JP3357722B2 - 側部車体構造 - Google Patents
側部車体構造Info
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- JP3357722B2 JP3357722B2 JP22830493A JP22830493A JP3357722B2 JP 3357722 B2 JP3357722 B2 JP 3357722B2 JP 22830493 A JP22830493 A JP 22830493A JP 22830493 A JP22830493 A JP 22830493A JP 3357722 B2 JP3357722 B2 JP 3357722B2
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- vehicle body
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の側部車体構造、
特に側方荷重に対する補強構造に関する。
特に側方荷重に対する補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体は、各方向からの衝撃荷重
に対して十分な強度を備え、この種の荷重から車室内が
保護されるように構成される。その一環として、例えば
実開平1−103485号公報によれば、車体下部にお
いて車幅方向に延びるクロスメンバーの端部に、サイド
シルインナパネルに沿って上方に張りだし、この張りだ
し部分をドア内側の下端部と対向配置すると共に、端面
が閉じられた中空閉断面としたドア侵入防止機構を配置
したものが開示されている。
に対して十分な強度を備え、この種の荷重から車室内が
保護されるように構成される。その一環として、例えば
実開平1−103485号公報によれば、車体下部にお
いて車幅方向に延びるクロスメンバーの端部に、サイド
シルインナパネルに沿って上方に張りだし、この張りだ
し部分をドア内側の下端部と対向配置すると共に、端面
が閉じられた中空閉断面としたドア侵入防止機構を配置
したものが開示されている。
【0003】これによれば、ドアへの側方荷重の入力に
対して、上記ドア侵入防止機構によりドアの車室内側へ
の移動が阻止されることになる。
対して、上記ドア侵入防止機構によりドアの車室内側へ
の移動が阻止されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来における
上記のような技術をさらに発展させ、側方荷重に対する
車体側部の強度を一層向上させ、さらにドアの車室内側
への移動をより確実に防止することを課題とする。
上記のような技術をさらに発展させ、側方荷重に対する
車体側部の強度を一層向上させ、さらにドアの車室内側
への移動をより確実に防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る自動車の側部車体構造は次のように構
成したことを特徴とする。
め、本発明に係る自動車の側部車体構造は次のように構
成したことを特徴とする。
【0006】即ち、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、車体の両側部下方に前後方向に延
びるサイドシルが配設され、かつ、両サイドシル間にフ
ロアパネルが配設された車体の側部構造において、上記
サイドシルの上面の水平面部に、該サイドシルの車内側
に沿ってフロアパネルの下面に配設されたサイドフレー
ムの車外側フランジ部を接合し、かつ、その接合部の上
方にフロアパネルの車外側の側部を接合して、3重構造
部を設ける。また、上記フロアパネルの上面の車体側部
寄りの位置に、側方荷重による車体側部部材の車内側へ
の移動時に当接して、その移動を所定位置で規制する規
制部材を固設する。そして、該規制部材を、周囲に設け
たフランジ部によってフロアパネルに接合させて閉断面
を形成する略箱状とすると共に、該規制部材の車外側の
フランジ部を上記3重構造部に接合したことを特徴とす
る。
第1発明という)は、車体の両側部下方に前後方向に延
びるサイドシルが配設され、かつ、両サイドシル間にフ
ロアパネルが配設された車体の側部構造において、上記
サイドシルの上面の水平面部に、該サイドシルの車内側
に沿ってフロアパネルの下面に配設されたサイドフレー
ムの車外側フランジ部を接合し、かつ、その接合部の上
方にフロアパネルの車外側の側部を接合して、3重構造
部を設ける。また、上記フロアパネルの上面の車体側部
寄りの位置に、側方荷重による車体側部部材の車内側へ
の移動時に当接して、その移動を所定位置で規制する規
制部材を固設する。そして、該規制部材を、周囲に設け
たフランジ部によってフロアパネルに接合させて閉断面
を形成する略箱状とすると共に、該規制部材の車外側の
フランジ部を上記3重構造部に接合したことを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明における車体側部部材はド
アであることを特徴とする。
明という)は、上記第1発明における車体側部部材はド
アであることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、第1、第2発明のいづれ
においても、フロアパネルの上面の車体側部寄りの位置
に側方荷重による車体側部部材の車内側の移動時に当接
してその移動を所定位置で規制する規制部材が固設され
ているので、側方荷重の入力に対して車体側部部材の車
内側への移動が規制されることになる。
においても、フロアパネルの上面の車体側部寄りの位置
に側方荷重による車体側部部材の車内側の移動時に当接
してその移動を所定位置で規制する規制部材が固設され
ているので、側方荷重の入力に対して車体側部部材の車
内側への移動が規制されることになる。
【0009】さらに、上記規制部材は、周囲に設けられ
たフランジ部によってフロアパネルに接合されて閉断面
を形成する略箱状とされていると共に、該規制部材の車
外側のフランジ部が、上記サイドシルの上面の水平面部
に、該サイドシルの車内側に沿ってフロアパネルの下面
に配設されたサイドフレームの車外側フランジ部を接合
し、かつ、その接合部の上方にフロアパネルの車外側の
側部を接合して設けた3重構造部に接合されているの
で、この規制部材の接合部は多重構造となって、その接
合部の強度や剛性が高くなり、したがって、側方荷重に
よる車体側部部材の車室内側への移動に対する該規制部
材の阻止力が向上される。
たフランジ部によってフロアパネルに接合されて閉断面
を形成する略箱状とされていると共に、該規制部材の車
外側のフランジ部が、上記サイドシルの上面の水平面部
に、該サイドシルの車内側に沿ってフロアパネルの下面
に配設されたサイドフレームの車外側フランジ部を接合
し、かつ、その接合部の上方にフロアパネルの車外側の
側部を接合して設けた3重構造部に接合されているの
で、この規制部材の接合部は多重構造となって、その接
合部の強度や剛性が高くなり、したがって、側方荷重に
よる車体側部部材の車室内側への移動に対する該規制部
材の阻止力が向上される。
【0010】さらに、第2発明によれば、上記車体側部
部材はドアであるので、側方荷重によるこのドアの車内
への侵入を、上記規制部材が設けられた所定位置で規制
することができる。
部材はドアであるので、側方荷重によるこのドアの車内
への侵入を、上記規制部材が設けられた所定位置で規制
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0012】まず、図1及び図2により、本実施例にか
かる本体の側部の基本的な構成を説明すると、車体1の
側部下方にはサイドシル10が前後方向に配設されてい
ると共に、このサイドシル10の所定位置からはセンタ
ピラー20が立ち上り、該センタピラー20の前方がフ
ロントドアの開口部2、後方がリヤドアの開口部3とさ
れている。また、サイドシル10の車内側にはフロアパ
ネル30が敷設されて車室底面が構成されている。
かる本体の側部の基本的な構成を説明すると、車体1の
側部下方にはサイドシル10が前後方向に配設されてい
ると共に、このサイドシル10の所定位置からはセンタ
ピラー20が立ち上り、該センタピラー20の前方がフ
ロントドアの開口部2、後方がリヤドアの開口部3とさ
れている。また、サイドシル10の車内側にはフロアパ
ネル30が敷設されて車室底面が構成されている。
【0013】上記サイドシル10は、サイドシルアウタ
パネル11と、サイドシルインナパネル12とで車体前
後方向に延びる閉断面aを形成した構成であるが、この
実施例では、サイドシルインナパネル12は、フロント
サイドシルインナパネル13と、その後端部に前端部が
接合されたリヤサイドシルインナパネル14とで構成さ
れている。
パネル11と、サイドシルインナパネル12とで車体前
後方向に延びる閉断面aを形成した構成であるが、この
実施例では、サイドシルインナパネル12は、フロント
サイドシルインナパネル13と、その後端部に前端部が
接合されたリヤサイドシルインナパネル14とで構成さ
れている。
【0014】また、上記センタピラー20も、ピラーア
ウタパネル21と、ピラーインナパネル22とで上下方
向に延びる閉断面bを形成した構成とされているが、こ
の実施例では、ピラーアウタパネル21は上記サイドシ
ルアウタパネル11と同一のパネルであって、車体の側
部外面を形成するパネルによって構成されている。
ウタパネル21と、ピラーインナパネル22とで上下方
向に延びる閉断面bを形成した構成とされているが、こ
の実施例では、ピラーアウタパネル21は上記サイドシ
ルアウタパネル11と同一のパネルであって、車体の側
部外面を形成するパネルによって構成されている。
【0015】さらに、フロアパネル30は、上記リヤド
アの開口部3の下方で、後部がキックアップされてい
る。つまり、このフロアパネル30は、前部の下面部3
1と、後部の上面部32と、その間の斜面部33とで構
成されている。そして、このフロアパネル30の側端部
下面には、サイドフレーム40が前後方向に配設され
て、フロアパネル30との間に閉断面cが形成されてい
る。このサイドフレーム40も、フロアパネル30のキ
ックアップ形状に対応させて、後部が上方に屈曲した形
状とされている。また、このフロアパネル30のキック
アップ部の下面には、車体幅方向に延びるクロスメンバ
50が配設され、このクロスメンバ50とフロアパネル
30との間にも閉断面dが形成されている。
アの開口部3の下方で、後部がキックアップされてい
る。つまり、このフロアパネル30は、前部の下面部3
1と、後部の上面部32と、その間の斜面部33とで構
成されている。そして、このフロアパネル30の側端部
下面には、サイドフレーム40が前後方向に配設され
て、フロアパネル30との間に閉断面cが形成されてい
る。このサイドフレーム40も、フロアパネル30のキ
ックアップ形状に対応させて、後部が上方に屈曲した形
状とされている。また、このフロアパネル30のキック
アップ部の下面には、車体幅方向に延びるクロスメンバ
50が配設され、このクロスメンバ50とフロアパネル
30との間にも閉断面dが形成されている。
【0016】ここで、上記サイドシルインナパネル1
2、フロアパネル30、サイドフレーム40及びクロス
メンバ50の接合関係を説明する。
2、フロアパネル30、サイドフレーム40及びクロス
メンバ50の接合関係を説明する。
【0017】上記サイドフレーム40の車外側の面はサ
イドシルインナパネル12に接合されておりクロスメン
バ50の端部もサイドシルインナパネル12に接合され
ていると共に、車幅方向に延びるフランジを介してフロ
アパネル30のキックアップ部における斜面部33と上
面部32の下面に接合されている。そしてフロアパネル
30の側端部もサイドシルインナパネル12に接合され
ている。
イドシルインナパネル12に接合されておりクロスメン
バ50の端部もサイドシルインナパネル12に接合され
ていると共に、車幅方向に延びるフランジを介してフロ
アパネル30のキックアップ部における斜面部33と上
面部32の下面に接合されている。そしてフロアパネル
30の側端部もサイドシルインナパネル12に接合され
ている。
【0018】そして、フロアパネル30における上面部
32のリヤドア開口部3寄りの位置に、本発明において
特徴をなすドアストッパ60が固設されており、次に、
図3及び図4により、このドアストッパ60の構造及び
その取付部の構造について説明する。
32のリヤドア開口部3寄りの位置に、本発明において
特徴をなすドアストッパ60が固設されており、次に、
図3及び図4により、このドアストッパ60の構造及び
その取付部の構造について説明する。
【0019】図3及び図4に示すように、ドアストッパ
60は平面形状がほぼ円形で、フロアパネル30との間
で閉断面eを形成するよう略箱状構造とされている。そ
の車体外側部分は高くなっており縦壁面61を有すると
共に、車体内側方向へ向けて2段階の傾斜を経ながらそ
の高さは小さくなっている。また、このドアストッパ6
0は、その周囲にフランジ部62を有し、該フランジ部
62には、車体内側部と外側部にそれぞれ切込63,6
3が形成されており、該切込63,63にフロアパネル
30から突出しているダボ64,64がそれそれ嵌入す
ることにより上記ドアストッパ60はフロアパネル30
に対して位置決めされるようになっている。
60は平面形状がほぼ円形で、フロアパネル30との間
で閉断面eを形成するよう略箱状構造とされている。そ
の車体外側部分は高くなっており縦壁面61を有すると
共に、車体内側方向へ向けて2段階の傾斜を経ながらそ
の高さは小さくなっている。また、このドアストッパ6
0は、その周囲にフランジ部62を有し、該フランジ部
62には、車体内側部と外側部にそれぞれ切込63,6
3が形成されており、該切込63,63にフロアパネル
30から突出しているダボ64,64がそれそれ嵌入す
ることにより上記ドアストッパ60はフロアパネル30
に対して位置決めされるようになっている。
【0020】また、図4に示すように、このドアストッ
パ60の車外側に、インナパネル71とアウタパネル7
2とで2重構造とされたリヤドア70が位置すると共
に、このドア70の下方に、前述のサイドシル10が車
体前後方向に延びている。そして、このサイドシル10
を構成するリヤサイドシルインナパネル14には水平面
部14aが形成されており、該水平面部14aに、フロ
アパネル30の下面に配設された上記サイドフレーム4
0の車外側フランジ部41が接合されている。したがっ
て、サイドフレーム40の車外側のフランジ部41は、
リヤサイドシルインナパネル14の上面と、フロアパネ
ル30の下面との間に挟み込まれる形で接合されてお
り、該接合部Xは3重構造となっている。この接合部X
にフロアパネル30を介してドアストッパ60の車外側
のフランジ部62がさらに接合されている。
パ60の車外側に、インナパネル71とアウタパネル7
2とで2重構造とされたリヤドア70が位置すると共
に、このドア70の下方に、前述のサイドシル10が車
体前後方向に延びている。そして、このサイドシル10
を構成するリヤサイドシルインナパネル14には水平面
部14aが形成されており、該水平面部14aに、フロ
アパネル30の下面に配設された上記サイドフレーム4
0の車外側フランジ部41が接合されている。したがっ
て、サイドフレーム40の車外側のフランジ部41は、
リヤサイドシルインナパネル14の上面と、フロアパネ
ル30の下面との間に挟み込まれる形で接合されてお
り、該接合部Xは3重構造となっている。この接合部X
にフロアパネル30を介してドアストッパ60の車外側
のフランジ部62がさらに接合されている。
【0021】次に、上記のようなドアストッパ60を有
する車体1の作用を説明する。
する車体1の作用を説明する。
【0022】まず、この車体1においてはフロアパネル
30上面の車体側部寄りの位置即ちリヤドア70の下端
部すぐ内側にドアストッパ60が設置されているので、
側方荷重が入力された場合においても上記ドアストッパ
60の縦壁面61にリヤドア70が当接することによ
り、リヤドア70の移動はその時点で阻止され、車体内
部にドアが侵入することが防止されることとなる。
30上面の車体側部寄りの位置即ちリヤドア70の下端
部すぐ内側にドアストッパ60が設置されているので、
側方荷重が入力された場合においても上記ドアストッパ
60の縦壁面61にリヤドア70が当接することによ
り、リヤドア70の移動はその時点で阻止され、車体内
部にドアが侵入することが防止されることとなる。
【0023】その場合、上記ドアストッパ60は、その
周囲に設けられたフランジ部62によってフロアパネル
30に接合されて閉断面eを形成する略箱状とされて剛
性が強くされている。さらに、上記フランジ部62の車
外側の部分、すなわちリヤドア70を介して側方荷重が
入力される側は、リヤサイドシルインナパネル14の水
平面部14aとサイドフレーム40の車外側のフランジ
部41とフロアパネル30の車外側の側部とで3重構造
状態となっている部分に接合されているので、ドアスト
ッパ60の接合部Xの強度や剛性が高くなり、したがっ
て、側方荷重によるリヤドア70の車室内側への移動に
対するこのドアストッパ60の阻止力がさらに向上され
る。
周囲に設けられたフランジ部62によってフロアパネル
30に接合されて閉断面eを形成する略箱状とされて剛
性が強くされている。さらに、上記フランジ部62の車
外側の部分、すなわちリヤドア70を介して側方荷重が
入力される側は、リヤサイドシルインナパネル14の水
平面部14aとサイドフレーム40の車外側のフランジ
部41とフロアパネル30の車外側の側部とで3重構造
状態となっている部分に接合されているので、ドアスト
ッパ60の接合部Xの強度や剛性が高くなり、したがっ
て、側方荷重によるリヤドア70の車室内側への移動に
対するこのドアストッパ60の阻止力がさらに向上され
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動車の側
部車体構造によれば、車体両側部下方に前後方向に延び
るサイドシルが配設され、かつ、両サイドシル間にフロ
アパネルが配設された構造において、車体側部寄りの位
置に、側方荷重による車体側部部材の車内側の移動時に
当接してその移動を所定位置で規制する規制部材が固設
されているので、側方荷重の入力に対して車体側部の車
内側への入力を規制することができる。
部車体構造によれば、車体両側部下方に前後方向に延び
るサイドシルが配設され、かつ、両サイドシル間にフロ
アパネルが配設された構造において、車体側部寄りの位
置に、側方荷重による車体側部部材の車内側の移動時に
当接してその移動を所定位置で規制する規制部材が固設
されているので、側方荷重の入力に対して車体側部の車
内側への入力を規制することができる。
【0025】さらに、上記規制部材は、周囲に設けられ
たフランジ部によってフロアパネルに接合されて閉断面
を形成する略箱状とされていると共に、該規制部材の車
外側のフランジ部が、上記サイドシルの上面の水平面部
に、該サイドシルの車内側に沿ってフロアパネルの下面
に配設されたサイドフレームの車外側フランジ部を接合
し、かつ、その接合部の上方にフロアパネルの車外側の
側部を接合して設けた3重構造部に接合されているの
で、この規制部材の接合部は多重構造となって、その接
合部の強度や剛性が高くなり、したがって、側方荷重に
よる車体側部部材の車室内側への移動が確実に阻止され
る。
たフランジ部によってフロアパネルに接合されて閉断面
を形成する略箱状とされていると共に、該規制部材の車
外側のフランジ部が、上記サイドシルの上面の水平面部
に、該サイドシルの車内側に沿ってフロアパネルの下面
に配設されたサイドフレームの車外側フランジ部を接合
し、かつ、その接合部の上方にフロアパネルの車外側の
側部を接合して設けた3重構造部に接合されているの
で、この規制部材の接合部は多重構造となって、その接
合部の強度や剛性が高くなり、したがって、側方荷重に
よる車体側部部材の車室内側への移動が確実に阻止され
る。
【0026】特に第2発明によれば、車体側部部材とし
てはドアであるので、側方荷重の入力に対して該ドアの
車内側への入力を規制することができる。
てはドアであるので、側方荷重の入力に対して該ドアの
車内側への入力を規制することができる。
【図1】 本発明の実施例に係る車体の要部斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1のA−A線に沿って切断したサイドシル
の車内側からの側面図である。
の車内側からの側面図である。
【図3】 本発明において特徴をなすドアストッパの平
面図を示す。
面図を示す。
【図4】 上記ドアストッパ取付部の構造を示す断面図
である。
である。
1 車体 10 サイドシル 30 フロアパネル 40 サイドフレーム 60 ドアストッパ(規制部材) 62 フランジ部(フランジ) e 閉断面 X 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−301583(JP,A) 特開 平4−292222(JP,A) 実開 平1−103485(JP,U) 実開 昭62−174921(JP,U) 実開 平3−8070(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B60J 5/04
Claims (2)
- 【請求項1】 車体の両側部下方に前後方向に延びるサ
イドシルが配設され、かつ、両サイドシル間にフロアパ
ネルが配設された車体の側部構造であって、上記サイド
シルの上面の水平面部に、該サイドシルの車内側に沿っ
てフロアパネルの下面に配設されたサイドフレームの車
外側フランジ部が接合され、かつ、その接合部の上方に
フロアパネルの車外側の側部が接合されて、3重構造部
が設けられていると共に、上記フロアパネルの上面の車
体側部寄りの位置に、側方荷重による車体側部部材の車
内側への移動時に当接して、その移動を所定位置で規制
する規制部材が固設されており、かつ該規制部材は、周
囲に設けられたフランジ部によってフロアパネルに接合
されて閉断面を形成する略箱状とされていると共に、該
規制部材の車外側のフランジ部が上記3重構造部に接合
されていることを特徴とする側部車体構造。 - 【請求項2】 車体側部部材はドアであることを特徴と
する請求項1に記載の側部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22830493A JP3357722B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 側部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22830493A JP3357722B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 側部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752832A JPH0752832A (ja) | 1995-02-28 |
JP3357722B2 true JP3357722B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=16874352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22830493A Expired - Fee Related JP3357722B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 側部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357722B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6028675B2 (ja) * | 2013-05-15 | 2016-11-16 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP22830493A patent/JP3357722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0752832A (ja) | 1995-02-28 |
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