JP2535650B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2535650B2
JP2535650B2 JP2194204A JP19420490A JP2535650B2 JP 2535650 B2 JP2535650 B2 JP 2535650B2 JP 2194204 A JP2194204 A JP 2194204A JP 19420490 A JP19420490 A JP 19420490A JP 2535650 B2 JP2535650 B2 JP 2535650B2
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昌雄 安藤
元彦 谷川
実 望月
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば、電子複写機等の画像形成装置
に付設されて画像形成部に用紙を送り込む給紙装置に係
り、より詳細には、複数の給紙カセットから用紙を選択
的に給紙する給紙装置に関する。
(従来の技術) 近年、複数の給紙カセットから用紙を選択的に給紙す
ることのできる給紙装置を備えた画像形成装置が実用化
されている。
通常、この種の給紙装置は、給紙カセットが多段に構
成され、給紙カセットから選択的に取出した用紙を、複
数の搬送ローラおよびガイド板により構成された用紙搬
送路を介して画像形成装置に送り込む構成となってい
る。
従来、この種の給紙装置では、給紙カセットのそれぞ
れに、さまざまなサイズの用紙が横置きあるいは縦置き
の方向で収納されるようになっている。このため、各給
紙カセットに収容されている用紙サイズに合わせたサイ
クルで用紙の給紙を行わなければならないという欠点が
あった。
この用紙サイズごとのサイクルによる給紙方式を行お
うとすると、各段、各紙サイズに応じたサイクルを計算
し、あるいは、データとして持った上で制御をしなけれ
ばならず、制御が煩雑になるという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、各給紙カセットのそれぞれに収容さ
れている用紙サイズごとに異なったサイクルで給紙を行
わなければならず、制御が複雑なものとなるという欠点
を除去するもので、制御を簡略するとともに、用紙を連
続して給送できる給紙装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、用
紙を収容する用紙カセットと、この用紙カセットから用
紙を取り出して給紙ローラと、この給紙ローラにより給
紙された用紙の先端を整位するとともに、この用紙をさ
らに搬送する第1のレジストローラと、この第1のレジ
ストローラの用紙搬送方向上流かつ直前に設けられ、用
紙を検出する第1の用紙検知センサと、前記第1のレジ
ストローラよりも用紙搬送方向下流に設けられ、前記第
1のレジストローラにより搬送された用紙の先端を整位
するとともに、この用紙をさらに下流に搬送する第2の
レジストローラと、この第2のレジストローラの用紙搬
送方向上流かつ直前に設けられ、用紙を検知する第2の
用紙検知センサと、前記給紙ローラを駆動して前記用紙
カセットからの第1の用紙を給紙し、前記第1の用紙検
知センサにより前記第1の用紙の先端が検知されたこと
に同期して前記給紙ローラを停止し、前記給紙ローラが
停止してから所定のアライニング時間経過後に前記第1
のレジストローラを駆動して前記第1の用紙を搬送し、
前記第1の用紙検知センサにより前記第1の用紙の後端
が検知されたことに同期して前記給紙ローラを駆動して
前記用紙カセットから第2の用紙を給紙するとともに、
前記第1の用紙検知センサにより前記第1の用紙の後端
が検知されたことに同期して前記第1のレジストローラ
を停止し、前記第1の用紙検知センサにより前記第2の
用紙の先端が検知されたことに同期して前記給紙ローラ
を停止し、前記給紙ローラが停止してから所定のアライ
ニング時間経過後に前記第1のレジストローラを駆動し
て前記第2の用紙を搬送し、前記第1の用紙の先端が前
記第2の用紙検知センサに検知されたことに同期して、
前記第1および第2のレジストローラの駆動を同時に停
止し、前記第1および第2のレジストローラが停止して
から所定のアライニング時間経過後に前記第1および第
2のレジストローラを同時に駆動し、前記第2の用紙セ
ンサにより前記第1の用紙の後端が検知されたことに同
期して前記第2のレジストローラの駆動を停止する制御
手段とを具備することを特徴とする給紙装置を提供する
ものである。
(作用) この発明は、画像形成装置に付設されて画像形成部に
用紙を送り込む給紙装置において、第1および第2のレ
ジストローラと第1のレジストローラに向かって用紙カ
セットから用紙を給送する給紙ローラとを有し、制御手
段により、給紙ローラを駆動して用紙カセットからの第
1の用紙を給紙し、第1の用紙検知センサにより第1の
用紙の先端が検知されたことに同期して給紙ローラを停
止し、給紙ローラが停止してから所定のアライニング時
間経過後に第1のレジストローラを駆動して第1の用紙
を搬送し、第1の用紙検知センサにより第1の用紙の後
端が検知されたことに同期して給紙ローラを駆動して用
紙カセットから第2の用紙を給紙するとともに、第1の
用紙検知センサにより第1の用紙の後端が検知されたこ
とに同期して第1のレジストローラを停止し、第1の用
紙検知センサにより第2の用紙の先端が検知されたこと
に同期して給紙ローラを停止し、給紙ローラが停止して
から所定のアライニング時間経過後に第1のレジストロ
ーラを駆動して第2の用紙を搬送し、第1の用紙の先端
が第2の用紙検知センサに検知されたことに同期して、
第1および第2のレジストローラの駆動を同時に停止
し、第1および第2のレジストローラが停止してから所
定のアライニング時間経過後に第1および第2のレジス
トローラを同時に駆動し、第2の用紙センサにより第1
の用紙の後端が検知されたことに同期して第2のレジス
トローラの駆動を停止することにより、複数の給紙部を
有する給紙装置の単一の用紙搬送路中に、各給紙段に対
応して配置されている複数のレジストローラを所定のタ
イミングで駆動/停止することにより、用紙のサイズに
拘りなく、一定の間隔で用紙を用紙カセットから搬送可
能とするものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を第1図から第4図を参照
して説明する。
第2図および第3図はこの発明の給紙装置を適用した
画像形成装置ユニットAの外観を示し、第1図はその内
部構造を概略的に示す。
画像形成装置ユニットAは、画像形成装置としての電
子写真複写装置1と、この電子写真複写装置1が載置さ
れる給紙装置であるところのマルチカセットフィーダ2
とからなる。
第2図に示すように、電子写真複写装置1の装置本体
3の上面側には、原稿載置台としての原稿ガラス4が配
置されているとともに、前端縁部に沿って操作パネル5
が配置されている。
また、上面の後端縁部には、原稿押えカバー6が回動
自在に取り付けられており、原稿ガラス4上に載置され
た原稿Dを押えるようになっている。
装置本体3の右側面には、手差しガイド7と、この下
方にオプションの給紙カセットを装着するためのカセッ
ト装着部8が設けられている。また、装置本体3の左側
面には、コピー受9が装着されている。
また、第3図に示すように、電子写真複写装置1は、
フロントカバー10を開いた後、開閉レバー11を押上げる
ことにより、上部ユニット1Aを下部ユニット1Bから離間
するように上方に回動変位できるようになっており、装
置本体3内に収容された画像形成手段12を後述する用紙
搬送路を、実質的な境界として露出できるようになって
いる。
また、マルチカセットフィーダ2は、下部ユニット2A
と、上部ユニット2Bとからなり、下部ユニット2Aには、
前面側に引出し自在な第1ないし第3の給紙カセット1
5、16および17が組込まれている。
一方、下部ユニット2Aの右側面にはメインテナンス用
の下サイドカバー18が設けられており、上部ユニット2B
の右側面にはメインテナンス用の下サイドカバー19が設
けられている。なお、第1ないし第3の給紙カセット1
5、16および17はサービスマンによって電子写真複写装
置1の本体から取り出せるようになっている。
また、画像形成手段12は、次のような構成となってい
る。
すなわち、第1図に示すように、装置本体3内のほぼ
中央部に像担持体としての感光体ドラム25が回転自在に
設けられている。
この感光体ドラム25の周囲には、その回転方向(矢印
方向a)に沿って、帯電装置26、LED消去アレイ27、現
像装置28、転写装置29、剥離装置30、クリーニング装置
31および除電装置32が順次配設されている。さらに、装
置本体3内上部には、前記LED消去アレイ27と現像装置2
8との間に前記原稿ガラス4上にセットされた原稿Dの
画像情報を露光する光学系移動式の露光装置33が設けら
れている。
また、装置本体3内には、カセット装着部8に装着さ
れた給紙カセット34或いは前記マルチカセットフィーダ
2から自動給紙された用紙P、または、手差しガイド7
から手差し給紙された用紙Pを、転写装置29と感光体ド
ラム25との間の画像転写部35を経てコピー受9に導く用
紙搬送路36が形成されている。用紙搬送路36には、画像
転写部35よりも上流側に位置して整位手段としてのレジ
ストローラ対37が、また、画像転写部35よりも下流側に
位置して定着装置38および排紙ローラ対39が配設された
状態となっている。
なお、画像形成手段12を構成する上記各装置について
はこの発明と直接関係ないため詳細な説明は省略する。
ただし、画像形成手段12は用紙サイズに応じて異なった
サイクルで画像形成処理を行うようになっている。
さらに、第1図に示すように、レジストローラ対37の
上流側には、前記マルチカセットフィーダ2から給紙さ
れた用紙Pを搬送する用紙搬送路36の下流端が合流する
ようになっている。
また、手差しガイド7とレジストローラ対37との間に
位置して、用紙検知スイッチ41と手差し給紙ローラ42が
配置されている。カセット装着部8に対応して給紙カセ
ット34内の用紙Pを取出すピックアップローラ43、給紙
ローラ44、分離ローラ45およびロアサイズスイッチ46な
どが配置されている。
レジストローラ対37を構成する下ローラ37aおよび上
ローラ37bの周面には、それぞれブラシ47が摺擦するよ
うになっている。
また、レジストローラ対37の入口側近傍には用紙スト
ップスイッチ48が配置されており、出口側には転写前ガ
イド49が配置されている。
第4図は、操作パネル5を示す。
操作パネル5の右部分には、クリップ等をおくクリッ
プトレイ60、コピーをとる時に使用するコピーキー61、
コピーしたい枚数をセットするときに使用するテンキー
62、連続コピーの途中、割込みコピーしたいときに使用
する割込みキー63、余熱状態にする余熱キー64、全ての
コピーモードを標準モードに戻すときに使用するオール
クリアキー65およびコピー枚数を訂正するとき、また
は、コピーを途中で止めたいとき使用するクリア/スト
ップキー66が配設されている。
これらの配設位置より左側かつ操作パネル5の中央部
分より右側には、テンキー62でセットしたコピー枚数を
表示するコピー枚数表示部67、操作手順や機械の状態を
文字で表示するメッセージ表示部68、操作手順がわから
ないとき使用する操作ガイドキー69、カラーコピー枚数
を確認するときに使用するカラーカウンタ70、選択され
た倍率を表示する倍率表示部71、コピーモードをセット
するときに、または、呼出すときに使用するメモリ・セ
ットキー72、自動露光とマニュアル露光を切り変えると
きに使用する自動露光キー73、マニュアル露光時のコピ
ー濃度を変えるときに使用する露光スライドつまみ74、
倍率を大きくすときに使用するズームキー75、等倍コピ
ーをとるときに使用する100%キー76および倍率を小さ
くするときに使用するズームキー77が配設されている。
操作パネル5の中央部分より左側には、自動用紙選択
モードを設定するとき使用する自動用紙選択キー79、自
動倍率選択モードを設定するとき使用する自動倍率選択
キー80、原稿セット方向を点灯表示する原稿方向表示ラ
ンプ81、コピーサイズを選択するときに使用する用紙サ
イズキー82、原稿サイズを選択するときに使用するもの
で、倍率が自動的にセットされる原稿サイズキー83、カ
セットを切り換えるときに使用するカセット選択キー8
4、カラーコピーを表示するコピー色表示部85および複
写機の動作状態を表示する表示パネル86が配設されてい
る。
表示パネル86は、第5図に詳図するような機械に模し
た画像が表示されている。たとえば、給紙カセット15の
用紙無し時に点滅表示される紙無し表示画像86a、給紙
カセット16の用紙無し時に点滅表示される紙無し表示画
像86b、給紙カセット17の用紙無し時に点滅表示される
紙無し表示画像86c、選択画像を表示する選択カセット
表示画像86d、86e、86f、マルチカセットフィーダ2内
でのジャムの発生を表示するジャム表示画像86gが表示
されるようになっている。
つぎに、マルチカセットフィーダ2の構成について説
明する。
まず、第1図および第6図を参照して基本構成を説明
する。
下部ユニット2Aには、3段に亘ってカセット収容部9
5、96、97が形成されており、前述したように、3つの
給紙カセット15、16および17が前面側に引出し自在に収
容されている。
そして、たとえば、下段の給紙カセット15にはA4サイ
ズの用紙P、中段の給紙カセット16にはB4サイズの用紙
P、上段の給紙カセット17にはA3サイズの用紙Pが収容
されるようになっている。
また、下部ユニット2A内及び上部ユニット2B内の右側
部位には、各給紙カセット15ないし17から取出された用
紙Pを上方に向けて搬送するための給紙搬送路40が形成
されている。この給紙搬送路40の終端部40aは、電子写
真複写装置1に形成された用紙搬送路36の上流側に合流
すべく形成された用紙搬入路98の起端部98aと接続した
状態となっている。
また、下段の給紙カセット15の装着位置の近傍には、
ピックアップローラ100、給紙ローラ101、分離ローラ10
2、フィードクラッチ103、トレイ133aの上昇検知用のト
レイアップスイッチ104および用紙無し検知用のエンプ
ティスイッチ105、及び、エレベータ106が配置されてい
る。
中段の給紙カセット16の装着位置の近傍には、ピック
アップローラ110、給紙ローラ111、分離ローラ112、フ
ィードクラッチ113、トレイ133bの上昇検知用のトレイ
アップスイッチ114および用紙無し検知用のエンプティ
スイッチ115、及び、エレベータ116が配置されている。
上段の給紙カセット17の装着位置の近傍には、ピック
アップローラ120、給紙ローラ121、分離ローラ122、フ
ィードクラッチ123、トレイ133cの上昇検知用のトレイ
アップスイッチ124および用紙無し検知用のエンプティ
スイッチ125、及び、エレベータ126が配置されている。
また、各エレベータ106、116、126は、それぞれ、図
示しないエレベータ作動機構により軸131a、131bおよび
131cを回動中心として回動変位するようになっている。
そして、各給紙カセット15、16および17の底部に形成さ
れた開口部を介してカセット本体132a、132bおよび132c
内に回動自在に設けられたトレイ133a、133bおよび133c
を押上げ、この上面にセットされた用紙Pを取出しに適
した位置まで押し上げるようになっている。
また、前記給紙搬送路40は、複数のガイド板135……
の相互対向面間に形成されている。
そして、給紙搬送路40の上流部には、下段の給紙カセ
ット15から取出された用紙Pの整位と搬送を行う整位搬
送兼用手段としてレジストローラ対136が設けられてい
る。また、給紙搬送路40の中流部には、中段の給紙カセ
ット16から取出された用紙Pの整位と搬送および下段の
給紙カセット15から取出された用紙Pの搬送を行う整位
搬送兼用手段としてレジストローラ対137が設けられて
いる。さらに、給紙搬送路40の下流部には、上段の給紙
カセット17から取出された用紙Pの整位と搬送および中
段の給紙カセット16、下段の給紙カセット15から取出さ
れた用紙Pの搬送を行う整位搬送兼用手段としてレジス
トローラ対138が配置されている。
また、レジストローラ対136の入口側には下段給紙ア
ライニング用の用紙ストップスイッチ139、レジストロ
ーラ対137の入口側には中段給紙アライニング用の用紙
ストップスイッチ140、及び、レジストローラ対138の入
口側には上段給紙アライニング用の用紙ストップスイッ
チ141がそれぞれ配置されている。
上記スイッチ104、105、114、115、124および125はフ
ォトインタラプタによって構成されており、用紙ストッ
プスイッチ139ないし141は反射形フォトセンサによって
構成されている。
さらに、給紙搬送路40のレジストローラ対137が配設
された中流部付近にはレジストクラッチ142、143および
144が配置された状態となっている。
また、給紙搬送路40の上流部付近には主モータ145が
配置されている。
第7図は画像形成装置ユニットAの制御回路の構成を
説明するためのブロック図である。
第7図を参照すれば、電子写真複写装置1側には、電
子写真複写装置1の全体を制御する主制御部400が設け
られている。
この主制御部400には、上記操作パネル5、画像形成
手段12、用紙ストップスイッチ48、制御プログラムが記
憶されているROM401、データ記憶用の不揮発性メモリた
とえばRAM402、レジストソレノイド404を励磁するドラ
イバ403およびメインモータ406を励磁するドライバ405
が接続されている。
レジストソレノイド404が励磁されることにより、メ
インモータ406の回転が上記レジストローラ対37に伝達
されるようになっている。
上記RAM402はリチウム電池内蔵形のSRAMによって構成
されており、電源断時にも記憶内容が保持されるように
なっている。このRAM402には、マルチカセットフィーダ
2の各給紙カセット15、16および17に収納されている用
紙Pのサイズと方向とが記憶されているようになってい
る。このRAM402への給紙カセット15、16および17に収納
される用紙Pのサイズと方向との設定は、設置時あるい
は調整時にサービスマンにより設定されるようになって
いる。
サービスマンによる各給紙カセット15ないし17に収納
される用紙Pのサイズと方向の設定方法について説明す
る。
すなわち、まず、操作パネル5のテンキー62のコード
入力によりサービスマンモードに設定し、まず第1の給
紙カセット15の設定をテンキー62によりコード入力し、
続いてサイズと方向とをそれぞれテンキー62によりコー
ド入力し、次に第2の給紙カセット16の設定をテンキー
62によりコード入力し、続いてサイズと方向とをそれぞ
れテンキー62によりコード入力し、次に第3の給紙カセ
ット17の設定をテンキー62によりコード入力し、続いて
サイズと方向とをそれぞれテンキー62によりコード入力
する。このコード入力された内容に応じて、主制御部40
0は各給紙カセット15ないし17ごとに収納される用紙P
のサイズと方向とをRAM402に記憶する。また、サービス
マンは、各給紙カセット15ないし17ごとの用紙Pのサイ
ズと方向とを決定するガイド部材を対応する位置に設定
してねじ止めする。
また、マルチカセットフィーダ2側には、マルチカセ
ットフィーダ2の全体を制御する制御部500が設けられ
ている。この制御部500には、制御プログラムが記憶さ
れているROM501、データ記憶用のRAM502、タイマ503、
上記用紙ストップスイッチ48、139、140、141、トレイ
アップスイッチ104、114、124、エンプティスイッチ10
5、115、125、カセットスイッチ182a、182b、182c、上
記下サイドカバー18の開閉に応じた信号を出力するドア
スイッチ520、上記上サイドカバー19の開閉に応じた信
号を出力するドアスイッチ521、主モータ145を駆動する
ドライバ504、トレイモータ151a、151b、151cを励磁す
るドライバ505、506、507、レジストソレノイド514、51
5、516を励磁するドライバ508、509、510、フィードソ
レノイド517、518、519を励磁するドライバ511、512、5
13が接続されている。
レジストソレノイド514、515、516は、それぞれレジ
ストクラッチ142、143、144を駆動するものであり、フ
ィードソレノイド517、518、519はそれぞれフィールド
クラッチ103、113、123を駆動するものである。
次に、このような構成において動作を説明する。
まず、電源投入後から待機状態までのマルチカセット
フィーダ2の動作について説明する。すなわち、電子写
真複写装置1の電源が投入されると、マルチカセットフ
ィーダ2にも電源が供給される。
マルチカセットフィーダ2に電源が供給されると、ト
レイモータ151a、151b、151c順方向に回転し、各給紙カ
セット15、16および17のトレイ133a、133b、133cの上昇
を開始する。それらのトレイ133a、133b、133cが上昇
し、トレイアップスイッチ104、114、124がオン(L→
H)になると、トレイモータ151a、151b、151cを逆方向
に回転し、トレイ133a、133b、133cを下げる。エンプテ
ィスイッチ105、115、125がオン(H)の場合は用紙有
りと判断し、2秒間、トレイ133a、133b、133cを上げた
まま停止し、その間にコピーの要求がなければトレイ13
3a、133b、133cを下げる。
電源投入時、給紙カセット15、16あるいは17が抜かれ
ていたときは、その段のトレイモータ151a、151bあるい
は151cは回転しない。給紙カセット15、16あるいは17が
セットされた時点でトレイ133a、133bあるいは133cを上
昇させて、用紙Pの有無を検知する。
電源投入時、用紙ストップスイッチ139、140、141の
いずれか1つでもオン(すなわち用紙Pが給紙搬送路38
に残っている状態)の場合にはジャムとし、用紙Pを取
り除くまでは動作しない。
次に、待機状態について説明する。
すなわち、上記トレイ133a、133bあるいは133cの上下
動作により用紙Pの有無をチェックした後、待機状態と
なる。待機状態のときはトレイ133a、133bあるいは133c
を下げたままである。
待機状態のとき給紙カセット15、16あるいは17のいづ
れかを抜き差ししたときは、改めてトレイ133a、133bあ
るいは133cを上下させて用紙Pの有無を再チェックす
る。
次に、コピー開始から終了までの動作を説明する。
すなわち、プリントキー61が押されると、主制御部40
0はコピーランニング信号を“L"にするとともに、ドラ
イバ405によりメインモータ406を回転させる。マルチカ
セットフィーダ2はコピーランニング信号が“L"に変化
したら、その時選択されている段のトレイモータ151a、
151bあるいは151cを順方向に回転し、トレイ133a、133b
あるいは133cの上昇を開始する。さらに、コピーランニ
ング信号が“L"になってから0.3秒後に主モータ145をオ
ンする。
トレイ133a、133bあるいは133cが上昇し、トレイアッ
プスイッチ104、114、124がオンしたらトレイ133a、133
bあるいは133cを止める。この時点で給紙が可能になっ
たことを示す用紙レディ信号を制御部500から主制御部4
00に返す。(“H"→“L")。
主制御部400では用紙レディ信号が“L"になったのを
見て給紙リクエスト信号を出す。(“H"→“L") 主制御部400では用紙レディ信号が“L"になったのを
見て給紙リクエスト信号が受け付けられたことを知り、
給紙リクエスト信号を“L"→“H"に戻す。
用紙Pは給紙段の最初のレジストローラ対136、137あ
るいは148で一度アライニングされ、レジストローラ37
で再度アライニングされる。
コピーが終了したら、主制御部400はコピーランニン
グ信号を“H"にする。マルチカセットフィーダ2はコピ
ーランニング信号が“H"になったら主モータ145をオフ
し、トレイモータ151a、151bあるいは151cを逆方向に回
転し、トレイ133a、133bあるいは133cを下げる。
次に、ジャム検知について説明する。すなわち、給紙
を開始してから1.6秒以内に用紙ストップスイッチ139、
140、141がオンしなかったとき、給紙搬送路38内の各用
紙ストップスイッチ139、140、141間を用紙Pの先端が
一定時間内に通過できなかったとき、ジャム検知とな
る。ジャムの解除は、マルチカセットフィーダ2のドア
を閉じたときに用紙ストップスイッチ139、140、141の
いずれかがオンしていたときは、給紙搬送路38に用紙P
があるものと見なしジャムは解除されない。
また、マルチコピー中にマルチカセットフィーダ2内
でジャムが発生したとき、その用紙Pより前に送られた
用紙Pは正常にコピーされる。
次に、サービスコールについて説明する。
すなわち、電源投入時、給紙カセット15、16あるいは
17を抜き差ししたとき、あるいは、コピーを開始したと
き、トレイ133a、133bあるいは133cを上昇させるが、ト
レイ133a、133bあるいは133cの上昇開始から2秒経って
もトレイアップスイッチ104、114、124がオンしないと
きはサービスコールとする。なお、サービスコールを解
除するためには一度電源を切らなければならない。(ド
ア開閉では解除されない。) 次に上記動作を第8図に示すフローチャートを参照し
つつ、具体的に説明する。
すなわち、電子写真複写装置1の電源が投入される
と、マルチカセットフィーダ2にも電源が供給される。
マルチカセットフィーダ2に電源が供給されると、制御
部500はチェックモードか否か調べ(ST1)、チェックモ
ードの場合にはチェックモードの処理を実行する(ST
2)。
また、ステップST1でチェックモードでないか、ある
いは、チェックモードの処理後、テンキー62内の“0"キ
ー、“9"キーの同時投入により(ST3)、制御部500はド
アスイッチ520および521によりドアオープンか否かが調
べられ(ST4)、ドアオープンの場合にはモータ、クラ
ッチ類をすべてオフする(ST5)。この後、ドアスイッ
チ520、521によりドアクローズが判断された場合(ST
6)あるいはステップST4でドアクローズが判断された場
合、制御部500は用紙ストップスイッチ139、140、141が
オンしているか調べ(ST7)、オンしているスイッチが
ある場合にジャムを判断し、後述するジャム処理を行
う。
また、ステップST7で、オンしているスイッチがない
場合、制御部500はトレイ133a、133b、133cを上昇させ
る(ST8)。すなわち、制御部500はドライバ504、505、
505を駆動し、トレイモータ151a、151b、151cを順方向
に回転する。これらのトレイモータ151a、151b、151cの
回転によりカセット本体132a、132b、132cの各エレベー
タ106、116、126が回動変位することにより、トレイ133
a、133b、133cが上昇する。
その後、制御部500はトレイアップスイッチ104、11
4、124がオンしたか否かを調べ(ST9)、オンしている
場合には対応するトレイモータ151a、151b、151cを停止
することにより、トレイ133a、133b、133cを停止する
(ST10)。このトレイ133a、133b、133cが停止された場
合、制御部500はエンプティスイッチ105、115、125がオ
ンしているか否かを調べ(ST11)、オンしていない場合
にはその用紙無し信号を主制御部400へ出力する。
これにより、主制御部400はエンプティスイッチ105に
よる用紙無し信号に応じて、給紙カセット15の用紙無し
を判断し、メッセージ表示部68「コピー用紙を補給して
ください」というメッセージを表示し、紙無し表示画像
86aを点滅表示する(ST12)。ついで、制御部500はトレ
イ133aを下降させる(ST13)。すなわち、制御部500は
ドライバ504を駆動し、トレイモータ151aを逆方向に回
転する。このトレイモー151aの回転によりカセット本体
132aのエレベータ106が逆方向に回動変位することによ
り、トレイ133aが下降する。この下降から2秒経過した
際に(ST14)、制御部500はドライバ504によるトレイモ
ータ151aの回転を停止することにより、トレイ133aを停
止する(ST15)。さらに、制御部500はカセットスイッ
チ182aのオフにより給紙カセット15の抜き取りを判断し
(ST16)、カセットスイッチ182aのオンにより、給紙カ
セット15の再挿入を判断した場合に(ST17)、紙無し表
示の消灯の指示を主制御部400へ出力する。これによ
り、主制御部400は紙無し表示画像86aを消灯し(ST1
8)、ステップST8に戻る。
また、エンプティスイッチ115あるいは125がオンせず
に、制御部500が給紙カセット16あるいは17の用紙無し
を判断した場合も、上記給紙カセット15の場合と同様に
動作する。ただし、紙無し表示画像86bあるいは86cが点
滅表示される。
また、ステップST8でのトレイ133a、133b、133cの上
昇から2秒経過してもトレイアップスイッチ104、114、
124のいづれもオンしない場合(ST19)、制御部500はそ
の異常信号を主制御部400へ出力する。これにより、主
制御部400は電子写真複写装置1とマルチカセットフィ
ーダ2のモータ、クラッチ類をすべてオフし(ST20)、
サービスマンコール処理を行う。
また、ステップST11でエンプティスイッチ105、115、
125のオンが判断された場合、制御部500は電子写真複写
装置1の主制御部400からのコピーランニング信号“L"
か否かを調べ(ST21)、コピーランニング信号“L"の場
合、後述するステップST32に進み、コピーランニング信
号が“H"の場合、上記ステップST10によるトレイ133a、
133b、133cの停止から2秒経過するか否かを調べる(ST
22)。この2秒経過が経過した場合、制御部500はトレ
イ133a、133b、133cを下降させる(ST23)。この下降か
ら2秒経過した際に(ST24)、制御部500はドライバ504
によるトレイモータ151aの回転を停止することにより、
トレイ133aを停止する(ST25)。
また、制御部500は主制御部400からのコピーランニン
グ信号が“L"か否かを調べ(ST26)、コピーランニング
信号が“H"の場合、ドアスイッチ520、521によりドアオ
ープンか否かが調べられ(ST27)、ドアオープンの場合
にはステップST5に戻り、ドアクローズの場合にはステ
ップST26に戻るスタンバイ状態となる。
また、ステップST26でコピーランニング信号が“L"の
場合(つまり操作パネル5のコピーキー61が投入される
とコピーランニング信号が“L"となる)、コピー開始と
なり、給紙スタンバイ状態となり、制御部500は選択さ
れている給紙カセット15、16あるいは17に対応するトレ
イ133a、133bあるいは133cを上昇させる(ST28)。その
後、制御部500はトレイアップスイッチ104、114あるい
は124がオンしたか否かを調べ(ST29)、オンしている
場合には対応するトレイモータ151a、151bあるいは151c
を停止することにより、トレイ133a、133bあるいは133c
を停止する(ST30)。
このトレイ133a、133bあるいは133cの停止が行われた
後、あるいは、ステップST29でトレイアップスイッチ10
4、114あるいは124がオフとなっていても、トレイ133
a、133bあるいは133cの上昇から2秒経過していない場
合(ST31)、また上記ステップST21でコピーランニング
信号が“L"の場合、制御部500は主モータ145が回転して
いるか否か調べる(ST32)。これにより、主モータ145
が回転していない場合、制御部500は主制御部400からの
コピーランニング信号が“L"になってから0.3秒経過し
たか否か調べ(ST33)、0.3秒経過していない場合、そ
のままステップST29に戻り、0.3秒経過している場合、
主モータ145をドライバ504により回転させ(ST33)、そ
の後ステップST29に戻る。
また、ステップST31でトレイ133a、133bあるいは133c
の上昇から2秒経過していると判断された場合、制御部
500はその異常信号を主制御部400へ出力する。これによ
り、主制御部400は電子写真複写装置1とマルチカセッ
トフィーダ2のモータ、クラッチ類をすべてオフし(ST
31′)、サービスマンコール処理を行う。
また、ステップST32で主モータ145の回転が判断され
た場合、制御部500は主モータ145の回転が開始されてか
ら0.3秒経過したか否か調べ(ST35)、0.3秒経過してい
ない場合、ステップST29に戻る。0.3秒経過している場
合、制御部500はトレイモータ151a、151bあるいは151c
が回転しているか否か調べ(ST36)、トレイモータ151
a、151bあるいは151cが回転している場合、ステップST2
9に戻り、トレイモータ151a、151bあるいは151cが回転
していない場合、用紙レディ信号を“L"にする(ST3
7)。
ついで、制御部500は主制御部400から給紙要求が有る
か(給紙リクエスト信号が“L"か)否かを調べる(ST3
8)。これにより、給紙要求が無い場合、制御部500はコ
ピー終了か(コピーランニング信号“H"か)否かを調べ
(ST39)、コピー終了でない場合、ステップST38に戻る
給紙待ち状態となり、コピー終了の場合、給紙終了処理
となる。
この給紙終了の場合、制御部500はレジストクラッチ1
42、143あるいは144を切断し、レジストローラ対136、1
37あるいは148を停止するとともに、主モータ145を停止
し(ST40)、さらにトレイ133a、133bあるいは133cを下
降させる(ST41)。
この後、制御部500はコピー開始か(コピーランニン
グ信号“L"か)否かを調べ(ST42)、コピー開始となっ
ていない場合、トレイ133a、133bあるいは133cを下降さ
せてから2秒経過したか否か調べる(ST43)。2秒経過
するまではステップST42に戻り、2秒経過後、制御部50
0はドライバ504、505あるいは506によるトレイモータ15
1a、151bあるいは151cの回転を停止することにより、ト
レイ133a、133bあるいは133cを停止する(ST44)。
また、ステップST42でコピー開始が判断された場合、
制御部500はドライバ504、505あるいは506によるトレイ
モータ151a、151bあるいは151cの回転を停止することに
より、トレイ133a、133bあるいは133cを停止し(ST4
5)、50ミリ秒経過後(ST46)、給紙スタンバイ状態と
してステップST28に戻る。
また、ステップST38で給紙要求が判断された場合、制
御部500は用紙レディ信号を“H"つまりビジーにし(ST4
7)、給紙処理となる。
この給紙処理の場合、制御部500は給紙の対象となっ
ている給紙カセット15、16あるいは17に対応するフィー
ドクラッチ103、113あるいは123をオンすることによ
り、給紙カセット15、16あるいは17に収容されている用
紙Pを給紙する(ST48)。
すなわち、給紙カセット15、16あるいは17の用紙Pを
給紙する場合、制御部500はドライバ511、512あるいは5
13によりフィードソレノイド517、518あるいは519を励
磁し、フィードクラッチ103、113あるいは123をオンす
ることにより、主モータ145の回転がピックアップロー
ラ100、110あるいは120、給紙ローラ101、111あるいは1
21、分離ローラ102、112あるいは122に伝達される。こ
れにより、給紙カセット15、16あるいは17の最上部の用
紙Pがピックアップローラ100、110あるいは120で取り
出され、給紙ローラ101、111あるいは121と分離ローラ1
02、112あるいは122とにより、給紙搬送路40に送り込ま
れる。
そして、制御部500は給紙カセット15、16あるいは17
から取り出された用紙Pの先端により用紙ストップスイ
ッチ139、140あるいは141がオンされたか否かを調べる
(ST49)。これにより、オンされなかった場合、制御部
500はフィードクラッチ103、113あるいは123がオンされ
てから1.6秒経過したかを調べ(ST50)、1.6秒経過して
いない場合、ステップST49に戻り、1.6秒経過している
場合、ジャムを判断し、後述するステップST63からのジ
ャム処理へ進む。
また、ステップST49で、用紙ストップスイッチ139、1
40あるいは141のオンが判断された場合、制御部500はレ
ジストローラ対136、137あるいは148への用紙Pの到達
を判断し、アライニング時間経過した後(ST51)、フィ
ードクラッチ103、113あるいは123をオフすることによ
り、主モータ145の回転がピックアップローラ100、110
あるいは120、給紙ローラ101、111あるいは121、分離ロ
ーラ102、112あるいは122に伝達されなくなる(ST5
2)。これにより、給紙カセット15、16あるいは17の次
の用紙Pが取り出されなくなる。
次に、制御部500はドライバ508、509あるいは510によ
りレジストソレノイド514、515あるいは516を励磁し、
レジストクラッチ142、143あるいは144をオンすること
により、主モータ145の回転がレジストローラ対136、13
7あるいは138に伝達される(ST53)。これにより、レジ
ストローラ対136、137あるいは138の回転により、給紙
搬送路38の用紙Pが搬送される。
ついで、制御部500は用紙ストップスイッチ48がオン
されたか否かを判断し、つまり用紙Pの先端がレジスト
ローラ対37に到達したか否かを判断する(ST54)。この
際、所定時間経過しても用紙ストップスイッチ48がオン
されなかった場合(ST55)、制御部500はジャムを判断
し、後述するステップST63からのジャム処理へ進む。上
記所定時間は用紙Pが給紙カセット15、16あるいは17の
どれからのものであるかにより、変更されるようになっ
ている。
また、ステップST54において所定時間内に用紙ストッ
プスイッチ48がオンされた場合、制御部500はアライニ
ング時間分経過した後(ST56)、レジストクラッチ14
2、143あるいは144をオフすることにより、主モータ145
の回転がレジストローラ対136、137あるいは138に伝達
されなくなり(ST57)、ステップST37に戻る。これによ
り、レジストローラ対136、137あるいは138が停止す
る。
また、用紙Pの後端が給紙段の用紙ストップスイッチ
139、140、141を抜けたら、次の用紙Pの給紙が可能に
なるので用紙レディ信号を“L"にする。マルチコピーの
場合は用紙レディ信号が“L"になる度に本体側の主制御
部400から給紙リクエスト信号を送ってくることにな
り、これはコピー枚数分繰り返される。
マルチコピーにおいては用紙Pと用紙Pの間の距離が
一定になるように送られる。したがって、前の用紙Pが
本体側のレジストローラ37でアライニングされていると
き、給紙段によって次の用紙Pが給紙されて用紙搬送路
36に存在するが、前の用紙Pがレジストローラ37の所で
止まっている間は次の用紙Pも停止しており、前の用紙
Pがスタートすると同時に次の用紙Pもスタートし常に
同じ間隔を開けて用紙Pは搬送される。
また、主制御部400は用紙ストップスイッチ48のオン
により用紙Pの先端がレジストローラ対37に到達したこ
とを判断しており、レジストローラ対37に対する回転信
号としてのレジストローラスタート信号が“L"となった
場合、ドライバ404によりレジストソレノイド405を励磁
し、レジストクラッチ406をオンすることにより、メイ
ンモータ406の回転をレジストローラ対37に伝達する(S
T59)。これにより、用紙Pがレジストローラ対37によ
り搬送され、画像形成手段12による画像形成が行われた
後、コピー受け9上に排紙される。
また、上記用紙Pが搬送され、用紙ストップスイッチ
48がオフされた場合(ST60)、主制御部400は用紙Pの
後端がレジストローラ対37を通過するまでの時間分遅延
した後(ST61)、レジストクラッチ406をオフすること
により、メインモータ406の回転がレジストローラ対37
に伝達されなくなり(ST62)、ステップST58に戻る。
次に、ジャム処理について説明する。すなわち、ステ
ップST7、50、55でジャムが判断された場合、制御部500
は、ジャムの発生した位置より下流の用紙搬送路36上に
用紙Pがあるか否かを判断する。これにより、ジャムの
発生した位置より下流の用紙搬送路36上に用紙Pが無い
と判断された場合、制御部500はジャム信号を制御部400
へ出力する。また、ジャムの発生した位置より下流の用
紙搬送路36上に用紙Pがあると判断された場合、制御部
500はその用紙Pに対する用紙ストップスイッチ37から
の通過検知信号が供給されてから所定時間経過した後、
ジャム信号を制御部400へ出力する。この所定時間は用
紙Pの後端が用紙ストップスイッチ37を通過してからコ
ピー受け9へ排紙されるまでの時間である。
そして、制御部400はジャム信号を受付けると、電子
写真複写装置1とマルチカセットフィーダ2のモータ、
クラッチ類をすべてオフし(ST63)、メッセージ表示部
68で「機械内部で紙づまりです」というメッセージを表
示し、ジャム表示画像86gを点滅表示する(ST64)。つ
いで、制御部500はドアスイッチ520および521のオンに
よりドアオープンを判断し(ST65)、続いてドアスイッ
チ520、521のオフにより、ドアクローズを判断した場合
に(ST66)、用紙ストップスイッチ139、140、141がオ
ンしているか調べる(ST67)。この結果、制御部500
は、それらのスイッチのいずれかがオンしている場合、
ステップST65に戻り、それらのスイッチがオフしている
場合にジャム表示の消灯の指示を主制御部400へ出力す
る。これにより、主制御部400はジャム表示画像86gを消
灯し(ST68)、ステップST8に戻る。また、コピー中
に、エンプティスイッチ105による給紙カセット15の用
紙無しが検知された場合、制御部500はトレイ133aを下
降させる。この下降から2秒経過した際に、制御部500
はドライバ504によるトレイモータ151aの回転を停止す
ることにより、トレイ133aを停止する。この後、制御部
500は給紙カセット15、の用紙無し信号を主制御部400へ
出力する。これにより、主制御部400はエンプティスイ
ッチ105による用紙無し信号に応じて、給紙カセット15
の用紙無しを判断し、メッセージ表示部68で「コピー用
紙を補給してください」というメッセージを表示し、紙
無し表示画像86aを点滅表示する。
また、エンプティスイッチ115あるいは125がオンせず
に、制御部500が給紙カセット16あるいは17の用紙無し
を判断した場合も、上記給紙カセット15の場合と同様に
動作する。ただし、紙無し表示画像86bあるいは86cが点
滅表示される。
なお、上記用紙Pの給紙搬送動作を説明するための各
部のタイミングチャートは第31図に示すようになってい
る。この場合、給紙カセット15から2枚の用紙Pが連続
給紙される場合の例である。
また、給紙カセット15から用紙Pが取り出されてレジ
ストローラ対37に搬送される場合、レジストローラ対13
6でアライニングが行われ、レジストローラ対137、138
は搬送ローラとして用いる。給紙カセット16から用紙P
が取り出されてレジストローラ対37に搬送される場合、
レジストローラ対137でアライニングが行われ、レジス
トローラ対138は搬送ローラとして用いる。給紙カセッ
ト16から用紙Pが取り出されてレジストローラ対37に搬
送される場合、レジストローラ対138でアライニングが
行われる。
上記したように、所定の給紙カセットから連続して用
紙が取り出される際に、その給紙カセットから取り出さ
れた用紙の先端が対応するレジストローラにより整位さ
れ、用紙ストップスイッチにより前の用紙の後端を検知
してから所定時間経過した後、次の用紙を搬送すること
により、用紙サイズに関係なく、用紙と用紙の間隔を一
定にして連続給紙をするようにしたものである。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、画像形成装置
に付設されて画像形成部に用紙を送り込む給紙装置にお
いて、第1および第2のレジストローラと第1のレジス
トローラに向かって用紙カセットから用紙を給送する給
紙ローラとを有し、制御手段により、給紙ローラを駆動
して用紙カセットからの第1の用紙を給紙し、第1の用
紙検知センサにより第1の用紙の先端が検知されたこと
に同期して給紙ローラを停止し、給紙ローラが停止して
から所定のアライニング時間経過後に第1のレジストロ
ーラを駆動して第1の用紙を搬送し、第1の用紙検知セ
ンサにより第1の用紙の後端が検知されたことに同期し
て給紙ローラを駆動して用紙カセットから第2の用紙を
給紙するとともに、第1の用紙検知センサにより第1の
用紙の後端が検知されたことに同期して第1のレジスト
ローラを停止し、第1の用紙検知センサにより第2の用
紙の先端が検知されたことに同期して給紙ローラを停止
し、給紙ローラが停止してから所定のアライニング時間
経過後に第1のレジストローラを駆動して第2の用紙を
搬送し、第1の用紙の先端が第2の用紙検知センサに検
知されたことに同期して、第1および第2のレジストロ
ーラの駆動を同時に停止し、第1および第2のレジスト
ローラが停止してから所定のアライニング時間経過後に
第1および第2のレジストローラを同時に駆動し、第2
の用紙センサにより第1の用紙の後端が検知されたこと
に同期して第2のレジストローラの駆動を停止すること
により、複数の給紙部を有する給紙装置の単一の用紙搬
送路中に、各給紙段に対応して配置されている複数のレ
ジストローラを所定のタイミングで駆動/停止すること
により、用紙のサイズに拘りなく、一定の間隔で用紙を
用紙カセットから搬送できる給紙装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は本発
明の一実施例を適用した画像形成装置ユニットの内部構
成を示す概略的縦断正面図、第2図は同じく原稿押えカ
バーを開いた状態の外観斜視図、第3図は同じく電子写
真複写装置の上部ユニットを開いた状態の外観斜視図、
第4図は電子写真複写装置の用紙搬送路の上流部分を示
す正面図、第4図は操作パネルの平面図、第5図は操作
パネルの一部拡大図、第6図は本発明の給紙装置の一実
施例を示す縦断正面図、第7図は制御回路の構成を示す
ブロック図、第8図は給紙装置による搬送動作を説明す
るためのフローチャート、第9図は給紙搬送動作を説明
するための各部のタイミングチャートである。 2……給紙装置、5……操作パネル、12……画像形成手
段、30(32)……第1の給紙カセット、31(33)……第
2の給紙カセット、35……用紙押上手段、60……被装着
部、86……第1の駆動力伝達系、87……第2の駆動力伝
達系、88……駆動源(モータ)、89……駆動手段、10
3、113、123……フィードクラッチ、P……用紙、104、
114、124……トレイアップスイッチ、105、115、125…
…エンプティスイッチ、48、139、140、141……用紙ス
トップスイッチ、142〜144……レジストクラッチ、145
……主モータ、151a、151b、151c……トレイモータ、18
2a、182b、182c……カセットスイッチ、400……主制御
部、500……制御部、504〜513……ドライバ、514〜516
……レジストソレノイド、517〜519……フィードソレノ
イド、520、521……ドアスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 元彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イ ンテリジェントテクノロジ株式会社内 (72)発明者 望月 実 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イ ンテリジェントテクノロジ株式会社内 (72)発明者 須崎 良一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イ ンテリジェントテクノロジ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−63944(JP,A) 特開 昭64−38353(JP,A) 特開 平3−172243(JP,A) 特開 平4−12946(JP,A) 特開 平4−60557(JP,A) 実開 昭63−73242(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を収容する用紙カセットと、 この用紙カセットから用紙を取り出して給紙する給紙ロ
    ーラと、 この給紙ローラにより給紙された用紙の先端を整位する
    とともに、この用紙をさらに搬送する第1のレジストロ
    ーラと、 この第1のレジストローラの用紙搬送方向上流かつ直前
    に設けられ、用紙を検出する第1の用紙検知センサと、 前記第1のレジストローラよりも用紙搬送方向下流に設
    けられ、前記第1のレジストローラにより搬送された用
    紙の先端を整位するとともに、この用紙をさらに下流に
    搬送する第2のレジストローラと、 この第2のレジストローラの用紙搬送方向上流かつ直前
    に設けられ、用紙を検知する第2の用紙検知センサと、 前記給紙ローラを駆動して前記用紙カセットからの第1
    の用紙を給紙し、前記第1の用紙検知センサにより前記
    第1の用紙の先端が検知されたことに同期して前記給紙
    ローラを停止し、前記給紙ローラが停止してから所定の
    アライニング時間経過後に前記第1のレジストローラを
    駆動して前記第1の用紙を搬送し、前記第1の用紙検知
    センサにより前記第1の用紙の後端が検知されたことに
    同期して前記給紙ローラを駆動して前記用紙カセットか
    ら第2の用紙を給紙するとともに、前記第1の用紙検知
    センサにより前記第1の用紙の後端が検知されたことに
    同期して前記第1のレジストローラを停止し、前記第1
    の用紙検知センサにより前記第2の用紙の先端が検知さ
    れたことに同期して前記給紙ローラを停止し、前記給紙
    ローラが停止してから所定のアライニング時間経過後に
    前記第1のレジストローラを駆動して前記第2の用紙を
    搬送し、前記第1の用紙の先端が前記第2の用紙検知セ
    ンサに検知されたことに同期して、前記第1および第2
    のレジストローラの駆動を同時に停止し、前記第1およ
    び第2のレジストローラが停止してから所定のアライニ
    ング時間経過後に前記第1および第2のレジストローラ
    を同時に駆動し、前記第2の用紙センサにより前記第1
    の用紙の後端が検知されたことに同期して前記第2のレ
    ジストローラの駆動を停止する制御手段と、 を具備することを特徴とする給紙装置。
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