JP2601058B2 - ドラムサーボシステム - Google Patents

ドラムサーボシステム

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JP2601058B2
JP2601058B2 JP3121966A JP12196691A JP2601058B2 JP 2601058 B2 JP2601058 B2 JP 2601058B2 JP 3121966 A JP3121966 A JP 3121966A JP 12196691 A JP12196691 A JP 12196691A JP 2601058 B2 JP2601058 B2 JP 2601058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテ―プレコ―ダ
(以下VTRと記す)に用いられるのに好適なドラムサ
―ボシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4,図5は従来のドラムサ―ボシステ
ムをそれぞれ説明するための第1,第2のブロック構成
図である。1は従来のドラムサ―ボシステム、2は基準
クロック発生器、3は 1/M分周の分周器、4はドラムサ
ーボ回路、4aは位相比較器、4bはループフィルタ、
4cはアンプ、4dは波形整形器、5はモータ、6はド
ラム、7は回転角検出器である。
【0003】図4に示すように、図示せぬビデオヘッド
の回転速度と回転位相とを制御する従来のドラムサ―ボ
システム1は、基準クロック発生器2からの基準クロッ
クを基にして周波数偏差のない制御信号を生成し、この
制御信号を用いてドラムサーボを行っていた。
【0004】詳しくは、図5に示すように、前記した制
御信号の周波数より高い周波数値の基準クロック発生器
2からの基準クロックは分周器3に供給され、ここで 1
/M分周されて前記した制御信号の周波数値と同一周波数
値を有する分周信号が分周器3から出力され、ドラムサ
ーボ回路4を構成する位相比較器4aの非反転入力端子
に供給される。この位相比較器4aの反転入力端子には
波形整形されたドラム回転情報信号が供給されており、
そしてこの位相比較器4aは上記したドラム回転情報信
号と制御信号とを位相比較して得た位相比較信号をル―
プフィルタ4bに出力する。ル―プフィルタ4bは供給
された位相比較信号の高域成分を除去して得た信号をア
ンプ4cに出力し、アンプ4cにて増幅されたこの信号
はモ―タ5に供給され、これによって周知の構成の回転
ヘッドドラム6は所定の周波数において位相制御されつ
つ回転する。回転角検出器7はドラム6の回転角に応じ
て得たドラム回転情報信号(回転角検出信号)を波形整
形器4dに出力する。
【0005】こうして、制御信号の周波数値と同一周波
数値を有する分周信号が供給されるドラムサーボ回路4
の位相制御よってドラム6は常に回転位相制御される。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】上記した従来のドラム
サ―ボシステムは次のような問題点があった。
【0007】即ち、周知のサーボ系を有するVTRを用
いてビデオおよび音声信号を同時に記録するに際し、ビ
デオ信号は周波数偏差を有し、音声信号にはこれがない
場合を考える。例としてビデオ信号の周波数偏差を+
0.1%とする。
【0008】記録時、ドラムサーボは記録するビデオ信
号から分離して得た基準信号に追従して行われるため
に、ドラムの正規の回転数に対しこのときのドラムの回
転数は+0.1%速くなる。再生時、ドラムサーボは基
準クロックから生成した周波数偏差のない制御信号に追
従して行われるために、ドラムの正規の回転数が常時維
持されるため、ドラムの回転数偏差は±0%である。
【0009】このため、記録するビデオ信号に周波数偏
差が発生すると、ドラムの回転数が記録時と再生時とで
相違するために、再生時、ドラムに添接巻回されここを
経過する磁気テープの経過時間が記録時と比べて相違す
る(この場合は0.1%経過時間が長くなる)。
【0010】従って、周波数偏差を有するビデオ信号と
周波数偏差がない音声信号とを同時に記録し、これを同
時に再生すると、再生された音声信号の音程は記録時の
音声信号の音程と比べて相違する(この例では低くな
る)という課題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記の構成になるドラムサ―ボシステ
ムを提供する。
【0012】(1) ドラムを介して走査される記録媒
体に記録された第1又は第2の時間情報を読み出して第
1又は第2の時間情報読出信号を出力する時間情報読出
手段と、前記第1の時間情報読出信号が供給されると基
準信号を第1の分周比で分周した第1の分周信号を出力
し、また前記第2の時間情報読出信号が供給されると基
準信号を第2の分周比で分周した第2の分周信号を出力
する第1の分周手段と、この第1の分周手段から出力さ
れかつ位相ロックされた前記第1又は第2の分周信号を
分周してドラムの回転角に応じた回転角検出信号と同一
周波数を有する制御信号を出力する第2の分周手段と、
前記回転角検出信号と前記制御信号とを位相比較した位
相比較信号に基づいて、ドラムの回転制御を行う回転制
御手段とを備えたことを特徴とするドラムサーボシステ
ム。 (2) ドラムを介して走査される記録媒体に記録され
た第1又は第2の時間情報を読み出して第1又は第2の
時間情報読出信号を出力する時間情報読出手段と、前記
第1の時間情報読出信号が供給されると基準信号を第1
の分周比で分周した第1の分周信号を用いて位相ロック
した信号を出力し、また前記第2の時間情報読出信号が
供給されると基準信号を第2の分周比で分周した第2の
分周信号を用いて位相ロックした信号を出力する出力手
段と、この出力手段から出力する出力信号を分周してド
ラムの回転角に応じた回転角検出信号と同一周波数を有
する制御信号を出力する分周手段と、前記回転角検出信
号と前記制御信号とを位相比較した位相比較信号に基づ
いて、ドラムの回転制御を行う回転制御手段とを備えた
ことを特徴とするドラムサーボシステム。
【0013】
【実施例】本発明になるドラムサーボシステムは、後述
するように、例えば、磁気テープ上においてビデオ信号
トラックに重畳記録されるかあるいは独立の信号トラッ
クに記録されたデジタル音声データ信号に係る時間情報
を読み取り、ドラム回転数を定める制御信号の周波数
を、この時間情報に基づいて、制御信号よりも高い周波
数での位相比較もしくは周波数比較を用いて変化させる
ことを特徴とするものであり、上述した図4に示す基準
クロック発生器2の構成を時間情報に基づいてクロック
発振周波数を切換可能とした従来のドラムサーボシステ
ムの構成に略等しいものである。
【0014】以下、本発明になるドラムサーボシステム
をビデオ信号とデジタル音声データ信号とを同時記録す
る場合に適用することについて説明する。
【0015】図1,図2は本発明になるドラムサーボシ
ステムの第1,第2実施例構成図、図3は記録媒体に記
録された時間情報を説明するための図である。
【0016】前述したものと同一構成部分には同一符号
を付しその説明を省略する。10,30はドラムサーボ
システム、11はオーディオサンプリング周波数発生
器、12,13,18,23,24,25,26は分周
比1/S,1/L,1/N,1/K,1/a,1/b,1/c の分周器、14,27
は切換スイッチ、14a,14b,27a,27b,2
7cは固定接点、14c,27dは可動接点、15は位
相比較器、16はループフィルタ、17はVCO、20
は時間情報読出回路、21は磁気テープ、22は基準ク
ロック発生器、fsはオーディオサンプリング周波数、
fvはビデオ周波数である。
【0017】さて、まず時間情報について説明する。
【0018】ビデオ信号のビデオ周波数fvとデジタル
音声データ信号のオーディオサンプリング周波数fsと
の間には通常同期関係がないので、次のような方法でこ
の両信号の同時記録を行なう。
【0019】磁気テープ21上に順次形成されるデジタ
ル音声データ信号の各トラックの長手方向を、図3に示
すように、5分割して5つのデータブロックとし、各デ
ータブロック毎に Smallデータ(データ数がS個)と L
argeデータ(データ数がL個)とを使い分けて、入力さ
れるオーディオサンプルデータ数を適宜この Smallデー
タ, Largeデータに分けた後、デジタル音声データ信号
をここに記録する。
【0020】但し、ビデオ周波数fvが規定周波数のと
きのデータブロックの数をX個とすると、 Smallデータ
のサンプルデータ数Sと Largeデータのサンプルデータ
数Lとの関係は、S<X<Lである。
【0021】このとき、 Smallデータおよび Largeデー
タはオーディオサンプリング周波数fsでクリスタル精
度でサンプリングされたデータであるので、それぞれの
データ数は正確な時間情報と見なすことができる。
【0022】従って、 Smallデータであるか Largeデー
タであるかの情報を磁気テープ21上に記録することに
よって、正確な時間情報が記録されたことになる。
【0023】つぎに、本発明になるドラムサーボシステ
ムの第1実施例について説明する。
【0024】ドラムサーボシステム10は、図1に示す
ように、ドラム6を介して走査される磁気テープ(記録
媒体)21に記録されたSmallデータ(第1の時間
情報)又はLargeデータ(第2の時間情報)を読み
出してSmallデータ又はLargeデータ読み出し
に対応する時間情報読出信号(第1又は第2の時間情報
読出信号)を出力する時間情報読出回路(時間情報読出
手段)20と、Smallデータ読み出しに対応する時
間情報読出信号(第1の時間情報読出信号)が供給され
るとオーディオサンプリング周波数(基準信号)fsを
分周比1/S(第1の分周比)で分周した信号(第1の
分周信号)を出力し、またLargeデータ読み出しに
対応する時間情報読出信号(第2の時間情報読出信号)
が供給されるとオーディオサンプリング周波数(基準信
号)fsを分周比1/L(第2の分周比)で分周した信
号(第2の分周信号)を出力する、分周器12,13、
切換スイッチ14(第1の分周手段)と、(第1の分周
手段を構成する)切換スイッチ14から出力されかつ
(位相比較器15,ループフィルタ16,VCO17,
分周器18から構成されるPLLにより)位相ロックさ
れた前記第1又は第2の分周信号を(分周比1/Mで)
分周してドラム6の回転角に応じた回転角検出信号と同
一周波数を有する制御信号を出力する分周器(第2の分
周手段)3と、前記回転角検出信号と前記制御信号とを
位相比較した位相比較信号に基づいて、ドラム6の回転
制御を行うドラムサーボ回路(回転制御手段)4とを備
えたものである。
【0025】上記した構成のドラムサーボシステム10
は次のように動作する。
【0026】まず、ドラム6に搭載された磁気ヘッド6
aにより磁気テープ21上のデジタル音声データ信号の
トラック(データブロック)上を再生走査して得た時間
情報が Largeデータであると、時間情報読出回路20は
このLargeデータを検出し、切換スイッチ14に対し、
分周器13側に切り換える(可動接点14cを固定接点
14bに切り換える)旨の時間情報読出信号を出力し、
これに応じて、切換スイッチ14は分周器13側に切り
換わる。
【0027】これによって、オーディオサンプリング周
波数発生器11から発生するオーディオサンプリング周
波数fsを分周器13にて1/L 分周して得た分周信号が
PLLを構成する位相比較器15の非反転入力端子に供
給される。この分周信号の周波数は5倍のビデオ周波数
(5fv)であり、また分周器13の分周比1/L <分周
器12の分周比1/S である。
【0028】位相比較器15はこの分周信号とその反転
入力端子に供給される後述の分周器18からの分周信号
とを位相比較して得た位相比較信号をル―プフィルタ1
6に出力する。ル―プフィルタ16は供給された位相比
較信号の高域成分を除去して得た信号をVCO17に出
力する。VCO17の発振出力信号の周波数は3倍のオ
ーディオサンプリング周波数(3fs)である。この位
相比較器15,ル―プフィルタ16,VCO17,分周
器18はPLLを形成している。
【0029】VCO17からの発振出力信号は2分岐さ
れ、その一方は分周器18に供給されここで1/N 分周さ
れた後、位相比較器15の反転入力端子に供給される。
また、その他方の発振出力信号は分周器3に供給され、
ここで1/M 分周され、この周波数はビデオ周波数fvと
成された後、ここからドラムサーボ回路4を構成する図
示せぬ位相比較器4aの非反転入力端子にドラムサーボ
回路4の制御信号として供給される。
【0030】ここで、分周器18の分周比1/N >分周器
19の分周比1/M と設定することにより、位相比較器1
5からの位相比較信号の周波数(5fv)は位相比較器
4aからの位相比較信号周波数(fv)よりも高く設定
できる。
【0031】つぎに、再生走査して得た時間情報が Sma
llデータであると、時間情報読出回路20は切換スイッ
チ15に対し、分周器12側に切り換える(可動接点1
4cを固定接点14aに切り換える)旨の時間情報読出
信号を出力する。これに応じて、切換スイッチ15は分
周器12側に切り換わる。
【0032】これによって、オーディオサンプリング周
波数発生器11から発生するオーディオサンプリング周
波数fsを分周器12にて1/S 分周して得た分周信号が
位相比較器15の非反転入力端子に供給される。この分
周信号の周波数は5倍のビデオ周波数(5fv)であ
る。これ以降の動作説明は上述した Largeデータの場合
と同様であるので、ここでは省略する。
【0033】さらに、再生走査して得た時間情報が Lar
geデータであると、上述した Largeデータの場合と同様
な動作が行われる。
【0034】こうして、上述した本発明になるドラムサ
ーボシステム10は、磁気テープ21上に記録された時
間情報を読み取り、ドラム回転数を定める制御信号の周
波数を、この時間情報に基づいて、制御信号よりも高い
周波数での位相比較もしくは周波数比較を用いて変化さ
せることができる。
【0035】つぎに、本発明になるドラムサーボシステ
ムの第2実施例について説明する。
【0036】ドラムサーボシステム30は、図2に示す
ように、ドラム回転周波数を変更するため基準クロック
発生器22から発生する基準クロックを 1/K分周し上記
したVCO17の出力信号を1/a ,1/b ,1/c で分周し
て得た分周信号を時間情報に応じて切換える構成のもの
である。
【0037】ドラムサーボシステム30は、図2に示す
ように、ドラム6を介して走査される磁気テープ(記録
媒体)21に記録されたSmallデータ(第1の時間
情報)又はLargeデータ(第2の時間情報)を読み
出してSmallデータ又はLargeデータ読み出し
に対応する時間情報読出信号(第1又は第2の時間情報
読出信号)を出力する時間情報読出回路(時間情報読出
手段)20と、Smallデータ読み出しに対応する時
間情報読出信号が供給されるとVCO17の出力信号
(基準信号)を分周比1/a,1/b,1/cのいずれ
か一の分周比(第1の分周比)で分周した第1の分周信
号を用いて(位相比較器15,ループフィルタ16,V
CO17,分周器24,25,26のいずれか一の分周
器から構成されるPLLにより)位相ロックした信号を
出力し、またLargeデータ読み出しに対応する時間
情報読出信号(第2の時間情報読出信号)が供給される
とVCO17の出力信号(基準信号)を(第1の分周比
とは異なる分周比である)第2の分周比で分周した第2
の分周信号を用いて位相ロックした信号を出力する、位
相比較器15,ループフィルタ16,VCO17,分周
器24,25,26、切換スイッチ27(出力手段)
と、(出力手段を構成する切換スイッチ27)から出力
する出力信号を(分周比1/Mで)で分周して、ドラム
6の回転角に応じた回転角検出信号と同一周波数を有す
る制御信号を出力する分周器(分周手段)3と、前記回
転角検出信号と前記制御信号とを位相比較した位相比較
信号に基づいて、ドラム6の回転制御を行うドラムサー
ボ回路(回転制御手段)4とを備えたものである。
【0038】ここで、上記した構成のドラムサ―ボシス
テム30において、ドラム6の回転を制御する制御信号
の周波数を切換えるためには、基準クロックを分周器2
3にて1/K 分周して得た分周信号に基づくVCO17の
出力信号(基準信号)を互いに異なる分周比1/a ,1/b
,1/c で分周して得た分周信号が供給される固定端子
27a、27b,27cを備えた切換スイッチ27の可
動接点27dを、時間情報読出回路20からの時間情報
読出信号に基づいて、固定接点27a〜27cのいずれ
かに切換えれば良い。
【0039】同図に示す切換スイッチ27の切換状態で
は分周器25の分周信号が位相比較器15の反転入力端
子に供給される。
【0040】即ち、基準クロックを分周器23にて1/K
分周して得た分周信号が位相比較器15の非反転入力端
子に供給される。位相比較器15はこの分周信号と反転
入力端子に供給される後述の切換スイッチ27にて択一
された分周信号とを位相比較して得た位相比較信号をル
―プフィルタ16に出力する。ル―プフィルタ16は供
給された位相比較信号の高域成分を除去して得た信号を
VCO17に出力する。VCO17からの発振出力信号
はまず2分岐され、その一方は分周器3に供給されここ
で1/M 分周された後、ここからドラムサーボ回路4を構
成する図示せぬ位相比較器4aの非反転入力端子にドラ
ムサーボ回路4の制御信号として供給される。また、そ
の他方の発振出力信号はさらに3分岐され、分周器2
4,25,26にそれぞれ供給される。分周器24に供
給された発振出力信号は1/a 分周して得た分周信号とし
て切換スイッチ27の固定端子27aに出力される。同
じく、分周器25に供給された発振出力信号は1/b 分周
して得た分周信号として固定端子27bに出力され、分
周器26に供給された発振出力信号は1/c 分周して得た
分周信号として固定端子27cに出力される。
【0041】ここで、分周比1/a ,1/b ,1/c >分周比
1/M と設定することにより、位相比較器15からの位
相比較信号周波数は位相比較器4aからの位相比較信号
周波数よりも高く設定できる。
【0042】このように、上記した構成のドラムサーボ
システム10,30は、切換スイッチ14,27の選択
状態を磁気テープ21に記録された時間情報に応じて変
更することにより、VCO17の出力信号(基準信号)
の周波数切換えによるドラムサーボ系の外乱と同じ状態
の急激な状態変化(ステップ応答)を、位相比較器1
5、ループフィルタ16、VCO17、分周器18,2
4,25,26から構成されるPLL内で吸収できるの
で、この切換えに応じたドラム6の回転位相変化を不安
定さなく安定して追従することができる。
【0043】また、位相比較器15にて行われる位相比
較は、その非反転入力端子にはオーディオサンプリング
周波数fsあるいは基準クロックを分周して得た低周波
信号が供給され、またその反転入力端子にもVCO17
の発振出力(3倍のオーディオサンプリング周波数f
s)を分周して得た低周波信号が供給されるから、低周
波信号領域において位相比較を行えるので、切換スイッ
チ14,27にてこれらの信号を切り換えても急激な位
相変動あるいは周波数変動を発生することなく、常時安
定して行うことができる。
【0044】さらに、制御信号を発生させるための上記
したPLLは制御信号の周波数(ビデオ周波数fv)よ
りも高い周波数(オーディオサンプリング周波数fs)
であるので、周波数値を変化させる周波数制御を行った
場合の応答が速い。
【0045】さらにまた、記録再生時に水晶発振器の発
振精度の基準クロック、オーディオサンプリング周波数
fsを基準にしてドラムサーボを行っているため、再生
時の経過時間が記録時と同一であり、またビデオ信号と
同時に記録された音声信号はビデオ信号と同時に再生で
きる。
【0046】
【発明の効果】本発明になるドラムサーボシステムは、
上記した構成によって、ドラムを介して走査される記録
媒体に記録された時間情報を読み出して得た時間情報読
出信号に基づいて、ドラムの回転周波数を規定する制御
信号の周波数値より高い周波数信号における位相比較制
御もしくは周波数比較制御を行うから、ドラムを経過す
る記録媒体の再生時の経過時間は記録時の経過時間と極
めて高い精度で同一とすることができ、また、例えば周
知のVTRに本発明を適用することにより、周波数偏差
があるビデオ信号をデジタル音声データ信号と共に記録
しこれを再生した場合でも、周波数偏差がないデジタル
音声データ信号に基づいてドラムの回転位相を高精度に
制御できるから、音声信号に完全に同期してビデオ信号
を再生でき、この結果、極めて高品質な再生ビデオ画像
および音声を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるドラムサーボシステムの第1実施
例構成図である。
【図2】本発明になるドラムサーボシステムの第2実施
例構成図である。
【図3】記録媒体に記録された時間情報を示す図であ
る。
【図4】従来のドラムサ―ボシステムを説明するための
第1の構成図である。
【図5】従来のドラムサ―ボシステムを説明するための
第2の構成図である。
【符号の説明】
2,22 基準クロック発生器 3,12,13,18,23,24,25,26 分周
器 4 ドラムサーボ回路(回転制御手段) 6 ドラム 10,30 ドラムサーボシステム 11 オーディオサンプリング周波数発生器 14,27 切換スイッチ 15 位相比較器(比較制御手段) 16 ループフィルタ 17 VCO 20 時間情報読出回路(時間情報読出手段) 21 磁気テープ(記録媒体) fs オーディオサンプリング周波数 fv ビデオ周波数

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムを介して走査される記録媒体に記録
    された第1又は第2の時間情報を読み出して第1又は第
    2の時間情報読出信号を出力する時間情報読出手段と、 前記第1の時間情報読出信号が供給されると基準信号を
    第1の分周比で分周した第1の分周信号を出力し、また
    前記第2の時間情報読出信号が供給されると基準信号を
    第2の分周比で分周した第2の分周信号を出力する第1
    の分周手段と、 この第1の分周手段から出力されかつ位相ロックされた
    前記第1又は第2の分周信号を分周してドラムの回転角
    に応じた回転角検出信号と同一周波数を有する制御信号
    を出力する第2の分周手段と、 前記回転角検出信号と前記制御信号とを位相比較した位
    相比較信号に基づいて、ドラムの回転制御を行う回転制
    御手段とを備えたことを特徴とするドラムサーボシステ
    ム。
  2. 【請求項2】ドラムを介して走査される記録媒体に記録
    された第1又は第2の時間情報を読み出して第1又は第
    2の時間情報読出信号を出力する時間情報読出手段と、 前記第1の時間情報読出信号が供給されると基準信号を
    第1の分周比で分周した第1の分周信号を用いて位相ロ
    ックした信号を出力し、また前記第2の時間情報読出信
    号が供給されると基準信号を第2の分周比で分周した第
    2の分周信号を用いて位相ロックした信号を出力する出
    力手段と、 この出力手段から出力する出力信号を分周してドラムの
    回転角に応じた回転角検出信号と同一周波数を有する制
    御信号を出力する分周手段と、 前記回転角検出信号と前記制御信号とを位相比較した位
    相比較信号に基づいて、ドラムの回転制御を行う回転制
    御手段とを備えたことを特徴とするドラムサーボシステ
    ム。
JP3121966A 1990-11-30 1991-03-29 ドラムサーボシステム Expired - Fee Related JP2601058B2 (ja)

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