JP2537116Y2 - ディマ・ライトスイッチ - Google Patents

ディマ・ライトスイッチ

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JP2537116Y2
JP2537116Y2 JP40238590U JP40238590U JP2537116Y2 JP 2537116 Y2 JP2537116 Y2 JP 2537116Y2 JP 40238590 U JP40238590 U JP 40238590U JP 40238590 U JP40238590 U JP 40238590U JP 2537116 Y2 JP2537116 Y2 JP 2537116Y2
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contact spring
fixed terminal
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dimmer
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雅彦 藤田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のコンビネーショ
ンスイッチの内でのヘッドランプ,車幅灯等に用いるデ
ィマ・ライトスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6〜図21により説明す
る。
【0003】図6はコンビネーションスイッチの上面図
であり、同図によると、中央部にハンドル軸が貫通する
軸穴2を設けた本体1の上に、ワイパレバー3とライト
切替とディマ切替機構を有する操作レバー4が揺動自在
に取付けられている。この操作レバー4は固定ノブ7を
取付けた補助レバー13を介して、支軸として作用する
ピン8にて本体1に取付けられている。また、図7に示
すように、操作レバー4は、節度機構Aによりロービー
ム位置HLか、ハイビーム位置HIの何れかに保持さ
れ、また自動復帰作用によってロービーム位置HLと、
パッシング位置Paとの間で回動操作できるようになっ
ている。操作レバー4の可動ノブ9は、ライティングス
イッチBの操作用で、支持軸10と固定されており、カ
ム11が支持軸10に固定されているため、可動ノブ9
によってライティングスイッチBを操作するものであ
る。また、固定ノブ7には、球状の係合突起部12が形
成された補助レバー13が設けられディマ・パッシング
スイッチCを駆動する。このディマ・パッシングスイッ
チCは上記ライティングスイッチBと一体化されてディ
マ・ライトスイッチを構成している。このディマ・ライ
トスイッチを図8により説明すると、ディマ・パッシン
グ切換えのためのベース14内に組込まれた摺動体16
の上部には、U溝の結合部36が形成され、前記補助レ
バー13の前記係合突起部12と係合されている。ま
た、摺動体16の両側面には、カバー15の上面に互い
に対向するように設けた溝付部39a,39bに摺動可
能に保持されるスライド40a,40bが設けられてい
る。また30はカバー15に形成したライト摺動体17
が摺動する開口部である。上記摺動体17には前記カム
11と遊嵌状に係合する突起33,34とでU字溝35
が形成されている。このライティングスイッチBとディ
マ・パッシングスイッチCからなるディマ・ライトスイ
ッチは、ビスで本体1の裏面に固定されている。
【0004】上記ディマ・ライトスイッチの接点構成を
図9により説明すると、板ばねに接点がかしめられてい
る4本の接点ばね22〜25がそれぞれ固定端子26〜
29にリベット52で押圧固定され、ベース14に装着
され、更に固定端子26〜29および固定端子31,3
2はベース14の裏面ではコネクタ接続用端子となって
いる。
【0005】上記固定端子27,28は、夫々異なる系
統の電源に通じ、固定端子31は、車幅灯や計器照明灯
等のスモールランプに通じ、固定端子29は、ロービー
ムヘッドランプに通じ、固定端子26は、ハイビームヘ
ッドランプに通じている。
【0006】図10は摺動体16の斜視図であり、パッ
シング切換用のカム突起部45、ロービーム,ハイビー
ム,パッシング切換用の突起部38が設けられるととも
に、上記カム突起部45は図12に示す接点ばね23の
上部に形成され、更に、図11に示すカバー15の開口
部48内で移動するように構成された舌部を押圧すると
ともに、突起部38で上記接点ばね25を押圧するもの
である。
【0007】また、上記摺動体17には図15に示すよ
うに、カム突起部50a,50bが設けられており、接
点ばね23および接点ばね24間に配置されている。な
お、カバー15には係合手段18〜21と溝付部39
a,39bが設けられている。
【0008】以上のように構成されたディマ・ライトス
イッチの接点動作について説明すると、操作レバー4の
可動ノブ9を回動させ「Head」位置にすると、ライ
ティングスイッチBは摺動体17が駆動し、図8のよう
に接点ばね22と固定端子31および接点ばね23と固
定端子32が導通し、接点ばね22の固定端子28から
固定端子31へおよび接点ばね23の固定端子27から
固定端子32へ通電されることとなる。
【0009】この操作レバー4の可動ノブ9が「Hea
d」位置にある上記状態において、操作レバー4がロー
ビーム位置にある時、ディマ・パッシングスイッチCは
図20のように摺動体16の突起38により接点ばね2
5と固定端子32は開離され、接点ばね24と固定端子
32とが導通し、固定端子27→接点ばね23→固定端
子32→接点ばね24→固定端子29と電流が流れ、ロ
ービームランプが点灯する。操作レバーがハイビーム位
置にある時は、図19に示すように、摺動体16の突起
38により接点ばね24は固定端子32と開離され、固
定端子29に電流が流れずロービームランプが消灯する
とともに、接点ばね25が固定端子32と導通し、電流
が固定端子27→接点ばね23→固定端子32→接点ば
ね25→固定端子26と流れ、ハイビームランプが点灯
する。
【0010】なお、操作レバー4の可動ノブ9が「OF
F」または「Tail」位置にある時は、摺動体17が
移動し、図16のように接点ばね23と固定端子32は
開離し、固定端子32に電流は流れず、ロービームラン
プおよびハイビームランプは消灯となる。
【0011】この操作レバー4の可動ノブ9が「Tai
l」または「OFF」位置にある時、操作レバー4をパ
ッシング位置「Pa」にすると、図21に示すように摺
動体16の突起部38が移動し、接点ばね25と固定端
子27が導通し、接点ばね23と固定端子32間の接離
に関係なく、固定端子27→接点ばね25→固定端子2
6と電流が流れ、ハイビームランプが点灯する(図21
は「Tail」位置の場合を示している)。
【0012】なお、操作レバー4がロービーム位置で可
動ノブ9が「Head」でロービームランプが点灯して
いる時に上記のように操作レバー4をパッシング位置に
するとロービームランプとハイビームランプが同時点灯
して過電流が流れ、固定端子27が発熱し、ベース14
の焼損や、車体側のヒューズが切断される可能性がある
ため、図12〜図16に示すように摺動体16のカム突
起部45により接点ばね23の舌部49を押圧し、接点
ばね23を固定端子32より開離して、ロービームを消
灯するように構成しているものである。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、走行時
の安全対策として、霧等による視界不良環境において、
後方のドライバーに注意を促し、追突事故を未然に防ぐ
ために、可動ノブ9を「Head」位置に回動した時、
車両後方にリヤフォグランプをつける必要性がでてきた
が、上記従来のディマ・ライトスイッチでは端子32よ
りリヤフォグランプに電流を供給するしかなく、パッシ
ング操作時、端子32からは電流が供給されなくなっ
て、リヤフォグランプがパッシング時に消灯することに
なってしまう問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案のディマ・ライト
スイッチは上記課題を解決するために、2分割された接
点ばね部を有する接点ばねと、上記接点ばね部のそれぞ
れに接離するようにベースに装着されたそれぞれに対応
する固定端子を設け、上記接点ばね部の一方はパッシン
グ操作に関係なく、操作レバーの回動ノブが「Hea
d」位置にある時は上記固定端子とオン状態を保持する
ようにしたものである。
【0015】
【作用】この構成によって、パッシング時に、2分割さ
れた接点ばねのどちらかが固定端子と導通することにな
り、リヤフォグランプが消灯しないものである。
【0016】
【実施例】以下本考案のディマ・ライトスイッチの一実
施例について図1〜図3により説明する。なお、説明に
あたっては従来技術と同一部分は同一番号を付与し説明
を省略して説明すると、44は従来技術の接点ばね23
に相当するものであり、第1の接点ばね部44aと第2
の接点ばね部44bを有する接点ばねであり、それぞれ
の接点ばね部44a,44bには球状の突起53,54
が設けられるとともに、接点ばね部44aには舌部49
が設けられている。なお、接点ばね44はリベット52
で固定端子27に固着されている。
【0017】固定端子32および43は従来の固定端子
32に対応するものであり、固定端子32は接点ばね部
44aと、固定端子43は接点ばね部44bと接離する
ようにそれぞれ対応してベース14に装着されており、
固定端子43はベース14の裏面でコネクタ接続用端子
となっており、リヤフォグランプに接続されている。
【0018】以上の構成のディマ・ライトスイッチの接
点動作について説明すると、操作レバー4の可動ノブ9
を「Head」位置に回動させ、更に、操作レバー4が
ロービーム位置にある時、電流は固定端子27→接点ば
ね部44a→固定端子32→接点ばね24→固定端子2
9と流れロービームランプが点灯するとともに、固定端
子27→接点ばね部44b→固定端子43も通電してリ
ヤフォグランプが点灯する。この状態において操作レバ
ー4をパッシング位置に操作すると、摺動体16のカム
突起部45により接点ばね部44aの舌部49が押圧さ
れ接点ばね部44aが固定端子32と開離されロービー
ムが消灯するが、接点ばね44は2分割されているた
め、接点ばね44bは固定端子43と接触した常態であ
るのでオン状態にありリヤフォグランプの点灯状態が維
持される。
【0019】図4は本考案のディマ・ライトスイッチの
他の実施例であり、22cは従来の接点ばね22に相当
する22a,22bの分割された接点ばね部を設けた接
点ばねであり、摺動体17には「Tail」用のカム突
起部17aおよび下方にリヤフォグランプ用のカム突起
部17bが設けられている。このカム突起部17a,1
7bに対向するように接点ばね部22a,22bには球
状の突起55,56が設けられるとともに、上記接点ば
ね部22bと接離するように固定端子43はベース14
に装着される。なお、この固定端子43はリヤフォグラ
ンプに接続されている。
【0020】上記ディマ・ライトスイッチの接点動作に
ついて図5により説明すると、操作レバー4の可動ノブ
9が「OFF」位置にある時、接点ばね部22aの球状
突起55はカム突起17aに乗り上げており、ライトは
消灯している。「Tail」,「Head」位置では摺
動体17が移動し、カム突起部17aによって車幅灯が
点灯する。接点ばね部22bの球状突起56は「OF
F」,「Tail」位置ではオフ状態であるが、「He
ad」位置ではカム突起部17bによってオン状態とな
り、リヤフォグランプが点灯する。なお、この接点ばね
部22bは操作レバー4のパッシング位置に何等影響を
受けないので、パッシング時にもリヤフォグランプが消
灯することのないものである。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案のディマ・ライト
スイッチは2分割された接点ばね部を有する接点ばね
と、上記接点ばね部のそれぞれに接離するようにベース
に装着されたそれぞれに対応する固定端子と、少なくと
も上記一つの接点ばね部は操作レバー4のパッシング操
作に関係なく、操作レバー4の回動ノブが「Head」
位置にある時は上記固定端子とオン状態になるようにし
たので、ヘッドランプ点灯時にリヤフォグランプはパッ
シング操作しても消灯することはないので、車両走行中
の安全性の向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のディマ・ライトスイッチの一実施例の
要部である接点ばねと摺動体の関係を示す斜視図
【図2】同側面図
【図3】同カバーを除いた上面図
【図4】本考案のディマ・ライトスイッチの他の実施例
の接点ばねと摺動体の関係を示す斜視図
【図5】(a)〜(c)は同摺動体の第1のカム部と接
点ばね22aの位置関係を示す説明図 (D)〜(E)は同摺動体の第2のカム部と接点ばね2
2bの位置関係を示す説明図
【図6】従来のディマ・ライトスイッチを組み込んだコ
ンビネーションスイッチの上面図
【図7】コンビネーションスイッチの部分側断面図
【図8】従来のディマ・ライトスイッチの斜視図
【図9】同カバーを除いた上面図
【図10】同摺動体の斜視図
【図11】同カバーの斜視図
【図12】同接点ばねの斜視図
【図13】同接点ばねとカバーの関係を示す断面図
【図14】(a)同パッシング位置時の固定端子と舌部
の関係を説明する要部上面図 (b)同要部側面図
【図15】同要部である摺動体のカム突起を説明するた
めの上面図
【図16】同「OFF」位置での摺動体と接点ばねの関
係を示す上面図
【図17】同「Tail」位置での摺動体と接点ばねの
関係を示す上面図
【図18】同「Head」位置での摺動体と接点ばねの
関係を示す上面図
【図19】同ハイビーム位置での接点ばねの状態を説明
する上面図
【図20】同ロービーム位置での接点ばねの状態を説明
する上面図
【図21】同パッシング位置での接点ばねの状態を説明
する上面図
【符号の説明】
44 接点ばね 44a 接点ばね部 44b 接点ばね部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーおよびその回動ノブによって操
    作されるディマ・ライトスイッチであって、少なくとも
    2分割された接点ばね部を有する接点ばねと、上記接点
    ばね部のそれぞれに接離するようにベースに装着された
    それぞれに対応する固定端子よりなり、上記回動ノブが
    ヘッドランプの点灯位置にあって上記操作レバーをパッ
    シング操作した時、上記接点ばね部の一方が上記固定端
    子とオン状態を保持するように構成したディマ・ライト
    スイッチ。
  2. 【請求項2】操作レバーおよびその回動ノブによって操
    作されるディマ・ライトスイッチであって、2分割され
    た接点ばね部と、この接点ばね部のそれぞれと接離する
    固定端子とよりなり、少なくとも操作レバーの回動ノブ
    がヘッドランプの点灯位置にあって上記操作レバーをパ
    ッシング操作した時、上記接点ばね部の一方が上記固定
    端子とオン状態を保持する側にリヤフォグランプに接続
    され、上記接点ばねが駆動して固定端子と開状態になる
    側にロービームランプに接続されるように構成したディ
    マ・ライトスイッチ。
  3. 【請求項3】操作レバーおよびその回動ノブによって操
    作されるディマ・ライトスイッチであって、少なくとも
    2分割された接点ばね部と、この接点ばね部のそれぞれ
    と接離する固定端子と、上記回動ノブを回動することに
    よって摺動し、上記接点ばねの一方を押圧して上記接点
    ばね部と固定端子を回動ノブのオフ位置で開状態とする
    車幅灯の点灯のためのカム突起部と上記接点ばねの他方
    を押圧して上記接点ばね部と固定端子を回動ノブの車幅
    灯、オフ位置で開状態とするリヤフォグランプ点灯のた
    めのカム突起部を有する摺動体よりなるディマ・ライト
    スイッチ。
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JPH0491534U JPH0491534U (ja) 1992-08-10
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