JP2530774B2 - 足場用建枠の連結装置 - Google Patents

足場用建枠の連結装置

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JP2530774B2
JP2530774B2 JP3180154A JP18015491A JP2530774B2 JP 2530774 B2 JP2530774 B2 JP 2530774B2 JP 3180154 A JP3180154 A JP 3180154A JP 18015491 A JP18015491 A JP 18015491A JP 2530774 B2 JP2530774 B2 JP 2530774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順次上方に組み立てて
いくのに適した仮設用足場用建枠の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の建築現場において、足場用建枠を
順次上方に組み立てていくには、当然に上下に対抗する
足場用建枠を互いに連結するための連結手段を必要とす
る。
【0003】従来では、この連結手段として下方側の足
場用建枠左右上端部に連結ピンを突設し、これに上方側
の足場用建枠の左右下端部を差し込み、しかる後、両者
間にわたって略弓状の抜け止め用ロックアームをその側
面より係止して両者を互いに連結するタイプのものや、
例えば実開平1−131753号公報に示すように上下
の足場用建枠間に連結ピンを遊嵌し、連結ピンを所要角
度回転操作することによって足場用建枠と連結ピンとに
設けた凹凸部を互いに係合させて上下の足場用建枠を互
いに連結するタイプのものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、何れも下方側の足場用建枠の連結ピンに上方側の足
場用建枠を差し込む作業とは別個に、これらの上下の足
場用建枠を保持しながら両者間の左右にロックアームを
係止する作業や、両者間の左右の連結ピンを回転操作す
る作業が必要であり、連結作業を行うために少なくとも
二人の作業者を必要としたり、連結作業が面倒で能率的
でないという問題があった。
【0005】本発明は、これらの難点を払拭することを
解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の難点を解
決するために、実施例に示す参照符号を付して示せば、
請求項1にあっては、建枠本体1の左右上端部に管状の
連結ピン2が突設され、この連結ピン2の上下位置にそ
れぞれ挿通孔18,17が開設され、該連結ピン2の内
部には、上側の係合突起3及び下側のレバー杆14を一
体形成した厚肉金属よりなるロック金具15が、その係
合突起3及びレバー杆14をそれぞれ前記上下の挿通孔
18,17より外方突出する状態に配置されると共に、
このロック金具15を前記係合突起3及びレバー杆14
の突出方向に付勢するバネ4が内蔵され、前記レバー杆
14の下面には、該レバー杆14を前記ばね4の付勢に
抗して退入させた際に下側の挿通孔17内端下部の縁角
部19に係合する係合段部16が形成され、一方、建枠
本体1の左右下端部には、当該下端部を前記連結ピン2
に外挿した際に前記係合突起3が係合する係合孔6を有
してなる構成を採用するものである。
【0007】また請求項2にあっては、請求項1の構成
とともに、前記係合突起3には、ばね4の付勢力に抗し
て連結ピン2の内部に係合突起3を退入させるための退
入力を負荷する滑り面5を設けてなる構成を採用するも
のである。
【0008】また請求項3にあっては、請求項1または
2の構成とともに、前記ロック金具15は、係合突起3
と、該突起3の基端部から連結ピン2の内壁に沿って下
方に延びる連杆部13と、該連杆部13の下端部から前
記係合突起3と同方向に突出して延びるレバー杆14と
からなるコ字形に形成されてなる構成を採用するもので
ある。
【0009】また請求項4にあっては、請求項1〜3の
いずれかの構成とともに、前記連結ピン2の基部2aが
厚肉に形成されてピン上部2bとの間で外周段部2dを
構成し、このピン上部2bと基部2cとに前記上下の挿
通孔18,17がそれぞれ開設されると共に、上側の挿
通孔18の上下幅が係合突起3の上下幅より大きく設定
され、且つ下側の挿通孔17とこれに挿通する前記レバ
ー杆14の縦断面が共に矩形である構成を採用するもの
である。
【0010】
【作用】本発明の請求項1にあっては、下方側足場用建
枠aにおける建枠本体1の連結ピン2に上方側足場用建
枠bにおける建枠本体1の下端部を差し込み、その差し
込み途上で係合突起3と一体のレバー杆14を作業者の
足先で下方側に且つ退入方向に押圧することによって係
合突起3は連結ピン2の内部に退入することになるか
ら、建枠本体1の下端部が下方側の連結ピン2に挿入さ
れるのを許し、しかして上方側建枠本体1の下端部側面
の係合孔6に下方側建枠本体1の係合突起3が面する位
置まで挿入されると、係合突起3は上方側建枠本体1の
退入付勢力から開放されるため、係合突起3はばね4に
付勢され突出して前記係合孔6に係合し、上下の足場用
建枠a,bは互いに連結されることになる。即ち、上方
側の建枠本体1の下端部を下方側の建枠本体1の連結ピ
ン2に差し込み、その差し込み途上でレバ一杆14を軽
く押圧するだけで、両者は自動的に連結されることにな
る。
【0011】この連結状態においては、風力や振動その
他の外力によって上方側建枠本体1の縦パイプ10に連
結ピン2から抜け出ようとする力が作用すると、この力
は、係合突起3に負荷するが、該係合突起3が前記レバ
ー杆14と共に厚肉金属製の剛体たるロック金具15に
一体形成されていることから、当該ロック金具15と連
結ピン2との係合部分、つまり係合突起3及びレバー杆
14と前記両挿通孔18,17との当接部分の一方又は
両方で受け止められることになり、ばね4にかかること
はない。従って、前記の上方側建枠本体1に加わる抜け
出し方向の力に抗する強い抜け出し阻止力が働くことに
なり、連結された上下の建枠本体1,1が外力によって
分離する恐れがなく、建築用足場としての高い安全性・
信頼性が得られる。
【0012】一方、上方側足場用建枠bを下方側足場用
建枠aから取り外す場合にも、前記レバー杆14を作業
者がその足先で押圧することにより、係合突起3が連結
ピン2内に退入して、上方側の建枠本体1下端部の係合
孔6と係合突起3との係合が解除されるから、上方側の
建枠本体1を連結ピン2から抜き出して両建枠a,bを
簡単に分解することができる。しかして、この場合、前
記レバー杆14は下面側に係合段部16を有するから、
上記の取り外しに際して該レバー杆14を作業者が足先
で下方側へ押さえ付けるようにして退入方向に押圧すれ
ば、上記の係合段部16が下側の挿通孔17の内端下部
の縁角部19に係合し、これによって作業者が足先をレ
バー杆14から離しても当該レバー杆14は係合突起3
と共に退入位置に安定に維持されることになり、従って
作業者は専ら上方側の建枠本体1を持ち上げる手操作の
みで当該建枠本体1の下端部を連結ピン2から簡単に抜
出することができる。また、この抜き出し後は、作業者
が足先で該レバー杆14を軽く蹴り上げるだけで係合段
部16が前記縁角部19から離脱し、ばね4の付勢力に
よってレバー杆14と係合突起3が当初の突出状態に復
帰する。
【0013】また請求項2によれば、係合突起3の滑り
面5に上方側の建枠本体1の下端部が当接することによ
り、係合突起3はばね4の付勢力に抗して連結ピン2の
内部に退入させるような負荷を受け、この退入付勢力に
よって係合突起3は連結ピン2の内部に退入して建枠本
体1の下端部が下方側の連結ピン2に挿入されるのを許
し、しかして上方側建枠本体1の下端部側面の係合孔6
に下方側建枠本体1の係合突起3が面する位置まで挿入
されると、係合突起3は上方側建枠本体1の退入付勢力
から開放されるため、係合突起3はばね4に付勢されて
突出して前記係合孔6に係合し、上下の足場用建枠a,
bは互いに連結されることになる。即ち、上方側建枠本
体1の下端部を下方側建枠本体1の連結ピン2に差し込
むだけで、両者は自動的に連結されることになる。
【0014】また請求項3にあっては、厚肉金属製のロ
ック金具15が係合突起3及びレバー杆14を上下片と
するコ字形をなすため、外部負荷を係合突起3とレバー
杆14とで分散して受け止めることができ、有害な局部
荷重をできるだけ避けることができる。
【0015】さらに請求項4によれば、係合突起3を挿
通する上側の挿通孔18の上下幅が当該係合突起3の上
下幅より大きいため、上方側の建枠本体1に抜け出し方
向の外力が加わった際、その外力はレバー杆14とこれ
が挿通させる下側の挿通孔17との当接部分で受け止め
られることになるが、下側の挿通孔17は連結ピン2の
厚肉で耐変形強度の大きい基部2aに設けられ、且つ下
側の挿通孔17とレバー杆14とが共に矩形であって、
両者14,17の接合面積も大きくなることから、前記
外力に抗する強い抜け出し阻止力が働くことになる。
【0016】
【実施例】図1は、下方側の足場用建枠aと上方側足場
用建枠bとの連結前の状態を示し、足場用建枠は建枠本
体1とこの左右上端部に取り付けられる連結ピン2とか
らなる。建枠本体1は、左右の縦パイプ10,10と、
これらをつなぐ横パイプ11と、縦横パイプ10,11
間にわたって取り付けられる補強桟12,12とからな
り、縦パイプ10,10の下端部の側面には矩形の係合
孔6が設けられている。そして、連結ピン2には前記係
合孔6に係合する係合突起3が設けられている。
【0017】図2に示すように、連結ピン2の下端部付
近にはその側面より突出する連結用突起8が設けられ、
建枠本体1の縦パイプ10、10の上部には前記連結用
突起8が係合する連結孔9が設けられている。
【0018】図3は連結ピン2に上下の建枠本体1、1
の縦パイプ10,10が差し込まれた状態の外観を示
し、図4は連結ピン2の内部構造を示す。連結ピン2
は、全体が上下に貫通する管状材からなり、そのピン中
央に位置する基部2aが厚肉に形成されてピン上部2b
とピン下部2cとの間に外周段部2d,2eが形成さ
れ、ピン上部2bに差し込まれる上方側建枠本体1の縦
パイプ10とピン下部2cに差し込まれる下方側建枠本
体1の縦パイプ10とはそれぞれの端面が外周段部2
d,2eに当接して位置決めされ、その位置で縦パイプ
10下端部の係合孔6に連結ピン2の係合突起3が係合
すると共に、縦パイプ10上端部の連結孔9に連結ピン
2の連結用突起8が係合するようになっている。
【0019】係合突起3は、図5に良く示されるよう
に、略コ字状の厚肉金属からなるロック金具15の上部
にて形成されており、縦断面矩形の先端部の上面が平坦
なあるいは若干アール状の傾斜面に形成された滑り面5
となっている。しかして、ロック金具15は、連杆部1
3の下端に係合突起3と同方向に延出する縦断面矩形の
レバー杆14を一体形成しており、その背面側には、図
4に示すように略U字状の板ばね4の一端部が、かしめ
止めまたはスポット溶接によるか、あるいはその背面側
に設けた突起に板ばね4に設けた小孔を係合することに
よって固着されている。一方、連結ピン2のピン上部2
bと基部2aにはそれぞれ連通孔18,17が上下に配
置して開設されており、前記ロック部材15は、両連通
孔18,17より係合突起3及びレバー杆14を外方突
出する状態で連結ピン2の内部に配置すると共に、板ば
ね4の他端部をピン上部2bの内周面に固定することな
く当接せしめることにより、係合突起3及びレバー杆1
4の突出方向に付勢されている。
【0020】両連通孔18,17は共に矩形であるが、
係合突起3を挿通する上側の連通孔18は上下幅が係合
突起3の上下幅よりも大きい長孔状に設定されている。
なおまた、前記レバー杆14の下面側には、後述のよう
に重要な作用を有する係合段部16が設けられている。
【0021】また連結ピン2のピン下部2c側の連結用
突起8は左右に一対設けられ、図4に示すように両連結
用突起8は同じく断面略U字状の板ばね7によってその
両端部が上述のように固着または係合によって互いに連
携され、両連結用突起8は板ばね7によってピン下部2
cの側面から突出付勢されている。
【0022】使用時には、先ず図4に示すように連結ピ
ン2のピン下部2cを、その側面より突出する連結用突
起8を板ばね7の付勢力に抗して連結ピン2の内部に退
入せしめた状態で下方側建枠本体1の縦パイプ10の上
端部に差し込み、連結用突起8を縦パイプ10の連結孔
9に係合させる。これによって連結ピン2は縦パイプ1
0の上端部に取りつけられ、以後は不使用時でも取り外
す必要はない。
【0023】次に図6に示すように、上方側建枠本体1
の縦パイプ10を連結ピン2のピン上部2bに差し込む
ことによって、その差し込み途上で係合突起3の先端部
傾斜面たる滑り面5に上記縦パイプ10の下端部が当接
し、係合突起3に板ばね4の付勢力に抗して連結ピン2
の内部へ退入させる負荷が加わり、この退入付勢力によ
って係合突起3は連結ピン2の内部に退入するため、縦
パイプ10の下端部が連結ピン2の段部2dに当接する
までピン上部2bに外挿される。しかして図7に示すよ
うに縦パイプ10の下端部が段部2dに当接することに
より、係合突起3は縦パイプ10側面の係合孔6に面し
て外縦パイプ10の退入付勢力から開放されるため、係
合突起3が板ばね4に付勢されて突出して前記係合孔6
に係合し、上下の足場用建枠a,bは互いに連結される
ことになる。即ち、上方側建枠本体1の縦パイプ10下
端部を下方側建枠本体1の連結ピン2に差し込むだけ
で、両者は自動的に連結される。なお、係合突起3は縦
断面矩形状を呈しているので、これが縦パイプ10の同
じく矩形状の係合孔6に図3に示すように上下に若干余
裕を持って係合するように設定すれば、上方側建枠本体
1の重量が外周段部2dで支承されることになるから、
がたつき防止の上で好ましい。
【0024】このように上下の建枠本体1,1は係合突
起3に係合されて互いに抜け外れるのが阻止されること
になるが、上記実施例では、この抜け止め力を連結ピン
2側で維持するのは係合突起3ではなく、これと一体物
のレバー杆14が担っている。即ち、風力や振動その他
の外力を受けて上方側建枠本体1の縦パイプ10が連結
ピン2から抜け出ようとする力が加わった際、この力
は、係合突起3に負荷するが、該係合突起3が厚肉金属
製の剛体たるロック金具15に一体形成され、且つ該係
合突起3を挿通する上側の挿通孔18の上下幅が当該係
合突起3の上下幅より大きいため、レバー杆14とこれ
を挿通させる下側の挿通孔17の孔壁17aとの当接部
分で受け止められることになり、無論のことばね4にか
かることはない。しかして、下側の挿通孔17は連結ピ
ン2の厚肉で耐変形強度の大きい基部2aに設けられ、
且つ下側の挿通孔17とレバー杆14とが共に矩形であ
って、両者14,17の接合面積も大きくなることか
ら、前記の上方側建枠本体1に加わる抜け出し方向の力
に抗する強い抜け出し阻止力が働くことになり、連結さ
れた上下の建枠本体1,1が外力によって分離する恐れ
がなく、建築用足場としての高い安全性・信頼性が得ら
れる。
【0025】なお、上記実施例では上述のような特徴を
有するが、本発明においては上記抜け止め力を係合突起
3が挿通する連結ピン2の挿通孔18の孔壁で直接に受
け止めるようにしてもよいことは勿論である。
【0026】また本発明においては、上方側足場用建枠
aを下方側足場用建枠bから取り外す場合に、その取り
外す作業が非常に簡単に行えることになる。即ち、図8
に示すようにレバー杆14の下面側には前述のように係
合段部16が形成されており、レバー杆14を例えば作
業者の足先によって板ばね4の付勢力に抗して矢印のよ
うに下方側に且つ退入方向に押圧すれば、係合突起3は
レバー杆14とともに連結ピン2の内部に退入すると共
に、レバー杆14の係合段部16が連通孔17の内端下
側の縁角部19に係合し、その後レバー杆14に対する
押圧力を開放してもレバー杆14は、係合段部16の係
合作用によって係合突起3とともにその退入位置に維持
されることになる。
【0027】このようにして上方側縦パイプ10は、そ
の係合孔6が係合突起3の係合から関放されるから該パ
イプ10を連結ピン2から抜き出せばよいことになる。
そして抜き出し後に、作業者はその足先でレバー杆14
を軽く蹴り上げれば、レバー杆14の係合段部16は前
記縁角部19から離脱し、板ばね4の付勢力によってレ
バー杆14と係合突起3とは当初の突出状態に復帰し、
以後の使用に備えることになる。このように上下の足場
用建枠a,bの分解作業も一人の作業者によって簡単に
行うことができる。
【0028】図9は、本発明の他の実施例を示すもの
で、前記係合突起3及びレバー杆14を一体形成したロ
ック金具15の背面側に、断面略W状の板ばね4が前記
実施例と同様の方法で取り付けられている。この実施例
によれば、ロック金具15を更に安定よく支持する効果
がある。なお、ばね4の構造はこれらの実施例に限定さ
れることはなく、例えば、螺旋状のばねをロック金具1
5の背面側に取り付けるようにしてもよい。
【0029】連結ピン2の内部にロック金具15を収容
するためには、予めロック金具15の背面側に前記ばね
4を連携させたものをユニットとして製作しておき、こ
のユニットを連結ピン2の内部にその一端開口部より挿
入し、ばね4に付勢される係合突起3とレバー杆14と
をそれぞれ挿通孔18と挿通孔17とから突出させるだ
けでよく、その操作は極めて容易である。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、上方側の足
場用建枠の下端部を、下方側の足場用建枠の連結ピンに
差し込む際に、作業者が立ったまま足先で退入操作用の
レバー杆を軽く押圧するだけで、従来のように腰をかが
める等の身体に負担のかかる姿勢をとったり連結部の捻
回等の面倒な操作を行う必要もなく、両足場用建枠を連
結することができると共に分解することもできるから、
連結分解作業が極めて簡単であり、最小限の作業者によ
って大きな労力を要さず能率的に足場用建枠の組み立て
分解を行うことができる。そして特に、両足場用建枠を
分解する際には、上記レバー杆は足先による押圧時に少
し下方に押さえ付けるだけで退入位置に係止され、その
後に足先をレバー杆から離しても当該レバー杆及び係合
突起が退入位置に安定に維持されるから、作業者は専ら
上方側の建枠本体を持ち上げる手操作のみで連結ピンか
ら簡単に抜出することができ、手と足を同時に操作する
必要がなく、また上記抜出後は足先でレバー杆を軽く蹴
り上げるだけで該レバー杆と係合突起を当初の突出状態
に復帰でき、従って作業性が極めてよいという利点があ
る。
【0031】更に、上下の建枠の連結状態においては、
風力や振動その他の外力によって上方側の建枠に連結ピ
ンから抜け出ようとする力が作用しても、この力は係合
突起を有するロック金具と連結ピンとの係合部分で受け
止められ、この係合部分の機械的強度が大きいため、上
記の外力によって連結部分の係止構造が破壊したり外れ
たりする懸念はなく、連結された上下の建枠本体が分離
する危険性はなく、建築用足場としての高い安全性・信
頼性が得られる。
【0032】また本発明の請求項2によれば、上方側の
足場用建枠の下端部を、下方側の足場用建枠の連結ピン
に差し込むだけで、上下の足場用建枠は自動的に連結さ
れることになるから、一層連結作業が簡単であり、最小
限の作業者でより能率的に足場用建枠の組み立てを行う
ことができる。
【0033】また本発明の請求項3によれば、厚肉金属
製のロック金具が係合突起及びレバー杆を上下片とする
コ字形をなすため、外部負荷を係合突起とレバー杆とで
分散して受け止めることができ、有害な局部荷重をでき
るだけ避けることができるという利点がある。
【0034】また本発明の請求項4によれば、連結状態
において上方側の建枠に抜け出し方向の外力が加わった
際、その外力がレバー杆とその挿通孔との当接部分で受
け止められるが、この当接部分の連結ピン側が厚肉で耐
変形強度が大きく、且つ接合面積も大きいため、前記外
力に抗するより強い抜け出し阻止力が働き、もって連結
状態の安全性・信頼性がより向上するという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同要部正面図である。
【図4】同縦断正面図である。
【図5】同要部斜視図である。
【図6】同要部の作動状態を示す縦断正面図である。
【図7】同要部の作動状態を示す縦断正面図である。
【図8】同要部の作動状態を示す縦断正面図である。
【図9】同他の実施例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
a,b 足場用建枠 1 建枠本体 2 連結ピン 3 係合突起 4 ばね 5 滑り面 6 係合孔 7 ばね 8 連結用突起 9 連結孔 10 縦パイプ 13 連杆部 14 レバー杆 15 ロック金具 16 係合段部 17 下側の挿通孔 17a 孔壁 18 上側の挿通孔 19 縁角部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建枠本体の左右上端部に管状の連結ピン
    が突設され、この連結ピンの上下位置にそれぞれ挿通孔
    が開設され、 該連結ピンの内部には、上側の係合突起及び下側のレバ
    ー杆を一体形成した厚肉金属よりなるロック金具が、そ
    の係合突起及びレバー杆をそれぞれ前記上下の挿通孔よ
    り外方突出する状態に配置されると共に、このロック金
    具を前記係合突起及びレバー杆の突出方向に付勢するバ
    ネが内蔵され、 前記レバー杆の下面には、該レバー杆を前記ばねの付勢
    に抗して退入させた際に下側の挿通孔内端下部の縁角部
    に係合する係合段部が形成され、 一方、建枠本体の左右下端部には、当該下端部を前記連
    結ピンに外挿した際に前記係合突起が係合する係合孔を
    有し てなる足場用建枠の連結装置。
  2. 【請求項2】 前記係合突起には、ばねの付勢力に抗し
    て連結ピンの内部に係合突起を退入させるための退入力
    を負荷する滑り面を設けてなる請求項1記載の足場用建
    枠の連結装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック金具は、係合突起と、該突起
    の基端部から連結ピンの内壁に沿って下方に延びる連杆
    部と、該連杆部の下端部から前記係合突起と同方向に突
    出して延びるレバー杆とからなるコ字形に形成されてな
    請求項1または2記載の足場用建枠の連結装置。
  4. 【請求項4】 前記連結ピンの基部が厚肉に形成されて
    ピン上部との間で外周段部を構成し、このピン上部と基
    部とに前記上下の挿通孔がそれぞれ開設されると共に、
    上側の挿通孔の上下幅が係合突起の上下幅より大きく設
    定され、且つ下側の挿通孔とこれに挿通する前記レハー
    杆の縦断面が共に矩形である請求項1〜3のいずれか記
    載の足場用建枠の連結装置。
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