JP2533247Y2 - バリスタ - Google Patents

バリスタ

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JP2533247Y2
JP2533247Y2 JP1988134180U JP13418088U JP2533247Y2 JP 2533247 Y2 JP2533247 Y2 JP 2533247Y2 JP 1988134180 U JP1988134180 U JP 1988134180U JP 13418088 U JP13418088 U JP 13418088U JP 2533247 Y2 JP2533247 Y2 JP 2533247Y2
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varistor
electrode
electrodes
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varistor element
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周一 女部田
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主として、チップ型のバリスタに関するも
のである。
〈従来の技術〉 従来のこの種のバリスタは、バリスタ素体の上にバリ
スタ電極を形成した後、前記バリスタ電極の端部上に、
外部接続用となる端子電極を焼付けて形成していた。第
3図及び第4図は、従来のバリスタの断面図で、1はバ
リスタ素体、2、3はバリスタ電極、4、5は端子電
極、6、7はガラス等でなる保護層である。バリスタ素
体1は、例えばZnOを主成分とする焼結体でなり、厚み
方向の2面を主面とする板状に形成してある。
バリスタ電極2、3は、互いに相反する端部がバリス
タ素体1の端部に達するようにして、バリスタ素体1の
主面上に直接に形成する。一般には、これらのバリスタ
電極2、3は、バリスタ素体1に対してオーミックコン
タクトとなるように形成する。
端子電極4、5は、回路基板上の導体パターン等のよ
うな外部導体に対する接続部分となる部分であって、バ
リスタ電極2、3に接続するように設けられる。その接
続構造として、従来は、バリスタ電極2、3の相反する
一端を、バリスタ素体1の端部まで延長して形成し、バ
リスタ電極2、3の端部上に、Ag、Ag−Pd合金等を導電
成分としガラスフリットを含有させた導電性ペーストを
塗布し、かつ、焼き付けることによって、端子電極4、
5を形成していた。
保護膜6、7は、第3図の従来例では、端子電極4、
5を形成した後、端子電極4、5の一部及びバリスタ電
極2、3の全体を覆うように形成し、第4図の従来例で
は、端子電極4、5を形成する前に、端子電極4、5の
接続される部分を残して、バリスタ電極2、3を覆うよ
うに形成してある。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述したように、従来は、バリスタ電極2、3に対す
る端子電極4、5の接続構造として、バリスタ電極2、
3の相反する一端を、バリスタ素体1の端部まで延長し
て形成し、このバリスタ電極2、3の端部上に、端子電
極4、5を焼付して形成していたため、次のような問題
点があった。
(イ)端子電極4、5の電極材料として、一般的に用い
られるガラスフリット含有のAg、Ag−Pd合金ペースト
は、850℃前後の焼付温度で、最も良好な密着強度が得
られる。
ところが、ZnO系焼結体でなるバリスタ素体1は、高
温熱処理によって還元され、バリスタ特性が変化し、ま
たは劣化し易いという性質を有する。特に、電極にガラ
スフリットを含有する場合は、700℃を越える温度範囲
で、バリスタ特性の変化及び劣化が著しくなる。
このため、端子電極4、5を最適焼付温度850℃前後
で焼付け処理して形成した場合、その下にあるバリスタ
電極2、3とバリスタ素体1との接触界面で、バリスタ
特性が変化し、また劣化してしまうという問題点があっ
た。
(ロ)上述の特性変化及び劣化を回避する手段として、
バリスタ電極2、3、端子電極4、5及びガラス保護膜
6、7を、700℃以下の温度、例えば500〜600℃の温度
条件で、焼き付ける試みもなされている。しかし、この
ような手段を採った場合は、特性の変化及び劣化を完全
に抑えることができないばかりか、端子電極4、5の密
着力、引張強度等が低下してしまうという問題点を生じ
る。
本考案の課題は、端子電極焼付処理に伴うバリスタ特
性の変化及び劣化の影響を回避したバリスタを提供する
ことである。
本考案のもう1つの課題は、バリスタ素体に対する端
子電極の密着力、引張強度を充分に大きくしたバリスタ
を提供することである。
本考案の更にもう1つの課題は、上述した利点を持つ
面実装用バリスタを提供することである。
本考案の更にもう1つの課題は、面実装時の半田熱に
起因するバリスタ特性の変化及び劣化の影響を回避し得
るバリスタを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本考案に係るバリスタは、
バリスタ素体上に、バリスタ電極及び端子電極を有す
る。前記端子電極は、前記バリスタ素体の相対向する両
側端部において、前記バリスタ素体の側端面と、体対向
する両主面の端部とを覆うように、前記バリスタ素体に
導電性ペーストを直接に塗布し、かつ、焼き付けて形成
された焼付電極でなり、回路基板上の導体パターン等の
ような外部導体と接続するための接続部分を構成する。
前記バリスタ電極は、前記バリスタ素体の相対向する前
記両主面に設けられ、端部が前記主面上で前記端子電極
上に重なるように形成され、前記端子電極のそれぞれに
対して、個別に接続されている。
〈作用〉 端子電極は、バリスタ素体の相対向する両側端部にお
いて、バリスタ素体に導電性ペーストを直接に塗布し、
かつ、焼き付けて形成された焼付電極でなり、バリスタ
電極は、端子電極上に重なるように形成されているか
ら、端子電極の焼付熱処理のために、端子電極の下側に
おいて、バリスタ素体に特性劣化を生じても、バリスタ
電極とバリスタ素体との間で得られる接触に関して、実
質的な悪影響が出ない。このため、端子電極焼付処理に
伴うバリスタ特性の変化及び劣化の影響を回避すること
が可能になる。
端子電極は、バリスタ素体の側端面及び相対向する両
主面の端部を覆うように、バリスタ素体に導電性ペース
トを直接に塗布し、かつ、焼き付けて形成されているか
ら、バリスタ素体に対する端子電極の密着力、引張強度
を充分に大きくできる。
端子電極は、バリスタ素体の相対向する両側端部にお
いて、バリスタ素体に導電性ペーストを直接に塗布し、
かつ、焼き付けて形成された焼付電極でなり、回路基板
上の導体パターン等のような外部導体と接続するための
接続部分を構成しているから、上述した利点を持つ面実
装用バリスタを実現できる。
しかも、端子電極は、バリスタ素体の相対向する両側
端部において、バリスタ素体に導電性ペーストを直接に
塗布し、かつ、焼き付けて形成された焼付電極でなり、
バリスタ電極は、端子電極上に重なるように形成されて
いるから、面実装作業において、端子電極を導体パター
ンに半田付けしたときの半田熱のために、端子電極の下
側において、バリスタ素体に特性劣化を生じても、バリ
スタ電極とバリスタ素体との間で得られる接触に関し
て、実質的な悪影響が出ない。このため、面実装時の半
田熱に起因するバリスタ特性の変化及び劣化の影響を回
避し得る。
〈実施例〉 第1図は本考案に係るバリスタの正面断面図、第2図
は保護膜を除いた状態での平面図を示す。図において、
第3図及び第4図と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示す。バリスタ素体1は、ZnOを主成分とする焼結
体の他に、SrTiO3、TiO2、SnO2、Fe2O3から選ばれた1
種を主成分とする焼結体も使用できる。
端子電極4、5は、Ag、Ag−Pd合金等を導電成分とし
ガラスフリットを含有させた導電性ペーストを、バリス
タ素体1の上に直接に塗布し、600〜900℃の温度、望ま
しくは、850℃前後の温度で焼き付ける。端子電極4、
5は、従来と同様に、バリスタ素体1の相反する両端に
設けられ、その側端面と、バリスタ電極2、3が設けら
れる両主面の端部を部分的に覆うように設けられてい
る。これらの端部電極4、5は、前述したように、面実
装する場合に回路基板上の導体パターン等のような外部
導体に対する接続部分として用いられる。
バリスタ電極2、3は、端子電極4、5を形成した
後、その上に端部が重なるようにして、バリスタ素体1
の主面上に被着形成する。バリスタ電極2、3は、従来
と同様に、銀を主成分とし、バリスタ素体1に対してオ
ーミック接触を構成するように形成することができる。
バリスタ電極2、3は、熱処理によるバリスタ特性の変
化及び劣化を避けるため、700℃以下の温度、例えば500
〜600℃程度の温度で焼付処理を行なうのが望ましい。
保護膜6、7は、B、Si、Pb、Zn等の酸化物を含むガ
ラスフリットを塗布し、約600℃以下の温度で焼付処理
して形成する。
上記構造において、端子電極4、5は、600〜900℃、
望ましくは850℃前後の温度で焼付して、バリスタ素体
1の上に直接形成してあるので、バリスタ素体1に対す
る端子電極4、5の密着力、引張強度を充分に大きくで
きる。
端子電極4、5を焼付処理するときの熱処理により、
バリスタ素体1は、端子電極4、5と接触する部分で、
特性劣化を招くが、この部分はバリスタとして使用しな
い領域なので、バリスタ電極2、3とバリスタ素体1と
の間には特性劣化の影響が出ない。このため、端子電極
4、5の密着強度及び引張力が大きく、導体パターン等
に半田付けした場合の機械的接合強度が大きく、安定
で、しかも、端子電極4、5の焼付処理に伴う特性の変
化または劣化の影響を受けないバリスタを提供できる。
端子電極4、5は、バリスタ素体1の相対向する両側
端部において、バリスタ素体1に導電性ペーストを直接
に塗布し、かつ、焼き付けて形成された焼付電極でな
り、回路基板上の導体パターン等のような外部導体に対
する接続部分を構成しているから、上述した利点を持つ
面実装用バリスタを実現できる。
しかも、端子電極4、5は、バリスタ素体1の相対向
する両側端部において、バリスタ素体1に導電性ペース
トを直接に塗布し、かつ、焼き付けて形成された焼付電
極でなり、バリスタ電極は、端子電極上に重なるように
形成されているから、面実装作業において、端子電極を
導体パターンに半田付けしたときの半田熱のために、端
子電極の下側において、バリスタ素体に特性劣化を生じ
ても、バリスタ電極2、3とバリスタ素体1との間で得
られる接触に関して、実質的な悪影響が出ない。このた
め、面実装時の半田熱に起因するバリスタ特性の変化及
び劣化の影響を回避することが可能になる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のような効果
を得ることができる。
a.端子電極焼付処理に伴うバリスタ特性の変化及び劣化
の影響を回避したバリスタを提供できる。
b.バリスタ素体に対する端子電極の密着力、引張強度を
充分に大きくしたバリスタを提供できる。
c.上述した利点を持つ面実装用バリスタを提供できる。
d.面実装時の半田熱に起因するバリスタ特性の変化及び
劣化の影響を回避し得るバリスタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバリスタの正面断面図、第2図は
ガラス保護膜を除いた状態での平面図、第3図及び第4
図は従来のバリスタの各正面断面図をそれぞれ示してい
る。 1……バリスタ素体 2、3……バリスタ電極 4、5……端子電極 6、7……保護膜

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バリスタ素体上に、バリスタ電極及び端子
    電極を有するバリスタであって、 前記端子電極は、前記バリスタ素体の相対向する両側端
    部において、前記バリスタ素体の側端面と、相対向する
    両主面の端部とを覆うように、前記バリスタ素体に導電
    性ペーストを直接に塗布し、かつ、焼き付けて形成され
    た焼付電極でなり、回路基板上の外部導体と接続するた
    めの接続部分を構成しており、 前記バリスタ電極は、前記バリスタ素体の相対向する前
    記両主面に設けられ、端部が前記主面上で前記端子電極
    上に重なり、前記バリスタ電極のそれぞれが、前記端子
    電極の何れか一方と各別に接続されている ことを特徴とするバリスタ。
  2. 【請求項2】前記バリスタ素体は、ZnO、SrTiO3、Ti
    O2、SnO2、Fe2O3から選ばれた1種を主成分とする焼結
    体でなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のバリスタ。
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JPS633121Y2 (ja) * 1980-09-10 1988-01-26
JPS59186307A (ja) * 1983-04-05 1984-10-23 株式会社村田製作所 電圧非直線性抵抗体

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