JP2535430Y2 - 車両用外装部品の取付構造 - Google Patents

車両用外装部品の取付構造

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JP2535430Y2
JP2535430Y2 JP1991011625U JP1162591U JP2535430Y2 JP 2535430 Y2 JP2535430 Y2 JP 2535430Y2 JP 1991011625 U JP1991011625 U JP 1991011625U JP 1162591 U JP1162591 U JP 1162591U JP 2535430 Y2 JP2535430 Y2 JP 2535430Y2
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locator pin
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寿 久保河内
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンパー等の車両用外
装部品を車体に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のバンパー等の車両用外
装部品は、この車両用外装部品に固定されたボルトを車
体パネル側に形成された取付穴に挿入させ、その後から
車体パネルの裏側よりナット締めして取り付けている。
また、この場合の取付作業は組立ライン上で、ロボット
により自動組立している。したがって、車体パネルと車
両用外装部品とを位置決めするロボットの精度も高くな
いと、ボルトと取付穴との挿入結合がスムースになされ
ないので、ロボットの精度も高いものが要求されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、ロボットが
高価になり、これに伴い組立品のコストも高くなってい
る問題点があった。本考案は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的はロボットによる自動組立に
適し、簡単なロボット構造でも確実に取付作業を行うこ
とができるようにした車両用外装部品の取付構造を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は外装部品または車体の一方に形成された取
付穴に他方に固定されたボルトを挿入し、かつナット締
めして外装部品を車体に取り付ける場合に、前記外装部
品または車体の一方に設けられたガイド穴と、他方に設
けられて前記ガイド穴に挿入される先細状のロケータピ
ンとを備え前記ボルトが前記取付穴に挿入されるのに
先立って前記ロケータピン前記ガイド穴に挿入する車
両用外装部品の取付構造において、前記ロケータピン
は、中心穴を持つ略キャップ状に形成されるとともに、
取付用基部側の内部に一体に設けられた弾性係止片を有
し、前記他方側に予め突設されるボルトに対し、前記中
心穴を対向配置して押し込めることにより、前記弾性係
止片がボルトのねじ溝内に係合して取り付けられるよう
にしたものである。
【0005】
【作用】この構成によれば、ガイド穴に対して先細状の
ロケータピンを挿入させると、この挿入に伴ってボルト
と取付穴との位置出し作業が自動的になされ、取付穴に
対するボルトの挿入が簡単に行える。また、このように
して取付穴を貫通して取り付けられたボルトにナットを
締め付けると、車体に対して車両用外装部品を固定する
ことができる。したがって、自動組立する場合に、ロボ
ットがさほど高精度のものでなくても、ガイド穴に対し
てロケータピンの先端が係合できる最小限の精度を持た
せておけば良いので、ロボットの構造も簡単になる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本考案に係る車両用外装部品の
取付構造における要部断面図で、図2はこの取付構造を
適用した自動車の要部分解斜視図である。図1および図
2において、この実施例では車両用外装部品としてのバ
ンパー1を自動車の車体パネル2に取り付ける場合を一
例としている。また、この構造では車体パネル2側にガ
イド穴3および取付穴4が設けられているとともに、バ
ンパー1側にガイド穴3と対応するロケータピン5およ
び取付穴4と対応するボルト6がそれぞれ設けられてい
る。そして、バンパー1は、ガイド穴3にロケータピン
5を挿入するとともに、取付穴4にボルト6を挿入し、
かつ車体パネル2の反対側でナット7をボルト6にネジ
締めすることによって取り付けられる。
【0007】さらに詳述すると、ロケータピン5はバン
パー1側のフレーム8に溶接固定されたボルト9を介し
てバンパー1に取り付けられている。また、このロケー
タピン5は樹脂材で成形されている。加えて、このロケ
ータピン5は図3乃至図5にも単品で示すように、一端
5a側が先細状にされているとともに、鍔状部分10を
一体に有する他端5b側より中心穴11が設けられてお
り、全体として略キャップ状に形成されている。その中
心穴11内には舌状をした3つの弾性係止片12が略等
間隔で設けられているとともに、この各弾性係止片12
の先端部分に小突起12aが内側に向かって一体に形成
され、この小突起12aがボルト9のねじ溝に係合可能
になっている。そして、このロケータピン5をバンパー
1に取り付ける場合は、バンパー1に固定されているボ
ルト9に中心穴11を対応配置させ、このロケータピン
5をボルト9側に押し付ける。すると、各弾性係止片1
2が外側へ撓んで押し広げられながらボルト9が中心穴
11内に挿入される。また、鍔状部分10がフレーム8
に当接するとそれ以上の挿入が規制され、その位置で各
弾性係止片12の小突起12aがボルト9のねじ溝内に
係合し、この係合で抜け止めされる。次に、ボルト6
は、フレーム8に溶接固定されており、ねじが形成され
ている部分は図1からも明きらかのようにロケータピン
5の先細状に形成されている部分よりも短く形成されて
いる。また、ねじが形成されている部分には、ガイド部
材13が装着されている。このガイド部材13は樹脂材
で形成され、図6乃至図8にも単品で示すように、一端
13aが先細状に形成されているとともに、他端13b
側には鍔状部分14が一体に形成され、さらに中心には
ボルト6が貫通する穴15が設けられている。加えて、
一端13a側には、穴15の周囲に4つの係止舌部16
が内側に向かって略等間隔で形成され、この各係止舌部
16がそれぞれボルト6のねじ溝に係合可能になってい
る。そして、このガイド部材13をボルト6に取り付け
る場合は、ボルト6に他端13b側を対向配置させると
ともに、ボルト6が穴15内に挿入されるようにしてガ
イド部材13をボルト6側に強く押し付ける。すると、
各係止舌部16が外側へ撓んで押し広げられながらボル
ト6が穴15内に挿入される。また、鍔状部分14がフ
レーム8に当接するとそれ以上の挿入が規制され、その
位置で各係止舌部16がボルト6のねじ溝内に係合さ
れ、この係合により抜け止めされて取り付けられる。
【0008】次に、バンパー1を車体パネル2に取り付
ける場合について説明すると、バンパー1は予め上記ロ
ケータピン5およびガイド部材13が取り付けられた状
態で用意される。また、この取り付けに先立ってロケー
タピン5およびガイド部材13にはゴム製パッキン1
7,18がそれぞれ取り付けられる。そして、車体パネ
ル2側のガイド穴3に向かってロケータピン5の一端5
aを差し込んで行くとロケータピン5の一端5aは先細
状に形成されているので、ガイド穴3内に簡単に差し込
まれる。この場合、差し込まれて行くに従ってロケータ
ピン5の外径寸法が大きくなって行くので、バンパー1
と車体パネル2との位置決めが自動的になされながら差
し込まれて行く。すると、この位置決め作用によりボル
ト6も取付穴4に対して位置決められ、さらにバンパー
1を車体パネル2に押し付けて行くと取付穴4内にガイ
ド部材13も挿入される。また、ゴム製パッキン17,
18を介して各鍔状部分10,14が当接されたら車体
パネル2の裏面側より各ボルト6にブラケット19をそ
れぞれ取り付け、さらにボルト6にナット7を締め付け
る。すると、この締め付けによって車体パネル2に対す
るバンパー1の固定が完了する。
【0009】したがって、この実施例の構造では、ガイ
ド穴3に対してロケータピン5の先端をこのガイド穴3
に挿入させると、この挿入に伴ってボルト6と取付穴4
との位置出し作業も自動的になされることになる。ロケ
ータピン5の先端は先細状になっていて、ガイド穴3へ
の初期挿入を容易とする。これにより、取付穴4に対す
るボルト6の挿入が簡単に行え、またロボットで自動組
立するような場合でも、ガイド穴3に対してロケータピ
ン5の先端が係合できる最小限の精度を持たせておけば
良いことになる。
【0010】なお、本考案は上記実施例により説明した
が、本考案の要旨を逸脱しない範囲で色々と設計の変更
を施しても差し支えないものである。例えば、上記実施
例では、ロケータピン5をバンパー1側に取り付けた構
造を開示したが、これとは逆に車体パネル2側にロケー
タピン5を設けてバンパー1側にガイド穴3を設けても
良いものである。また、ボルト6に先細状をしたガイド
部材13を取り付けた構造を開示したが、このガイド部
材13は必ずしも設けなくても良いものであるが、設け
た場合ではボルト6と取付穴4との挿入係合をよりスム
ースに行わせることができる。さらに、この実施例では
バンパー1を取り付ける場合について説明したが、バン
パー1を取り付ける場合に限ることなく、一般の外装部
品を取り付ける場合にも同様にして適用できるものであ
る。
【0011】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る車両
用外装部品の取付構造によれば、ロボットで自動組立す
る場合も、このロボットが高精度のものでなくても、ガ
イド穴に対してロケータピンの先端が係合できる最低限
の精度を持たせておけば良いので、ロボットの構造も簡
単になり、これに伴って組立品全体のコストを下げるこ
とができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用外装部品の取付
構造を示す要部断面図である。
【図2】本考案に係る車両用外装部品の取付構造を適用
した自動車の要部分解斜視図である。
【図3】図1に示したロケータピン単品の側面図であ
る。
【図4】図3のA−A線に沿う側面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う要部拡大断面図である。
【図6】図1に示したガイド部材単品の側面図である。
【図7】図6のC−C線に沿う側面図である。
【図8】図7のD−D線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1…バンパー(外装部品)、2…車体パネル、3…ガイ
ド穴、4…取付穴、5…ロケータピン、6…ボルト、7
…ナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部品または車体の一方に形成された
    取付穴に他方に固定されたボルトを挿入し、かつナット
    締めして外装部品を車体に取り付ける場合に、前記外装
    部品または車体の一方に設けられたガイド穴と、他方に
    設けられて前記ガイド穴に挿入される先細状のロケータ
    ピンとを備え前記ボルトが前記取付穴に挿入されるの
    に先立って前記ロケータピン前記ガイド穴に挿入する
    車両用外装部品の取付構造において、前記ロケータピンは、中心穴を持つ略キャップ状に形成
    されるとともに、取付用基部側の内部に一体に設けられ
    た弾性係止片を有し、 前記他方側に予め突設されるボルトに対し、前記中心穴
    を対向配置して押し込めることにより、前記弾性係止片
    がボルトのねじ溝内に係合して取り付けられる ことを特
    徴とする車両用外装部品の取付構造。
JP1991011625U 1991-02-08 1991-02-08 車両用外装部品の取付構造 Expired - Lifetime JP2535430Y2 (ja)

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JPH04129344U JPH04129344U (ja) 1992-11-26
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JPH01175951U (ja) * 1988-05-25 1989-12-14

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