JP2634506B2 - 開閉戸板の施錠装置 - Google Patents

開閉戸板の施錠装置

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JP2634506B2
JP2634506B2 JP3160107A JP16010791A JP2634506B2 JP 2634506 B2 JP2634506 B2 JP 2634506B2 JP 3160107 A JP3160107 A JP 3160107A JP 16010791 A JP16010791 A JP 16010791A JP 2634506 B2 JP2634506 B2 JP 2634506B2
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信二 横山
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WAI KEI KEI AAKI TEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の出入口や窓に取
り付けられる引き戸や扉、或いは室内の間仕切等に使用
される戸板の開閉動作と同時に解錠と施錠が自動的にな
される施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の施錠装置として、電動モーター
に連結されたワイヤーの先端を、上框から移動自在に垂
下支持された扉の上部に中心部を枢着した略L字状の掛
金の一端部に固着させるとともに、掛金用スプリングを
介して前記掛金の係脱部を常時下方に付勢する一方、閉
扉時の掛金位置に対応する上框の部分に前記掛金が係脱
する止金を取り付け、他の扉開閉用スプリングをもって
扉を常時閉方向に付勢するようにした施錠装置が、例え
ば実開昭53−33599号公報に開示されている。
【0003】この自動扉用の施錠装置によれば、電動モ
ーターを作動させるとワイヤーにより先ず掛金を掛金用
スプリングの付勢に抗して解錠方向に回動させて止金か
ら外し、次いで電動モーターの駆動による同ワイヤーの
巻上げ力で扉は扉開閉用スプリングによる閉方向の付勢
に抗して自動的に開かれ、扉を閉じるときは電動モータ
ーのクラッチを離すと、扉は扉開閉用スプリング力によ
り自動的に閉方向に移動し、扉が完全に閉じると同時に
掛金が自動的に止金と係合して施錠がなされる。こうし
て、自動扉の開閉動作と同時に解錠と施錠が自動的にな
されるなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
よると何らかの事情で扉を手動で開こうとすると極めて
煩雑な操作が必要となり、即座には対応しにくいという
最大の課題がある。
【0005】即ち、手動にてワイヤーを引くには扉を閉
方向に付勢する扉開閉用スプリング力に打ち勝つ力が必
要であり、また仮にワイヤーを引く力を掛金を外すこと
だけに使い、扉開閉用のスプリング力に抗しての扉の移
動を直接人手により行おうとしても、掛金が掛金用のス
プリングによって常に止金との係着方向に付勢されてい
るため解錠状態を維持することが難しいこととが相俟っ
て同時操作が必要となり、簡単には手動で開くことが不
可能である。
【0006】また、扉の開閉にあたっては常時スプリン
グ力が作用するため、扉開閉用のスプリングのヘタリが
生じ易く、耐久性にも難がある。更に、扉開閉用スプリ
ングは、扉が閉まった状態にあるときもスプリング力を
維持している必要があることと扉の移動距離をも考慮す
ると、相当に長尺であることが必須となりそのためのス
ペースも確保する必要がある。
【0007】本発明は、以上の課題を解決することを目
的としてなされたものであり、自動、手動の区別なく容
易に開閉が可能であり、しかも自動的な施錠と解錠を可
能にした、構成が簡単で且つ耐久性に優れる開閉戸板の
施錠装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は戸板の開閉時に解錠と施錠が自動的になさ
れる開閉戸板の施錠装置にあって、戸板の上縁部に一部
が固着され、収縮方向に弾性的に付勢され、収縮時には
戸板からその一部が突出する形状をもつ伸縮構造の係合
部材、該係合部材の端部と戸板の一側面部のそれぞれ
に、端部が固着される一本の戸板開閉用チェーン部材、
前記戸板開閉用チェーン部材が掛け回され、戸板の移動
端部にそれぞれ配設される一対の回転部材、及び閉戸時
の上記係合部材の一部突出部分に対応して戸板外に固着
され、同突出部分が係脱する止金、を備えたことを特徴
としている。
【0009】前記チェーン部材の回転は、手動または電
動の何れによっても可能である。
【0010】
【作用】本発明によれば、戸板を開閉するときは、手動
または電動で回転部材を回転してチェーン部材を戸板の
開閉いずれかの方向に回動させて、戸板を開閉方向に移
動させる。この戸板の走行時には、係合部材の一部突出
分は走行に何ら支障を来さないように設定されている。
【0011】戸板が閉まりきる直前に、前記係合部の突
出部分は止金により一旦伸張状態となり、戸板は閉まり
きるところで該止金を越えて突出部分は弾性力により収
縮状態に戻り止金と係合する。この後は、戸板を直接に
開こうとしても止金に係合する係合部材は伸張せず、施
錠状態が維持される。
【0012】一方、前記施錠を解除して戸板を開くとき
は、回転部材を回転させてチェーン部材を上記と反対方
向に回動させると、係合部材はチェーン部材の引張力に
より弾性力に抗して伸張して止金との係合が自動的に解
かれ、戸板は開き方向に移動する。
【0013】つまり、本発明では係合部材の特徴ある
とチェーン部材の引張力とを巧みに利用し、チェーン
部材による戸板の開閉動作に合わせて自動的に解錠と施
錠を行うものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示実施例により具体的に説
明する。図1は本発明の開閉戸板の施錠装置を備えた引
き戸の全体図を示しており、図2は前記引き戸の主要部
を拡大して示す斜視図、図3及び図4は前記施錠装置の
作動説明図、図5は同装置の第2実施例を示す施錠装置
の主要部拡大斜視図である。
【0015】図1及び図2において、戸板20の閉方向
の先端上部に、ブロック状の枢着部材23を介して常に
は収縮方向に弾性力が作用する4節4対偶リンク構造か
らなる係合部材24の一対偶部を支軸25を中心に水平
面内を自由回動するように軸支している。
【0016】前記支軸25には更に連杆26が構造さ
れ、該連杆26の端部にチェーン7の一端が接続されて
おり、また前記支軸25に相対する前記係合部材24の
対偶部には上下一対の連杆27,28の一端が枢着され
ると共に、その他端は軸部29を介して前記チェーン7
の他端と接続されている。下部連杆28には長孔30が
形成されており、該長孔30には前記ブロック状の枢着
部材23に固着されたピン31が挿通された状態で、前
記枢着部材23の内部に下部連杆28を長手方向に摺動
可能に、且つ圧縮スプリング29によって係合部材24
が収縮する方向に付勢している。
【0017】一方、前記引き戸20が開閉する移動端の
図示せぬ上框の付近には、前記チェーン7と噛合する一
対の図示せぬスプロケットホイール8,9が軸支され、
両スプロケットホイール8,9に前記チェーン7が掛け
回されて、該チェーン7は前記係合部材24を介して無
端状とされる。また、図示例では折畳み戸1の開放側に
設置されたスプロケットホイール8の軸端に、前記チェ
ーン7の回動操作装置10が設けられている。この回動
操作装置10は、前記スプロケットホイール8の軸端に
図示せぬスプロケットホイールを固着すると共に、この
図示せぬスプロケットホイールに操作用チェーン11を
掛け回している。勿論、図示例に限らず前記スプロケッ
トホイール8を電動モーター等で回転駆動することもで
き、また前記操作装置にういてもスプロケットホイール
とチェーンの組合せ以外の回動機構を採用することが可
能である。
【0018】また、戸板20の閉まったときに前記係合
部材24の一部が係着する止金12が図示せぬ上框の適
当な箇所に突出して形成されている。なお、図示実施例
では係合部材24を戸板面に直交する水平面内に取り付
けているが、該係合部材24は戸板面に平行な鉛直面内
に取り付けることもできる。
【0019】かかる構成において、戸板20を閉めると
きは、図1に示すように人手により回動操作装置10の
操作用チェーン11を矢印aで示す方向に回動すると、
スプロケットホイール8が回転してチェーン7を矢印b
の方向に回動させ、戸板2を図面右方向に移動させて戸
板20が閉まる。戸板20が閉まりきる直前では、前記
係合部材24が止金22のテーパ面に案内され、伸長し
ながら移動し止金22を越えたところで、戸板20が戸
当りに衝接し、同時に係合部材24は図2に示すごとく
スプリング29の弾性力によって再び収縮する。この状
態で、戸板を直接手で開こうとしても係合部材24の水
平に突出する部分が止金22に係合しているため、最
早、チェーン7を操作しない限り手では直接開くことが
できなくなる。即ち、戸板20を閉めきると同時に、自
動的に施錠がなされることになる。
【0020】一方、戸板20を開こうとするときは、上
記回動操作装置10の操作用チェーン11を上述とは反
対の方向に回動させると、スプロケットホイール8が回
転してチェーン7を図1に矢印bで示す方向に回動さ
せ、チェーン7の引張力により図3に示すごとく係合部
材24がスプリング29の弾性力に抗して伸長し、係合
部材24が止金22に干渉されることなく円滑に戸板2
0を図面左方向(開方向)に移動できる。
【0021】図4は、本発明の他の実施例を示してお
り、図2に示した上記実施例の下部連杆28のチェーン
連結側端部32をブロック状の枢着部材23から外部に
突出させると共に、同端部32にワイヤー33の一端を
接続し、該ワイヤー33の他端を戸板20の見付け方向
の内部に設けられているワイヤー巻きローラー34に固
定している。このワイヤー巻きローラー34は戸板20
の外部から解錠ハンドル35により回転できるようにさ
れており、チェーン切断などの万一の場合には、解錠ハ
ンドル35を使ってワイヤー巻きローラー34を回転さ
せワイヤー33を巻き上げれば、前記連杆28のチェー
ン連結側端部32が圧縮スプリング29の弾性力に抗し
て係合部材24を伸長させて止金22との係合を解き、
手動で解錠させることができる。
【0022】なお、上述の説明ではチェーン部材として
チェーン7を使用し、また回転部材としてスプロケット
ホイール8を使用しているが、例えば摩擦ベルトと摩擦
ホイールを組合せて使用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したごとく本発明によ
ると、単に一本のチェーン部材の一端を略L字状の掛金
又は弾性的な伸縮性を有する係合部材の一部に連結し、
他端を前記掛金、係合部材又は戸板に連結して、チェー
ン部材を回動させるだけの簡単な機構により、手動、電
動の何れによっても戸板の開閉動作が容易に得られ、し
かも格別の付勢手段等がなく、単に掛金或いは前記係合
部材の前記形状を利用することで戸板の開閉動作に合わ
せた自動的な解錠と施錠がなされるものであり、その作
動の確実性と耐久性が確保される。また、手動による解
錠機構を装備させれば、万一の場合にも施錠を外すこと
が可能となり、更に有効なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施錠装置を備えた引き戸の全体構成図
である。
【図2】前記施錠装置の一例を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】同発明の施錠時の動作説明図である。
【図4】同解錠時の動作説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部の透視斜視図で
ある。
【符号の説明】
7 チェーン 8,9 スプロケットホイール 10 回動操作装置 11 操作用チェーン 12 止金 13 回動軸 14 連動杆 15 長孔 16 昇降杆 17 解錠ハンドル 20 戸板 21 支軸 22 止金 23 ブロック状の枢着部材 24 係合部材 25 支軸 26〜28 連杆 29 (圧縮)スプリング 30 長孔 31 ピン 32 チェーン連結側端部 33 ワイヤー 34 ワイヤー巻きローラー 35 解錠ハンドル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸板の開閉時に解錠と施錠が自動的にな
    される開閉戸板の施錠装置にあって、 戸板の上縁部に一部が固着され、収縮方向に弾性的に付
    勢され、収縮時には戸板からその一部が突出する形状
    もつ伸縮構造の係合部材、 該係合部材の伸縮方向端部と戸板の一側面部のそれぞ
    れに、端部が固着される一本の戸板開閉用チェーン部
    材、 前記戸板開閉用チェーン部材が掛け回され、戸板の移動
    端部にそれぞれ配設される一対の回転部材、及び 閉戸時の上記係合部材の一部突出部分に対応して戸板外
    に固設され、同一部突出部分が係脱する止金、 を備えてなることを特徴とする開閉戸板の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部材が、垂直面に配されてなる
    請求項1記載の開閉戸板の施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部材が、水平面に配されてなる
    請求項1記載の開閉戸板の施錠装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部材が、4節4対偶リンク機構
    をもつ伸縮性部材である請求項1〜3のいずれか記載の
    開閉戸板の施錠装置。
JP3160107A 1991-06-03 1991-06-03 開閉戸板の施錠装置 Expired - Lifetime JP2634506B2 (ja)

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JPH04357288A JPH04357288A (ja) 1992-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0728386Y2 (ja) * 1988-10-21 1995-06-28 東洋シヤッター株式会社 電動両開き戸の施錠装置

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