JPH052052Y2 - - Google Patents

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JPH052052Y2
JPH052052Y2 JP16483088U JP16483088U JPH052052Y2 JP H052052 Y2 JPH052052 Y2 JP H052052Y2 JP 16483088 U JP16483088 U JP 16483088U JP 16483088 U JP16483088 U JP 16483088U JP H052052 Y2 JPH052052 Y2 JP H052052Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は芝刈り高さの調整を可能とするため、
カツターハウジングに対して車軸が上下動可能に
取り付けられた芝刈機の車輪構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
自走式の芝刈機は、一般にカツターブレードが
収納されたカツターハウジングに対して前輪及び
後輪を上下調整することにより、カツターブレー
ドの地面に対する高さを可変して芝刈り高さを調
整する構造となつている。
第6図は実開昭59−62739号公報に開示された
高さ調整可能な芝刈機の車輪部分の側面図であ
る。車輪61の車軸61aがアジヤストアーム6
2に支持されており、アジヤストアーム62はそ
の支軸62aがカツターハウジング(図示しな
い)に揺動可能に取り付けられている。又、アジ
ヤストアーム62の支軸62aには操作レバー6
5を一体的に備えたアジヤストプレート63の下
端部が取り付けられている。アジヤストプレート
63は支軸62aを中心に所定範囲を回転するよ
うになつており、このアジヤストプレート63の
回転範囲内には扇形状の調整プレート64が設け
られている。調整プレート64はカツターハウジ
ングに固定されており、その外周部分にはロツク
溝64aが所定間隔を有して形成されている。前
記アジヤストプレート63はバネ性を有する板材
により構成されており、そのバネ力によつて調整
プレート64のロツク溝64aに係合すると共
に、バネ力と反対方向に力を作用させるとロツク
溝64aとの係合から離脱するようになつてい
る。このような構成はカツターハウジングの前輪
及び後輪に対して適用されており、各車輪のアジ
ヤストプレート63をロツク溝64aから離脱さ
せるように操作レバー65を操作させた後、アジ
ヤストプレート63を回転させると、アジヤスト
アーム62が揺動する。この揺動によつて車輪6
1は図中実線と仮想線に示すように上下動する。
そして、車輪61を所望の高さに調整した後、操
作レバー65の操作を解除すると、アジヤストプ
レート63はそのバネ力でロツク溝64aに係合
するため、車輪61の上下動がロツクされる。こ
れにより、カツターハウジングは地面Gに対する
高さ調整が段階的になされるため、芝刈り高さの
調整が可能となつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、従来の芝刈機に於ける車輪構造は、所定
間隔で形成された調整プレートのロツク溝へのア
ジヤストプレートの係合によつて車輪高さを段階
的に調整するため、芝刈り高さの調整が段階的と
なつており、無段階調整が出来ないものである。
このため、芝刈り高さの微調整が出来ないものと
なつている。又、同様に前輪、後輪の四輪の高さ
調整に狂いを生じた状態で平坦な地面に接地させ
ると、何れかの車輪が地面から浮き上がつて走行
が円滑に行われない問題がある。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、車輪高さを無段階
に調整可能とし、地面の凹凸に対して車輪が円滑
に接地出来るようにした芝刈機の車輪構造を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案はカツターブ
レードを覆うカツターハウジングに対して車輪を
上下動させることにより芝刈り高さの調整が可能
な芝刈機に於いて、前記車輪の車軸が取り付けら
れ、かつその支軸を中心にして揺動及びロツク可
能に取り付けられたアジヤストアームと、該アジ
ヤストアームの支軸を偏心した位置で支持するよ
うに前記カツターハウジングに回転及び回転ロツ
ク可能に取り付けられた偏心軸とを備えたことを
特徴とするものである。
〔作用〕
前記構成では、アジヤストアームを揺動操作す
ることにより車輪高さの段階的調整が行われる一
方、偏心軸を回転操作するとアジヤストアームが
偏心軸と共に回動するため、車輪は無段階に上下
動する。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を第1図乃至第5図
を参照して具体的に説明する。
第1図及び第2図において、芝刈機1はカツタ
ーハウジング2上部にエンジン3が搭載されてお
り、このエンジン3を動力原としてハンドル4側
に設けた走行用クラツチレバー5を操作すること
によつて走行出来るようになつている。カツター
ハウジング2は下端面が開放されており、芝刈り
を行うカツターブレード6が内部に設けられてい
る。カツターブレード6はクラツチを介してエン
ジン3に軸着されており、ハンドル4側のクラツ
チレバー7を操作することにより回転及び停止が
行われる。8はカツターハウジング2後方側に取
り付けられ、カツターブレード6によつて刈り取
られた芝を収容するグラスボツクスである。この
ような芝刈機1に於いて、カツターハウジング2
の前部及び後部の両側には車輪9が取り付けられ
ており、各車輪9は後述する構造によつてカツタ
ーハウジング2に対して上下調整可能となつてい
る。
第3図及び第4図は前記車輪9の取付構造を示
し、その車軸9aがアジヤストアーム10に溶接
等によつて固定されることで車輪9が取り付けら
れている。アジヤストアーム10は下端部が頭部
にナツト11aを形成した支軸11に取り付けら
れ、支軸11を中心に所定角度範囲内で揺動して
車輪9の段階的な高さ調整を行うようになつてい
る。12はアジヤストアーム10の揺動及びロツ
クを行うアジヤストプレートであり、下端部が支
軸11に回動可能に枢支されると共に、上端部に
は操作レバー13が一体的に連設されている。と
ころで、このアジヤストプレート12は自由状態
ではアジヤストアーム10から離れるようなバネ
性を有するように形成されると共に、アジヤスト
アーム10に対応する部分には同アーム10に係
合し得る突起部12aが形成されている。又、ア
ジヤストプレート12の回動範囲におけるカツタ
ーハウジング2側面にはアジヤストプレート12
が係合するロツク溝14が円弧線上に所定間隔で
設けられている。この場合、アジヤストプレート
12の中間部分はロツク溝14とアジヤストアー
ム10との間に挿入されるように設けられてお
り、自由状態ではカツターハウジング2側の何れ
かのロツク溝14に係合しているが、操作レバー
13をバネ力と反対方向(車輪9方向)に操作す
ると、アジヤストプレート12はロツク溝14か
ら離脱すると共に、その突起部12aがアジヤス
トアーム10に係合するようになつている。
而して、アジヤストアーム10の揺動中心とな
る前記支軸11はカツターハウジング2に対して
直接に取り付けられるものではなく、偏心軸15
を介してカツターハウジング2に取り付けられて
いる。即ち、偏心軸15は第4図に図示のように
ボルトが使用され支軸11を貫通すると共にカツ
ターハウジング2を貫通し、その貫通端にナツト
16を螺合することによつて支軸11をカツター
ハウジング2に支持させている。この偏心軸15
はその中心が第3図に示すように、支軸11の中
心から外れるように設けられており、支軸11が
偏心軸15周りに回動すると、支軸11は偏心軸
15を中心とした曲線軌跡を描いて回動すること
になる。
前記のように構成した本考案では、アジヤスト
プレート12の突起部12aがアジヤストアーム
10に係合している状態から、操作レバー13を
回動操作するとアジヤストアーム10も一体的に
揺動して車輪9が上下動し、次ぎに操作レバー1
3の操作を解除することによつてアジヤストプレ
ート12はそのバネ力でロツク溝14と係合す
る。従つて、車輪高さを段階的に調整することが
出来る。そして、本考案に於ける車輪9の車軸9
aが取り付けられたアジヤストアーム10の回転
中心となる支軸11が偏心軸15周りに回動する
構成では、支軸11の回動によつてアジヤストア
ーム10の回転中心が変位するため車輪9の車軸
9aは略円弧軌跡を描いて連続的に変位する。第
5図はこの車軸9aの軌跡を示し、アジヤストプ
レート12の操作によつて支軸11の回転中心P
を中心とした円弧線Bに沿つて移動する一方、偏
心軸15周りの支軸11の回動操作では円弧線B
と交わる曲線Aに沿つて移動する。この曲線Aに
沿う移動は支軸11の回動によつて行われるため
無段階となつており、これにより車輪9の高さを
曲線Aに沿つて微調整することが可能となる。
本実施例に於いて、前記したように前記支軸1
1は頭部にナツト11aが形成され、偏心軸15
としてボルトが使用されているので、ボルトを締
めつけることによつて支軸11の回動ロツクが行
われる。一方、支軸11の回動はボルトを緩めて
支軸11のナツト部11aにスパナ等の工具を嵌
め合わせ、工具を操作することで容易に行うこと
が出来る。本実施例に於いてはこれに限定され
ず、支軸11にフツク孔又はフツク突起を形成し
てこれらを介して回動操作するようにしても良
い。
〔考案の効果〕
本考案は前記したように、カツターブレードを
覆うカツターハウジングに対して車輪を上下動さ
せることにより芝刈り高さの調整が可能な芝刈機
に於いて、前記車輪の車軸が取り付けられ、かつ
その支軸を中心にして揺動及びロツク可能に取り
付けられたアジヤストアームと、該アジヤストア
ームの支軸を偏心した位置で支持するように前記
カツターハウジングに回転及び回転ロツク可能に
取り付けられた偏心軸とを備えているので、車輪
の車軸を支持して車輪高さの段階的調整を行うア
ジヤストアームを偏心軸周りに回動及びロツクす
ることとなり、車輪高さを無段階的に調整するこ
とが出来、その微調整が可能となつて全ての車輪
を地面に均等に接地させる調整も容易となる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案が適用された芝刈機を示す全体斜視図、第2図
はその部分側面図、第3図はその要部を示す側面
図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は
その作動を示す側面図、第6図は従来例を説明す
る側面図である。 1……芝刈機、2……カツターハウジング、3
……エンジン、4……ハンドル、5……走行用ク
ラツチレバー、6……カツターブレード、7……
クラツチレバー、8……グラスボツクス、9……
車輪、9a……車軸、10……アジヤストアー
ム、11……支軸、12……アジヤストプレー
ト、13……操作レバー、14……ロツク溝、1
5……偏心軸、16……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツターブレードを覆うカツターハウジングに
    対して車輪を上下動させることにより芝刈り高さ
    の調整が可能な芝刈機に於いて、前記車輪の車軸
    が取り付けられ、かつその支軸を中心にして揺動
    及びロツク可能に取り付けられたアジヤストアー
    ムと、該アジヤストアームの支軸を偏心した位置
    で支持するように前記カツターハウジングに回転
    及び回転ロツク可能に取り付けられた偏心軸とを
    備えたことを特徴とする芝刈機の車輪構造。
JP16483088U 1988-12-20 1988-12-20 Expired - Lifetime JPH052052Y2 (ja)

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JP16483088U JPH052052Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20

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JP16483088U JPH052052Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20

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JPH0283718U JPH0283718U (ja) 1990-06-28
JPH052052Y2 true JPH052052Y2 (ja) 1993-01-19

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JP16483088U Expired - Lifetime JPH052052Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528418Y2 (ja) * 1991-04-11 1997-03-12 株式会社クボタ 歩行型作業機の車輪支持構造

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JPH0283718U (ja) 1990-06-28

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