脱させて移動させる方向には、そ
の基部を回動ボス12に取付けられる固定板33を設
け、固定板33にロックピン30の他端を嵌入せしめて
刈取アーム18を回動ボス12に対して一定の関係位置
に固定すべくピン30孔を設けている。
【0013】また、揺動メタル25に設ける円弧状のメ
タル27の孔28を複数個設けて、刈取アーム18の左
右揺動範囲(ロ)を、走行車体3の前側の正面に位置せ
しめたり、左あるいは右に偏移して位置せしめたりすべ
く切替構成している。第2伝動ケース上端部に後方向き
に突出せしめて設ける原動ボス34に、原動機35から
クラッチ機構等を介して連動する伝動軸36を内装する
第1伝動ケース37を該ボス34に対して回動可能に嵌
合横設している。
【0014】ケース37に一体的に設けられる取付アー
ム38に、走行車体3に設けられる案内枠4を前後から
挾むべく設けらる座板39を貫通し、螺子を有する固定
ハンドル40を螺着せしめて設けている。また、取付ア
ーム38に取手41を設けている。原動機35は伝動軸
36を内装するケース37の後端部に装着される。
【0015】42は、第2伝動ケース2の下部を左右方
向に回動調節せしめるアーム8の上端部を、回動自在に
枢支すべく該ケース2に設けるピンである。ピン42の
一端は、第2伝動ケース2を、中立位置から左または右
に案内操作すべく該ケース2外方に突出せしめて設け
る。(ハ)は平地、(ニ)は傾斜面である。
【0016】尚、刈取装置1の左右往復揺動機構は、第
5図に示すように、刈取アーム18のアームボス部17
を縦長形状に設け、揺動メタル25をこの縦長のアーム
ボス部17の外側から回動自在に嵌合せしめて設けても
よい。尚又、固定板33は、刈取アーム18を車体3前
進方向(イ)正面のほか、左又は右に偏移せる位置に固
定可能にすべく複数個のピン30孔を配設してもよい。
【0017】走行車体3の左右の車輪5を平地(ハ)に
位置せしめ、進行方向(イ)に対する右側の下り傾斜面
(ニ)の草を刈る場合、第2伝動ケースと、フレーム6
に設ける案内枠4に固定する固定ハンドル40の取手4
1部とを手で支えながら該ハンドル40の螺子を弛め、
第2伝動ケースに設けるピン42突出部を右方へ引きな
がら上側取手41を支える力を弛めるか、乃至は取手4
1を押し下げると、フレーム6に設けるアーム8が、ボ
ス9部の枢支を中心として右側に回動するにつれて、取
付アーム38が案内枠4に案内されて下降するので、第
2伝動ケースは、上側の原動ボス34において、ケース
37に対して回動しながら伝動軸36部を案内枠4に案
内されて下降しながら下側の伝動軸10部を上下の偏移
少なく右横方向に偏移することができる。適宜位置まで
偏移させたのち、固定ハンドル40を締めて第2伝動ケ
ースを案内枠4に固定し、第3回動伝動ケ−ス12を第
2伝動ケースに固定している固定ピン13を引き上げ、
伝動ケ−ス12を、ケ−ス11に対して右に回動せしめ
て刈取装置1の刈刃19回転面を傾斜面(ニ)に沿う傾
斜位置まで回動せしめてのち、固定ピン13をスプリン
グ14の弾発力によってケ−ス12に設ける穴に嵌入せ
しめて固定する。
【0018】この傾斜面(ニ)を刈り取るのに刈取装置
1の左右揺動を必要としない場合は、刈取アーム18基
部に設けるロックピン30のレバー部31をピンガイド
29のガイド孔32に沿わせて移動させ、ロックピン3
0を固定板33の孔に挿入すると、刈取アーム18を揺
動させずに刈取ができる。固定板33の孔を、刈取アー
ム26の左右揺動の中心である縦設軸15を中心とする
円周上に複数個配設した場合には、刈取装置1を走行車
体3の前進方向(イ)正面に固定するだけでなく、右又
は左に偏移せしめた位置に固定して刈取りができる。傾
斜面(ニ)の幅が刈取装置1の刈取幅よりやや広くて、
左右揺動せしめると一度の刈取進行で刈取が終るような
場合には、ロックピン30を揺動メタル25のメタル2
7孔28に挿入係合せしめると、連動されて刈取装置1
が左右に揺動して広い刈取幅となる。また、複数のメタ
ル27孔28を適宜に選んでロックピン30を挿入する
と、揺動範囲(ロ)を左又は右に偏移させることができ
るから、走行車体3に対して右乃至は左の刈取りたい草
地の位置に刈取装置1の揺動範囲(ロ)を適合できて便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を省略せる平面図。
【図2】側面伝動機構図。
【図3】一部を拡大せる正断面図。
【図4】一部の平面図。
【図5】一部の正面図。
【図6】一部を省略せる正面図。
【図7】一部を省略せる正面図。
【符号の説明】
1 刈取装置 2 第2伝動ケ−ス 3 走行車体 5 走行車輪 7 操縦ハンドル 10 伝動軸 11 第3伝動ケ−ス 12 第3伝動ケ−ス 15 軸 35 原動機 36 伝動軸 37 第1伝動ケ−ス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪5、操縦ハンドル7を備えた車
    体3上に原動機35を設け、この車体3の前方下部に、
    原動機35によって駆動される刈取装置1を配置した草
    刈機において、車体3の前方近傍に、原動機35から前
    方に突出する第1伝動ケース37と該第1伝動ケース3
    7の前端から下方に突出する第2伝動ケース2を設け、
    該第2伝動ケース2の下端から前方に突出する第3伝動
    ケース11,12を設けて該第3伝動ケ−ス12に前記
    刈取装置1を取付け、前記第2伝動ケース2を前記第1
    伝動ケース37内で且つ前記原動機35に直結する前後
    方向の伝動軸36の軸芯周りに角度調整自在に設けると
    共に、前記第3伝動ケース12を該第3伝動ケ−ス12
    内で且つ前記伝動軸36から伝動される前後方向の伝動
    軸10の軸芯周りに角度調整自在に設け、更に前記刈取
    装置1を前記第3伝動ケ−ス12内の伝動軸10から伝
    動される上下方向の軸15の軸芯周りに角度調整自在に
    設けてあることを特徴とする草刈機。
JP6016027A 1994-02-10 1994-02-10 草刈機 Expired - Lifetime JP2556283B2 (ja)

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