JPH04134567U - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JPH04134567U
JPH04134567U JP1991048935U JP4893591U JPH04134567U JP H04134567 U JPH04134567 U JP H04134567U JP 1991048935 U JP1991048935 U JP 1991048935U JP 4893591 U JP4893591 U JP 4893591U JP H04134567 U JPH04134567 U JP H04134567U
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光寿 新堰
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株式会社小松製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア開口部の大きさを確保して、ドア開放時
における旋回半径からのはみ出しを防止し、ドアの開閉
何れの場合にもロックできるようにしたもの。 【構成】 旋回台1に装着された作業機と反対側となる
運転室2側面2aを凸状の円弧に形成して、この側面2
aに合致するドア3を設け、ドア3の開閉時、該側面2
aに係合するドアロック4を設けたもの。 【効果】 ドアを運転室に対して円弧の側面にスライド
させて開閉する場合、開と閉の何れの状態においてもロ
ックでき、しかもロックした場合にはストライカにより
ガタなく固定できる。これにより従来スライドドアに困
難であったドアの固定が容易に達成され運転室に対する
強度や耐久性が向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械の運転室に係り、特にパワ−ショベル等のように旋回体を有 する建設機械の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている油圧式パワ−ショベルは、例えば、図7に側面を示す ように走行装置31の上に、旋回台32を有して、この旋回台32の上に運転室 33、エンジンル−ム34および屈折可能な作業機35が設けられている。この ような車両に設置されている運転室33は、例えば、図8および図9に示すよう に旋回台32に対して中心Oより外れた位置に設けられており、この運転室33 にオペレ−タが出入りするためのドア36は、ヒンジ式の場合は、図8の矢印の ように回転して開くようになっており、また、スライド式の場合は図8の矢印の ように2点鎖線で示す位置までずらして開くようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらヒンジ式の場合はドア開口部を大きくすると、ドア開放固定時、 ドアが上部旋回体の旋回半径Rよりもはみ出してしまい、作業時外部の障害物に 接触して破損する恐れがあり、また、スライド式の場合はスライドさせるために 使用されているレ−ルやロ−ラが運転室内にくい込むので室内が狭くなると云う 問題があった。さらに夏場の場合、通常ドアを開放して作業するがスライドドア では上述のようにレ−ルやロ−ラ等にガタがあり、開放時におけるロックが非常 に困難であった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、ドア開口部の大きさを確保して、ドア開放時における旋 回半径からのはみ出しを防止すると共に、ドアの開閉何れの場合にもロックでき 、しかもドアの開閉時にはストライカによりドアの移動を防止できるようにした 建設機械の運転室を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的として なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案の請求項1は、旋回台に装 着された作業機のブ−ムと反対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、こ の側面に合致するドアを設けると共に、該ドアの開閉時、該側面に係合するドア ロックを設けたことを特徴とし、請求項2は旋回台に装着された作業機のブ−ム と反対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側面に合致するドアを 設けると共に、該運転室との間にドアの閉じ時、互いに係合する雄雌のストライ カを設けたことを特徴とし、請求項3は旋回台に装着された作業機のブ−ムと反 対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側面に合致するドアを設け ると共に、該運転室との間にドアの開け時、互いに係合する雄雌のストライカを 設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、請求項1〜3によりドアが開閉の何れの位置にあっても雄 雌のストライカにより互いに係合するため、開放時にもガタなく固定ができ、し かもドアロックにより開閉何れの場合にもロックが可能となる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の建設機械の運転室の一実施例の平面図、図2は図1の運転室の 斜視図、図3は図1のドアの斜視図である。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図3に示す実施例により説明する。本考案は旋回台1 に装着された図示しない作業機のブ−ムと反対側となる運転室2側面2aを凸状 の円弧に形成して、この側面2aに合致するドア3を設けたものにおいて、請求 項1は該ドア3の開閉時、該側面2aに係合するドアロック4を設けたものであ り、請求項2は該運転室2との間にドア3の閉じ時、互いに係合する雄雌のスト ライカ5,6を設けたものであり、請求項3は該運転室2との間にドア3の開け 時、互いに係合する雄雌のストライカ7,8を設けたものである。
【0009】 運転室2の側面2aは前半部がドア3を取付けるため、円弧を利用したことに よる従来よりも広い幅(高さは従来と同じ)を持つ縦長の開口部2bに形成され ており、後半部は側壁2cに形成されている。運転室2の外側面2aの天井に近 い内側上部には、長さ方向の中央部分に、断面が溝形で長手方向が湾曲した所定 長さのアッパレ−ル9が設けられ、内側下部にも同様なロアレ−ル10がアッパ ロ−ラ9よりも前側に位置するように設けられている。また、側壁2cの中央部 には横方向に沿って溝形のセンタレ−ル11が設けられている。これに対して前 記ドア3は開口部2bよりも一回り大きな大きさに形成され、内側上部中央には 先端に前記アッパレ−ル9の溝に係合するロ−ラ12aを有するアッパロ−ラ1 2が設けられ、内側下部前端には前記ロアレ−ル10の溝に係合するロ−ラ13 aを有するロアロ−ラ13が設けられている。さらに、内側の中央部後端には前 記センタレ−ル11の溝に係合するロ−ラ14aを有するセンタロ−ラ14が設 けられている。したがってドア3は運転室2に対して図2に2点鎖線で示すよう に位置したときは各ロ−ラ12a,13a,14aがそれぞれ各レ−ル9,10 ,11に係合されて取付けられていることになる。
【0010】 図2に示すように、前記運転室2の側壁2cの外側には前部の高さ方向の中間 に前記ドア3をドア閉め状態でロックするためのU字状のストライカ15が設け られ、その上下には前記雄形のストライカ8が設けられている。そして後部には ドア3を開けた状態でロックするためのU字状のストライカ16が設けられてい る。また、ストライカ16の上下には雄形の前記ストライカ8がそれぞれ設けら れている。前記開口部2bの回りの縁部には前側の上下に2個、後側の上下に2 個の雌形のストライカ5がそれぞれ設けられている。ストライカ5に対応する前 記ドア3の前側および後側には図3に示すようにそれぞれ雄形の前記ストライカ 6が設けられ、前記ストライカ8に対応する前側および後側には雌形のストライ カ7が設けられている。
【0011】 前記ドアロック4はドア3に内蔵されており、ドア3に設けたドアハンドル1 7a,17bを操作すると、ドア3が閉じた状態および開いた状態でロックされ るようになっている。すなわちドアロック4の構造は例えば、図4に示すように ドア3の内外に取りつけられたドアハンドル17a,17b、ロッド18a、1 8b、中間レバ−19a、19b、ロッド20a,20b,20c,20d、ロ ックレバ−21,22などからなり、ドアハンドル17a,17bはAを回転支 点として回動し、中間レバ−19a,19bはBを回転支点として回動し、また 、レバ−21はCを、レバ−22はDを回転支点としてそれぞれ回動する。そし てはドアハンドル17a,17bと中間レバ−19a,19bはそれぞれロッド 18a,18bにより連結され、中間レバ−19a,19bとロックレバ−21 とはロッド20a,20bにより、また、中間レバ−19a,19bとロックレ バ−22とはロッド20c,20dにより連結されている。さらにレバ−21, 22の一端はそれぞれ長孔に形成され、レバ−21の他端21aにはU字状の前 記ストライカ15と係合できるようにフック状に形成されている。同様にレバ− 22の他端22aはU字状の前記ストライカ16と係合できるようにフック状に 形成されている。図5はドア閉め時(ドアロック)における雄雌ストライカ5, 6の係合状態、図6はドア開き時(オ−プンロック)における雄雌ストライカ7 ,8の係合状態を示す。
【0012】 つきに作用を説明する。まず、ドア3を閉めた状態では例えば、内側のドアハ ンドル17aを実線の矢印のように回動すると、ロッド18aが引っ張られて中 間レバ−19a、およびロッド20aを介してレバ−21の一端を引く方に回動 させる。すると、レバ−21aの他端21aは逆向きに回動してストライカ15 に係合するのでドア3が運転室2にロックされる。しかしながらこの場合、ドア ハンドル17bはレバ−21に設けた長孔のために連動しない。このロックと同 時にストライカ5と6も互いに係合するのでドア3は運転室2にガタなく固定さ れることになる。また、ドア3のロックを解除するにはドアハンドル17aを点 線の矢印の方に回動させることによりレバ−21の他端21aはストライカ15 との係合が外れてロックが解除される。この場合、外側のハンドル17bを操作 しても同じようにロックおよびロック解除できることは云うまでもない。
【0013】 つぎにドア3を一杯に開けた状態では上記と同じように、例えば内側のドアハ ンドル17aを実線の矢印のように回動すると、中間レバ−19aおよびロッド 20cを介してレバ−22が回動して他端22aがストライカ16と係合するの でドア3が開いた状態で運転室2にロックされ、同時にストライカ7,8が係合 して運転室2とドア3とはガタなく固定される。この場合レバ−21の他端21 aは回動しても、ストライカ15とは離れた位置にドア3が移動しており、した がってドアロックはできないことになる。また、開いた状態のロック解除はドア ハンドル17aを点線の矢印のように回動させることによりレバ−22の他端2 2aがストライカ16との係合が外れてロックが解除される。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、旋回台に装着された作業機のブ−ムと反対側と なる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側面に合致するドアを設けると共 に、該ドアの開閉時、該側面に係合するドアロックを、また該運転室との間にド アの開閉時、互いに係合する雄雌のストライカをそれぞれ設けたから、ドアを運 転室に対して円弧の側面にスライドさせて開閉させる場合、開と閉の何れの状態 においてもロックでき、しかもロックした場合にはストライカによりガタなく固 定できる。したがって従来スライドドアに困難であったドアの固定が容易に達成 され運転室に対する強度や耐久性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設機械の運転室の一実施例を示す平
面の説明図である。
【図2】図1の運転室の一実施例を示す斜視による説明
図である。
【図3】図1のドアの一実施例の斜視による説明図であ
る。
【図4】本考案にかかるドアに設けられたドアロックの
構造の一実施例を示す説明図である。
【図5】本考案の運転室のドアが閉じられた場合の雄雌
ストライカの係合状態を示す図3のA−A断面の説明図
である。
【図6】本考案の運転室のドアが開いた場合の雄雌スト
ライカの係合状態を示す図3のB−B断面の説明図であ
る。
【図7】従来の油圧式パワ−ショベルの側面を示す説明
図である。
【図8】従来の運転室の問題点1を示す平面の説明図で
ある。
【図9】従来の運転室の問題点2を示す平面の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 旋回台 2 運転室 2a 側面 2b 開口部 2c 側壁 3 ドア 4 ドアロック 5〜8 ストライカ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台に装着された作業機のブ−ムと反
    対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側
    面に合致するドアを設けると共に、該ドアの開閉時、該
    側面に係合するドアロックを設けたことを特徴とする建
    設機械の運転室。
  2. 【請求項2】 旋回台に装着された作業機のブ−ムと反
    対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側
    面に合致するドアを設けると共に、該運転室との間にド
    ア閉め時、互いに係合する雄雌のストライカを設けたこ
    とを特徴とする建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】 旋回台に装着された作業機のブ−ムと反
    対側となる運転室側面を凸状の円弧に形成して、この側
    面に合致するドアを設けると共に、該運転室との間にド
    ア開け時、互いに係合する雄雌のストライカを設けたこ
    とを特徴とする建設機械の運転室。
JP4893591U 1991-05-30 1991-05-30 建設機械の運転室 Expired - Lifetime JP2539119Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665629B1 (ko) * 1999-08-09 2007-01-10 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 건설 기계의 캐빈과 이 캐빈을 설치한 건설 기계
JP2008106606A (ja) * 2007-11-16 2008-05-08 Yanmar Co Ltd バックホーのキャビン
JP2019081654A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社加藤製作所 建設機械

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JP2019081654A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社加藤製作所 建設機械

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