JPH0913661A - パイプジョイント - Google Patents

パイプジョイント

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JPH0913661A
JPH0913661A JP18463095A JP18463095A JPH0913661A JP H0913661 A JPH0913661 A JP H0913661A JP 18463095 A JP18463095 A JP 18463095A JP 18463095 A JP18463095 A JP 18463095A JP H0913661 A JPH0913661 A JP H0913661A
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JP
Japan
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lock pin
hole
central
operation lever
pipe
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Application number
JP18463095A
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English (en)
Inventor
Kazuo Koo
一男 小尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ota Seisakusho KK
Original Assignee
Ota Seisakusho KK
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Publication date
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パイプジョイントの組立てが容易で、かつ足場
枠への着脱操作が確実にでき、さらに長期使用にも上下
の係止爪の出入動作が均等に安定して確実に行なえるパ
イプジョイントを提供すること。 【構成】周壁の中央部にスリーブを固定し、該中央部に
中央透孔を穿設し、該中央透孔を挾む位置に上下透孔を
穿設したジョイントパイプと、該ジョイントパイプ内に
収納され、上下両端部に同一方向に屈曲した係止爪を有
するロックピンと、該ロックピンを背面から押圧して両
係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向に付勢する
ばねと、前記ロックピンの上部寄りの位置で押圧可能な
操作レバーとからなるパイプジョイントにおいて、前記
断面四角形をした直杆のロックピンの中央より上部寄り
にU字形の操作レバーの両端部を枢着し、該操作レバー
の下縁に押し込み位置で前記中央透孔に係止される一対
の切欠きを形成し、該操作レバーの両端枢着点を挾む2
つの位置で前記ロックピンの背面から押圧するばねを設
けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築工事の仮設用足場に
使用される足場枠を上下に連結する足場枠用パイプジョ
イントに係り、特に足場枠用パイプジョイントが足場枠
への着脱操作を容易に、かつ確実にするためにロックピ
ンやばねなどを改良した足場枠を上下に連結する足場枠
用パイプジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は建築物の建築工事においては、建
築物の周囲近くに足場枠を建築物の高さに応じて何段に
も積み上げて仮設足場を形成している。この足場枠の積
み上げには、足場枠の建地パイプ径と同一径のカラー体
を適宜長さの管体の中央部外周に嵌入固着して構成した
パイプジョイントを上下の足場枠に挿入して連結してい
る。
【0003】この足場枠用パイプジョイントは、図4に
示すように足場枠Aの建地Bの上端部に予めパイプジョ
イント1の下部を差し込んで抜け止めをした状態にして
おき、組立て時にはパイプジョイント1の上部に上方に
組み上げる足場枠A’の建地パイプB’の下端部を差し
込むだけで順次組み上げるようになっている。
【0004】そして最近では、特開平5−1469号公
報に開示されたパイプジョイントのように、足場枠の建
地の上端部への取り付けや、建地の下端部に対する着脱
をワンタッチで行なえるようにパイプジョイント一側に
設けた取付用突起や着脱用突起を略U字形状の2つの板
バネによりそれぞれ出没自在に備えたものが提案されて
いる。
【0005】また、実開平6−18549号公報や実開
平6−71755号公報に開示されたパイプジョイント
のように、上下両端に同一方向に屈曲した係止爪を有す
る3箇所で屈折したロックピンに扁平なロックレバーを
そのロックレバーの切欠によってロックピンの屈曲部に
形成した扁平部に嵌装してロックピン上端の係止爪を上
部貫通孔から出没自在にさせたものが知られている。
【0006】すなわち、図5の(A)と(B)に示すよ
うに、上記実開平6−18549号公報に開示されたパ
イプジョイント1は、ジョイントパイプ2、ロックピン
3、ばね4、ロックレバー5の各部からなり、ジョイン
トパイプ2の周壁には上下方向の中央部に固定したスリ
ーブ6を貫通して係止孔7が設けられ、この係止孔7の
直上で接近する位置に貫通孔8と、係止孔7の直下でジ
ョイントパイプ2の下端位置に貫通孔9が設けられ、こ
れらの貫通孔8,9と係止孔7はジョイントパイプ2の
軸方向同一線上に並んでいる。前記ロックピン3は3つ
の屈折点のある丸軸材とし、ロックピン3の上下両端に
同一方向へ向けて直角に屈曲する係止爪10,11が一
体に形成され、上部係止爪10が上部貫通孔8に嵌合す
る状態で下部係止爪11が下部貫通孔9に嵌合するよう
になっている。
【0007】上記丸軸状のロックピン3は上端部寄りで
係止孔7に対応する部分は内方に向けて山形に屈曲し、
この屈曲部分に扁平部12が設けられ、この山形部の少
し下方の位置で裏面にばね4の係合凹部13が設けられ
ている。そしてばね4は上下に長い板ばねを用い、中央
部に向けて山形に屈曲し、その頂部に係合凹部13へ嵌
合するU字状屈曲部14を有し、ジョイントパイプ2内
への組込み状態において、ロックピン3の上下略中央部
の位置を押圧し、係止爪10,11が係止孔8,9から
外部に突出する方向に付勢している。上部係止爪10
は、貫通孔8からジョイントパイプ2の外部に突出する
部分の上面が先端下りに傾斜し、下部係止爪11も同様
に下面が先端上りに傾斜していると共に、上位足場枠の
建地B’の下端部周壁には上部係止爪10が係合する係
合孔が、また下位建地Bの上端部周壁には下端部止爪1
1が係合する係合孔がそれぞれ形成されている。
【0008】前記ロックレバー5は図6に分解して示し
たように、略長方形のプレートを用い、係止孔7を内外
に貫通する状態で、内端側に設けた切欠部15がロック
ピン3における扁平部12に外嵌すると共に、外端側は
中間幅部16と狭幅操作片17の二段階に幅が減少し、
それぞれの境に段部が形成されている。このロックレバ
ー5が貫通する係止孔7は、中間幅部16が嵌合する広
幅部18と、この広幅部18の下部に連なり、狭幅操作
片17が嵌合する幅の狭幅部19とからなり、ジョイン
トパイプ2における係止孔7との対応部分は広幅部18
よりも大径の孔になっている。そしてロックレバー5は
中間幅部16が広幅部18に嵌合するときその段部が外
方への抜止めとなり、かつロックピン3に対して押込み
を解いた位置となって、図6に示すようにロックピン3
はばね4の押圧によって係止爪10,11がジョイント
パイプ2の外部に突出した状態になっている。
【0009】また、ロックレバー5を上記の状態から押
込むと、このロックレバー5はロックピン3のばね4で
の押圧点よりも上部の位置を押すことになり、したがっ
てロックピン3は図7に示すように、下部係止爪11と
貫通孔15の嵌合部分を支点にして傾動し、上部係止爪
10は貫通孔8から内部に没入し、この状態で狭幅操作
片17を押下げて狭幅部19内に嵌合させるとその段部
がスリーブ6の内面に係合し、ロックピン3の押込み状
態をロックする。また、上記ロックを解除するには、狭
幅操作片17を指先で押上げて広幅部18内に位置させ
ればよく、ばね4の押圧弾性によってロックピン3は上
部係止爪10が貫通孔8から外部に突出する姿勢に復帰
することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平5−1469号公報に開示されたパイプジョイント
における連結管の取付用突起は、略U字形状の板バネに
より外側に突出するように付勢したものであって、建地
上端部への取付がワンタッチで取り付けられるようにな
っているが、亜鉛メッキを施した足場枠にはメッキする
際のガス抜き穴が建地の横地接合部に開けられており、
連結管を建地上端部に差し込む際に正規の係合穴に到達
するまでに取付用突起がこのガス抜き穴に嵌り込んでし
まう欠点がある。しかも一旦このガス抜き穴に取付用突
起が嵌り込んでしまうと単に板バネで付勢したこの構造
のものでは前記突起を後退させる手立てがないため、連
結管を抜き差しできなくなってしまうという問題が生じ
る。
【0011】また、前記実開平6−18549号公報や
実開平6−71755号公報に開示されたパイプジョイ
ント1は、上下両端に同一方向に屈曲した係止爪10,
11を有する3箇所で屈折したロックピン3に扁平なロ
ックレバー5をそのロックレバー5の切欠15によって
ロックピン3の屈曲部に形成された扁平部12に嵌装し
て、ロックピン上端の係止爪10を上部貫通孔8から出
没自在にさせるために裏面からばね4の中央U字状屈曲
部14をロックピン3中央の係合凹部13に係合したも
のであるから、ロックピン3とロックレバー5とばね4
との3部品がそれぞれ別体であり、しかもこれら別体で
ある3部品をジョイントパイプ2内に組み立てるのは非
常に困難であり、現場での組立ては不可能である。
【0012】その上に、ロックピン3を背面から押圧す
るばね4はロックピン3に対して1点支持であるから、
上下の係止爪10、11に対する押力がアンバランスで
不安定となる欠点があり、その上にロックピン3とロッ
クレバー5との結合関係がロックピン3の扁平部12に
ロックレバー5の切欠15を単に嵌装しただけであるか
ら、ジョイントパイプ2内で捩れたりして上下の係止爪
10,11の出入動作が不確実である。さらに長期使用
によりロックピン3の扁平部12とロックレバー5の切
欠15とが錆付きなどにより、この部分がよく回動しに
くくなり、しかもばね4の支点とロックレバー5の押点
が接近しているためにしばしばロックレバー5の押し込
み操作によって上下の係止爪10,11が同時に没入し
て足場枠との係止が外れて作業上の危険性が増大する問
題がある。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、パイプジョイントの組立てが容易で、かつ足
場枠への着脱操作が確実にでき、さらに長期使用にも上
下の係止爪の出入動作が安定して確実に行なえるパイプ
ジョイントを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための、周壁の中央部にスリーブを固定し、該中
央部に中央透孔を穿設し、該中央透孔を挾む位置に上下
透孔を穿設したジョイントパイプと、該ジョイントパイ
プ内に収納され、上下両端部に同一方向に屈曲した係止
爪を有するロックピンと、該ロックピンを背面から押圧
して両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向に付
勢するばねと、前記ロックピンの上部寄りの位置で押圧
可能な操作レバーとからなるパイプジョイントにおい
て、前記断面四角形をした直杆のロックピンの中央より
上部寄りにU字形の操作レバーの両端部を枢着し、該操
作レバーの下縁に押し込み位置で前記中央透孔に係止さ
れる一対の切欠きを形成し、該操作レバーの両端枢着点
を挾む2つの位置で前記ロックピンの背面から押圧する
ばねを設けたことを特徴とするパイプジョイントであ
る。
【0015】さらに、前記ロックピンを断面四角形の直
杆に形成し、該直杆のロックピンの中央より上部寄りに
U字形に屈曲された操作レバーの両端部を枢着し、該操
作レバーの両端枢着点を挾んだ上下2つの位置で背面か
らばねによって前記直杆のロックピンの両係止爪を前記
上下透孔から常時突出する方向に均等に付勢させるとと
もに、四角形に穿設された中央透孔からロックピンに枢
着された前記操作レバーの屈曲部を常時突出する方向に
付勢させるように構成したことを特徴とし、また前記ロ
ックピンを断面四角形の直杆に形成し、該直杆のロック
ピンの中央より上部寄りにU字形に屈曲された操作レバ
ーの両端部を枢着し、該操作レバーの両端枢着点を挾ん
だ上下2つの位置で背面からばねによって前記直杆のロ
ックピンの両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方
向に均等に付勢させるとともに、四角形に穿設された中
央透孔からロックピンに枢着された前記操作レバーの屈
曲部を常時突出する方向に付勢させるように構成し、前
記上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させる操作レ
バーの押し込み位置で四角形に穿設された中央透孔に係
止される一対の切欠きを前記操作レバーの下縁に形成し
たことを特徴としている。
【0016】
【作用】次に、本発明の作用について説明すると、足場
枠を組み立てる際は操作レバーを少々押し上げてその下
縁に形成した一対の切欠きをジョイントパイプの四角形
に穿設された中央透孔から外すと、ロックピンの上下係
止爪がU字形の操作レバーとともにそれぞれジョイント
パイプの外側に均等的に突出するから、それぞれの係止
爪に対応する位置に透孔を穿設した下位足場枠と上位足
場枠の建地パイプにジョイントパイプの下半部及び上半
部を差込むだけで上下足場枠の両建地パイプがスリーブ
を介在して連結され、その際上下の係止爪は上下足場枠
のそれぞれの透孔と容易に係合し、上下の足場枠の建地
パイプがロックピンを介して抜止状に結合される。
【0017】反対に、上下足場枠の建地パイプからジョ
イントパイプを抜取る際は、U字形操作レバーを押込ん
でその下縁に形成した一対の切欠きをジョイントパイプ
の四角形に穿設された中央透孔に係止すると、ロックピ
ンの上部係止爪だけがジョイントパイプ内に没入するよ
うに傾動し、上位足場枠の建地パイプをそのまま引抜く
ことができ、その場合下位足場枠の建地パイプとジョイ
ントパイプは下部係止爪によって接続状態のまま維持さ
れる。さらに、下位足場枠の建地パイプに対するジョイ
ントパイプの抜取りは、下部係止爪を透孔から押込み、
透孔との係合を解いた状態でジョイントパイプを抜取れ
ばよい。
【0018】このように、ジョイントパイプが上下足場
枠へに着脱する際はいずれもロックピンにU字形操作レ
バーの両端部が枢着されており、しかも直杆のロックピ
ンが操作レバーの両端枢着点を挾んだ上下2つの位置で
背面からばねによって押圧支持されているから、ロック
ピンの上下の2つの係止爪は均等に付勢され、これらの
出入動作がそれぞれ別個に安定して円滑に行なわれ、足
場上の作業中に上下の係止爪が同時に没入することがな
い。
【0019】
【実施例】本発明に係るジョイントパイプの一実施例に
ついて図面を参照して説明する。図において、図1にお
いて(A)は本実施例の上部係止爪が突出状態を示す縦
断面図、(B)は本実施例の上部係止爪が没入状態を示
す縦断面図であり、図2および図3は本実施例の各部の
分解斜視図である。
【0020】本実施例のパイプジョイント21は、ジョ
イントパイプ22、直杆のロックピン23、W形ばね2
4、U字形操作レバー25の各部を組み合わせたもので
あり、図3に示すようにジョイントパイプ22の周壁に
は上下方向の中央部に固定したスリーブ26を貫通した
四角形の中央透孔27が設けられ、この中央透孔27の
直上には透孔28を、直下には透孔29を穿設し、これ
らは中央透孔27からの距離は透孔28より透孔29の
方が遠い位置でジョイントパイプ22の軸方向同一線上
に設けられている。
【0021】図4に示すように前記ロックピン23は断
面四角形の直杆によりなり、このロックピン23の上下
両端に同一方向へ向けて直角に屈曲する係止爪30,3
1が一体に形成され、上部係止爪30が上部貫通孔28
に嵌合する状態で、下部係止爪31が下部貫通孔29に
嵌合するようになっている。そしてこの直杆のロックピ
ン23の背面両端部にはW形ばね24の両端部が係止す
る凹部32,33が設けられており、その1つはやや長
い凹部33となっている。
【0022】前記ロックピン23の上部係止爪30は、
貫通孔28からジョイントパイプ22の外部に突出する
部分の上面が先端下りに傾斜し、下部係止爪31も同様
に下面が先端上りに傾斜していると共に、上位足場枠の
建地B’の下端部周壁には上部係止爪30が係合する係
合孔が、また下位建地Bの上端部周壁には下端部止爪3
1が係合する係合孔がそれぞれ形成されている。また、
上記ロックピン23の中央やや上部寄りには金属板をU
字形に屈曲された操作レバー25の両端部がピン34に
よって枢着されていて、その操作レバー25の下縁には
上部係止爪30をジョイントパイプ22内に没入させる
操作レバー25の押し込み位置で四角形に穿設された中
央透孔27に係止される一対の切欠き35,35が形成
されている。
【0023】上記ばね24は帯状の金属条を屈曲してW
形に形成し、その両端部を3つに割り、その中央部のみ
を円弧状に屈曲し、この屈曲面36によってロックピン
23の背面両端部に形成された凹部32,33を支持さ
せ、その両側片37によってロックピン23に形成した
上下凹部32,33の側面を保持させるためロックピン
23の動作が安定して行なわれる。したがって、前記ロ
ックピン23には上記操作レバー25の両端枢着点34
を挾んだ上下の関係位置で背面からW形ばね24によっ
て付勢されているから、直杆のロックピン23の上下の
係止爪30,31がジョイントパイプ22の係止孔2
8,29から外部に均等に突出する。
【0024】本実施例は操作レバー25を少々押し上げ
てその下縁に形成した一対の切欠き35,35をジョイ
ントパイプの四角形に穿設された中央透孔27から外す
と、ロックピン23の上下係止爪30,31がU字形の
操作レバー25とともにそれぞれジョイントパイプ21
の外側に均等的に突出するから、下位足場枠Aと上位足
場枠A’の建地パイプB,B’にジョイントパイプの下
半部及び上半部を差込むだけで上下足場枠の両建地パイ
プB,B’がスリーブを介在して連結される。反対に、
上下足場枠の建地パイプBからジョイントパイプ21を
抜取る際は、U字形操作レバー25を押込んでその下縁
に形成した一対の切欠き35,35をジョイントパイプ
22の四角形に穿設された中央透孔27に係止すると、
ロックピン23の上部係止爪30だけがジョイントパイ
プ22内に没入するように傾動し、上位足場枠の建地パ
イプB’をそのまま引抜くことができる。
【0025】本実施例によれば、直杆のロックピン23
の中央より上部寄りにU字形の操作レバー25の両端部
を枢着し、この操作レバー25の下縁に押し込み位置で
前記中央透孔27に係止される一対の切欠き35,35
を形成するとともに、操作レバー25の両端枢着点34
を挾む2つの位置で前記ロックピン23の背面から押圧
するW形ばね24を設け、その両端部の屈曲面36と両
側片37によってロックピン23を支持したから、ロッ
クピン23と押圧するばね24との安定した接触が保た
れ、ロックピン23の両係止爪30,31を前記上下透
孔28,29から常時突出する方向に安定して均等に付
勢させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、直杆のロ
ックピンの中央より上部寄りにU字形の操作レバーの両
端部を枢着し、この操作レバーの下縁に押し込み位置で
前記中央透孔に係止される一対の切欠きを形成するとと
もに、操作レバーの両端枢着点を挾む2つの位置で前記
ロックピンの背面から押圧するばねを設けたから、ロッ
クピンと押圧するばねとの安定した接触が保たれ、ロッ
クピンの両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向
に安定して均等に付勢させることができるため、これら
の出入動作がそれぞれ別個に安定して円滑に行なわれ、
足場上の作業中に上下の係止爪が同時に没入することが
ないため非常に安全である。
【0027】また、本発明ではロックピンの中央より上
部寄りにU字形の操作レバーの両端部を枢着したから、
長期使用しても上部係止爪をジョイントパイプ内に没入
させる操作レバーの押し込み位置で四角形に穿設された
中央透孔に確実に係止させることができる。さらにロッ
クピンにU字形の操作レバーの両端部を枢着してあるか
ら、ばねとともにジョイントパイプ内への組み立てが非
常に容易であり、しかもロックピンの断面を四角形とし
たから上下の足場枠の大きな引っ張り力にも耐えること
ができ、組み立てた足場枠を長期にわたって強固に維持
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本実施例の上部係止爪が突出状態を示
す縦断面図、(B)は本実施例の上部係止爪が没入状態
を示す縦断面図である。
【図2】本実施例のジョイントパイプの斜視図である。
【図3】本実施例の各部の分解斜視図である。
【図4】本実施例を使用する足場枠の正面図である。
【図5】(A)は従来例の上部係止爪が突出状態を示す
縦断面図、(B)は従来例の上部係止爪が没入状態を示
す縦断面図である。
【図6】従来例の各部の分解斜視図である。
【符号の説明】
21 パイプジョイント 22 ジョイントパイプ 23 ロックピン 24 W形ばね 25 操作レバー 26 スリーブ 27 中央透孔 28 上透孔 29 下透孔 30 上部係止爪 31 下部係止爪 32,33 凹部 34 ピン 35 切欠き 36 屈曲面 37 側片 A 足場枠 B 建地パイプ B’ 上位建地パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁の中央部にスリーブを固定し、該中
    央部に中央透孔を穿設し、該中央透孔を挾む位置に上下
    透孔を穿設したジョイントパイプと、該ジョイントパイ
    プ内に収納され、上下両端部に同一方向に屈曲した係止
    爪を有するロックピンと、該ロックピンを背面から押圧
    して両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向に付
    勢するばねと、前記ロックピンの上部寄りの位置で押圧
    可能な操作レバーとからなるパイプジョイントにおい
    て、前記断面四角形をした直杆のロックピンの中央より
    上部寄りにU字形の操作レバーの両端部を枢着し、該操
    作レバーの下縁に押し込み位置で前記中央透孔に係止さ
    れる一対の切欠きを形成し、該操作レバーの両端枢着点
    を挾む2つの位置で前記ロックピンの背面から押圧する
    ばねを設けたことを特徴とするパイプジョイント。
  2. 【請求項2】 周壁の中央部にスリーブを固定し、該中
    央部に中央透孔を穿設し、該中央透孔からの距離がそれ
    ぞれ異なる2つの上下透孔を穿設したジョイントパイプ
    と、該ジョイントパイプ内に収納され、上下両端部に同
    一方向に屈曲した係止爪を有するロックピンと、該ロッ
    クピンを背面から押圧するばねと、前記ロックピンの上
    部寄りの位置を押し込み方向に押圧可能な操作レバーと
    からなるパイプジョイントにおいて、前記ロックピンを
    断面四角形の直杆に形成し、該直杆のロックピンの中央
    より上部寄りにU字形に屈曲された操作レバーの両端部
    を枢着し、該操作レバーの両端枢着点を挾んだ上下2つ
    の位置で背面からばねによって前記直杆のロックピンの
    両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向に均等に
    付勢させるとともに、四角形に穿設された中央透孔から
    ロックピンに枢着された前記操作レバーの屈曲部を常時
    突出する方向に付勢させるように構成したことを特徴と
    するパイプジョイント。
  3. 【請求項3】 周壁の中央部にスリーブを固定し、該中
    央部に中央透孔を穿設し、該中央透孔からの距離がそれ
    ぞれ異なる2つの上下透孔を穿設したジョイントパイプ
    と、該ジョイントパイプ内に収納され、上下両端部に同
    一方向に屈曲した係止爪を有するロックピンと、該ロッ
    クピンを背面から押圧するばねと、前記ロックピンの上
    部寄りの位置を押し込み方向に押圧可能な操作レバーと
    からなるパイプジョイントにおいて、前記ロックピンを
    断面四角形の直杆に形成し、該直杆のロックピンの中央
    より上部寄りにU字形に屈曲された操作レバーの両端部
    を枢着し、該操作レバーの両端枢着点を挾んだ上下2つ
    の位置で背面からばねによって前記直杆のロックピンの
    両係止爪を前記上下透孔から常時突出する方向に均等に
    付勢させるとともに、四角形に穿設された中央透孔から
    ロックピンに枢着された前記操作レバーの屈曲部を常時
    突出する方向に付勢させるように構成し、上部係止爪を
    ジョイントパイプ内に没入させる操作レバーの押し込み
    位置で四角形に穿設された中央透孔に係止される一対の
    切欠きを前記操作レバーの下縁に形成したことを特徴と
    するパイプジョイント。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898961B1 (ko) * 2009-01-07 2009-05-25 미래테크(주) 건축용 4각 파이프 연결구
US8246267B2 (en) * 2006-01-24 2012-08-21 Combisafe International Ab Safety post

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US8246267B2 (en) * 2006-01-24 2012-08-21 Combisafe International Ab Safety post
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