JPH07292958A - 足場用建枠のジョイント - Google Patents

足場用建枠のジョイント

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JPH07292958A
JPH07292958A JP11370194A JP11370194A JPH07292958A JP H07292958 A JPH07292958 A JP H07292958A JP 11370194 A JP11370194 A JP 11370194A JP 11370194 A JP11370194 A JP 11370194A JP H07292958 A JPH07292958 A JP H07292958A
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JP
Japan
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joint
pedestal
locking member
joint body
hook portion
Prior art date
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JP11370194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morisako
博 森迫
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MEIKO KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
MEIKO KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 足場構築と解体作業を迅速に行うことができ
る足場用建枠のジョイントを提供する。 【構成】 ロック機構5は、上端部に上部脚柱材21を
ジョイント本体4の上側挿嵌部42にロックするフック
部51を有すると共に中央部にフック部の上側挿嵌部に
対するロックを解除する操作部52を設けてなる所定長
さの係止部材53と、この係止部材の上端フック部を上
側挿嵌部の挿通孔45から外方に突出させ、かつ、操作
部をジョイント本体の中央に周設した大径鍔部43の挿
通孔46から突出させるように係止部材の背面側に配さ
れたアーチ状板バネ体54から構成されており、係止部
材の下端部をアーチ状板バネ体に支持させて下端部を支
点とし、中央の操作部を操作することにより上端側のフ
ック部をジョイント本体内に没入させてロックを解除さ
せるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場などにおいて
足場用建枠を構築する場合に使用される足場用建枠のジ
ョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、足場用建枠を構築する場合のジョ
イントには、図5で示したように、筒状の上下脚柱材の
端面を受止する大径鍔部B3の上下部に、下部脚柱材A
および上部脚柱材(図示せず)の端部内に夫々挿嵌可能
な上下挿嵌部B1、B2を一体に設けてなる棒状のジョ
イント本体Bと、前記下部脚柱材Aに止め具A1を介し
て取り付けられる接続用のロック体Cとが使用されてい
る。
【0003】そして、これら従来のジョイント本体Bと
ロック体Cを用いて足場用建枠を構築する場合には、先
ず、前記ジョイント本体Bの下側挿嵌部B1を、大径鍔
部B3が下部脚柱材Aの上端面に当接するまで挿嵌し、
また、前記上側挿嵌部B2に上部脚柱材を、その下端面
が大径鍔部B3に当接するまで挿嵌させて接合し、この
後に前記下部脚柱材Aに設けられたロック体Cの長さ方
向他端側を前記上部脚柱材に止め具(下部脚柱材の止め
具A1と同一形状のもの)を介して固定することによ
り、前記下部脚柱材を離脱不能に結合させていた。
【0004】又、構築された足場用建枠を外す場合に
は、前述した場合とは逆の順序で、先ず、前記上部脚柱
材の止め具を操作してロック体Cを上部脚柱材から外し
て、前記上部脚柱材をジョイント本体Bから抜き出し、
かつ、このジョイント本体Bを前記下部脚柱材Aから抜
き取って次の現場での足場構築に備えるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のジョイントによれば、前記上部脚柱材と下
部脚柱材間を結合するためには、前記ジョイント本体B
とロック体Cとの2つの部材を使って結合させる必要が
あり、しかも、ロック体Cの装着と取り外しには止め具
A1を操作する必要があり、これらの部材を取り付けた
り、或いは取り外したりするための時間がかかり、足場
構築の作業時間が長くなってコストが高くなってしまう
問題があった。
【0006】一方、このようなロック体Cの接合手間を
なくしたジョイントとして、中空ジョイント本体の内部
にバネで付勢させたロック機構設けてワンタッチで接合
させるジョイント機構が提供されている。
【0007】このものは、例えば図6に示すように、大
径鍔部B3の上下部に挿嵌部B1、挿嵌部B2を一体に
設けてなる中空ジョイント本体Bの前記上側挿嵌部B2
と大径鍔部B3とに挿通孔D1、D2を夫々設けてお
き、該ジョイント本体Bの内部に上部脚柱材の下端部を
着脱自在にロックするロック機構を内蔵させて構成して
いた。
【0008】この従来のロック機構を図6に従って更に
詳しく説明すると、前記従来のロック機構は、ジョイン
ト本体Bの上側挿嵌部B2の挿通孔D1から突出させて
上部脚柱材の係合孔にロックされるフック部E1を上端
部に設けるとともに、前記大径鍔部B3の挿通孔D2か
ら突出するように位置させて該フック部E1のロックを
解除させる操作部E2を下端部に備えた係止部材Eと、
この係止体Eのフック部E1および操作部E2を前記大
径鍔部および上側挿嵌部に設けた挿通孔D1、D2から
常時突出するように付勢させるアーチ状に湾曲したバネ
体Fとを備えており、操作部E2の背面をバネ体Fの中
間部に固着してジョイント本体Bの中に装着されてい
た。
【0009】上記ジョイントによれば、足場を構築する
場合には、下部脚柱材Aにジョイント本体Bの下側挿嵌
部B1を、その大径鍔部B3が前記下部脚柱材Aの上端
部に当接されるように挿嵌し、また、上側挿嵌部B2に
上部脚柱材Gを、その下端部が前記大径鍔部B3に当接
されるように挿嵌させて接合する。この時、上部脚柱材
Gには、ジョイント本体Bの上側挿嵌部B2の挿通孔D
1から突出させた係止体Eのフック部E1が係合される
係止孔G1が設けられており、ジョイント本体Bの挿嵌
と同時に上部脚柱材Gの係止孔G1に係止体Eのフック
部E1が係合して上部脚柱材Gとジョイント本体Bが結
合されるようになる。従って、このジョイントによれ
ば、先に説明したロック体Cと止め具A1を操作する場
合に比べて短時間で足場の構築が行えるという利点を有
していた。
【0010】しかしながら、上記従来のロック機構を内
蔵させたジョイントにおいては、ロック機構を解除する
場合には、操作部E2を押し込んで係止体Eのフック部
E1と上部脚柱材Gの係合を解除するものであるが、こ
のジョイントによれば操作部E2の背面をバネ体Fに固
着して付勢させているので、操作部E2を押し込むと該
操作部E2の背面固着部のバネ体部分は押し下げられる
が、バネ体Fはその押し下げ力に比例して弾性復元力が
増大するので、操作部E2の背面固着部から上方のバネ
体部分がその弾性復元力によって係止部材Eの背面をそ
の上端フック部E1が係止孔G1に係止する方向に押圧
し、フック部E1と上部脚柱材Gの係止孔G1の係止状
態がきつくなって図7に示すごとくフック部E1と上部
脚柱材Gの係止孔G1とが抜け難くなり、フック部E1
と上部脚柱材Gの係止孔G1の噛み合い部分が外れない
まま操作部E2だけが押し込まれてしまい、フック部E
1をさらに別の工具等でジョイント本体内に大きく押し
込まなければロックを解除させることができないという
問題点があった。
【0011】本発明は、上記従来ジョイントの問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
上部脚柱材と下部脚柱材とを1つの部材で接合させるこ
とができ、しかも、これらの各脚柱材の結合及び取り外
しをワンタッチで確実に行うことができるようにして、
足場構築と解体作業を迅速に行い施工コストを削減する
ことができる足場用建枠のジョイントを提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、脚柱材の上端部を着脱自在にロックする
ロック機構をジョイント本体に内蔵させた足場用建枠の
ジョイントであって、脚柱材の係合孔にロックされるフ
ック部と、前記大径鍔部の挿通孔から突出するように位
置させて該フック部のロックを解除させる操作部とを備
えた所定長さの係止部材を、この係止部材の下端部を支
点にしてアーチ状板バネ体の上で揺動自在に支持させる
ことにより、操作部の押し込みによって確実にフック部
を脚柱材から解除することができるようにしたものであ
る。
【0013】すなわち、本発明は、大径鍔部を中央にし
てその上下に、筒状の上下脚柱材の端部を被嵌させる上
下挿嵌部を一体に設け、且つ上記大径鍔部と上側挿嵌部
との一側面に挿通孔を開設してなる中空のジョイント本
体と、該ジョイント本体に内装されて上部脚柱材の下端
部を着脱自在にロックするロック機構とからなる足場用
建枠のジョイントであって、このロック機構は、上端部
に上記上側挿嵌部に設けた挿通孔から出没自在に突出さ
せて上側脚柱材の下端係合孔に係脱自在に係止するフッ
ク部を有し且つ中央部に上記大径鍔部に設けた挿通孔か
ら出没自在に突出させた操作部を備えてなる所定長さの
係止部材と、上下端をジョイント本体の他側部内面に受
止させて上記係止部材のフック部および操作部を夫々の
挿通孔から常時突出する方向に弾力的に付勢するアーチ
状に湾曲した板バネ体とを備えてなり、この板バネ体に
上記係止部材の下端部を支持させていることを特徴とす
る足場用建枠のジョイントを要旨とするものである。
【0014】
【作用】従って、本発明の足場用建枠のジョイントを用
いて足場用建枠を構築する場合には、先ずジョイント本
体の下側挿嵌部に下部脚柱材の上端部を前記大径鍔部に
当接するまで挿嵌固着させておき、この後前記ジョイン
ト本体の上側挿嵌部に上部脚柱材の下端部を前記大径鍔
部に当接されるまで挿嵌させる。この上部脚柱材の挿嵌
に際してジョイント本体のロック機構を構成する係止部
材のフック部がアーチ状板バネ体に抗してジョイント本
体の内側に後退され、かかる状態で前記挿嵌部に対する
脚柱材の挿嵌が行われ、そして、この脚柱材に設けた係
合孔が前記挿嵌部に形成した挿通孔と対向合致された
時、前記フック部が外側に付勢されて挿通孔から係合孔
側に突入されて係合し、脚柱材がジョイント本体にロッ
クされて挿嵌部と脚柱材の嵌合と同時にフック部を脚柱
材の係合孔にロックされるようになる。
【0015】また、以上のように構築された足場用建枠
を取り外す場合には、ジョイント本体に内蔵させた上記
係止部材が、操作部を中央部に設けていると共に下端を
アーチ状板バネ体に支持させているので、中央部に設け
た操作部を押し込むと、上端側に設けたフック部が下端
部を支点にして操作部の押し下げ方向に移動して確実に
脚柱材の係合孔から外れてロックが解除され、前記脚柱
材がジョイント本体からワンタッチで容易に取り外され
るものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明をその一実施例を示す図面に従
って説明する。図4は本発明の足場用建枠のジョイント
の適用例を示し、1は門形状に形成された脚柱ユニット
であって、中空筒状にした左右2本の脚柱材11、11
を備え、これら各脚柱材11の上端部近くには、足場板
などが取り付けられる支持杆12を架設すると共に、前
記各脚柱材11の下端部には下方側に配設される脚柱材
のジョイントの上部が挿嵌されるように形成されてい
る。なお、14は前記各脚柱材11と支持杆12との間
に架設された左右一対の補強用ステーである。また、前
記脚柱ユニット1の上部側には、別の脚柱ユニット2の
脚柱材21をジョイント3を介して順次所定高さまで連
結するものである。
【0017】上記ジョイント3は、図1〜図3で示すよ
うに、前記脚柱ユニットの各脚柱材11と別の脚柱ユニ
ット11における各脚柱材11とを連結する中空筒状と
されたジョイント本体4と、このジョイント本体4内に
配設されるロック機構5とから構成される。
【0018】前記ジョイント本体4は所定長さにされた
筒体40から成り、この筒体40の長さ方向の中央部に
前記脚柱ユニット1、2の脚柱材11、21の開口端面
を受止する大径鍔部43を一体的に設けていると共に該
大径鍔部43を中央にしてその上下部を脚柱材11、2
1の端部が被嵌する挿嵌部41、42に形成してなるも
のである。なお、大径鍔部43は一体成形によって形成
してもよい。また、前記上側挿嵌部42の上端開口縁部
には、前記上部脚柱材21の下端部に容易に挿嵌可能に
するために円弧状のテーパー面42aを形成している。
【0019】また、前記ジョイント本体4の下側挿嵌部
41に、該挿嵌部41が挿嵌される下部脚柱材11とジ
ョイント本体4を結合するボルト51の挿通孔44を形
成するとともに、前記上側挿嵌部42の正面側には、後
述するロック機構のフック部を出没させる挿通孔45を
形成し、また、筒体40における大径鍔部43の正面側
には筒体40から大径鍔部43を貫通してロック機構の
操作部(後述)を挿通させる挿通孔46が形成されてい
る。
【0020】さらに、上記ジョイント本体4の下側挿嵌
部41が挿嵌される下部脚柱材11には、下側挿嵌部4
1に該脚柱材11をその開口上端面がジョイント本体4
の大径鍔部43に当接するまで挿嵌させたとき、下側挿
嵌部41に形成したボルト挿通孔44と対向される挿通
孔15を設けて、これら各挿通孔15、44間に固定ボ
ルト61を貫通させて、その貫通端部に周知の割りピン
あるいはナット62を螺合することにより、ジョイント
本体4の下側挿嵌部41と下部脚柱材11を結合、固定
させるように形成している。
【0021】一方、上記ジョイント本体4の上側挿嵌部
42が被嵌される上部脚柱材21の下端部には、上側挿
嵌部42に脚柱材21の開口下端面をジョイント本体4
の大径鍔部43が当接されるまで挿嵌させた時に上側挿
嵌部42に設けた挿通孔45と合致してロック機構のフ
ック部が係合される係合孔22が形成されている。
【0022】また、前記ロック機構5は、ジョイント本
体4に内装され、且つ、上端部に上部脚柱材21をジョ
イント本体4の上側挿嵌部42にロックするためのフッ
ク部51を正面側に向かって屈曲形成していると共に、
中央部に該フック部51の形成方向と同一方向に向けて
フック部51による前記上側挿嵌部42に対するロック
を解除させるための操作部52を形成してなる所定長さ
の係止部材53と、この係止部材53の背面側を押圧し
てフック部51と操作部52とを上側挿嵌部42の挿通
孔45と大径鍔部43の挿通孔46から夫々外方に突出
させているアーチ状に湾曲した板バネ体54とから構成
されており、該アーチ状板バネ体54の上下端部をジョ
イント本体4の背面部内面に受止させている。さらに、
係止部材53の中央操作部52の部分から下方に延設し
てなる下半部の下端部背面をアーチ状板バネ体54の下
部に固定もしくは係止して、該下端部55を支点にして
係止部材53の上端フック部51を挿嵌部45から出没
する方向に移動させるように構成している。
【0023】すなわち、操作部52をジョイント本体4
の外側から内側に向かって押し込むと、係止部材53が
下端部55を支点にして後方に揺動し、上端フック部5
1が操作部52の押し込み深さ(内側に向かって押し込
まれた変位量)よりも大きな深さでジョイント本体4の
内側に押し込まれて上側挿嵌部42の挿通孔45に対し
確実に後退するように形成されている。
【0024】具体的には、アーチ状板バネ体54の上下
端部を外側に屈曲させてジョイントキ本体4の背面側内
面に上下摺動自在に当接した支持部56、56に形成す
るとともに、アーチ状板バネ体54の最も頂点の部分に
係止部材53の操作部52を位置させておき、該操作部
52を中央にして上端側フック部51とは反対側の下端
部55に前記アーチ状板バネ体54と固着される固定部
57を形成し、該固定部57に固着される固定突起58
をアーチ状板バネ体54の上面に設けてある。従って、
この係止部材53の固定部57とアーチ状板バネ体54
の固定突起58の固着部分を支点にして、係止部材53
のフック部51と操作部52がジョイント本体4の上側
挿嵌部42と大径鍔部43の挿通孔45,46に対して
それぞれ進退するようにアーチ状板バネ体54の上で揺
動するものである。なお、上記係止部材53の下端部5
5における固定部57と、アーチ状板バネ体54の固定
突起58は両者を固着して支点を構成させた場合を示し
たが、前記固定部57と固定突起58は、適宜係止体に
よって係合させておいてもよい。
【0025】次に、上記構成による足場用建枠にジョイ
ントの使用例について説明する。先ず、前記ジョイント
3を用いて足場用建枠を構築する場合には、脚柱ユニッ
ト1の脚柱材11の上端開口部側に前記ジョイント本体
4の下側挿嵌部41を、その大径鍔部43が脚柱材11
の開口上端面に当接するまで挿嵌させ、この後、該脚柱
材11に設けた挿通孔15と前記下側挿嵌部41に形成
したボルト挿通孔44との間に固定ボルト61を貫通さ
せて、その貫通端部に図示しない周知の割りピンあるい
はナット62を螺締することにより、ジョイント本体4
と下部脚柱材11とを予め固着結合させておく。また2
段,3段の脚柱材の上端部にも夫々同様に固着結合させ
ておくものである。
【0026】しかるのち、上記ジョイント本体4の上側
挿嵌部42に上段側の脚柱ユニット2における脚柱材2
1を、その開口下端面がジョイント本体4の大径鍔部3
2上に当接されるまで挿嵌させる。この挿嵌時には、図
3で示すように、前記脚柱材21により前記ロック機構
5を構成する係止部材53のフック部51がアーチ状板
バネ体54に抗してジョイント本体4内に後退し、この
ような状態で上側挿嵌部42に対する前記脚柱材21の
挿嵌が行われるものであり、そして、この脚柱材21に
設けた係合孔22が上側挿嵌部42に形成した挿通孔4
5と対向したとき、前記フック部51が前記挿通孔45
から係合孔22内に突入合致するように構成されている
ため突入して係合し、前記脚柱材21がジョイント本体
4の上側挿嵌部42にロックされて、前記各脚柱材1
1、21が図2に示したようにジョイント3を介して一
体に結合される。
【0027】さらに、以上のように構築された足場用建
枠を取り外す場合には、前記各脚柱材11、21を取り
外すのであるが、このとき、前記係止部材53の操作部
52を前記アーチ状板バネ体54に抗してジョイント本
体4の内側に押し込むことにより、係止部材53の下端
部55を支点に、中央部の操作部52を力点に、上端側
フック部51を作用点にして、テコの原理によってアー
チ状板バネ体54を押し下げるようにしながらフック部
51が前記係合孔22内から抜け出て前記上側挿嵌部4
2内に後退し、フック部51によるロックが解除され
る。このフック部51のロック解除によって脚柱材21
が前記ジョイント本体4の上側挿嵌部42から取り外さ
れるものである。
【0028】又、前記下部脚柱材11とジョイント本体
4の下側挿嵌部41との間に挿通させた固定ボルト61
を取り外すことにより前記ジョイント本体4の下側挿嵌
部41が下部脚柱材11から取り外すこともできるが、
次の現場での使用等を考慮すれば取り外しの必要がな
く、万一ロック機構が損傷した場合にのみ取り外せばよ
い。
【0029】以上のように、本発明のジョイント3を使
用することにより、前記ジョイント本体4と各脚柱材1
1、21との結合をワンタッチ操作で確実に簡単に行う
ことができ、しかも取り外しの際に、フック部51が上
部脚柱材21の係合孔22に噛み合って抜け難くなった
場合でも、操作部52を押し込むと確実にフック部51
が後退されてジョイント本体4と上部脚柱材21とがワ
ンタッチで取り外すことができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の足場用建枠の
ジョイントは、大径鍔部を中央にしてその上下に、筒状
の上下脚柱材の端部を被嵌させる上下挿嵌部を一体に設
け、且つ上記大径鍔部と上側挿嵌部との一側面に挿通孔
を開設してなる中空のジョイント本体と、該ジョイント
本体に内装されて上部脚柱材の下端部を着脱自在にロッ
クするロック機構とからなる足場用建枠のジョイントで
あって、このロック機構は、上端部に上記上側挿嵌部に
設けた挿通孔から出没自在に突出させて上側脚柱材の下
端係合孔に係脱自在に係止するフック部を有し且つ中央
部に上記大径鍔部に設けた挿通孔から出没自在に突出さ
せた操作部を備えてなる所定長さの係止部材と、上下端
をジョイント本体の他側部内面に受止させて上記係止部
材のフック部および操作部を夫々の挿通孔から常時突出
する方向に弾力的に付勢するアーチ状に湾曲した板バネ
体とを備えてなり、この板バネ体に上記係止部材の下端
部を支持させているので、足場用建枠を構築する場合に
は、脚柱材の挿嵌に際してジョイント本体のロック機構
を構成する係止部材のフック部がアーチ状板バネ体に抗
してジョイント本体の内側に後退されて脚柱材の挿嵌が
行われ、脚柱材の係合孔が挿嵌部の挿通孔と対向合致さ
れた時、前記フック部が外側に付勢されて挿通孔から係
合孔側に突入されて係合して脚柱材がジョイント本体に
ロックされるようになり、ジョイント本体の挿嵌部と脚
柱材とをワンタッチ操作で簡単に結合して足場用建枠の
接合施工を短時間で行うことができるものである。
【0031】また、構築された足場用建枠を取り外す場
合には、前記ジョイント本体の大径鍔部の挿通孔から突
出させた係止部材の中央部に設けている操作部をジョイ
ント本体の内側に押し込むことにより、係止部材の下端
部を支点として上端側のフック部をテコの作用で前記係
合孔からジョイント本体内に円滑に没入させることがで
き、フック部のロック解除が確実に行えるものである。
このフック部のロック解除によって脚柱材が前記ジョイ
ント本体の挿嵌部からワンタッチ操作で簡単かつ確実に
取り外しできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の足場用建枠のジョイントを示す正面
図、
【図2】図1の足場用建枠のジョイントの縦断側面図、
【図3】図1の足場用建枠のジョイントの作動状態を示
す縦断側面図、
【図4】同ジョイントによる足場用建枠の構築状態を示
す一部省略した側面図、
【図5】従来のジョイントを示す斜視図、
【図6】従来の他のジョイントを示す縦断側面図、
【図7】図6のロック解除の操作を説明する縦断側面
図。
【符号の説明】
11,21 脚柱材 22 係合孔 4 ジョイント本体 41,42 挿嵌部 43 大径鍔部 45,46 挿通孔 5 ロック機構 51 フック部 52 操作部 53 係止部材 54 アーチ状板バネ体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径鍔部を中央にしてその上下に、筒状
    の上下脚柱材の端部を被嵌させる上下挿嵌部を一体に設
    け、且つ上記大径鍔部と上側挿嵌部との一側面に挿通孔
    を開設してなる中空のジョイント本体と、該ジョイント
    本体に内装されて上部脚柱材の下端部を着脱自在にロッ
    クするロック機構とからなる足場用建枠のジョイントで
    あって、このロック機構は、上端部に上記上側挿嵌部に
    設けた挿通孔から出没自在に突出させて上側脚柱材の下
    端係合孔に係脱自在に係止するフック部を有し且つ中央
    部に上記大径鍔部に設けた挿通孔から出没自在に突出さ
    せた操作部を備えてなる所定長さの係止部材と、上下端
    をジョイント本体の他側部内面に受止させて上記係止部
    材のフック部および操作部を夫々の挿通孔から常時突出
    する方向に弾力的に付勢するアーチ状に湾曲した板バネ
    体とを備えてなり、この板バネ体に上記係止部材の下端
    部を支持させていることを特徴とする足場用建枠のジョ
    イント。
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