JPH05208734A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH05208734A
JPH05208734A JP4277708A JP27770892A JPH05208734A JP H05208734 A JPH05208734 A JP H05208734A JP 4277708 A JP4277708 A JP 4277708A JP 27770892 A JP27770892 A JP 27770892A JP H05208734 A JPH05208734 A JP H05208734A
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JP
Japan
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paper
tray
cassette
paper feed
sheet
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Pending
Application number
JP4277708A
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English (en)
Inventor
Norihiko Kida
詔彦 木田
Masao Ando
昌雄 安藤
Motohiko Tanigawa
元彦 谷川
Minoru Mochizuki
実 望月
Ryoichi Suzaki
良一 須崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05208734A publication Critical patent/JPH05208734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給紙カセットを抜くときの騒音がなく、しか
も、取出し手段の変形や、用紙の凹凸あるいは波打ちを
防止して、給紙ミスのない安定した給紙動作を可能とし
た給紙装置を提供する。 【構成】画像形成終了後に押上部材作動手段としてのエ
レベ−タ作動機構130aより押上部材としてのエレベ
−タ106が給紙カセット15から抜け出た位置に移動
する構成とする。これにより、給紙しない待機中はトレ
イ133cが下がった状態となっており、用紙Pの補給
等で給紙カセット15を抜く場合に機械的にトレイ13
3aを下げる必要がなくなるとともに、用紙Pが取出し
手段としてのピックアップロ−ラ100から離れた状態
となるため常時圧接することにより生じるピックアップ
ロ−ラ100の変形や、用紙Pの凹凸あるいは波打ちの
発生を防止し得る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子複写機等の
画像形成装置に付設されて画像形成部に用紙を送り込む
給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の給紙カセットから用紙を選
択的に給紙するようにした給紙装置を備えた画像形成装
置が多機種実用化されている。
【0003】通常、この種の給紙装置にあっては、用紙
が載置される回動自在なトレイを収容してなる給紙カセ
ットに対応して押上部材としてのエレベ−タを設け、画
像形成時にはエレベ−タによって前記トレイを用紙が給
紙可能位置になるように押上げ、また、給紙カセットの
挿脱時にはエレベ−タが干渉しないように給紙カセット
から抜け出るような構成となっている。
【0004】しかしながら、従来、この種の給紙装置に
おいては、コピ−終了後もエレベ−タが上がったままで
トレイを押上げた状態にある。
【0005】このため、用紙の補給等で給紙カセットを
抜くときには、エレベ−タを駆動する動力伝達機構の伝
達経路を遮断することによりトレイを機械的に下げる必
要があり、トレイを機械的に下げるための騒音を発生す
る。また、用紙が取出し手段であるピックアップローラ
に常時当接することによるピックアップローラの変形
や、用紙の凹凸あるいは波打ちが発生し、用紙の多重枚
送り、ジャム等の給紙ミス等が発生するといった問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の給
紙装置においては、非給紙状態においてトレイを押上げ
た状態で待機しており、給紙カセットを抜くときにトレ
イを機械的に下げるための騒音を発生するばかりでな
く、ピックアップローラの変形や、用紙の凹凸あるいは
波打ちによる、用紙の多重枚送り、ジャム等の給紙ミス
等が発生するといった問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
ので、その目的とするところは、給紙カセットを抜くと
きの騒音がなく、しかも、取出し手段の変形や、用紙の
凹凸あるいは波打ちを防止して、給紙ミスのない安定し
た給紙動作を可能とした給紙装置を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、画像形成装置に付設されて画像形成部に
用紙を送り込む給紙装置であって、前記用紙が載置され
る回動自在なトレイを収容し、かつ底部に押上部材挿脱
用の開口部を有してなる給紙カセットと、この給紙カセ
ット内の前記用紙に対向する位置に配設され前記用紙を
取出す取出し手段と、前記給紙カセットの前記開口部に
対応して配設され前記トレイを前記用紙が前記取出し手
段に接触する給紙可能位置になるように押上げる位置お
よび前記給紙カセットから抜け出た位置になるように移
動自在な押上部材と、この押上部材を画像形成時におい
て前記トレイを押上げる位置に移動させ、かつ画像形成
終了後に前記給紙カセットから抜け出た位置に移動させ
るべく作動させる押上部材作動手段とを具備してなる構
成としたものである。
【0009】
【作用】すなわち、本発明の給紙装置によれば、画像形
成終了後に押上部材作動手段により押上部材が給紙カセ
ットから抜け出た位置に移動する構成としたことによ
り、給紙しない待機中はトレイが下がった状態にあり、
用紙の補給等で給紙カセットを抜いたときに騒音が発生
することがない。また、用紙が取出し手段から離れた状
態となるため、取出し手段の変形や、用紙の凹凸あるい
は波打ちの発生を防ぐことができ、用紙の多重枚送り、
ジャム等の給紙ミス等の発生を防止することが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図37
を参照して説明する。
【0011】図2および図3はこの発明の給紙装置を適
用した画像形成装置ユニットAの外観を示し、図1はそ
の内部構造を概略的に示す。
【0012】画像形成装置ユニットAは、画像形成装置
としての電子写真複写装置1と、この電子写真複写装置
1が載置される給紙装置であるところのマルチカセット
フィ−ダ2とからなる。
【0013】図2に示すように、電子写真複写装置1の
装置本体3の上面側には、原稿載置台としての原稿ガラ
ス4が配置されているとともに、前端縁部に沿って操作
パネル5が配置されている。また、上面の後端縁部に
は、原稿押えカバ−6が回動自在に取り付けられてお
り、原稿ガラス4上に載置された原稿Dを押えるように
なっている。
【0014】装置本体3の右側面には、手差しガイド7
と、この下方にオプションの給紙カセットを装着するた
めのカセット装着部8が設けられている。また、装置本
体3の左側面には、コピ−受9が装着されている。
【0015】また、図3に示すように、電子写真複写装
置1は、フロントカバ−10を開いた後、開閉レバ−1
1を押上げることにより、上部ユニット1Aを下部ユニ
ット1Bから離間するように上方に回動変位できるよう
になっており、装置本体3内に収容された画像形成手段
12を後述する用紙搬送路をほゞ境として露出できるよ
うになっている。
【0016】また、マルチカセットフィ−ダ2は、下部
ユニット2Aと、上部ユニット2Bとからなり、下部ユ
ニット2Aには、前面側に引出し自在な第1ないし第3
の給紙カセット15、16、17が組込まれている。ま
た、下部ユニット2Aの右側面にはメインテナンス用の
下サイドカバ−18が設けられており、上部ユニット2
Bの右側面にはメインテナンス用の上サイドカバ−19
が設けられている。第1ないし第3の給紙カセット1
5、16、17はサービスマンによって電子写真複写装
置1の本体から取り出せるようになっている。
【0017】また、画像形成手段12は、次のような構
成となっている。すなわち、図1に示すように、装置本
体3内のほぼ中央部に像担持体としての感光体ドラム2
5が回転自在に設けられている。
【0018】この感光体ドラム25の周囲には、その回
転方向(矢印方向a)に沿って、帯電装置26、LED
消去アレイ27、現像装置28、転写装置29、剥離装
置30、クリ−ニング装置31、および除電装置32が
順次配設されている。さらに、装置本体3内上部には、
前記LED消去アレイ27と現像装置28との間に前記
原稿ガラス4上にセットされた原稿Dの画像情報を露光
する光学系移動式の露光装置33が設けられている。
【0019】また、装置本体3内には、カセット装着部
8に装着された給紙カセット34或いは前記マルチカセ
ットフィ−ダ2から自動給紙された用紙P、または、手
差しガイド7から手差し給紙された用紙Pを、転写装置
29と感光体ドラム25との間の画像転写部35を経て
コピ−受9に導く用紙搬送路36が形成されている。
【0020】用紙搬送路36には、画像転写部35より
も上流側に位置して整位手段としてのレジストロ−ラ対
37が、また、画像転写部35よりも下流側に位置して
定着装置38、および排紙ロ−ラ対39が配設された状
態となっている。
【0021】なお、画像形成手段12を構成する上記各
装置についてはこの発明と直接関係ないため詳細な説明
は省略する。ただし、画像形成手段12は用紙サイズに
応じて異なったサイクルで画像形成処理を行うようにな
っている。
【0022】さらに、図4に詳図するように、レジスト
ロ−ラ対37の上流側には、前記マルチカセットフィ−
ダ2から給紙された用紙Pを搬送する給紙搬送路38の
下流端が合流するようになっている。
【0023】また、手差しガイド7とレジストロ−ラ対
37との間に位置して、用紙検知スイッチ41と手差し
給紙ロ−ラ42が配置されている。カセット装着部8に
対応して給紙カセット34(図1参照)内の用紙Pを取
出すピックアップロ−ラ43、給紙ロ−ラ44、分離ロ
−ラ45、およびロアサイズスイッチ46などが配置さ
れている。
【0024】レジストロ−ラ対37を構成する下ロ−ラ
37aおよび上ロ−ラ37bの周面には、それぞれブラ
シ47が摺擦するようになっている。
【0025】また、レジストロ−ラ対37の入口側近傍
には用紙ストップスイッチ48が配置されており、出口
側には転写前ガイド49が配置されている。
【0026】また、図3および図5に示すように、フロ
ントカバ−10を開けることにより、トナ−カ−トリッ
ジ50、トナ−バック51などが露出するようになって
いる。フロントカバ−10は、下端側をヒンジ機構52
を介して開閉自在に枢支されているとともに、開かれた
フロントカバ−10は、2本の保持ワイヤ−53、53
により略水平状態に保持できるようになっている。
【0027】また、フロントカバ−10を開閉自在に枢
支するヒンジ機構52は次のような構成となっている。
すなわち、図6に示すように、フロントカバ−10に取
付けたステ−55には、ヒンジ56、56の一方の支持
板部56a、56aを兼用する舌片55a、55aが一
体形成されている。そして、フロントカバ−10の取付
けに当たっては、枢支軸57、57を介して支持板部5
6a、56aに回動自在に連結された他方の支持板部5
6b、56bのみをそれぞれ2本のねじ58、58で固
定するようになっている。
【0028】このため、従来のように独立した2つのヒ
ンジのそれぞれの一方の支持板部を2本のねじを介して
ステ−に固定するとともに、2つのヒンジのそれぞれの
他方の支持板部を2本のねじを介して装置本体側に固定
するものに比べ、ねじの削減および組立性の向上、取付
精度の向上が図れる。
【0029】図7は、操作パネル5を示す。
【0030】操作パネル5の右部分には、クリップ等を
おくクリップトレイ60、コピ−をとる時に使用するコ
ピ−キ−61、コピ−したい枚数をセットするときに使
用するテンキ−62、連続コピ−の途中、割込みコピ−
したいときに使用する割込みキ−63、余熱状態にする
余熱キ−64、全てのコピ−モ−ドを標準モ−ドに戻す
ときに使用するオ−ルクリアキ−65、およびコピ−枚
数を訂正するとき、または、コピ−を途中で止めたいと
き使用するクリア/ストップキ−66が配設されてい
る。
【0031】これらの配設位置より左側かつ操作パネル
5の中央部分より右側には、テンキ−62でセットした
コピ−枚数を表示するコピ−枚数表示部67、操作手順
や機械の状態を文字で表示するメッセ−ジ表示部68、
操作手順がわからないとき使用する操作ガイドキ−6
9、カラ−コピ−枚数を確認するときに使用するカラ−
カウンタ70、選択された倍率を表示する倍率表示部7
1、コピ−モ−ドをセットするときに、または、呼出す
ときに使用するメモリ・セットキ−72、自動露光とマ
ニュアル露光を切り変えるときに使用する自動露光キ−
73、マニュアル露光時のコピ−濃度を変えるときに使
用する露光スライドつまみ74、倍率を大きくするとき
に使用するズ−ムキ−75、等倍コピ−をとるときに使
用する100%キ−76、および倍率を小さくするとき
に使用するズ−ムキ−77が配設されている。
【0032】操作パネル5の中央部分より左側には、自
動用紙選択モ−ドを設定するとき使用する自動用紙選択
キ−79、自動倍率選択モ−ドを設定するとき使用する
自動倍率選択キ−80、原稿セット方向を点灯表示する
原稿方向表示ランプ81、コピ−サイズを選択するとき
に使用する用紙サイズキ−82、原稿サイズを選択する
ときに使用するもので、倍率が自動的にセットされる原
稿サイズキ−83、カセットを切り換えるときに使用す
るカセット選択キ−84、カラ−コピ−を表示するコピ
−色表示部85、および複写機の動作状態を表示する表
示パネル86が配設されている。
【0033】表示パネル86は、図8に詳図するような
機械に模した画像が表示されている。たとえば、給紙カ
セット15の用紙無し時に点滅表示される紙無し表示画
像86a、給紙カセット16の用紙無し時に点滅表示さ
れる紙無し表示画像86b、給紙カセット17の用紙無
し時に点滅表示される紙無し表示画像86c、選択画像
を表示する選択カセット表示画像86d、86e、86
f、マルチカセットフィ−ダ2内でのジャムの発生を表
示するジャム表示画像86gが表示されるようになって
いる。
【0034】さらに、操作パネル5の左部分には、原稿
の周囲を枠消しするときに使用する枠消しキ−87、本
等の見開きペ−ジを同時にコピ−するときに使用するぺ
−ジ連写キ−88、ト−タルカウンタ89、トリミング
やマクキングするときに使用する編集キ−90、綴じ代
が必要なとき使用する綴じ代キ−91、および、ソ−ト
モ−ド、グル−プモ−ドを設定するときに使用するソ−
ト/グル−プキ−92が配設されている。
【0035】つぎに、マルチカセットフィ−ダ2の構成
について説明する。
【0036】まず、図1および図9を参照して基本構成
を説明する。
【0037】下部ユニット2Aには、3段に亙ってカセ
ット収容部95、96、97が形成されており、前述し
たように、3つの給紙カセット15、16、17が全面
側に引出し自在に収容されている。
【0038】そして、例えば、下段の給紙カセット15
にはA4サイズの用紙P、中段の給紙カセット16には
B4サイズの用紙P、上段の給紙カセット17にはA3
サイズの用紙Pが収容されるようになっている。
【0039】また、下部ユニット2A内及び上部ユニッ
ト2B内の右側部位には、各給紙カセット15〜17か
ら取出された用紙Pを上方に向けて搬送するための給紙
搬送路40が形成されている。
【0040】この給紙搬送路40の終端部40aは、電
子写真複写装置1に形成された用紙搬送路36の上流側
に合流すべく形成された用紙搬入路98の起端部98a
と接続した状態となっている。
【0041】また、下段の給紙カセット15の装着位置
の近傍には、ピックアップロ−ラ100、給紙ロ−ラ1
01、分離ロ−ラ102、フィ−ドクラッチ103、ト
レイ133aの上昇検知用のトレイアップスイッチ10
4、および用紙無し検知用のエンプティスイッチ10
5、及びエレベ−タ106が配置されている。
【0042】中段の給紙カセット16の装着位置の近傍
には、ピックアップロ−ラ110、給紙ロ−ラ111、
分離ロ−ラ112、フィ−ドクラッチ113、トレイ1
33bの上昇検知用のトレイアップスイッチ114、お
よび用紙無し検知用のエンプティスイッチ115、及び
エレベ−タ116が配置されている。
【0043】上段の給紙カセット17の装着位置の近傍
には、ピックアップロ−ラ120、給紙ロ−ラ121、
分離ロ−ラ122、フィ−ドクラッチ123、トレイ1
33cの上昇検知用のトレイアップスイッチ124、お
よび用紙無し検知用のエンプティスイッチ125、及び
エレベ−タ126が配置されている。
【0044】また、各エレベ−タ106、116、12
6は、それぞれ後述するエレベ−タ作動機構130a、
b、cにより軸131を回動中心として回動変位するよ
うになっている。そして、各給紙カセット15、16、
17の底部に形成された開口部を介してカセット本体1
32a、b、c内に回動自在に設けられたトレイ133
a、b、cを押上げ、この上面にセットされた用紙Pを
取出しに適した位置まで押し上げるようになっている。
【0045】また、前記給紙搬送路40は、複数のガイ
ド板135…の相互対向面間に形成されている。そし
て、給紙搬送路40の上流部には、下段の給紙カセット
15から取出された用紙Pの整位と搬送を行う整位搬送
兼用手段としてレジストロ−ラ対136が設けられてい
る。また、給紙搬送路40の中流部には、中段の給紙カ
セット16から取出された用紙Pの整位と搬送および下
段の給紙カセット15から取出された用紙Pの搬送を行
う整位搬送兼用手段としてレジストロ−ラ対137が設
けられている。さらに、給紙搬送路40の下流部には、
上段の給紙カセット17から取出された用紙Pの整位と
搬送、および中段の給紙カセット16、下段の給紙カセ
ット15から取出された用紙Pの搬送を行う整位搬送兼
用手段としてレジストロ−ラ対138が配置させてい
る。
【0046】また、レジストロ−ラ対136の入口側に
は下段給紙アライニング用の用紙ストップスイッチ13
9、レジストロ−ラ対137の入口側には中段給紙アラ
イニング用の用紙ストップスイッチ140、レジストロ
−ラ対138の入口側には上段給紙アライニング用の用
紙ストップスイッチ141がそれぞれ配置されている。
【0047】上記スイッチ104、105、114、1
15、124、125はフォトインタラプタによって構
成されており、用紙ストップスイッチ139、〜141
は反射形フォトセンサによって構成されている。
【0048】さらに、給紙搬送路40のレジストロ−ラ
対137が配設された中流部付近にはレジストクラッチ
142、143、144が配置された状態となってい
る。また、給紙搬送路40の上流部付近には主モ−タ1
45が配置されている。
【0049】つぎに、図10および図11を参照して、
各給紙カセット15、16、17のトレイ133a、1
33b、133cを押上げる押上部材作動手段としての
エレベ−タ作動機構130a、…について説明する。な
お、エレベ−タ作動機構130a、…は、各給紙カセッ
ト15、16、17とも同一構成であるため、下段の給
紙カセット15について説明し、他は省略する。
【0050】トレイ133aを押上げるための押上手段
としてのエレベ−タ106が取り付けられた軸131に
は、扇型歯車150が取付けられている。そして、この
扇型歯車150にトレイモ−タ151aの駆動力がスプ
リングクラッチ機構159を内蔵した歯車群152を介
して伝達されることにより、スプリング153(図11
参照)の付勢力に抗してエレベ−タ106が軸131を
回動中心として回動変位するようになっている。
【0051】すなわち、図10に示すように、トレイ上
昇時については、トレイモ−タ151aが実線矢印方向
(順方向)へ回転する。そして、ウオ−ム歯車154が
実線矢印方向へ回転するとともにこのウオ−ム歯車15
4と一体の歯車155が一体となって同方向に回転す
る。
【0052】さらに、この歯車155の回転は歯車15
6に伝達され実線矢印方向に回転する。この歯車156
の実線矢印方向の回転によりスプリングクラッチ機構1
59のスプリング160が締まり歯車157、158は
同方向に回転する。そして、この回転力は歯車158と
噛合する前記扇型歯車150に伝達され、扇型歯車15
0を実線矢印方向へ回転させるようになっている。
【0053】これにより、軸131が実線矢印方向へ回
転してエレベ−タ106を上方に回動変位させることに
なる。
【0054】前記歯車156と歯車158との間に設け
られた歯車157は、スプリングクラッチ機構159の
スリ−ブ161の周面に歯を形成してなるもので、この
歯車157にはスプリング160の一端が固定されてい
るとともに歯車162が噛合した状態となっている。
【0055】また、トレイ下降時については、トレイモ
−タ151aが破線矢印方向へ回転する。そして、ウオ
−ム歯車154が破線矢印方向(逆回転)へ回転すると
ともにこのウオ−ム歯車154と一体の歯車155が一
体となって同方向に回転する。
【0056】歯車155の回転は歯車156に伝達され
破線矢印方向に回転する。この歯車156の破線矢印方
向の回転によりスプリングクラッチ機構159のスプリ
ング160が緩み歯車158はフリ−状態となる。
【0057】歯車158がフリ−状態となると、扇型歯
車150がスプリング153により引張られ、扇型歯車
150を破線矢印方向へ回転させるようになっている。
【0058】これにより、軸131が破線矢印方向へ回
転してエレベ−タ106を下ることになる。
【0059】また、軸131にはエレベ−タレバ−16
3が回動自在に取付けられており、その一端部に形成さ
れた歯部163aが歯車162に噛合した状態となって
いる。エレベ−タレバ−163の他端水平片部163b
は給紙カセット15(16、17)の下面前部にそれぞ
れ突設されたカセット突起164の移動路に対応してお
り、他端水平片部163bの上面側にはプッシャ165
が図示しない軸を介して揺動自在に配置されている。
【0060】そして、給紙カセット15(16、17)
を少し引出すと、給紙カセット15(16、17)の下
面前部に突設されたカセット突起164が、プッシャ1
65に当たって揺動させ、これにより、エレベ−タレバ
−163の他端水平片部163bが押下げられる。
【0061】これにより、エレベ−タレバ−163が軸
131を回動支点として実線矢印方向に回動し、歯車1
62が実線矢印方向に回転する。この歯車162の回転
に伴いこれと噛合する歯車157が回転する。この歯車
157の回転によりスプリングクラッチ機構159のス
プリング160が緩み、歯車158はフリ−状態とな
る。そして、前述したと同様に、歯車158がフリ−状
態となると、扇型歯車150が、スプリング153によ
り引張られ、扇型歯車150を破線矢印方向へ回転して
エレベ−タ106が下ることになる。
【0062】これにより、エレベ−タ106(116、
126)が給紙カセット15(16、17)内から抜け
出た状態となり、給紙カセット15(16、17)はエ
レベ−タ106(116、126)が引掛かることなく
引出すことができる。また、トレイ133a(133
b、133c)が下がることにより用紙Pがピックアッ
プロ−ラ100(110、120)から離間し、用紙P
のずれなどが確実に防止されることになる。
【0063】この様に、このものは給紙カセット15
(16、17)の引出し動作に連動してエレベ−タ10
6(116、126)を強制的に下げることができるよ
うにしたものである。したがって、従来のように、トレ
イ133a(133b、133c)を上下させているエ
レベ−タの伝動機構である歯車群中の歯車を給紙カセッ
トのハンドル操作に連動するロック解除部材と連動させ
て外すことにより解除するものに比べ、操作する力が少
なくてすみ、給紙カセット15(16、17)の引出し
操作性の向上が図れる。また、歯車の係脱に伴う異音の
発生や歯車の異常磨耗等を防止できるとともに、歯車を
変位自在に支持するための支持部品やこれを逃がすカム
部材等の比較的大掛かりな部品の削減が図れ、コンパク
ト化とコストの低減が図れる。
【0064】また、前記エレベ−タ106(116、1
26)の動きに連動して、前記分離ロ−ラ102(11
2、122)が給紙ロ−ラ101(111、121)に
密着したり、離間したりするようになっている。
【0065】すなわち、図12および図13に示すよう
に、エレベ−タ106(116、126)には、一体的
に作動レバ−170が連設されており、この作動レバ−
170の上端部はレバ−ア−ム171に対向した状態に
ある。レバ−ア−ム171は中間部に形成された回動支
点171aを中心に回動自在に保持され、上端側には分
離ロ−ラ102(112、122)が取付けられてい
る。また、分離ロ−ラ102(112、122)のシャ
フト102a(112a、122a)は、板ばね172
により常時押し上げられるように付勢された状態となっ
ている。
【0066】しかして、図12に示すように、エレベ−
タ106(116、126)が上がっている状態(給紙
可能状態)においては、エレベ−タ106(116、1
26)と一体の作動レバ−170の上端部はレバ−ア−
ム171から離間した状態にある。このため、分離ロ−
ラ102(112、122)のシャフト102a(11
2a、122a)は、板ばね172により常時押し上げ
られ、分離ロ−ラ102(112、122)が給紙ロ−
ラ101(111、121)に密着した状態となる。
【0067】また、図13に示すように、エレベ−タ1
06(116、126)が下がっている状態(非給紙状
態)においては、エレベ−タ106(116、126)
と一体の作動レバ−170の上端部はレバ−ア−ム17
1を押し、板ばね172の付勢力を抗してレバ−ア−ム
171を回動変位させた状態にある。このため、分離ロ
−ラ102(112、122)が給紙ロ−ラ101(1
11、121)から離間した状態となる。
【0068】これによれば、給紙直後に発生した紙詰ま
り(ジャム)を処理しようとして、給紙カセット15
(16、17)を引出しても、用紙Pの先端が給紙ロ−
ラ101(111、121)と分離ロ−ラ102(11
2、122)とで噛まれていないため、用紙Pの損傷を
防止できることになる。
【0069】また、図14に示すように、給紙カセット
17(16、15)の上面側前端縁部にはロック部材と
してのカセットラッチ180が設けられており、給紙カ
セット17(16、15)を真っ直ぐに止まるまで押込
むと、このカセットラッチ180が図示しない被係合部
に係合して所定位置に固定するようになっている。
【0070】このとき、図15に示すように、給紙カセ
ット15(16、17)の後端によりアクチュエ−タ1
81が押されてフォトインタラプタによって構成される
カセットスイッチ182a(182b、182c)が動
作し、給紙カセット15(16、17)の有無が検知さ
れるようになっている。
【0071】一方、給紙カセット17(16、15)を
カセット収容部97(96、95)に挿入すると、図1
6に示すように、カセットラッチ180がレバ−ア−ム
183の一端を押上げ、軸184を介して一体のピック
アップア−ム185に取付けられたピックアップロ−ラ
100(110、120)は連動して所定位置まで下が
る。ただし、ピックアップロ−ラ100(110、12
0)が用紙Pに接する位置までは下がらない。
【0072】また、カセットスイッチ182a(182
b、182c)が給紙カセット15(16、17)がセ
ットされたことを検知すると、トレイモ−タ151a
(151b、151c)が駆動して前述のように給紙カ
セット15(16、17)のトレイ133a(133
b、133c)を持ち上げるようになっている。
【0073】トレイ133a(133b、133c)上
の用紙Pがピックアップロ−ラ100(110、12
0)に接触し、さらに、ピックアップロ−ラ100(1
10、120)が押上げられてピックアップア−ム18
5に取付けられたアクチュエ−タによりトレイアップス
イッチ104(114、124)で検知されるとトレイ
モ−タ151a(151b、151c)が停止してトレ
イ133a(133b、133c)が停止する。この位
置が給紙の位置となる。
【0074】また、このとき、トレイ133a(133
b、133c)上に用紙Pがある場合には、図17に示
すように用紙検知用アクチュエ−タ187の自由端部1
87aが用紙P上に載っているため、スイッチ作動片部
187bによりエンプティスイッチ105(115、1
25)で検知され、紙有りとなる。
【0075】また、トレイ133a(133b、133
c)上に用紙Pが無い場合には、図18に示すように用
紙検知用アクチュエ−タ187の自由端部187aがト
レイ133a(133b、133c)に形成された開口
部188に落ち込んで、スイッチ作動片部187bがエ
ンプティスイッチ105(115、125)の検知位置
まで上がらず、紙無しとなる。
【0076】なお、図中132aは給紙カセット15
(16、17)の底部を構成するベ−スである。また、
トレイ133a(133b、133c)が給紙位置に達
した後、コピ−が開始されなければ、2秒後にトレイ1
33a(133b、133c)は下がる。
【0077】また、図19に示すように、給紙カセット
15(16、17)は、各種サイズの用紙Pをセンタ−
基準でセットするようになっており、また、カセット収
容部95(96、97)への挿脱方向(矢印イ方向)と
直交する方向(矢印ロ方向)に用紙Pを取り出すような
構成となっている。
【0078】カセット本体132内には、板金製のトレ
イ133a(133b、133c)が配置され、このト
レイ133a(133b、133c)は図中左端側に形
成された2つの係合部190、190をカセット本体1
32内底部に形成された被係合部191、191に係合
させることにより、右側が傾斜上端となるように回動可
能となっている。また、カセット本体132のトレイ1
33a(133b、133c)の右端中央部に対応する
部分には押上部材挿脱用としてのエレベ−タ挿脱用の開
口部192が形成された状態となっている。
【0079】また、カセット本体132内には、トレイ
133a(133b、133c)上にセットされた用紙
Pのフロント側側端部を案内するサイドガイド193
と、用紙Pのリア側側端部を案内するサイドガイド19
4とが配設されているとともに、用紙Pの後端位置を支
える後端ガイド195が設けられている。
【0080】サイドガイド193とサイドガイド194
は、カセット本体132内底部に敷設された板金製の調
整板196にねじ止めされ、適宜用紙Pの幅Wに合わせ
てその取付位置をマ−クを目印として容易に変えること
ができるようになっている。また、後端ガイド195
は、カセット本体132の底面にねじ止めされ、適宜用
紙Pの長さに合わせてその取付位置をマ−クを目印とし
て容易に変えることができるようになっている。
【0081】調整板196は、カセット本体132内底
部にねじにより固定されるようになっているとともに、
その左枠部196aには3つの長孔からなるガイド孔2
00、201、202が形成されていて、カセット本体
132の底面に突設されたガイド突起203、204、
205に係合した状態となっている。そして、これらの
係合動作により調整板196はカセット挿脱方向(矢印
イ方向)にのみ移動可能となっており、この調整板19
6の取付位置を前後にずらせることによりサイドガイド
193、194により位置決めされた用紙Pのセンタ位
置を変えることができるようになっている。
【0082】従来は、用紙Pのセンタずれは、画像の形
成状態を見て電子写真複写装置1側で原稿位置指定シ−
トで対応していたが、マルチカセットフィ−ダ2は給紙
搬送路40が長く、また、電子写真複写装置1とは別に
組立および調整するようにしていたので、従来のような
方式では、確実にセンタ合わせが行えなくなる場合が生
じる。しかし、上記の構造とすることにより、極めて容
易かつ確実に電子写真複写装置1の画像形成に適した状
態に用紙Pのセンタ合わせを行なうことができる。な
お、図20は、図19のXX−XX線に沿う断面図であ
り、ロック部材としてのカセットラッチ180は図示し
ない取手を操作することにより軸210を回動支点とし
て図示しないばねの付勢力に抗して図中時計方向に回動
変位し得るようになっている。
【0083】また、図21に示すように、前記給紙搬送
路40の下サイドカバ−18と対応する部分は、固定ガ
イド板135aと可動ガイド板135bの相互対向面で
形成されるようになっている。
【0084】固定ガイド板135aは、フィ−ダ本体2
20(図9参照)内に固定的に取付けられた状態となっ
ているとともに、スリット221、221が形成されて
いて、レジストロ−ラ対136、137のそれぞれの一
方のロ−ラ136a、137aの周面の一部が給紙搬送
路40側に露出した状態となっている。
【0085】可動ガイド板135bは、その両側端部に
支持枠部222、222を有し、これら支持枠部22
2、222の下端側は、軸223、223を介して回動
可能に枢支されている。
【0086】また、可動ガイド板135b側には、図2
2および図23にも示すように、レジストロ−ラ対13
6、137のそれぞれの他方のロ−ラ136b、137
bが取付けられている。ロ−ラ136b、137bのそ
れぞれの軸224を回転自在に保持する軸受(図示しな
い)は、支持枠部222、222に形成された長孔から
なる軸受保持部に保持された状態となっている。可動ガ
イド板135bのロ−ラ配設位置にはスリット225、
225が形成されており、ロ−ラ136b、137bの
周面の一部が給紙搬送路40側に露出した状態となって
いる。
【0087】可動ガイド板135b側に設けられた他方
のロ−ラ136b、137bは、長孔からなる軸受保持
部に保持された軸受がそれぞれスプリング226、22
6により給紙搬送路40側に常時突出し得る方向に付勢
された状態となっている。そして、可動ガイド板135
b側に設けられたロ−ラ136b、137bは固定ガイ
ド板135a側に設けられたロ−ラ136a、137a
に弾性的に押付けられるようになっている。
【0088】また、下サイドカバ−18は、下端部を軸
230を介してフィ−ダ本体220側に回動自在に取付
けた板金製の支持枠231に取付けられており、これら
は一体に外側に開くことができるようになっている。ま
た、支持枠231の上部裏面には、軸232を回動支点
として回動可能かつ図示しないスプリングにより図中時
計方向に付勢された固定手段としてのフック234が設
けられており、下サイドカバ−18を閉じるとフック2
34が被係止手段であるピン235に係止して閉状態が
維持されるようになっている。なお、図示しないカバ−
開閉用の取手(図示しない)を操作することにより、ピ
ン235に対するフック234の係合動作を解除できる
ようになっている。
【0089】さらに、図21および図22に示すよう
に、下サイドカバ−18が取付けられた支持枠231と
可動ガイド板135bとは、加圧ア−ム240を介して
連結された状態となっており、下サイドカバ−18を開
くと、可動ガイド板135bが固定ガイド板135aか
ら離間するとともに同時にレジストロ−ラ対136、1
37のロ−ラ136b、137bをロ−ラ136a、1
37aから離間するようになっている。
【0090】このように、下サイドカバ−18を開く
と、給紙搬送路40の下サイドカバ−18に対応する部
分を解放でき、紙詰まりした用紙Pを容易に取除くこと
ができる。
【0091】また、下サイドカバ−18を閉じると、可
動ガイド板135bが固定ガイド板135aに近接する
とともに同時にレジストロ−ラ対136、137のロ−
ラ136b、137bがロ−ラ136a、137aに密
着するようになっている。
【0092】従来においては、下サイドカバ−18を開
いた後、可動ガイド板135bを固定ガイド板135a
から離間するとともに同時にレジストロ−ラ対136、
137のロ−ラ136b、137bをロ−ラ136a、
137aから離間するようにしており、紙詰まり除去操
作等が極めて面倒であった。
【0093】この下サイドカバ−18を閉じた状態にお
いては、可動ガイド板135bの上端は固定ガイド板1
35a側に弾性的に押付けられた状態となっており、ガ
タ付き等が生じないようになっている。
【0094】すなわち、図21に示すように、加圧ア−
ム240の一端と可動ガイド板135b側の支持枠23
1とは軸241を介して回動可能に連結されている。一
方、加圧ア−ム240の他端は、加圧ア−ム240に取
付けられた枢支ピン242を支持枠231の取付部23
1aに形成された長孔からなるガイド孔243に係合さ
せることにより回動可能に連結されている。また、枢支
ピン242は取付部231aに一端を連結した引張りば
ね244の他端側が連結された状態となっている。
【0095】そして、図21に示すように、下サイドカ
バ−18を閉じた状態において、加圧ア−ム240の長
さ方向と引張りばね244の作用方向とが一致した状態
となって、加圧ア−ム240は矢印方向に付勢された状
態となる。これにより、可動ガイド板135bの上端は
固定ガイド板135a側に弾性的に押付けられた状態と
なる。
【0096】また、図24に示すように、前記給紙搬送
路40の上サイドカバ−19と対応する部分は、固定ガ
イド板135cと可動ガイド板135dの相互対向面で
形成されるようになっている。
【0097】固定ガイド板135cは、フィ−ダ本体2
20(図9参照)内に固定的に取付けられた状態となっ
ているとともに、スリット250が形成されていて、レ
ジストロ−ラ対138の一方のロ−ラ138aの周面の
一部が給紙搬送路40側に露出した状態となっている。
【0098】可動ガイド板135dは、その両側端上部
に取付鍔部251、251を有し、これら取付鍔部25
1、251の下端側は、軸252、252を介して回動
可能に枢支されている。
【0099】また、可動ガイド板135b側には、図2
5にも示すように、レジストロ−ラ対138の他方のロ
−ラ138bが取付けられている。ロ−ラ138bの軸
253を回転自在に保持する軸受(図示しない)は、可
動ガイド板135bの両側端ほぼ中間部に形成された支
持鍔部254、254に形成された長孔からなる軸受保
持部に保持された状態となっている。可動ガイド板13
5dのロ−ラ配設位置にはスリット255が形成されて
おり、ロ−ラ138bの周面の一部が給紙搬送路40側
に露出した状態となっている。
【0100】可動ガイド板135b側に設けられた他方
のロ−ラ138bは、長孔からなる軸受保持部に保持さ
れた軸受がそれぞれスプリング256、256により給
紙搬送路40側に常時突出し得る方向に付勢された状態
となっている。そして、可動ガイド板135d側に設け
られたロ−ラ138bは固定ガイド板135c側に設け
られたロ−ラ138aに弾性的に押付けられるようにな
っている。
【0101】さらに、支持鍔部254、254の下方近
傍には、支持舌片257、257が形成されている。
【0102】また、上サイドカバ−19は、下端部を軸
260を介してフィ−ダ本体220側に回動自在に取付
けた板金製の支持枠261に取付けられており、これら
は一体に外側に開くことができるようになっている。ま
た、支持枠261の上部裏面には、軸262を回動支点
として回動可能かつ図示しないスプリングにより図中時
計方向に付勢された固定手段としてのフック264が設
けられており、上サイドカバ−19を閉じるとフック2
64が被係止手段であるピン265に係止して閉状態が
維持されるようになっている。なお、図示しないカバ−
開閉用の取手(図示しない)を操作することにより、ピ
ン265に対するフック264の係合動作を解除できる
ようになっている。
【0103】さらに、図24および図26に示すよう
に、上サイドカバ−19が取付けられた支持枠261と
可動ガイド板135dとの空間両側部には、加圧ア−ム
270、270が介在された状態となっている。
【0104】これら加圧ア−ム270、270は、ほぼ
L字状を呈しており、軸271、271を介してフィ−
ダ本体220側に回動可能に取付けられている。
【0105】加圧ア−ム270、270は、それぞれ一
端側に摘み部270aを有し、他端側には押付け用板ば
ね272と押上用ピン273が装着されている。そし
て、これら、押付け用板ばね272と押上用ピン273
との間に、可動ガイド板135dの支持舌片257がそ
れぞれ介在した状態となっている。押付け用板ばね27
2はV字状を呈し、その一端片部が加圧ア−ム270に
ねじ止めされている。
【0106】しかして、可動ガイド板135dを閉じる
と、図24に示すように加圧ア−ム270、270の摘
み部270a、270aが上サイドカバ−19が取付け
られた支持枠261により押されて軸271、271を
回動中心として図中反時計方向に回動する。そして、こ
れら加圧ア−ム270、270に取付けられた板ばね2
72、272が可動ガイド板135dの支持舌片25
7、257を押し下げる。
【0107】これにより、可動ガイド板135bが軸2
52を回動中心として時計方向に回動するように付勢さ
れ、固定ガイド板135aに近接するとともに同時にレ
ジストロ−ラ対138のロ−ラ138bがロ−ラ138
cに密着するようになっている。
【0108】この上サイドカバ−19を閉じた状態にお
いては、可動ガイド板135dは固定ガイド板135c
側に板ばね272、272により弾性的に押付けられた
状態となっており、ガタ付き等が生じないようになって
いる。
【0109】また、可動ガイド板135dは、図示しな
いスプリングの付勢力で、図24の状態において軸25
2を回動中心として反時計方向に回動するように常時付
勢された状態となっている。
【0110】そして、図27に示すように、上サイドカ
バ−19が開いた状態とすると、可動ガイド板135d
がスプリングの付勢力で自動的に30度程度、軸252
を回動中心として反時計方向に回動する。そして、可動
ガイド板135dが固定ガイド板135aから自動的に
離間するとともに同時にレジストロ−ラ対136、13
7のロ−ラ136b、137bをロ−ラ136a、13
7aから離間するようになっている。
【0111】この可動ガイド板135dの30度程度の
回動変位状態においては、上サイドカバ−19の閉動作
時にその端縁部が当接するようなことが無い。
【0112】このとき、可動ガイド板135dの支持舌
片257、257が加圧ア−ム270、270の板ばね
272、272を押し上げることにより加圧ア−ム27
0、270も一体に回動変位した状態となる。
【0113】これら、加圧ア−ム270、270の少な
くとも一方を、図28に示すように、さらに矢印方向に
押下げると、押上用ピン273、273が可動ガイド板
135dの支持舌片257、257を押上げ、可動ガイ
ド板135dをさらに手動で30度程度、軸252を回
動中心として反時計方向に回動させることができるよう
になっている。
【0114】このように、可動ガイド板135dは、固
定ガイド板135aに接近した状態(図24の状態)か
らスプリングの付勢力で自動的に30度程度、さらに、
加圧ア−ム270、270の少なくとも一方を押下げる
ことにより30度程度、合計60度程度回動させること
ができる。このように、給紙搬送路40の上サイドカバ
−19に対応する部分を大きく解放でき、紙詰まりした
用紙Pを容易に取除くことができる。
【0115】従来においては、可動ガイド板135d
は、上サイドカバ−19の閉動作時にその端縁部が当接
(干渉)するようなことが無い30度程度に設定してあ
り、可動ガイド板135dと固定ガイド板135aとの
隙間が小さく、紙詰まり除去操作等がやり難くかった。
【0116】図29は画像形成装置ユニットAの制御回
路の構成を説明するためのブロック図である。
【0117】すなわち、電子写真複写装置1側には、電
子写真複写装置1の全体を制御する主制御部400が設
けられている。この主制御部400には、上記操作パネ
ル5、画像形成手段12、用紙ストップスイッチ48、
制御プログラムが記憶されているROM401、データ
記憶用の不揮発性メモリたとえばRAM402、レジス
トソレノイド404を励磁するドライバ403、および
メインモータ406を励磁するドライバ405が接続さ
れている。
【0118】レジストソレノイド404が励磁されるこ
とにより、メインモータ406の回転が上記レジストロ
ーラ対37に伝達されるようになっている。
【0119】上記RAM402はリチウム電池内蔵形の
SRAMによって構成されており、電源断時にも記憶内
容が保持されるようになっている。このRAM402に
は、マルチカセットフィ−ダ2の各給紙カセット15、
16、17に収納されている用紙Pのサイズと方向とが
記憶されているようになっている。このRAM402へ
の給紙カセット15、16、17に収納される用紙Pの
サイズと方向との設定は、設置時、あるいは調整時にサ
ービスマンにより設定されるようになっている。
【0120】サービスマンによる各給紙カセット15、
16、17に収納される用紙Pのサイズと方向の設定方
法について説明する。すなわち、まず操作パネル5のテ
ンキー62のコード入力によりサービスマンモードに設
定し、まず第1の給紙カセット15の設定をテンキー6
2によりコード入力し、続いてサイズと方向とをそれぞ
れテンキー62によりコード入力し、次に第2の給紙カ
セット16の設定をテンキー62によりコード入力し、
続いてサイズと方向とをそれぞれテンキー62によりコ
ード入力し、次に第3の給紙カセット17の設定をテン
キー62によりコード入力し、続いてサイズと方向とを
それぞれテンキー62によりコード入力する。このコー
ド入力された内容に応じて、主制御部400は各給紙カ
セット15、16、17ごとに収納される用紙Pのサイ
ズと方向とをRAM402に記憶する。また、サービス
マンは、各給紙カセット15、16、17ごとの用紙P
のサイズと方向とを決定するガイド部材を対応する位置
に設定してねじ止めする。
【0121】また、マルチカセットフィ−ダ2側には、
マルチカセットフィ−ダ2の全体を制御する制御部50
0が設けられている。この制御部500には、制御プロ
グラムが記憶されているROM501、データ記憶用の
RAM502、タイマ503、上記用紙ストップスイッ
チ48、139、140、141、トレイアップスイッ
チ104、114、124、エンプティスイッチ10
5、115、125、カセットスイッチ182a、18
2b、182c、上記下サイドカバー18の開閉に応じ
た信号を出力するドアスイッチ520、上記上サイドカ
バー19の開閉に応じた信号を出力するドアスイッチ5
21、主モータ145を駆動するドライバ504、トレ
イモータ151a、151b、151cを励磁するドラ
イバ505、506、507、レジストソレノイド51
4、515、516を励磁するドライバ508、50
9、510、フィードソレノイド517、518、51
9を励磁するドライバ511、512、513が接続さ
れている。
【0122】レジストソレノイド514、515、51
6は、それぞれレジストクラッチ142、143、14
4を駆動するものであり、フィードソレノイド517、
518、519はそれぞれフィードクラッチ103、1
13、123を駆動するものである。
【0123】次に、このような構成において動作を説明
する。まず、電源投入後から待機状態までのマルチカセ
ットフィ−ダ2の動作について説明する。すなわち、電
子写真複写装置1の電源が投入されると、マルチカセッ
トフィ−ダ2にも電源が供給される。マルチカセットフ
ィ−ダ2に電源が供給されると、トレイモータ151
a、151b、151cを順方向に回転し、各給紙カセ
ット15、16、17のトレイ133a、133b、1
33cの上昇を開始する。それらのトレイ133a、1
33b、133cが上昇し、トレイアップスイッチ10
4、114、124がオン(L→H)になると、トレイ
モータ151a、151b、151cを逆方向に回転
し、トレイ133a、133b、133cを下げる。エ
ンプティスイッチ105、115、125がオン(H)
の場合は用紙有りと判断し、2秒間、トレイ133a、
133b、133cを上げたまま停止し、その間にコピ
ーの要求がなければトレイ133a、133b、133
cを下げる。
【0124】電源投入時、給紙カセット15、16、あ
るいは17が抜かれていたときは、その段のトレイモー
タ151a、151b、あるいは151cは回転しな
い。給紙カセット15、16、あるいは17がセットさ
れた時点でトレイ133a、133b、あるいは133
cを上昇させて、用紙Pの有無を検知する。
【0125】電源投入時、用紙ストップスイッチ13
9、140、141のいずれか1つでもオン(すなわち
用紙Pが給紙搬送路38に残っている状態)の場合には
ジャムとし、用紙Pを取り除くまでは動作しない。
【0126】次に、待機状態について説明する。すなわ
ち、上記トレイ133a、133b、あるいは133c
の上下動作により用紙Pの有無をチェックした後、待機
状態となる。待機状態のときはトレイ133a、133
b、あるいは133cを下げたままである。
【0127】待機状態のとき給紙カセット15、16、
あるいは17を抜き差ししたときは、改めてトレイ13
3a、133b、あるいは133cを上下させて用紙P
の有無を再チェックする。
【0128】次に、コピー開始から終了までの動作を説
明する。すなわち、プリントキー61が押されると、主
制御部400はコピーランニング信号を“L“にすると
ともに、ドライバ405によりメインモータ406を回
転させる。マルチカセットフィーダ2はコピーランニン
グ信号が“L“に変化したら、その時選択されている段
のトレイモータ151a、151b、あるいは151c
を順方向に回転し、トレイ133a、133b、あるい
は133cの上昇を開始する。さらに、コピーランニン
グ信号が“L“になってから0.3秒後に主モータ14
5をオンする。
【0129】トレイ133a、133b、あるいは13
3cが上昇し、トレイアップスイッチ104、114、
124がオンしたらトレイ133a、133b、あるい
は133cを止める。この時点で給紙が可能になったこ
とを示す用紙レディ信号を制御部500から主制御部4
00に返す。(“H“→“L“)。
【0130】主制御部400では用紙レディ信号が“L
“になったのを見て給紙リクエスト信号を出す。(“H
“→“L“) 主制御部400は用紙レディ信号が“H“になったのを
見て給紙リクエスト信号が受け付けられたことを知り、
給紙リクエスト信号を“L“→“H“に戻す。
【0131】用紙Pは給紙段の最初のレジストローラ対
136、137、あるいは148で一度アライニングさ
れ、レジストローラ37で再度アライニングされる。
【0132】コピーが終了したら、主制御部400はコ
ピーランニング信号を“H“にする。マルチカセットフ
ィーダ2はコピーランニング信号が“H“になったら主
モータ145をオフし、トレイモータ151a、151
b、あるいは151cを逆方向に回転し、トレイ133
a、133b、あるいは133cを下げる。
【0133】次に、ジャム検知について説明する。すな
わち、給紙を開始してから1.6秒以内に用紙ストップ
スイッチ139、140、141がオンしなかったと
き、給紙搬送路38内の各用紙ストップスイッチ13
9、140、141間を用紙Pの先端が一定時間内に通
過できなかったとき、ジャム検知となる。ジャムの解除
は、マルチカセットフィーダ2のドアを閉じたときに用
紙ストップスイッチ139、140、141のいずれか
がオンしていたときは、給紙搬送路38に用紙Pがある
ものと見なしジャムは解除されない。
【0134】また、マルチコピー中にマルチカセットフ
ィーダ2内でジャムが発生したとき、その用紙Pより前
に送られた用紙Pは正常にコピーされる。
【0135】次に、サービスコールについて説明する。
すなわち、電源投入時、給紙カセット15、16、ある
いは17を抜き差ししたとき、あるいはコピーを開始し
たとき、トレイ133a、133b、あるいは133c
を上昇させるが、トレイ133a、133b、あるいは
133cの上昇開始から2秒経ってもトレイアップスイ
ッチ104、114、124がオンしないときはサービ
スコールとする。
【0136】サービスコールを解除するためには一度電
源を切らなければならない。(ドア開閉では解除されな
い。)次に、上記動作を図30ないし図36に示すフロ
ーチャートを参照しつつ、具体的に説明する。
【0137】すなわち、電子写真複写装置1の電源が投
入されると、マルチカセットフィ−ダ2にも電源が供給
される。マルチカセットフィ−ダ2に電源が供給される
と、制御部500はチェックモードか否か調べ(ST
1)、チェックモードの場合にはチェックモードの処理
を実行する(ST2)。
【0138】また、ステップ1でチェックモードでない
か、あるいは、チェックモードの処理後、テンキー62
内の“0“キー、“9“キーの同時投入により(ST
3)、制御部500はドアスイッチ520、521によ
りドアオープンか否かが調べられ(ST4)、ドアオー
プンの場合にはモータ、クラッチ類をすべてオフする
(ST5)。この後、ドアスイッチ520、521によ
りドアクローズが判断された場合(ST6)、あるいは
ステップ4でドアクローズが判断された場合、制御部5
00は用紙ストップスイッチ139、140、141が
オンしているか調べ(ST7)、オンしているスイッチ
がある場合にジャムを判断し、後述するジャム処理を行
う。
【0139】また、ステップ7で、オンしているスイッ
チがない場合、制御部500はトレイ133a、133
b、133cを上昇させる(ST8)。すなわち、制御
部500はドライバ504、505、505を駆動し、
トレイモータ151a、151b、151cを順方向に
回転する。これらのトレイモータ151a、151b、
151cの回転によりカセット本体132a、132
b、132cの各エレベータ106、116、126が
回動変位することにより、トレイ133a、133b、
133cが上昇する。
【0140】その後、制御部500はトレイアップスイ
ッチ104、114、124がオンしたか否かを調べ
(ST9)、オンしている場合には対応するトレイモー
タ151a、151b、151cを停止することによ
り、トレイ133a、133b、133cを停止する
(ST10)。このトレイ133a、133b、133
cが停止された場合、制御部500はエンプティスイッ
チ105、115、125がオンしているか否かを調べ
(ST11)、オンしていない場合にはその用紙無し信
号を主制御部400へ出力する。
【0141】これにより、主制御部400は、エンプテ
ィスイッチ105による用紙無し信号に応じて、給紙カ
セット15の用紙無しを判断し、メッセージ表示部68
で「コピー用紙を補給してください」というメッセージ
を表示し、紙無し表示画像86aを点滅表示する(ST
12)。ついで、制御部500はトレイ133aを下降
させる(ST13)。すなわち、制御部500はドライ
バ504を駆動し、トレイモータ151aを逆方向に回
転する。このトレイモータ151aの回転によりカセッ
ト本体132aのエレベータ106が逆方向に回動変位
することにより、トレイ133aが下降する。この下降
から2秒経過した際に(ST14)、制御部500はド
ライバ504によるトレイモータ151aの回転を停止
することにより、トレイ133aを停止する(ST1
5)。さらに、制御部500はカセットスイッチ182
aのオフにより給紙カセット15の抜き取りを判断し
(ST16)、カセットスイッチ182aのオンによ
り、給紙カセット15の再挿入を判断した場合に(ST
17)、紙無し表示の消灯の指示を主制御部400へ出
力する。これにより、主制御部400は紙無し表示画像
86aを消灯し(ST18)、ステップ8に戻る。
【0142】また、エンプティスイッチ115、あるい
は125がオンせずに、制御部500が給紙カセット1
6、あるいは17の用紙無しを判断した場合も、上記給
紙カセット15の場合と同様に動作する。ただし、紙無
し表示画像86b、あるいは86cが点滅表示される。
【0143】また、上記ステップ8でのトレイ133
a、133b、133cの上昇から2秒経過してもトレ
イアップスイッチ104、114、124がオンしない
場合(ST19)、制御部500はその異常信号を主制
御部400へ出力する。これにより、主制御部400は
電子写真複写装置1とマルチカセットフィ−ダ2のモー
タ、クラッチ類をすべてオフし(ST20)、サービス
マンコール処理を行う。
【0144】また、ステップ11でエンプティスイッチ
105、115、125のオンが判断された場合、制御
部500は電子写真複写装置1の主制御部400からの
コピーランニング信号が“L“か否かを調べ(ST2
1)、コピーランニング信号が“L“の場合、後述する
ステップ32に進み、コピーランニング信号が“H“の
場合、上記ステップ10によるトレイ133a、133
b、133cの停止から2秒経過するか否かを調べる
(ST22)。この2秒経過が経過した場合、制御部5
00はトレイ133a、133b、133cを下降させ
る(ST23)。この下降から2秒経過した際に(ST
24)、制御部500はドライバ504によるトレイモ
ータ151aの回転を停止することにより、トレイ13
3aを停止する(ST25)。
【0145】また、制御部500は主制御部400から
のコピーランニング信号が“L“か否かを調べ(ST2
6)、コピーランニング信号が“H“の場合、ドアスイ
ッチ520、521によりドアオープンか否かが調べら
れ(ST27)、ドアオープンの場合にはステップ5に
戻り、ドアクローズの場合にはステップ26に戻るスタ
ンバイ状態となる。
【0146】また、ステップ26でコピーランニング信
号が“L“の場合、(つまり操作パネル5のコピーキー
61が投入されるとコピーランニング信号が“L“とな
る)、コピー開始となり、給紙スタンバイ状態となり、
制御部500は選択されている給紙カセット15、1
6、あるいは17に対応するトレイ133a、133
b、あるいは133cを上昇させる(ST28)。その
後、制御部500はトレイアップスイッチ104、11
4、あるいは124がオンしたか否かを調べ(ST2
9)、オンしている場合には対応するトレイモータ15
1a、151b、あるいは151cを停止することによ
り、トレイ133a、133b、あるいは133cを停
止する(ST30)。
【0147】このトレイ133a、133b、あるいは
133cの停止が行われた後、あるいはステップ29で
トレイアップスイッチ104、114、あるいは124
がオフとなっていても、トレイ133a、133b、あ
るいは133cの上昇から2秒経過していない場合(S
T31)、また上記ステップ21でコピーランニング信
号が“L“の場合、制御部500は主モータ145が回
転しているか否か調べる(ST32)。これにより、主
モータ145が回転していない場合、制御部500は主
制御部400からのコピーランニング信号が“L“にな
ってから0.3秒経過したか否か調べ(ST33)、
0.3秒経過していない場合、そのままステップ29に
戻り、0.3秒経過している場合、主モータ145をド
ライバ504により回転させ(ST33)、その後ステ
ップ29に戻る。
【0148】また、ステップ31でトレイ133a、1
33b、あるいは133cの上昇から2秒経過している
と判断された場合、制御部500はその異常信号を主制
御部400へ出力する。これにより、主制御部400は
電子写真複写装置1とマルチカセットフィ−ダ2のモー
タ、クラッチ類をすべてオフし(ST31´)、サービ
スマンコール処理を行う。
【0149】また、ステップ32で主モータ145の回
転が判断された場合、制御部500は主モータ145の
回転が開始されてから0.3秒経過したか否か調べ(S
T35)、0.3秒経過していない場合、ステップ29
に戻る。0.3秒経過している場合、制御部500はト
レイモータ151a、151b、あるいは151cが回
転しているか否か調べ(ST36)、トレイモータ15
1a、151b、あるいは151cが回転している場
合、ステップ29に戻り、トレイモータ151a、15
1b、あるいは151cが回転していない場合、用紙レ
ディ信号を“L“にする(ST37)。
【0150】ついで、制御部500は主制御部400か
ら給紙要求が有るか(給紙リクエスト信号が“L“か)
否かを調べる(ST38)。これにより、給紙要求が無
い場合、制御部500はコピー終了か(コピーランニン
グ信号“H“か)否かを調べ(ST39)、コピー終了
でない場合、ステップ38に戻る給紙待ち状態となり、
コピー終了の場合、給紙終了処理となる。
【0151】この給紙終了の場合、制御部500はレジ
ストクラッチ142、143、あるいは144を切断
し、レジストローラ対136、137、あるいは148
を停止するとともに、主モータ145を停止し(ST4
0)、さらにトレイ133a、133b、あるいは13
3cを下降させる(ST41)。
【0152】この後、制御部500はコピー開始か(コ
ピーランニング信号“L“か)否かを調べ(ST4
2)、コピー開始となっていない場合、トレイ133
a、133b、あるいは133cを下降させてから2秒
経過したか否か調べる(ST43)。2秒経過するまで
はステップ41に戻り、2秒経過後、制御部500はド
ライバ504、505、あるいは506によるトレイモ
ータ151a、151b、あるいは151cの回転を停
止することにより、トレイ133a、133b、あるい
は133cを停止する(ST44)。
【0153】また、ステップ42でコピー開始が判断さ
れた場合、制御部500はドライバ504、505、あ
るいは506によるトレイモータ151a、151b、
あるいは151cの回転を停止することにより、トレイ
133a、133b、あるいは133cを停止し(ST
45)、50ms経過後(ST46)、給紙スタンバイ
状態としてステップ28に戻る。
【0154】また、ステップ38で給紙要求が判断され
た場合、制御部500は用紙レディ信号を“H“つまり
ビジーにし(ST47)、給紙処理となる。
【0155】この給紙処理の場合、制御部500は給紙
の対象となっている給紙カセット15、16、あるいは
17に対応するフィードクラッチ103、113、ある
いは123をオンすることにより、給紙カセット15、
16、あるいは17に収容されている用紙Pを給紙する
(ST48)。
【0156】すなわち、給紙カセット15、16、ある
いは17の用紙Pを給紙する場合、制御部500はドラ
イバ511、512、あるいは513によりフィードソ
レノイド517、518、あるいは519を励磁し、フ
ィードクラッチ103、113、あるいは123をオン
することにより、主モータ145の回転がピックアップ
ロ−ラ100、110、あるいは120、給紙ロ−ラ1
01、111、あるいは121、分離ロ−ラ102、1
12、あるいは122に伝達される。これにより、給紙
カセット15、16、あるいは17の最上部の用紙Pが
ピックアップロ−ラ100、110、あるいは120で
取り出され、給紙ロ−ラ101、111、あるいは12
1と分離ロ−ラ102、112、あるいは122とによ
り、給紙搬送路40に送り込まれる。
【0157】そして、制御部500は給紙カセット1
5、16、あるいは17から取り出された用紙Pの先端
により用紙ストップスイッチ139、140、あるいは
140がオンされたか否かを調べる(ST49)。これ
により、オンされなかった場合、制御部500はフィー
ドクラッチ103、113、あるいは123がオンされ
てから1.6秒経過したかを調べ(ST50)、1.6
秒経過していない場合、ステップ49に戻り、1.6秒
経過している場合、ジャムを判断し、後述するステップ
63からのジャム処理へ進む。
【0158】また、ステップ49で用紙ストップスイッ
チ139、140、あるいは140のオンが判断された
場合、制御部500はレジストローラ対136、13
7、あるいは148への用紙Pの到達を判断し、アライ
ニング時間分経過した後(ST51)、フィードクラッ
チ103、113、あるいは123をオフすることによ
り、主モータ145の回転がピックアップロ−ラ10
0、110、あるいは120、給紙ロ−ラ101、11
1、あるいは121、分離ロ−ラ102、112、ある
いは122に伝達されなくなる(ST52)。これによ
り、給紙カセット15、16、あるいは17の次の用紙
Pが取り出されなくなる。
【0159】次に、制御部500はドライバ508、5
09、あるいは510によりレジストソレノイド51
4、515、あるいは516を励磁し、レジストクラッ
チ142、143、あるいは144をオンすることによ
り、主モータ145の回転がレジストロ−ラ対136、
137、あるいは138に伝達される(ST53)。こ
れにより、レジストロ−ラ対136、137、あるいは
138の回転により、給紙搬送路38の用紙Pが搬送さ
れる。
【0160】ついで、制御部500は用紙ストップスイ
ッチ48がオンされたか否かを判断し、つまり用紙Pの
先端がレジストロ−ラ対37に到達したか否かを判断す
る(ST54)。この際、所定時間経過しても用紙スト
ップスイッチ48がオンされなかった場合(ST5
5)、制御部500はジャムを判断し、後述するステッ
プ63からのジャム処理へ進む。上記所定時間は用紙P
が給紙カセット15、16、あるいは17のどれからの
ものであるかにより、変更されるようになっている。
【0161】また、ステップ54において所定時間内に
用紙ストップスイッチ48がオンされた場合、制御部5
00はアライニング時間分経過した後(ST56)、レ
ジストクラッチ142、143、あるいは144をオフ
することにより、主モータ145の回転がレジストロ−
ラ対136、137、あるいは138に伝達されなくな
り(ST57)、ステップ37に戻る。これにより、レ
ジストロ−ラ対136、137、あるいは138が停止
する。
【0162】また、用紙Pの後端が給紙段の用紙ストッ
プスイッチ139、140、141を抜けたら、次の用
紙Pの給紙が可能になるので用紙レディ信号を“L“に
する。マルチコピーの場合は用紙レディ信号が“L“に
なる度に本体側の主制御部400から給紙リクエスト信
号を送ってくることになり、これはコピー枚数分繰り返
される。
【0163】マルチコピーにおいては用紙Pと用紙Pの
間の距離が一定になるように送られる。したがって、前
の用紙Pが本体側のレジストローラ37でアライニング
されているとき、給紙段によって次の用紙Pが給紙され
て給紙搬送路38に存在するが、前の用紙Pがレジスト
ローラ37の所で止まっている間は次の用紙Pも停止し
ており、前の用紙Pがスタートすると同時に次の用紙P
もスタートし常に同じ間隔を開けて用紙Pは搬送され
る。
【0164】また、主制御部400は用紙ストップスイ
ッチ48のオンにより用紙Pの先端がレジストロ−ラ対
37に到達したことを判断しており、レジストロ−ラ対
37に対する回転信号としてのレジストローラスタート
信号が“L“となった場合、ドライバ404によりレジ
ストソレノイド405を励磁し、レジストクラッチ40
6をオンすることにより、メインモータ406の回転を
レジストロ−ラ対37に伝達する(ST59)。これに
より、用紙Pがレジストロ−ラ対37により搬送され、
画像形成手段12による画像形成が行われた後、コピー
受け9上に排紙される。
【0165】また、上記用紙Pが搬送され、用紙ストッ
プスイッチ48がオフされた場合(ST60)、主制御
部400は用紙Pの後端がレジストロ−ラ対37を通過
するまでの時間分遅延した後(ST61)、レジストク
ラッチ406をオフすることにより、メインモータ40
6の回転がレジストロ−ラ対37に伝達されなくなり
(ST62)、ステップ58に戻る。
【0166】次に、ジャム処理について説明する。すな
わち、ステップ7、50、55でジャムが判断された場
合、制御部500は、ジャムの発生した位置より下流の
給紙搬送路38上に用紙Pがあるか否かを判断する。こ
れにより、ジャムの発生した位置より下流の給紙搬送路
38上に用紙Pが無いと判断された場合、制御部500
はジャム信号を制御部400へ出力する。また、ジャム
の発生した位置より下流の給紙搬送路38上に用紙Pが
あると判断された場合、制御部500はその用紙Pに対
する用紙ストップスイッチ37からの通過検知信号が供
給されてから所定時間経過した後、ジャム信号を制御部
400へ出力する。この所定時間は用紙Pの後端が用紙
ストップスイッチ37を通過してからコピー受け9へ排
紙されるまでの時間である。
【0167】そして、制御部400はジャム信号を受付
けると、電子写真複写装置1とマルチカセットフィ−ダ
2のモータ、クラッチ類をすべてオフし(ST63)、
メッセージ表示部68で「機械内部で紙づまりです」と
いうメッセージを表示し、ジャム表示画像86gを点滅
表示する(ST64)。ついで、制御部500はドアス
イッチ520、521のオンによりドアオープンを判断
し(ST65)、続いてドアスイッチ520、521の
オフにより、ドアクローズを判断した場合に(ST6
6)、用紙ストップスイッチ139、140、141が
オンしているか調べる(ST67)。この結果、制御部
500は、それらのスイッチのいずれかがオンしている
場合、ステップ65に戻り、それらのスイッチがオフし
ている場合にジャム表示の消灯の指示を主制御部400
へ出力する。これにより、主制御部400はジャム表示
画像86gを消灯し(ST68)、ステップ8に戻る。
【0168】また、コピー中に、エンプティスイッチ1
05による給紙カセット15の用紙無しが検知された場
合、制御部500はトレイ133aを下降させる。この
下降から2秒経過した際に、制御部500はドライバ5
04によるトレイモータ151aの回転を停止すること
により、トレイ133aを停止する。この後、制御部5
00は給紙カセット15、の用紙無し信号を主制御部4
00へ出力する。これにより、主制御部400はエンプ
ティスイッチ105による用紙無し信号に応じて、給紙
カセット15の用紙無しを判断し、メッセージ表示部6
8で「コピー用紙を補給してください」というメッセー
ジを表示し、紙無し表示画像86aを点滅表示する。
【0169】また、エンプティスイッチ115、あるい
は125がオンせずに、制御部500が給紙カセット1
6、あるいは17の用紙無しを判断した場合も、上記給
紙カセット15の場合と同様に動作する。ただし、紙無
し表示画像86b、あるいは86cが点滅表示される。
【0170】なお、上記用紙Pの給紙搬送動作を説明す
るための各部のタイミングチャートは図37に示すよう
になっている。この場合、給紙カセット15から2枚の
用紙Pが連続給紙される場合の例である。
【0171】また、給紙カセット15から用紙Pが取り
出されてレジストロ−ラ対37に搬送される場合、レジ
ストロ−ラ対136でアライニングが行われ、レジスト
ロ−ラ対137、138は搬送ローラとして用いる。給
紙カセット16から用紙Pが取り出されてレジストロ−
ラ対37に搬送される場合、レジストロ−ラ対137で
アライニングが行われ、レジストロ−ラ対138は搬送
ローラとして用いる。給紙カセット16から用紙Pが取
り出されてレジストロ−ラ対37に搬送される場合、レ
ジストロ−ラ対138でアライニングが行われる。
【0172】また、主制御部400は操作パネル5によ
り指示された用紙サイズに対応したサイクルで画像形成
手段12を制御するようになっており、給紙カセット1
5、16、あるいは17からレジストロ−ラ対37に用
紙Pが搬送される際に、スリップ等により用紙Pのレジ
ストロ−ラ対37への到着が遅れ、画像形成サイクルの
先頭にタイミングが間に合わなくなった場合、1サイク
ル待ち、次のサイクルの先頭にタイミングを合わせてレ
ジストロ−ラ対37の駆動を行う。
【0173】また、給紙カセット15の挿入時に、トレ
イ133aの上昇動作を行う前に下降動作を行い、異常
を検出する場合の動作について説明する。
【0174】すなわち、給紙カセット15が下部ユニッ
ト2A内に挿入されると、給紙カセット15のロック部
材180がアームレバー183を押し上げ、ピックアッ
プローラ100は連動して下がり、トレイアップスイッ
チ104がオフとなり、またカセットスイッチ182a
がオンする。これにより、制御部500は給紙カセット
15の挿入を判断し、トレイモータ151aを一定時間
逆方向に回転することにより、トレイ133aを下降さ
せる。その後、制御部500はトレイアップスイッチ1
04がオンか否かを調べ、オンの場合、ロック部材18
0とアームレバー183の結合が不十分でピックアップ
ローラ100が降りていないか、トレイ133a自体が
上がっていてピックアップローラ100が押されて上が
っている状態となっていると判断し、以降の動作を止
め、主制御部400にトレイ異常信号を出力する。これ
により、主制御部400はメッセージ表示部68でトレ
イ異常のメッセージを表示する。
【0175】また、制御部500はトレイアップスイッ
チ104がオフの場合、トレイモータ151aを順方向
に回転することにより、トレイ133aを上昇させる。
【0176】これにより、トレイ133a上の用紙Pが
ピックアップローラ100に接触し、さらにピックアッ
プローラ100を押上げピックアップアーム187がト
レイアップスイッチ104で検知されると、制御部50
0はトレイモータ151aがオフし、トレイ133aを
止める。この位置が給紙の位置となる。
【0177】この時、用紙Pが有れば、ピックアップロ
ーラ100の中央にあるアクチュエータ186もエンプ
ティスイッチ105で検知され、用紙有りとなるが、用
紙が無い場合は、アクチュエータ186がトレイ133
aの穴に逃げてしまい、エンプティスイッチ105の検
知位置まで上がらず用紙無しとなる。
【0178】ロック部材180がアームレバー183を
充分に押さない場合に、上記トレイ133aの下降動作
後のトレイアップスイッチ104の検知を行わないと、
トレイアップスイッチ104が常時オンのため、トレイ
133aの上昇動作が行われないため、用紙無しと誤検
知されることになる。
【0179】給紙カセット15のトレイ133aが不完
全な状態にあり、トレイ133aと駆動機構との結合が
旨く行かなかったり、ピックアップローラの退避が解除
されない等の異常があるときに、上昇動作を行う前に下
降動作を行い、異常を検出することにより、誤動作や駆
動機構の破損等の故障を未然に防止することができる。
【0180】上記例では、給紙カセット15の場合につ
いて説明したが、給紙カセット16、17の場合も同様
に上昇動作を行う前に下降動作を行い、異常を検出する
ことができる。
【0181】また、給紙カセット15、16、17内に
設けた上下動可能なトレイ133a、133b、133
cを、コピーキー61が押された際にピックアップロー
ラ100、110、120まで持ち上げ給紙可能とし、
設定された枚数のコピーが終了した際にトレイ133
a、133b、133cを下降させて待機させるように
したものである。
【0182】これにより、従来、トレイ133a、…は
上がったままであり、給紙カセット15、…を抜くとき
に、トレイ133a、…が機械的に下がることにより、
騒音を発生するものであるのに対して、待機中はトレイ
133a、…をあらかじめトレイモータ151a、…の
逆転により下げておくことで用紙Pの補給等で給紙カセ
ットを抜いたときに騒音が発生するのを防ぐことができ
る。また、用紙Pがピックアップローラ100、…に常
時当接することによるピックアップローラ100、…の
変形や、用紙Pの凹凸あるいは波打ちの発生を防ぐこと
ができ、用紙Pの多重枚送り、ジャム等の給紙ミス等が
発生していたのを防止することができる。
【0183】なお、前記実施例の画像形成装置ユニット
Aは、図38に示すように、自動原稿送り装置300と
ソータ301を備えた装置であっても良い。
【0184】なお、本発明は上記一実施例に限らず、本
発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは
勿論である。
【0185】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置に付設されて画像形成部に用紙を送り込む
給紙装置であって、前記用紙が載置される回動自在なト
レイを収容し、かつ底部に押上部材挿脱用の開口部を有
してなる給紙カセットと、この給紙カセット内の前記用
紙に対向する位置に配設され前記用紙を取出す取出し手
段と、前記給紙カセットの前記開口部に対応して配設さ
れ前記トレイを前記用紙が前記取出し手段に接触する給
紙可能位置になるように押上げる位置および前記給紙カ
セットから抜け出た位置になるように移動自在な押上部
材と、この押上部材を画像形成時において前記トレイを
押上げる位置に移動させ、かつ画像形成終了後に前記給
紙カセットから抜け出た位置に移動させるべく作動させ
る押上部材作動手段とを具備してなる構成としたもので
ある。
【0186】したがって、本発明の給紙装置によれば、
画像形成終了後に押上部材作動手段により押上部材が給
紙カセットから抜け出た位置に移動する構成としたこと
により、給紙しない待機中はトレイが下がった状態にあ
り、用紙の補給等で給紙カセットを抜いたときに騒音が
発生することがない。また、用紙が取出し手段から離れ
た状態となるため、取出し手段の変形や、用紙の凹凸あ
るいは波打ちの発生を防ぐことができ、用紙の多重枚送
り、ジャム等の給紙ミス等の発生を防止することが可能
となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した画像形成装置ユニ
ットの内部構成を示す概略的縦断正面図。
【図2】同じく原稿押えカバ−を開いた状態の外観斜視
図。
【図3】同じく電子写真複写装置の上部ユニットを開い
た状態の外観斜視図。
【図4】電子写真複写装置の用紙搬送路の上流部分を示
す正面図。
【図5】フロントカバ−を開いた状態を示す図。
【図6】フロントカバ−のヒンジ機構部の斜視図。
【図7】操作パネルの平面図。
【図8】操作パネルの一部拡大図。
【図9】本発明の給紙装置の一実施例を示す縦断正面
図。
【図10】エレベ−タ作動機構部の構成を示す図。
【図11】同じくエレベ−タ作動機構部の概略的斜視
図。
【図12】エレベ−タ作動機構によるトレイ押上時にお
ける分離ロ−ラの状態を示す説明図。
【図13】エレベ−タ作動機構によるトレイ解放時にお
ける分離ロ−ラの状態を示す説明図。
【図14】給紙カセットの押込み時の状態を示す説明
図。
【図15】給紙カセットの押込みに伴うカセットスイッ
チの作動状態を示す図。
【図16】給紙カセットの押込みに伴うトレイアップス
イッチとエンプティスイッチの作動状態を示す図。
【図17】用紙有り検知状態を示す図。
【図18】用紙無し検知状態を示す図。
【図19】給紙カセットの平面図。
【図20】第19図のXX−XX線に沿う断面図。
【図21】下サイドカバ−を閉じた時の給紙搬送路の状
態を示す図。
【図22】下サイドカバ−を開いた時の状態を示す斜視
図。
【図23】下サイドカバ−の配設位置に対応する可動ガ
イド板側ユニットの給紙搬送路側から見た図。
【図24】上サイドカバ−を閉じた時の給紙搬送路の状
態を示す図。
【図25】上サイドカバ−の配設位置に対応する可動ガ
イド板側ユニットの斜視図。
【図26】上サイドカバ−を開いた時の状態を示す斜視
図。
【図27】上サイドカバ−を開いた時の可動ガイド板と
加圧ア−ムの状態を示す斜視図。
【図28】加圧ア−ムさらに押下げた状態の可動ガイド
板の変位状態を示す説明図。
【図29】制御回路の構成を示すブロック図。
【図30】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図31】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図32】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図33】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図34】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図35】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図36】給紙装置による搬送動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図37】給紙搬送動作を説明するための各部のタイミ
ングチャート。
【図38】他の実施例を示す外観斜視図。
【符号の説明】
2…マルチカセットフィ−ダ(給紙装置)、106…エ
レベ−タ(押上部材)、130a…エレベ−タ作動機構
(押上部材作動手段)、15,16,17…給紙カセッ
ト、133a,133b,133c…トレイ、131…
軸、150…扇型歯車、151a…トレイモ−タ、15
9…スプリングクラッチ機構、152…歯車群、10
0,110,120…ピックアップロ−ラ(取出し手
段)、P…用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 元彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジェントテクノロジ株式会社内 (72)発明者 望月 実 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジェントテクノロジ株式会社内 (72)発明者 須崎 良一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジェントテクノロジ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に付設されて画像形成部に
    用紙を送り込む給紙装置であって、 前記用紙が載置される回動自在なトレイを収容し、かつ
    底部に押上部材挿脱用の開口部を有してなる給紙カセッ
    トと、 この給紙カセット内の前記用紙に対向する位置に配設さ
    れ前記用紙を取出す取出し手段と、 前記給紙カセットの前記開口部に対応して配設され前記
    トレイを前記用紙が前記取出し手段に接触する給紙可能
    位置になるように押上げる位置および前記給紙カセット
    から抜け出た位置になるように移動自在な押上部材と、 この押上部材を画像形成時において前記トレイを押上げ
    る位置に移動させ、かつ画像形成終了後に前記給紙カセ
    ットから抜け出た位置に移動させるべく作動させる押上
    部材作動手段と、を具備してなることを特徴とする給紙
    装置。
JP4277708A 1992-09-24 1992-09-24 給紙装置 Pending JPH05208734A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396174B2 (en) 2004-02-12 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording medium supply device and image forming device
CN110912363A (zh) * 2019-12-09 2020-03-24 黄孟军 一种防尘降噪型电机加工用的智能压紧装置
US11697562B2 (en) 2020-04-06 2023-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding device and image forming apparatus

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