JP2537008Y2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造

Info

Publication number
JP2537008Y2
JP2537008Y2 JP1991007259U JP725991U JP2537008Y2 JP 2537008 Y2 JP2537008 Y2 JP 2537008Y2 JP 1991007259 U JP1991007259 U JP 1991007259U JP 725991 U JP725991 U JP 725991U JP 2537008 Y2 JP2537008 Y2 JP 2537008Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hooks
torii
carrier
cab
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991007259U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0499142U (ja
Inventor
健次 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1991007259U priority Critical patent/JP2537008Y2/ja
Publication of JPH0499142U publication Critical patent/JPH0499142U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537008Y2 publication Critical patent/JP2537008Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、運転室と荷台
との間を仕切るとともに運転室と荷台との間に鳥居を介
在させたキャブオ−バ型トラック等の車体構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に示すようなキャブオ−バ
型トラック(以下、トラックと称する)1が知られてい
る。このトラック1は、運転室としてのキャビン2と例
えば3方開式の荷台3とを備えており、キャビン2を最
前部に配置するとともに、荷台3をキャビン2の後方に
配置している。
【0003】キャビン2の内部には運転席や助手席等が
形成されており、キャビン2は、左右両側部に乗降用の
ドア(一方のみ図示)4を枢支している。さらに、キャ
ビン2は、枠組を構成するフロントピラ−5やリヤピラ
−6を角部に配設しており、これらフロントピラ−5や
リヤピラ−6を同じく枠組を構成するサイドメンバやク
ロスメンバ等(図示しない)に連結している。
【0004】また、キャビン2は、フロントウインド7
やサイドウインド8の他にリヤウインド9を有してお
り、このリヤウインド9をキャビン2の背面の上部に配
置している。そして、このリヤウインド9を通して、キ
ャビン2の内部から車体後方の視界が確保される。
【0005】前記荷台3は、キャビン2の背面を構成す
るリヤパネル10によって運転席(および助手席)との
間を仕切られており、床部11をリヤウインド9よりも
下方に位置させている。さらに、荷台3はゲ−ト12、
12、13によって囲われている。そして、荷台3の床
部11の型式として高床式、低床式、および、平床式等
があり、荷台3の開放方式として3方開式等がある。
【0006】また、トラック1には鳥居14が設けられ
ている。この鳥居14は、複数のフレ−ム15〜18に
より構成されており、例えばリヤウインド9の窓枠に沿
った枠状に組立てられている。さらに、鳥居14は、キ
ャビン2と荷台3との境界部に配置されており、キャビ
ン2の背面に対向している。そして、鳥居14は、リヤ
パネル10に、或いは車体に連結されており、荷台3に
面している。
【0007】そして、鳥居14は、荷台3に積載された
荷物と運転席(および助手席)との間の仕切りの機能を
有している。
【0008】また、鳥居14にはロ−プフック(以下、
フックと称する)19…が設けられている。このフック
19…は、例えば金属製の丸棒をL字状に成形してなる
もので、先端を球状に加工されている。さらに、フック
19…は、鳥居13の側部フレ−ム15、15に例えば
接合されている。そして、フック19、19は、例えば
2つを1組として各組毎に略同じ高さに配置されてい
る。
【0009】また、フック19…は、車体の側方に突出
しており、球状の先端を下方に向けている。そして、フ
ック19…は、図7に1つのみ示すようにリヤピラ−6
の一部とともに横方向に並んでいる。さらに、フック1
9…は、鳥居14とリヤピラ−6との間に生じたスペ−
ス内に位置している。そして、フック19…は、荷台3
に積載された荷物20を固定するためのロ−プを結付け
ることや荷物20を覆うカバ−にもを取付けること等に
利用される。
【0010】ここで、図7に6a、6bで示すのは、互
いに結合してリヤピラ−6を構成するリヤピラ−インナ
とリヤピラ−アウタである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上述のような従来の車
体構造においては、フック19…が鳥居14の側部フレ
−ム15、15から側方に突出している。
【0012】つまり、フック19…が荷台3へ向けて突
設された場合、荷台3にフック19…の突出量と荷台3
の幅とに略相当するデッドスペ−スが生じ、荷台3の荷
物積載可能な面積が小となる。そして、前述のようにフ
ック19…を荷台3の側ではなく側方へ突出させれば、
フック19…は荷台3に突出せず、荷台3のスペ−スを
最大限に確保することが可能である。
【0013】ところで、従来、フック19…は鳥居14
に別部材として付加されたものであり、フック19…と
鳥居14との一体感はあまり重要視されていなかった。
そして、外観よりも機能が優先し、フック19…の機能
を確保するために鳥居14および車体のデザインは制限
されていた。
【0014】本考案の目的とするところは、ロ−プフッ
クの機能を損ねることなくロ−プフックと鳥居との一体
感を高めるとともに、ロ−プフックによりデザインを制
限されることのない車体構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために本考案は、運転室とこの運転室に対して仕
切られた荷台とを有し、上記運転室と上記荷台との間に
介在して上記荷台に面する枠状の鳥居を備え、この鳥居
にロ−プフックを突設した車体構造において、上記ロ−
プフックを上記鳥居の側部下部に側部フレ−ムに沿うよ
うに一体に配置するとともに、上記ロ−プフックを下向
きに突出させたことにある。
【0016】こうすることによって本考案は、ロ−プフ
ックの機能を損ねることなくロ−プフックと鳥居との一
体感を高めるとともに、ロ−プフックにより制限される
ことなく車体をデザインできるようにした。
【0017】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。なお、従来の技術の項で説明したものと
重複するものについては同一番号を付し、その説明は省
略する。
【0018】図1は本考案の一実施例の要部を示すもの
で、図中2は例えばキャブオ−バ型トラックなどの車体
を構成する運転室としてのキャビンである。このキャビ
ン2は運転席や助手席等を内部に備えている。さらに、
キャビン2は、図示しないサイドメンバやクロスメン
バ、フロントピラ−、および、リヤピラ−6、6などに
よって枠組を構成されており、リヤピラ−6、6にその
側縁部を連結されたリヤパネル10によって背面を構成
されている。
【0019】さらに、キャビン2にはリヤウインド9が
設けられており、このリヤウインド9はリヤパネル10
の上部の面積の大半を占めている。そして、このリヤウ
インドウ9を通して、キャビン2の内部から車体後方の
視界が確保される。
【0020】また、図1中に21で示すのは鳥居であ
る。この鳥居21は、例えば6本のフレ−ム22〜25
により構成されており、リヤウインド9の窓枠に沿った
枠状に組立てられている。
【0021】図中の符号22、22は上記鳥居21を構
成する側部フレ−ムである。これら側部フレ−ム22、
22は横方向に離間しており、それぞれが縦方向に延び
るとともにキャビン2の側縁部に沿って設けられてい
る。さらに、側部フレ−ム22、22は幾分湾曲してお
り、湾曲の度合を例えばキャビン2の側部の形状に合せ
ている。
【0022】また、側部フレ−ム22、22は、図2〜
図4に示すように例えば金属製の板材を断面略コ字形に
成形してなるものである。側部フレ−ム22、22は、
リヤパネル10のL字状に折曲された側縁部に係合して
おり、リヤパネル10に表面を当接させている。さら
に、側部フレ−ム22、22は、リヤパネル10によっ
て形成された凹部26の内側端部に位置しており、リヤ
パネル10に連結されている。
【0023】ここで、リヤパネル10は、リヤピラ−6
の内側後縁部に側縁部を接合されており、リヤピラ−6
とともに閉断面を形成している。
【0024】また、図1に示すように、側部フレ−ム2
2、22の間には上部フレ−ム23と下部フレ−ム24
とが架設されている。これら上部フレ−ム23と下部フ
レ−ム24とは上下に離間しており、互いに水平に且つ
平行に配設されている。そして、上部フレ−ム23と下
部フレ−ム24とは、側部フレ−ム22、22ととも
に、下方へ拡がる台形状に組付けられている。
【0025】さらに、図1中に符号25、25で示すの
は中間フレ−ムである。これら中間フレ−ム25、25
は互いに平行に配設されており、縦方向に延びるととも
に横方向に離間している。さらに、中間フレ−ム25、
25は、上下方向に延びており、上部フレ−ム23およ
び下部フレ−ム24の間で対称的に架設されている。
【0026】そして、前記上部フレ−ム23、下部フレ
−ム24、および、中間フレ−ム25、25として、側
部フレ−ム22、22と同様の断面形状の部材を採用す
ることが考えられる。
【0027】そして、これらフレ−ム22〜25はリヤ
ウインド9の窓枠の形状に略沿うよう組付けられてお
り、図1においてリヤウインド9の窓枠は鳥居21によ
り隠されている。
【0028】また、鳥居21にはロ−プフック(以下、
フックと称する)27、27が設けられている。フック
27、27は、図1および図2に示すように、板金製の
ものであり、断面形状を変形C字形に設定されている。
そして、フック27、27は外形寸法を側部フレ−ム2
2、22の下端部の内面の寸法と略等しく設定されてお
り、上部を側部フレ−ム22、22の下端部に入込ませ
ている。さらに、フック27、27は側部フレ−ム2
2、22と係合しており、側部フレ−ム22、22に連
結されているまた、フック27、27は、側部フレ−ム
22、22の下端から露出しており、側部フレ−ム2
2、22から略真下に向って延びている。さらに、フッ
ク27、27は、側部フレ−ム22、22から外側に露
出した部分の外側面28、28を曲面としており、先端
側の外形寸法を基端側の外形寸法よりも小さく設定され
ている。そして、フック27、27は、先端部に突部2
9、29(1つのみ図示)を有しており、この突部2
9、29を外側面28、28から側方へ突出させてい
る。
【0029】ここで、図2において、突部29、29は
例えば半円柱状に成形されている。また、フック27、
27は、荷台3の床面よりも十分に高い位置に設けられ
ている。
【0030】また、フック27、27を側部フレ−ム2
2、22に、側部フレ−ム22、22が描く例えば曲線
の延長線を描くように取付けてもよい。
【0031】すなわち、このような車体構造において
は、フック27、27が鳥居21の両側下部に配置され
ており、側部フレ−ム22、22から下方へ向って突出
しているので、フック27、27が荷物の積載を妨げる
ことがない。したがって、荷台3のスペ−スを最大限に
且つ有効に利用することができる。
【0032】また、フック27、27は、鳥居21のデ
ザインに合うよう成形されており、さらに、側部フレ−
ム22、22の軸方向に沿うよう取付けられている。し
たがって、鳥居21とフック27、27との一体感を向
上させることができ、フック27、27を含む鳥居21
の全体の外観を向上させることができる。
【0033】そして、フック27、27と鳥居21との
一体感を向上させているので、車体をフック27、27
によって制限されることのなくデザインすることができ
る。
【0034】さらに、フック27、27が側方へ突出し
ないので鳥居21を幅広に見せることができる。
【0035】そして、荷台3のスペ−スを十分に確保
し、且つ、鳥居21を幅広に見せながら、フック27、
27の機能を維持することができる。
【0036】そして、フック27、27の機能と鳥居2
1のデザインの自由度の向上とを両立させることができ
る。
【0037】なお、本実施例では、鳥居21に2つのフ
ック27、27が設けられているが、本考案はこれに限
定されず、例えば上記フック27、27以外のフックを
側部フレ−ム22、22の長手方向途中の部位や上部フ
レ−ム23の適当な部位等に追加することも可能であ
る。
【0038】さらに、上記フック27、27と異なる形
状のフックと組合わせて設けることも可能である。
【0039】また、本実施例ではキャビン2にリヤウイ
ンド9を有するタイプの車体を例として説明している
が、本考案はリヤウインド9を有していないタイプの車
体にも適用可能である。
【0040】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、運転室と
この運転室に対して仕切られた荷台とを有し、運転室と
荷台との間に介在して荷台に面する枠状の鳥居を備え、
この鳥居にロ−プフックを突設した車体構造において、
ロ−プフックを鳥居の側部と中央部との間の部位に配置
するとともに、ロ−プフックを下向きに突出させたもの
である。
【0041】したがって本考案は、ロ−プフックの機能
を損ねることなくロ−プフックと鳥居との一体感を高め
るとともに、ロ−プフックにより制限されることなく車
体をデザインできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を車体後方から見た状
態を示す正面図。
【図2】図1中の円Aで囲った部分を一部横断して示す
斜視図。
【図3】同じく図1中のB−B線に沿った断面図。
【図4】同じく図1中のC−C線に沿った断面図。
【図5】一般のキャブオ−バ型トラックを示す斜視図。
【図6】従来例を示す正面図。
【図7】同じく従来例を示す横断面図。
【符号の説明】
2…キャビン(運転室)、3…荷台、21…鳥居、2
7、27…ロ−プフック。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室とこの運転室に対して仕切られた荷
    台とを有し、上記運転室と上記荷台との間に介在して上
    記荷台に面する枠状の鳥居を備え、この鳥居にロ−プフ
    ックを突設した車体構造において、上記ロ−プフックを
    上記鳥居の側部下部に側部フレ−ムに沿うように一体
    配置するとともに、上記ロ−プフックを下向きに突出さ
    せたことを特徴とする車体構造。
JP1991007259U 1991-01-25 1991-01-25 車体構造 Expired - Lifetime JP2537008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991007259U JP2537008Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991007259U JP2537008Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0499142U JPH0499142U (ja) 1992-08-27
JP2537008Y2 true JP2537008Y2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=31739002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991007259U Expired - Lifetime JP2537008Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537008Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5763434A (en) * 1980-10-03 1982-04-16 Hitachi Ltd Collecting filter for metal element
JPS6027406A (ja) * 1983-07-26 1985-02-12 Mitsubishi Electric Corp 熱間圧延機のスラブ巾圧下制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0499142U (ja) 1992-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0723108B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JPH0714691B2 (ja) 自動車の後部開閉体構造
JP3866176B2 (ja) 車体構造
JPH0671893B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0351621B2 (ja)
JP3702706B2 (ja) 車体構造
JPH0723105B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2537008Y2 (ja) 車体構造
JP4004202B2 (ja) トラックのキャブ
JPH0312621Y2 (ja)
JPH088903Y2 (ja) キャブオーバ型車両の乗降用グリップ取付構造
JP2504338Y2 (ja) 自動車の車体側部構造
JPH05262264A (ja) 車体の側部構造
JPS6231674B2 (ja)
JP2508719Y2 (ja) 貨物自動車の車体構造
JPH049274Y2 (ja)
JPH0413266Y2 (ja)
JPH0716501Y2 (ja) 自動車のバックドア構造
JPS6240859Y2 (ja)
JPH01244984A (ja) 自動車のリヤピラー構造
JP3738887B2 (ja) 自動車におけるシート周りの車体構造
JP2597471Y2 (ja) ハードトップ車のセンターピラー構造
JP3979177B2 (ja) トラックのキャビンと荷台の取付構造
JP3357722B2 (ja) 側部車体構造
JPS6321508Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970114