JP2536147Y2 - シ−ト把持ハンド - Google Patents

シ−ト把持ハンド

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JP2536147Y2
JP2536147Y2 JP1988137111U JP13711188U JP2536147Y2 JP 2536147 Y2 JP2536147 Y2 JP 2536147Y2 JP 1988137111 U JP1988137111 U JP 1988137111U JP 13711188 U JP13711188 U JP 13711188U JP 2536147 Y2 JP2536147 Y2 JP 2536147Y2
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JP
Japan
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arm
seat
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seat back
sheet
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JP1988137111U
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忠一 稲森
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロボットアームに装着され、例えば自動車
用シートを把持するシート把持ハンドに関する。
(従来の技術) 従来、この種のシート把持ハンドは、例えば特開昭60
-186389号公報、特開昭60-186390号公報、特開昭62-218
289号公報等に示されるように、シートバックを把持す
るシートバック把持機構とシートクッションを把持する
シートクッション把持機構とを備えている。かゝるシー
ト把持装置において、上記各把持機構は、シリンダを駆
動源とし、このシリンダの出力をクランプ部材に伝達
し、該クランプ部材を回動または直線移動させて、シー
トバックの前後およびシートクッションの上下をクラン
プする構成とされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のシート把持ハンドによれ
ば、シートバック、シートクッション共にクランプする
構成としているため、構造の複雑化が避けられず、部品
点数の増大はもとより調整箇所の増大をもたらし、その
上、重量増加を招いてロボットハンドとしての適用を困
難にする問題があった。またシートバック把持機構とシ
ートクッション把持機構とは、L字状の支持フレームに
配設されて相対位置が固定的となっており、シートバッ
クを前倒し姿勢としたシートか、それを起立姿勢とした
シートかの何れか一方にしか対応できず、適用範囲が狭
いという問題もあった。
本考案は、上記従来の問題を解決することを課題とし
てなされたもので、その目的とするところは、構造簡単
で汎用性に富むシート把持ハンドを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は、ロボットアーム
に装着され、ロボット動作によりシートクッションとシ
ートバックとの間に位置決めされる支持フレームを備
え、該支持フレームに、シートクッションの前端の下コ
ーナ部に係合可能な支持部を先端部に有する固定アーム
とシートバックの背面に係合可能な支持部を先端部に有
する可動アームとを取付け、前記可動アームを、前記支
持フレームに対して少なくとも2軸で連結された複数の
回転アームから形成すると共に、先端側の回転アームを
屈曲形状として、その屈曲形状の1つの辺に前記支持部
を設定し、かつ前記各軸を介して前記各回転アームを独
立に回転させる複数のサーボモータを備え、シートクッ
ションとシートバックとの間に支持フレームを位置決め
した状態で各回転アームを回転させることにより、前記
屈曲形状の回転アームをシートバックの側方および上方
を通過させて、その支持部をシートバックの背面側へ回
り込ませるようにしたことを特徴とする。
(作用) 上記構成のシート把持ハンドにおいは、固定アームと
可動アームとにより、人間が抱え上げる要領でシートを
持上げることができ、複雑なクランプ機構によらないシ
ート把持が可能になる。しかもサーボモータにより多軸
の回転アームを駆動して、支持フレーム(可動アームの
取付点)と可動アームの先端の支持部との相対的な位置
関係を任意に制御することができ、シートバックの姿勢
にかかわらず、シートを把持できるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図ないし第3図において、1は支持フレームであ
り、該支持フレーム1は、その一端から延ばしたブラケ
ット2を介してロボットアーム3(第2図)に連結され
ている。支持フレーム1の一側面には、略U字状をなす
固定アーム4が取付けられている。この固定アーム4
は、その一端に固着した取付プレート5をボルト6にて
支持フレーム1に止めることにより、該支持フレーム1
に対して脱着自在に固定されている。固定アーム4はま
た、その自由端部にシートSを構成するシートクッショ
ンSaの前端の下面に当接可能な支持プレート(支持部)
7を固着している。
一方支持フレーム1の、ブラケット2を取付けた側と
反対側の端部には可動アーム8が取付けられている。可
動アーム8は直線状の第1の回転アーム9とL字状の第
2の回転アーム10とから成り、第1の回転アーム9は、
その一端を軸(図示略)を介して支持フレーム1に回動
自在に結合させ、第2の回転アーム10は、その一端を同
じく軸(図示略)を介して第1の回転アーム9の他端に
回動自在に結合させている。第2の回転アーム10は、L
字状の一辺を上記固定アーム4と反対方向へ延ばすと共
に前記一辺に続く他の辺(自由端部)をロボットアーム
3側へ延ばし、その自由端部(支持部)10aをシートバ
ックSbの背面に当接させることができるようになってい
る。
また、上記支持フレーム1に対する第1の回転アーム
9の結合部には第1のサーボモータ11が、第1の回転ア
ーム9に対する第2の回転アーム10の結合部には第2の
サーボモータ12がそれぞれ設けられている。第1のサー
ボモータ11の出力軸は減速機13を介して前記第1の回転
アーム9の軸に連結され、一方第2のサーボモータ12の
出力軸は減速機14を介して第2の回転アーム10の軸に連
結されている。すなわち、各サーボモータ11,12の作動
により各回転アーム9,10が独立に回転し、固定アーム4
に対する可動アーム8の位置が任意調整されるようにな
っている。
かゝる構成のシート把持ハンドにより、いまシートS
を自動車に搭載する場合、予め所定位置にストックされ
たシートSに対してロボットの動作により本シート把持
ハンドを移動させ、その支持フレーム1をシートクッシ
ョンSaとシートバックSbとの中間に位置させる。この
時、可動アーム8の第1、第2の回転アーム9,10は、第
2の回転アーム10の支持部10aがシートSのまくらScの
上方に位置するように、できるだけ延ばしておく。そし
て、先ずロボットアーム3の動きにより固定アーム4の
支持プレート7をシートクッションSaの前端の下面に当
接させ、続いて第1、第2のサーボモータ11,12の同時
作動により、第1の回転アーム9を第1図の反時計方向
へ、第2の回転アーム10を第1図の時計方向へそれぞれ
軸を中心に回転させて、第2の回転アーム10の支持部10
aをシートバックSbの背部に回して該シートバックSbの
背面凹部Sdに係合させる。これによりシートSは、固定
アーム4の支持フレーム7と第2の回転アーム10の支持
部10aとの2点で支持され、下方から持上げ可能な状態
となる。
次に、ロボットアーム3の動きによりシートSを持上
げる。すると、第1図に示すように、固定アーム4の支
持プレート7上の固定点Oを支点にしてシートSの重心
Pに第1図で時計回りのモーメントMが作用するが、第
2の回転アーム10の支持部10aの中心点Qを通る回転半
径Rは、シートバックSbの上部分Seの内側となってお
り、したがってシートSを持上げた際、該シートSの本
シート把持ハンドからの落下が防止される。
このようにしてシートSは安定して保持され、その後
ロボットの動作により自動車の組立ラインまで搬送され
る。組立ラインにおいて、シートSは、ロボットアーム
3の動きにより車室内へ装入され、所定の位置に搭載さ
れる。搭載完了後、第1、第2のサーボモータ11,12の
同時作動により、第1、第2の回転アーム9,10のそれぞ
れを車体と干渉しないように上記と逆方向に回転させ、
両アーム9,10を元の位置に復帰させる。その後、ロボッ
トアーム3の動きによりシート把持ハンドの全体をシー
トSの前方(第1図の左方向)へ移動させ、そのまゝ車
室内から本シート把持ハンドを取出し、これにて一連の
シート組立は完了する。
しかして、本シート把持ハンドにより、シートバック
Sbが前倒し状態のシートSを自動車に搭載する場合は、
第4図に示すように、予め垂直方向に起立した状態に形
状変更した固定アーム4′を用意し、先の固定アーム4
に代えてこれを支持フレーム1に取付ける。これによっ
て、前倒し状態のシートバックSbに干渉することなく支
持フレーム1を位置決めすることができ、その後は、上
記実施例と同様の手順でシートSを把持することができ
る。この場合も、同図に示すように、固定アーム4′の
支持プレート7上の固定点Oを中心にする、第2の回転
アーム10の支持部10aの中心点Qを通る回転半径Rは、
シートバックSbの上部分Seの内側となり、シートSが本
シート把持ハンドから落下することはなくなって、安定
して自動車に搭載することができる。
なお、上記2つの実施例において、可動アーム7を2
軸構成としたが、該可動アームは3軸以上のより多軸構
成することができる。また本考案において上記サーボモ
ータ11,12の種類は、特に問うものでなく、例えば電気
式、油圧式のものを用いることができる。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝるシート
把持ハンドは、固定アームと可動アームとにより下から
シートを持上げる構成としたので、複雑なクランプ機構
を省略できて構造が著しく簡単となる効果が得られた。
そしてこの構造の簡略化により、部品点数はもとより調
整箇所の削減が可能になって、製作コストが大幅に低減
する効果が得られた。またその機構の簡単さにより自動
車搭載時のロボットティーチングが容易となり、全体が
軽量化されたことと相まって、ロボットハンドとして好
適となる効果が得られた。さらに可動アームを多軸構成
としてこれをサーボモータにより駆動するようにしたの
で、シートバックの姿勢やシートの大きさにかかわら
ず、その背面の所望の部位に可動フレームの支持部を当
てて、常に安定してシートを支持でき、汎用性が著しく
高まり、その上、狭い車室内での取外しも良好となって
作業性が著しく高まる効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるシート把持ハンドの一実施例を
示す正面図、第2図はその平面図、第3図はその側面
図、第4図は本シート把持ハンドの他の実施例を示す正
面図である。 1……支持フレーム 4……固定アーム 8……可動アーム 9,10……回転アーム 11,12……サーボモータ S……シート Sa……シートクッション Sb……シートバック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−152559(JP,A) 特開 昭63−62686(JP,A) 特開 昭62−162491(JP,A) 実開 昭63−107583(JP,U) 特公 平2−28508(JP,B2) 特公 平4−5591(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットアームに装着され、ロボット動作
    によりシートクッションとシートバックとの間に位置決
    めされる支持フレームを備え、該支持フレームに、シー
    トクッションの前端の下コーナ部に係合可能な支持部を
    先端部に有する固定アームとシートバックの背面に係合
    可能な支持部を先端部に有する可動アームとを取付け、
    前記可動アームを、前記支持フレームに対して少なくと
    も2軸で連結された複数の回転アームから形成すると共
    に、先端側の回転アームを屈曲形状として、その屈曲形
    状の1つの辺に前記支持部を設定し、かつ前記各軸を介
    して前記各回転アームを独立に回転させる複数のサーボ
    モータを備え、シートクッションとシートバックとの間
    に支持フレームを位置決めした状態で各回転アームを回
    転させることにより、前記屈曲形状の回転アームをシー
    トバックの側方および上方を通過させて、その支持部を
    シートバックの背面側へ回り込ませるようにしたことを
    特徴とするシート把持ハンド。
JP1988137111U 1988-10-20 1988-10-20 シ−ト把持ハンド Expired - Lifetime JP2536147Y2 (ja)

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JP1988137111U JP2536147Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 シ−ト把持ハンド

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JP1988137111U JP2536147Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 シ−ト把持ハンド

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JPH0257790U JPH0257790U (ja) 1990-04-25
JP2536147Y2 true JP2536147Y2 (ja) 1997-05-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152559A (ja) * 1986-12-04 1988-06-25 本田技研工業株式会社 車両用座席自動組込み装置

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JPH0257790U (ja) 1990-04-25

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