JP2559285Y2 - 移動作業車における操向操作装置 - Google Patents
移動作業車における操向操作装置Info
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- JP2559285Y2 JP2559285Y2 JP11174091U JP11174091U JP2559285Y2 JP 2559285 Y2 JP2559285 Y2 JP 2559285Y2 JP 11174091 U JP11174091 U JP 11174091U JP 11174091 U JP11174091 U JP 11174091U JP 2559285 Y2 JP2559285 Y2 JP 2559285Y2
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- JP
- Japan
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- steering
- neutral position
- lever
- operation lever
- operating
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバイン等の移動作
業車における操向操作装置に関する。
業車における操向操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動作業車における操向操作装置
においては、操作レバーをスイッチボックスに対して左
右に揺動自在に枢着し、操作レバーを左右に揺動するこ
とにより左右の操向スイッチの断続を図り、操向スイッ
チ接続時における電気信号をコントロールボックス内の
制御機構に発信し、制御機構よりの指令により、サイド
クラッチを切断すると共に、サイドクラッチの切断直後
に操作レバーの左右揺動による機械的に連結されたサイ
ドブレーキが作動されるように構成され、更に、コンバ
イン等においては、操作レバーの握り部先端に、操作レ
バーと同方向に揺動するスイッチレバーが配置され、こ
のスイッチレバーを左右に操作することにより、操向ス
イッチの断続が図られ、前記と同様にサイドクラッチの
みが断続されるようにしている。
においては、操作レバーをスイッチボックスに対して左
右に揺動自在に枢着し、操作レバーを左右に揺動するこ
とにより左右の操向スイッチの断続を図り、操向スイッ
チ接続時における電気信号をコントロールボックス内の
制御機構に発信し、制御機構よりの指令により、サイド
クラッチを切断すると共に、サイドクラッチの切断直後
に操作レバーの左右揺動による機械的に連結されたサイ
ドブレーキが作動されるように構成され、更に、コンバ
イン等においては、操作レバーの握り部先端に、操作レ
バーと同方向に揺動するスイッチレバーが配置され、こ
のスイッチレバーを左右に操作することにより、操向ス
イッチの断続が図られ、前記と同様にサイドクラッチの
みが断続されるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の移動作業車にお
ける操向操作装置にあっては、操作レバーの握り部先端
に、図5に示すようなスイッチレバーを設け、それに付
随する電気機器を操作レバーの握り部内に収容する関係
より、握り部が大きく、且つ重くなるもので、例えば、
操作レバーを右に操作して、右操向用の操向スイッチを
接続させ、機体を右に操向させた後、操作レバーより素
早く手を離すと、操作レバーは、その反動により、左に
操作されて、左操向用の操向スイッチを接続させ、機体
を左方向に操向させることとなり、機体が左右にふらつ
くといった問題点があった。この問題点を解決するため
に操作レバーにデテント装置を組み込み、操作レバーが
中立位置において停止維持されるようにしたものもある
が、デテント装置の組み込み及び調整が困難であること
と、デテント装置の調整による操作レバーの操作荷重が
変動するといった問題点があった。
ける操向操作装置にあっては、操作レバーの握り部先端
に、図5に示すようなスイッチレバーを設け、それに付
随する電気機器を操作レバーの握り部内に収容する関係
より、握り部が大きく、且つ重くなるもので、例えば、
操作レバーを右に操作して、右操向用の操向スイッチを
接続させ、機体を右に操向させた後、操作レバーより素
早く手を離すと、操作レバーは、その反動により、左に
操作されて、左操向用の操向スイッチを接続させ、機体
を左方向に操向させることとなり、機体が左右にふらつ
くといった問題点があった。この問題点を解決するため
に操作レバーにデテント装置を組み込み、操作レバーが
中立位置において停止維持されるようにしたものもある
が、デテント装置の組み込み及び調整が困難であること
と、デテント装置の調整による操作レバーの操作荷重が
変動するといった問題点があった。
【0004】本考案は、デテント装置を用いることなく
操作レバーを左右に操作し、操作レバーより素早く手を
離した場合において、操作レバーは反動により反対方向
に揺動し、反対側の操向スイッチを接続操作するが、サ
イドクラッチの作動が行われず、機体の左右へのふらつ
きを防止すると共に、デテント装置の組み込み及び調整
の困難さを無くすと共に、操作レバーの操作荷重が常に
一定に維持される移動作業車における操向操作装置を提
供することを目的とする。
操作レバーを左右に操作し、操作レバーより素早く手を
離した場合において、操作レバーは反動により反対方向
に揺動し、反対側の操向スイッチを接続操作するが、サ
イドクラッチの作動が行われず、機体の左右へのふらつ
きを防止すると共に、デテント装置の組み込み及び調整
の困難さを無くすと共に、操作レバーの操作荷重が常に
一定に維持される移動作業車における操向操作装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】操作レバーの左右揺動に
より左右操向スイッチを断続して、左右の駆動車軸への
伝動経路中に設けたサイドクラッチ及びサイドブレーキ
の断続操作を図る操向操作機構において、一方の操向ス
イッチを切断した操作レバーが、中立位置を越えて他方
の操向スイッチにある設定した瞬間的な時間だけ接当し
た後離間した場合、その操向スイッチによる信号が制御
機構により制御されないようにしたものであり、瞬間的
な信号は制御機構により無視されることとなる。
より左右操向スイッチを断続して、左右の駆動車軸への
伝動経路中に設けたサイドクラッチ及びサイドブレーキ
の断続操作を図る操向操作機構において、一方の操向ス
イッチを切断した操作レバーが、中立位置を越えて他方
の操向スイッチにある設定した瞬間的な時間だけ接当し
た後離間した場合、その操向スイッチによる信号が制御
機構により制御されないようにしたものであり、瞬間的
な信号は制御機構により無視されることとなる。
【0006】また操作レバーの左右揺動により左右操向
スイッチを断続して、左右の駆動車軸への伝動経路中に
設けたサイドクラッチ及びサイドブレーキの断続操作を
図る操向操作機構において、一方の操向スイッチを切断
した操作レバーが中立位置に一定時間停止したことをセ
ンサーにより検知し、その検知信号が制御機構に受信さ
れた後においてのみ、操向スイッチの接続信号が受信さ
れてサイドクラッチが切断されるようにしているので機
体の左右へのふらつきが防止されるのである。
スイッチを断続して、左右の駆動車軸への伝動経路中に
設けたサイドクラッチ及びサイドブレーキの断続操作を
図る操向操作機構において、一方の操向スイッチを切断
した操作レバーが中立位置に一定時間停止したことをセ
ンサーにより検知し、その検知信号が制御機構に受信さ
れた後においてのみ、操向スイッチの接続信号が受信さ
れてサイドクラッチが切断されるようにしているので機
体の左右へのふらつきが防止されるのである。
【0007】そして、操作レバーの左右揺動によりサイ
ドブレーキを操作する揺動アームを、操作レバーを枢着
する操作軸に対し回動自在に装着すると共に、該両揺動
アームを単独に異なった方向に作動させる作動アームを
設け、揺動アームの中間部における操作レバーの中立位
置に、中立位置規定部材を配置し、揺動アームを常時、
中立位置規定部材に弾性附勢しているので、特別なデテ
ント装置も必要とすることなく操作レバーの中立位置が
保持され且つ、操作荷重が一定となるものである。
ドブレーキを操作する揺動アームを、操作レバーを枢着
する操作軸に対し回動自在に装着すると共に、該両揺動
アームを単独に異なった方向に作動させる作動アームを
設け、揺動アームの中間部における操作レバーの中立位
置に、中立位置規定部材を配置し、揺動アームを常時、
中立位置規定部材に弾性附勢しているので、特別なデテ
ント装置も必要とすることなく操作レバーの中立位置が
保持され且つ、操作荷重が一定となるものである。
【0008】
【実施例】実施例に基づいて図面を参照して説明する
と、図4において(A)は、コンバインの機体を示すも
のであり、ミッションケース(1)の左右に軸支される
駆動車軸(2)(2)により駆動されるクローラ走行部
(B)(B)と、その上部のフレーム上に積載された脱
穀部(C)と、脱穀部(C)の前部に配置された刈り取
り搬送部(D)及び刈り取り搬送部(D)の側部に並設
された操縦部(E)等により従来と同様に構成されてい
る。
と、図4において(A)は、コンバインの機体を示すも
のであり、ミッションケース(1)の左右に軸支される
駆動車軸(2)(2)により駆動されるクローラ走行部
(B)(B)と、その上部のフレーム上に積載された脱
穀部(C)と、脱穀部(C)の前部に配置された刈り取
り搬送部(D)及び刈り取り搬送部(D)の側部に並設
された操縦部(E)等により従来と同様に構成されてい
る。
【0009】そして、操縦部(E)の運転席の前部に
は、機体(A)の進行方向に平行した操作軸(3)に対
し、左右方向に揺動する操作レバー(4)が枢支されて
おり、操作軸(3)は、フレーム(5)に対し取り付け
金具(6)(6)を介したスイッチボックス(7)に対
し回動自在に軸支されいてる。
は、機体(A)の進行方向に平行した操作軸(3)に対
し、左右方向に揺動する操作レバー(4)が枢支されて
おり、操作軸(3)は、フレーム(5)に対し取り付け
金具(6)(6)を介したスイッチボックス(7)に対
し回動自在に軸支されいてる。
【0010】このスイッチボックス(7)内には、図1
に示すように操向スイッチ(8a)(8b)が左右に配
置され収納されると共に、操作軸(3)の下端に形成さ
れたカム体(9)が収納されており、操作レバー(4)
を中立位置(N)より左右に揺動し、操作レバー(4)
を左操向位置(L)位置に揺動した時は、スイッチボッ
クス(7)内の右側の操向スイッチ(8b)がカム体
(9)により押圧されて接続され、その接続電流が制御
機構(10)に通電され、制御機構(10)により制御
された指令により左側のアクチュエータ(11b)が作
動されて左側のサイドクラッチ(12b)が切断され、
左側の駆動車軸(2)の駆動が停止され、左側のクロー
ラ走行部(B)の停止により、機体(A)は左方向に操
向旋回される。
に示すように操向スイッチ(8a)(8b)が左右に配
置され収納されると共に、操作軸(3)の下端に形成さ
れたカム体(9)が収納されており、操作レバー(4)
を中立位置(N)より左右に揺動し、操作レバー(4)
を左操向位置(L)位置に揺動した時は、スイッチボッ
クス(7)内の右側の操向スイッチ(8b)がカム体
(9)により押圧されて接続され、その接続電流が制御
機構(10)に通電され、制御機構(10)により制御
された指令により左側のアクチュエータ(11b)が作
動されて左側のサイドクラッチ(12b)が切断され、
左側の駆動車軸(2)の駆動が停止され、左側のクロー
ラ走行部(B)の停止により、機体(A)は左方向に操
向旋回される。
【0011】この左操向位置(L)に操作した操作レバ
ー(4)を中立位置(N)に戻すと、カム体(9)が操
向スイッチ(8b)より離れ、操向スイッチ(8b)が
切断されてサイドクラッチ(12b)の接続が図られ機
体(A)は直進する。
ー(4)を中立位置(N)に戻すと、カム体(9)が操
向スイッチ(8b)より離れ、操向スイッチ(8b)が
切断されてサイドクラッチ(12b)の接続が図られ機
体(A)は直進する。
【0012】そしてこの場合、左操向位置(L)に操作
した操作レバー(4)より素早く手を離すと後記する戻
しスプリング(13)により中立位置(N)に復帰する
ものであるが各部品の加工誤差或いは組付け誤差と、戻
しスプリング(13)の戻し反動により操作レバー
(4)は中立位置(N)を通り過ぎて右操向位置(R)
位置にまで揺動し、カム体(9)が左側の操向スイッチ
(8a)を接続操作し、操向スイッチ(8a)より制御
機構(10)に通電されるが、その通電時間は操作レバ
ー(4)が戻しスプリング(13)の作用により直ちに
中立位置(N)に復帰するため瞬間的な短いものであり
そのような瞬間的な短い一定の通電時間は、制御機構
(10)の回路によりアクチュエータ(11a)に作動
指令を出さないようになされており従って右側のサイド
クラッチ(12a)の切断は行われない
した操作レバー(4)より素早く手を離すと後記する戻
しスプリング(13)により中立位置(N)に復帰する
ものであるが各部品の加工誤差或いは組付け誤差と、戻
しスプリング(13)の戻し反動により操作レバー
(4)は中立位置(N)を通り過ぎて右操向位置(R)
位置にまで揺動し、カム体(9)が左側の操向スイッチ
(8a)を接続操作し、操向スイッチ(8a)より制御
機構(10)に通電されるが、その通電時間は操作レバ
ー(4)が戻しスプリング(13)の作用により直ちに
中立位置(N)に復帰するため瞬間的な短いものであり
そのような瞬間的な短い一定の通電時間は、制御機構
(10)の回路によりアクチュエータ(11a)に作動
指令を出さないようになされており従って右側のサイド
クラッチ(12a)の切断は行われない
【0013】尚、操作レバー(4)を右操向位置(R)
に操作した場合においても上記と同様のことが行われ
る。
に操作した場合においても上記と同様のことが行われ
る。
【0014】又、操向スイッチ(8a)(8b)を操作
する操作レバー(4)の下部に形成されたカム体(9)
の下部にセンサー(14)を配置し、一方の操向スイッ
チ(8b)を切断した操作レバー(4)のカム体(9)
が反動により他方の操向スイッチ(8a)に接当し、こ
れを接続したとしても一方の操向スイッチ(8b)が切
断された後、カム体(9)が中立位置(N)に一定時間
停止したことをセンサー(14)により検知し、その検
知信号が制御機構(10)に受信された後においてのみ
操向スイッチ(8a)(8b)の接続電流が制御機構
(10)に通電されて処理されアクチュエータ(11
a)(11b)が作動し、サイドクラッチ(12a)
(12b)が切断されるようにしてもよいのである。
する操作レバー(4)の下部に形成されたカム体(9)
の下部にセンサー(14)を配置し、一方の操向スイッ
チ(8b)を切断した操作レバー(4)のカム体(9)
が反動により他方の操向スイッチ(8a)に接当し、こ
れを接続したとしても一方の操向スイッチ(8b)が切
断された後、カム体(9)が中立位置(N)に一定時間
停止したことをセンサー(14)により検知し、その検
知信号が制御機構(10)に受信された後においてのみ
操向スイッチ(8a)(8b)の接続電流が制御機構
(10)に通電されて処理されアクチュエータ(11
a)(11b)が作動し、サイドクラッチ(12a)
(12b)が切断されるようにしてもよいのである。
【0015】操作レバー(4)は、その左右方向への揺
動により左操向位置(L)及び右操向位置(R)に位置
した時に上記したサイドクラッチ(12a)(12b)
が切断された直後にサイドブレーキ(15a)(15
b)を操作するように構成されているもので、図2及び
図3に示すように、操作軸(3)におけるスイッチボッ
クス(7)の後部位置に揺動アーム(16a)(16
b)を前後に並設して回動自在に嵌入し、その先端を同
じ横方向に向けて上下に配置し、上方の揺動アーム(1
6a)にはボーデンワイヤ(17)のインナーワイヤ
(17a)の一端を連結すると共に、下方の揺動アーム
(16b)にはアウターワイヤ(17b)の一端を連結
し、インナーワイヤ(17a)及びアウターワイヤ(1
7b)の他端をミッションケース(1)の後面に装着し
た左右のアクチュウータ(18a)(18b)に連結
し、揺動アーム(16a)(16b)の中間部に操作軸
(3)に固着された作動アーム(19)を位置させ、操
作レバー(4)を左操作位置(L)に操作すると下方の
揺動アーム(16b)が下方に揺動されてアウターワイ
ヤ(17b)が操作され左側のアクチュエータ(18
b)が作動して左側のサイドブレーキ(15)が作動し
機体(A)の左方向への操向急旋回を図るもので、操作
レバー(4)を右操向位置(R)に操作すると上方の揺
動アーム(16a)が上方に揺動されてインナーワイヤ
(17a)が操作され右側のアクチュエータ(18a)
が作動して右側のサイドブレーキ(15a)が作動し機
体(A)の右方向への操向急旋回を図るものである。
動により左操向位置(L)及び右操向位置(R)に位置
した時に上記したサイドクラッチ(12a)(12b)
が切断された直後にサイドブレーキ(15a)(15
b)を操作するように構成されているもので、図2及び
図3に示すように、操作軸(3)におけるスイッチボッ
クス(7)の後部位置に揺動アーム(16a)(16
b)を前後に並設して回動自在に嵌入し、その先端を同
じ横方向に向けて上下に配置し、上方の揺動アーム(1
6a)にはボーデンワイヤ(17)のインナーワイヤ
(17a)の一端を連結すると共に、下方の揺動アーム
(16b)にはアウターワイヤ(17b)の一端を連結
し、インナーワイヤ(17a)及びアウターワイヤ(1
7b)の他端をミッションケース(1)の後面に装着し
た左右のアクチュウータ(18a)(18b)に連結
し、揺動アーム(16a)(16b)の中間部に操作軸
(3)に固着された作動アーム(19)を位置させ、操
作レバー(4)を左操作位置(L)に操作すると下方の
揺動アーム(16b)が下方に揺動されてアウターワイ
ヤ(17b)が操作され左側のアクチュエータ(18
b)が作動して左側のサイドブレーキ(15)が作動し
機体(A)の左方向への操向急旋回を図るもので、操作
レバー(4)を右操向位置(R)に操作すると上方の揺
動アーム(16a)が上方に揺動されてインナーワイヤ
(17a)が操作され右側のアクチュエータ(18a)
が作動して右側のサイドブレーキ(15a)が作動し機
体(A)の右方向への操向急旋回を図るものである。
【0016】揺動アーム(16a)(16b)の先端部
には、戻しスプリング(13)が係止されており、そし
て揺動アーム(16a)(16b)の両者の中間部に
は、操作レバー(4)が中立位置(N)に位置した時、
揺動アーム(16a)(16b)の上下面が接当する中
立位置規定部材(20)がフレーム(5)より延出され
て配備されており操作レバー(4)はこの中立位置規定
部材(20)と戻しスプリング(13)の作用により中
立位置(N)に維持されるように構成されている
には、戻しスプリング(13)が係止されており、そし
て揺動アーム(16a)(16b)の両者の中間部に
は、操作レバー(4)が中立位置(N)に位置した時、
揺動アーム(16a)(16b)の上下面が接当する中
立位置規定部材(20)がフレーム(5)より延出され
て配備されており操作レバー(4)はこの中立位置規定
部材(20)と戻しスプリング(13)の作用により中
立位置(N)に維持されるように構成されている
【0017】尚、図2及び図3において(21)は、ス
イッチボックス(7)内の操向スイッチ(8a)(8
b)と制御機構(10)とを連結するケーブルである。
また、上記においては操作レバー(4)の握り部にスイ
ッチレバーを設けないものについて説明したが、これは
握り部にスイッチレバーを設けたものでもよいものであ
る。
イッチボックス(7)内の操向スイッチ(8a)(8
b)と制御機構(10)とを連結するケーブルである。
また、上記においては操作レバー(4)の握り部にスイ
ッチレバーを設けないものについて説明したが、これは
握り部にスイッチレバーを設けたものでもよいものであ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏するもので
ある。つまり、操作レバーを左右に揺動して操作スイッ
チを接続しサイドクラッチを切断した後、操作レバーよ
り素早く手を離した場合、操作レバーが反動により他方
の操作スィツチが瞬間的に接続してもその接続結果によ
りサイドクラッチの切断状態が生じないのて機体の左右
へのふらつきが防止される。また、操作レバーは中立位
置規定部材及び戻しスプリングにより中立位置に維持さ
れるため特別なデテント装置を必要とすることなく、操
作レバーは常に一定の操作荷重で操作することができ
る。
ているので以下に記載されるような効果を奏するもので
ある。つまり、操作レバーを左右に揺動して操作スイッ
チを接続しサイドクラッチを切断した後、操作レバーよ
り素早く手を離した場合、操作レバーが反動により他方
の操作スィツチが瞬間的に接続してもその接続結果によ
りサイドクラッチの切断状態が生じないのて機体の左右
へのふらつきが防止される。また、操作レバーは中立位
置規定部材及び戻しスプリングにより中立位置に維持さ
れるため特別なデテント装置を必要とすることなく、操
作レバーは常に一定の操作荷重で操作することができ
る。
【図1】本考案のブロック説明図
【図2】操作レバーの枢支部を機体の前面より見た正面
図
図
【図3】操作レバーとサイドブレーキとの関係を示す側
面図
面図
【図4】本考案を実施したコンバインの側面図
【図5】従来の操作レバーの背面図
2 駆動車軸 3 操作軸 4 操作レバー 8a 操向スイッチ 8b 操向スイッチ 10 制御機構 12a サイドクラッチ 12b サイドクラッチ 14 センサー 15a サイドブレーキ 15b サイドブレーキ 16a 揺動アーム 16b 揺動アーム 19 作動アーム 20 中立位置規定部材
Claims (3)
- 【請求項1】操作レバー(4)の左右揺動により左右操
向スイッチ(8a)(8b)を断続して、左右の駆動車
軸(2)(2)への伝動経路中に設けたサイドクラッチ
(12a)(12b)及びサイドブレーキ(15a)
(15b)の断続操作を図る操向操作機構において、一
方の操向スイッチ(8a)(8b)を切断した操作レバ
ー(4)が、中立位置を越えて他方の操向スイッチ(8
a)(8b)にある設定した瞬間的な時間だけ接当した
後離間した場合、その操向スイッチ(8a)(8b)に
よる信号が制御機構(10)により制御されないように
したことを特徴とする移動作業車における操向操作装
置。 - 【請求項2】操作レバー(4)の左右揺動により左右操
向スイッチ(8a)(8b)を断続して、左右の駆動車
軸(2)(2)への伝動経路中に設けたサイドクラッチ
(12a)(12b)及びサイドブレーキ(15a)
(15b)の断続操作を図る操向操作機構において、一
方の操向スイッチ(8a)(8b)を切断した操作レバ
ー(4)が中立位置に一定時間停止したことをセンサー
(14)により検知し、その検知信号が制御機構(1
0)に受信された後においてのみ、操向スイッチ(8
a)(8b)の接続信号が受信されてサイドクラッチ
(12a)(12b)が切断されるようにしたことを特
徴とする移動作業車における操向操作装置。 - 【請求項3】操作レバー(4)の左右揺動によりサイド
ブレーキ(15a)(15b)を操作する揺動アーム
(16a)(16b)を、操作レバー(4)を枢着する
操作軸(3)に対し回動自在に装着すると共に、該両揺
動アーム(16a)(16b)を単独に異なった方向に
作動させる作動アーム(19)を設け、揺動アーム(1
6a)(16b)の中間部における操作レバー(4)の
中立位置(N)に、中立位置規定部材(20)を配置
し、揺動アーム(16a)(16b)を常時、中立位置
規定部材(20)に弾性附勢したことを特徴とする請求
項1及び請求項2記載の移動作業車における操向操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174091U JP2559285Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 移動作業車における操向操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174091U JP2559285Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 移動作業車における操向操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551006U JPH0551006U (ja) | 1993-07-09 |
JP2559285Y2 true JP2559285Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=14568988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11174091U Expired - Lifetime JP2559285Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 移動作業車における操向操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559285Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6829408B1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-02-10 | サミー株式会社 | 遊技機 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP11174091U patent/JP2559285Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0551006U (ja) | 1993-07-09 |
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