JPH04129344U - 車両用外装部品の取付構造 - Google Patents

車両用外装部品の取付構造

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JPH04129344U
JPH04129344U JP1162591U JP1162591U JPH04129344U JP H04129344 U JPH04129344 U JP H04129344U JP 1162591 U JP1162591 U JP 1162591U JP 1162591 U JP1162591 U JP 1162591U JP H04129344 U JPH04129344 U JP H04129344U
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bolt
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guide hole
bumper
hole
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寿 久保河内
吉昭 浜本
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株式会社ニフコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動組立化に適した車両用外装部品の車体へ
の取付構造を提供する。 【構成】 車体パネル2側にガイド穴3を設けるととも
に外装部品としてのバンパー1側にロケータピン5を設
ける。このロケータピン5は、ボルト6が取付穴4に挿
入されるのに先立ってガイド穴3に挿入され、このロケ
ータピン5とガイド穴3との係合によって車体パネル2
に対するバンパー1の位置決めと、取付穴4に対するボ
ルト6の挿入案内が同時になされるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バンパー等の車両用外装部品を車体に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のバンパー等の車両用外装部品は、この車両用外装部品に固定 されたボルトを車体パネル側に形成された取付穴に挿入させ、その後から車体パ ネルの裏側よりナット締めして取り付けている。また、この場合の取付作業は組 立ライン上で、ロボットにより自動組立している。したがって、車体パネルと車 両用外装部品とを位置決めするロボットの精度も高くないと、ボルトと取付穴と の挿入結合がスムースになされないので、ロボットの精度も高いものが要求され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、ロボットが高価になり、これに伴い組立品のコストも高くなってい る問題点があった。 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的はロボットによ る自動組立に適し、簡単なロボット構造でも確実に取付作業を行うことができる ようにした車両用外装部品の取付構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は外装部品または車体の一方に形成された取 付穴に他方に固定されたボルトを挿入し、かつナット締めして外装部品を車体に 取り付ける構造において、前記外装部品または車体の一方に設けられたガイド穴 と他方に設けられて前記ガイド穴に挿入される先細状のロケータピンとを備える とともに、前記ボルトが前記取付穴に挿入されるのに先立って前記ロケータピン が前記ガイド穴に挿入され、前記取付穴に対する前記ボルトの挿入を案内するよ うにしたものである。
【0005】
【作用】
この構成によれば、ガイド穴に対して先細状のロケータピンを挿入させると、 この挿入に伴ってボルトと取付穴との位置出し作業が自動的になされ、取付穴に 対するボルトの挿入が簡単に行える。また、このようにして取付穴を貫通して取 り付けられたボルトにナットを締め付けると、車体に対して車両用外装部品を固 定することができる。したがって、自動組立する場合に、ロボットがさほど高精 度のものでなくても、ガイド穴に対してロケータピンの先端が係合できる最小限 の精度を持たせておけば良いので、ロボットの構造も簡単になる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は本考案に係る車両用外装部品の取付構造における要部断面図で、図2は この取付構造を適用した自動車の要部分解斜視図である。 図1および図2において、この実施例では車両用外装部品としてのバンパー1 を自動車の車体パネル2に取り付ける場合を一例としている。また、この構造で は車体パネル2側にガイド穴3および取付穴4が設けられているとともに、バン パー1側にガイド穴3と対応するロケータピン5および取付穴4と対応するボル ト6がそれぞれ設けられている。そして、バンパー1は、ガイド穴3にロケータ ピン5を挿入するとともに、取付穴4にボルト6を挿入し、かつ車体パネル2の 反対側でナット7をボルト6にネジ締めすることによって取り付けられる。
【0007】 さらに詳述すると、ロケータピン5はバンパー1側のフレーム8に溶接固定さ れたボルト9を介してバンパー1に取り付けられている。また、このロケータピ ン5は樹脂材で成形されている。加えて、このロケータピン5は図3乃至図5に も単品で示すように、一端5a側が先細状にされているとともに、鍔状部分10 を一体に有する他端5b側より中心穴11が設けられており、全体として略キャ ップ状に形成されている。その中心穴11内には舌状をした3つの弾性係止片1 2が略等間隔で設けられているとともに、この各弾性係止片12の先端部分に小 突起12aが内側に向かって一体に形成され、この小突起12aがボルト9のね じ溝に係合可能になっている。そして、このロケータピン5をバンパー1に取り 付ける場合は、バンパー1に固定されているボルト9に中心穴11を対応配置さ せ、このロケータピン5をボルト9側に押し付ける。すると、各弾性係止片12 が外側へ撓んで押し広げられながらボルト9が中心穴11内に挿入される。また 、鍔状部分10がフレーム8に当接するとそれ以上の挿入が規制され、その位置 で各弾性係止片12の小突起12aがボルト9のねじ溝内に係合し、この係合で 抜け止めされる。 次に、ボルト6は、フレーム8に溶接固定されており、ねじが形成されている 部分は図1からも明きらかのようにロケータピン5の先細状に形成されている部 分よりも短く形成されている。また、ねじが形成されている部分には、ガイド部 材13が装着されている。このガイド部材13は樹脂材で形成され、図6乃至図 8にも単品で示すように、一端13aが先細状に形成されているとともに、他端 13b側には鍔状部分14が一体に形成され、さらに中心にはボルト6が貫通す る穴15が設けられている。加えて、一端13a側には、穴15の周囲に4つの 係止舌部16が内側に向かって略等間隔で形成され、この各係止舌部16がそれ ぞれボルト6のねじ溝に係合可能になっている。そして、このガイド部材13を ボルト6に取り付ける場合は、ボルト6に他端13b側を対向配置させるととも に、ボルト6が穴15内に挿入されるようにしてガイド部材13をボルト6側に 強く押し付ける。すると、各係止舌部16が外側へ撓んで押し広げられながらボ ルト6が穴15内に挿入される。また、鍔状部分14がフレーム8に当接すると それ以上の挿入が規制され、その位置で各係止舌部16がボルト6のねじ溝内に 係合され、この係合により抜け止めされて取り付けられる。
【0008】 次に、バンパー1を車体パネル2に取り付ける場合について説明すると、バン パー1は予め上記ロケータピン5およびガイド部材13が取り付けられた状態で 用意される。また、この取り付けに先立ってロケータピン5およびガイド部材1 3にはゴム製パッキン17,18がそれぞれ取り付けられる。そして、車体パネ ル2側のガイド穴3に向かってロケータピン5の一端5aを差し込んで行くとロ ケータピン5の一端5aは先細状に形成されているので、ガイド穴3内に簡単に 差し込まれる。この場合、差し込まれて行くに従ってロケータピン5の外径寸法 が大きくなって行くので、バンパー1と車体パネル2との位置決めが自動的にな されながら差し込まれて行く。すると、この位置決め作用によりボルト6も取付 穴4に対して位置決められ、さらにバンパー1を車体パネル2に押し付けて行く と取付穴4内にガイド部材13も挿入される。また、ゴム製パッキン17,18 を介して各鍔状部分10,14が当接されたら車体パネル2の裏面側より各ボル ト6にブラケット19をそれぞれ取り付け、さらにボルト6にナット7を締め付 ける。すると、この締め付けによって車体パネル2に対するバンパー1の固定が 完了する。
【0009】 したがって、この実施例の構造では、ガイド穴3に対してロケータピン5の先 端をこのガイド穴3に挿入させると、この挿入に伴ってボルト6と取付穴4との 位置出し作業も自動的になされることになる。ロケータピン5の先端は先細状に なっていて、ガイド穴3への初期挿入を容易とする。これにより、取付穴4に対 するボルト6の挿入が簡単に行え、またロボットで自動組立するような場合でも 、ガイド穴3に対してロケータピン5の先端が係合できる最小限の精度を持たせ ておけば良いことになる。
【0010】 なお、本考案は上記実施例により説明したが、本考案の要旨を逸脱しない範囲 で色々と設計の変更を施しても差し支えないものである。例えば、上記実施例で は、ロケータピン5をバンパー1側に取り付けた構造を開示したが、これとは逆 に車体パネル2側にロケータピン5を設けてバンパー1側にガイド穴3を設けて も良いものである。また、ボルト6に先細状をしたガイド部材13を取り付けた 構造を開示したが、このガイド部材13は必ずしも設けなくても良いものである が、設けた場合ではボルト6と取付穴4との挿入係合をよりスムースに行わせる ことができる。さらに、この実施例ではバンパー1を取り付ける場合について説 明したが、バンパー1を取り付ける場合に限ることなく、一般の外装部品を取り 付ける場合にも同様にして適用できるものである。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る車両用外装部品の取付構造によれば、ロボ ットで自動組立する場合も、このロボットが高精度のものでなくても、ガイド穴 に対してロケータピンの先端が係合できる最低限の精度を持たせておけば良いの で、ロボットの構造も簡単になり、これに伴って組立品全体のコストを下げるこ とができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用外装部品の取付
構造を示す要部断面図である。
【図2】本考案に係る車両用外装部品の取付構造を適用
した自動車の要部分解斜視図である。
【図3】図1に示したロケータピン単品の側面図であ
る。
【図4】図3のA−A線に沿う側面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う要部拡大断面図である。
【図6】図1に示したガイド部材単品の側面図である。
【図7】図6のC−C線に沿う側面図である。
【図8】図7のD−D線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1…バンパー(外装部品)、2…車体パネル、3…ガイ
ド穴、4…取付穴、5…ロケータピン、6…ボルト、7
…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部品または車体の一方に形成された
    取付穴に他方に固定されたボルトを挿入し、かつナット
    締めして外装部品を車体に取り付ける構造において、前
    記外装部品または車体の一方に設けられたガイド穴と、
    他方に設けられて前記ガイド穴に挿入される先細状のロ
    ケータピンとを備えるとともに、前記ボルトが前記取付
    穴に挿入されるのに先立って前記ロケータピンが前記ガ
    イド穴に挿入され、前記取付穴に対する前記ボルトの挿
    入を案内するようにしたことを特徴とする車両用外装部
    品の取付構造。
JP1991011625U 1991-02-08 1991-02-08 車両用外装部品の取付構造 Expired - Lifetime JP2535430Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01175951U (ja) * 1988-05-25 1989-12-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01175951U (ja) * 1988-05-25 1989-12-14

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