JP2530781Y2 - ディスクの回転駆動装置 - Google Patents

ディスクの回転駆動装置

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JP2530781Y2
JP2530781Y2 JP5422591U JP5422591U JP2530781Y2 JP 2530781 Y2 JP2530781 Y2 JP 2530781Y2 JP 5422591 U JP5422591 U JP 5422591U JP 5422591 U JP5422591 U JP 5422591U JP 2530781 Y2 JP2530781 Y2 JP 2530781Y2
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JP
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disk
drive pin
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drive
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弘祥 豊島
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気ディスク等の円盤型
記憶媒体に形成した駆動ピン挿入孔に駆動ピンを係合さ
せて、上記ディスクを回転駆動するようにした回転駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記憶装置として、フロッピーディス
ク装置等のディスク装置が広く用いられているが、最近
装置の小型化の要求に応じて、ディスク径が3.5イン
チ用で厚さ1インチのディスク装置が市販されている
が、特にハンディタイプのA4サイズのコンピュータ用
として、厚さ2/3インチ・3/4インチのディスク装
置のような小型,軽量,薄型の装置の要求がある。そう
した要求に対応して、回転駆動装置に対しても、小型,
軽量,薄型の要求がなされている。
【0003】以下に従来のディスクの回転駆動装置につ
いて説明する。図4は磁気ディスクをチャッキングした
状態の従来のディスクの回転駆動装置の断面図を示すも
のである。図4において、1はシャフト、42はスピン
ドルハブ、3は駆動ピン、44は軸受ハウジング、5は
ステータコア、46はロータフレーム、47はロータマ
グネットである。以上のように構成されたディスクの回
転駆動装置について、以下その動作について説明する。
まず、ディスク装置にディスクが挿入され、ディスクが
装着されるのに伴って、ディスクハブは磁化された樹脂
ハブマグネット10に吸引されて、スピンドルハブ42
に固定した潤性シート11に吸着される。同時にディス
クハブのモータシャフト挿入孔内にモータシャフト1が
挿入される。駆動ピン挿入孔と駆動ピン3との位置が互
いにずれている場合は、駆動ピン3はディスクハブでシ
ャフト軸方向に押しつけられて、スピンドルハブ42と
ステータコア5との間の隙間のロータ内部側へ逃げる。
次に、モータシャフト1が回転し始めると、ディスクは
磁気ヘッド12の挟力により、静止状態にあるディスク
ハブに対して、スピンドルハブ42が相対的に回転し、
駆動ピン3の位置とディスクハブ挿入孔の位置が一致し
たところで、駆動ピンをディスク挿入前の位置まで復帰
するために設定されたバネ(図示せず)がリンク48に
作用することにより、スピンドルハブ42の下面を押し
上げることにより、リンク48先端に設置された駆動ピ
ンは駆動ピン孔内に挿入される。さらにモータシャフト
1の回転が続くと、駆動ピンはディスクハブの駆動ピン
挿入孔の外側稜面に接しながら転がり、駆動ピンの相対
運動が0となるとディスクハブにモータシャフト1の回
転力を伝えはじめ、以後ディスクはモータシャフト1と
一体的に回転する。
【0004】ディスクに対する磁気ヘッド12の最内周
位置は図4に示すようにロータフレーム46の外径より
も内側であり、ロータフレームと下側ヘッドとは隙間が
あいている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ヘッドがロータフレームの上に位置する
ためディスクの位置からモータのプリント基板までの距
離は長くなり、またスピンドルハブと軸受ハウジングと
の間あるいはスピンドルハブとステータコアとの間に、
駆動ピンのロータ内部側への逃げに対しての隙間が充分
に設けられており、ディスク駆動装置の薄型化に対して
支障となっていた。
【0006】ディスク駆動装置を薄型にするために、上
記の隙間を小さくする必要があり、その目的で、ディス
クの挿入で駆動ピンが逃げる際にリンクを軸受ハウジン
グに接触させたり、リンクが一定以上沈まないように規
制したりしているが、スピンドルハブに固定した潤性シ
ートに対してディスクハブが傾いて吸着されるので、チ
ャッキングの際にヘッドの負荷よりも駆動ピンのつかか
り負荷の方が大きい場合が発生しやすくチャッキング不
良になりやすいという問題点を有していた。
【0007】本考案は上記従来の問題点を解決するもの
でディスクとのチャッキングを確実にすることとともに
薄型化を実現することのできるディスクの回転駆動装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のディスクの回転駆動装置は、ディスクを挿入
した際ディスクハブが駆動ピンの上に乗った時、駆動ピ
ンがディスクハブに押されてモータ内部に沈み込み、そ
の駆動ピンの逃げをステータコアと軸受ハウジングとの
間のステータコア側に設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】この構成によって、ディスクをディスク装置に
挿入する際スピンドルハブ上にディスクを載置したと
き、軸受部とコア部の間の空間にリング状の駆動ピン逃
げ部をステータコアに設け、駆動ピンの逃げを規制しな
いように十分に隙間を設けて駆動ピンをステータコアの
逃げ部に沈み込ませることにより、逃げ部の寸法相当分
だけはモータを薄くすることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本考案の実施例におけるディ
スクの回転駆動装置の断面図であり、図2はディスクに
よって駆動ピンが逃げたときの図である。
【0011】図1において、1はシャフト、3は駆動ピ
ン、4は軸受ハウジング、5はステータコア、6はロー
タフレーム、7はロータマグネット、8はリンクであ
る。以上のように構成されたディスクの回転駆動装置に
ついて、以下その動作に付いて説明する。
【0012】まず、ディスクの最内周のトラックまでは
ヘッドが移動する必要がある。ヘッドの稼動範囲よりシ
ャフト側にモータのロータフレーム6の径を構成し、シ
ャフト1は金属性のスピンドルハブ2に圧入固定され、
スピンドルハブ面には潤性シート11が貼られている。
ロータフレーム6に上記スピンドルハブ2がかしめ固定
され、駆動ピン3の可動支点9をロータフレーム6上に
設けている。ディスク装置にディスクが挿入され、ディ
スクが装着されるのに伴って、ディスクハブはロータフ
レーム6に固定された樹脂性のハブマグネット10の磁
気力によって吸引されて、スピンドルハブ2に固定した
潤性シート11に密着させられる。同時にディスクハブ
のモータシャフト挿入孔内にモータシャフト1が挿入さ
れる。駆動ピン挿入孔と駆動ピン3との位置が互いにず
れている場合は、駆動ピン3はハブマグネット10とデ
ィスクハブとの間で作用する吸引力によって、ディスク
ハブで駆動ピン3はシャフト軸方向に押しつけられて、
駆動ピン3は図2に示すように、ロータ内部側へ逃げ
る。駆動ピンの外周以上の範囲まで構成されたステータ
コア5にリング状に切り欠いた部分5aを設けた逃げ部
に駆動ピンは逃げて、駆動ピンの動きを規制することな
く行われる。駆動ピンの動きを規制することのないリン
グ状の逃げのため、スピンドルハブ2に固定した潤性シ
ート11に対してディスクハブが傾くことなく完全に密
着されるので、モータシャフトが回転し始めると、ディ
スクは磁気ヘッド12の挟力により静止状態にあるディ
スクハブに対して、スピンドルハブが相対的に回転する
のが確実になり、駆動ピン3の位置とディスクハブ挿入
孔の位置が一致したところで、弾性のあるリンク8のば
ね性により駆動ピン3は駆動ピン孔内に挿入される。さ
らにモータシャフトの回転が続くと、駆動ピン3はディ
スクハブの駆動ピン挿入孔の外側稜面に接しながら転が
り、駆動ピンの相対運動が0となると、ディスクハブに
モータシャフトの回転力を伝えはじめ、以後ディスクは
モータシャフト1と一体的に回転する。
【0013】以上のように本実施例によれば、ステータ
コア5にリング状に切り欠いた部分5aを設けることに
より、駆動ピン3の動きを規制することなく駆動ピンの
逃げが行われ、ディスクとのチャッキングを確実にする
こととともに、薄型化を実現することができる。
【0014】以下本考案の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図3において、ステータコア
は歯型部分以外で形状が異なるステータコア5c,ステ
ータコア5dで積層されて構成されて、異なる形状のコ
アの積層のため空間部5eが形成されるので、その空間
部5eが駆動ピンの逃げ部5aとなる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、磁気ディスクの
回転中心に対して偏心した位置に形成した駆動ピン挿入
孔に駆動ピンを係合させて上記ディスクを回転駆動する
ようにした磁気ディスク回転駆動装置において、上記デ
ィスクを挿入した際ディスクハブが駆動ピンの上に乗っ
た時駆動ピンがディスクハブに押されてモータ内部に沈
み込み、その駆動ピンの逃げをステータコアと軸受ハウ
ジングとの間のステータコア側に設けることにより、デ
ィスクとのチャッキングを確実にするとともに薄型化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における磁気ディスクをチャッ
キングした状態のディスクの回転駆動装置の断面図
【図2】第1の実施例におけるディスクの回転駆動装置
の動作説明のための軸受ハウジング図
【図3】(a)本考案の第2の実施例におけるディスク
の回転駆動装置のステータコアの斜視図 (b)本考案の第2の実施例におけるディスクの回転駆
動装置のステータコアのxox′断面図
【図4】従来の磁気ディスクをチャッキングした状態の
ディスクの回転駆動装置の断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 スピンドルハブ 3 駆動ピン 4 軸受ハウジング 5 ステータコア 6 ロータフレーム 7 ロータマグネット 8 リンク 9 可動支点 10 ハブマグネット 11 潤性シート 12 磁気ヘッド 42 スピンドルハブ 44 軸受ハウジング 46 ロータフレーム 47 ロータマグネット 48 リンク

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略回転中心に回転軸を係合する挿入孔と回
    転中心に対して偏心した位置に形成した駆動ピン挿入孔
    を設けたディスクハブを有する磁気ディスクに駆動ピン
    を係合させて上記ディスクを回転駆動するようにした磁
    気ディスク回転駆動装置において、前記駆動ピンの逃げ
    をステータコアと軸受ハウジングとの間のステータコア
    側に設けたことを特徴とするディスクの回転駆動装置。
  2. 【請求項2】ステータコアはコア歯型部以外で2種類以
    上の形状のコアを積層してなることを特徴とする請求項
    1記載のディスクの回転駆動装置。
JP5422591U 1991-07-12 1991-07-12 ディスクの回転駆動装置 Expired - Fee Related JP2530781Y2 (ja)

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JPH058755U JPH058755U (ja) 1993-02-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10897178B2 (en) 2018-02-28 2021-01-19 Nidec Corporation Motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10897178B2 (en) 2018-02-28 2021-01-19 Nidec Corporation Motor

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JPH058755U (ja) 1993-02-05

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