JP2539958Y2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2539958Y2
JP2539958Y2 JP1988090345U JP9034588U JP2539958Y2 JP 2539958 Y2 JP2539958 Y2 JP 2539958Y2 JP 1988090345 U JP1988090345 U JP 1988090345U JP 9034588 U JP9034588 U JP 9034588U JP 2539958 Y2 JP2539958 Y2 JP 2539958Y2
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carriage
gear
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driving
cam
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JP1988090345U
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JPH0212852U (ja
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聡史 岩崎
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサーマルプリンタに関するもので、特に、キ
ャリッジ駆動手段およびヘッド圧接・解除手段を同一の
駆動源によって駆動するサーマルプリンタに関する。
〔従来の技術〕
一般的なサーマルプリンタの構成を第5図に示す。図
において、21はキャリッジであり、左右のフレーム22,2
3間に掛け渡されたガイドシャフト24に摺動自在に支持
されている。25は表面に複数の発熱素子を備えキャリッ
ジ21に装着されたサーマルヘッドである。26はプラテン
であり、印字桁方向にサーマルヘッド25と対向するよう
に配置されている。30はラックであり、図示しないキャ
リッジ21内のギアと噛合うようになっている。27は紙送
りローラであり、この紙送りローラ27には小ローラ28が
圧接されるように構成されている。紙送りモータ29の回
転を歯車群を介して紙送りローラ27に伝達することによ
り所望の紙送りが行なわれる。
次に、このようなサーマルプリンタにおけるキャリッ
ジの移送機構およびサーマルヘッドのアップダウン機構
の従来例を第6図を用いて説明する。図示したようにキ
ャリッジ駆動モータ31の回転力をピニオン31bを介して
キャリッジ駆動ギア32に伝達する。このキャリッジ駆動
ギア32は印字桁領域にわたって形成されたラック33と噛
合しており、この駆動ギア32が回転することにより、キ
ャリッジ21はガイドシャフト24に沿って移動する。一
方、サーマルヘッド25はサーマルヘッド取付台34を介し
てキャリッジ21に支点34aを中心に回動するように装着
されており、サーマルヘッドアップダウン用のモータ40
の回転力をギア40a,40bを介してカム部41に伝達し、カ
ム部材41を回転させる。このカム部材41にはカム溝41a
が形成されており、このカム溝41aに係合するカムフォ
ロア42がカム部材41の回転により駆動され、サーマルヘ
ッド取付台34が支点34aを中心に回動し、図示しないリ
ボンおよび記録紙を介してプラテンに圧接される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のサーマルプリンタに
あっては、サーマルヘッド25のプラテンへの圧接・解除
手段の駆動源とキャリッジ移動手段の駆動源とが別のモ
ータからなっていたため、キャリッジの大型化および重
量の増大をまねくとともに2種類の駆動源用電気回路も
必要となり、プリンタそのものが大型化するとともに回
路的にも複雑になり、コストがアップする、という問題
点があった。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、
安価で小型のプリンタを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案は、キャリッジ
移動手段とサーマルヘッドの圧接・解除手段とを駆動す
る単一の駆動源をキャリッジ上に搭載するとともに、こ
の駆動源の駆動力を前記キャリッジ駆動手段あるいはサ
ーマルヘッドの圧接・解除手段のどちらか一方に選択的
に伝達する駆動力伝達手段を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の構成は以下のように作用する。単一の駆動源を
キャリッジに備えるとともに、この駆動源の駆動力を駆
動力伝達手段によりキャリッジ駆動手段あるいはヘッド
圧接・解除手段のどちらか一方に選択的に伝達させるこ
とにより、構成が簡単となり、部品点数の削減ができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示す図であ
る。図において、1はモータであり、キャリッジ駆動お
よびサーマルヘッドの記録紙を介してのプラテンへの圧
接あるいは解除のための駆動源である。2はこのモータ
1のピニオンギアであり、ギア3と常に噛合するように
なっている。ギア3には一体にギア4が形成されてい
る。5,6はこのぎあ4と常に噛合するように設けられた
ギアであり、ギア4と摩擦係合された揺動板7に立設さ
れた軸7a,7bに回転可能に配設されている。8は上下2
段に歯部が形成されるとともに下段に欠歯部8bが形成さ
れ、かつ、その上面にカム溝8aが形成されたカムギアで
あり、ギア5と下段の歯部で噛合する。9は上下2段に
歯部が形成されるとともに下段に2箇所の欠歯部9aが形
成されたギアであり、上段の歯部がカムギア8と常に噛
合するとともに、下段の歯部がギア6と噛合可能に形成
されている。
10はカムギア8のカム溝8aのフォロアであり、その一
端がサーマルヘッド取付台11と常に接触する。サーマル
ヘッド取付台11は軸11aを中心として回動するとともに
その前面にはサーマルヘッド11bが装着してある。12は
ギア4と常に噛合するように配設されたギアであり、こ
のギア12と遊びをもって係合するようギア13が配設され
ている。また、ギア13はフレームに設けられたラックと
常に噛合する。尚、上述したこれらの構成部品は全てキ
ャリッジ上に設けられている。
次に、第1図乃至第4図の各図に基づいて動作を説明
する。
図1に示したように、モータ1を反時計方向に回転さ
せると、揺動板7が時計回りに揺動し、ギア5がカムギ
ア8とが噛合する。これによりカムギア8は時計方向に
回転するが欠歯部8bにおいてその回転は停止する。この
ときフォロア10はカム溝8aの最もカムギア8の中心に近
づいた位置にあり、サーマルヘッド11bが圧接を解除さ
れた状態にサーマルヘッド取付台11を保持する。またギ
ア12とギア13の間にはカムギア8が約180°回転するだ
けの遊びが設けてあるので、このサーマルヘッド11bが
完全に圧接解除された状態で、更にモータ1を反時計方
向に回転させることにより、ギア13は反時計方向に回転
し、キャリッジは図の左方向すなわち非印字方向へ移動
する。
次に、この状態からモータ1を時計方向に回転させる
と、第2図に示すように、揺動板7は反時計方向に揺動
し、ギア6がギア9と噛合する。これにより、カムギア
8はギア9を介して時計方向に回転する。すなわち、モ
ータ1の回転方向によらずカムギア8は常に一方向に回
転することになる。そしてカムギア8はギア6と噛合す
るギア9の欠歯部9aの働きにより約180°回転した位置
で停止する。この位置でフォロア10はカム溝8aの最もカ
ムギア8の外縁側にあり、サーマルヘッド11bをプラテ
ンに圧接させる状態にサーマルヘッド取付台11を支持す
る。また、上述したように、ギア12とギア13との間には
カムギア8が約180°回転するだけの遊びが設けてある
ので、サーマルヘッド取付台11がフォロア10の働きによ
り回動している間はギア12からギア13への回転力は伝達
されないが、カムギア8が約180°回転し、遊びがなく
なった状態、すなわちサーマルヘッド11bがプラテンに
圧接された状態で更にモータ1を時計方向に回転させる
と、ギア13は時計方向に回転し、キャリッジは図の右方
向すなわち印字方向へ移動する。
通常の印字時とキャリッジリターンの動作は以上説明
したような動作の繰り返しによってなされるが、印字を
行なわない場合、つまり、サーマルヘッド11bをプラテ
ンから離接させた状態でキャリッジを印字方向へ移動さ
せる場合は、第4図に示す状態で操作を行なう。まず、
第2図の状態からカムギア8が時計方向に45°回転する
位置までモータ1を反時計方向に回転させ、第3図の状
態とする。次に、この状態から、更にカムギア8が時計
方向に45°回転する位置までモータ1を今度は時計方向
に回転させると、ギア9の欠歯部9aの働きによりカムギ
ア8は回転を停止する(第4図)。この位置にあっては
フォロア10はカム溝8aのカムギア8の中心に最も近い部
分と外縁側との中間付近にあり、サーマルヘッド取付台
11はプラテンに圧接するまで至らない状態で保持され
る。そしてこの間、ギア12とギア13とは遊びの状態にあ
るのでキャリッジは移動しない。しかし、更にモータ1
を時計方向に回転させることによりギア12とギア13の間
の遊びがなくなり、キャリッジは図の右方向、すなわち
印字方向へ移動する。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案によれば、キャリッジ上に
備えた1つの駆動源の駆動力をキャリッジ駆動手段ある
いはサーマルヘッドの圧接・解除手段のどちらか一方へ
駆動力伝達手段によって選択的に伝達する構成としたた
め、簡単な構成でキャリッジ移動あるいはサーマルヘッ
ドの圧接・解除動作が可能となり、部品点数の削減がは
かれることで低価格のサーマルプリンタが提供でき、ま
た、サーマルヘッドの圧接・解除動作時はキャリッジが
停止しているため、安定した圧接・解除動作が行なわれ
安定した印字品質が得られる、という優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はいずれも本考案の一実施例であるサ
ーマルプリンタのキャリッジ内部の構成および動作説明
図を示し、第1図はキャリッジリターン時、第2図は印
字時、第3図は印字時から非印字時に移行する途中時、
第4図は非印字状態でキャリッジを印字方向に移動させ
る状態を示し、第5図は通常のサーマルプリンタの概略
構成を示す全体構成図であり、第6図は従来のサーマル
プリンタのキャリッジ内部の構成図である。 1……モータ 3,4,5,6,9,12,13……ギア 8……カムギア 10……フォロア 11……サーマルヘッド取付台 11a……サーマルヘッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)キャリッジと, (ロ)該キャリッジと共に印字方向に往復移動されるサ
    ーマルヘッドと, (ハ)前記キャリッジに備えられた前記キャリッジを駆
    動するためのキャリッジ駆動手段と, (ニ)前記サーマルヘッドを記録紙と圧接あるいは解除
    するヘッド圧接・解除手段と, (ホ)前記キャリッジ駆動手段とヘッド圧接・解除手段
    とを駆動するモータと, (ヘ)該モータの駆動力を前記モータの回転のみによっ
    て前記キャリッジ駆動手段あるいはヘッド圧接・解除手
    段のどちらか一方に選択的に伝達する駆動力伝達手段
    と, を有することを特徴とするサーマルプリンタ。
JP1988090345U 1988-07-07 1988-07-07 サーマルプリンタ Expired - Lifetime JP2539958Y2 (ja)

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JP1988090345U JP2539958Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 サーマルプリンタ

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JP1988090345U JP2539958Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 サーマルプリンタ

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JPH0212852U JPH0212852U (ja) 1990-01-26
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ID=31314870

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142670A (ja) * 1985-12-17 1987-06-26 Konishiroku Photo Ind Co Ltd プリンタ
JP2603230B2 (ja) * 1986-12-27 1997-04-23 キヤノン株式会社 プリンタ
JPS63230374A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリンタ

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JPH0212852U (ja) 1990-01-26

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