JP2538695Y2 - セラミックアクチュエータ - Google Patents

セラミックアクチュエータ

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JP2538695Y2
JP2538695Y2 JP1990109606U JP10960690U JP2538695Y2 JP 2538695 Y2 JP2538695 Y2 JP 2538695Y2 JP 1990109606 U JP1990109606 U JP 1990109606U JP 10960690 U JP10960690 U JP 10960690U JP 2538695 Y2 JP2538695 Y2 JP 2538695Y2
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JP
Japan
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metal plate
thin metal
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bimorph element
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JP1990109606U
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JPH0465466U (ja
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恒夫 平尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種機器部品の微小変位化の要望を満たすセ
ラミックアクチュエータに関するものである。
従来の技術 従来、この種のセラミックアクチュエータは、第4
図,第5図,第6図に示すように構成されている。
第4図は斜視図、第5図は要部拡大断面図、第6図は
構成を示す分解斜視図である。
まず、リング状の薄金属板1の表裏面にリング状の圧
電素子2,2aが極性方向を揃えた形で並列型に貼り合わさ
れ、圧電バイモルフ素子となっている。それぞれの圧電
素子2,2aと薄金属板1には電気信号入力用のリード端子
3が半田付け固定されている。前記薄金属板1の内周部
1aは雄ねじ4bおよび被駆動物固定部4aを有した内枠4
と、雌ねじ5aを有したリング状の内枠押え5とにより、
ねじ嵌合の挾み込み保持がなされている。また、薄金属
板1の外周部は段部6aと雌ねじ6bを有した外枠6に収
納、設置され、雄ねじ7aを有したリング状の外枠押え7
により挾み込み保持がなされているものである。なお、
前記リード端子3は外枠7に同時収納され、固定がなさ
れているものであった。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、「内枠部外径最大寸法」
<「外枠部内径最小寸法」の寸法設定であり、内枠の動
作を規制する構造にはなっていなかった。したがって、
内枠部に軸方向外力が加わると外力の強さに応じて薄金
属板、素子部が変形し、機械的位置、動作等の異常、す
なわち品質の異常が生じ易いという課題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、品質の維
持向上を容易に図り、性能的にも安定した製品を供給す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この問題を解決するために本考案は、外枠部内へ内枠
部を一定空間を持たせた状態で収納する構造としたもの
である。
作用 この構成により、ある一定空間を軸方向に設けた状態
で内枠部を外枠部内に収納したため、内枠部への外力に
よる薄金属板および圧電素子の撓みに際し、ある一定量
で内枠部と外枠部が接触し、過度の撓みが防止されるこ
ととなり、薄金属板、圧電素子の異常変形が防止でき、
したがって品質・性能共に安定した製品が供給できるこ
ととなるものである。
実施例 本考案の一実施例を図を用いて説明する。第1図は本
考案のセラミックアクチュエータの一実施例を示す斜視
図、第2図はその要部拡大断面図、第3図は組み立て構
成を示す分解斜視図である。
まず、リング状の薄金属板11の表裏面にリング状の圧
電素子12,12aが極性方向を揃えた形で並列型に貼り合さ
れ、圧電バイモルフ素子となっている。
また、それぞれの圧電素子12,12aと薄金属板11には電
気信号入力用のリード端子13が半田付け固定されてい
る。前記薄金属板11の内周部11aには雄ねじ14aおよび被
駆動物固定部14bと、外周部に突出部14cを有した内枠14
が挿入され、雌ねじ15aを有したリング状の内枠押え15
により、ねじ嵌合の挾み込み保持がなされている。ま
た、薄金属板11の外周部は段部16a,16cと雌ねじ16bを有
した外枠16に収納、設置され、雄ねじ17aを有したリン
グ状の外枠押え17により挾み込み保持がなされているも
のである。尚、前記リード端子13は外枠16内に同時収納
され、固定がなされている。また、内枠14の突出部14c
と外枠押え17、および内枠押え15と外枠16の段部16cの
それぞれは径方向寸法として重複し、かつ、ある一定の
空間18,19を軸方向に有した状態に設定、構成されてい
る。
以上のように本実施例によれば、内枠14部の圧電バイ
モルフ素子の上・下部分に突出部を設け、外枠16の前記
突出部に対向する部分に、所定間隔を設けて対向壁を形
成したため、つまり、内枠14の突出部14Cに対向する部
分に外枠16の対向壁を所定の間隔をおいて設けてあり、
また、前記外枠16の他の段部16Cに対向する前記内枠14
の部分にも、第2図に示す突出部を所定間隔をおいて設
けられたものであるため、内枠14部への上・下両方向の
外力による薄金属板11、圧電素子12,12aの橈みに際し、
所定間隔で内枠14部と外枠16部が接触し、過度の橈みが
防止されることになり、薄金属板11、圧電素子12,12aの
過度の橈みによる異常変形が防止され、品質、性能共に
安定した製品が供給できるという効果が得られる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、内枠部の圧電バイモル
フ素子の上・下部分に突出部を設け、前記外枠の前記突
出部に対向する部分に、所定間隔を設けて対向壁を形成
したため、内枠部への上・下両方向の外力による薄金属
板、圧電素子の橈みに際し、所定間隔で内枠部と外枠部
が接触し、過度の橈みが防止されることになり、薄金属
板、圧電素子の過度の橈みによる異常変形が防止され、
品質、性能共に安定した製品が供給できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるセラミックアクチュエ
ータを示す斜視図、第2図はその要部拡大断面図、第3
図はその組み立て構成を示す分解斜視図、第4図は従来
例を示す斜視図、第5図はその要部拡大断面図、第6図
はその組み立て構成を示す分解斜視図である。 11……薄金属板、12,12a……圧電素子、13……リード端
子、14……内枠、14a……雄ねじ、14b……被駆動物固定
部、14c……突出部、15……内枠押え、15a……雌ねじ、
16……外枠、16a,16c……段部、16b……雌ねじ、17……
外枠押え、17a……雄ねじ、18,19……空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄金属板と圧電素子からなるリング状の圧
    電バイモルフ素子と、その内周部に固定されて被駆動物
    を保持する内枠部と、前記圧電バイモルフ素子の外周部
    を保持固定する外枠部とからなり、前記内枠部の圧電バ
    イモルフ素子の上・下の部分に、突出部を設け、前記上
    ・下の突出部に対向する部分に所定間隔を設けて前記外
    枠部の対向壁を形成したセラミックアクチュエータ。
JP1990109606U 1990-10-18 1990-10-18 セラミックアクチュエータ Expired - Lifetime JP2538695Y2 (ja)

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JPH0465466U JPH0465466U (ja) 1992-06-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744032Y2 (ja) * 1988-06-03 1995-10-09 松下電器産業株式会社 セラミックアクチュエータ

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JPH0465466U (ja) 1992-06-08

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