JPH0744032Y2 - セラミックアクチュエータ - Google Patents
セラミックアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0744032Y2 JPH0744032Y2 JP7447788U JP7447788U JPH0744032Y2 JP H0744032 Y2 JPH0744032 Y2 JP H0744032Y2 JP 7447788 U JP7447788 U JP 7447788U JP 7447788 U JP7447788 U JP 7447788U JP H0744032 Y2 JPH0744032 Y2 JP H0744032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin metal
- metal plate
- lead terminal
- peripheral edge
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はビデオカメラのオートフォーカス機能向上のた
めのレンズ微少振動又は撮像素子微少振動用に用いられ
るセラミックアクチュエータに関するものである。
めのレンズ微少振動又は撮像素子微少振動用に用いられ
るセラミックアクチュエータに関するものである。
従来の技術 従来、この種のセラミックアクチュエータは第４図、第
５図及び第６図に示すような構成であった。
５図及び第６図に示すような構成であった。
第４図、第５図において、20はリング状の薄金属板で、
外周縁に切欠き部20aを有する。このリング状の薄金属
板20の表裏面にリング状の圧電素子21、22が極性方向を
揃えた並列型に貼合わされている。それぞれの圧電素子
21、22と薄金属板20には電気信号入力用のリード線23、
24、25がハンダ付固定されている。26は内枠で、前記薄
金属板20の内周縁20bに入る雄ネジ27及び被駆動物固定
部28を有する。29は内枠押えで、雌ネジ30を有し、ネジ
嵌合により、内枠26を挟み込み保持している。
外周縁に切欠き部20aを有する。このリング状の薄金属
板20の表裏面にリング状の圧電素子21、22が極性方向を
揃えた並列型に貼合わされている。それぞれの圧電素子
21、22と薄金属板20には電気信号入力用のリード線23、
24、25がハンダ付固定されている。26は内枠で、前記薄
金属板20の内周縁20bに入る雄ネジ27及び被駆動物固定
部28を有する。29は内枠押えで、雌ネジ30を有し、ネジ
嵌合により、内枠26を挟み込み保持している。
31は外枠で、薄金属板20の外周縁20cを支持する段部32
と雌ネジ33を有し、外周の切欠き部34から前記リード線
23、24、25を外部へ出すようになっている。35は外枠押
えで、雄ネジ36を有し、前記外枠31とリング状の外枠押
え35との嵌合により、前記リード線23、24、25が上記外
枠31の外周切欠き部34より取出される形で挟み込み保持
されている。
と雌ネジ33を有し、外周の切欠き部34から前記リード線
23、24、25を外部へ出すようになっている。35は外枠押
えで、雄ネジ36を有し、前記外枠31とリング状の外枠押
え35との嵌合により、前記リード線23、24、25が上記外
枠31の外周切欠き部34より取出される形で挟み込み保持
されている。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来の構成では、外枠31の外周切欠き部34
よりリード線23、24、25をそのまま自由な状態で取出し
ているため、これらリード線の引き廻しの際にハンダ付
部に応力が集中し折損が発生する危険があり、また、リ
ード線を動かすことにより薄金属板20及び圧電素子21、
22に外力が伝達され、微少量の軸方向位置変化が発生す
るなどの品質及び特性面での問題があった。
よりリード線23、24、25をそのまま自由な状態で取出し
ているため、これらリード線の引き廻しの際にハンダ付
部に応力が集中し折損が発生する危険があり、また、リ
ード線を動かすことにより薄金属板20及び圧電素子21、
22に外力が伝達され、微少量の軸方向位置変化が発生す
るなどの品質及び特性面での問題があった。
本考案の目的は上記のような問題点を解決すると共に、
特性及び品質の向上を容易に図ることのできるセラミッ
クアクチュエータを提供しようとするものである。
特性及び品質の向上を容易に図ることのできるセラミッ
クアクチュエータを提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、リング状の薄金属
板１と、この薄金属板の表裏面に外周縁1bと内周縁1cと
を残して貼合わされた同心円でリング状の圧電素子と、
これら圧電素子と前記薄金属板のそれぞれに一端部をハ
ンダ付固着されたリード端子板と、前記薄金属板の内周
縁に締付固定され、被駆動物としてのレンズ又は撮像素
子の固定部を有する内枠と、前記薄金属板の外周縁を締
付固持する外枠とから成り、前記リード端子板の他端部
は絶縁材料から成るリード端子部で保持固定されると共
にリード端子部に設けたコネクタに接続され、前記リー
ド端子部は前記外枠に設けた収納部に固定されたセラミ
ックアクチュエータとした。
板１と、この薄金属板の表裏面に外周縁1bと内周縁1cと
を残して貼合わされた同心円でリング状の圧電素子と、
これら圧電素子と前記薄金属板のそれぞれに一端部をハ
ンダ付固着されたリード端子板と、前記薄金属板の内周
縁に締付固定され、被駆動物としてのレンズ又は撮像素
子の固定部を有する内枠と、前記薄金属板の外周縁を締
付固持する外枠とから成り、前記リード端子板の他端部
は絶縁材料から成るリード端子部で保持固定されると共
にリード端子部に設けたコネクタに接続され、前記リー
ド端子部は前記外枠に設けた収納部に固定されたセラミ
ックアクチュエータとした。
作用 上記のような構成をとることにより、リード端子部は外
枠の収納部に固着されるため、リード端子板のハンダ付
部への応力集中はなくなり、又、外力も薄金属板及び圧
電素子に伝わることなく、品質、特性共に向上が図れる
ようになった。
枠の収納部に固着されるため、リード端子板のハンダ付
部への応力集中はなくなり、又、外力も薄金属板及び圧
電素子に伝わることなく、品質、特性共に向上が図れる
ようになった。
実施例 本考案の一実施例として示した図面を説明する。
第１図〜第３図において、１はリング状の薄金属板で、
外周縁の一部に切欠き部1aを有し、表裏面に外周縁1bと
内周縁1cとを残して同心円でリング状の圧電素子２、３
が極性方向を揃えて並列型に貼合わされている。電気信
号入力用のリード端子部４は２枚の薄金属板材料よりな
るリード端子板５、６と、これら端子板５、６を位置決
め保持する非導電性樹脂のような絶縁材料よりなる端子
ケース７と、この端子ケースに設けたコネクタ８とから
成る。上記リード端子板５の一端部は電気信号マイナス
側として前記リング状薄金属板１の外周切欠き部1aの外
周縁1bにハンダ付固着され、他端部は前記コネクタ８に
ハンダ付で接続されている。また、上記他のリード端子
板６の一端部は電気信号プラス側として先端部6a、6bが
二分割され、且つその一方6aが屈曲加工され、前記リン
グ状薄金属板１の表裏面に貼合わされた圧電素子２、３
が挿入できる空間部が設けられ、前記リング状薄金属板
１の外周切欠き部1aの位置で圧電素子２、３の表裏面へ
それぞれハンダ付され、他端部は前記コネクタ８にハン
ダ付で接続されている。９は内枠で、前記リング状薄金
属板１の内周縁1cに入る雄ネジ10及び被駆動物の固定部
11を有している。なお、被駆動物としてはレンズ又は撮
像素子が用いられる。12は内枠押えで、前記雄ネジ10と
嵌合する雌ネジ13を有し、これらのネジ嵌合により内枠
９は挟み込み保持される。14は外枠で、リング状薄金属
板１の外周縁1bを支持する段部15と雌ネジ16を有し、さ
らに前記リード端子部４の収納部17を有している。18は
外枠押えで、前記外枠14の雌ネジ16と嵌合する雄ネジ19
を有している。そして、前記リング状薄金属板１は前記
外枠14と外枠押え18の嵌合により挟み込み保持され、上
記外枠14に設けた収納部17に挿入されたリード端子部４
は外枠14と端子ケース７によりが固着されている。
外周縁の一部に切欠き部1aを有し、表裏面に外周縁1bと
内周縁1cとを残して同心円でリング状の圧電素子２、３
が極性方向を揃えて並列型に貼合わされている。電気信
号入力用のリード端子部４は２枚の薄金属板材料よりな
るリード端子板５、６と、これら端子板５、６を位置決
め保持する非導電性樹脂のような絶縁材料よりなる端子
ケース７と、この端子ケースに設けたコネクタ８とから
成る。上記リード端子板５の一端部は電気信号マイナス
側として前記リング状薄金属板１の外周切欠き部1aの外
周縁1bにハンダ付固着され、他端部は前記コネクタ８に
ハンダ付で接続されている。また、上記他のリード端子
板６の一端部は電気信号プラス側として先端部6a、6bが
二分割され、且つその一方6aが屈曲加工され、前記リン
グ状薄金属板１の表裏面に貼合わされた圧電素子２、３
が挿入できる空間部が設けられ、前記リング状薄金属板
１の外周切欠き部1aの位置で圧電素子２、３の表裏面へ
それぞれハンダ付され、他端部は前記コネクタ８にハン
ダ付で接続されている。９は内枠で、前記リング状薄金
属板１の内周縁1cに入る雄ネジ10及び被駆動物の固定部
11を有している。なお、被駆動物としてはレンズ又は撮
像素子が用いられる。12は内枠押えで、前記雄ネジ10と
嵌合する雌ネジ13を有し、これらのネジ嵌合により内枠
９は挟み込み保持される。14は外枠で、リング状薄金属
板１の外周縁1bを支持する段部15と雌ネジ16を有し、さ
らに前記リード端子部４の収納部17を有している。18は
外枠押えで、前記外枠14の雌ネジ16と嵌合する雄ネジ19
を有している。そして、前記リング状薄金属板１は前記
外枠14と外枠押え18の嵌合により挟み込み保持され、上
記外枠14に設けた収納部17に挿入されたリード端子部４
は外枠14と端子ケース７によりが固着されている。
上記のような構成により、リード端子部は端子ケースに
より外枠の収納部に固着され、リード端子板はこのリー
ド端子部で保持固着されているので、外力が直接に作用
しなくなっている。
より外枠の収納部に固着され、リード端子板はこのリー
ド端子部で保持固着されているので、外力が直接に作用
しなくなっている。
考案の効果 本考案は上記のような構成をとったので、リード端子部
が外枠の収納部に固定されており、リード端子板に直接
外力が作用することがなく、したがって、リード端子板
とハンダ付部への応力集中もなく、また圧電素子側への
外力伝達も発生せず、品質、特性共に向上し、優れた製
品が提供できることとなった。
が外枠の収納部に固定されており、リード端子板に直接
外力が作用することがなく、したがって、リード端子板
とハンダ付部への応力集中もなく、また圧電素子側への
外力伝達も発生せず、品質、特性共に向上し、優れた製
品が提供できることとなった。
第１図は本考案の一実施例を示すセラミックアクチュエ
ータの斜視図、第２図はその要部を示す半截拡大断面
図、第３図は同分解斜視図、第４図は従来例を示す斜視
図、第５図はその要部を示す半截拡大断面図、第６図は
同分解斜視図である。 １……リング状薄金属板、２、３……圧電素子 ４……リード端子部、５、６……リード端子板 ９……内枠、11……被駆動物の固定部 14……外枠、17……収納部
ータの斜視図、第２図はその要部を示す半截拡大断面
図、第３図は同分解斜視図、第４図は従来例を示す斜視
図、第５図はその要部を示す半截拡大断面図、第６図は
同分解斜視図である。 １……リング状薄金属板、２、３……圧電素子 ４……リード端子部、５、６……リード端子板 ９……内枠、11……被駆動物の固定部 14……外枠、17……収納部
Claims (1)
- 【請求項１】リング状の薄金属板１と、この薄金属板の
表裏面に外周縁1bと内周縁1cとを残して貼合わされた同
心円でリング状の圧電素子と、これら圧電素子と前記薄
金属板のそれぞれに一端部をハンダ付固着されたリード
端子板と、前記薄金属板の内周縁に締付固定され、被駆
動物としてのレンズ又は撮像素子の固定部を有する内枠
と、前記薄金属板の外周縁を締付固持する外枠とから成
り、前記リード端子板の他端部は絶縁材料から成るリー
ド端子部で保持固定されると共にリード端子部に設けた
コネクタに接続され、前記リード端子部は前記外枠に設
けた収納部に固定されたことを特徴とするセラミックア
クチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7447788U JPH0744032Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | セラミックアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7447788U JPH0744032Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | セラミックアクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176963U JPH01176963U (ja) | 1989-12-18 |
| JPH0744032Y2 true JPH0744032Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31299588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7447788U Expired - Lifetime JPH0744032Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | セラミックアクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744032Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2538695Y2 (ja) * | 1990-10-18 | 1997-06-18 | 松下電器産業株式会社 | セラミックアクチュエータ |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP7447788U patent/JPH0744032Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176963U (ja) | 1989-12-18 |
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