JP2799611B2 - 画像記録装置の記録用紙搬送装置 - Google Patents

画像記録装置の記録用紙搬送装置

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JP2799611B2
JP2799611B2 JP1333787A JP33378789A JP2799611B2 JP 2799611 B2 JP2799611 B2 JP 2799611B2 JP 1333787 A JP1333787 A JP 1333787A JP 33378789 A JP33378789 A JP 33378789A JP 2799611 B2 JP2799611 B2 JP 2799611B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子写真複写機やレーザープリンタ等の
画像記録装置に用いるシート状記録用紙の搬送装置に関
し、特に、記録済みの記録用紙を循環させて再記録する
ことのできる画像記録装置における記録用紙搬送装置の
改良に関するものである。
〔発明の背景〕
一般に、電子写真複写機やレーザープリンタ等の画像
記録装置においては、記録用紙の片面記録だけでなく両
面記録もできる自動両面記録装置の技術が種々提案され
ている。従来の自動両面記録装置においては、画像処理
部において用紙の一方の面に画像記録したのち、該用紙
を一旦中間にストックし、再び該用紙を搬送して画像形
成部に送り込むようになっており、このような自動用紙
循環搬送装置は、特開昭59−82247号、特開昭59−11422
7号、特開昭60−2241号の各公報に開示されている。
このような両面コピーを可能にした複写機の記録用紙
の搬送過程の一例を第7図に示す。
図において、3は感光体ドラム31廻りの画像形成手
段、4は複写紙供給手段(給紙手段)、5A,5Bは複写紙
給搬送手段、6は定着器、7は排紙切替手段、8は中間
搬送手段、9は記録用紙反転搬送装置である。
次に、記録用紙の給紙過程を説明する。図において、
一点鎖線は複写紙の搬送経路を示す。
給紙手段4の給紙カセット又は給紙トレイ内の収納さ
れた片面複写のための記録用紙(複写紙)Pは、選択さ
れた給紙手段4の作動により一枚ずつ送り出され、駆動
ローラと従動ローラから成る給紙手段5Aによりタイミン
グ調整されて給送され、画像形成手段3において、複写
機の原稿台ガラス上に自動または手動により載置された
原稿の原稿画像が複写紙P上に形成される。片面に複写
された複写紙Pは搬送部5Bの搬送ベルトを介して定着器
6で加熱定着される。
定着器6の下流側には定着後の複写紙Pを直進させて
機外に排紙する排紙経路aと、両面複写のため下方経路
のガイド板に導入する導入経路bとを切り替える機能を
有する排紙切替手段7が設けられている。
上記排紙切替手段7を通して下方に送られてきた転写
紙Pは、中間搬送手段8により搬送されて反転搬送装置
9に送り込まれる。
反転搬送装置9に送入された複写紙Pは、切替ゲート
手段91によって右下方に向けられ下降し、中間トレイ93
の上面を摺動し、更に落下後には突き当てローラ92の押
圧回転によって該トレイ93の上面に沿って滑走して直進
し、後端ストッパ94に複写紙先端が到達して停止する。
引き続いて反転搬送装置9に送り込まれた後続の複写
紙Pも次々と中間トレイ93上の先行複写紙P上を滑走
し、後端ストッパ94に到達して停止し堆積状態となり、
これら複写紙Pの先端が揃えられる。上記後端ストッパ
94は、導入される複写紙Pの用紙サイズに応じて予め中
間トレイ93に沿って移動可能に制御されている。
次に、中間トレイ93の左側付近で複写紙搬送下流側に
は再給紙手段が設けられている。再給紙手段は、第一給
紙手段95、分離給紙手段96、第二給紙手段97等から構成
されている。
再給紙信号が入力されると、中間トレイ93上に積載さ
れた複写紙Pの先端部は、第一給紙手段95の押圧部材に
より上方から押圧されるとともに、下方の送り出しロー
ラの回転により送り出され、分離給紙手段96により最下
層の1枚の複写紙Pのみが分離されて第二給紙手段97に
送り出される。
第二給紙手段97の駆動97Aローラと従動ローラ97Bに挟
持されて給送された1枚の複写紙Pは、上下のガイド板
98により形成された搬送路に沿って反転上昇して、更に
搬送ローラ98の間で挟圧されて給送部5Aに送り込まれ
る。この複写紙Pは引き続き画像形成手段3において複
写紙Pの裏面複写が行われ、定着器6で定着処理された
のち、排紙切替手段7の排紙経路aを通過して機外に排
出される。
上記第二給紙手段97付近で複写紙Pの紙詰まりを発生
したときには、固定位置にある駆動ローラ97Aに対し
て、圧接している従動ローラ97Bを移動させて圧着を解
除して離間させ、紙詰まりした複写紙Pを除去する。
上記従動ローラ97Bの圧着解除方法としては、 (A)従動ローラおよび押圧ばねを取り付けている部
材、例えばガイド板や外装部材ごと回動させて、駆動ロ
ーラから離間させる、 (B)従動ローラ軸をカムやレバーなどによって、駆動
ローラから離す方向に、押圧ばねに逆らって力をかけて
離間させる、 等の方法が従来使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従動ローラの圧着解除方法(A)においては、
従動ローラおよび押圧ばねを取り付けている部材をすべ
て移動させるため、移動させるに必要な大きなスペース
を要し、狭い装置内空間に内蔵させることは困難とな
り、装置が大型化する。また、構成が複雑となり、製造
コストアップの問題がある。
また前述の従動ローラの圧着解除方法(B)において
は、第8図の部分拡大断面図に示すように従動ローラ97
Bの軸97bを引き下げて駆動ローラ97Aから離間させるた
めには、従動ローラ軸97bと下ガイド板98Bとの間隙gに
別の軸加圧部材を割り込ませ、該部材を引き下げること
により、従動ローラ軸97bを移動させなければならな
い。そのためには間隙gには、ある程度の大きさが必要
となる。ここで、従動ローラ97Bの外径を小さくする
と、間隙gが狭くなって、軸加圧部材を挿入する余地が
なくなってしまう。従ってこの軸加圧部材挿入構成で
は、従動ローラ97Bの小型化は不可能となる。
上記(B)方法の他の方法として、複写紙搬送路外、
すなわち通路範囲外のガイド板のない部分で、従動ロー
ラの圧着解除機構を設けようとすると、その機構を設け
た従動ローラの軸端付近に大きく突出してしまい、また
圧着解除機構自体も大きくなってしまう。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記のような記録用紙搬送装置における諸
問題点を排除して、小型化に適した従動ローラ圧着解除
機構を簡単な構成で実現できる画像記録装置の記録用紙
搬送装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するこの発明の画像記録装置の記録用
紙搬送装置は、給紙部から給送された記録用紙を、画像
形成部により記録用紙の片面に画像記録したのち、該記
録用紙を記録用紙搬送装置の中間トレイに搬送・集積
し、更にこの中間トレイに集積された記録用紙を上記画
像形成部へ再給紙して記録用紙の両面に画像記録する画
像記録装置の記録用紙搬送装置において、駆動源に接続
されて所定位置に軸架され、回転可能な駆動側搬送ロー
ラと、該駆動側搬送ローラに押圧されて従動回転可能な
従動ローラと、該従動ローラの軸を前記駆動側搬送ロー
ラ側に押圧付勢し、この従動ローラの軸を直接支持する
ばね部材と、該ばね部材の一方の端部の回動を阻止する
支持部材と、該ばね部材の他端を回動自在の揺動部材に
支持し、この揺動部材を回動させることによってばね部
材の他端を変位させて前記従動ローラを前記駆動側搬送
ローラ面から離間させる解除手段と、からなる搬送装置
を前記給紙部又は前記中間トレイに配置し、この搬送装
置によって前記記録用紙を給送させ、前記揺動部材は、
前記従動ローラの軸に対して前記駆動側搬送ローラとは
反対側に配置されていることを特徴としている。
また、この発明の画像記録装置の記録用紙搬送装置
は、前記解除手段が、前記ばね部材を変位させる揺動部
材と、該揺動部材を回動させるカム部材とから成ること
を特徴としている。
〔実施例〕
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。なお、図中、前記と同じ機能を有する部分には、
同一符号を付している。
第1図には、本発明を適用した両面記録用紙搬送装置
を搭載した両面複写装置の構成図である。
第1図において、1は自動原稿送り装置、2は走査露
光光学系、3は感光体ドラム31廻りの画像形成手段、4
は複写紙供給手段(給紙手段)、5は複写紙搬送手段、
6は定着器、7は排紙切替手段、8は中間搬送手段、10
0は本発明による両面記録用紙搬送装置である。
上段の給紙手段4Aと下段の給紙手段4Bは、図に示すよ
うに、画像形成手段3の下部に装脱自在に設けられた給
紙カセット41A,41Bに収容された記録紙束Pから記録用
紙(転写紙)を送り出して中間ローラを経て感光体ドラ
ム31周面へ搬送する。上段の給紙部4A、下段の給紙部4B
には、サイズや紙質の異なる2種類の記録用紙Pを各別
に収納した給紙カセット41Aおよび41Bが装着される。42
Aは可動底板でこの上面側に用紙Pが載置される。該可
動底板42Aの一端は、該可動底板42Aが揺動上昇したとき
用紙束を介してピックアップローラ44Aの周面に押圧す
る。
上段の給紙部4Aは、給紙カセット41Aを所定位置に収
納して定置させる給紙台45Aと、前記可動底板42Aを揺動
軸の駆動によって押し上げる押上げ部材43Aおよびピッ
クアップローラ44A、フィードローラ46A、リバースロー
ラ47A等から成る給紙機構部とから構成されている。
下段の給紙部4Bも上記上段の給紙部4Aと同様の構造を
なす。
原稿載置台20上の原稿Dの像は、露光ランプ21により
照射され、ミラー22,23,24を介してレンズ25に導かれ、
更にミラー26,27,28を介して感光体ドラム31に導かれ
て、静電潜像を形成する。現像後のトナー像は、給紙カ
セット41A(または41B)から搬送手段5の中間ローラ5
1、先端検知器52、レジストローラ53を経て給紙された
記録用紙Pに転写器54により転写され、転写後のトナー
像を有する記録用紙Pは、分離器55によって感光体ドラ
ム31と分離され、搬送ベルト56を経て定着器6に送り込
まれ定着される。そして定着後の記録用紙Pは、両面コ
ピーをしない単なる片面コピーの場合には、排紙切替手
段7によりソータ等の排紙トレイ57上に排出されて複写
サイクルが完了する。
排紙切替手段7は、片面コピーをするか、あるいは両
面コピーをするかの選択釦の操作により、記録用紙Pの
送り出し経路を第二の原稿像の転写の要否に応じて両面
記録用紙搬送装置(反転搬送装置)100側または排紙ト
レイ57側に仕分けるものである。
両面コピーをする場合には、前記のように第一の原稿
像を転写・定着した記録用紙Pは、切替手段7によって
第1の反転搬送手段8の搬送ローラ81,82およびガイド
板83に導かれ反転搬送装置100内に一旦収納される。
第2図は両面記録用紙搬送装置の要部断面図である。
反転搬送装置100は、前記下段の給紙手段4Bの下方に設
置されている。該反転搬送装置100は、記録用紙導入手
段110と、中間トレイユニット120と、該中間トレイユニ
ット120の記録用紙Pを再給紙させる再給紙手段130と、
第二給紙手段140と、上記中間トレイユニット120の上方
に配設された搬送手段150とから構成されている。
上記記録用紙導入手段110は、搬送ローラ111、可動ガ
イド板112、先端紙揃え用ローラ(突き当てローラ)113
および駆動機構等から構成されている。搬送ローラ111
は、駆動源に接続する駆動ローラ111Aと、該駆動ローラ
111Aに圧接して従動回転する従動ローラ111Bとから成
る。可動ガイド板112は、両端の揺動軸112Aを中心に揺
動自在に支持され、ばね付勢されている。該可動ガイド
板112の一端は、連結棒112Bを介してソレノイド112Cの
プランジャーに接続している。
該ソレノイド112Cの非通電時には、可動ガイド板112
の先端部は上向きになっていて、上記搬送ローラ111か
ら搬出された記録用紙Pを下方に案内し、中間トレイユ
ニット120の記録用紙載置面に下降させる。ソレノイド1
12Cに電圧を印加させると、プランジャーが吸引されて
連結棒112Bを引っ張って、揺動軸112Aを中心にして可動
ガイド板112を時計方向に回転させることにより、可動
ガイド板112の先端部は下降する。この状態において搬
送ローラ111から送り出された記録用紙は、水平方向に
送られて記録用紙導入手段110を経て搬送手段150に搬送
される。
先端紙揃え用ローラ113は図示しない駆動源に接続さ
れて一方向駆動回転する。揺動アーム114は上記ローラ1
13を回転自在に支持するとともに、軸115を支点として
揺動自在であり、コイルばね116によって常に上方にば
ね付勢されている。該揺動アーム114は図示しないソレ
ノイド112Cのプランジャーに接続して、ソレノイド112C
に電圧が印加されると、揺動アーム114は下方に揺動し
て、中間トレイユニット120上に搬送された記録用紙P
を圧接して後述の可動ストッパ123に突き当てる。117,1
18はワイヤで形成されたガイド部材であり、中間トレイ
ユニット120上に進行積載される記録用紙Pが上方に反
り返って上記可動ストッパを乗り越えるのを防止する。
中間トレイユニット120は、トレイ本体121と可動カム
部材122と複数個の可動ストッパ123A,123B,123C,123D,1
23Eとから構成されている。可動カム部材122の側面に
は、ラック歯車が形成されていて、駆動源から歯車伝導
されるピニオン歯車によって左右に移動可能である。該
可動カム部材122には複数箇所の折曲部122A,122B,122C,
122D,122Eが設けられている。また、これら複数箇所の
折曲部122A〜Eと同数の複数個の前記可動ストッパ123A
〜123Eは、前記トレイ本体121に回転自在に軸支されて
いる。そしてトレイ本体121内に搬入され収容される記
録用紙Pのサイズによって前記可動カム部材122が所定
量移動して、前記可動ストッパ123A〜123Eを選択的に直
立させる。すなわち、記録用紙PがB4判(長さ364mm)
のときには、折曲部122Aが可動ストッパ123Aの下部に突
き当たって揺動させてストッパ面を起立させる。また記
録用紙がA4(R)判(長さ297mm)であるときには、可
動カム部材122を更に左方に移動させて、折曲部122Bが
可動ストッパ123Bの下部を揺動させてそのストッパ面を
起立させる。第2図はこの起立状態を示す。かくして記
録用紙Pのサイズにより対応する可動ストッパを順次起
立させる。ここで122C,123CはB5(R)判(長さ257m
m)、122D,123DはA4判(長さ210mm)、122E,123EはB5判
(長さ182mm)に対応する。なお、121Aはトレイ本体121
の一端に固設した固定ストッパで、A3判の記録用紙(長
さ420mm)を停止位置決めする。
前記先端紙揃え用ローラ113は、上下方向に揺動可能
で且つ駆動回転可能になっている。搬送ローラ111から
トレイ本体121の載置面上に記録用紙Pが挿入される
と、上記先端紙揃え用ローラ113が下降して記録用紙P
に圧接し、該ローラ113の駆動回転により、記録用紙P
は図示右方に送られてその先端部は、トレイ本体121の
固定ストッパ121Aまたは可動ストッパ123A〜123Eの何れ
かに当接して先端紙揃えされる。この先端紙揃えは記録
用紙Pが挿入される都度行われて整列される。
再給紙手段130は中間トレイユニット120の左端付近に
設けられ、送り出し部、摩擦分離給紙部から構成され、
中間トレイユニット120上に収容積載された記録用紙P
を搬入方向と逆方向にスイッチバックさせて底送り給紙
する。
送り出し部は、一方向回転可能なピックアップローラ
131と、該ピックアップローラ131上の記録用紙Pの先端
(左端)を所定の圧力で押圧する揺動自在な押圧レバー
132とから成る。
摩擦分離給紙部は、定位置で正逆転駆動されるフィー
ドローラ133と、該フィードローラ133に圧接しワンウェ
ークラッチまたはトルクリミッタを内蔵するリバースロ
ーラ134とから構成されている。
片面コピー終了後、両面コピー釦が操作されると、押
圧レバー132が揺動して下降しピックアップローラ131上
に積載された記録用紙Pを押圧する。次いでピックアッ
プローラ131が駆動回転され、押圧レバー132と挟圧によ
って記録用紙Pが矢示方向(第5図に図示)へ送り出さ
れ、その先端部がフィードローラ133とリバースローラ1
34のニップ位置へ送られる。このニップ位置では、駆動
回転するフィードローラ133と、トルクリミッタを介し
て記録用紙Pの進行方向と逆に駆動され加圧するリバー
スローラ134による多数枚送り防止作用により、最低部
の1枚の記録用紙だけが矢印方向に送り出される。
第3図は第二給紙手段140の要部斜視図であり、第4
図はその平面図、第5図は正面断面図である。
これらの図において、上方の駆動ローラ141は反転搬
送装置100のユニット筐体101の両側板に回転可能に軸支
され、駆動ローラ141の軸端に設けた歯車141Gは、駆動
源に接続され駆動回転される。
上記駆動ローラ141に圧接・離間自在な従動ローラ142
の回転軸142Aの両端部は、ユニット筐体101に固定され
た支持部材143の溝部143aに嵌入され、回転と上下摺動
が可能に支持されている。
該支持部材143の両側壁には、回転軸144が回転自在に
軸支されている。該回転軸144の両軸端部には揺動部材1
45,145が固定されている。
上記支持部材143の両側板の側方には、突起部143b,14
3bがそれぞれ突出していて、トーションばね146,146が
嵌装されている。該トーションばね146の一方の端部
は、支持部材143の下方の突起部143Cに掛けられて停止
し、他方の端部は、前記揺動部材145の一端に穿設され
た小穴145aに嵌入され、揺動部材145および回転軸144を
第5図図示の時計方向にばね付勢している。
上記揺動部材145の他端は傾斜面145bを形成してい
て、上記ばね付勢力によりカム部材147のカム面147aに
圧接している。該カム部材147は回転軸148に嵌挿されね
じ固定されている。該回転軸148はユニット筐体101に回
転自在に軸支され、その一方の軸端に固定された操作レ
バー149によって回転操作される。
記録用紙の再給紙時には、第3図ないし第5図に図示
のように、操作レバー149はほぼ水平状態に保持されて
いて、カム部材147のカム面147aの鈍角部付近が揺動部
材145の傾斜面145bに圧接し、揺動部材145はほぼ水平状
態に支持されている。この状態で、トーションばね146
は、従動ローラ142の回転軸142Aを上方に押圧し、該従
動ローラ142は駆動ローラ141に圧接する。
再び第2図において、前記中間トレイユニット120の
上方には駆動回転可能な複数組の搬送ローラ対151,152,
153、搬送上ガイド板154、搬送下ガイド板155と湾曲ガ
イド板156,157から成る反転搬送手段150が設けてある。
該搬送ローラ対151,152,153は何れも駆動ローラと従動
ローラとから成り、各ローラ対の配置間隔(ピッチ)は
最小サイズの記録用紙の長さより短く設定してある。
前記再給紙手段130および第二給紙手段140から送り出
された記録用紙Pは、搬送上ガイド板154、搬送下ガイ
ド板155の間隙に沿って進入し、搬送ローラ151,152,153
によって挟持され上下の搬送上ガイド板154,搬送下ガイ
ド板155内を通過して、右側の出口付近の湾曲ガイド板1
56,157によって上方に偏向されて搬出される。
反転搬送装置100から搬出された記録用紙Pは中間搬
送ローラ58,51およびレジストローラ53を経て、記録用
紙Pの裏面に画像形成後、搬送方向変換が設定された反
転排紙切替手段7を経て排紙トレイ57上に排出・載置さ
れる。引続きトレイ本体121内の上位の記録用紙も順次
送り出されて上記搬送経路を通過して排紙トレイ57上に
積載される。
第二給紙手段140付近で記録用紙が紙詰まりを生じた
ときには、操作レバー149を時計方向(第5図に図示)
に回転させる。第6図はこの操作レバー149の回動終了
停止状態を示す断面図である。
操作レバー149を図示一点鎖線で示す時計方向に回転
させると、これと一体をなすカム部材147のカム面147a
は揺動部材145の傾斜面145bを押し上げ、更にカム面147
aの終端の鋭角部が傾斜面145bを押し上げていく。これ
により揺動部材145は回転軸144と一体となって回転軸14
4を中心にして反時計方向に揺動し、揺動部材145の他端
の小穴145aに掛止されたトーションばね146の一端を、
ばね圧に抗して押し下げる。従ってトーションばね146
は変形されてその上縁も下降し、従動ローラ142の回転
軸142Aへの押圧力は解除される。引続き従動ローラ142
の自重によって、トーションばね146の上縁に乗って、
支持部材143の溝部143aに沿って下降し、駆動ローラ141
の周面と離間し、所要の間隙を形成する。
この両ローラ離間状態になしたのち、可動ガイド板15
8を開けば、記録用紙搬送路内に紙詰まりした記録用紙
を容易に取り出すことができる。
なお、この実施例では、中央に1個の従動ローラを、
その両側に2組のカム部材、揺動部材、ばね部材を配置
したが、この発明はこの実施例に限定されるものではな
く、例えば中央に1組のカム部材、揺動部材、ばね部材
を、その両側に2個の従動ローラを配設する構造にして
もよい。
また、従動ローラ軸に直接圧接および離間するばね部
材を変形移動させる手段としては、前述のカム部材と揺
動部材の組合わせ以外の各種設計手段を用いることがで
きる。
更に、この従動ローラ圧着解除機構は、両面記録用紙
反転搬送装置以外の用紙搬送装置にも広く適用可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、従動ローラ
の小径化が可能となり、搬送装置を小型化することが可
能となった。また、構造が簡単で保守も容易であり、操
作性にも優れている等各種の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した両面記録用紙搬送装置を装着
した両面複写記録装置の構成図、第2図は該両面記録用
紙搬送装置の要部断面図、第3図は第二給紙手段の要部
斜視図、第4図はその平面図、第5図は正面断面図、第
6図は上記第二給紙手段の従動ローラ離間状態を示す正
面断面図、第7図は従来の両面複写装置の構成図、第8
図は駆動ローラと従動ローラとガイド板の位置関係を説
明する部分拡大断面図である。 3……画像形成手段、9……反転搬送装置 100……両面記録用紙搬送装置(反転搬送装置) 101……ユニット筐体、110……記録用紙導入手段 120……中間トレイユニット 130……再給紙手段、140……第二給紙手段 141……駆動ローラ、142……従動ローラ 142A……回転軸、143……支持部材 143d……溝部、143b,143c……突起部 144……回転軸、145……揺動部材 145a……小穴、145b……傾斜面 146……トーションばね(ばね部材) 147……カム部材、147a……カム面 148……回転軸、149……操作レバー 150……搬送手段、158……可動ガイド板 P……記録用紙(複写紙)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部から給送された記録用紙を、画像形
    成部により記録用紙の片面に画像記録したのち、該記録
    用紙を記録用紙搬送装置の中間トレイに搬送・集積し、
    更にこの中間トレイに集積された記録用紙を上記画像形
    成部へ再給紙して記録用紙の両面に画像記録する画像記
    録装置の記録用紙搬送装置において、 駆動源に接続されて所定位置に軸架され、回転可能な駆
    動側搬送ローラと、 該駆動側搬送ローラに押圧されて従動回転可能な従動ロ
    ーラと、 該従動ローラの軸を前記駆動側搬送ローラ側に押圧付勢
    し、この従動ローラの軸を直接支持するばね部材と、 該ばね部材の一方の端部の回動を阻止する支持部材と、 該ばね部材の他端を回動自在の揺動部材に支持し、この
    揺動部材を回動させることによってばね部材の他端を変
    位させて前記従動ローラを前記駆動側搬送ローラ面から
    離間させる解除手段と、 からなる搬送装置を前記給紙部又は前記中間トレイに配
    置し、この搬送装置によって前記記録用紙を給送させ、 前記揺動部材は、前記従動ローラの軸に対して前記駆動
    側搬送ローラとは反対側に配置されていることを特徴と
    する画像記録装置の記録用紙搬送装置。
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