JP2539119Y2 - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

Info

Publication number
JP2539119Y2
JP2539119Y2 JP4893591U JP4893591U JP2539119Y2 JP 2539119 Y2 JP2539119 Y2 JP 2539119Y2 JP 4893591 U JP4893591 U JP 4893591U JP 4893591 U JP4893591 U JP 4893591U JP 2539119 Y2 JP2539119 Y2 JP 2539119Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cab
side wall
sliding door
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4893591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04134567U (ja
Inventor
光寿 新堰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP4893591U priority Critical patent/JP2539119Y2/ja
Publication of JPH04134567U publication Critical patent/JPH04134567U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539119Y2 publication Critical patent/JP2539119Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設機械の運転室に係
り、特にパワ−ショベル等のように旋回体を有する建設
機械の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている油圧式パワ−シ
ョベルは、例えば、図7に側面を示すように走行装置3
1の上に、旋回台32を有して、この旋回台32の上に
運転室33、エンジンル−ム34および屈折可能な作業
機35が設けられている。このような車両に設置されて
いる運転室33は、例えば、図8および図9に示すよう
に旋回台32に対して中心Oより外れた位置に設けられ
ており、この運転室33にオペレ−タが出入りするため
のドア36は、ヒンジ式の場合は、図8の矢印のように
回転して開くようになっており、また、スライド式の場
合は図8の矢印のように2点鎖線で示す位置までずらし
て開くようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらヒンジ式
の場合はドア開口部を大きくすると、ドア開放固定時、
ドアが上部旋回体の旋回半径Rよりもはみ出してしま
い、作業時外部の障害物に接触して破損する恐れがあ
り、また、スライド式の場合はスライドさせるために使
用されているレ−ルやロ−ラが運転室内にくい込むので
室内が狭くなると云う問題があった。さらに夏場の場
合、通常ドアを開放して作業するがスライドドアでは上
述のようにレ−ルやロ−ラ等にガタがあり、開放時にお
けるロックが非常に困難であった。
【0004】本考案はこれに鑑み、ドア開口部の大きさ
を確保して、ドア開放時における旋回半径からのはみ出
しを防止すると共に、ドアの開閉何れの場合にもロック
でき、しかもドアの開閉時にはストライカによりドアの
移動を防止できるようにした建設機械の運転室を提供し
て従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として本考案の請求項1は、旋回台に装着
された作業機のブ−ムと反対側となる運転室側面を凸状
の円弧に形成して、この側面に合致するドアを設けると
共に、該ドアの開閉時、該側面に係合するドアロックを
設けたことを特徴とし、請求項2は旋回台に装着された
作業機のブ−ムと反対側となる運転室側面を凸状の円弧
に形成して、この側面に合致するドアを設けると共に、
該運転室との間にドアの閉じ時、互いに係合する雄雌の
ストライカを設けたことを特徴とし、請求項3は旋回台
に装着された作業機のブ−ムと反対側となる運転室側面
を凸状の円弧に形成して、この側面に合致するドアを設
けると共に、該運転室との間にドアの開け時、互いに係
合する雄雌のストライカを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、請求項1〜3によりドアが
開閉の何れの位置にあっても雄雌のストライカにより互
いに係合するため、開放時にもガタなく固定ができ、し
かもドアロックにより開閉何れの場合にもロックが可能
となる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の建設機械の運転室の一実施例
の平面図、図2は図1の運転室の斜視図、図3は図1の
ドアの斜視図である。
【0008】以下、本考案を図1乃至図3に示す実施例
により説明する。本考案は旋回台1に装着された図示し
ない作業機のブ−ムと反対側となる運転室2側面2aを
凸状の円弧に形成して、この側面2aに合致するドア3
を設けたものにおいて、請求項1は該ドア3の開閉時、
該側面2aに係合するドアロック4を設けたものであ
り、請求項2は該運転室2との間にドア3の閉じ時、互
いに係合する雄雌のストライカ5,6を設けたものであ
り、請求項3は該運転室2との間にドア3の開け時、互
いに係合する雄雌のストライカ7,8を設けたものであ
る。
【0009】運転室2の側面2aは前半部がドア3を取
付けるため、円弧を利用したことによる従来よりも広い
幅(高さは従来と同じ)を持つ縦長の開口部2bに形成
されており、後半部は側壁2cに形成されている。運転
室2の外側面2aの天井に近い内側上部には、長さ方向
の中央部分に、断面が溝形で長手方向が湾曲した所定長
さのアッパレ−ル9が設けられ、内側下部にも同様なロ
アレ−ル10がアッパロ−ラ9よりも前側に位置するよ
うに設けられている。また、側壁2cの中央部には横方
向に沿って溝形のセンタレ−ル11が設けられている。
これに対して前記ドア3は開口部2bよりも一回り大き
な大きさに形成され、内側上部中央には先端に前記アッ
パレ−ル9の溝に係合するロ−ラ12aを有するアッパ
ロ−ラ12が設けられ、内側下部前端には前記ロアレ−
ル10の溝に係合するロ−ラ13aを有するロアロ−ラ
13が設けられている。さらに、内側の中央部後端には
前記センタレ−ル11の溝に係合するロ−ラ14aを有
するセンタロ−ラ14が設けられている。したがってド
ア3は運転室2に対して図2に2点鎖線で示すように位
置したときは各ロ−ラ12a,13a,14aがそれぞ
れ各レ−ル9,10,11に係合されて取付けられてい
ることになる。
【0010】図2に示すように、前記運転室2の側壁2
cの外側には前部の高さ方向の中間に前記ドア3をドア
閉め状態でロックするためのU字状のストライカ15が
設けられ、その上下には前記雄形のストライカ8が設け
られている。そして後部にはドア3を開けた状態でロッ
クするためのU字状のストライカ16が設けられてい
る。また、ストライカ16の上下には雄形の前記ストラ
イカ8がそれぞれ設けられている。前記開口部2bの回
りの縁部には前側の上下に2個、後側の上下に2個の雌
形のストライカ5がそれぞれ設けられている。ストライ
カ5に対応する前記ドア3の前側および後側には図3に
示すようにそれぞれ雄形の前記ストライカ6が設けら
れ、前記ストライカ8に対応する前側および後側には雌
形のストライカ7が設けられている。
【0011】前記ドアロック4はドア3に内蔵されてお
り、ドア3に設けたドアハンドル17a,17bを操作
すると、ドア3が閉じた状態および開いた状態でロック
されるようになっている。すなわちドアロック4の構造
は例えば、図4に示すようにドア3の内外に取りつけら
れたドアハンドル17a,17b、ロッド18a、18
b、中間レバ−19a、19b、ロッド20a,20
b,20c,20d、ロックレバ−21,22などから
なり、ドアハンドル17a,17bはAを回転支点とし
て回動し、中間レバ−19a,19bはBを回転支点と
して回動し、また、レバ−21はCを、レバ−22はD
を回転支点としてそれぞれ回動する。そしてはドアハン
ドル17a,17bと中間レバ−19a,19bはそれ
ぞれロッド18a,18bにより連結され、中間レバ−
19a,19bとロックレバ−21とはロッド20a,
20bにより、また、中間レバ−19a,19bとロッ
クレバ−22とはロッド20c,20dにより連結され
ている。さらにレバ−21,22の一端はそれぞれ長孔
に形成され、レバ−21の他端21aにはU字状の前記
ストライカ15と係合できるようにフック状に形成され
ている。同様にレバ−22の他端22aはU字状の前記
ストライカ16と係合できるようにフック状に形成され
ている。図5はドア閉め時(ドアロック)における雄雌
ストライカ5,6の係合状態、図6はドア開き時(オ−
プンロック)における雄雌ストライカ7,8の係合状態
を示す。
【0012】つきに作用を説明する。まず、ドア3を閉
めた状態では例えば、内側のドアハンドル17aを実線
の矢印のように回動すると、ロッド18aが引っ張られ
て中間レバ−19a、およびロッド20aを介してレバ
−21の一端を引く方に回動させる。すると、レバ−2
1aの他端21aは逆向きに回動してストライカ15に
係合するのでドア3が運転室2にロックされる。しかし
ながらこの場合、ドアハンドル17bはレバ−21に設
けた長孔のために連動しない。このロックと同時にスト
ライカ5と6も互いに係合するのでドア3は運転室2に
ガタなく固定されることになる。また、ドア3のロック
を解除するにはドアハンドル17aを点線の矢印の方に
回動させることによりレバ−21の他端21aはストラ
イカ15との係合が外れてロックが解除される。この場
合、外側のハンドル17bを操作しても同じようにロッ
クおよびロック解除できることは云うまでもない。
【0013】つぎにドア3を一杯に開けた状態では上記
と同じように、例えば内側のドアハンドル17aを実線
の矢印のように回動すると、中間レバ−19aおよびロ
ッド20cを介してレバ−22が回動して他端22aが
ストライカ16と係合するのでドア3が開いた状態で運
転室2にロックされ、同時にストライカ7,8が係合し
て運転室2とドア3とはガタなく固定される。この場合
レバ−21の他端21aは回動しても、ストライカ15
とは離れた位置にドア3が移動しており、したがってド
アロックはできないことになる。また、開いた状態のロ
ック解除はドアハンドル17aを点線の矢印のように回
動させることによりレバ−22の他端22aがストライ
カ16との係合が外れてロックが解除される。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、旋回台に
装着された作業機のブ−ムと反対側となる運転室側面を
凸状の円弧に形成して、この側面に合致するドアを設け
ると共に、該ドアの開閉時、該側面に係合するドアロッ
クを、また該運転室との間にドアの開閉時、互いに係合
する雄雌のストライカをそれぞれ設けたから、ドアを運
転室に対して円弧の側面にスライドさせて開閉させる場
合、開と閉の何れの状態においてもロックでき、しかも
ロックした場合にはストライカによりガタなく固定でき
る。したがって従来スライドドアに困難であったドアの
固定が容易に達成され運転室に対する強度や耐久性が向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設機械の運転室の一実施例を示す平
面の説明図である。
【図2】図1の運転室の一実施例を示す斜視による説明
図である。
【図3】図1のドアの一実施例の斜視による説明図であ
る。
【図4】本考案にかかるドアに設けられたドアロックの
構造の一実施例を示す説明図である。
【図5】本考案の運転室のドアが閉じられた場合の雄雌
ストライカの係合状態を示す図3のA−A断面の説明図
である。
【図6】本考案の運転室のドアが開いた場合の雄雌スト
ライカの係合状態を示す図3のB−B断面の説明図であ
る。
【図7】従来の油圧式パワ−ショベルの側面を示す説明
図である。
【図8】従来の運転室の問題点1を示す平面の説明図で
ある。
【図9】従来の運転室の問題点2を示す平面の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 旋回台 2 運転室 2a 側面 2b 開口部 2c 側壁 3 ドア 4 ドアロック 5〜8 ストライカ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台に装着された作業機のブームと反
    対側となる運転室の側面を、側面壁と、運転室内への出
    入り口となる開口部とに形成し、開時は前記側面壁の外
    側に重なるようにスライドし、閉時は前記開口部に収ま
    ってドアの外側面が 前記側面壁の延長側壁となるよう
    にスライドするスライド式ドアを設けると共に、スライ
    ド式ドアと運転室との間にスライド式ドアを開時位置及
    び閉時位置にて移動できないようにロックするドアロッ
    クと、開時位置及び閉時位置にドアを位置決めしドアの
    ガタツキを防止する雌雄のストライカを設けたことを特
    徴とする建設機械の運転室。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前枠と、上下枠と、中央
    枠とからなり、スライド式ドアが閉時位置に係合合致す
    る雌雄いずれかのストライカの一方を該ドア受けの枠組
    みの前枠と中央枠に複数箇所に設けるとともに、他方の
    ストライカをスライド式ドアの内側壁の前後端側に複数
    箇所に設け、かつ、スライド式ドアが開時位置に係合合
    致する雌雄いずれかのストライカの一方を前記中央枠と
    の側面壁の後部側の外側面に設けるとともに、他方の閉
    時位置で係合するストライカと異なるストライカをスラ
    イド式ドアの内側壁の前後端側に複数箇所に設けること
    を特徴とする請求項1記載の建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】 前記運転室側面の側面壁と開口部は、ほ
    ぼ同一円弧状に形成するとともに、スライド式ドアも円
    弧状に形成し、スライド式ドアの開時は前記側面壁の外
    側に重なるようにスライドし、スライド式ドアの閉時は
    前記開口部に収まって、ドアの円弧状外側面が前記側面
    壁の延長円弧となるようにスライドするようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の建設機械の運
    転室。
JP4893591U 1991-05-30 1991-05-30 建設機械の運転室 Expired - Lifetime JP2539119Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4893591U JP2539119Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 建設機械の運転室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4893591U JP2539119Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 建設機械の運転室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04134567U JPH04134567U (ja) 1992-12-15
JP2539119Y2 true JP2539119Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=31927189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4893591U Expired - Lifetime JP2539119Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 建設機械の運転室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539119Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4067242B2 (ja) * 1999-08-09 2008-03-26 株式会社小松製作所 建設機械のキャブと同キャブを設置した建設機械
JP4783922B2 (ja) * 2007-11-16 2011-09-28 ヤンマー株式会社 バックホーのキャビン
JP7095973B2 (ja) * 2017-10-31 2022-07-05 株式会社加藤製作所 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04134567U (ja) 1992-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0612556U (ja) 建設機械の運転室
US3081617A (en) Door lock
US4015866A (en) Operating mechanism for double sliding doors
JP2539119Y2 (ja) 建設機械の運転室
JP2000272346A (ja) キャブのスライドドア装置
JPH047432B2 (ja)
CN210822003U (zh) 一种边杆、厢盖锁紧机构及车厢遮盖装置
JPH05118173A (ja) キヤビンドアのロツク解除装置
JP3343073B2 (ja) 建設機械のキャブフロント窓
JP2556222Y2 (ja) スライドドアのロック開閉機構
JPH0346133Y2 (ja)
JPH0436376Y2 (ja)
JPH08100443A (ja) 建設機械のキャブ
JPH0234386Y2 (ja)
JPS628305Y2 (ja)
JPH0452375Y2 (ja)
JPH063990Y2 (ja) シャッタ−の施錠装置
JP3109285B2 (ja) ドアロツク装置
KR200293480Y1 (ko) 창문 개폐장치
JPH0810140Y2 (ja)
JPH0321417Y2 (ja)
KR0178503B1 (ko) 자동차 도어의 록킹장치
JPH0516375Y2 (ja)
JP2634506B2 (ja) 開閉戸板の施錠装置
JPH0810640Y2 (ja) 車両用ドアのチェックリンク機構

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term