JP2536689B2 - ドラムサ―ボ回路 - Google Patents

ドラムサ―ボ回路

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JP2536689B2
JP2536689B2 JP2336126A JP33612690A JP2536689B2 JP 2536689 B2 JP2536689 B2 JP 2536689B2 JP 2336126 A JP2336126 A JP 2336126A JP 33612690 A JP33612690 A JP 33612690A JP 2536689 B2 JP2536689 B2 JP 2536689B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビデオテープレコーダ(以下VTRと記す)に
用いられるのに好適なドラムサーボ回路に関する。
(従来の技術) 第4図乃至第6図は従来のドラムサーボ回路をそれぞ
れ説明するためのブロック構成図である。
第4図に示すように、例えば、VTRの複合ビデオ信号
から同期分離された垂直同期信号を分周して得た制御信
号は、位相制御手段Aを構成する位相比較器1の非反転
入力端子に供給される。この位相比較器1の反転入力端
子には波形整形された後述する回転角情報信号が供給さ
れており、そしてこの位相比較器1は上記した回転角情
報信号と制御信号とを位相比較して得た位相比較信号を
ループフィルタ2に出力する。ループフィルタ2は供給
された位相比較信号の高域成分を除去して得た信号をア
ンプ3に出力し、アンプ3にて増幅されたこの信号はモ
ータ4に供給され、これによって周知の構成の回転ヘッ
ドドラム5は所定の周波数において位相制御されつつ回
転する。回転角検出器6はドラム5の回転角に応じて得
た回転角情報信号を波形整形器7に出力する。波形整形
器7は波形整形して得たこの回転角情報信号を位相比較
器1の反転入力端子に出力する。
こうして、上記した制御信号が供給される位相制御手
段Aの位相制御によってドラム5は常に回転位相制御さ
せる。
また、第5図に示す構成は第4図に示した位相制御手
段Aを構成する位相比較器1の非反転入力端子側に分周
器の出力側を新たに接続したのと同一のものである。前
述したものと同一構成のものには同一符号を付しその説
明を省略する。
同図に示すように、前記した制御信号の周波数より高
い周波数値の基準クロックは分周器8に供給され、前記
した制御信号の周波数値と同一周波数値を有する分周信
号が分周器8から出力され、位相制御手段Aを構成する
位相比較器1の非反転入力端子に供給される。この位相
制御手段Aの動作説明は前述したので省略する。
こうして、制御信号の周波数値と同一周波数値を有す
る分周信号が供給される位相制御手段Aの位相制御によ
ってドラム5は常に回転位相制御される。
さらに、第6図に示す構成は、互いに周波数値が異な
る信号を択一し、正規の再生速度を用いるときは基準ル
ープ14から、正規以外の再生速度を用いるときには速度
シンセサイザ16から速度制御信号がモータ制御ループ10
に供給され、この2つの選択はスイッチ18によって行わ
れるものである。
上記した基準ループ14は垂直同期信号22が供給される
周波数比較器36、波器38、VCO40、分周器42から構成
され、上記した速度シンセサイザ16は前記したVCO40の
発振信号が供給されるプログラム式分周器43、周波数比
較器44、波器46、VCO48、プログラム式分周器50から
構成され、スイッチ18は前記した基準ループ14を構成す
るVCO40の発振信号と前記した速度シンセサイザ16を構
成するいVCO48の発振信号とを択一出力する。前述した
モータ制御ループ10はスイッチ18から選択された速度制
御信号が供給される周波数比較器24、ループ補償回路2
8、極性反転回路30、スイッチ32、モータ駆動増幅器(M
DA)34、モータ12、タコメータ26から構成される。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の技術は、位相制御手段Aに供給され
る制御信号を切換えると直ちにドラムサーボ系にとり急
激な外乱が与えられたのと同じ応答(いわゆるドラムサ
ーボが流れる状態)となる欠点、特に、制御信号の周波
数を変更する方法としてこの制御信号より周波数が高い
基準クロックを分周するための分周比を切換えて制御信
号を生成し、これを供給すると直ちにサーボ系の位相誤
差として反映し、この系にとり急激な外乱が与えられた
のと同じ応答をし、また、上記した制御信号をVTRで用
いる低い周波数(30Hzあるいは25Hz)として場合、基準
クロックの基準位相の切換えでドラムサーボ系における
位相誤差が大となりこの系の安定さが大きく乱れる欠
点、第6図に示す構成において、同図中、スイッチ18
が左側から右側に切換えられ速度シンセサイザ16からの
速度制御信号を選択した状態で正規の再生を行う場合、
制御ループの応答特性を速くすると、モータ制御ループ
10に供給される制御信号は雑音を含みがちとなって周波
数制御の精度が低くなり、また周波数制御の精度を高く
すればループの応答特性は遅くなるといった欠点があっ
た。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決するために、本発明は、下記の構
成になるドラムサーボ回路を提供する。
ドラムの回転周波数の切り換えが可能なドラムサーボ
回路であって、 その非反転入力端子に入力されかつ基準クロックを分
周して得た第1の分周信号と、その反転入力端子に入力
される第2の分周信号とを位相比較又は周波数比較して
得た第1の比較信号を出力する第1の比較器と、 この第1の比較信号に応じた周波数信号を発振出力す
る発振器と、 この周波数信号を第1の分周比で分周して得た前記第
2の分周信号を前記第1の比較器の反転入力端子へ出力
する第1の分周器とを備えた第1の制御ループと、 この第1の制御ループを構成する発振器から出力する
前記周波数信号を前記第1の分周比より大なる第2の分
周比で分周して得た制御信号を出力する第2の分周器
と、 その反転入力端子に入力される回転角情報信号と、そ
の非反転入力端子に入力される前記第2の分周器から出
力する制御信号とを位相比較して得た第2の比較信号を
出力する第2の比較器と、 この第2の比較信号に応じた回転周波数でドラムを回
転駆動するモータと、 このドラムの回転に応じた前記回転角情報信号を検出
出力する回転角検出器とを備えた第2の制御ループとを
設け、 前記第1の制御ループを構成する第1の比較器の反転
入力端子に供給される前記第1の分周信号の周波数値
を、前記第2の制御ループを構成する第2の比較器の非
反転入力端子に供給される前記制御信号の周波数値より
も高くすることにより、前記基準クロック又は第2の分
周信号の周波数切り換えに伴い発生する急激な外乱を前
記第1の制御ループ内でのみ吸収し、この外乱の影響に
よるドラムの回転位相の不安定さを除去したことを特徴
とするドラムサーボ回路。
(実施例) 以下、本発明になるドラムサーボ回路を図面に沿って
説明する。第1図乃至第3図は本発明になるドラムサー
ボ回路の第1実施例乃至第3実施例のブロック構成図で
ある。前述したものと同一構成のものには同一符号を付
しその説明を省略する。
本発明の第1実施例になるドラムサーボ回路Bは、ド
ラム回転周波数を制御するため周波数値が相違する複数
の基準クロックを必要に応じて切換える構成のものであ
り、第1図に示すように、ドラム5の回転周波数の切り
換えが可能なドラムサーボ回路Bであって、その非反転
入力端子に入力されかつ基準クロックa,bを分周して得
た第1の分周信号と、その反転入力端子に入力される第
2の分周信号とを位相比較して得た第1の比較信号を出
力する位相比較器(第1の比較器)52と、この第1の比
較信号に応じた周波数信号を発振出力するVCO(発振
器)54と、この周波数信号を第1の分周比(1/a)で分
周して得た第2の分周信号を位相比較器(第1の比較
器)52の反転入力端子へ出力する第1の分周器56とを備
えたPLL(第1の制御ループ)と、このPLL(第1の制御
ループ)を構成するVCO(発振器)54から出力する前記
周波数信号を前記第1の分周比(1/a)より大なる第2
の分周比(1/M)で分周して得た制御信号を出力する第
2の分周器55と、その反転入力端子に入力される回転角
情報信号と、その非反転入力端子に入力される第2の分
周器55から出力する制御信号とを位相比較して得た第2
の比較信号を出力する位相比較器(第2の比較器)1
と、この第2の比較信号に応じた回転周波数でドラム5
を回転駆動するモータ4と、このドラム5の回転に応じ
た前記回転角情報信号を検出出力する回転角検出器6と
を備えた第2の制御ループ(位相制御手段)Aとを設
け、PLL(第1の制御ループ)を構成する位相比較器
(第1の比較器)52に供給される前記第1の分周信号の
周波数値を、前記第2の制御ループ(位相制御手段)A
を構成する位相比較器(第2の比較器)1の非反転入力
端子に供給される前記制御信号の周波数値よりも高くす
ることにより、前記基準クロックa,bの周波数切り換え
に伴い発生する急激な外乱をPLL(第1の制御ループ)
内でのみ吸収し、この外乱の影響によるドラム5の回転
位相の不安定さを除去したものである。ここでPLL(フ
ェーズトロックループ)は位相比較器52、ループフィル
タ53、電圧制御発振器(VCO)54、分周器56から構成さ
れる。55は分周器。
上記した構成のドラムサーボ回路Bにおいて、ドラム
5の回転を制御する制御信号の周波数を切換えるために
は、切換スイッチ50の可動接点50cを基準クロックaが
供給される固定接点50a、基準クロックbが供給される
固定接点50bのいずれかに切換えれば良い。
同図に示す切換スイッチ50の切換状態では、基準クロ
ックaを分周器51にて1/A分周して得た分周信号がPLLを
構成する位相比較器52の非反転入力端子に供給される。
位相比較器52はこの分周信号と反転入力端子に供給され
る後述の分周器56からの分周信号とを位相比較して得た
位相比較信号をループフィルタ53に出力する。ループフ
ィルタ53は供給された位相比較信号の高域成分を除去し
て得た信号をVCO54に出力する。
VCO54からの発振出力信号は2分岐され、その一方は
分周器55に供給されたここで1/M分周された後、位相制
御手段Aを構成する位相比較器1の非反転入力端子に制
御信号として供給される。また、その他方の発振出力信
号はPLLを構成する分周器56に供給され、ここで1/a分周
された後、ここから位相比較器52の反転入力端子に供給
される。
ここで、分周器56の分周比1/a>分周器55の分周比1/M
と設定することにより、位相比較器52の反転入力端子へ
供給する位相比較信号周波数は位相比較器1の非反転入
力端子へ供給する位相比較信号周波数よりも高く設定で
きる。
従って、上記した構成のドラムサーボ回路Bは基準ク
ロックa,bの切換えによる位相制御手段Aにおけるドラ
ムサーボ系の外乱と同じ状態の急激な状態変化をVCO54
制御のPLL内で吸収できるので、基準クロックを切換え
ることが直ちにサーボ系の位相誤差として反映されるこ
とが回避され、この切換えに応じたドラム5の回転位相
変化を不安定さなく安定して追従することができる。
さて、本発明の第2実施例になるドラムサーボ回路C
は、ドラム回転周波数を変更するため単一のクロックを
分周して得た分周信号を必要に応じて切換える構成のも
のであり、第2図に示すように、ドラム5の回転周波数
の切り換えが可能なドラムサーボ回路Cであって、その
非反転入力端子に入力されかつ基準クロックを分周して
得た第1の分周信号と、その反転入力端子に入力される
第2の分周信号とを位相比較して得た第1の比較信号を
出力する位相比較器(第1の比較器)64と、この第1の
比較信号に応じた周波数信号を発振出力するVCO(発振
器)66と、この周波数信号を第1の分周比((1/a1),
(1/a2),(1/a3)のいずれかの分周比)で分周して得
た第2の分周信号を位相比較器(第1の比較器)64の反
転入力端子へ出力する第1の分周器(分周器68,69,70の
いずれかの分周器)とを備えたPLL(第1の制御ルー
プ)と、このPLL(第1の制御ループ)を構成するVCO
(発振器)66から出力する前記周波数信号を前記第1の
分周比((1/a1),(1/a2),(1/a3)のいずれかの分
周比)より大なる第2の分周比(1/M)で分周して得た
制御信号を出力する第2の分周器67と、その反転入力端
子に入力される回転角情報信号と、その非反転入力端子
に入力される第2の分周器67から出力する制御信号とを
位相比較して得た第2の比較信号を出力する位相比較器
(第2の比較器)1と、この第2の比較信号に応じた回
転周波数でドラム5を回転駆動するモータ4と、このド
ラム5の回転に応じた前記回転角情報信号を検出出力す
る回転角検出器6とを備えた第2の制御ループ(位相制
御手段)Aとを設け、PLL(第1の制御ループ)を構成
する位相比較器(第1の比較器)64に供給される前記第
1の分周信号の周波数値を、前記第2の制御ループ(位
相制御手段)Aを構成する位相比較器(第2の比較器)
1の非反転入力端子に供給される前記制御信号の周波数
値よりも高くすることにより、前記基準クロックの周波
数切り換えに伴い発生する急激な外乱をPLL(第1の制
御ループ)内でのみ吸収し、この外乱の影響によるドラ
ム5の回転位相を不安定さを除去したものである。ここ
でPLLは位相比較器64、ループフィルタ65、VCO66、分周
器68,69,70、切換スイッチ71から構成される。また、位
相比較器64は前述の位相比較器52と、ループフィルタ65
は前述のループフィルタ53と、VCO66は前述のVCO54と、
そして分周器67は前述の分周器55とそれぞれ同一構成の
ものである。
上記した構成のドラムサーボ回路Cにおいて、ドラム
5の回転を制御する制御信号の周波数を切換えるために
は、基準クロックを分周器60にて1/A1分周して得た分周
信号が供給される固定端子63a、上記基準クロックを分
周器61にて1/A2分周して得た分周信号が供給される固定
端子63b、そして上記基準クロックを分周器62にて1/A3
分周して得た分周信号が供給される固定端子63cを備え
た切換スイッチ63の可動接点63dを固定接点63a〜63cの
いずれかに切換えれば良い。
同図に示す切換スイッチ63の切換状態では、基準クロ
ックを分周切60にて1/A1分周して得た分周信号がPLLを
構成する位相比較器64の非反転入力端子に供給される。
位相比較器64はこの分周信号と反転入力端子に供給され
る後述の切換スイッチ71にて択一された分周信号とを位
相比較して得た位相比較信号をループフィルタ65に出力
する。ループフィルタ65は供給された位相比較信号の高
域成分を除去して得た信号をVCO66に出力する。
VCO66からの発振出力信号はまず2分岐され、その一
方は分周器67に供給されここで1/M分周された後、位相
制御手段Aを構成する位相比較器1の非反転入力端子に
制御信号として供給される。また、その他方の発振出力
信号はさらに3分岐され、分周器68,69,70にそれぞれ供
給される。分周器68に供給された発振出力信号は1/a1分
周して得た分周信号として切換スイッチ71の固定端子71
aに出力される。同じく、分周器69に供給された発振出
力信号は1/a2分周して得た分周信号として固定端子71b
に出力され、分周器70に供給された発振出力信号は1/a3
分周して得た分周信号として固定端子71cに出力され
る。71dは切換スイッチ71の可動接点である。
同図に示す切換スイッチ71の切換状態では、上記した
発振出力信号を分周器68にて1/a1分周して得た分周信号
が位相比較器64の反転入力端子に供給される。
ここで、分周器68の分周比1/a1,分周69の分周比1/a2,
分周器70の分周比1/a3>分周比1/Mと設定することによ
り、位相比較器64の反転入力端子へ供給する位相比較信
号周波数は位相比較器1の非反転入力端子へ供給するの
位相比較信号周波数よりも高く設定できる。
従って、上記した構成のドラムサーボ回路Cは切換ス
イッチ63の選択状態と切換スイッチ71の選択状態との組
合せを必要に応じて変更することにより、制御信号の周
波数の切換えによる位相制御手段Aにおけるドラムサー
ボ系の外乱と同じ状態の急激な状態変化をVCO66制御のP
LL内で吸収できるので、この切換えに応じたドラム5の
回転位相変化を不安定さなく安定して追従することがで
きる。
本発明の第3実施例になるドラムサーボ回路Dは、第
3図に示すように、ドラム5の回転周波数の切り換えが
可能なドラムサーボ回路Dであって、その非反転入力端
子に入力されかつ基準クロックを分周して得た第1の分
周信号と、その反転入力端子に入力される第2の分周信
号とを周波数比較して得た第1の比較信号を出力する周
波数比較器(第1の比較器)81と、この第1の比較信号
に応じた周波数信号を発振出力するVCO(発振器)83
と、この周波数信号を第1の分周比(1/a)で分周して
得た第2の分周信号を周波数比較器(第1の比較器)81
の反転入力端子へ出力する第1の分周器85とを備えたPL
L(第1の制御ループ)と、このPLL(第1の制御ルー
プ)を構成するVCO(発振器)83から出力する前記周波
数信号を前記第1の分周比(1/a)より大なる第2の分
周比(1/M)で分周して得た制御信号を出力する第2の
分周器84と、その反転入力端子に入力される回転角情報
信号と、その非反転入力端子に入力される第2の分周器
84から出力する制御信号とを位相比較して得た第2の比
較信号を出力する位相比較器(第2の比較器)1と、こ
の第2の比較信号に応じた回転周波数でドラム5を回転
駆動するモータ4と、このドラム5の回転に応じた前記
回転角情報信号を検出出力する回転角検出器6とを備え
た第2の制御ループ(位相制御手段)Aとを設けたもの
である。ここでPLLは周波数比較器81、ループフィルタ8
2、VCO83、分周器85から構成される。また、分周器80は
前述の分周51と同一構成であり、以下同様に、ループフ
ィルタ82は前述のループフィルタ53,65と、VCO83は前述
のVCO54,66と、分周器84は前述の分周器55,67と、そし
て分周器85は前述の分周器56とそれぞれ同一構成であ
る。
さて、上記した構成のドラムサーボ回路Dにおいて、
ドラム5の回転を制御する制御信号の周波数を切換える
ためには、前記した周波数比較器81の反転入力端子へ供
給する周波数比較信号の周波数値を変更すれば良い。
同図に示すように、基準クロックは分周器80に供給さ
れここで1/A分周される。そして、分周器80は基準クロ
ックを1/A分周して得た分周信号を周波数比較器81の非
反転入力端子に出力する。周波数比較器81の反転入力端
子には分周85からの周波数比較信号が供給される。こう
して、周波数比較器81は分周器80からの周波数比較信号
に分周器85からの周波数比較信号を周波数比較して得た
比較信号をループフィルタ82に出力する。ループフィル
タ82は周波数比較器81から供給された比較信号の高域成
分を除去して得た信号をVCO83に出力する。VCO83からの
発振出力信号は2分岐され、その一方は分周器84に供給
されここで1/M分周にされた後、位相制御手段Aを構成
する位相比較器1の非反転入力端子に制御信号として供
給される。またその他方の発振出力信号はPLLを構成す
る分周器85に供給され、ここで1/a分周された後、ここ
から周波数比較器81の反転入力端子に供給される。
ここで、分周85の分周比1/a>分周器84の分周比1/Mと
設定することにより、周波数比較器81の反転入力端子へ
供給する周波数比較信号の周波数は周波数比較器1の非
反転入力端子へ供給する周波数比較信号よりも高く設定
できる。
従って、上記した構成のドラムサーボ回路Dは周波数
比較器81の反転入力端子へ供給する周波数比較信号周波
数の変化による位相制御手段Aにおけるドラムサーボ系
の外乱と同じ状態の急激な状態変化をVCO83制御のPLL内
で吸収できるので、周波数比較器81から出力する比較信
号を変化させることが直ちにサーボ系の位相誤差として
反映されることが回避され、この切換えに応じたドラム
5の回転位相変化を不安定さなく安定して追従すること
ができる。
上述した切換スイッチ50,63,71はメカニカルに切換ら
れる如く図示されているが、この切換はトランジスタ等
の電子式スイッチを用いても良いことは言うまでもな
い。
また、上述した構成によれば、従来の制御信号を切
換えるような用途の場合は、基準クロックを切換える構
成をとることにより位相制御手段A(ドラムサーボ系)
には過渡的な位相誤差が生じないため、この系は安定し
てこれに追従でき、また、制御信号の周波数を変化さ
せるような用途の場合には、制御信号を発生させるため
のPLLにおいて、周波数切換え時のステップ応答が吸収
されるため、位相制御手段A(ドラムサーボ系)に急激
な制御信号の入力変化がなく、制御信号の周波数を変化
させてもドラムサーボは安定してこれに追従でき、さら
に、VTRに用いられる如くの低周波信号における位相
比較は高周波を分周して得た基準クロックを分周して得
た分周信号を用いて行われるため、高周波信号である基
準クロックの周波数、位相を変化させて切換えても、ド
ラムサーボ系は常時安定してこれに追従でき、さらにま
た、制御信号を発生するための比較制御手段(PLL)
はこの制御信号の周波数よりも高い周波数信号で位相比
較しているため、周波数を変化させる場合の比較制御手
段内における系の応答が速く、これによって、ここから
の制御信号が供給される位相制御手段A(ドラムサーボ
系)は安定してこれに追従できる等の優れた効果があ
る。
(発明の効果) 上述したように、本発明になるドラムサーボ回路は、
ドラムの回転周波数の切り換えが可能なドラムサーボ回
路であって、その非反転入力端子に入力されかつ基準ク
ロックを分周して得た第1の分周信号と、その反転入力
端子に入力される第2の分周信号とを位相比較又は周波
数比較して得た第1の比較信号を出力する第1の比較器
と、この第1の比較信号に応じた周波数信号を発振出力
する発振器と、この周波数信号を第1の分周比で分周し
て得た前記第2の分周信号を前記第1の比較器の反転入
力端子へ出力する第1の分周器とを備えた第1の制御ル
ープと、この第1の制御ループを構成する発振器から出
力する前記周波数信号を前記第1の分周比より大なる第
2の分周比で分周して得た制御信号を出力する第2の分
周器と、その反転入力端子に入力される回転角情報信号
と、その非反転入力端子に入力される前記第2の分周器
から出力する制御信号とを位相比較して得た第2の比較
信号を出力する第2の比較器と、この第2の比較信号に
応じた回転周波数でドラムを回転駆動するモータと、こ
のドラムの回転に応じた前記回転角情報信号を検出出力
する回転角検出器とを備えた第2の制御ループとを設
け、前記第1の制御ループを構成する第1の比較器の反
転入力端子に供給される前記第1の分周信号の周和数値
を、前記第2の制御ループを構成する第2の比較器の非
反転入力端子に供給される前記制御信号の周波数値より
も高くすることにより、前記基準クロック又は第2の分
周信号の周波数切り換えに伴い発生する急激な外乱を前
記第1の制御ループ内でのみ吸収し、この外乱の影響に
よるドラムの回転位相の不安定さを除去したから、これ
により、再生速度の切り換え(再生速度変更)による基
準クロック又は第2の分周信号の周波数値の急激な変更
によりドラムサーボ系(第2の制御ループ)において比
較的長時間発生するであろう外乱(いわゆるドラムサー
ボが流れる状態)を、第1の分周器の第1の分周比<第
2の分周器の第2の分周比の割合で第1の制御ループ内
の信号応答を高められるので、第1の制御ループ内にお
いて比較的短時間にこれを吸収でき、これに応じて、再
生速度変更に伴い発生する第2の制御ループ内における
外乱を比較的短時間に収めて定常状態とすることができ
るから、ドラムの回転位相の不安定さを短時間で除去す
ることができ、この結果、再生速度の切り換えがあって
も切り換えられた再生速度に短時間に追従できる応答特
性を有するドラムサーボを行うことができるという特有
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明になるドラムサーボ回路の第
1実施例乃至第3実施例のブロック構成図、第4図乃至
第6図は従来のドラムサーボ回路をそれぞれ説明するた
めのブロック構成図である。 1,52,64……位相比較器、 2,53,65,82……ループフィルタ、 3……アンプ、4……モータ、5……ドラム、 6……回転角検出器、7……波形整形器、 8,51,55,56,60〜62,67〜70,80,84,85……分周器、 10……モータ制御ループ、14……基準ループ、 16……速度シンセサイザ、 18,50,63,71……切換スイッチ、 54,66,83……VCO、81……周波数比較器、 A……位相制御手段、 a,b……基準クロック(基準信号)、 B〜D……ドラムサーボ回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムの回転周波数の切り換えが可能なド
    ラムサーボ回路であって、 その非反転入力端子に入力されかつ基準クロックを分周
    して得た第1の分周信号と、その反転入力端子に入力さ
    れる第2の分周信号とを位相比較又は周波数比較して得
    た第1の比較信号を出力する第1の比較器と、 この第1の比較信号に応じた周波数信号を発振出力する
    発振器と、 この周波数信号を第1の分周比で分周して得た前記第2
    の分周信号を前記第1の比較器の反転入力端子へ出力す
    る第1の分周器とを備えた第1の制御ループと、 この第1の制御ループを構成する発振器から出力する前
    記周波数信号を前記第1の分周比より大なる第2の分周
    比で分周して得た制御信号を出力する第2の分周器と、 その反転入力端子に入力される回転角情報信号と、その
    非反転入力端子に入力される前記第2の分周器から出力
    する制御信号とを位相比較して得た第2の比較信号を出
    力する第2の比較器と、 この第2の比較信号に応じた回転周波数でドラムを回転
    駆動するモータと、 このドラムの回転に応じた前記回転角情報信号を検出出
    力する回転角検出器とを備えた第2の制御ループとを設
    け、 前記第1の制御ループを構成する第1の比較器の反転入
    力端子に供給される前記第1の分周信号の周波数値を、
    前記第2の制御ループを構成する第2の比較器の非反転
    入力端子に供給される前記制御信号の周波数値よりも高
    くすることにより、前記基準クロック又は第2の分周信
    号の周波数切り換えに伴い発生する急激な外乱を前記第
    1の制御ループ内でのみ吸収し、この外乱の影響による
    ドラムの回転位相の不安定さを除去したことを特徴とす
    るドラムサーボ回路。
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