JPH0620868Y2 - 建築用窓の自動ロツク装置 - Google Patents

建築用窓の自動ロツク装置

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JPH0620868Y2
JPH0620868Y2 JP3124087U JP3124087U JPH0620868Y2 JP H0620868 Y2 JPH0620868 Y2 JP H0620868Y2 JP 3124087 U JP3124087 U JP 3124087U JP 3124087 U JP3124087 U JP 3124087U JP H0620868 Y2 JPH0620868 Y2 JP H0620868Y2
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JP
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shoji
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lock claw
arm
swing
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JP3124087U
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JPS63138387U (ja
Inventor
英治 宇野
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アルメタツクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、建築用窓の自動ロック装置、特に、引き違い
式の窓板(以下障子と言う)を具備する型式の窓の自動
ロック装置に関するもので、障子の開閉動作に伴なって
ロック装置が自動開閉するようにし、これにより、ロッ
クの掛け忘れや、障子開放前に於けるロックの外し忘れ
等を防止し、外部からの不測の侵入者や、ロックを外し
忘れて駆動手段を動かせた場合に於ける該駆動手段の損
傷等を防止するものである。
[従来技術及びその問題点] 建築物には、サッシ製の窓枠内に引き違い式の障子を装
着した窓が広く使用されている。
従来のこの種窓は、障子を直接に手で操作してこれを手
動で開閉するようになっていることから、開閉しようと
する窓の数が多い場合には開閉操作に手間が掛る。
そこで、障子の開閉操作を簡便ならしめるために、モー
ター等の駆動手段を利用して上記障子の開閉を行なうよ
うにすることが考えられる。
ところが、防犯の目的で、上記自動開閉式の窓に手動の
ロック装置を設けた場合、ロックを掛けたままの状態
で、誤って障子開放操作をしてそのまま放置した場合に
は、モーター等の駆動手段に過負荷が掛って該モーター
等が焼損する恐れがある。
又、障子を閉じた後にロックを掛け忘れると、外部の者
が侵入する危険もあり、防犯上好ましくない。
[技術的課題] 本考案は、係る点に鑑みて成されたものであり、『窓枠
内に滑動可能に装填された障子を、これに連結したモー
ター等の駆動手段で開閉する型式の窓のロック装置』に
おいて、ロックを外し忘れて駆動手段を駆動させる場合
における該駆動手段の損傷や、ロックの掛け忘れに基く
外部からの不測の侵入者を防止する為、障子の開閉動作
に伴なって、ロック装置が自動開閉するようにすること
をその技術的課題とする。
[手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段は『駆動手
段(1)によって駆動され且つ窓枠(3)の上桟の下面に沿っ
て移動する牽引具(4)と、該牽引具(4)の下面に垂下突設
した係合突起(41)と、障子(5)の上部に横向きに配設さ
れ且つ上記係合突起(41)を挟んで対向する2つのストッ
パー(52),(52)と、障子(5)の上記ストッパー近傍部分に
揺動自在に軸支された揺動アーム(62)と、上記ストッパ
ー(52),(52)の間に位置し且つ上記揺動アーム(62)の一
方の揺動端側部に突出させた突出ピン(61)と、上記揺動
アーム(62)の他方の揺動端に連結垂下させた線材(60)と
該線材(60)の下端に連結され且つ障子(5)の先端面に露
出するロック爪(67)と、窓枠(3)側から突出し且つ障子
全閉状態に於いて上記ロック爪(67)に下方から係合する
ロック腕(47)とから構成され、ロック爪(67)をバネ(57)
で下方に付勢すると共に、該ロック爪(67)の下端には、
障子開放状態において上記ロック腕(47)の先端部に対面
する第1傾斜面(59)を形成し、更に、上記牽引具(4)の
下面に垂下突出させた係合突起(41)の下端には、障子全
閉状態において突出ピン(61)に対向することとなる第2
傾斜面(45)を形成した』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
開放状態にある障子(5)を閉じるべく駆動手段(1)を駆動
させると、これに連動して牽引具(4)が移動し、その下
面から垂下させた係合突起(41)がストッパー(52),(52)
間で動く。
駆動手段(1)の動作が更に続くと、上記係合突起(41)が
一方のストッパー(52)に当接することとなり、障子(5)
は上記係合突起(41)に牽引された状態で閉方向に移動す
る。
障子(5)が全閉位置に近付くと、障子(5)の先端面に露出
するロック爪(67)は、その下部コーナー部に形成された
第1傾斜面(59)がロック腕(47)(窓枠(3)側から突出し
ている)先端部に当接する。
障子(5)が更に閉方向に移動すると、上記ロック爪(67)
の上記下部傾斜面が、これに対応するロック腕によって
上方に押され、これにより、ロック爪(67)がバネ(57)に
抗して上昇移動せしめられる。そして、該ロック爪(67)
はロック腕(47)を越えた時点でバネ(57)の付勢力によっ
て再度降下せしめられる。即ち、ロック爪(67)とロック
腕(47)が係合したロック状態になるのである。
この障子全閉状態に於いては、牽引具(4)の下面から垂
下させた係合突起(41)の下端傾斜面即ち第2傾斜面(45)
は、これに対応する揺動アーム(62)の突出ピン(61)に対
向しており、牽引具(4)を障子開方向に動かせた時に
は、これら第2傾斜面(45)と突出ピン(61)が相対接近す
るようになっている。
次に、障子(5)を開放すべく駆動手段(1)を駆動させる
と、牽引具(4)の係合突起(41)は上記閉動作時とは反対
側に移動し、係合突起(41)の第2傾斜面(45)が、これに
対応する揺動アーム(62)の突出ピン(61)に当接する。そ
して、係合突起(41)が更に移動すると、その第2傾斜面
(45)が上記突出ピン(61)を下方に押し下げ、これによ
り、揺動アーム(62)が揺動する。
揺動アーム(62)の突出ピン(61)側端部が下方に揺動する
と、これと反対側の端部が上方に揺動し、該部分に連結
した線材(60)も上方に引き上げられる。これに伴なっ
て、ロック腕(47)と係合していたロック爪(67)が上昇し
て該ロック爪(67)とロック腕(47)の係合状態が解除され
る。即ちロック解除状態になるのである。
この状態で更に牽引具(4)が移動すると、該牽引具(4)か
ら垂下させた係合突起(41)が一方のストッパー(52)に当
接し、以後、障子(5)は牽引具(4)によって牽引されて開
放される。
[効果] 障子(5)を開放すべく駆動手段(1)が動作した時には、ロ
ックが自動解除されるから、ロック解除を忘れたまま駆
動手段(1)を動かせて該駆動手段(1)を損傷させるような
不都合が防止できる。
又、障子(5)は、これを閉じた時に自動的にロックされ
るから、閉状態にある障子(5)を外部から手動開放して
室内に侵入される心配がなくなる。
[実施例] 次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述す
る。
第1図に示すように、この実施例の窓は、窓枠の中央部
に配設された固定のガラス板(6)とその両側に嵌め込ま
れる可動の障子(5),(5)とから構成されている。又、窓
枠(3)の上方には、制御装置(7)によって制御されるモー
ター(11)(既述技術的手段の項に記載した駆動手段(1)
に対応する)が配設してある。
尚、以下の説明においては、2つの障子(5),(5)は窓枠
(3)に対して同じように取付けられることから、一方の
障子(5)に関してのみ記載する。
窓枠(3)の上桟(31)の上面には、長孔(32)が穿設されて
おり、モーター(11)の出力軸に固定されたギヤー(10)に
連結されたギャードケーブル(20)は、上記長孔(32)を介
して窓枠(3)の上桟(31)の上面側から下面側に導かれて
る。
上記ギャードケーブル(20)は、互いに接続されたパイプ
(33)や筒状のガイドレール(34)内を走行するようになっ
ている。
ガイドレール(34)内には、その内部を走行するギャード
ケーブル(20)の先端に外嵌固定された牽引具(4)が摺動
自在に収容されており、該牽引具(4)の下面に垂下突出
させた係合突起(41)は、ガイドレール(34)下面に軸線方
向に開削したスリット(35)から下方に突出するようにな
っている。
他方、障子(5)の上桟(51)には、上記牽引具(4)に対応す
る部分に、溝材(53)が配設されており、該溝材(53)の両
側壁(54),(54)の間隔(S)は、第2図に示す如く、上記牽
引具(4)から垂下させた第1,第2腕(43),(44)から成る
係合突起(41)の幅(d)より若干大きく設置してあり、こ
れにより、係合突起(41)が溝材(53)内に入り易くしてあ
る。そして、上記溝材(53)の側壁(54),(54)が既述技術
的手段の項に記載したストッパー(52),(52)に対応して
いる。又、第1腕(43)には、他方の第2腕(44)に面する
側の下部コーナー部が面取りされて第2傾斜面(45)が形
成されている。
尚、この実施例では、係合突起(41)は、間隔を置いて対
向する2つの腕(43),(44)で構成したが、第2腕(44)は
必ずしも設ける必要はなく、第4図に示すように、一方
の第1腕(43)だけで係合突起を構成するようにしても良
い。
次に、障子(5)の一方の縦桟(55)内には、閉じた障子(5)
をロックするロック機構が設けられており、該ロック機
構は、ギャードケーブル(20)の先端に取付けられた牽引
具(4)の移動に連動して開閉するようになっている。
牽引具(4)の下方には、上記第2傾斜面(45)に接触する
突出ピン(61)を具備する揺動アーム(62)が設けられてお
り、該揺動アーム(62)の中央部は支軸(63)によって障子
(5)の枠部に揺動自在に固定してある。又、揺動アーム
(62)に於ける上記突出ピン(61)と反対側の端部には、断
面U字状の板(64)がピン(65)によって揺動自在に固定さ
れており、該板(64)は障子(5)の一方の縦桟(55)内に収
容された状態になっている。
板(64)には軸(66)が突設しており、該軸(66)には、縦桟
(55)の下部に配設したロック爪(67)に連結された線材(6
0)が繋がれている。
線材(60)の下端に繋がれた上記ロック爪(67)は、枠体(6
9)内に収納されており、ロック爪(67)が最降下したとき
は、該ロック爪(67)の先端が、枠体(69)の下方に突出す
るようになっている(第3図参照)。又、枠体(69)の上
壁とロック爪(67)との間にはバネ(57)が介装されてお
り、該ロック爪(67)は上記バネ(57)によって下向きに付
勢された状態になっている。更に、ロック爪(67)の外面
は面取りされて第1傾斜面(59)が形成されており、該上
記ロック爪(67)に対向する窓枠(3)部分には、略U字状
のロック腕(47)が配設されている。
さて、開放状態にある障子(5)を閉じるべく駆動手段(1)
を駆動させると、駆動手段(1)に繋がるギャードケーブ
ル(20)を介して牽引具(4)が連動し、該牽引具(4)の下面
に突出させた係合突起(41)が、一方のストッパー(52)に
係合して障子(5)を牽引しながら該障子(5)を閉方向に移
動させる。
障子(5)が全閉位置に近付くと、障子(5)の下部に配設し
たロック爪(67)は、その下部コーナー部に形成された第
1傾斜面(59)がロック腕(47)の先端部に当接して上方に
持ち上げられる(第3図想像線の状態)。
障子(5)が更に閉方向に移動して、上記ロック爪(67)が
ロック腕(47)の先端部を乗越えると、該ロック爪(67)
は、バネ(57)の付勢力で降下せしめられ、ロック爪(67)
とロック腕(47)とが係合したロック状態になる(第3図
実線の状態)。
次に、障子(5)を開くべく駆動手段(1)を駆動させると、
牽引具(4)の係合突起(41)は上記閉動作時とは反対側に
移動し、該係合突起(41)の第2傾斜面(45)が、これに対
応する揺動アーム(62)の突出ピン(61)に当接する。これ
により、該揺動アーム(62)の突出ピン(61)側先端部が下
方に、他端が上方にそれぞれ揺動し、該他端に連結され
た板(64)が上方に移動する。従って、該板(64)に軸(66)
を介して連結された線材(60)が上方に引き上げられ、該
線材(60)の下端に連結されたロック爪(67)が上昇移動せ
しめられる。即ち、ロック腕(47)と係合していたロック
爪(67)が上昇してロックが解除されるのである。
この状態で更に牽引具(4)が移動すると、該牽引具(4)か
ら垂下させた係合突起(41)が一方のストッパー(52)に当
接し、以後、障子(5)は牽引具(4)によって牽引されて開
放される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の全体斜視図,第2図はロック機
構部分の分解斜視図,第3図はロック機構部分の断面
図,第4図は牽引具(4)の変形例を示す側面図であり、
図中、 (1)……駆動手段 (3)……窓枠 (4)……牽引具 (5)……障子 (31)……上桟 (41)……係合突起 (45)……第2傾斜面 (47)……ロック腕 (48)……水平面 (52)……ストッパー (57)……バネ (59)……第1傾斜面 (60)……線材 (61)……突出ピン (62)……揺動アーム (67)……ロック爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠内に滑動可能に装填された障子を、こ
    れに連結したモーター等の駆動手段で開閉する型式の窓
    のロック装置に於いて、駆動手段(1)によって駆動され
    且つ窓枠(3)の上桟の下面に沿って移動する牽引具(4)
    と、該牽引具(4)の下面に垂下突設した係合突起(41)
    と、障子(5)の上部に横向きに配設され且つ上記係合突
    起(41)を挟んで対向する2つのストッパー(52),(52)
    と、障子(5)の上記ストッパー近傍部分に揺動自在に軸
    支された揺動アーム(62)と、上記ストッパー(52),(52)
    の間に位置し且つ上記揺動アーム(62)の一方の揺動端側
    部に突出させた突出ピン(61)と、上記揺動アーム(62)の
    他方の揺動端に連結垂下させた線材(60)と、該線材(60)
    の下端に連結され且つ障子(5)の先端面に露出するロッ
    ク爪(67)と、窓枠(3)側から突出し且つ障子全閉状態に
    於いて上記ロック爪(67)に下方から係合するロック腕(4
    7)とから構成され、ロック爪(67)をバネ(57)で下方に付
    勢すると共に、該ロック爪(67)の下端には、障子開放状
    態において上記ロック腕(47)の先端部に対面する第1傾
    斜面(59)を形成し、更に、上記牽引具(4)の下面に垂下
    突出させた係合突起(41)の下端には、障子全閉状態にお
    いて突出ピン(61)に対向することとなる第2傾斜面(45)
    を形成した建築用窓の自動ロック装置。
JP3124087U 1987-03-04 1987-03-04 建築用窓の自動ロツク装置 Expired - Lifetime JPH0620868Y2 (ja)

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JPS63138387U JPS63138387U (ja) 1988-09-12
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