JP2902582B2 - 塵芥収集車のスライドカバー - Google Patents
塵芥収集車のスライドカバーInfo
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Description
箱後部のテールゲート開口部に設けられるスライドカバ
ーに関する。
52構造の一例を示す。この塵芥収集車51の荷箱後部
52には、そのテールゲート53の開口部にスライドカ
バー1が取り付けられており、塵芥の収集時、作業者
は、図5の二点鎖線で示すように、このスライドカバー
1を開き、収集した塵芥をここから荷箱内に投入してい
る。車の移動の際にはこのスライドカバー1を閉じて移
動している。
に示すように、ステンレス圧延板を「への字」形状に曲
げて形成されており、両側縁には、各側縁に平行に、か
つ、スライドカバー1の板面に垂直に、所定の幅の補強
部材2が設けてある。
示すように、それぞれ水平外方に突出する固定ピン3が
設けられており、各固定ピン3はそれぞれ図6で示すよ
うな「への字」形状のアーム4の一端に回動可能なよう
に取り付けられている。このアーム4の他端は、車両本
体側の回動軸5に回動可能なように取り付けられてい
る。そして、図5に示すように、このアーム4の「への
字」形の車両前方側上面には、一端が車の前方部に掛止
された引っ張りバネ6の他端が接続されており、このバ
ネ6が、アーム4を常にその回動軸5の周りに前方に引
き上げるように付勢している。従って、このアーム4に
取り付けられたスライドカバー1も常に前方上方に引き
上げられるように付勢されている。
から図8に示すように、スライドカバー1をスライドさ
せるためのローラー7を取り付けたローラー軸8が取付
けられている。
内面に固定された軸受ユニット60に支持されて、スラ
イドカバー1の板面に平行に、かつ、水平にスライド出
来るように取り付けられている。
補強部材2に設けられた穴から突出し、その突出部に、
ローラー7がローラー軸8に沿ってスライド可能にはめ
込まれている。
7に示すように、その水平断面がコの字型に形成されて
おり、その開口面がテールゲートの内側に向く形で配設
されている。前記ローラー7はこの側柱54にはめられ
ており、スライドカバー1を開閉する際には、そのロー
ラー7がこの側柱54内壁に沿って転動し、スライドカ
バー1がテールゲート53の両側柱54、54に沿って
滑らかにスライドできるようになっている。
前記軸受ユニット60の側板56との間にはバネ57が
はめ込まれており、ローラー軸8を常に外方側に向かっ
て付勢している。
れた状態および完全に開かれた状態でのローラー軸8の
軸心が前記テールゲートの側柱54と交差する位置には
それぞれ、その側柱54の前記開口面の対向壁59に、
ローラー軸8の端部が挿入できる径の固定穴58、58
が設けられており、上記スライドカバー1が完全に開閉
されたそれぞれの状態において、前記バネ57の付勢力
によりローラー軸8が外側へスライドし、ローラー7は
側柱54内に拘束されたまま、ローラー軸8の端部がロ
ーラー7内を通り越してその固定穴58に挿入され、従
って、スライドカバー1が固定されるようになってい
る。
ネ57の付勢力に逆らってローラー軸8を内側にスライ
ドさせ、その端部を前記側柱54の固定穴58から抜き
取らねばならない。そのために設けられているローラー
軸8のスライド機構、すなわち、スライドカバー1のロ
ック(およびその解除)機構を次に示す。
示すような二本の部材41、42からなるリンク機構4
3が接続されており、このリンク機構43の一方の部材
41がスライドカバー1の外側に外設されたレバー44
に連結されている。このレバー44を回動させることに
より、ローラー軸8をスライドカバー1の内側にスライ
ドさせ、スライドカバー1のロックを解除するのであ
る。その際、そのレバー44を操作し易いよう、図6お
よび図8に示すように、スライドカバー1外面に左右方
向にわたって添え棒45が設けてあり、この添え棒45
とレバー44を併せ握るようにしてレバー44を回動さ
せるのである。
には、この添え棒45とレバー44を併せ持ちながらス
ライドカバー1をスライドさせるのである。
な構造のスライドカバー1のロック機構を備えた塵芥収
集車51には、以下に示すような問題が持ち上がってい
る。
は、そのロック機構の上記レバー44がテールゲート開
口部の上方に位置し、作業者が荷台後部の突出部等に足
を掛けて車に添乗した形をとると、そのレバー44およ
び添え棒45の位置は、作業者が、そのレバー44や添
え棒45につかまって塵芥収集車51に添乗したまま、
ゆるやかなスピードで車を移動させれば、安定した体型
をとれるに支障のない位置となっている。しかも、この
塵芥収集車51は一つの収集場所から次の収集場所への
移動距離が短い。
いたまま、前記ロック機構のレバー44や添え棒45に
つかまって車に添乗し、そのまま移動するということが
行われることがある。
その移動距離が短いとはいえ、作業者が上記のような形
で車に添乗し、そのまま移動するというのは、言うまで
もなく非常に危険なことである。また、スライドカバー
1を開いたまま車を移動させると、荷箱内の塵芥が飛び
出すおそれもある。
荷箱後部に設けられたテールゲート開口部のスライドカ
バー開閉時のロック機構の操作手段がスライドカバーの
外側に出てこないような構造の塵芥収集車のスライドカ
バーを提供し、作業者が上記のような危険な行為をとれ
ないようにすることにある。
に、この発明は、荷箱のテールゲートを開閉するスライ
ドカバーの内側にローラーが設けられており、そのロー
ラーは、前記テールゲートの開口の側辺を形成する両側
柱に設けられたガイド溝内を転動し、前記スライドカバ
ーは、そのローラーが前記ガイド溝内を転動することに
より、前記側柱に沿ってスライドし、開閉したそれぞれ
の状態でロックされるようになっている塵芥収集車の、
そのスライドカバーであって、前記スライドカバーを開
閉したそれぞれの状態での前記ローラーが存在するテー
ルゲート側の位置には、波形の板バネが、その波形の頂
上が前記ローラーの通過を妨げる形で設けられており、
前記ローラーは、前記スライドカバーがスライドして、
前記板バネを通過しようとする際、その板バネの前記波
形の頂上を押圧して、その谷間に嵌まりこんでロックさ
れ、その状態から前記スライドカバーを反対向きにスラ
イドさせた際には、前記波形の頂上を押圧して、それを
乗り越えてロック解除となるようにしたのである。
ーをロックするための把手類は必要なく、スライドカバ
ーをスライドさせるための把手を設ける場合も、それ
は、スライドカバーの表面に突出するようなものでなく
ともよいので、それが、スライドカバーの表面に突出し
たものである場合のように、作業者がそれに掴まって移
動するといったような危険を回避することができる。
し、従来例と同一部分については同一符号を付して説明
する。
例の図5に示したようなステンレス圧延板を「への字」
形状に曲げて形成し、その両側縁に設けた補強部材2の
下方に配設されたローラー7が、テールゲートの断面コ
字形状の側柱54のそのコ字形状内をガイド溝として転
動し、それによってスライドカバー1がスライドするよ
うになっている。この構造は従来と同じである。
図7に示したような、前記側柱54の開口面の対向壁5
9にローラー軸8の固定穴58を設け、この固定穴58
にスライド式のローラー軸8を挿入させて行うというの
ではなく、この実施形態のローラー軸18はスライドカ
バー1に固定されており、スライドカバー1は、次に示
すような波形の板バネでロックされる。従って、従来例
で側柱54に設けられていたローラー軸8の固定穴58
はなく、ローラー軸8を水平方向にスライドさせるため
のリンク機構43は存在せず、それを操作するためのレ
バー44や添え棒45も必要なく、それらがスライドカ
バー1の表面に存在することがない。
ように、スライドカバー1の開閉位置、すなわち、テー
ルゲートの側柱内の前記ローラー7に設定された上下の
停止位置において、その側柱内壁のローラー7の転動面
61に波形の板バネ21を設けている。この板バネ21
は、その波形の頂上部22が前記転動面61に立ちふさ
がってローラー7の移動を妨げるような形で設けられて
おり、スライドカバー1をスライドさせて、前記ローラ
ー7がその停止位置にさしかかると、それが板バネ21
の波形の頂上部22を押さえて、それを乗り越えて谷間
23の部分に嵌まり込み、スライドカバー1をスライド
させる力を抜くと、その板バネ21のバネ圧でローラー
7がロックされる。また、その状態からスライドカバー
1を反対向きにスライドさせると、前記ローラー7が波
形の頂上部22を押圧して頂上部22を乗り越えてロッ
ク解除となる。この板バネ21の波形の高さと傾斜角
度、および板の厚みは、塵芥収集車51が移動する際の
上下動によってはローラ7が波形の頂上部22を乗り越
えられないような、しかしながら、人力では乗り越えさ
せることができるような値に設定されている。
ック機構を解除してそれを上下させる操作手段として、
この実施形態では、図3に示すように、スライドカバー
1の所定の位置に、左右に凹部31を設けてある。この
凹部31に手を挿入してスライドカバー1を上げ下げし
て開閉するのである。この凹部31の深さや広さおよび
形状は、作業者が、前記板バネ21のバネ圧に打ち勝っ
てスライドカバー1を上げ下げすることができる程度の
力がだせるような、しかしながら、この凹部31に掴ま
って塵芥収集車51に添乗できないようなものになって
いる。
するための操作手段が全くスライドカバー1の外部に出
てこず、突起部が一切外部に存在しないので、従来例の
ロック機構のようにその操作レバーや添え棒がスライド
カバー1外部に配設され、作業者が、それらに掴まって
塵芥収集車51に添乗するといったことが防止される。
軸18が固定され、スライドカバー1のロック作用には
関与しなくなったので、従来のローラー軸8がスライド
形式になっていた場合のように、この部分にゴミが詰ま
ったり、冬季にこの部分にたまった水分が凍結したりし
てローラー軸8がスライドせず、スライドカバー1のロ
ックおよびその解除に支障をきたすということもなくな
る。
ば、塵芥収集車の荷箱後部テールゲート開口部のスライ
ドカバーについて、そのスライドカバーを開閉した際の
ロック機構およびその操作手段がスライドカバー外部に
存在しないので、これらがスライドカバー外部に存在し
た場合に、作業者が、それらに掴まって車に添乗し、そ
のまま移動するといった危険な行為を取れないようにす
ることができ、安全性が向上するという効果が得られ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 荷箱のテールゲートを開閉するスライド
カバーの内側にローラーが設けられており、そのローラ
ーは、前記テールゲートの開口の両側辺を形成する各側
柱に設けられたガイド溝内を転動し、前記スライドカバ
ーは、そのローラーが前記ガイド溝内を転動することに
より、前記側柱に沿ってスライドし、開閉したそれぞれ
の状態でロックされるようになっている塵芥収集車の、
そのスライドカバーであって、 前記スライドカバーを開閉したそれぞれの状態での前記
ローラーが存在するテールゲート側の位置には、波形の
板バネが、その波形の頂上が前記ローラーの通過を妨げ
る形で設けられており、前記ローラーは、前記スライド
カバーがスライドして、前記板バネを通過しようとする
際、その板バネの前記波形の頂上を押圧して、その谷間
に嵌まりこんでロックされ、その状態から前記スライド
カバーを反対向きにスライドさせた際には、前記波形の
頂上を押圧して、それを乗り越えてロック解除となるよ
うにしたことを特徴とする 塵芥収集車のスライドカバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25651795A JP2902582B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 塵芥収集車のスライドカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25651795A JP2902582B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 塵芥収集車のスライドカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100003A JPH09100003A (ja) | 1997-04-15 |
JP2902582B2 true JP2902582B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=17293732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25651795A Expired - Fee Related JP2902582B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 塵芥収集車のスライドカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902582B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP25651795A patent/JP2902582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09100003A (ja) | 1997-04-15 |
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