JP2534633Y2 - 作業用走行車におけるスロツトル機構の無人操作装置 - Google Patents

作業用走行車におけるスロツトル機構の無人操作装置

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JP2534633Y2
JP2534633Y2 JP1990108251U JP10825190U JP2534633Y2 JP 2534633 Y2 JP2534633 Y2 JP 2534633Y2 JP 1990108251 U JP1990108251 U JP 1990108251U JP 10825190 U JP10825190 U JP 10825190U JP 2534633 Y2 JP2534633 Y2 JP 2534633Y2
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throttle
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throttle mechanism
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宏幸 大菅
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラクタ等の作業用走行車におけるスロツ
トル機構の無人操作装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 今日、この種作業用走行車においては、操作の省力化
や安全性の向上を計る目的で、走行機体を自動操作した
り、遠隔操作する等の無人操作が試みられており、そし
てこの場合には、自動操作制御部や遠隔操作制御部から
の指令に基づいてスロツトル機構を作動せしめるアクチ
ユエータを設ける必要がある。
しかるに従来、上記アクチユエータをスロツトル機構
に連結した状態では、スロツトルレバーやスロツトルペ
ダルによるスロツトル操作が許容されないため、作業用
走行車を無人操作と有人操作に併用する場合には、その
度にアクチユエータとスロツトル機構を連結したり、切
り離したりする面倒な作業が必要となるうえ、部品点数
が増加する等の不都合があり問題となつていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる作業用走行車におけるスロツトル機
構の無人操作装置を提供することを目的として創案され
たものであつて、スロツトル操作具の操作に基づいて高
速側に作動する一方、戻し弾機の付勢力で低速側に作動
するスロツトル機構を備えてなる作業用走行車におい
て、前記スロツトル機構に、スロツトル操作具の操作に
代わつてスロツトル機構を作動せしめる無人操作用のア
クチユエータを連結するにあたり、該アクチユエータ
を、スロツトル操作具による高速側へのスロツトル操作
を常時許容する連結部材を介してスロツトル機構に連結
すると共に、アクチユエータの駆動に連繋して回動する
カム手段と該カム手段に設けた第一、第二のカム面に当
接してスイツチ切換えをするスイツチ手段とを設け、ス
イツチ手段の第一カム面に当接する状態をスロツトル機
構の高速側停止位置の検知信号に、第二カム面に当接す
る状態をスロツトル機構の低速側停止位置の検知信号に
設定したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、スロツトル機構
を、切換作業等を行うことなく無人操作と有人操作に併
用できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はトラクタの走行機体であつて、該走
行機体1のボンネツト内にはエンジン2が配設されてい
るが、該エンジン2の側面にはスロツトル調整を行うた
めのスロツトルプレート3が前後揺動自在に設けられて
いる。
4および5はそれぞれ運転席6に設けられるスロツト
ルレバー、スロツトルペダルであつて、これらスロツト
ル操作具は、戻し弾機7の付勢力によって常時前方に向
けて付勢される連結ロツド8に対して連結ワイヤ(図示
せず)を介して連結されている。9は連結ロツド8の前
端に一体的に固設される連結プレートであつて、該連結
プレート9は略L字形に形成され、そして一方の連結片
9aの先端部には前記スロツトルプレート3が枢結されて
いる。即ち、スロツトル操作具を操作すると、戻し弾機
7の付勢力に抗して連結ロツド8および連結プレート9
が後方に変位し、これによつて、連結プレート9に枢結
されるスロツトルプレート3を高速側である後方に揺動
させることになり、一方、スロツトル操作具を戻し操作
(もしくは操作解除)すると、戻し弾機7の付勢力によ
り連結ロツド8および連結プレート9が前方に偏位して
スロツトルプレート3を低速側である前方に揺動せしめ
る構成となつている。
一方、10はエンジン2の側面部に配設された減速機付
きのモータであつて、該モータ10のモータ軸10aにはカ
ムプレート11が一体回動自在に固設されるが、カムプレ
ート11の下端部、つまりモータ軸10aに対し偏心する位
置にピン11aが突設されている。12は可撓性を有する連
結ワイヤであつて、該連結ワイヤ12の前後各端部は、前
記連結プレート9の他方の連結片9bと、カムプレート11
に突設したピン11aとにそれぞれ係着されている。そし
て連結ワイヤ12は、カムプレート11の正回転時(A方
向)には、戻し弾機7の付勢力に抗して連結プレート9
を後方に引張つてスロツトルプレート3を高速側に揺動
させる一方、カムプレート11の逆転時には、戻し弾機7
の付勢力による連結プレート9の前方への偏位を許容し
てスロツトルプレート3を低速側に揺動せしめるが、さ
らに連結ワイヤ12は、自らが撓むことによつて前記スロ
ツトル操作具による高速側へのスロツトル操作を常時許
容するようになつている。
さらに、13はリミツトスイツチであつて、該リミツト
スイツチ13は、前記カムプレート11との接当によりモー
タ10の高速側停止位置(上限)および低速側停止位置
(下限)を検知するようになつている。即ち、カムプレ
ート11は、左右両側部に上側円弧部11bよりも小径とな
るカム面11cを有しており、そして常時は上側円弧部11b
に接当(ON状態)する検知レバー13aが、両カム面11cに
当接検知(OFF状態)することにより単一のリミツトス
イツチ13による高速側停止位置および低速側停止位置の
検知を可能としているが、この検知信号は制御部14に入
力されるようになつている。
上記制御部14は、所謂マイコン等を用いて構成されも
のであるが、このものは、送信機15からの遠隔操作信号
を受信する受信部16、前記リミツトスイツチ13等から信
号を入力し、これら入力信号に基づく判断によつて、前
にモータ10等の無人操作用のアクチユエータに対して作
動指令を出力するようになつている。
次に、制御部14におけるスロツトル制御の制御手順を
第9図に基づいて説明する。該スロツトル制御において
は、まず、送信機15のスロツトルスイツチ(アツプスイ
ツチ17a、ダウンスイツチ17b)17がONであるか否かが判
断された後、これがONである場合にはリミツトスイツチ
13が前回ONであつたか否かが判断される。つまり、前回
のスロツトル調整位置が中間調整位置であるか上下限位
置であるかを判断しているが、ここでYESの判断がなさ
れると、続いてリミツトスイツチ13が今回OFFか否かが
判断される。そしてこれがYESの場合には、操作されて
いるスイツチがアツプスイツチ17aであるかダウンスイ
ツチ17bであるかに基づいて上限、下限の何れであるか
を判断してフラグに「1」もしくは「2」をセツトした
後、モータ10を停止せしめるようになつている。また、
今回もリミツトスイツチ13がONである場合には、操作さ
れているスイツチがアツプスイツチ17aであるかダウン
スイツチ17bであるかに基づいてモータ10を正逆駆動さ
せることになる。
一方、前回リミツトスイツチ13がOFFであった場合に
は、操作されているスイツチがアツプスイツチ17aであ
るかダウンスイツチ17bであるかを判断することになる
が、アツプスイツチ17aであると判断した場合にはフラ
グに「2」がセツトされているか否か、またダウンスイ
ツチ17bであると判断された場合にはフラグに「1」が
セツトされているか否かが判断されるようになつてい
る。即ち、下限位置におけるスロツトルアツプ操作もし
くは上限位置におけるスロツトルダウン操作であるかを
確認し、そして、これらの操作である場合にはモータ10
を操作に基づいて正逆駆動するが、それ以外の操作、つ
まり上下限を越える方向への操作である場合にはモータ
10の駆動を停止するようになつている。尚、エンジン停
止スイツチ18をONした場合や、有人操作切換時において
は、モータ10を自動的に下限位置まで駆動すると共に、
フラグに初期値である「2」をセツトするものとする。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、送信
機15による遠隔操作時には、モータ10の正逆駆動に伴つ
て連結ワイヤ12が連結プレート9を介してスロツトルプ
レート3を前後揺動させることでスロツトル調整が行わ
れることになる。一方、有人操作時には、連結ワイヤ12
の撓みによりスロツトル操作具によるスロツトル操作を
許容することになる。従つて、従来の様にその度にアク
チユエータとスロツトル機構を連結したり、切り離した
りする面倒な作業を行うことなくスロツトル機構を有人
操作と無人操作とに併用できることになり、この結果、
有人操作と無人操作に併用される走行機体1の操作性を
向上できる。
さらに、このものでは、単一のリミツトスイツチ13で
スロツトル調整範囲の上限および下限位置を検知すべく
構成されているので、部品点数を削減してコストダウン
を計ることができる許りか、配線の簡略化も計れて都合
が良い。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるものではな
く、例えぱアクチユエータとスロツトル機構を連結する
連結部材は、ワイヤ以外の可撓性部材、伸長限度が設定
された伸縮部材、長孔等の融通手段を備えた部材等であ
つても良いことは言うまでもない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、スロツトル操作具に代わつてスロツトル機構
を操作するアクチユエータを備えるものでありながら、
該アクチユエータは、スロツトル操作具による高速側へ
のスロツトル操作を常時許容する連結部材を介してスロ
ツトル機構に連結されるため、アクチユエータを低速側
に停止しておくだけでスロツトル操作具によるスロツト
ル操作を行い得ることとなる。従つて、従来の様にアク
チユエータとスロツトル機構の連結部材を着脱するよう
な面倒な作業を行うことなくスロツトル機構を有人操作
と無人操作とに併用できることになり、この結果、有人
操作と無人操作に併用される作業用走行車の操作性が向
上する。
しかもスロツトル機構の高速側停止位置と低速側停止
位置との検知が、アクチユエータの駆動に連繋して回動
するカム手段に設けた第一、第二のカム面にスイツチ手
段が当接することに伴うスイツチ切換えによつてなされ
るため、一つのスイツチ手段でよいことになつて電気的
配線が簡略されるうえ部品点数も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車におけるスロツトル
機構の無人操作装置の実施例を示したものであつて、第
1図はトラクタの側面図、第2図は無人操作装置の取付
状態を示す要部平面図、第3図は同上側面図、第4図は
無人操作装置の平面図、第5図は同上正面図、第6図は
リミツトスイツチの取付状態を示す同上平面図、第7図
は送信機の正面図、第8図は制御機構のブロツク図、第
9図はスロツトル制御のフローチヤートである。 図中、3はスロツトルプレート、10はモータ、11はカム
プレート、12は連結ワイヤ、13はリミツトスイツチであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロツトル操作具の操作に基づいて高速側
    に作動する一方、戻し弾機の付勢力で低速側に作動する
    スロツトル機構を備えてなる作業用走行車において、前
    記スロツトル機構に、スロツトル操作具の操作に代わつ
    てスロツトル機構を作動せしめる無人操作用のアクチユ
    エータを連結するにあたり、該アクチユエータを、スロ
    ツトル操作具による高速側へのスロツトル操作を常時許
    容する連結部材を介してスロツトル機構に連結すると共
    に、アクチユエータの駆動に連繋して回動するカム手段
    と該カム手段に設けた第一、第二のカム面に当接してス
    イツチ切換えをするスイツチ手段とを設け、スイツチ手
    段の第一カム面に当接する状態をスロツトル機構の高速
    側停止位置の検知信号に、第二カム面に当接する状態を
    スロツトル機構の低速側停止位置の検知信号に設定した
    ことを特徴とする作業用走行車におけるスロツトル機構
    の無人操作装置。
JP1990108251U 1990-10-16 1990-10-16 作業用走行車におけるスロツトル機構の無人操作装置 Expired - Lifetime JP2534633Y2 (ja)

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