JP3306001B2 - 足場建枠用連結ピン - Google Patents
足場建枠用連結ピンInfo
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Description
ていくのに適した仮設用足場建枠の連結ピンに関する。
次上方に組み立てていくには、上下に対向する足場建枠
を互いに連結するための連結手段が必要となる。この連
結手段として、下方側の足場建枠の左右上端部に連結ピ
ンを突設し、これに上方側の足場建枠の左右上端部を差
し込むようにしている。
ン本体の内部に、ばねに付勢されてピン本体の外部に突
出する係合突起を設け、係合突起に、この係合突起をば
ねの付勢力に抗してピン本体の内部に退入力を負荷する
滑り面と、この係合突起をピン本体の内部方向の退入位
置に係合する係合段部とを設けている。
建枠の縦パイプにその下端側を連結したピン本体に、上
方側足場建枠の縦パイプの下端部を差し込むことによっ
て、その差込み途上で、係合突起の滑り面に縦パイプの
下端が当接し、その当接力により負荷される退入力によ
って係合突起がピン本体内部に退入し、縦パイプの下端
部がピン本体に挿入され、この挿入途上で、係合突起が
ばねに付勢されて縦パイプ下端部の係合孔に係合し、ロ
ック状態となって上下の足場建枠が互いに連結される。
そして、足場建枠を取り外すときは、上方側足場建枠の
縦パイプ下端部から突出している係合突起を作業者の足
先等で退入方向に押圧すれば、その退入途上で係合突起
が係合段部に係合して退入位置、即ち解放位置に保持さ
れるから、上方側足場建枠の縦パイプをピン本体から抜
き出して、足場建枠は取り外すことができる。
は、上下足場建枠が連結された状態において、上方側足
場建枠の縦パイプ下端部から外部に突出している係合突
起の先端突出部を押圧することによって、係合突起がロ
ック解除位置に保持されることから、作業中に物や作業
者の足が係合突起の先端突出部に当たると、この係合突
起が押されて、知らぬ間に係合突起が解放状態となり、
不測の事態をまねくおそれがあった。
建枠が相互に連結された状態において係合突起が簡単に
解放状態となることがなく、作業上の安全性を確保でき
るようにした連結ピンを提供することを目的とする。
場建枠用連結ピンは、図4〜図7から分かるように、中
空状ピン本体7の内部に、ピン本体7の内壁に沿って軸
方向に延びる支持杆12の上端部に設けられてピン本体
7の外部より出退する係合突起9と、支持杆12を介し
て突起9をピン本体7外部に突出するように付勢するば
ね13とを設け、ピン本体7に、外部に操作用レバー1
9を有するロック部材20を上下摺動可能に設けると共
に、このロック部材20を上動させることによって係合
突起9をばね13の付勢力に抗してピン本体7内部へ後
退させるためのカム面21,22をロック部材20と前
記支持杆12とに設けてなるものである。
連結ピンにおいて、係合突起9の先端部は、図5及び図
6に示すように、この係合突起9がばね13の付勢力に
抗して後退している時であっても、その先端部はピン本
体7の外側面から若干突出した状態にあり、係合突起9
の先端部を押圧して係合突起9が更にピン本体7内に後
退されることにより、ロック部材20が係合突起9との
押接状態から解放されて、その自重で下動限位置に落下
するようになっている。
建枠用連結ピンにおいて、操作用レバー19には、この
レバー19を上下に摺動案内するガイド溝24の溝幅よ
り若干幅広のレバー保持部26を一体に設けてなるもの
である。
の足場建枠用連結ピンにおいて、係合突起9の上面側に
下方に向かって傾斜する滑り面17を設けると共に、係
合突起9の下面側先端部に上方に向かって傾斜する副滑
り面18を形成してなるものである。
の足場建枠用連結ピンにおいて、支持杆12の下端部に
ピン本体7の外部より突出する連結用突起11を設けて
なるものである。
方側の足場建枠bとの連結前の状態を示す。各足場建枠
a,bは、左右の縦パイプ1,1と両パイプ1,1をつ
なぐ横パイプ2と縦横パイプ1,2間にわたって取り付
けられた補強桟3,3とからなるもので、横パイプ2に
は足場板4が、その爪4aを横パイプ2に掛合すること
によって懸架されている。そして、各縦パイプ1の下端
部には足場板4側に面して係合孔5が穿設されており、
上下足場建枠a,bの対向する縦パイプ1,1間に本発
明に係る連結ピン6が差し込まれるようになっている。
の(A)は、後述するロック部材20が下動して係合突
起9がピン本体7の外部に突出している状態の連結ピン
6の外観を示し、(B)は、ロック部材20が上動して
係合突起9がピン本体7内部へ後退している状態での連
結ピン6の外観を示し、図4は、ピン本体7の下部側が
下方側足場建枠bの縦パイプ1に差し込まれた状態の縦
断面図であり、図5〜図7は、連結ピン6によって下方
側足場建枠bに上方側足場建枠aを連結する場合の作用
を示す縦断面図である。
は円管状のピン本体7を有し、このピン本体7の軸方向
中央部に短管部材8が嵌合固着されて、この短管部材8
とピン上部7a及びピン下部7bとの間に外周段部8
a,8bを形成し、ピン上部7aに差し込まれる上方側
足場建枠aの縦パイプ1と、ピン下部7bに差し込まれ
る下方側足場建枠bの縦パイプ1とは、それぞれの端面
が上記外周段部8a,8bに当接して位置決めされ、そ
の位置で縦パイプ1下端部の係合孔5にピン本体7から
突出する係合突起9が係合すると共に、下方側足場建枠
bの縦パイプ1上端部の連結孔10にピン本体7の連結
用突起11が係合するようになっている。尚、上記短管
部材8に代えて、ピン本体7の軸方向中央部を肉厚に一
体形成するようにしてもよい。
軸方向に延びる支持杆12の上端部に垂直横向きに突設
されており、また支持杆12の下端部には連結用突起1
1が係合突起9と同じ垂直横向きに突設されている。支
持杆12の背面側にはその長手方向中央部より上部寄り
の位置に、両端部がピン本体7の内側面に摺動可能に弾
接される側面視円弧状の板ばね13の長手方向中央部が
固着され、この板ばね13の付勢力によって、係合突起
9及び連結用突起11がピン上部7aのピン孔14a及
びピン下部7bのピン孔14bからそれぞれ外部に突出
するようになっている。この場合、係合突起9及び連結
用突起11のそれぞれ突出長さは、支持杆12の両端部
に両突起9,11と同方向に突設されてピン本体7の内
側面に支持される支持コーン15,16によって制限さ
れる。また、係合突起9の上面側には下方に向かって傾
斜する滑り面17が形成されると共に、この係合突起9
の下面側先端部には上方に向かって傾斜する副滑り面1
8が形成されている。
を有するロック部材20がピン本体7に沿って上下摺動
可能に設けられ、このロック部材20を上動させること
によって係合突起9を板ばね13の付勢力に抗してピン
本体7内部側へ後退させるためのカム面21,22がロ
ック部材20と支持杆12とに設けられている。ロック
部材20は、図8の(A)及び(B)から分かるよう
に、ピン本体7の内部で上下動する板状本体20aの外
面中央部に操作用レバー19を一体に突設すると共に、
板状本体20aの内面側に、カム面21,21を形成し
た両側一対の山形突片23,23を一体に突設してなる
もので、ピン本体7への取り付けにあたり、操作用レバ
ー19を、前記短管部材8とピン本体7とにわたって上
下方向に貫設されたガイド溝24に嵌合すると共に、両
山形突片23,23を、前記支持杆12の上部側に設け
られて両側に前記カム面21,21とそれぞれ係合する
カム面22,22を形成した両側一対の谷形嵌合部2
5,25に跨がらせた状態で嵌合させている。
うにガイド溝24の下動限位置にあるときは、ロック部
材20側の各山形突片23が図4に示すように支持杆1
2側の各谷形嵌合部25に軽く凹凸嵌合して、係合突起
9がピン本体7の外部に突出したロック状態にある。こ
のとき、各山形突片23の山頂カム面21bが各谷形嵌
合部25の谷底カム面22bに当接していると共に、各
山形突片23の上部傾斜カム面21aが各谷形嵌合部2
5の上部傾斜カム面22aに当接している。しかして、
このロック状態からレバー19を介してロック部材20
を上限動位置まで上動させると、ロック部材20側の各
山形突片23の上部傾斜カム面21aが支持杆12側の
各谷形嵌合部25の対応する上部傾斜カム面22aに沿
って上方へ移動するから、支持杆12の上端部側が板ば
ね13の付勢力に抗して支持杆12下端部を中心にロッ
ク部材20から離れる方向へ傾転し、係合突起9は図5
に示すようにピン本体7の内部側へ後退して解放状態と
なる。
して後退した解放状態にあっても、この係合突起9の先
端部は図5に示すようにピン本体7の外側面から若干突
出した状態となっている。しかして、このような状態か
ら係合突起9の先端部を押圧して係合突起9を更にピン
本体7内に後退させるようにすることによって、ロック
部材20側の山形突片23のカム面21が支持杆12側
の各谷形嵌合部25のカム面22との押接状態から解放
され、それによりロック部材20は、その自重で下動限
位置、つまりロック位置へ落下するようになっている。
3から分かるように、このレバー19を上下に摺動案内
するガイド溝24の溝幅より若干幅広のレバー保持部2
6が一体に設けられ、これによってガイド溝24からの
レバー19の抜け出しを阻止できると共に、ロック部材
20の上下動を確実に行わせることができる。尚、図1
及び図3に示すように、ガイド溝24の上部側には、上
記レバー保持部26が挿入可能な開口部27が、前記短
管部材8とピン本体7とにわたって開口形成されている
が、これは、ロック部材20の取り付けに際し、ロック
部材20の全体を一体に作製しておいて、ロック部材2
0をピン本体7内に挿入した後、レバー保持部26を外
部へ突出させるのに、ガイド溝24からは突出させるこ
とができないので、レバー保持部26より大きい形状の
開口部27を設けて、この開口部27よりレバー保持部
26を外部へ突出させるようにするためである。
ン6の使用に際しては、先ず、ピン本体7のピン下部7
bを、ピン孔14bから外部に突出した連結用突起11
を板ばね13の付勢力に抗してピン本体7内へ退入させ
た状態で下方側足場建枠bの縦パイプ1の上端部に差し
込み、連結用突起11を縦パイプ1の連結孔10に係合
させて、図4に示される状態とする。これによって、ピ
ン本体7は、下方側足場建枠bの縦パイプ1の上端部に
取り付けられ、以後は足場建枠の不使用時でも取り外す
必要はない。このとき、ロック部材20は下動限位置に
あって、係合突起9は板ばね13の付勢力によりピン本
体7の外部に突出したロック位置に保持されている。
方側足場建枠bに取り付けたピン本体7に差し込むわけ
であるが、これを差し込む前に、図5に示すように、ロ
ック部材20を操作用レバー19により上動限位置まで
上動させて、ロック部材20側のカム面21と支持杆1
2側のカム面22との摺接作用により、係合突起9を板
ばね13の付勢力に抗してピン本体7の内部側へ後退さ
せて、係合突起9を解放状態とする。このように、ロッ
ク部材20が上動限位置まで上動して板ばね13の付勢
力に抗しピン本体7の内部側へ後退した解放位置にあっ
ても、この係合突起9の先端部は、図5から分かるよう
にピン本体7の外側面から若干突出した状態となってい
る。尚、この時、ロック部材20は、図5に示すよう
に、山形突片23の山頂カム面21bが支持杆12側の
谷形嵌合部25の谷上カム面22cに乗り上げた状態で
板ばね13の付勢力により押接されて上動限位置に保持
されている。
てその先端部がピン本体7の外側面から若干突出してい
る状態から、図6に示すように、上方側足場建枠aの縦
パイプ1を下方側足場建枠bに取り付けたピン本体7の
ピン上部7aに差し込んでいくと、その差し込み途上
で、係合突起9の先端部、つまり滑り面17の先端部に
縦パイプ1の下端部が当接して、その当接力により負荷
される退入力によって、係合突起9は板ばね13の付勢
力に抗して更にピン本体7内に後退し、これによりロッ
ク部材20側のカム面21が支持杆12側カム面22と
の押接状態から解放されて、ロック部材20は、その自
重により図6の仮想線で示す上動限位置から実線図示の
下動限位置へ落下する。
方側足場建枠aの縦パイプ1内側面に当接した状態で、
この縦パイプ1の下端部が図6の図示位置から更に下動
して図7に示すようにピン上部7aの外周段部8aに当
接すると、この縦パイプ1の係合孔5に係合突起9が対
向位置することになって、係合突起9は板ばね13の付
勢力により突出して縦パイプ1の係合孔5に係合し、こ
れによって上方側足場建枠aと下方側足場建枠bとが互
いに連結されることになる。
プ1に取り付けられたピン本体7に上方側足場建枠aの
縦パイプ1を差し込むことによって、係合突起9が上方
側足場建枠側縦パイプ1の係合孔5に係合すると共に、
必ずロック部材20が下動限位置へ落下してロック状態
となり、係合突起9を係合孔5との係合位置に保持す
る。従って、このような状態、即ち図7に示される状態
において、上方側足場建枠側縦パイプ1の係合孔5から
突出している係合突起9の先端部に、板ばね13の付勢
力に抗した押力を加えても、その押力を加えている間は
係合突起9がピン本体7内へ後退して一時的にロック解
除状態となるが、押力を解放すれば、係合突起9はばね
付勢力によって係合孔5から突出したロック状態とな
る。
bから取り外す場合には、図7のように下動限位置にあ
るロック部材20を操作用レバー19によって上動限位
置へ引き上げると、図5に示すように係合突起9が板ば
ね13の付勢力に抗してピン本体7内へ後退して解放さ
れるから、この状態で上方側足場建枠aの縦パイプ1を
下方側足場建枠bの縦パイプ1に取り付けられたピン本
体7から抜き出せばよい。
外側面から若干突出しているが、この係合突起9の下面
側先端部には上方に向かって傾斜する副滑り面18が形
成されているから、縦パイプ1の抜き取り時にこの縦パ
イプ1の係合孔5の下端縁部が上記副滑り面18に当接
し、それによって係合突起9は板ばね13の付勢力に抗
してピン本体7内部へ更に後退し、縦パイプ1の抜き取
りに支障を来すことがない。この時、係合突起9のピン
本体7内部への更なる後退によって、ロック部材20側
のカム面21が支持杆12側カム面22との押接状態か
ら解放されて、ロック部材20が自重により下動限位置
へ落下し、縦パイプ1が抜き取られた後、係合突起9は
ピン本体7の外部に突出して図4に示す状態となる。
用レバー19を下動させておけば、係合突起9をロック
状態に保持できるから、この連結ピン6によって上下足
場建枠a,bの縦パイプ1,1相互が連結された状態に
おいて、作業中に物や作業者の足が係合突起9の先端突
出部に当たっても、係合突起9は解放状態とならず、ロ
ック状態を維持して作業上の安全を確保することができ
る。また、下方側足場建枠bの縦パイプ1に取り付けた
ピン本体7に上方側足場建枠aの縦パイプ1を差し込む
際、及びそのピン本体7から上方側足場建枠aの縦パイ
プ1を抜き出す際に、操作用レバー19によりロック部
材20を上動限位置、即ち解放位置まで上動させるだけ
の簡単な操作で、係合突起9をロック解放状態に保持で
きるから、縦パイプ1の差し込み作業及び抜き出し作業
を容易に行える。また、縦パイプ1の差し込み時には、
下方側足場建枠側縦パイプ1に取り付けられたピン本体
7に上方側足場建枠aの縦パイプ1を差し込むことによ
って、必ずロック部材20が下動限位置へ落下してロッ
ク状態となるから、上下足場建枠の両縦パイプ1,1を
確実に連結することができて、作業の安全を確保でき
る。
上面側に下方に向かって傾斜する滑り面17が設けら
れ、また係合突起9の下面側先端部に上方に向かって傾
斜する副滑り面18が形成されているから、上方側足場
建枠aの縦パイプ1を下方側足場建枠bに取り付けたピ
ン本体7に差し込む際に、係合突起9の先端部を押圧し
てピン本体7内へ若干後退させることにより、縦パイプ
1の差し込み途上でこの縦パイプ1の下端部が係合突起
9の滑り面17を下方に押圧し、これによって係合突起
9は一時的に解放状態となった後、縦パイプ1の係合孔
5に自動的に係合することになり、従ってレバー19を
上動させることなく、縦パイプ1の差し込みを行うこと
ができる。また、上方側足場建枠aの縦パイプ1を下方
側足場建枠bに取り付けたピン本体7から抜き出す際に
も同様に、係合突起9の先端部を押圧してピン本体7内
へ若干後退させておけば、抜き出し途上で縦パイプ1の
係合孔5が係合突起9の副滑り面18に係合し、これに
より係合突起9がピン本体7内へ更に後退して、縦パイ
プ1の抜き出しが可能となる。
下端部でこのピン本体7と下方側足場建枠bの縦パイプ
1とを連結するための連結用突起11を支持杆12の下
端部に形成して、連結用突起11と係合突起9とを支持
杆12を介して一体的に構成しているが、この連結用突
起11は、従来のように係合突起9とは別個独立した構
成にすることができる。但し、この実施形態のように、
連結用突起11を支持杆12の下端部に形成して係合突
起9と一体化することによって、従来のように連結用突
起11を例えばU字状の板ばねに取り付けるなどして個
別に設ける必要がなく、それによってコストの低廉化を
図ることができる上、連結ピンの取り付け作業が簡単と
なる。
ンは、本体の内部に、支持杆の上端部に設けられてピン
本体外部より出退する係合突起と、支持杆を介して係合
突起をピン本体外部に突出するように付勢するばねとを
設け、ピン本体に、操作用レバーを有するロック部材を
上下摺動可能に設けると共に、ロック部材を上動させる
ことによって係合突起をばねの付勢力に抗してピン本体
内部へ後退させるカム面をロック部材と支持杆とに設け
たものであるから、操作用レバーを下動させておけば、
係合突起をピン本体の外部に突出するロック状態に保持
でき、従って連結ピンの使用中に、物や作業者の足が係
合突起の先端突出部に当たっても、係合突起は解放状態
とならず、作業上の安全を確保できる。また、下方側足
場建枠に取り付けたピン本体に縦パイプを差し込む際、
及びそのピン本体から縦パイプを抜き出す際には、操作
用レバーによりロック部材を上動させるだけの簡単な操
作で、係合突起を解放状態に保持でき、従って足場建枠
の連結及び取外し作業を容易にしかも安全に行うことが
できる。
この係合突起がばねの付勢力に抗して後退している時で
あっても、その先端部はピン本体の外側面から若干突出
した状態にあって、係合突起の先端部を押圧して係合突
起が更にピン本体内に後退されることにより、ロック部
材が係合突起との押接状態から解放されて、その自重で
下動限位置に落下するようになっているから、足場建枠
の連結に際し、下方側足場建枠に取り付けられたピン本
体に上方側足場建枠を差し込めば、必ずロック部材が下
動限位置へ落下してロック状態となり、従って上下足場
建枠を確実に連結できて、作業の安全を確保できる。
レバーを上下に摺動案内するガイド溝の溝幅より若干幅
広のレバー保持部を一体に設けることによって、ガイド
溝からのレバーの抜け出しを阻止できると共に、ロック
部材の上下動をより確実に行わせることができる。
方に向かって傾斜する滑り面を設け、また係合突起の下
面側先端部に上方に向かって傾斜する副滑り面を形成し
ているから、足場建枠をピン本体に差し込む際に、係合
突起の先端部を押圧してピン本体内へ若干後退させるこ
とにより、足場建枠の差し込み途上で足場建枠の下端部
が係合突起の先端部を下方に押圧し、係合突起は一時的
に解放状態となった後、足場建枠の係合孔に自動的に係
合し、従ってレバーを上動させることなく、足場建枠の
差し込みを行うことができる。また、足場建枠を抜き出
す際も同様に、係合突起の先端部を押圧してピン本体内
へ若干後退させておけば、抜き出し途上で足場建枠の係
合孔が係合突起の副滑り面に係合し、これにより係合突
起がピン本体内へ更に後退して、縦パイプの抜き出しが
可能となる。
本体の外部より突出する連結用突起を設けているから、
連結用突起を例えばU字状の板ばねに取り付けるなどし
て個別に設ける必要がなく、コストの低廉化を図ること
ができる上に、連結ピンの取り付け作業が簡単となる。
結前の状態を示す斜視図である。
合突起がピン本体の外部に突出している状態を示す連結
ピンの外観斜視図、(B)はロック部材が上動限位置に
あって係合突起がピン本体内部へ後退している状態を示
す連結ピンの外観斜視図である。
プに差し込まれた状態の縦断面図である。
起をピン本体内へ後退させた状態を示す連結ピンの縦断
面図である。
込んでいる状態を示す連結ピンの縦断面図である。
込み終えた状態を示す連結ピンの縦断面図である。
起及び連結用突起と、支持杆側に係合するロック部材と
を示す斜視図、(B)はロック部材を内側から見た斜視
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 中空状ピン本体の内部に、ピン本体の内
壁に沿って軸方向に延びる支持杆の上端部に設けられて
ピン本体の外部より出退する係合突起と、支持杆を介し
て係合突起をピン本体外部に突出するように付勢するば
ねとを設け、ピン本体に、外部に操作用レバーを有する
ロック部材を上下摺動可能に設けると共に、このロック
部材を上動させることによって係合突起をばねの付勢力
に抗してピン本体内部へ後退させるためのカム面をロッ
ク部材と前記支持杆とに設けてなる足場建枠用連結ピ
ン。 - 【請求項2】 係合突起の先端部は、この係合突起がば
ねの付勢力に抗して後退している時であっても、その先
端部はピン本体の外側面から若干突出した状態にあり、
係合突起の先端部を押圧して係合突起が更にピン本体内
に後退されることにより、ロック部材が係合突起との押
接状態から解放されて、その自重で下動限位置に落下す
るようになっている請求項1に記載の足場建枠用連結ピ
ン。 - 【請求項3】 操作用レバーには、このレバーを上下に
摺動案内するガイド溝の溝幅より若干幅広のレバー保持
部を一体に設けてなる請求項1又は2に記載の足場建枠
用連結ピン。 - 【請求項4】 係合突起の上面側に下方に向かって傾斜
する滑り面を設けると共に、係合突起の下面側先端部に
上方に向かって傾斜する副滑り面を形成してなる請求項
1〜3の何れかに記載の足場建枠用連結ピン。 - 【請求項5】 支持杆の下端部にピン本体の外部より突
出する連結用突起を設けてなる請求項1〜4の何れかに
記載の足場建枠用連結ピン。
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JP12356898A JP3306001B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 足場建枠用連結ピン |
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1998
- 1998-05-06 JP JP12356898A patent/JP3306001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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