JP3170297B2 - 小型電動車 - Google Patents

小型電動車

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JP3170297B2
JP3170297B2 JP00903991A JP903991A JP3170297B2 JP 3170297 B2 JP3170297 B2 JP 3170297B2 JP 00903991 A JP00903991 A JP 00903991A JP 903991 A JP903991 A JP 903991A JP 3170297 B2 JP3170297 B2 JP 3170297B2
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重則 木村
泰弘 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば高齢者等の歩行不
自由者が主に使用する小型電動車において、走行変速系
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような小型電動車において、操縦
者が持つ操縦ハンドルのハンドルグリップの近傍に、人
為的に操作される調速操作具を備えて、調速操作具の操
作位置に基づいて、走行用の電動モータが制御されるよ
うに構成したものがある。これにより、操縦者がハンド
ルグリップ及び調速操作具を持ちながら、調速操作具を
所望の操作位置に操作することによって、所望の走行速
度での走行及び変速操作が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の小型電動車では
操縦者がハンドルグリップを持ちながら調速操作具を操
作できるので、調速操作具の操作ストロークは比較的小
さなものとなっている。これにより、操縦者がハンドル
グリップ及び調速操作具を持ちながら、調速操作具を所
望の操作位置に保持して走行している状態において、例
えば高齢者の場合に偶発的な事態に会うと、気持ちが動
転して調速操作具を思わず最高速位置まで移動操作して
しまい、さらに調速操作具を高速側に操作しようとする
ような状態の生じることが考えられる。本発明は小型電
動車において、偶発的な事態に適切に対処できるような
構成を得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな小型電動車において、次のように構成することにあ
る。
【0005】操縦ハンドルのハンドルグリップの近傍
に、人為的に操作される調速操作具を備えて、前記調速
操作具が前記ハンドルグリップに近接する向きに移動操
作されるほど走行速度が高速になるように、前記調速操
作具の操作位置に基づいて、前記電動モータを制御する
第1制御手段を備えると共に、 前記調速操作具の近接す
る向きの移動操作による、調速操作具が前記ハンドルグ
リップに最も近づく最大操作位置までの操作経路途中に
最高速位置を設定して、この最高速位置から調速操作具
をさらに最大操作位置側に操作されようとすることを検
出する検出手段と、前記検出手段の検出に基づいて走行
用のブレーキを制動側に操作し、且つ、前記電動モータ
を停止操作する第2制御手段とを備えてある。
【0006】
【作用】 本願発明の特徴によると、 調速操作具がハンド
ルグリップに接近する向きに移動操作されるほど、走行
速度が高速になるように構成すると、操縦者がハンドル
グリップ及び調速操作具を一緒に握り込み操作すること
によって、走行速度が高速になる。この場合、操縦者に
とって握り込み操作は自然で楽な操作なので、前述のよ
うにハンドルグリップ及び調速操作具を一緒に握り込み
操作するほど(調速操作具がハンドルグリップに接近す
る向きに移動操作されるほど)、走行速度が高速になる
ように構成していると、調速操作具を所望の操作位置に
保持しての走行や、調速操作具による変速操作が楽に行
える。
【0007】 そして、 操縦者がハンドルグリップ及び調
速操作具を一緒に握り込み操作し、調速操作具を所望の
操作位置に保持して走行している状態において、調速操
作具が最高速位置まで握り込み操作され、調速操作具が
最高速位置からさらに握り込み操作されようとすると、
走行用のブレーキが自動的に制動側に操作されるのに加
えて、走行用の電動モータも停止操作されて小型電動車
が停止する。この場合に、前述のように操縦者にとって
握り込み操作は自然で楽な操作なので、例えば高齢者が
偶発的な事態に会った際、気持ちが動転して調速操作具
を思わず最高速位置まで握り込み操作し、さらに調速操
作具を握り込み操作しようとすることがある。これによ
り、本願発明の特徴のように、調速操作具が最高速位置
からさらに握り込み操作されようとすると、小型電動車
が停止するように構成すれば、前述の高齢者が偶発的な
事態に会った状態等に適応するのであり、小型電動車の
停止が適切に行われる。また、調速操作具が最高速位置
からさらに握り込み操作されようとすると、走行用のブ
レーキと走行用の電動モータとにより小型電動車の停止
操作が行われるので、これら一方だけによる走行停止操
作に比べて短い制動距離で小型電動車は停止する。
【0008】 尚、 操縦者が調速操作具を最高速位置から
握り込み操作しようとしない限り、走行停止手段が自動
的に作動するということはないので、調速操作具を最高
速位置に保持しておけば、調速操作具の最高速位置での
走行が支障なく行える。
【0009】
【発明の効果】 本願発明の特徴によると、 小型電動車に
おいて偶発的な事態により、調速操作具が最高速位置ま
で握り込み操作され、調速操作具が最高速位置からさら
に握り込み操作されようとすると、ブレーキと電動モー
タとが自動的に操作されて小型電動車が短い制動距離で
停止する。このように短い制動距離で小型電動車を停止
させてしまえば、操縦者は比較的冷静で適切に対処でき
るようになる。尚、操縦者が調速操作具を最高速位置に
保持しておけば、調速操作具を最高速位置からさらに握
り込み操作しようとしない限り、調速操作具の最高速位
置での走行が支障なく行えるので、操作性の低下を伴う
ものではない。
【0010】 また、 ハンドルグリップ及び調速操作具を
一緒に握り込み操作すると言う自然で楽な操作により、
走行速度が高速になるので、調速操作具を所望の操作位
置に保持しての走行、及び調速操作具による変速操作が
楽に行えるようになって、操作性の良いものとなった。
これにより、前述のように調速操作具が最高速位置から
さらに握り込み操作されようとすると、ブレーキと電動
モータとが自動的に操作されるように構成することは、
握り込み操作と言う自然で楽な操作に適応するものであ
り、小型電動車の停止が適切に行われるので、偶発的な
事態に対してさらに冷静に適切に対処できるようにな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に歩行不自由者用の小型電動車が示されてい
る。この小型電動車は、操縦ハンドル1によって操向操
作される前輪2、及び電動モータ3で駆動される左右一
対の後輪4により車体フレーム5が支持され、後輪4の
上方に運転座席6を備えて構成されている。操縦ハンド
ル1の支持フレーム7に、手さげひもを備えたバスケッ
ト8が、板ばねを利用した係止構造への差し込みにより
着脱自在に備えられている。電動モータ3は、運転座席
6の下方に配置された制御装置9及びバッテリー10に
接続されている。
【0012】図3に示すように操縦ハンドル1に、左右
両側部がU字状に屈曲形成された丸パイプAから成るハ
ンドルグリップ1Aが備えられ、左右のハンドルグリッ
プ1Aと一緒に握り込み操作自在な走行速度設定用の調
速レバー11(調速操作具に相当)が、上下に一体揺動
自在に支持されている。図1に示すように、調速レバー
11と一体で揺動する駆動アーム12と、速度設定用の
ポテンショメータ13の操作軸13aとが、リンク機構
14を介して連動連結されており、ポテンショメータ1
3の出力信号が制御装置9に入力されるように接続され
ている。
【0013】図1に示すように、調速レバー11がスプ
リング15によってハンドルグリップ1Aから離れる向
きに付勢されており、操縦ハンドル1の丸パイプAと駆
動アーム12の一端部12aとの接当によって、スプリ
ング15によるハンドルグリップ1Aから離れる向きへ
の位置規制が行われている。図1に示す状態で駆動アー
ム12の位置規制されている場合、ポテンショメータ1
3の出力信号が走行停止状態として設定されており、調
速レバー11を図1に示す位置からハンドルグリップ1
Aに接近する向きに握り込み操作したときの操作位置に
略比例して、走行速度が増速操作されるように、ポテン
ショメータ13の出力信号に基づいて電動モータ3が制
御されるように制御装置9が構成されている。
【0014】図1に示すように、駆動アーム12の他端
部12bに弾性ゴム16が固定されており、図2に示す
ように調速レバー11をハンドルグリップ1Aに接近す
る向き(高速側)に握り操作した際、駆動アーム12の
他端部12bが、操縦ハンドル1の丸パイプAと弾性ゴ
ム16との接当により位置規制される。従って、最高速
度は、弾性ゴム16を介した駆動アーム12の他端部1
2bと操縦ハンドル1の丸パイプAとの接当によって設
定されるのであり、図2に示す位置が調速レバー11の
最高速位置となる。
【0015】電動モータ3と後輪4とを連係する伝動ケ
ース17(図4参照)に、制御装置9からの信号で操作
される電磁式摩擦ブレーキ18(図5参照)(走行用の
ブレーキに相当)が備えられており、電磁式摩擦ブレー
キ18と後輪4との間に、手動操作式の走行クラッチ
(図示せず)が備えられ、操縦ハンドル1の近くに一緒
に握り込み操作可能に設けられた手動制動レバー19で
操作される手動式摩擦ブレーキ20が、後輪4の車軸
(図示せず)に作用するように配置されている。図1に
示すように、電磁式摩擦ブレーキ18は操縦ハンドル1
の丸パイプAの前部下方に配置されたリミットスイッチ
21(検出手段に相当)の入り操作に基づいて、制御装
置9により制動側に操作される。
【0016】図2に示すように、調速レバー11の高速
側への操作に伴う弾性ゴム16と丸パイプAとの接当位
置(最高速位置)よりも、弾性ゴム16の圧縮変形で駆
動アーム12の他端部12bが丸パイプA側に近接移動
する際に、リミットスイッチ21が入り操作されるよう
に配置されている。従って、操縦者が慌ててハンドルグ
リップ1Aと調速レバー11とを一緒に強く握り込み操
作した場合(最大操作位置側に操作した状態である、調
速レバー11を最高速位置からさらにハンドルグリップ
1Aに接近する向きに握り込み操作する状態)、リミッ
トスイッチ21が入り操作されて、電磁式摩擦ブレーキ
18が制動側に操作されて走行停止する。リミットスイ
ッチ21の入り操作に基づいて、電動モータ3も停止操
作されるように制御装置9で制御されている。
【0017】次に、運転座席6について説明する。運転
座席6は縦向き軸心P周りに揺動自在に支持され、前向
き及び左右の横向きに固定可能に構成されている。図6
及び図7に示すように、バッテリー10等を覆うカバー
フレーム23に立設されたボス部24に、運転座席6の
シートフレーム25の下面から突出した縦軸26が回転
自在に支持され、ボス部24の上部に設けられたシート
サポート27の前部及び左右の横側部に切欠きが形成さ
れており、切欠きにゴムブッシュ28を付設した切欠溝
29に係入されるロック部材30を、シートフレーム2
5に軸支されたロックレバー31で揺動操作できるよう
に構成されている。
【0018】これにより、運転座席6を所定姿勢(前向
き、右又は左の横向き)に設定した状態で、ロック部材
30を切欠溝29に係入させることによって運転座席6
が固定される。図7に示すように、ロック部材30の厚
みよりも切欠溝29の幅が狭くなるようにゴムブッシュ
28が付設されているので、運転座席6がガタ付きなく
固定される。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操縦ハンドルのハンドルグリップ及び調速レバ
ー付近の縦断側面図
【図2】操縦ハンドルのハンドルグリップ及び調速レバ
ーを一緒に握り込み操作した状態を示す縦断側面図
【図3】操縦ハンドルのハンドルグリップ及び調速レバ
ー付近の平面図
【図4】小型電動車の全体側面図
【図5】電動モータ及び電磁式摩擦ブレーキ等の連係状
態を示すブロック図
【図6】運転座席付近の縦断側面図
【図7】運転座席のシートサポートの平面図
【符号の説明】
1 操縦ハンドル 1A ハンドルグリップ 3 電動モータ 11 調速操作具 18 ブレーキ 21 検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 泰弘 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 川端 権四郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭58−127502(JP,A) 特開 平1−315201(JP,A) 実開 平3−16566(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/04 B60L 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦ハンドル(1)のハンドルグリップ
    (1A)の近傍に、人為的に操作される調速操作具(1
    1)を備えて、 前記調速操作具(11)が前記ハンドルグリップ(1
    A)に近接する向きに移動操作されるほど走行速度が高
    速になるように、前記調速操作具(11)の操作位置に
    基づいて、前記電動モータ(3)を制御する第1制御手
    段を備えると共に、前記調速操作具(11)の近接する向きの移動操作によ
    る、調速操作具(11)が前記ハンドルグリップ(1
    A)に最も近づく最大操作位置までの操作経路途中に最
    高速位置を設定して、この最高速位置から調速操作具
    (11)をさらに最大操作位置側に操作されようとする
    ことを検出する検出手段(21)と、 前記検出手段(21)の検出に基づいて走行用のブレー
    キ(18)を制動側に操作し、且つ、前記電動モータ
    (3)を停止操作する第2制御手段とを備えてある小型
    電動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006034679A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Atex Co Ltd 電動車椅子
KR101748357B1 (ko) * 2015-06-16 2017-06-16 최봉열 자동차 캘리퍼로드 교체 공구.

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